JP2863781B1 - 放射性物質含有ダスト捕集用フィルターの交換方法及びその交換装置 - Google Patents
放射性物質含有ダスト捕集用フィルターの交換方法及びその交換装置Info
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- JP2863781B1 JP2863781B1 JP1772598A JP1772598A JP2863781B1 JP 2863781 B1 JP2863781 B1 JP 2863781B1 JP 1772598 A JP1772598 A JP 1772598A JP 1772598 A JP1772598 A JP 1772598A JP 2863781 B1 JP2863781 B1 JP 2863781B1
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Abstract
【要約】
【課題】 直接的な人手によらず遠隔操作により安全な
作業性と作業時間の短縮を行うと共に廃棄物発生量の低
減をはかることができる。 【解決手段】 新しいフィルター１ａを密封した搬入ボ
ックス２へ搬入する工程と、この搬入ボックス２内の新
しいフィルター１ａを遮蔽ボックス６内に設置した密閉
ボックス９内のコンベア１０上へ送る工程と、この密閉
ボックス９内のコンベア１０上の新しいフィルター１ａ
を密閉した収納容器１２内へ搬入する工程と、この新し
いフィルター１ａを収納した収納容器１２を核燃料処理
施設のフィルターユニット２０上へ配置する工程と、こ
のフィルターユニット２０内の使用済フィルター１ｂを
取外し、収納容器１２内へ移送する工程と、収納容器１
２内の新しいフィルター１ａをフィルターユニット２０
に取付ける工程と、収納容器１２を移送し、密閉ボック
ス９内のコンベア１０上へ使用済フィルター１ｂを搬入
する工程と、この密閉ボックス９内の使用済フィルター
１ｂをシュート２５より排出する工程との段階からな
る。
作業性と作業時間の短縮を行うと共に廃棄物発生量の低
減をはかることができる。 【解決手段】 新しいフィルター１ａを密封した搬入ボ
ックス２へ搬入する工程と、この搬入ボックス２内の新
しいフィルター１ａを遮蔽ボックス６内に設置した密閉
ボックス９内のコンベア１０上へ送る工程と、この密閉
ボックス９内のコンベア１０上の新しいフィルター１ａ
を密閉した収納容器１２内へ搬入する工程と、この新し
いフィルター１ａを収納した収納容器１２を核燃料処理
施設のフィルターユニット２０上へ配置する工程と、こ
のフィルターユニット２０内の使用済フィルター１ｂを
取外し、収納容器１２内へ移送する工程と、収納容器１
２内の新しいフィルター１ａをフィルターユニット２０
に取付ける工程と、収納容器１２を移送し、密閉ボック
ス９内のコンベア１０上へ使用済フィルター１ｂを搬入
する工程と、この密閉ボックス９内の使用済フィルター
１ｂをシュート２５より排出する工程との段階からな
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、核燃料処理施設に
おいて、放射性物質含有ダストの捕集に用いられるフィ
ルターの脱着交換方法及びその交換装置に関する。
おいて、放射性物質含有ダストの捕集に用いられるフィ
ルターの脱着交換方法及びその交換装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、核燃料処理施設において、放射性
物質含有ダストの捕集に使用されるフィルター１を取外
し、取付けて交換するには、図９に示すように、先ず核
燃料処理施設の所望のフィルターユニット２０上に底板
２７が開閉可能な遮蔽容器２８を配置した後、この遮蔽
容器２８の底板２７を両側に開放する。
物質含有ダストの捕集に使用されるフィルター１を取外
し、取付けて交換するには、図９に示すように、先ず核
燃料処理施設の所望のフィルターユニット２０上に底板
２７が開閉可能な遮蔽容器２８を配置した後、この遮蔽
容器２８の底板２７を両側に開放する。
【０００３】次に、遮蔽容器２８の外側をビニールバッ
グ２９で覆い、吊り具３０を使用して、フィルターユニ
ット２０内の重り２１と同時に使用済フィルター１ｂを
吊上げ、遮蔽容器２８内に収納した（図１０）後、遮蔽
容器２８の底板２７を閉じ、遮蔽容器２８全体をビニー
ルバッグ２９で覆い、遮蔽容器２８を包んだビニールバ
ッグ２９を封閉した後、切断具３１でカットして切り離
す。このとき、フィルターユニット２０の開口面を残り
のビニールバッグ２９で封閉しておく（図１１）。
グ２９で覆い、吊り具３０を使用して、フィルターユニ
ット２０内の重り２１と同時に使用済フィルター１ｂを
吊上げ、遮蔽容器２８内に収納した（図１０）後、遮蔽
容器２８の底板２７を閉じ、遮蔽容器２８全体をビニー
ルバッグ２９で覆い、遮蔽容器２８を包んだビニールバ
ッグ２９を封閉した後、切断具３１でカットして切り離
す。このとき、フィルターユニット２０の開口面を残り
のビニールバッグ２９で封閉しておく（図１１）。
【０００４】次に、新しいビニールバッグ２９内に新し
いフィルター１ａを重り２１と共に入れ、フィルターユ
ニット２０の開口面上方に吊り具３０にて配置した（図
１２）後、フィルターユニット２０上面を覆ったビニー
ルバッグ２９をはずして、このフィルターユニット２０
内へ重り２１と共に新しいフィルター１ａをセットした
（図１３）後、フィルターユニット２０内の重り２１の
上面に遮蔽体３２を装填してフィルターユニット２０の
開口面をビニールシートで覆って（図１４）フィルター
の脱着交換を行っていた。
いフィルター１ａを重り２１と共に入れ、フィルターユ
ニット２０の開口面上方に吊り具３０にて配置した（図
１２）後、フィルターユニット２０上面を覆ったビニー
ルバッグ２９をはずして、このフィルターユニット２０
内へ重り２１と共に新しいフィルター１ａをセットした
（図１３）後、フィルターユニット２０内の重り２１の
上面に遮蔽体３２を装填してフィルターユニット２０の
開口面をビニールシートで覆って（図１４）フィルター
の脱着交換を行っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の構成のフィルターの脱着交換にあっては、これら
の各作業工程が遠隔操作されず、直接的な人手によって
行われていたために、作業員の被爆、汚染等の発生を起
こしやすいと共に、多大な作業時間を必要とするという
問題があった。また、この作業場における除染作業によ
って廃棄物を発生するという問題があった。
従来の構成のフィルターの脱着交換にあっては、これら
の各作業工程が遠隔操作されず、直接的な人手によって
行われていたために、作業員の被爆、汚染等の発生を起
こしやすいと共に、多大な作業時間を必要とするという
問題があった。また、この作業場における除染作業によ
って廃棄物を発生するという問題があった。
【０００６】そこで、本発明は、このような従来のフィ
ルターの脱着交換が有していた課題を解決したものであ
って、直接的な人手によらず遠隔操作により安全な作業
性と作業時間の短縮を行うと共に廃棄物発生量の低減を
はかったことを目的とした放射性物質含有ダスト捕集用
フィルターの交換方法及びその交換装置を提供しようと
するものである。
ルターの脱着交換が有していた課題を解決したものであ
って、直接的な人手によらず遠隔操作により安全な作業
性と作業時間の短縮を行うと共に廃棄物発生量の低減を
はかったことを目的とした放射性物質含有ダスト捕集用
フィルターの交換方法及びその交換装置を提供しようと
するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の構成を実施例説明において使用した符号を用
いて説明すると、本発明は、新しいフィルター１ａを密
封した搬入ボックス２へ搬入する工程と、この搬入ボッ
クス２内の新しいフィルター１ａを遮蔽ボックス６内に
設置した密閉ボックス９内のコンベア１０上へ送る工程
と、この密閉ボックス９内のコンベア１０上の新しいフ
ィルター１ａを密閉した収納容器１２内へ搬入する工程
と、この新しいフィルター１ａを収納した収納容器１２
を核燃料処理施設のフィルターユニット２０上へ配置す
る工程と、このフィルターユニット２０内の使用済フィ
ルター１ｂを取外し、収納容器１２内へ移送する工程
と、収納容器１２内の新しいフィルター１ａをフィルタ
ーユニット２０に取付ける工程と、収納容器１２を移送
し、密閉ボックス９内のコンベア１０上へ使用済フィル
ター１ｂを搬入する工程と、この密閉ボックス９内の使
用済フィルター１ｂをシュート２５より排出する工程と
の段階からなる構成としている。
の本発明の構成を実施例説明において使用した符号を用
いて説明すると、本発明は、新しいフィルター１ａを密
封した搬入ボックス２へ搬入する工程と、この搬入ボッ
クス２内の新しいフィルター１ａを遮蔽ボックス６内に
設置した密閉ボックス９内のコンベア１０上へ送る工程
と、この密閉ボックス９内のコンベア１０上の新しいフ
ィルター１ａを密閉した収納容器１２内へ搬入する工程
と、この新しいフィルター１ａを収納した収納容器１２
を核燃料処理施設のフィルターユニット２０上へ配置す
る工程と、このフィルターユニット２０内の使用済フィ
ルター１ｂを取外し、収納容器１２内へ移送する工程
と、収納容器１２内の新しいフィルター１ａをフィルタ
ーユニット２０に取付ける工程と、収納容器１２を移送
し、密閉ボックス９内のコンベア１０上へ使用済フィル
ター１ｂを搬入する工程と、この密閉ボックス９内の使
用済フィルター１ｂをシュート２５より排出する工程と
の段階からなる構成としている。
【０００８】また、新しいフィルター１ａを搬入ボック
ス２内へ搬入し、この搬入ボックス２内の新しいフィル
ター１ａを密閉ボックス９内のコンベア１０上へ移送す
る移送機構イと、密閉ボックス９内のコンベア１０を駆
動する駆動機構ロと、密閉ボックス９内の新しいフィル
ター１ａを収納容器１２内へ、またフィルターユニット
２０の使用済フィルター１ｂを取外し、収納容器１２内
へ、更に収納容器内の新しいフィルター１ａをフィルタ
ーユニット２０内へ取付け、収納容器１２内の使用済フ
ィルター１ｂを密閉ボックス９内へ転送する脱着転送機
構ニと、密閉ボックス９内のコンベア１０上へ移送され
た使用済フィルター１ｂをシュート２５に排出する排出
機構ホとを設けた構成としている。
ス２内へ搬入し、この搬入ボックス２内の新しいフィル
ター１ａを密閉ボックス９内のコンベア１０上へ移送す
る移送機構イと、密閉ボックス９内のコンベア１０を駆
動する駆動機構ロと、密閉ボックス９内の新しいフィル
ター１ａを収納容器１２内へ、またフィルターユニット
２０の使用済フィルター１ｂを取外し、収納容器１２内
へ、更に収納容器内の新しいフィルター１ａをフィルタ
ーユニット２０内へ取付け、収納容器１２内の使用済フ
ィルター１ｂを密閉ボックス９内へ転送する脱着転送機
構ニと、密閉ボックス９内のコンベア１０上へ移送され
た使用済フィルター１ｂをシュート２５に排出する排出
機構ホとを設けた構成としている。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
に基づいて説明する。図中、図１乃至図５は本発明のフ
ィルター脱着交換の方法を示した工程図、図６は本発明
のフィルターユニット内へフィルターを取付けた状態を
示すフィルター取付状態図、図７は本発明の収納容器を
フィルターユニット上に設置した構造を示す構造図、図
８は本発明の搬入ボックスと密閉ボックスとを示す構造
図である。
に基づいて説明する。図中、図１乃至図５は本発明のフ
ィルター脱着交換の方法を示した工程図、図６は本発明
のフィルターユニット内へフィルターを取付けた状態を
示すフィルター取付状態図、図７は本発明の収納容器を
フィルターユニット上に設置した構造を示す構造図、図
８は本発明の搬入ボックスと密閉ボックスとを示す構造
図である。
【００１０】
【実施例】核燃料処理施設に使用される放射性物質含有
ダスト捕集用の新しいフィルター１ａは密閉した搬入ボ
ックス２内へ搬入工程の移送機構イにて搬入される（図
１）。この移送機構イは吊具３と、この吊具３を上下動
及び左右、前後動する駆動部４とからなっており、搬入
ボックス２の開閉蓋付入口より搬入された新しいフィル
ター１ａは吊具３にて吊上げられて搬入ボックス２内の
テーブル５に設置され、吊具３がはずされる。この移送
機構イは遠隔操作にて操作されている。この搬入ボック
ス２の下面には後述の密閉ボックスの搬入ボックス用連
通口と連通する開閉蓋付出口を設けている。
ダスト捕集用の新しいフィルター１ａは密閉した搬入ボ
ックス２内へ搬入工程の移送機構イにて搬入される（図
１）。この移送機構イは吊具３と、この吊具３を上下動
及び左右、前後動する駆動部４とからなっており、搬入
ボックス２の開閉蓋付入口より搬入された新しいフィル
ター１ａは吊具３にて吊上げられて搬入ボックス２内の
テーブル５に設置され、吊具３がはずされる。この移送
機構イは遠隔操作にて操作されている。この搬入ボック
ス２の下面には後述の密閉ボックスの搬入ボックス用連
通口と連通する開閉蓋付出口を設けている。
【００１１】次に、搬入ボックス２内の新しいフィルタ
ー１ａは密閉ボックス９のコンベア１０上へ送られる
が、この密閉ボックス９は上面に搬入ボックス２と連通
する搬入ボックス用連通口と後述の収納容器用連通口と
を備え、この各連通口にそれぞれ搬入ボックス用遮蔽蓋
７、収納容器用遮蔽蓋８を装着している。
ー１ａは密閉ボックス９のコンベア１０上へ送られる
が、この密閉ボックス９は上面に搬入ボックス２と連通
する搬入ボックス用連通口と後述の収納容器用連通口と
を備え、この各連通口にそれぞれ搬入ボックス用遮蔽蓋
７、収納容器用遮蔽蓋８を装着している。
【００１２】新しいフィルター１ａを密閉ボックス９へ
移送するには、搬入ボックス２の出口の開閉蓋を開放
し、密閉ボックス９の搬入ボックス用遮蔽蓋７を吊具３
にて持ち上げて、搬入ボックス２内のテーブル５上に設
置した後、搬入ボックス２内の新しいフィルター１ａを
吊具３にて吊上げ、搬入ボックス用連通口より後述の密
閉ボックス９内のコンベア１０上へ設置した後、吊具３
をはずし、この吊具３にて搬入ボックス２内の搬入ボッ
クス用遮蔽蓋７を吊り上げて、搬入ボックス用連通口内
へ吊下げ閉鎖する。
移送するには、搬入ボックス２の出口の開閉蓋を開放
し、密閉ボックス９の搬入ボックス用遮蔽蓋７を吊具３
にて持ち上げて、搬入ボックス２内のテーブル５上に設
置した後、搬入ボックス２内の新しいフィルター１ａを
吊具３にて吊上げ、搬入ボックス用連通口より後述の密
閉ボックス９内のコンベア１０上へ設置した後、吊具３
をはずし、この吊具３にて搬入ボックス２内の搬入ボッ
クス用遮蔽蓋７を吊り上げて、搬入ボックス用連通口内
へ吊下げ閉鎖する。
【００１３】密閉ボックス９内の移送工程のコンベア１
０の駆動機構ロはフィルター載置の台となるホイール式
またはローラ式のコンベア１０と、このコンベア１０を
駆動する駆動部１１とからなっており、この駆動部の駆
動により、コンベア１０を左方向に移送させることに
て、搬入ボックス用遮蔽蓋７下方のコンベア１０上の新
しいフィルター１ａを収納容器用遮蔽蓋８下方にまで移
動させる（図２）。この駆動機構ロの駆動部１１はコン
ベア１０を左方向または右方向へと移送切り替え自在と
している。
０の駆動機構ロはフィルター載置の台となるホイール式
またはローラ式のコンベア１０と、このコンベア１０を
駆動する駆動部１１とからなっており、この駆動部の駆
動により、コンベア１０を左方向に移送させることに
て、搬入ボックス用遮蔽蓋７下方のコンベア１０上の新
しいフィルター１ａを収納容器用遮蔽蓋８下方にまで移
動させる（図２）。この駆動機構ロの駆動部１１はコン
ベア１０を左方向または右方向へと移送切り替え自在と
している。
【００１４】密閉した収納容器１２は内部下面にターン
テーブル１３を設け、収納容器１２の下壁に密閉ボック
ス９の収納容器用連通口と連通可能な下壁連通口を設
け、この下壁連通口に下壁連通口用遮蔽蓋１４を装着し
ている。この収納容器１２の移動は吊具とクレーン等で
移動する公知の移動手段によって行われている。１７は
ターンテーブル１３を旋回駆動する旋回駆動部である。
テーブル１３を設け、収納容器１２の下壁に密閉ボック
ス９の収納容器用連通口と連通可能な下壁連通口を設
け、この下壁連通口に下壁連通口用遮蔽蓋１４を装着し
ている。この収納容器１２の移動は吊具とクレーン等で
移動する公知の移動手段によって行われている。１７は
ターンテーブル１３を旋回駆動する旋回駆動部である。
【００１５】収納容器１２内よりフィルター１を脱着、
転送する脱着転送機構ニはフィルター１を吊持ちするグ
リッパ１８と、このグリッパ１８を上下動し、かつ開閉
するグリッパ駆動部１９とからなっている。この脱着転
送機構ニは遠隔操作にて操作されている。このグリッパ
駆動部１９の駆動により、先ず収納容器１２の下壁連通
口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊上げて、ターンテ
ーブル１３上に載置した後、密閉ボックス９の収納容器
用遮蔽蓋８をグリッパ１８にて吊上げターンテーブル１
３上に載置し、更にコンベヤ１０上の新しいフィルター
１ａをグリッパ１８にて吊上げターンテーブル１３上に
載置する。そして、ターンテーブル１３上の収納容器用
遮蔽蓋８をグリッパ１８にて吊上げ収納容器用連通口を
閉鎖した後、ターンテーブル１３上の下壁連通口用遮蔽
蓋１４をグリッパ１８にて吊上げ下壁連通口を閉鎖す
る。
転送する脱着転送機構ニはフィルター１を吊持ちするグ
リッパ１８と、このグリッパ１８を上下動し、かつ開閉
するグリッパ駆動部１９とからなっている。この脱着転
送機構ニは遠隔操作にて操作されている。このグリッパ
駆動部１９の駆動により、先ず収納容器１２の下壁連通
口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊上げて、ターンテ
ーブル１３上に載置した後、密閉ボックス９の収納容器
用遮蔽蓋８をグリッパ１８にて吊上げターンテーブル１
３上に載置し、更にコンベヤ１０上の新しいフィルター
１ａをグリッパ１８にて吊上げターンテーブル１３上に
載置する。そして、ターンテーブル１３上の収納容器用
遮蔽蓋８をグリッパ１８にて吊上げ収納容器用連通口を
閉鎖した後、ターンテーブル１３上の下壁連通口用遮蔽
蓋１４をグリッパ１８にて吊上げ下壁連通口を閉鎖す
る。
【００１６】この新しいフィルター１ａを収納した収納
容器１２は公知の移動手段にて所望のフィルターユニッ
ト２０上方に移動される（図３）。このフィルターユニ
ット２０は核燃料処理施設中に複数配置されており、所
望のフィルターユニット２０上に移動されることとな
る。このフィルターユニット２０は筒状のフィルター１
と、このフィルター上部の重り２１とを設置し、上面に
閉止遮蔽蓋２２を設けている。下端の放射性物質含有ダ
スト供給用パイプ２３から導入されたダストはフィルタ
ー１内に付着され、清浄な空気として排気用パイプ２４
より排出される。
容器１２は公知の移動手段にて所望のフィルターユニッ
ト２０上方に移動される（図３）。このフィルターユニ
ット２０は核燃料処理施設中に複数配置されており、所
望のフィルターユニット２０上に移動されることとな
る。このフィルターユニット２０は筒状のフィルター１
と、このフィルター上部の重り２１とを設置し、上面に
閉止遮蔽蓋２２を設けている。下端の放射性物質含有ダ
スト供給用パイプ２３から導入されたダストはフィルタ
ー１内に付着され、清浄な空気として排気用パイプ２４
より排出される。
【００１７】このフィルターユニット２０の使用済フィ
ルター１ｂを取り替えるには、先ず脱着転送機構ニの駆
動により下壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊
上げ収納容器内のターンテーブル１３上に載置し、次に
フィルターユニット２０、閉止遮蔽蓋２２及び重り２１
をグリッパ１８にて吊上げターンテーブル１３上に載置
し、更に使用済フィルター１ｂをグリッパ１８にて吊上
げターンテーブル１３上に載置し、このターンテーブル
１３上の新しいフィルター１ａをグリッパ１８にて吊上
げフィルターユニット２０内へ装填した後、重り２１、
閉止遮蔽蓋２２を順次グリッパ１８にてフィルターユニ
ット２０内へ装填し、下壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッ
パ１８にて吊上げ、下壁連通口を閉鎖する。
ルター１ｂを取り替えるには、先ず脱着転送機構ニの駆
動により下壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊
上げ収納容器内のターンテーブル１３上に載置し、次に
フィルターユニット２０、閉止遮蔽蓋２２及び重り２１
をグリッパ１８にて吊上げターンテーブル１３上に載置
し、更に使用済フィルター１ｂをグリッパ１８にて吊上
げターンテーブル１３上に載置し、このターンテーブル
１３上の新しいフィルター１ａをグリッパ１８にて吊上
げフィルターユニット２０内へ装填した後、重り２１、
閉止遮蔽蓋２２を順次グリッパ１８にてフィルターユニ
ット２０内へ装填し、下壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッ
パ１８にて吊上げ、下壁連通口を閉鎖する。
【００１８】この使用済フィルター１ｂを収納した収納
容器１２は、公知の移動手段にて収納容器の下壁連通口
と密閉ボックス９の収納容器用連通口とを上下合致させ
る位置まで移動される。そして、脱着転送機構ニにて下
壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊上げ、収納
容器１２内のターンテーブル１３上に載置した後、収納
容器用遮蔽蓋８をグリッパ１８にて吊上げ、ターンテー
ブル１３上に載置し、このターンテーブル１３上の使用
済フィルター１ｂをグリッパ１８にて吊上げ、下壁連通
口、収納容器用連通口を通り密閉ボックス９内のコンベ
ヤ１０上へ載置し（図４）、次に収納容器用遮蔽蓋８を
グリッパ１８にて吊上げ、収納容器用連通口を閉鎖した
後、下壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊上げ
下壁連通口を閉鎖する。
容器１２は、公知の移動手段にて収納容器の下壁連通口
と密閉ボックス９の収納容器用連通口とを上下合致させ
る位置まで移動される。そして、脱着転送機構ニにて下
壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊上げ、収納
容器１２内のターンテーブル１３上に載置した後、収納
容器用遮蔽蓋８をグリッパ１８にて吊上げ、ターンテー
ブル１３上に載置し、このターンテーブル１３上の使用
済フィルター１ｂをグリッパ１８にて吊上げ、下壁連通
口、収納容器用連通口を通り密閉ボックス９内のコンベ
ヤ１０上へ載置し（図４）、次に収納容器用遮蔽蓋８を
グリッパ１８にて吊上げ、収納容器用連通口を閉鎖した
後、下壁連通口用遮蔽蓋１４をグリッパ１８にて吊上げ
下壁連通口を閉鎖する。
【００１９】そして、密閉ボックス９内の使用済フィル
ター１ｂは駆動部１１の駆動によりコンベヤ１０を右方
向に移送させることにて、後述のシュート２５上まで移
動させる（図５）。使用済フィルター１ｂの排出機構ホ
は駆動機構ロのコンベヤ１０最右端の密閉ボックス９下
壁に設けたシュート２５と、このシュート２５を開閉す
るバルブ２６とからなっている。この排出機構ホは遠隔
操作にて操作されている。
ター１ｂは駆動部１１の駆動によりコンベヤ１０を右方
向に移送させることにて、後述のシュート２５上まで移
動させる（図５）。使用済フィルター１ｂの排出機構ホ
は駆動機構ロのコンベヤ１０最右端の密閉ボックス９下
壁に設けたシュート２５と、このシュート２５を開閉す
るバルブ２６とからなっている。この排出機構ホは遠隔
操作にて操作されている。
【００２０】コンベヤ１０上を移動する使用済フィルタ
ー１ｂはコンベヤ１０の最右端で自然にシュート２５内
へ落ち、バルブ２６の解放により外部へ送られる。この
使用済フィルター１ｂの外部移動後、バルブ２６は閉鎖
される。各遮蔽蓋７、８、１４、２２のシール構造は一
重シールまたは二重シールとしている。
ー１ｂはコンベヤ１０の最右端で自然にシュート２５内
へ落ち、バルブ２６の解放により外部へ送られる。この
使用済フィルター１ｂの外部移動後、バルブ２６は閉鎖
される。各遮蔽蓋７、８、１４、２２のシール構造は一
重シールまたは二重シールとしている。
【００２１】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明にいうところの放射性物質含有ダスト捕集用フィル
ターの交換方法及びその交換装置は新しいフィルターを
密封した搬入ボックスへ搬入する工程と、この搬入ボッ
クス内の新しいフィルターを遮蔽ボックス内に設置した
密閉ボックス内のコンベア上へ送る工程と、この密閉ボ
ックス内のコンベア上の新しいフィルターを密閉した収
納容器内へ搬入する工程と、この新しいフィルターを収
納した収納容器を核燃料処理施設のフィルターユニット
上へ配置する工程と、このフィルターユニット内の使用
済フィルターを取外し、収納容器内へ移送する工程と、
収納容器内の新しいフィルターをフィルターユニットに
取付ける工程と、収納容器を移送し、密閉ボックス内の
コンベア上へ使用済フィルターを搬入する工程と、この
密閉ボックス内の使用済フィルターをシュートより排出
する工程との段階からなる構成とした。また、新しいフ
ィルターを搬入ボックス内へ搬入し、この搬入ボックス
内の新しいフィルターを密閉ボックス内のコンベア上へ
移送する移送機構と、密閉ボックス内のコンベアを駆動
する駆動機構と、密閉ボックス内の新しいフィルターを
収納容器内へ、またフィルターユニットの使用済フィル
ターを取外し、収納容器内へ、更に収納容器内の新しい
フィルターをフィルターユニット内へ取付け、収納容器
内の使用済フィルターを密閉ボックス内へ転送する脱着
転送機構と、密閉ボックス内のコンベア上へ移送された
使用済フィルターをシュートに排出する排出機構とを設
けた構成としたものであるから、直接的な人手によらず
遠隔操作により安全な作業性と作業時間の短縮を行うと
共に廃棄物発生量の低減をはかることができるという顕
著な効果を期待することが出来るに至ったのである。
発明にいうところの放射性物質含有ダスト捕集用フィル
ターの交換方法及びその交換装置は新しいフィルターを
密封した搬入ボックスへ搬入する工程と、この搬入ボッ
クス内の新しいフィルターを遮蔽ボックス内に設置した
密閉ボックス内のコンベア上へ送る工程と、この密閉ボ
ックス内のコンベア上の新しいフィルターを密閉した収
納容器内へ搬入する工程と、この新しいフィルターを収
納した収納容器を核燃料処理施設のフィルターユニット
上へ配置する工程と、このフィルターユニット内の使用
済フィルターを取外し、収納容器内へ移送する工程と、
収納容器内の新しいフィルターをフィルターユニットに
取付ける工程と、収納容器を移送し、密閉ボックス内の
コンベア上へ使用済フィルターを搬入する工程と、この
密閉ボックス内の使用済フィルターをシュートより排出
する工程との段階からなる構成とした。また、新しいフ
ィルターを搬入ボックス内へ搬入し、この搬入ボックス
内の新しいフィルターを密閉ボックス内のコンベア上へ
移送する移送機構と、密閉ボックス内のコンベアを駆動
する駆動機構と、密閉ボックス内の新しいフィルターを
収納容器内へ、またフィルターユニットの使用済フィル
ターを取外し、収納容器内へ、更に収納容器内の新しい
フィルターをフィルターユニット内へ取付け、収納容器
内の使用済フィルターを密閉ボックス内へ転送する脱着
転送機構と、密閉ボックス内のコンベア上へ移送された
使用済フィルターをシュートに排出する排出機構とを設
けた構成としたものであるから、直接的な人手によらず
遠隔操作により安全な作業性と作業時間の短縮を行うと
共に廃棄物発生量の低減をはかることができるという顕
著な効果を期待することが出来るに至ったのである。
【図１】本発明のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図２】
本発明のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図３】
本発明のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図４】
本発明のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図５】
本発明のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図６】
本発明のフィルターユニット内へフィルターを
取付けた状態を示すフィルター取付状態図。
取付けた状態を示すフィルター取付状態図。
【図７】
本発明の収納容器をフィルターユニット上に設
置した構造を示す構造図。
置した構造を示す構造図。
【図８】
本発明の搬入ボックスと密閉ボックスとを示す
構造図。
構造図。
【図９】
従来のフイルター脱着交換の方法を示した工程
図。
図。
【図１０】
従来のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図１１】
従来のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図１２】
従来のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図１３】
従来のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
【図１４】
従来のフイルター脱着交換の方法を示した工
程図。
程図。
１ フイルター １ａ 新しいフイルター １ｂ 使用済フイルター ２ 搬入ボックス ３ 吊具 ４ 移送機構の駆動部 ５ テーブル ６ 遮蔽ボックス ７ 搬入ボックス用遮蔽蓋 ８ 収納容器用遮蔽蓋 ９ 密閉ボックス １０ コンベア １１ 駆動機構の駆動部 １２ 収納容器 １３ ターンテーブル １４ 下壁連通口用遮蔽蓋 １７ 旋回駆動部 １８ グリッパ １９ グリッパ駆動部 ２０ フイルターユニット ２１ 重り ２２ 閉止遮蔽蓋 ２３ 放射性物質含有ダスト供給用パイプ ２４ 排気用パイプ ２５ シュート ２６ バルブ ２７ 底板 ２８ 遮蔽容器 ２９ ビニールバッグ ３０ 吊り具 ３１ 切断具 ３２ 遮蔽体 イ 移送機構 ロ 駆動機構 ニ 脱着転送機構 ホ 排出機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 道則 兵庫県尼崎市杭瀬寺島２丁目１番２号 木村化工機株式会社内 (72)発明者 森田 真一 東京都港区赤坂１丁目９番13号 動力 炉・核燃料開発事業団内 (72)発明者 石井 清登 茨城県那珂郡東海村大字村松４番地33 動力炉・核燃料開発事業団 東海事業所 内 (72)発明者 横塚 純一 茨城県那珂郡東海村大字村松４番地33 動力炉・核燃料開発事業団 東海事業所 内 (72)発明者 南 三郎 茨城県那珂郡東海村白方字猿内1482−２ エイ・ティ・エス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G21F 9/02
Claims (2)
- 【請求項１】 核燃料処理施設に用いられる放射性物質
含有ダスト捕集用のフィルターを脱着交換する方法であ
って、新しいフィルター(1a)を密封した搬入ボックス
(2)へ搬入する工程と、この搬入ボックス(2)内の新しい
フィルター(1a)を遮蔽ボックス(6)内に設置した密閉ボ
ックス(9)内のコンベア(10)上へ送る工程と、この密閉
ボックス(9)内のコンベア(10)上の新しいフィルター(1
a)を密閉した収納容器(12)内へ搬入する工程と、この新
しいフィルター(1a)を収納した収納容器(12)を核燃料処
理施設のフィルターユニット(20)上へ配置する工程と、
このフィルターユニット(20)内の使用済フィルター(1b)
を取外し、収納容器(12)内へ移送する工程と、収納容器
(12)内の新しいフィルター(1a)をフィルターユニット(2
0)に取付ける工程と、収納容器(12)を移送し、密閉ボッ
クス(9)内のコンベア(10)上へ使用済フィルター(1b)を
搬入する工程と、この密閉ボックス(9)内の使用済フィ
ルター(1b)をシュート(25)より排出する工程との段階か
らなることを特徴とした放射性物質含有ダスト捕集用フ
ィルターの交換方法。 - 【請求項２】 核燃料処理施設に用いられる放射性物質
含有ダスト捕集用のフィルターを脱着交換する交換装置
であって、新しいフィルター(1a)を搬入ボックス(2)内
へ搬入し、この搬入ボックス(2)内の新しいフィルター
(1a)を密閉ボックス(9)内のコンベア(10)上へ移送する
移送機構(イ)と、密閉ボックス(9)内のコンベア(10)を駆
動する駆動機構(ロ)と、密閉ボックス(9)内の新しいフィ
ルター(1a)を収納容器(12)内へ、またフィルターユニッ
ト(20)の使用済フィルター(1b)を取外し、収納容器(12)
内へ、更に収納容器内の新しいフィルター(1a)をフィル
ターユニット(20)内へ取付け、収納容器(12)内の使用済
フィルター(1b)を密閉ボックス(9)内へ転送する脱着転
送機構(ニ)と、密閉ボックス(9)内のコンベア(10)上へ移
送された使用済フィルター(1b)をシュート(25)に排出す
る排出機構(ホ)とを設けたことを特徴とする放射性物質
含有ダスト捕集用フィルターの交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1772598A JP2863781B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 放射性物質含有ダスト捕集用フィルターの交換方法及びその交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1772598A JP2863781B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 放射性物質含有ダスト捕集用フィルターの交換方法及びその交換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2863781B1 true JP2863781B1 (ja) | 1999-03-03 |
| JPH11202092A JPH11202092A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11951733
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1772598A Expired - Fee Related JP2863781B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 放射性物質含有ダスト捕集用フィルターの交換方法及びその交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2863781B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109273126A (zh) * | 2017-07-18 | 2019-01-25 | 岭东核电有限公司 | 核电厂高效过滤器壳体及其重复利用的方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5904743B2 (ja) * | 2011-10-06 | 2016-04-20 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | フィルタユニット及びその交換装置 |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP1772598A patent/JP2863781B1/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109273126A (zh) * | 2017-07-18 | 2019-01-25 | 岭东核电有限公司 | 核电厂高效过滤器壳体及其重复利用的方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11202092A (ja) | 1999-07-30 |
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