JP2862723B2 - ディジタル信号処理装置 - Google Patents

ディジタル信号処理装置

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JP2862723B2
JP2862723B2 JP4058228A JP5822892A JP2862723B2 JP 2862723 B2 JP2862723 B2 JP 2862723B2 JP 4058228 A JP4058228 A JP 4058228A JP 5822892 A JP5822892 A JP 5822892A JP 2862723 B2 JP2862723 B2 JP 2862723B2
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
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    • H03H17/02Frequency selective networks

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルフィルタ演
算処理が効率よく行えるディジタル信号処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のディジタル信号処理装置
の一構成例を示すブロック図である。このディジタル信
号処理装置は、データの伝送を行うデータバス(BU
S)1、該データバス1上の第1のデータを格納するた
めの第1のデータメモリ(あるいは第1のメモリ手段)
である例えばランダム・アクセス・メモリ(以下、RA
Mという)2、フィルタ係数等の第2のデータを格納す
る第2のデータメモリ(あるいは第2のメモリ手段)
ある例えばリード・オンリ・メモリ(以下、ROMとい
う)3、レジスタイネーブル信号WRENによって該デ
ータバス1上のデータを退避する退避レジスタ(WR)
4、及び制御線から供給されるプリチャージ信号PCに
よって該データバス1をプリチャージするプリチャージ
回路5を有している。RAM2の入力側はデータバス1
に接続され、その出力側がバスドライバ6を介して該デ
ータバス1に接続されている。退避レジスタ4の入力側
はデータバス1に接続され、その出力側がバスドライバ
7を介して該データバス1に接続されている。
【0003】また、データバス1にはMLレジスタ8及
びLLレジスタ9の入力側が接続され、それらの出力側
がセレクタ10を介してKLレジスタ11の入力側に接
続されている。ROM3の出力側はNLレジスタ12の
入力側に接続されている。KLレジスタ11及びNLレ
ジスタ12の出力側には、それらの内容を乗算する乗算
手段としての機能を有する乗算器13の入力側が接続さ
れている。乗算器13の出力側には、加算手段である加
算器14の入力側が接続され、その出力側がアキュムレ
ータ(ACC)15の入力側に接続されている。アキュ
ムレータ15の出力側は、加算器14の入力側にフィー
ドバック接続されると共に、バスドライバ16を介して
データバス1に接続されている。これらのKLレジスタ
11、NLレジスタ12、乗算器13、加算器14及び
アキュムレータ15等により、演算回路が構成されてい
る。
【0004】この種のディジタル信号処理装置では、デ
ータバス1上のデータがMLレジスタ8またはLLレジ
スタ9にラッチされ、それらの内容の一方がセレクタ1
0で選択されてKLレジスタ11にラッチされる。RO
M3内のデータはNLレジスタ12にラッチされる。K
Lレジスタ11の内容とNLレジスタ12の内容とは、
乗算器13で乗算され、その乗算結果が加算器14を通
してアキュムレータ15に格納される。加算器14で
は、乗算器13の乗算結果とアキュムレータ15の内容
とを加算し、その加算結果をアキュムレータ15に格納
する。アキュムレータ15の内容は、バスドライバ16
を介してデータバス1へ出力される。
【0005】データバス1は、アキュムレータ15の出
力をバスドライバ16を介してMLレジスタ8、LLレ
ジスタ9及びRAM2あるいは退避レジスタ4へ転送し
たり、該RAM2の出力を退避レジスタ4、MLレジス
タ8及びLLレジスタ9へ転送したり、さらに退避レジ
スタ4の出力を該RAM2、MLレジスタ8及びLLレ
ジスタ9へ転送するために使われる。このデータバス1
は、プリチャージ信号PCに基づき、各命令サイクル毎
に毎回、プリチャージ回路5によってプリチャージされ
る。
【0006】次に、図2のディジタル信号処理装置を用
いた2次の無限インパルス応答フィルタ(以下、IIR
フィルタという)の実現方法について説明する。図3
は、2次のIIRフィルタの構成例を示す機能ブロック
図である。2次のIIRフィルタは、線形ディジタルフ
ィルタにおいてインパルス応答が無限に縦続するフィル
タである。このIIRフィルタでは、データバス1から
の入力データINを順次加算していく加算手段20〜2
3を有し、その最終段の加算手段23から出力データO
UTが出力される。加算手段20〜23は、図2の加算
器14で実行される。加算手段21の出力側には、図2
のRAM2によって実現される遅延手段24,25が接
続されている。遅延手段24,25の出力側は、乗算手
段26〜29を介して加算手段20〜23の入力側に接
続されている。乗算手段26〜29は、遅延手段24,
25の出力に、図2のROM3に格納されたフィルタ係
数(乗数)を乗算するもので、図2の乗算器13で実行
される。なお、図中のn,n+1,n+2,n+3は、
図2のRAM2及びROM3内のアドレスである。
【0007】図4は、図3の動作を示すタイムチャート
である。なお、図4中のI0〜I4は命令サイクル、B
USはデータバス1、ML,LL,KL,NLは各レジ
スタ8,9,11,12、ACCはアキュムレータ1
5、WRは退避レジスタ4、RAMn ,RAMn+1 はR
AM2内のアドレスn,n+1のデータ、ROMn ,R
OMn+1 ,ROMn+2 ,ROMn+3 はROM3内のアド
レスn,n+1,n+2,n+3のデータである。
【0008】図4の命令サイクルI0では、図3の乗算
手段26及び加算手段20の処理を行うために、RAM
2内のデータRAMn+1 をMLレジスタ8にセットする
と共に、ROM3内のデータROMn をNLレジスタ1
2にセットする。命令サイクルI1では、乗算器13に
よって乗算手段26の処理を行うと共に、加算器14に
よって加算手段20の処理を実行し、該加算手段20の
出力をアキュムレータ15に格納する。さらに次の乗算
手段27と加算手段21の処理のため、RAM2内のデ
ータRAMn をLLレジスタ9に格納すると共に、RO
M3内のデータROMn+1 をNLレジスタ12に格納す
る。RAM2内のデータRAMn は、退避レジスタ4に
も格納する。
【0009】命令サイクルI2では、乗算手段27と加
算手段21の処理を実行し、該加算手段21の出力をア
キュムレータ15に格納すると共に、遅延手段24の値
である退避レジスタ4内のデータRAMn を遅延手段
(RAMn+1 )25へ転送する。さらに次の乗算手段2
8と加算手段22の処理のため、ROM3内のデータR
OMn+2 をNLレジスタ12に格納する。
【0010】命令サイクルI3では、乗算手段28と加
算手段22の処理を実行し、該加算手段22の出力をア
キュムレータ15に格納する。また、前記命令サイクル
I2でのアキュムレータ15の内容(加算手段21の出
力)を遅延手段24へ転送する。さらに次の乗算手段2
9と加算手段23の処理のため、ROM3内のデータR
OMn+3 をNLレジスタ12に格納する。命令サイクル
I4では、乗算手段29と加算手段23の処理を実行
し、該加算手段23の出力をアキュムレータ15に格納
する。以上のような図2の各ブロック間のデータ転送
は、データバス1を通して行われる。このデータバス1
は、図4に示すように、プリチャージ回路5によって各
命令サイクルI0〜I4毎に毎回プリチャージされる。
また、データバス1上のデータは、退避レジスタイネー
ブル信号WRENが“1”のときに退避レジスタ4に格
納される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のディジタル信号処理装置では、次のような課題があ
った。図2のディジタル信号処理装置では、図3に示す
ような2次のIIRフィルタが出力データOUT側に何
段も縦続接続されたような演算をすることが多く、当
然、各命令サイクルI0〜I4の動作速度が速くなり、
それによって消費電力も大きくなる。特に、データバス
1は通常、16ビット以上あり、その配線も非常に長
く、該データバス1を毎回、プリチャージしてデータを
出力するということは、消費電力に対してかなり大きな
要因となっていて、低消費電力化にとっては大きな問題
となっている。
【0012】さらに、図2のようなディジタル信号処理
装置では、それを構成する乗算器13、加算器14、及
びレジスタ類等のように、データのビット数が多くなれ
ばなるほど、その回路規模(ハードウェア量)が多くな
り、装置全体の回路規模が増大するという問題があり、
それを解決することが困難であった。
【0013】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、消費電力及び回路規模を低減することが困難な
点について解決したディジタル信号処理装置を提供する
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、データバス上のデー
タを格納する第1のデータメモリと、フィルタ係数を格
納する第2のデータメモリと、前記データバス上のデー
タを一時記憶するレジスタと、前記レジスタの内容と前
記第2のデータメモリの内容とを乗算する乗算手段と、
前記乗算手段の出力の加算を行う加算手段と、前記加算
手段の出力を記憶して所定のタイミングで前記加算手段
または前記データバスへ出力するアキュムレータと、命
令サイクル毎に供給されるプリチャージ信号によって前
記データバスをプリチャージするプリチャージ回路とを
備え、プログラムに従ってIIRフィルタ演算が行える
ディジタル信号処理装置において、プリチャージ制御回
路を設けている。
【0015】このプリチャージ制御回路は、所定の前記
命令サイクルで供給される退避レジスタイネーブル信
号、前記命令サイクル毎に供給されるクロックパルス、
及び前記プリチャージ信号に基づき、連続する前記命令
サイクルで前記データバスの出力が同じ値となるとき
に、該連続する後の命令サイクルでの前記プリチャージ
回路のプリチャージ動作を規制する回路である。第2の
発明では、第1の発明のプリチャージ制御回路を、前記
クロックパルスで前記退避レジスタイネーブル信号をラ
ッチするラッチ手段と、前記ラッチ手段の出力により前
記プリチャージ信号の論理をとって前記プリチャージ回
路のプリチャージ制御信号を生成するゲート手段とで、
構成している。第3の発明は、ディジタル信号処理装置
において、データバスと、各サイクルの初めにプリチャ
ージ信号を供給する制御線と、第1のアドレスに格納さ
れた第1のデータを第1のサイクルに前記データバスへ
与える第1のメモリ手段であって、前記第1のサイクル
に連続する第2のサイクルに前記データバス上の前記第
1のデータを受取って、前記第1のデータを第2のアド
レスに格納する前記第1のメモリ手段と、第2のデータ
を格納する第2のメモリ手段と、前記データバス及び前
記第2のメモリ手段に接続された演算回路であって、前
記第1のサイクルに前記第1及び第2のデータを受取
り、前記第2のサイクルに前記第1及び第2のデータに
基づいて演算処理を行う前記演算回路と、前記プリチャ
ージ信号に応答して前記データバスを所定の電位にプリ
チャージするプリチャージ回路と、前記第1のサイクル
に前記プリチャージ信号を前記プリチャージ回路に転送
するプリチャージ制御回路であって、前記第2のサイク
ルに前記プリチャージ信号の転送を抑制する前記プリチ
ャージ制御回路とを、備えている。
【0016】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにディジタル
信号処理装置を構成したので、プリチャージ制御回路
は、データバスの出力が、連続する命令サイクルで同じ
値となるとき、その連続する後の命令サイクルでの該デ
ータバスのプリチャージを止めるようにプリチャージ回
路を制御する。これにより、データバスのプリチャージ
回数が減少する。さらに、データバスのプリチャージが
停止されている期間において、該データバスがデータを
保持するので、従来の退避レジスタと同様の働きを行
い、それによって回路規模の削減化が図れる。第2の発
明によれば、ラッチ手段は、クロックパルスで退避レジ
スタイネーブル信号をラッチする。ゲート手段では、ラ
ッチ手段の出力とプリチャージ信号との論理をとってプ
リチャージ制御信号を生成する。このプリチャージ制御
信号によってプリチャージ回路の動作が制御され、バス
ラインのプリチャージ回数が減らされる。第3の発明に
よれば、制御線から供給されたプリチャージ信号が、第
1のサイクル時にプリチャージ制御回路によってプリチ
ャージ回路へ転送され、データバスが所定の電位にプリ
チャージされる。第1のメモリ手段に格納された第1の
データがデータバスに与えられ、このデータバス上の第
1のデータと第2のメモリ手段に格納された第2のデー
タとが、演算回路に入力される。第2のサイクルになる
と、プリチャージ制御回路によってプリチャージ回路へ
のプリチャージ信号の転送が停止される。この第2のサ
イクル時に、演算回路によって第1及び第2のデータに
基づいた演算処理が行われる。これにより、データバス
のプリチャージ回数の減少と、回路規模の削減化が図れ
る。従って、前記課題を解決できるのである。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すディジタル
信号処理装置の構成ブロック図であり、従来の図2中の
要素と共通の要素には共通の符号が付されている。この
ディジタル信号処理装置では、図2の退避レジスタ4及
びバスドライバ7を省略し、プリチャージ回路5をプリ
チャージ制御信号PCa で制御するためのプリチャージ
制御回路30が付加されている。プリチャージ回路5
は、プリチャージ制御信号PCa によってデータバス
(BUS)1をプリチャージする回路であり、該プリチ
ャージ制御信号PCa を反転するインバータ5aと、該
インバータ5aの出力によってゲート制御されるPチャ
ネル型MOSトランジスタ(以下、PMOSという)5
bとで、構成されている。PMOS5bのソース・ドレ
インは電源電圧VCCとデータバス1とに接続されてい
る。
【0018】プリチャージ制御回路30は、クロックパ
ルスφによって従来の退避レジスタイネーブル信号WR
ENをラッチするラッチ手段としての機能を有する例え
ば遅延型フリップフロップ(以下、D−FFという)3
1を有している。このD−FF31の出力側には、信号
反転用のインバータ32の入力側が接続されている。イ
ンバータ32の出力側とプリチャージ信号PCとは、ゲ
ート手段である例えば2入力ANDゲート33の入力側
に接続され、その出力側がプリチャージ回路5内のイン
バータ5aの入力側に接続されている。
【0019】退避レジスタイネーブル信号WRENは所
定の命令サイクルで供給され、さらにクロックパルスφ
及びプリチャージ信号PCは各命令サイクル毎に供給さ
れる。プリチャージ回路5によってプリチャージされる
データバス1は、アキュムレータ(ACC)15の出力
をバスドライバ16を介してMLレジスタ8、LLレジ
スタ9及びRAM2へ転送したり、あるいは該RAM2
の出力をバスドライバ6を介してMLレジスタ8及びL
Lレジスタ9へ転送するために使用される。
【0020】次に、図1のディジタル信号処理装置を用
いて図3に示す2次のIIRフィルタを実現するための
動作を、図5を参照しつつ説明する。図5は、図1の動
作を示すタイムチャートであり、従来のタイムチャート
を示す図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付さ
れている。図5の命令サイクルI0では、従来と同様
に、図3の乗算手段26と加算手段20を次の命令サイ
クルI1で実行するために、RAM2内のアドレスn+
1のデータRAMn+1 をデータバス(BUS)1を介し
てMLレジスタ8にセットすると共に、ROM3内のア
ドレスnのデータROMn をNLレジスタ12にセット
する。命令サイクルI1では、乗算器13によって図3
の乗算手段26の処理を行うと共に、加算器14によっ
て図3の加算手段20の処理を実行し、該加算手段20
の出力をアキュムレータ(ACC)15に格納する。さ
らに、RAM2内のアドレスnのデータRAMn をデー
タバス1で転送してLLレジスタ9に格納すると共に、
ROM3内のアドレスn+1のデータROMn+1 をNL
レジスタ12に格納する。退避レジスタイネーブル信号
WRENは、次の命令サイクルI2でデータバス1のプ
リチャージを止めるために、クロックパルスφによって
D−FF31にラッチされる。
【0021】命令サイクルI2では、乗算器13によっ
て図3の乗算手段27の処理を行うと共に、加算器14
によって図3の加算手段21の処理を実行し、該加算手
段21の出力をアキュムレータ15に格納する。D−F
F31の出力がインバータ32で反転され、その反転信
号とプリチャージ信号PCとがANDゲート33で論理
積がとられ、該ANDゲート33から出力されるプリチ
ャージ制御信号PCaが“0”となる。この“0”がイ
ンバータ5aで反転され、その反転信号“1”によって
PMOS5bがオフ状態となるため、データバス1のプ
リチャージが行われない。そのため、データバス1に
は、データRAMn が保持されることになり、そのデー
タRAMn が図3の遅延手段(RAMn+1 )25へ転送
される。さらに、ROM3内のアドレスn+2のデータ
ROMn+2 がNLレジスタ12に格納される。
【0022】命令サイクルI3では、乗算器13及び加
算器14によって図3の乗算手段28及び加算手段22
の処理を実行し、該加算手段22の出力をアキュムレー
タ15に格納する。このとき、命令サイクルI2のアキ
ュムレータ内のデータは、データバス1を介してRAM
2内のアドレスnに格納される。また、ROM3内のア
ドレスn+3のデータROMn+3 がNLレジスタ12に
格納される。そして、最後の命令サイクルI4におい
て、乗算器13及び加算器14によって図3の乗算手段
29及び加算手段23の処理を実行し、その出力データ
OUTがアキュムレータ15へ出力される。
【0023】ここで、図3のようなIIRフィルタを、
その出力データOUT側に複数段縦続接続するような場
合、図5の命令サイクルI4と、次の2次のIIRフィ
ルタの命令サイクルI0の処理とは、重ねることができ
るので、4命令サイクルで1つの2次のIIRフィルタ
ブロックを処理することができる。このように、本実施
例では、プリチャージ制御回路30によってプリチャー
ジ回路5を制御し、データバス1のプリチャージを制御
するようにしているので、図3のような2次のIIRフ
ィルタを実現するときに、プリチャージの回数を従来の
3/4に減らすことができる。そして、非プリチャージ
期間中のデータバス1上にデータを保持できるので、従
来の退避レジスタ4を省略できる。従って、プリチャー
ジ回数が減ることによって低消費電力化が可能になると
共に、退避レジスタ4の省略によって回路規模を削減で
きる。
【0024】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (a) 図1のROM3を他のデータメモリで構成した
り、加算器14を算術論理ユニット(ALU)で構成し
たり、あるいは図1に他の機能ブロックを付加しても良
い。 (b) 図1のプリチャージ回路5を他のトランジスタ
構成にしても良い。また、プリチャージ制御回路30に
おいて、D−FF31を他のフリップフロップ等による
ラッチ手段で構成したり、ANDゲート33を他のゲー
ト手段で構成しても良い。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、プリチャージ制御回路によってプリチャージ
回路を制御し、データバスのプリチャージを行うように
したので、該データバスのプリチャージ回数を減らし、
低消費電力化を図ることが可能となる。しかも、非プリ
チャージ期間のデータバス上にデータを保持することに
より、従来の退避レジスタを省略でき、それによって回
路規模を削減できる。第2の発明によれば、プリチャー
ジ制御回路をラッチ手段とゲート手段とで構成したの
で、簡単な回路構成で、的確にプリチャージ回路を制御
できる。第3の発明によれば、プリチャージ回路へのプ
リチャージ信号の転送を、プリチャージ制御回路で制御
するようにしたので、第1の発明とほぼ同様の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すディジタル信号処理装置
の構成ブロック図である。
【図2】従来のディジタル信号処理装置の構成ブロック
図である。
【図3】2次のIIRフィルタの機能ブロック図であ
る。
【図4】図3の動作を示すタイムチャートである。
【図5】図1の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 データバス 2 RAM 3 ROM 5 プリチャージ回路 8 MLレジスタ 9 LLレジスタ 10 セレクタ 11 KLレジスタ 12 NLレジスタ 13 乗算器 14 加算器 15 アキュムレータ 20〜23 加算手段 24,25 遅延手段 26〜29 乗算手段 30 プリチャージ制御回路 31 D−FF 33 ANDゲート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 5/00 - 5/50 G06T 1/00 - 1/20 H03H 17/02 - 17/06 G06F 13/38 - 13/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データバス上のデータを格納する第1の
    データメモリと、フィルタ係数を格納する第2のデータ
    メモリと、前記データバス上のデータを一時記憶するレ
    ジスタと、前記レジスタの内容と前記第2のデータメモ
    リの内容とを乗算する乗算手段と、前記乗算手段の出力
    の加算を行う加算手段と、前記加算手段の出力を記憶し
    て所定のタイミングで前記加算手段または前記データバ
    スへ出力するアキュムレータと、命令サイクル毎に供給
    されるプリチャージ信号によって前記データバスをプリ
    チャージするプリチャージ回路とを備え、プログラムに
    従って無限インパルス応答フィルタ演算が行えるディジ
    タル信号処理装置において、 所定の前記命令サイクルで供給される退避レジスタイネ
    ーブル信号、前記命令サイクル毎に供給されるクロック
    パルス、及び前記プリチャージ信号に基づき、連続する
    前記命令サイクルで前記データバスの出力が同じ値とな
    るときに該連続する後の命令サイクルでの前記プリチャ
    ージ回路のプリチャージ動作を規制するプリチャージ制
    御回路を、 設けたことを特徴とするディジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル信号処理装置
    において、 前記プリチャージ制御回路は、前記クロックパルスで前
    記退避レジスタイネーブル信号をラッチするラッチ手段
    と、前記ラッチ手段の出力により前記プリチャージ信号
    の論理をとって前記プリチャージ回路のプリチャージ制
    御信号を生成するゲート手段とで、構成したことを特徴
    とするディジタル信号処理装置。
  3. 【請求項3】 データバスと、 各サイクルの初めにプリチャージ信号を供給する制御線
    と、 第1のアドレスに格納された第1のデータを第1のサイ
    クルに前記データバスへ与える第1のメモリ手段であっ
    て、前記第1のサイクルに連続する第2のサイクルに前
    記データバス上の前記第1のデータを受取って、前記第
    1のデータを第2のアドレスに格納する前記第1のメモ
    リ手段と、 第2のデータを格納する第2のメモリ手段と、 前記データバス及び前記第2のメモリ手段に接続された
    演算回路であって、前 記第1のサイクルに前記第1及び
    第2のデータを受取り、前記第2のサイクルに前記第1
    及び第2のデータに基づいて演算処理を行う前記演算回
    路と、 前記プリチャージ信号に応答して前記データバスを所定
    の電位にプリチャージするプリチャージ回路と、 前記第1のサイクルに前記プリチャージ信号を前記プリ
    チャージ回路に転送するプリチャージ制御回路であっ
    て、前記第2のサイクルに前記プリチャージ信号の転送
    を抑制する前記プリチャージ制御回路とを備えたことを
    特徴とするディジタル信号処理装置。
JP4058228A 1992-03-16 1992-03-16 ディジタル信号処理装置 Expired - Fee Related JP2862723B2 (ja)

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