JP2862160B2 - 通信方式 - Google Patents

通信方式

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JP2862160B2
JP2862160B2 JP5243616A JP24361693A JP2862160B2 JP 2862160 B2 JP2862160 B2 JP 2862160B2 JP 5243616 A JP5243616 A JP 5243616A JP 24361693 A JP24361693 A JP 24361693A JP 2862160 B2 JP2862160 B2 JP 2862160B2
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茂 牧
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/20Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver
    • H04B1/205Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver with control bus for exchanging commands between units

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばAV(オーディ
オ/ビデオ)機器間やコンピュータ間、AV機器とコン
ピュータとの間などの通信に用いて好適な通信方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】AVシステムは、通常、TV(テレビジ
ョン受像機)、MDP(マルチディスクプレイヤ)、V
TR(ビデオテープレコーダ)、AVセンタ(スイッチ
ャ)などの複数のAV機器により構成される。
【0003】そして、このようなAVシステムにおいて
は、TV,MDP,VTR,AVセンタなどの複数のA
V機器間が、ビデオ信号線とオーディオ信号線によって
接続されるとともに、制御信号線(制御バス)によって
接続され、この制御バスを介してAV機器に各種制御信
号やデータ(例えば所定フォーマットのパケット)が与
えられ、これにより各AV機器が連動して動作するよう
になされている。
【0004】即ち、このAVシステムでは、例えばVT
Rのプレイボタンが操作されると、VTRからパケット
がTVおよびAVセンタに出力され、これにより、TV
およびAVセンタの電源がオン状態にされ、さらにVT
RとTVとが接続されるように、AVセンタがスイッチ
ングされ、VTRによって再生された画像と音声が、T
Vから出力されるようになされている。
【0005】ところで、上述のパケットのやりとりは、
例えば次のような手順で行われていた。 (T1)ルーティング情報送信 (T2)コマンド(CMD)送信 (T3)リクエスト(REQ)送信 (T4)ゲットアンサ(GET−ANS)送信→返事
(ANS)受信 (T5)エンド(END)送信
【0006】即ち、まず、一番最初にパケットを送信す
るAV機器が「親」となるとともに、それを受信するA
V機器が「子」となり、まず親から子にルーティング情
報が送信される(T1)。このとき、子が、他のAV機
器から送信されたパケットを受け付けないようにロック
状態にされる。
【0007】その後、親から子に、例えば電源をオン状
態にするようにコマンド(CMD)が送信され(T
2)、そのコマンドに対する処理がどうなったかを問い
合わせるリクエスト(REQ)が、さらに送信される
(T3)。
【0008】そして、REQに対する返事(ANS)を
得るために、ゲットアンサ(GET−ANS)が親から
子に送信される(T4)。このGET−ANSは、子か
らANSを得ることができるまで、繰り返し送信され、
子からANSを得ることができた場合には、処理の終了
を示すエンド(END)が送信される(T5)。このと
き、(T1)でロック状態にされた子はアンロック状態
にされ、これにより子は、再びAV機器から送信される
パケットが受け付け可能な状態にされる。
【0009】また、従来のAVシステムにおいては、純
データ、例えばOSDデータのやりとりの最中に伝送エ
ラーが生じた場合、受信側では、前記伝送エラーを認識
することができないため、送信側が、受信側から送られ
てきたバイト毎のACKを数えることにより、前記伝送
エラーをバイト単位で認識し、前記伝送エラーが発生し
たとき、そのデータを、別のフレームで再送するように
なされている。
【0010】前記OSDデータの伝送時の手順は、例え
ば次のようになる。まず、アトリビュート情報を表すコ
マンド(CMD)が送信され、次にOSDデータ(OS
D−DATA)が送信され、最後に伝送の終了を意味す
るエンド(END)が送信される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
AVシステムにおけるパケットのやりとりは、その手順
が繁雑である課題があった。
【0012】さらに、上述のように、GET−ANS
は、子からANSを得ることができるまで、繰り返し送
信されるので、制御バス上のトラフィックが増加し、他
のAV機器が制御バスを使用することができなくなる場
合が多くなり、システム全体の処理速度が低下する課題
があった。
【0013】また、上述の、例えばCMD送信やREQ
送信などのように、親から子にパケットが送信される場
合、親は、その通信モードをマスタ送信モードとし、子
は、その通信モードをスレーブ受信モードとする。一
方、例えばGET−ANSにより親が子の返事(AN
S)を受け取りにいく場合など、見かけ上、子から親に
パケットが送信される場合、親は、その通信モードをマ
スタ受信モードとし、子は、その通信モードをスレーブ
送信モードとする。
【0014】以上のように、従来においては、マスタ送
信、マスタ受信、スレーブ送信、およびスレーブ受信の
4つの通信モードがあり、各AV機器は、この4つのモ
ードを切り換えて、パケットのやりとりを行わなければ
ならず、通信効率が悪かった。
【0015】さらに、従来では、マスタ送信モード時に
送信するパケットをラッチするマスタ送信バッファ、マ
スタ受信モード時に受信したパケットをラッチするマス
タ受信バッファ、スレーブ送信時に送信するパケットを
ラッチするスレーブ送信バッファ、およびスレーブ受信
時に受信したパケットをラッチするスレーブ受信バッフ
ァの計4つのバッファが、各AV機器に必要であり、従
って装置が、大型化、高コスト化する課題があった。
【0016】また、従来においては、受信側では伝送エ
ラーを認識できないため、伝送エラーが生じたときのエ
ラー回復処理が複雑になるという課題があった。
【0017】さらに、従来では、純データ、例えばOS
Dデータを伝送するためには、最低でも3フレーム送信
する必要があり、従って時間がかかり処理も複雑になる
という課題があった。
【0018】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、簡単な手順で、効率良く通信を行うこと
ができるようにするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の通信方
法は、装置間で伝送される電文の種類に、コマンドと、
ステイタス要求コマンドと、データ要求コマンドと、純
データと、返事と、ステイタス自動発信と、同報とがあ
る通信方式において、1フレームで構成される電文が、
装置間で伝送される場合、電文を受信する装置にロック
がかけられず、装置間の通信、1つの電文の送信
信を1単位として行われ、純データが、複数フレームで
構成されるときには、その最初のフレームで、純データ
を受信する装置にロックがかけられ、残りのフレームが
送信されることを特徴とする。
【0020】
【0021】請求項に記載の通信方式は、OSDデー
タが複数フレームで構成されるときには、その最初のフ
レームにより、OSDデータを受信する装置にロックが
かけられ、OSDデータの最後のフレームにより、装置
のロックがはずされることを特徴とする。
【0022】請求項に記載の通信方式は、純データが
複数フレームで構成されるとき、純データを構成するフ
レーム数が所定の数以下に制限されることを特徴とす
る。
【0023】請求項に記載の通信方式は、純データを
構成する個々のフレームに、フレーム内のデータ数を表
す情報が記述されることを特徴とする。
【0024】請求項に記載の通信方式は、純データが
複数フレームで構成されるとき、最初のフレームにだ
け、アトリビュート情報が記述されることを特徴とす
る。
【0025】請求項に記載の通信方式は、装置間で伝
送される電文が、返事を要求しないものである場合に
は、電文を送信した装置は、伝送エラーを検出し、伝送
エラーの検出後、所定の時間だけおいて電文を再送する
ことを特徴とする。
【0026】請求項に記載の通信方式は、装置間で伝
送される電文が、返事を要求するものである場合には、
電文を送信した装置は、所定の時間だけ経過しても返事
を受信することができなかったとき、電文を再送するこ
とを特徴とする。
【0027】請求項に記載の通信方式は、装置が、同
報を除く電文を一時記憶する通常電文記憶手段としての
通常フレーム用バッファ12と、同報の電文を一時記憶
する同報電文記憶手段としての同報フレーム用バッファ
15とを備え、純データを、通常フレーム用バッファ1
2によって受信している最中に、同報の電文が伝送され
てきた場合には、装置のロックまたはアンロック状態に
関わらず、同報フレーム用バッファ15によって同報の
電文を受信することを特徴とする。
【0028】請求項に記載の通信方式は、装置が、伝
送されてきた電文を一時記憶する、同報の電文を記憶す
るアドレスと、同報の電文を除く電文を記憶するアドレ
スとが異なるアドレスとされた記憶手段としてのバッフ
ァ21を備え、純データを、バッファ21によって受信
している最中に、同報の電文が伝送されてきた場合に
は、装置のロックまたはアンロック状態に関わらず、バ
ッファ21によって同報の電文を受信することを特徴と
する。
【0029】請求項10に記載の通信方式は、同報の電
文の伝送が、最優先で行われることを特徴とする。
【0030】請求項11に記載の通信方式は、返事を要
求しない電文は、ステイタス自動発信の電文であること
を特徴とする。
【0031】請求項12に記載の通信方式は、装置間で
電文が伝送される場合、実質的に同一のフレームが2回
づつ伝送されることを特徴とする。
【0032】請求項13に記載の通信方式は、装置間で
電文が伝送される場合、フレーム内の対応する位置に、
フレームがデータフレームであるかコマンドフレームで
あるかが判別できる情報が記述されることを特徴とす
る。
【0033】
【作用】請求項1に記載の通信方法においては、装置間
で伝送される電文の種類に、コマンドと、ステイタス要
求コマンドと、データ要求コマンドと、純データと、返
事と、ステイタス自動発信と、同報とがあり、1フレー
ムで構成される電文が、装置間で伝送される場合、電文
を受信する装置にロックがかけられず、装置間の通信
が、1つの電文の送信受信を1単位として行われ、
データが、複数フレームで構成されるときには、その最
初のフレームで、純データを受信する装置にロックがか
けられ、残りのフレームが送信される。従って、簡単な
手順で、効率良く装置間の通信を行うことができる。
【0034】
【0035】請求項に記載の通信方式においては、O
SDデータが複数フレームで構成されるときには、その
最初のフレームにより、OSDデータを受信する装置に
ロックがかけられ、OSDデータの最後のフレームによ
り、装置のロックがはずされる。従って、複数フレーム
で構成されるOSDデータを伝送しているとき、受信側
に対して他から電文が伝送されてきても、OSDデータ
の伝送が中断されることがないため、伝送処理を確実か
つ簡単にすることができる。
【0036】請求項に記載の通信方式においては、純
データが複数のフレームで構成されるとき、純データを
構成するフレーム数が所定の数以下に制限される。従っ
て、純データを受信する装置のバッファを少なくでき、
装置を簡単にできる。
【0037】請求項に記載の通信方式においては、純
データを構成する個々のフレームに、前記フレーム内の
データ数を表す情報が記述される。従って、受信側で受
信された実際のデータ数と、受信したフレーム内のデー
タ数を表す情報とを比較することにより、伝送エラーが
生じたか否かの判断を受信側が行うことができ、確実な
電文の伝送ができる。
【0038】請求項に記載の通信方式においては、純
データが複数のフレームで構成されるとき、最初のフレ
ームにだけ、アトリビュート情報が記述される。従っ
て、2番目以降のフレームにはテキストデータのみ記述
することができ、効率よく電文の伝送を行うことができ
る。
【0039】請求項に記載の通信方式においては、装
置間で伝送される電文が、返事を要求しないものである
場合には、電文を送信した装置は、伝送エラーを検出
し、伝送エラーの検出後、所定の時間だけおいて電文を
再送するので、電文の伝送を確実に行うことができる。
【0040】請求項に記載の通信方式においては、装
置間で伝送される電文が、返事を要求するものである場
合には、電文を送信した装置は、所定の時間だけ経過し
ても返事を受信することができなかったとき、電文を再
送する。従って、電文の伝送を確実に行うことができ
る。
【0041】請求項に記載の通信方式においては、純
データを、通常フレーム用バッファ12によって受信し
ている最中に、同報の電文が伝送されてきた場合には、
装置のロックまたはアンロック状態に関わらず、同報フ
レーム用バッファ15によって同報の電文を受信する。
従って、同報の電文は、必ず受信されるので、同報の電
文の伝送の制御を容易に行うことができる。
【0042】請求項に記載の通信方式においては、装
置が、伝送されてきた電文を一時記憶する、同報の電文
を記憶するアドレスと、同報の電文を除く電文を記憶す
るアドレスとが異なるアドレスとされたバッファ21に
よって、純データを受信している最中に、同報の電文が
伝送されてきた場合には、装置のロックまたはアンロッ
ク状態に関わらず、バッファ21の、純データを受信す
るアドレスとは異なるアドレスに、同報の電文を受信す
る。従って、同報の電文は、必ず受信されるので、同報
の電文の伝送の制御を容易に行うことができる。
【0043】請求項10に記載の通信方式においては、
同報の電文が、最優先で伝送されるので、同報の電文の
伝送の制御を容易に行うことができる。
【0044】請求項11に記載の通信方式においては、
返事を要求しない電文は、ステイタス自動発信の電文で
あるので、ステイタス自動発信の電文の伝送を確実に行
うことができる。
【0045】請求項12に記載の通信方式においては、
実質的に同一のフレームが2回づつ伝送される。従っ
て、伝送エラーが生じたときのエラー回復処理が迅速に
行え、また、送受信側のエラー回復処理を簡単にするこ
とができる。
【0046】請求項13に記載の通信方式においては、
フレーム内の対応する位置に、前記フレームがデータフ
レームであるかコマンドフレームであるかを示す情報が
記述される。従って、その情報を簡単に読み出すことが
でき、その情報により、フレームがデータフレームであ
るか否かを判断することができるので、電文解析が容易
にできる。
【0047】
【実施例】図1は、本発明を適用したAVシステムの一
実施例の構成を示すブロック図である。このAVシステ
ムは、AVセンタ1,TV(テレビジョン受像機)2,
MDP(マルチディスクプレイヤ)3、およびVTR
(ビデオテープレコーダ)4から構成されており、AV
センタ1のビデオ端子、オーディオ端子は、TV2,M
DP3、またはVTR(ビデオテープレコーダ)4のビ
デオ端子、オーディオ端子とそれぞれ接続されている。
さらに、AVセンタ1,TV2,MDP3、およびVT
R4は、その制御端子を介して制御バスによりカスケー
ドに接続されている。
【0048】AVセンタ1は、D2B(D2Bは商標)
制御部1a、制御部1b、および切換処理回路1cから
構成され、所定数のビデオ端子およびオーディオ出力端
子を有する。切換処理回路1cは、制御部1bに制御さ
れ、あるビデオ端子(オーディオ端子)に入力されるビ
デオ信号(オーディオ信号)が、他のビデオ端子(オー
ディオ端子)に出力されるように、ビデオ端子(オーデ
ィオ端子)間の接続の切換処理(スイッチング処理)を
行う。
【0049】制御部1bは、D2B制御部1aから出力
される制御信号、または図示せぬリモコンもしくは操作
キーの操作に対応して、切換処理回路1cを制御する。
D2B制御部1aは、制御バスによって、AVセンタ1
とカスケードに接続されているTV2,MDP3、およ
びVTR4との通信を制御する。
【0050】TV2は、D2B制御部2a、制御部2
b、およびTV処理回路2cから構成される。TV処理
回路2cは、チューナや信号処理回路などを内蔵し、制
御部2bの制御のもと、チューナまたはビデオ端子から
入力されるビデオ信号、または、制御バスを介して送ら
れてくるOSDデータなどを、図示せぬモニタに表示す
る。さらに、TV処理回路2cは、チューナまたはオー
ディオ端子に入力されるオーディオ信号を、図示せぬス
ピーカから出力する。
【0051】制御部2bは、D2B制御部2aから出力
される制御信号、または図示せぬリモコンもしくは操作
キーの操作に対応して、TV処理回路2cを制御する。
D2B制御部2aは、制御バスによって、TV2とカス
ケードに接続されているAVセンタ1,MDP3、およ
びVTR4との通信を制御する。
【0052】MDP3は、D2B制御部3a、制御部3
b、およびMDP処理回路3cから構成される。MDP
処理回路3cは、光ヘッドや復調回路などを内蔵し、制
御部3bの制御のもと、CDやLDからビデオ信号、オ
ーディオ信号を再生し、ビデオ端子、オーディオ端子か
ら出力する。
【0053】制御部3bは、D2B制御部3aから出力
される制御信号、または図示せぬリモコンもしくは操作
キーの操作に対応して、MDP処理回路3cを制御す
る。D2B制御部3aは、制御バスによって、MDP3
とカスケードに接続されているAVセンタ1,TV2、
およびVTR4との通信を制御する。
【0054】VTR4は、D2B制御部4a、制御部4
b、およびVTR処理回路4cから構成される。VTR
処理回路4cは、磁気ヘッドや変復調回路などを内蔵
し、制御部4bの制御のもと、ビデオテープからビデオ
信号、オーディオ信号を再生し、ビデオ端子、オーディ
オ端子から出力する。また、VTR処理回路4cは、ビ
デオ端子、オーディオ端子から入力されるビデオ信号、
オーディオ信号、または、制御バスを介して送られてく
るOSDデータなどを、ビデオテープに記録する。
【0055】制御部4bは、D2B制御部4aから出力
される制御信号、または図示せぬリモコンもしくは操作
キーの操作に対応して、VTR処理回路4cを制御す
る。D2B制御部4aは、制御バスによって、VTR4
とカスケードに接続されているAVセンタ1,TV2、
およびMDP3との通信を制御する。
【0056】以上のように構成されるAVシステムにお
いては、制御バスを介してAVセンタ1,TV2,MD
P3、またはVTR4に各種制御信号やデータとして所
定フォーマットのパケット(電文)がやりとりされ、こ
れによりAVセンタ1,TV2,MDP3、またはVT
R4が連動して動作するようになされている。
【0057】即ち、例えばVTR4のプレイボタンが操
作されると、VTR処理回路4cによってビデオテープ
の再生が開始され、ビデオ信号、オーディオ信号が、そ
のビデオ端子、オーディオ端子からそれぞれ出力される
とともに、制御部4bからD2B制御部4aにプレイボ
タンが操作されたことを知らせる制御信号が出力され
る。
【0058】この制御信号が、D2B制御部4aに受信
されると、D2B制御部4aから、AVセンタ1に、電
源をオン状態にし、さらにVTR4と接続されたビデオ
端子、オーディオ端子と、TV2と接続されたビデオ端
子、オーディオ端子とをそれぞれ接続するように記述さ
れたパケットが制御バスを介して出力されるとともに、
TV2に、電源をオン状態にし、さらにそのビデオ端
子、オーディオ端子から入力されるビデオ信号、オーデ
ィオ信号をモニタとスピーカに、それぞれ出力するよう
に記述されたパケットが制御バスを介して出力される。
【0059】このパケットが、AVセンタ1のD2B制
御部1a,TV2のD2B制御部2aでそれぞれ受信さ
れると、AVセンタ1では、D2B制御部1aより制御
部1bに制御信号が出力され、これにより、電源がオン
状態にされ、さらにVTR4と接続されたビデオ端子、
オーディオ端子と、TV2と接続されたビデオ端子、オ
ーディオ端子とがそれぞれ接続されるように、切換処理
回路1cによって切り換え処理が行われる。
【0060】同時に、TV2では、D2B制御部2aよ
り制御部2bに制御信号が出力され、これにより、電源
がオン状態にされ、さらにそのビデオ端子、オーディオ
端子から入力されるビデオ信号、オーディオ信号に対応
した画像、音声が、TV処理回路2cによって、図示せ
ぬモニタ、スピーカからそれぞれ出力される。
【0061】以上のように、VTR4のプレイボタンを
操作するだけで、AVセンタ1やTV2を操作すること
なく、VTR4からビデオ信号、オーディオ信号が再生
され、それぞれ対応した画像、音声がTV2から出力さ
れる。
【0062】なお、各AV機器(AVセンタ1のD2B
制御部1a,TV2のD2B制御部2a,MDP3のD
2B制御部3a,VTR4のD2B制御部4a)それぞ
れには、パケットの送信元、受信先とされる識別アドレ
スがあらかじめ割り当てられている。また、従来なら
ば、パケットのやりとりには、前述したように、マスタ
送信、マスタ受信、スレーブ送信、およびスレーブ受信
の4つの通信モードを切り換えて行われていたが、本願
においては、マスタ送信(MASTER送信)およびス
レーブ受信(SLAVE受信)の2つの通信モードを用
い、後述するようにして行われる。
【0063】次に、このAVシステムにおいて、制御バ
スを介して、D2B制御部1a乃至4aの間でやりとり
されるパケット(電文)の通信手順について説明する。
まず、このAVシステムでは、パケットの種類が、コマ
ンド(CMD)、ステイタス要求コマンド(REQ)、
データ要求コマンド(DATAREQ)、純データ(D
ATA)、返事(ANS)、ステイタス自動発信、およ
び同報の7つとされている。
【0064】ここで、コマンド(CMD)パケットは、
相手AV機器に、所定の処理をさせる(例えば、電源を
オン/オフさせるなど)命令を与えるときに用いられ、
ステイタス要求コマンド(REQ)パケットは、相手A
V機器の状態を認識したい(相手AV機器に問い合わせ
を行う)ときに用いられる。また、データ要求コマンド
(DATAREQ)パケットは、相手AV機器の情報
(例えば、相手AV機器の名前やチャンネル番号など)
を認識したいときに用いられ、純データ伝送(DAT
A)パケットは、相手AV機器に純データ(例えば、O
SD(オンスクリーンディスプレイ)データなど)を送
信するときに用いられる。
【0065】さらに、返事(ANS)パケットは、返事
を要求するパケット(例えば、REQパケットなど)を
受信した場合、そのパケットに対する返事を送信すると
きに用いられ、ステイタス自動発信パケットは、相手A
V機器に、自身の状態を自発的に知らせるときに用いら
れる。同報パケットは、複数の相手AV機器に同一の情
報を送信するときに用いられる。
【0066】なお、CMD,REQ,DATAREQ,
ANS、ステイタス自動発信パケットは、コマンド系お
よびデータ系のうちのコマンド系のパケットに分類さ
れ、DATAパケットは、コマンド系およびデータ系の
うちのデータ系のパケットに分類される。
【0067】さらに、DATAパケット以外の6つのパ
ケットは、1フレーム(1パケット)で構成される。D
ATAパケットは、基本的には、1フレーム(1パケッ
ト)で構成されるが、OSDデータなどの長いデータを
送信する場合には、複数フレーム(複数パケット)(例
えば、4フレーム(パケット))で1単位とされる。
【0068】また、同報パケット以外のパケットは、1
つの相手AV機器に対して送信される。即ち、CMD,
REQ,DATAREQ,DATA,ANS、ステイタ
ス自動発信パケットは、一度に、複数のAV機器に対し
て送信することはできない。一度に、複数のAV機器に
対して同一のパケットを送信するときには、そのパケッ
トは、同報パケットにされて送信される。従って、同報
パケットは、CMD,REQ,DATAREQ,DAT
A,ANS、またはステイタス自動発信パケットであっ
て、一度に複数のAV機器に送信可能なパケットであ
る。
【0069】以上のパケットのうち、DATAパケット
は、図2(a)に示すように構成され、それ以外のパケ
ットは、図2(b)に示すように構成される。従って、
CMD,REQ,DATAREQ,ANS、ステイタス
自動発信、および同報パケット(図2(b))は、DA
TAパケット(図2(a))のDT−ATRに代えて、
OPCが記述されるとともに、BYTE(データ数)お
よびDATA1乃至DATAnに代えて、OPRが記述
される他は、DATAパケットと同様に構成される。
【0070】図2において、相手アドレスには、このパ
ケットを送る相手AV機器の識別アドレスが記述され、
自分アドレスには、このパケットを送信するAV機器の
識別アドレスが記述される。コントロールビットには、
このパケットを送る相手AV機器をロック状態またはア
ンロック状態のうちのいずれにするかの情報と、このパ
ケットが、純粋なデータか否かを示す情報が記述され
る。
【0071】なお、ロック状態とは、ロックをかけたA
V機器から送信されるパケットのみ受け付けるように
し、他のAV機器から送信されるパケットを受け付けな
いようにした状態を意味する。また、アンロック状態と
は、各AV機器から送信されるパケットが受け付け可能
な状態を意味する。
【0072】以上の相手アドレス、自分アドレス、およ
びコントロールビット(CB)で、パケットのヘッダ部
(コントロールフィールド)(CF)が構成される。
【0073】コントロールビットに続く部分は、テキス
ト部(データフィールド)を構成し、OSDデータの場
合、例えば最大16バイトとすることができる。このテ
キスト部のうち、TEXT−HDは、テキスト部のヘッ
ダであり、パケット(フレーム)のフォーマットを識別
できる情報が記述されている。HD−OPRは、このパ
ケットが、CMD,REQ,DATAREQ,DAT
A,ANS、ステイタス自動発信、および同報のうち
の、いずれの種類のパケットであるかを示す。DSDA
/SSDAには、ソースサブデバイスまたはデスティネ
ーションサブデバイスの識別アドレスが記述される。
【0074】ここで、サブデバイスの識別アドレスと
は、AV機器を構成する各ブロックに割り当てられた識
別アドレスを意味する。
【0075】DT−ATR(図2(a))には、DAT
A1乃至DATAnに記述されたデータの種類(例え
ば、OSDデータ、透過データ、リモコンデータなど)
が記述され、BYTEには、それに続くDATA1乃至
DATAnに記述されたデータのバイト数が記述され、
またDATA1乃至DATAnには、データが記述され
る。ここで、透過データとは、特に規定のないデータで
あるとし、DATA1乃至DATAnには、00hから
FFhまでのすべてのコードが記述できる。
【0076】OPC(図2(b))には、オペコード
(コマンドのコード)が記述され、OPRには、オペラ
ンドが記述される。
【0077】図2(a)に示すDATAパケットを送信
するAV機器においては、送信しようとするデータが多
く、1つのパケットに納まりきらないときには、複数の
DATAパケットのDATAに分散されてデータが送信
されるようになされている。
【0078】図3は、例えば3つのフレーム(パケッ
ト)から成るOSDデータのフレームフォーマットを示
す図である。CFはコントロールフィールドであり、B
YTEはDATA1以降のデータ数であり、DATA
1,DATA2,・・・DATAnはデータを表す。
【0079】図3(a)に示したフレーム1のDATA
4以降のデータはOSDデータであり、BYTEの後の
DATA1乃至DATA3はDATA4以降のOSDデ
ータに対するアトリビュート情報、例えば表示位置、表
示モード、および表示文字種を表す。前記アトリビュー
ト情報は、例えば40hより小さい値で記述される。
【0080】即ち、OSDデータフレームのDATA1
に、例えば40hより小さい値が記述された場合は、そ
のOSDデータフレームはアトリビュート情報を含んだ
OSDデータフレームであるであると規定する。
【0081】図3(b)に示したフレーム2のDATA
1に、例えば40hより大きい値が記述された場合、そ
れ以降のデータはすべてOSDデータであると規定する
ことにより、そのOSDデータには、図3(a)に示し
たフレーム1のDATA1乃至DATA3に記述された
アトリビュートを、そのまま継続して適用することがで
きる。図3(c)に示したフレーム3のDATA1以降
のOSDデータに対しても同様に、DATA1に40h
以上のテキストデータが存在する場合、図3(a)に示
したフレーム1に記述されたアトリビュートが、そのま
ま継続して適用される。なお、テキストデータは、例え
ば40h乃至7Fhの値とすることができる。
【0082】また、DATAパケットを受信するAV機
器では、BYTE(図2(a))に基づいて、DATA
パケットを正しく受信できたか否かが判定されるように
なされている。
【0083】即ち、受信したパケットの内のBYTEで
示した位置に記述されたデータ数と、実際に受信したデ
ータ数とを比較し、両者が等ければ、DATAパケット
を正しく受信できたと判定することができるようになさ
れている。
【0084】また、図2(a)または図2(b)に示し
たように、データフレームとコマンドフレームとでは、
TEXT−HDからDSDA/SSDAまでは同様の構
造をしており、データフレームのDT−ATRとコマン
ドフレームのOPCが、各々のフレームの先頭から同数
バイト目に記述されている。従って、受信されたフレー
ムが、データフレーム、またはコマンドフレームのいず
れであったとしても、受信されたフレームのDSDA/
SSDAまでは同様の処理が行われ、DSDA/SSD
Aの次のデータにより、受信されたフレームがデータフ
レームかコマンドフレームかが判定できるようになされ
ている。
【0085】以上の7つのパケットは、各AV機器間に
おいて、基本的に次のようにやりとりされる。
【0086】まず、例えばAVセンタ1からTV2にC
MDパケットが送信されて、通信が開始される場合、図
4のフローチャートに示すように、ステップS1におい
て、AVセンタ1(D2B制御部1a)が親となり、そ
の通信モードがマスタ送信(MASTER送信)モード
とされ、CMDパケットがTV2に送信される。
【0087】すると、ステップS2において、TV2
(D2B制御部2a)が子となり、その通信モードがス
レーブ受信(SLAVE受信)モードとされ、AVセン
タ1から送信されるCMDパケットが受信される。
【0088】以上のように、AVセンタ1からCMDパ
ケットが送信された場合、これがTV2によって受信さ
れると、CMDパケットのやりとり、即ちAVセンタ1
とTV2との間の通信は終了する。
【0089】なお、このとき、AVセンタ1から送信さ
れるCMDパケットは1フレームだけであり、TV2
は、ロック状態にはされない。即ち、TV2は、CMD
パケットを受信しても、アンロック状態のままとされ
る。
【0090】その後、TV2では、CMDパケットに記
述されたコマンド(OPC/OPR(図2(b))に対
応した処理がなされ、ステップS3において、その処理
が終了したことを示すコードCOMPLETEDが記述
されたANS(返事)パケットが、CMDパケットを送
信したAVセンタ1に返信(送信)される。
【0091】なお、このとき、TV2は子でありなが
ら、その通信モードをマスタ送信モードとする。
【0092】一方、AVセンタ1では、ステップS4に
おいて、親でありながらその通信モードがスレーブ受信
モードにされ、TV2から送信されるANSパケットが
受信される。
【0093】以上のように、TV2からANSパケット
がAVセンタ1に送信された場合、それが、AVセンタ
1によって受信されると、ANSパケットのやりとり、
即ちAVセンタ1とTV2との間の通信は終了する。
【0094】ここで、本実施例においては、返事パケッ
トには、REJECT,NOT−IMPLEMENT,
ILLEGAL+NOT−IMPL,BUSY,COM
PLETEDの5つのうちのいずれかが記述されるよう
になされている。返事パケットを送信するAV機器にお
いては、REJECTは、要求された処理に対して、い
ま処理することができない状態であるときに記述され、
NOT−IMPLEMENTは、要求された処理を行う
機能を有していないときに記述される。また、ILLE
GAL+NOT−IMPLは、パケットの記述に文法的
な誤りがあるなどして、要求された処理が理解できない
ときに記述され、BUSYは、要求された処理を、現在
実行中であるときに記述される。COMPLETED
は、要求された処理を正常終了したときに記述される。
【0095】次に、例えばAVセンタ1からTV2に、
REQパケットが送信されて通信が開始された場合、図
5のフローチャートに示すように、ステップS11にお
いて、AVセンタ1が親となり、その通信モードがマス
タ送信モードとされ、REQパケットがTV2に送信さ
れる。
【0096】すると、ステップS12において、TV2
が子となり、その通信モードがスレーブ受信モードとさ
れ、AVセンタ1から送信されるREQパケットが受信
されて、REQパケットのやりとり、即ちAVセンタ1
とTV2との間の通信が終了する。
【0097】なお、このとき、AVセンタ1から送信さ
れるREQパケットは1フレームだけであり、TV2
は、ロック状態にはされない。即ち、TV2は、REQ
パケットを受信しても、アンロック状態のままとされ
る。
【0098】その後、TV2では、ステップS13にお
いて、自身の状態(ステイタス)がANS(返事)パケ
ットに記述され、REQパケットを送信したAVセンタ
1に返信(送信)される。
【0099】なお、このとき、TV2は子でありなが
ら、その通信モードをマスタ送信モードとする。
【0100】一方、AVセンタ1では、ステップS14
において、親でありながらその通信モードがスレーブ受
信モードにされ、TV2から送信されるANSパケット
が受信されて、ANSパケットのやりとりが終了する。
【0101】次に、例えばAVセンタ1からTV2に、
OSDデータなどが記述されたDATAパケットが送信
されて、通信が開始される場合のTV2(受信側)の処
理を図6に示す。
【0102】図6のフローチャートに示すように、受信
側(TV2)では、まず、ステップS21において、送
られてきたフレームがOSDデータフレームであるか否
かが判定される。これは、DT−ATR(図2(a))
から判定することができる。ステップS21において、
送られてきたフレームがOSDデータフレームでないと
判定された場合は、ステップS22へ進み、ステップS
22において、別のフレーム処理ルーチンへ処理を移
す。
【0103】ステップS21において、送られてきたフ
レームがOSDデータフレームであると判定された場合
は、ステップS23へ進み、ステップS23において、
送られてきたフレーム内のコントロールビット(CB)
(図2(a))がロック指示を示しているか、アンロッ
ク指示を示しているかを判定し、アンロック指示を示し
ていると判定された場合は、ステップS24へ進み、ス
テップS24において、ロック解除処理を行い、ステッ
プS26へ進む。
【0104】ステップS23において、送られてきたフ
レーム内のコントロールビット(CB)がロック指示を
示していると判定された場合は、ステップS25へ進
み、ステップS25において、ロック処理を行い、所定
の時間計時後にロック解除を行うために、例えばタイマ
が始動された後、ステップS26へ進む。
【0105】ステップS26において、送られてきたフ
レーム内のBYTE(図2(a))に示されたデータ数
を読み取り、それと実際に受信したデータ数とを比較
し、両者が一致しなければステップS27へ進み、ステ
ップS27において、送られてきたフレームのデータが
捨てられる。
【0106】ステップS26において、送られてきたフ
レーム内のBYTEで示されたデータ数と、実際に受信
したデータ数とを比較し、両者が一致すれば、ステップ
S28へ進み、ステップS28において、フレーム内の
OSDデータがTV2のTV処理回路2cへ送られ、図
示せぬモニタに表示される。
【0107】上記ステップS26においては、例えば図
2(a)に示したようなフォーマットのフレームのBY
TEで示された位置に格納されている情報が、フレーム
内に含まれるデータ数として読み出され、それと、実際
に送られてきたBYTE以降のデータ数(図2(a)に
示したDATA1乃至DATAnのデータ数n)とが比
較され、受信したフレームが正しいか否か、即ち、受信
したフレームを捨てるべきか否かが判定される。
【0108】一方、送信側は、送信フレームのバイト毎
のACK(受信側が、1バイトのデータを受信するごと
に、送信側に送る1ビットの信号(アクノリッジ))の
数と、実際に送信したフレームのバイト数とを比較し
て、伝送エラーが生じたと認識されたときは、フレーム
を再送する。前述のように、受信側は伝送エラーを認識
することができるので、送信側で伝送エラーが認識され
た後、再送されてきたデータフレームを、受信側は再送
されたフレームとして処理することができる。
【0109】次に、例えばAVセンタ1からTV2に、
1フレームで意味のあるメッセージ(データ)が記述さ
れたDATAパケットが送信されて通信が開始される場
合、図7のフローチャートに示すように、ステップS3
1において、AVセンタ1が親となり、その通信モード
がマスタ送信モードとされ、DATAパケットがTV2
に送信される。
【0110】すると、ステップS32において、TV2
が子となり、その通信モードがスレーブ受信モードとさ
れ、AVセンタ1から送信されるDATAパケットが受
信されて、DATAパケットのやりとり、即ちAVセン
タ1とTV2との間の通信が終了する。
【0111】なお、このとき、AVセンタ1から送信さ
れるDATAパケットは、上述のように1フレームだけ
であり、TV2は、ロック状態にはされない。即ち、T
V2は、DATAパケットを受信しても、アンロック状
態のままとされる。
【0112】次に、例えばAVセンタ1からTV2に、
複数パケット(フレーム)で意味のあるメッセージ(デ
ータ)が記述されたDATAパケットが送信される場
合、図8のフローチャートに示すように、ステップS4
1において、AVセンタ1が親となり、その通信モード
がマスタ送信モードとされ、最初のDATAパケットが
TV2に送信される。但し、この場合、AVセンタ1か
らは、TV2をロック状態にするようにコントロールビ
ット(図2(a))が記述されたDATAパケットが送
信される。
【0113】そして、ステップS42において、TV2
が子となり、その通信モードがスレーブ受信モードとさ
れ、AVセンタ1から送信される、最初のDATAパケ
ットが受信される。なお、このとき、AVセンタ1から
送信されるDATAパケットのコントロールビットに
は、上述のようにTV2の状態をロック状態にするよう
に記述されているので、TV2は、ロック状態になる。
即ち、この場合、TV2は、AVセンタ1から送信され
るパケット以外、受信しない状態になる。
【0114】その後、AVセンタ1では、ステップS4
3において、ステップS41と同様の処理が行われ、T
V2では、ステップS44において、ステップS42と
同様の処理が行われる。
【0115】そして、ステップS45において、AVセ
ンタ1から、コントロールビットに、TV2をアンロッ
ク状態にするように記述された、最後のDATAパケッ
トが送信され、ステップS46において、この最後のD
ATAパケットがTV2により受信される。なお、この
とき、この最後のDATAパケットのコントロールビッ
トには、上述のようにTV2をアンロック状態にするよ
うに記述されているので、TV2は、アンロック状態、
即ち他のAV機器から送信されるパケットを受信するこ
とができる状態に戻される。
【0116】以上のように、複数パケット(フレーム)
で意味のあるメッセージ(データ)が記述されたDAT
Aパケットがやりとりされる場合には、すべてのDAT
Aパケットの送信/受信が行われることによって、AV
センタ1とTV2との間の通信が終了する。
【0117】なお、長い時間、制御バスが占有されるこ
とは、システムの運用上好ましくないので、1度に送信
することのできるDATAパケットの最大数を、例えば
4フレーム(パケット)とするようにすることができ
る。
【0118】一方、上記のような複数フレームで構成さ
れたメッセージを受信する場合、そのメッセージを構成
する全フレームを受信した後、受信したメッセージが正
常に受信されたか否かが判定される。次に、受信したメ
ッセージの全フレームが正常に受信されたと判定される
と、例えばTV2の図示せぬモニタに、メッセージの中
のテキストデータに対応するテキストが表示される。
【0119】このように、メッセージの受信側では、メ
ッセージに含まれるフレーム数分のバッファが必要とな
る。従って、1度に送信することのできるDATAパケ
ットの数を、所定の数(例えば、4フレーム(パケッ
ト))以下にすることで、受信側で必要とされるバッフ
ァの大きさを小さくすることができ、受信側の機器構成
を簡単にすることができる。
【0120】次に、例えばAVセンタ1からTV2に、
ステイタス自動発信パケットが送信される場合、図9の
フローチャートに示すように、ステップS51におい
て、AVセンタ1の通信モードがマスタ送信モードとさ
れ、ステイタス自動発信パケットがTV2に送信され
る。なお、このステイタス自動発信パケットを送信する
AVセンタ1は、パケットの記述内容により、親とされ
る場合と、子とされる場合とがある。また、AVセンタ
1が親とされた場合には、TV2は子とされ、AVセン
タ1が子とされた場合には、TV2は親とされる。
【0121】一方、TV2では、ステップS52におい
て、その通信モードがスレーブ受信モードとされ、AV
センタ1から送信されるステイタス自動発信パケットが
受信されて、ステイタス自動発信パケットのやりとり、
即ちAVセンタ1とTV2との間の通信が終了する。
【0122】なお、このとき、AVセンタ1から送信さ
れるステイタス自動発信パケットは、上述のように1フ
レームだけであり、TV2は、ロック状態にはされな
い。即ち、TV2は、ステイタス自動発信パケットを受
信しても、アンロック状態のままとされる。
【0123】次に、AVセンタ1から、同報パケットが
送信される場合、図10のフローチャートに示すよう
に、ステップS61において、AVセンタ1の通信モー
ドがマスタ送信モードとされ、同報パケットが、AVセ
ンタ1を除くすべてのAV機器、即ちTV2,MDP
3,VTR4に送信される。
【0124】すると、ステップS62乃至S64におい
て、TV2,MDP3,VTR4の通信モードがスレー
ブ受信モードとされ、AVセンタ1から送信される同報
パケットがそれぞれ受信される。これにより、同報パケ
ットのやりとり、即ちAVセンタ1と、TV2,MDP
3,VTR4との間の通信がそれぞれ終了する。
【0125】なお、このとき、AVセンタ1から送信さ
れる同報パケットは、1フレームだけであり、TV2,
MDP3,VTR4は、ロック状態にはされない。即
ち、TV2,MDP3,VTR4は、同報パケットを受
信しても、アンロック状態のままとされる。
【0126】また、この場合、AVセンタ1から送信さ
れる同報パケットを、AVセンタ1以外のTV2,MD
P3,VTR4すべてに受信させるようにしたが、例え
ばTV2,MDP3,VTR4のうちのいずれか2つだ
けに受信させるようにすることができる。
【0127】次に、例えばAVセンタ1からTV2に、
DATAREQパケットが送信されて通信が開始された
場合、図11のフローチャートに示すように、ステップ
S71において、AVセンタ1が親となり、その通信モ
ードがマスタ送信モードとされ、DATAREQパケッ
トがTV2に送信される。
【0128】すると、ステップS72において、TV2
が子となり、その通信モードがスレーブ受信モードとさ
れ、AVセンタ1から送信されるDATAREQパケッ
トが受信されて、DATAREQパケットのやりとり、
即ちAVセンタ1とTV2との間の通信が終了する。
【0129】なお、このとき、AVセンタ1から送信さ
れるDATAREQパケットは1フレームだけであり、
TV2は、ロック状態にはされない。即ち、TV2は、
DATAREQパケットを受信しても、アンロック状態
のままとされる。
【0130】その後、TV2では、ステップS73にお
いて、ステップS72で受信したDATAREQパケッ
トの記述内容に基づいてデータがANS(返事)パケッ
トに記述され、DATAREQパケットを送信したAV
センタ1に返信(送信)される。
【0131】なお、このとき、TV2は子でありなが
ら、その通信モードをマスタ送信モードとする。
【0132】一方、AVセンタ1では、ステップS74
において、親でありながらその通信モードがスレーブ受
信モードにされ、TV2から送信されるANSパケット
が受信されて、ANSパケットのやりとりが終了する。
【0133】次に、例えばAVセンタ1とTVとの間で
の、CMD,REQ,DATAREQパケットなどの、
ANSパケットを要求するパケットの送信/受信中にお
いて、伝送エラーが生じた場合の回復処理について、図
12のフローチャートを参照して説明する。まず、ステ
ップS81において、AVセンタ1が親となり、その通
信モードがマスタ送信モードとされ、CMD/REQ/
DATAREQ(CMD,REQ、またはDATARE
Q)パケットがTV2に送信される。
【0134】すると、ステップS82において、TV2
が子となり、その通信モードがスレーブ受信モードとさ
れ、AVセンタ1から送信されるCMD/REQ/DA
TAREQパケットが受信されて、CMD/REQ/D
ATAREQパケットのやりとり、即ちAVセンタ1と
TV2との間の通信が終了する。
【0135】その後、ステップS83において、TV2
は子でありながら、その通信モードがマスタ送信モード
とされ、例えば100ms以内に、受信したパケットに
対する返事としてのANSパケットが、AVセンタ1に
送信される。
【0136】一方、AVセンタ1では、ステップS84
において、親でありながら、その通信モードがスレーブ
受信モードとされ、子としてのTV2がCMD/REQ
/DATAREQパケットを受信してから、ANSパケ
ットを送信するまでにかかる最大の時間100msより
長い、例えば200msだけ、ANSパケットが送信さ
れてくるのが待たれる。
【0137】そして、200ms経過しても、ANSパ
ケットを受信することができなかった場合、ステップS
81に戻り、ステップS81から後の処理を繰り返す。
即ち、AVセンタ1においては、CMD/REQ/DA
TAREQパケットを送信してから、200ms経過し
ても、ANSパケットを受信することができなかった場
合、CMD/REQ/DATAREQパケットが再送さ
れる。
【0138】従って、この場合、CMD/REQ/DA
TAREQパケットを確実に送信することができる。
【0139】また、ステップS84において、ANSパ
ケットが受信されたと判定された場合、ステップS85
に進み、ANSパケットの内容が、上述のREJEC
T,NOT−IMPLEMENT,ILLEGAL+N
OT−IMPL,BUSY,COMPLETEDの5つ
のうちのいずれであるかか判定される。ステップS84
において、ANSパケットの内容が、REJECTおよ
びILLEGAL+NOT−IMPLのうちのいずれか
であると判定された場合、ステップS81に戻り、CM
D/REQ/DATAREQパケットが再送される。
【0140】一方、ステップS85において、ANSパ
ケットの内容が、BUSYであると判定された場合、ス
テップS86に進み、送信したCMD/REQ/DAT
AREQパケットに対する最終的な返事が待たれ、処理
を終了する。また、ステップS85において、ANSパ
ケットの内容が、COMPLETEDであると判定され
た場合には、処理を終了する。
【0141】なお、CMD/REQ/DATAREQパ
ケットを受信するAV機器としてのTV2では、受信し
たCMD/REQ/DATAREQパケットを文法チェ
ックすることによって、即ちCMD/REQ/DATA
REQパケットのうちの、例えばOPC/OPR(図2
(b))が記述されているはずの位置に、認識可能なO
PC/OPRが記述されている(正しくOPC/OPR
が記述されている)かどうかで、AVセンタ1から送信
されるパケットを正しく受信できたか否かが判定される
ようになされている。
【0142】また、上述の文法チェックの結果、AVセ
ンタ1から送信されるパケットを正しく受信することが
できなかったと判定した場合には、そのパケットは捨て
られる(受信したパケットとされない)。
【0143】次に、例えばAVセンタ1からTV2に、
1フレームより多いフレーム数から構成されるDATA
パケットが送信されている最中に、他のAV機器から同
報パケットが送信されてきた場合について説明する。
【0144】まず、TV2のD2B制御部2a(図1)
は、図13に示すように、自分アドレス判定部11、通
常フレーム用バッファ12、バッファ容量検出部13、
同報アドレス判定部14、同報フレーム用バッファ1
5、バッファ容量検出部16、ロック/アンロック制御
部17、および主制御部18から構成される。
【0145】AVセンタ1からTV2に、1フレームよ
り多いフレーム数から構成されるDATAパケットが送
信されてきた場合、まず自分アドレス判定部11におい
て、そのDATAパケットの相手アドレス(図2
(a))が参照され、相手アドレスに記述されているア
ドレスが、自身にあらかじめ割り当てられたアドレスか
否かが判定される。そして、相手アドレスに記述されて
いるアドレスが、自身にあらかじめ割り当てられたアド
レスである場合、自分アドレス判定部11は、DATA
パケットを取り込み、通常フレーム用バッファ12およ
びロック/アンロック制御部17に供給する。
【0146】ロック/アンロック制御部17は、DAT
Aパケットのコントロールビットを参照し、TV2のロ
ック状態またはアンロック状態にする。
【0147】ここで、この場合、AVセンタ1からTV
2に、1フレームより多いフレーム数から構成されるD
ATAパケットが送信されていると仮定しているので、
図8で説明したように、TV2はロック状態にされる。
【0148】通常フレーム用バッファ12は、自分アド
レス判定部11より供給されたDATAパケットを一時
記憶する。一方、バッファ容量検出部13において、通
常フレーム用バッファ12が参照され、通常フレーム用
バッファ12にパケットが記憶されているか否かが判定
される。そして、通常フレーム用バッファ12にパケッ
トが記憶されていると、バッファ容量検出部13は、主
制御部18に対し、通常フレーム用バッファ12に記憶
されているパケットを取り込むように制御信号を出力す
る。これにより、主制御部18は、通常フレーム用バッ
ファ12に記憶されたDATAパケットを取り込み、以
下所定の処理を行う。その後、複数フレーム(パケッ
ト)で構成されるDATAパケットの、最後のパケット
が受信されると、ロック/アンロック制御部17におい
て、TV2が、ロック状態からアンロック状態にされ
る。
【0149】そして、このとき、他のAV機器からパケ
ットが送信されてくると、同報アドレス判定部14にお
いて、そのパケットの相手アドレス(図2(a)または
図2(b))が参照され、そこに記述されたアドレス
が、同報用にあらかじめ割り当てられたものか否かが判
定される。
【0150】ここで、同報パケットは、それを送信した
AV機器以外のものに受信されるように、その相手アド
レスには、同報用にあらかじめ設定された(割り当てら
れた)アドレスが記述されるようになされている。
【0151】同報アドレス判定部14において、他のA
V機器から送信されてきたパケットの相手アドレスに同
報用のアドレスが記述されていると判定された場合、即
ちそのパケットが同報パケットである場合、同報パケッ
トが同報フレーム用バッファ15に供給され、一時記憶
される。
【0152】そして、バッファ容量検出部16は、同報
フレーム用バッファ15に同報パケットが記憶される
と、ロック/アンロック制御部17を参照し、いまTV
2がロック状態であるか、またはアンロック状態である
かを判定する。そして、バッファ容量検出部16は、T
V2の状態がロック状態であった場合、それがアンロッ
ク状態になるのを待って、同報フレーム用バッファ15
に記憶された同様パケットを取り込むように、主制御部
18に対して制御信号を出力する。
【0153】従って、この場合、AV機器がロック状態
であっても、同報パケットの受信が可能となる。
【0154】なお、バッファ容量検出部16は、同報フ
レーム用バッファ15に同報パケットが記憶され始めた
とき、TV2がアンロック状態であれば、即座に、主制
御部18に対して制御信号を出力する。
【0155】また、以上のように、AVセンタ1からT
V2に、複数のDATAパケットが送信される場合、T
V2は、AVセンタ1によってロック状態にされるが、
このロック状態の解除、即ちTV2をロック状態からア
ンロック状態にする処理は、AVセンタ1が、責任をも
って行うようになされている。
【0156】しかしながら、何らかの原因によって、A
Vセンタ1によりロック状態の解除が行われない場合を
想定し、TV2では、ロック状態にされてから、例えば
800msなどの所定の時間を経過しても、アンロック
状態にされないとき、自身でロック状態を解除するよう
になされている。
【0157】即ち、各AV機器では、図示せぬタイマに
より、ロック状態にされてからの時間を計時し、800
ms経過しても、アンロック状態とされなければ、自身
で、その状態をアンロック状態とするようになされてい
る。
【0158】また、AV機器がロック状態の場合、同報
パケットは、上述のようにして受信されるが、同報パケ
ット以外のパケットは受信されない。
【0159】次に、TV2のD2B制御部2a(図1)
は、図13に示す他、例えば図14に示すように構成す
ることができる。なお、図中、図13における場合と対
応する部分については、同一の符号を付してある。
【0160】即ち、図13に示す場合においては、同報
パケット以外のパケットが通常フレーム用バッファ12
に記憶され、同報パケットが同報フレーム用バッファ1
5に記憶されるようになされているが、図14に示す場
合においては、パケットは、すべてバッファ21に記憶
されるようになされている。
【0161】さらに、バッファ21においては、自分ア
ドレス判定部11から供給される、同報パケット以外の
パケットを記憶するアドレス(領域)と、同報アドレス
判定部14から供給される同報パケットを記憶するアド
レス(領域)とが、異なるものとされており、従って、
この場合、バッファ21のアドレス制御が必要となる
が、図13に示す場合と比較して、装置を簡単に構成す
ることができる。
【0162】なお、同報パケットの送信/受信は、最優
先の識別アドレスを用いて行われるようになされてお
り、これにより、同報パケットは、他のパケットとのア
ービトレイションに勝ち残り、最優先でやりとりされ
る。
【0163】即ち、例えばいわゆるIEC1030に準
拠して、AVシステムを構成した場合においては、同報
パケットの送信/受信は、一番若いアドレスを共通機器
アドレスとして行われる。
【0164】次に、各パケットのやりとりについて、さ
らに詳述する。まず、CMDパケットの場合、図15に
示すように、親となるAV機器は、マスタ送信モードに
なり、CMDパケットを、子となるAV機器に送信す
る。子は、スレーブ受信モードとなり、親から送信され
るCMDパケットを受信し、例えば100ms以内に、
そのCMDパケットに対する返事(例えばBUSY)が
記述されたANSパケットを、親に送信する。このと
き、子は、マスタ送信モードになる。
【0165】さらに、子は、親から送信されるCMDパ
ケットに対する最終的な返事(完了(COMPLETE
D)、処理できなかった(REGECT)、CMDパケ
ットに記述された処理をする機能を有していない(NO
T−IMPLEMENT)など)が記述されたANSパ
ケットを、マスタ送信モードで送信する。
【0166】一方、親は、CMDパケットの子からのA
NSパケットを200msだけ待ち、ANSパケットが
送信されてくると、スレーブ受信モードで受信し、最終
的な返事が記述されたANSパケットの受信後、次の処
理(次のパケットの送信)を行う。
【0167】次に、親から送信されるパケットが、RE
Q/DATAREQ(REQまたはDATAREQ)パ
ケットの場合、図16に示すようにAV機器間の通信が
行われる。即ち、親から送信されるパケットが、REQ
/DATAREQパケットの場合、上述のCMDパケッ
トの場合(図15)と同様にして、パケットがやりとり
される。
【0168】さらに、親から送信されるパケットが、D
ATAパケットの場合、このDATAパケットが、1フ
レーム(パケット)で構成されるときには、図17に示
すように通信が行われる。即ち、図7で説明したよう
に、親は、マスタ送信モードでDATAパケットを子に
送信し、子は、親から送信されるDATAパケットを、
スレーブ受信モードで受信する。
【0169】また、DATAパケットが、複数フレーム
(パケット)で構成されるときには、図18に示すよう
に通信が行われる。即ち、DATAパケットが、例えば
3フレーム(パケット)で構成されるとき、親は、マス
タ送信モードで、最初のDATAパケットを子に送信
し、その後、例えば少なくとも8msだけ待って、2番
目のDATAパケットを送信する。そして、親は、さら
に少なくとも8msだけ待って、最後のパケットを送信
する。
【0170】一方、子は、親から送信された3つのDA
TAパケットを、スレーブ受信モードで順次受信する。
なお、このとき、子は、最初のパケットを受信した時点
でロック状態にされ、最後のパケットを受信した時点で
アンロック状態にされる。
【0171】次に、ANSパケットを要求するパケット
を送信した親に、子からANSパケットが返信(送信)
される場合、図19に示すように、子は、マスタ送信モ
ードでANSパケットを送信し、親は、スレーブ受信モ
ードで、子から送信されるANSパケットを受信する。
【0172】さらに、送信されるパケットが、ステイタ
ス自動発信パケットである場合、図20に示すように、
送信側では、マスタ送信モードでステイタス自動発信パ
ケットが送信され、受信側では、スレーブ受信モード
で、親から送信されるステイタス自動発信パケットが受
信される。
【0173】次に、CMD,REQ,DATAREQ,
DATA,ANS、またはステイタス自動発信パケット
(CMD/REQ/DATAREQ/DATA/ANS
/ステイタス自動発信パケット)の送信時において、パ
ケットに記述された相手アドレスやコントロールビット
の部分で伝送エラー(送信エラー)が生じた場合、図2
1に示す処理が行われる。
【0174】ここで、パケットを受信した各AV機器
は、1バイトのデータを受信するごとに、1ビットの信
号ACK(アクノリッジ)を、パケットを送信したAV
機器に返すようになされている。そして、送信側では、
自身が送信したパケット長が判っているので、受信側か
ら送信されるACKの数をカウントすることにより、パ
ケット送信中の、例えばビット落ちなどのエラーを検出
することができるようになされている。
【0175】従って、CMD/REQ/DATAREQ
/DATA/ANS/ステイタス自動発信パケットの送
信時において、送信側で、受信側から送信されるACK
の数をカウントすることにより、パケットに記述された
相手アドレスやコントロールビットの部分での伝送エラ
ー(送信エラー)が検出された場合、図21に示すよう
に、例えば8msだけ待って、CMD/REQ/DAT
AREQ/DATA/ANS/ステイタス自動発信パケ
ットが再送される。
【0176】そして、例えば同様の送信エラーが4回生
じ、CMD/REQ/DATAREQ/DATA/AN
S/ステイタス自動発信パケットの再送を3回行って
も、パケットを正しく送信することができないときに
は、そのパケットの送信が断念される。
【0177】次に、CMD/REQ/DATAREQパ
ケットの送信時において、パケットに記述されたコント
ロールビットより後ろの部分(例えば、図2(b)に示
すTEXT−HDやHD−OPRなど)で伝送エラー
(送信エラー)が生じ、受信側(子)から、文法エラー
を示すILLEGAL+NOT−IMPLが記述された
ANSパケットが返信(送信)された場合には、図22
に示す処理が行われる。
【0178】即ち、送信側(親)において、CMD/R
EQ/DATAREQパケットの送信後、受信側(子)
から送信されるACKに基づいて、送信エラーが検出さ
れ、さらに例えば200ms経過する前に、ILLEG
AL+NOT−IMPLが記述されたANSパケットが
受信されると、CMD/REQ/DATAREQパケッ
トが再送される。そして、この再送を、例えば3回行っ
ても、送信エラーが検出され、さらにILLEGAL+
NOT−IMPLが記述されたANSパケットが受信さ
れた場合には、CMD/REQ/DATAREQパケッ
トの送信が断念される。
【0179】次に、CMD/REQ/DATAREQパ
ケットの送信後、送信側(親)で、受信側(子)から送
信されるACKに基づいて、送信エラーが検出され、さ
らに例えば200msだけ待っても、受信側(子)から
送信されるANSパケットを受信することができなかっ
た場合、図23に示すように、CMD/REQ/DAT
AREQパケットが再送される。そして、この再送を、
例えば3回行っても、送信エラーが検出され、さらにA
NSパケットを受信することができなかった場合には、
CMD/REQ/DATAREQパケットの送信が断念
される。
【0180】次に、DATAパケットの送信時におい
て、パケットに記述されたコントロールビットより後ろ
の部分(例えば、図2(a)に示すTEXT−HDやH
D−OPRなど)で生じた伝送エラー(送信エラー)
が、送信側で、受信側から送信されるACKの数をカウ
ントすることにより検出された場合には、図24に示す
ように、例えば8msだけ待って、DATAパケットが
再送される。
【0181】そして、例えば同様の送信エラーが4回生
じ、DATAパケットの再送を3回行っても、パケット
を正しく送信することができないときには、そのパケッ
トの送信が断念される。
【0182】次に、ANS/ステイタス自動発信パケッ
トの送信時において、パケットに記述されたコントロー
ルビットより後ろの部分(例えば、図2(b)に示すT
EXT−HDやHD−OPRなど)で生じた伝送エラー
(送信エラー)が、送信側で、受信側から送信されるA
CKの数をカウントすることにより検出された場合に
は、図25に示すように、例えば8msだけ待って、A
NS/ステイタス自動発信パケットが再送される。
【0183】そして、上述のDATAパケットにおける
場合(図24)と同様に、ANS/ステイタス自動発信
パケットの再送を3回行っても、正しく送信することが
できないときには、そのパケットの送信が断念される。
【0184】次に、CMD/REQ/DATAREQパ
ケットの送信時において、その送信は、正常に行うこと
ができたにも関わらず、受信側(子)から、文法エラー
を示すILLEGAL+NOT−IMPLが記述された
ANSパケットが返信(送信)された場合には、図26
に示す処理が行われる。
【0185】即ち、送信側(親)において、CMD/R
EQ/DATAREQパケットの送信後、200ms以
内にILLEGAL+NOT−IMPLが記述されたA
NSパケットが受信されると、CMD/REQ/DAT
AREQパケットが再送される。そして、この再送を、
例えば3回行っても、ILLEGAL+NOT−IMP
Lが記述されたANSパケットが受信された場合には、
CMD/REQ/DATAREQパケットの送信が断念
される。
【0186】次に、CMD/REQ/DATAREQパ
ケットの送信後、送信側(親)で、例えば200msだ
け待っても、受信側(子)から送信されるANSパケッ
トを受信することができなかった場合、図27に示すよ
うに、CMD/REQ/DATAREQパケットが再送
される。そして、この再送を、例えば3回行っても、A
NSパケットを受信することができなかった場合には、
CMD/REQ/DATAREQパケットの送信が断念
される。
【0187】なお、この場合、さらにREQパケットを
送信し、受信側(子)の状態を把握するようにすること
ができる。
【0188】さらに、次に、図28乃至図32を参照し
て、図1の実施例の動作について説明する。まず図28
は、AVセンタ1からMDP3に対し、CMDパケット
が送信され、その処理を待っている最中に、TV2から
AVセンタ1に、例えばフィーチャに関するCMDパケ
ットが送信された場合のパケットのやりとりを説明して
いる。この場合、AVセンタ1からCMDパケットが送
信され、MDP3で受信されると、MDP3から、BU
SYが記述された(CMDパケットに対する処理を行っ
ていることを示す)ANSパケットが、AVセンタ1に
送信される。
【0189】そして、AVセンタ1において、MDP3
から送信される、CMDパケットに対する処理が終了し
たことを示すANSパケット、即ちCOMPLETED
が記述されたANSパケットが待たれ、その間に、TV
2からAVセンタ1に、フィーチャに関するCMDパケ
ットが送信されると、それに対する処理をいま行うこと
ができないことを示すANSパケット、即ちREJEC
Tが記述されたANSパケットが、AVセンタ1からT
V2に送信される。
【0190】その後、AVセンタ1は、MDP3から送
信される、COMPLETEDが記述されたANSパケ
ットを受信すると、他のAV機器から送信されるパケッ
トを受け付け、そのパケットに対する処理を行うように
なる。
【0191】次に、例えばAVセンタ1が、TV2か
ら、MDP3との接続依頼に関するCMDパケット(以
下、接続依頼CMDパケットという)を受信した場合、
図29(または図30)に示すように、まずAVセンタ
1は、BUSYが記述されたANSパケットをTV2に
送信し、さらにTV2から受信したCMDパケットに基
づいた、接続に関するCMDパケット(以下、接続CM
Dパケットという)をMDP3に送信する。
【0192】MDP3は、AVセンタ1から送信される
接続CMDパケットを受信すると、それに対する処理を
行うとともに、BUSYが記述されたANSパケットを
AVセンタ1に送信する。
【0193】すると、AVセンタ1は、返事待ちの状態
になる。即ち、AVセンタ1は、図29に示すように、
TV2から、最初に送信された接続依頼CMDパケット
と同様のCMDパケットや、異なるCMDパケット、R
EQパケット、DATAREQパケットなどが送信され
てきても、REJECT(またはBUSY)が記述され
たANSパケットを返信するようになる。
【0194】但し、この場合、TV2から、DATAパ
ケットまたはステイタス自動発信パケットが送信された
ときには、AVセンタ1において、そのパケットが受信
され、それに対する処理が行われる。また、TV2から
ANSパケットが送信されたときは、AVセンタ1にお
いて、そのパケットは受信されるが、そのまま捨てられ
る。なお、TV2から送信されるDATAパケット、ス
テイタス自動発信パケット、およびANSパケットのう
ちのいずれが受信された場合においても、それに対する
返事は行われない(ANSパケットは送信されない)。
【0195】さらに、この場合、AVセンタ1は、図3
0に示すように、MDP3から、CMDパケット、RE
Qパケット、DATAREQパケットなどが送信されて
きても、REJECT(またはBUSY)が記述された
ANSパケットを返信するようになる。
【0196】但し、この場合、MDP3から、DATA
パケットまたはステイタス自動発信パケットが送信され
たときには、AVセンタ1において、そのパケットが受
信され、それに対する処理が行われる。なお、MDP3
から送信されるDATAパケットおよびステイタス自動
発信パケットのうちのいずれが受信された場合において
も、それに対する返事は行われない(ANSパケットは
送信されない)。
【0197】また、TV2またはMDP3から、CMD
パケット、REQパケット、DATAREQパケット、
DATAパケット、ステイタス自動発信パケット、AN
Sパケットが送信されたときだけでなく、VTR3や、
図1のAVシステムに接続した、図示せぬ他のAV機器
から、CMDパケット、REQパケット、DATARE
Qパケット、DATAパケット、ステイタス自動発信パ
ケット、ANSパケットが送信されたときも、図31に
示すように、AVセンタ1において、上述と同様の対処
がなされる。
【0198】その後、図29(または図30)に示すよ
うに、AVセンタ1において、MDP3から、COMP
LETEDが記述されたANSパケットが受信される
と、TV2に対し、COMPLETEDが記述されたA
NSパケットが送信される。
【0199】なお、1つのREQパケットに対するAN
Sパケットの送信は、1回だけとすることができる。こ
れにより、例えば図32に示すように、AVセンタ1が
返事待ち状態で(AVセンタ1が、MDP3から送信さ
れるCOMPLETEDが記述されたANSパケットを
待っている状態で)、例えばTV2からREQパケット
を受信したとき、それに対し、TV2に送信した、BU
SYまたはREJECTが記述されたANSパケット
は、TV2において、REQパケットに対する返事と認
識される。
【0200】従って、この場合、BUSYまたはREJ
ECTが記述されたANSパケットの後に、AVセンタ
1からTV2に送信される、COMPLETEDが記述
されたANSパケットは、TV2において、最初の接続
依頼CMDパケットに対する返事と認識されることにな
る。
【0201】なお、パケットは、1回だけ送信するので
はなく、同一のパケットを、例えば2回送信するように
することができる。この場合、同一パケットを2回送信
することによって、送信時間は増加するが、パケット
の、より正確な送信を行うことができる。
【0202】図33は、例えば、2つのフレームで構成
されるOSDデータを、2回づつ送信する場合の、OS
Dデータの各フレームのフォーマットを示したものであ
る。図33(a)は、1回目に送信されるフレーム1
(正フレーム1)のフォーマットであり、図33(b)
は、2回目に送信されるフレーム1(補フレーム1)の
フォーマットである。同様に図33(c)は、1回目に
送信されるフレーム2(正フレーム2)のフォーマット
であり、図33(d)は、2回目に送信されるフレーム
2(補フレーム2)のフォーマットである。
【0203】図33に示したように、フレームのDT−
ATRの位置に記述する情報を、例えば、図33(a)
の60hと図33(b)の61h、または図33(c)
の62hと図33(d)の63hのように、正フレーム
と補フレームとで変えるようにすることができる。この
場合、送信されてきたフレームのDT−ATRの位置に
記述された情報によって、送信されてきたフレームが正
フレームか補フレームかの判別がなされる。従って、伝
送エラー発生時の送受信側のエラー回復処理を簡単にす
ることができる。
【0204】また、本実施例においては、AVセンタ1
とTV2とを別々に構成するようにしたが、AVセンタ
1とTV2とは一体に構成するようにすることができ
る。
【0205】以上、本発明をAVシステムに適用した場
合について説明したが、本発明は、AVシステムの他、
いわゆるパソコン通信や、コンピュータとAV機器とを
接続したシステムなどに適用可能である。
【0206】
【発明の効果】請求項1に記載の通信方法によれば、装
置間で伝送される電文の種類に、コマンドと、ステイタ
ス要求コマンドと、データ要求コマンドと、純データ
と、返事と、ステイタス自動発信と、同報とがあり、装
置間の通信が、1フレームで構成される電文が、装置間
で伝送される場合、電文を受信する装置にロックがかけ
られず、装置間の通信は、1つの電文の送信受信を1
単位として行われ、純データが、複数フレームで構成さ
れるときには、その最初のフレームで、純データを受信
する装置にロックがかけられ、残りのフレームが送信さ
れる。従って、簡単な手順で、効率良く装置間の通信を
行うことができる。
【0207】
【0208】請求項に記載の通信方式によれば、OS
Dデータが、複数フレームで構成されるときには、その
最初のフレームにより、OSDデータを受信する装置に
ロックがかけられ、OSDデータの最後のフレームによ
り、装置のロックがはずされる。従って、複数フレーム
で構成される純データを伝送している最中に、受信側に
対して他から電文が伝送されてきても、純データの伝送
が中断されることがないため、伝送処理を確実かつ簡単
にすることができる。
【0209】請求項に記載の通信方式によれば、純デ
ータが複数のフレームで構成されるとき、純データを構
成するフレーム数が所定の数以下に制限される。従っ
て、純データを受信する装置のバッファを少なくでき、
装置の構成を簡略化し、低コスト化することができる。
【0210】請求項に記載の通信方式によれば、純デ
ータを構成する個々のフレームには、前記フレーム内の
データ数を表す情報が記述される。従って、受信側で受
信された実際のデータ数と、受信したフレーム内のデー
タ数を表す情報とを比較することにより、伝送エラーが
生じたか否かの判断を、受信側が行うことができ、確実
な電文の伝送ができる。
【0211】請求項に記載の通信方式によれば、純デ
ータが複数のフレームで構成されるとき、最初のフレー
ムにだけ、アトリビュート情報が記述される。従って、
2番目以降のフレームにはテキストデータのみ記述する
ことができ、効率よく電文の伝送を行うことができる。
【0212】請求項に記載の通信方式によれば、装置
間で伝送される電文が、返事を要求しないものである場
合には、電文を送信した装置は、伝送エラーを検出し、
伝送エラーの検出後、所定の時間だけおいて電文を再送
するので、電文の伝送を確実に行うことができる。
【0213】請求項に記載の通信方式によれば、装置
間で伝送される電文が、返事を要求するものである場合
には、電文を送信した装置は、所定の時間だけ経過して
も返事を受信することができなかったとき、電文を再送
する。従って、電文の伝送を確実に行うことができる。
【0214】請求項に記載の通信方式によれば、純デ
ータを、通常電文記憶手段よって受信している最中に、
同報の電文が伝送されてきた場合には、装置のロック
たはアンロック状態に関わらず、同報電文記憶手段によ
って同報の電文を受信する。従って、同報の電文は、必
ず受信されるので、同報の電文の伝送の制御を容易に行
うことができる。
【0215】請求項に記載の通信方式によれば、装置
が、伝送されてきた電文を一時記憶する、同報の電文を
記憶するアドレスと、同報の電文を除く電文を記憶する
アドレスとが異なるアドレスとされた記憶手段によっ
て、純データを受信している最中に、同報の電文が伝送
されてきた場合には、装置のロックまたはアンロック状
態に関わらず、記憶手段の、純データを受信するアドレ
スと異なるアドレスに、同報の電文を受信する。従っ
て、同報の電文は、必ず受信されるので、同報の電文の
伝送の制御を容易に行うことができる。
【0216】請求項10に記載の通信方式によれば、同
報の電文が、最優先で伝送されるので、同報の電文の伝
送の制御を容易に行うことができる。
【0217】請求項11に記載の通信方式によれば、返
事を要求しない電文は、ステイタス自動発信の電文であ
るので、ステイタス自動発信の電文の伝送を確実に行う
ことができる。
【0218】請求項12に記載の通信方式によれば、実
質的に同一のフレームが2回づつ伝送される。従って、
伝送エラーが生じたとき、エラーの回復処理が迅速に行
え、送受信側のエラー回復処理を簡単にすることができ
る。
【0219】請求項13に記載の通信方式によれば、フ
レーム内の所定の位置に、前記フレームがデータフレー
ムであるか否かを示す情報が記述される。従って、その
情報を簡単に読み出すことができ、その情報により、受
信したフレームがデータフレームであるか否かを判断す
ることができるので、電文解析が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVシステムの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のAVシステムでやりとりされるパケット
のフォーマットを示す図である。
【図3】図1のAVシステムでやりとりされる、複数の
フレームで構成されるOSDデータのフォーマットを示
す図である。
【図4】CMDパケットの通信手順を説明するフローチ
ャートである。
【図5】REQパケットの通信手順を説明するフローチ
ャートである。
【図6】OSDデータなどが記述されたDATAパケッ
トを受信した場合の、受信側の処理手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】1フレームからなるDATAパケットの通信手
順を説明するフローチャートである。
【図8】複数フレームからなるDATAパケットの通信
手順を説明するフローチャートである。
【図9】ステイタス自動発信パケットの通信手順を説明
するフローチャートである。
【図10】同報パケットの通信手順を説明するフローチ
ャートである。
【図11】DATAREQパケットの通信手順を説明す
るフローチャートである。
【図12】ANSパケットを要求するパケットの送信/
受信中において、伝送エラーが生じた場合の回復処理を
説明するフローチャートである。
【図13】図1の実施例のD2B制御部2aの第1実施
例の構成を示すブロック図である。
【図14】図1の実施例のD2B制御部2aの第2実施
例の構成を示すブロック図である。
【図15】CMDパケットの通信手順を説明する図であ
る。
【図16】REQ/DATAREQパケットの通信手順
を説明する図である。
【図17】1フレームからなるDATAパケットの通信
手順を説明する図である。
【図18】複数フレームからなるDATAパケットの通
信手順を説明する図である。
【図19】ANSパケットの通信手順を説明する図であ
る。
【図20】ステイタス自動発信パケットの通信手順を説
明する図である。
【図21】伝送エラー(送信エラー)が生じた場合の回
復手順を説明する図である。
【図22】伝送エラー(送信エラー)が生じた場合の回
復手順を説明する図である。
【図23】伝送エラー(送信エラー)が生じた場合の回
復手順を説明する図である。
【図24】伝送エラー(送信エラー)が生じた場合の回
復手順を説明する図である。
【図25】伝送エラー(送信エラー)が生じた場合の回
復手順を説明する図である。
【図26】返信されたANSパケットの内容が、文法エ
ラーである場合の回復手順を説明する図である。
【図27】ANSパケットを受信することができなかっ
た場合の回復手順を説明する図である。
【図28】図1の実施例の動作を説明する図である。
【図29】図1の実施例の動作を説明する図である。
【図30】図1の実施例の動作を説明する図である。
【図31】図1の実施例の動作を説明する図である。
【図32】図1の実施例の動作を説明する図である。
【図33】OSDデータフレームを2回づつ送信する場
合の、正フレームと補フレームのフォーマットを示した
図である。
【符号の説明】
1 AVセンタ 1a D2B制御部 1b 制御部 1c 切換処理回路 2 TV 2a D2B制御部 2b 制御部 2c TV処理回路 3 MDP 3a D2B制御部 3b 制御部 3c MDP処理回路 4 VTR 4a D2B制御部 4b 制御部 4c VTR処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田部 典子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 刑部 義雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 岩本 幸治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 相馬 洋子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 今浦 敏宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 牧 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−40347(JP,A) 特開 昭61−157131(JP,A) 特開 平2−2251(JP,A) 特開 平3−132126(JP,A) 特開 平6−244850(JP,A) 特開 昭63−24739(JP,A) 特開 昭64−24537(JP,A) 欧州特許出願公開627823(EP,A 2)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置間で伝送される電文の種類に、 コマンドと、 ステイタス要求コマンドと、 データ要求コマンドと、 純データと、 返事と、 ステイタス自動発信と、 同報と がある通信方式において、1フレームで構成される前記電文が、前記装置間で伝送
    される場合、 前記電文を受信する装置にロックがかけられず、 前記装
    置間の通信は、1つの前記電文の送信受信を1単位と
    して行われ、前記純データが、複数フレームで構成されるときには、
    その最初のフレームで、前記純データを受信する装置に
    ロックがかけられ、残りのフレームが送信される ことを
    特徴とする通信方式。
  2. 【請求項2】 前記純データが複数フレームで構成され
    るOSDデータであり、前記装置間で前記OSDデータ
    が伝送される場合、 その最初のフレームで、前記OSDデータを受信する装
    置にロックがかけられ、前記OSDデータの最後のフレ
    ームにより、前記装置のロックがはずされる ことを特徴
    とする請求項1に記載の通信方式。
  3. 【請求項3】 前記純データが複数フレームで構成さ
    れ、 前記装置間で前記純データが伝送される場合、 前記純データを構成するフレーム数が所定の数以下に制
    限される ことを特徴とする請求項1または2に記載の通
    信方式
  4. 【請求項4】 前記純データを構成する個々のフレーム
    に、前記フレーム内のデータ数を表す情報が記述される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の通
    信方式。
  5. 【請求項5】 前記純データが複数フレームで構成され
    るとき、最初のフレームにだけ、アトリビュート情報が
    記述される ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の通信方式。
  6. 【請求項6】 前記装置間で伝送される前記電文が、前
    記返事を要求しないものである場合には、 前記電文を送信した装置は、伝送エラーを検出し、 前記伝送エラーの検出後、所定の時間だけおいて前記電
    文を再送する ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の通信方式。
  7. 【請求項7】 前記装置間で伝送される前記電文が、前
    記返事を要求するものである場合には、 前記電文を送信した装置は、所定の時間だけ経過しても
    前記返事を受信することができなかったとき、前記電文
    を再送する ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の通信方式。
  8. 【請求項8】 前記装置は、 前記同報を除く電文を一時記憶する通常電文記憶手段
    と、 前記同報の電文を一時記憶する同報電文記憶手段と を備
    え、 前記純データを、前記通常電文記憶手段によって受信し
    ている最中に、前記同報の電文が伝送されてきた場合に
    は、前記装置のロックまたはアンロック状態に関わら
    ず、前記同報電文記憶手段によって前記同報の電文を受
    信する ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の通信方式。
  9. 【請求項9】 前記装置は、 伝送されてきた前記電文を一時記憶する、前記同報の電
    文を記憶するアドレスと、前記同報の電文を除く電文を
    記憶するアドレスとが異なるアドレスとされた記憶手段
    を備え、 前記純データを、前記記憶手段によって受信している最
    中に、前記同報の電文が伝送されてきた場合には、前記
    装置のロックまたはアンロック状態に関わらず、前記記
    憶手段によって前記同報の電文を受信する ことを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかに記載の通信方式。
  10. 【請求項10】 前記同報の電文の伝送は、最優先で行
    われる ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の通信方式。
  11. 【請求項11】 前記返事を要求しない前記電文は、ス
    テイタス自動発信の電文である ことを特徴とする請求項
    6に記載の通信方式。
  12. 【請求項12】 前記装置間で電文が伝送される場合、 実質的に同一のフレームが2回づつ伝送される ことを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の通信方式。
  13. 【請求項13】 前記装置間で電文が伝送される場合、 フレーム内の対応する位置に、前記フレームがデータフ
    レームであるかコマンドフレームであるかを示す情報が
    記述される ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載の通信方式。
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