JP2862480B2 - 磁気記録再生装置のヘッドドラム接地装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のヘッドドラム接地装置

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JP2862480B2 JP6199540A JP19954094A JP2862480B2 JP 2862480 B2 JP2862480 B2 JP 2862480B2 JP 6199540 A JP6199540 A JP 6199540A JP 19954094 A JP19954094 A JP 19954094A JP 2862480 B2 JP2862480 B2 JP 2862480B2
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    • G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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    • G11B5/52—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置のヘッ
ドドラム接地装置に関し、特に、回転ドラムから発生す
る静電気を除くための接地装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】回転ドラムと固定ドラムで構成されるヘ
ッドドラム組立体を有する磁気記録再生装置は通常回転
ドラムから静電気を除くための接地装置を備えている。
回転ドラムと磁気テープの間で発生する静電気は再生ま
たは記録されるべき信号にノイズを発生させる。したが
って、回転ドラムから発生する静電気を除くために、回
転ドラムをデッキまたはメインシャーシに電気的に連結
させるための接地装置が必要となる。
【０００３】従来のヘッドドラム接地装置の一例が米国
特許第４６２３９４４号明細書に開示されている。この
従来の接地装置は舌片と接触片とを含む円筒状部材を用
いており、前記舌片は前記接触片が回転軸と滑って接触
できるようにしている。しかしながら、このような円筒
状部材は複雑な構造を有するので製造上の問題があっ
た。また、円筒状部材がそれ自体の弾性力のみで回転ド
ラム上に支持されるようになっているので、円筒状部材
の全ての部分が弾性材料で製造されなければならなかっ
た。即ち、加圧手段である舌片だけでなく、円筒状部材
の残り部分までも弾性材料で製造して、円筒状部材が回
転ドラム上に維持できるようにしなければならない。そ
の結果、円筒状部材のこのような物質的特性によって製
造費用が上昇するという問題があった。
【０００４】このタイプのヘッドドラム接地装置の他の
従来例をヘッドドラム組立体と共に図３に示す。図３に
示されているように、この接地装置１は、デッキ６上に
装置されるエクストラブラケット２と、エクストラブラ
ケット２に固定される板ばね３と、板ばね３によって回
転軸７に対して押圧される導電性ブラシ４を備える。前
記接地装置は、板ばね３の上面に付着されるゴム部材５
をさらに含む。前記ゴム部材５は板ばね３と共に作用
し、前記ブラシ４を回転軸７に対してさらに下向に押圧
する機能を行う。
【０００５】これら構成要素等は電気的回路を構成する
ことによって静電気が回転ドラム９からデッキ６へ流れ
るようにする。しかし、前述したように従来の接地装置
１はヘッドドラム組立体１０の外側に位置するのでデッ
キ周囲に余分の空間が必要となるという問題があった。
さらに、構成要素の数が増加して接地装置の製造過程が
複雑となり製造コストが多くかかるようになるという問
題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は構成要素の数および所要空間を減らすことができ
るヘッドドラム接地装置を提供することにある。
【０００７】本発明のもう一つの目的は押圧手段を支持
するための別途の部材を採用する必要性を排除すること
によって、より単純化した構造の接地装置を提供し、そ
れによって製造工程を単純化させることができる接地装
置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に基づく磁気記録再生装置のヘッドドラム接
地装置は、少なくとも一つのベアリングによって回転可
能に支持された回転軸を有する回転ドラムと、デッキ上
に装着された固定ドラムとを含むヘッドドラム組立体か
ら発生する静電気を接地部へバイパスさせるためのヘッ
ドドラム接地装置であって、接地端子を有する印刷回路
基板と、両端部が前記印刷回路基板の前記接地端子に電
気的に連結されるとともに前記回転軸の下部と弾性的に
接触する電気的連結器とを含むことを特徴とする。
【０００９】また、前記電気的連結器は、前記回転軸の
下部と接触するための電気伝導性部材と、前記伝導性部
材を弾性的に支持するためにそれを取り囲むとともに前
記伝導性部材の一部を露出させる切欠部を有する密閉体
とからなることが好ましい。さらに、前記伝導性部材の
露出部は炭素層で被覆されることが好ましい。
【００１０】
【作用】本発明による電気的連結器を用いることによっ
て、回転ドラムから発生した静電気は回転軸を通して印
刷回路基板の接地端子に流出するようになる。
【００１１】
【実施例】図１を参照すると、本発明による接地装置を
含むヘッドドラム組立体２０が図示されている。図示さ
れているように、ヘッドドラム組立体２０は、ボス２４
によって支持される回転ドラム２２と、デッキ２８上に
固定される固定ドラム２６とを備える。
【００１２】ボス２４内に嵌合される回転軸３０は、固
定ドラム２６の両端部にそれぞれ位置する一対のラジア
ルベアリングによって支持される。回転軸３０は、印刷
回路基板３４の接地端子３３（図２）に直接固定された
電気的連結器３２と接触するようになっている。
【００１３】図２には、図１に示された電気的連結器３
２の拡大断面図が示されている。図示されているよう
に、回転軸３０は電気的連結器３２を通して印刷回路基
板３４に電気的に接続されており、前記電気的連結器３
２ははんだ４２のような固定手段によってその両端部が
印刷回路基板３４の接地端子３３に固定された電気伝導
性部材３８を含む。電気伝導性部材３８は密閉体３７に
よって取り囲まれており、回転軸３０と弾性的に接触す
ることができる。前記密閉体３７は、伝導性部材３８が
回転軸３０と接触するようにそれを露出させる切欠部を
有する。炭素層４０を伝導性部材３８の露出部分に設置
して、伝導性部材３８の摩耗を防止することが好まし
い。このように構成することによって、回転ドラム２２
で発生した静電気はボス２４、回転軸３０および電気的
連結器３２を通して印刷回路板３４の接地端子３３まで
流れるようになる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように構成した本発明の接
地装置によれば、押圧手段を支持するための別途の部材
を採用する必要はなくなるので、より単純な構造の接地
装置を提供することができ、したがって、製造工程を単
純化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による接地装置を採用したヘッドドラム
組立体の縦断面図である。
【図２】図１に示された電気的連結器の拡大断面図であ
る。
【図３】従来の接地装置を採用するヘッドドラム組立体
の縦断面図である。
【符号の説明】 ２０ ヘッドドラム組立体 ２２ 回転ドラム ２４ ボス ２６ 固定ドラム ３０ 回転軸 ３２ 電気的連結器 ３３ 接地端子 ３４ 印刷回路基板 ３７ 密閉体 ３８ 電気伝導性部材 ４０ 炭素層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 磁気記録再生装置において、少なくとも
    一つのベアリングによって回転可能に支持された回転軸
    を有する回転ドラムと、デッキ上に装着された固定ドラ
    ムとを含むヘッドドラム組立体から発生する静電気を接
    地部へバイパスさせるためのヘッドドラム接地装置であ
    って、 接地端子を有する印刷回路基板と、 両端部が前記印刷回路基板の前記接地端子に電気的に連
    結されて固定され、前記回転軸の下部と弾性的に接触す
    るとともに電気的に連結する電気的連結器とを含み、 前記電気的連結器は電気伝導性部材と、前記電気伝導性
    部材を取り囲んで前記電気的連結器に弾性を付与すると
    ともに前記電気伝導性部材の一部を露出させる切欠部を
    有する密閉体とからなることを特徴とするヘッドドラム
    接地装置。
  2. 【請求項２】 前記電気的連結器は、前記接地端子に固
    定された各端部から前記回転軸の下部と接触する中心部
    に向かって傾斜角度が徐々に増大し、所定の位置に到る
    と前記傾斜角度が徐々に減少して前記中心部に到る形状
    に形成されることを特徴とする請求項１記載のヘッドド
    ラム接地装置。
  3. 【請求項３】 前記電気伝導性部材の露出部は炭素層で
    被覆されることを特徴とする請求項１または２記載のヘ
    ッドドラム接地装置。
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