JP2865987B2 - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JP2865987B2
JP2865987B2 JP23403093A JP23403093A JP2865987B2 JP 2865987 B2 JP2865987 B2 JP 2865987B2 JP 23403093 A JP23403093 A JP 23403093A JP 23403093 A JP23403093 A JP 23403093A JP 2865987 B2 JP2865987 B2 JP 2865987B2
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洋 古川
義和 野村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバをメカニ
カルに切替えて接続させる光スイッチに係り、特に接続
時の反射を抑えるべく屈折率整合剤(以下整合剤と略
す)が封入された整合剤槽中での光ファイバの接続を図
る光スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、N×Mスイッチを実現するにあた
り、ボールネジ方式の移動機構を備えた光スイッチが開
発されている。この移動機構は、ドライブシャフトの端
部にパルスモータ等の駆動源を接続し、パルスモータに
パルスパワーを加えてドライブシャフトを回転させ、移
動ヘッドを固定側ファイバ列の端面に沿って移動させる
ように構成されている。
【0003】ところで、このような移動機構の駆動源と
しては、DCサーボモータが一般的であったが、このD
Cサーボモータでは高精度位置決めを行うための位置検
出センサ等を使用した制御装置が高価であり、制御ソフ
トの作製にもコストを要する。
【0004】また、このDCサーボモータは、常時位置
検出センサからの位置信号を制御系へフィードバックし
ているため、停止状態でもモータの出力軸が常に微小角
だけ振れており、フェルールを用いずに光ファイバ端面
間の位置合せを行ない、接続させる方式の光スイッチで
は、光ファイバ端面間の接続安定化が困難であるという
問題を有している。
【0005】そこで、制御系の構成の簡単なパルスモー
タが使用されつつあり、パルスモータの原理上、無入力
の場合はロータが永久磁石で固定されるために接続安定
化が図れ、入力パルス数とドライブシャフトの回転数
(移動ヘッドの移動量)が比例するから、制御ソフトも
非常に単純であるという利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にパル
スモータの回転トルクは、DCサーボモータよりも小さ
く、またDCサーボモータのようなフィードバック系が
ないために、ドライブシャフトに何らかの原因で過大な
負荷が作用した場合には脱調を起こし、移動ヘッドの位
置決めが不能になるという問題があった。
【0007】さらに、移動ヘッドの位置決めは、繰り返
して切替接続する場合において、一端、移動ヘッドを原
点に復帰させてから次の位置決めをするのではなく、現
在の移動ヘッドの位置を基準にして位置決めをするので
あるから、繰り返して位置決め動作を行うと、ボールネ
ジ機構のバックラッシュによる誤差が累積してしまい、
位置決め不能となる。
【0008】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、駆動源としてDCサーボモータ以外のものを使用し
ても、移動側及び固定側の光ファイバについてのメカニ
カルな接続に際しこれらの繰り返し正確な位置決めを行
うことができる光スイッチを低コストで提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は少なく
とも1本の移動側光ファイバが搭載された移動ヘッド
と、この移動ヘッドを移動させる駆動源と、前記移動ヘ
ッドの移動経路に沿って併設された交番磁極の磁石列
と、この磁石列の磁気を検出する前記移動ヘッド上の磁
気センサと、この磁気センサが検出した前記磁石列の交
番磁極から前記移動ヘッドの位置情報を算出し、この位
置情報に基づき前記駆動源の駆動制御を行う演算制御装
置とを有し、前記移動ヘッド上の移動側光ファイバが前
記駆動源によって、固定側光ファイバに沿って移動する
ことにより、前記移動側光ファイバが所望の固定側光フ
ァイバと接続されるものである。
【0010】
【作用】この発明では、MR素子等の磁気センサが磁石
列の磁気を検出して演算制御装置が移動ヘッドの位置を
算出するようになっている。また、この演算制御装置
は、算出した移動ヘッドの位置から回転駆動源を駆動制
御し、これによって移動ヘッドを所望の位置まで移動さ
せるようになっているが、移動すべき所要の位置と実際
の移動ヘッドの位置との間に誤差が生じているときに
は、これを補償するように回転駆動源にフィードバック
制御をかけ、位置決め動作に伴う検出位置の累積誤差の
発生を防止するようになっている。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について添付図面
を参照しながら説明する。図1は、この発明に係る光ス
イッチの要部を示す概略図であり、この実施例の光スイ
ッチは、整合剤1で満された本体2の整合剤槽21内に
おいて、固定された複数本(この実施例では6本)の光
ファイバ(固定側光ファイバ)3の端部と1本の光ファ
イバ(移動側光ファイバ)4の端部とからなる接続部及
び移動側光ファイバ4の端部を所望の固定側光ファイバ
3の端部まで移動させる移動ヘッド5が収容されてい
る。なお、この整合剤1は、光ファイバの屈折率を整合
させてフレネル反射を最小限に抑えるためのものであ
り、液体状のシリコンオイルが使用されている。
【0012】移動ヘッドは、整合剤槽21内に回転自在
に配設したドライブシャフト6に螺合されており、この
ドライブシャフト6の回転する駆動源であり整合剤槽2
1外部の本体2に取付けてあるパルスモータ7によって
ドライブシャフト6上をスライドシャフト61に沿って
移動するようになっている。また、この移動ヘッド5に
は、MR素子8を使用した磁気センサが取付けられてお
り、ドライブシャフト6と平行にリニアに並設させた磁
石列9の磁気を検出することから移動ヘッド5の(現
在)位置を検出するようになっているが、特に繰り返し
て位置決め動作を行ったときの誤差防止のため、図2に
示す演算制御装置10によりフィードバックをかけ、正
確な位置決めが行えるようになっている。
【0013】この実施例で磁気センサとして使用される
MR素子8は、一般にはインジウム(In ),アンチモ
ン(Sb )等の半導体材料によりなるものと、パーマロ
イやニッケル(Ni),コバルト(CO )等の強磁性体
材料によりなるものとがあり、何れも多くは薄膜型・櫛
歯型のタイプで1個或は数個を組合せて使用している。
この実施例のMR素子8は、薄膜型の金属皮膜抵抗が用
いられており、この特徴として磁界の印加方向が電流の
方向と平行ならばセンサ抵抗値が最大となり、電流の方
向と直交するならば最小となるものである。またこの実
施例のMR素子8は、一対のMRパターンを後に説明す
る磁石列9のNS(磁極)ピッチと同間隔で配設させて
おり、出力信号は交流波形となる。なお、この実施例で
は磁気センサとしてMR素子を使用しているが、これ以
外に例えば位置決め精度が多少劣るがホール素子を使用
してもよい。
【0014】磁石列9は、移動ヘッド5の移動経路(こ
の実施例では図1において上下直線方向)に沿い併設さ
れた、つまり定ピッチ(数μm〜数十μm)で交互に
N.S磁極91が配設された交番磁極(N,S,N,
S,…,N,S)から構成されており、MR素子8によ
ってこの各磁極に対応して出力された交流波形信号の波
数を演算制御装置10によってカウントするようになっ
ている。
【0015】演算制御装置10は、図2に示すように入
力がMR素子8の出力と接続されており、このMR素子
8から出力される交流波形信号の波形数をカウントする
ことにより、移動ヘッド5の位置を正確に算出するよう
になっている。また、この演算制御装置10は、出力が
パルスモータ7に接続されており、このパルスモータ7
に入力したステップ入力信号数に対応して移動ヘッド5
が正しく追従していないときには、その差分(誤差分)
を補償するようにこの演算制御装置10からパルスモー
タ7へ所要のパルス信号を入力させ、これによって移動
ヘッド5のフィードバック制御をかけるようになってい
る。なお、上記実施例はボールネジ方式の移動機構につ
いて説明したが、要は磁気検知方式の位置決めであり、
本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、これ以
外の方式、例えば移動ヘッドをリニアモータで構成する
方式等の様々な光ファイバ位置決めに適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
る光スイッチによれば、磁気センサによって交番磁石の
磁石列による磁気を検出し、この磁気センサから出力さ
れる波形信号に基づいて磁極のピッチに対応した高精度
の位置検出を行うことができるようになっている。しか
も、この発明によれば、演算制御装置を用いて回転駆動
源のフィードバック制御をかけるようになっており、原
点へ立帰らず現在位置からそのまま次の位置へと移動を
繰り返す位置決め動作を行っても累積誤差の発生防止が
図れるので、DCサーボモータ以外の回転駆動源を用い
た場合でも安定して正確な光ファイバの接続が可能にな
り、延いては低コストで高精度の光スイッチが提供でき
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光スイッチを示す要部概略図。
【図2】この発明に係る光スイッチの電気的接続を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1 整合剤 2 本体 21 整合剤槽 3 (固定側)光ファイバ 4 (移動側)光ファイバ 5 移動ヘッド 6 ドライブシャフト 7 パルスモータ(回転駆動源) 8 MRセンサ(磁気センサ) 9 磁石列 10 演算制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の移動側光ファイバが搭
    載された移動ヘッドと、 この移動ヘッドを移動させる駆動源と、 前記移動ヘッドの移動経路に沿って併設された交番磁極
    の磁石列と、 この磁石列の磁気を検出する前記移動ヘッド上の磁気セ
    ンサと、 この磁気センサが検出した前記磁石列の交番磁極から前
    記移動ヘッドの位置情報を算出し、この位置情報に基づ
    き前記駆動源の駆動制御を行う演算制御装置とを有し、 前記移動ヘッド上の移動側光ファイバが前記駆動源によ
    って、固定側光ファイバに沿って移動することにより、
    前記移動側光ファイバが所望の固定側光ファイバと接続
    されることを特徴とする光スイッチ。
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