JP2861794B2 - 原材料予熱槽を備えた溶解炉 - Google Patents

原材料予熱槽を備えた溶解炉

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JP2861794B2 JP6049482A JP4948294A JP2861794B2 JP 2861794 B2 JP2861794 B2 JP 2861794B2 JP 6049482 A JP6049482 A JP 6049482A JP 4948294 A JP4948294 A JP 4948294A JP 2861794 B2 JP2861794 B2 JP 2861794B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原材料予熱槽を備え、こ
の槽内で予熱した金属等の原材料を装入して加熱溶解す
る溶解炉に係わり、特に、予熱したスクラップを装入し
て加熱溶解する製鋼用アーク炉に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の溶解炉は通常溶解した材料や浮
遊スラグを排出するために、炉を傾転させる傾転装置を
有する場合が多い。
【0003】例えば特開平4−309789号公報に開
示されている炉は図6に示すように、溶解炉1の両端周
面に歯車2を設けて、駆動歯車3によって噛み合い支持
させ、出湯の際に、その回転によって、溶解炉1自身を
傾転させている。ここでは溶解炉1上部の原材料投入口
1aに施蓋する天蓋4と、この天蓋4上に立設する予熱
塔5a、5bを設け、予熱塔は筒状で溶解炉1からの排
ガスを上方に向かって通過可能とすべく、天蓋4から連
通するように形成されている。その下方から上方に向か
って適数の予熱室6a、6bを設け、この予熱塔の上部
には排ガスを排気する排気口7を設けて排気ダクトに接
続している。
【0004】また、各々の予熱室の下部には開閉自在な
原料保持のダンパー8を設け、予熱塔の最上端部には外
部から原料を適宜投入して溜め置く室9を設けている。
また、製鋼用アーク炉のように成形電極を使用する場合
には、その消耗を防止することが必要とされている。
【0005】成形電極の消耗を防止するための対策につ
いては、実開平6−2095号公報に開示されているス
クラップ連続装入式アーク炉がある。図7には、炉蓋上
方に2ヵ所にスクラップ貯留部11が設けられ、その中
間部に上部電極12が配置されている。各スクラップ貯
留部11の上方には、排ガスダクト13、およびスクラ
ップ搬送装置14が各々設置されている。
【0006】ここでは上部電極15からのアークはスク
ラップ16に囲まれており、アークからスクラップ16
への輻射伝熱効率が高く、上部電極の炉内への挿入長さ
が短くて済む。そのために電極の損耗を低く抑えること
が出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した原料予熱塔を
有する溶解炉は原料の溶解効率の向上を達成出来るが次
のような問題がある。
【0008】図6に示されるように、溶解炉11は中空
円柱を横置きにしたタイプの溶解炉1の原料投入口1a
に被せるように天蓋4を施蓋している。出湯の際に、溶
解炉1自身を円滑に傾転させるためには、天蓋4を円弧
状にする等の処置が必要である。そのために、その高い
天蓋4上に立設する予熱塔5a、5bは益々高い位置を
占めることになり、建屋の高さは勿論のこと、予熱塔5
a、5bの最上端部への原材料の搬送装置は大型化かつ
高出力化となる。 また、出湯の際に、溶解炉1と天蓋
4との間に隙間を生じるので、炉内からの粉塵等を含有
するガスが炉外に飛散し、作業環境を悪くする。
【0009】また、このような天蓋4の頂部から溶解炉
1に挿入される成形電極10は、溶解炉1内に露出して
いる部分が必要以上に長くなるために、成形電極10は
過酷な高温の酸化性雰囲気に曝され、酸化消耗が激し
い。
【0010】また、上述したスクラップ連続装入式アー
ク炉は電極消耗の防止には効果があるが次のような問題
がある。ここではスクラップの切出し手段がなく、自重
落下に依存しているので、2ヵ所のスクラップ貯留部1
1からスクラップ16がアーク炉17内に円滑に供給さ
れている場合はよい。
【0011】しかし、片方のスクラップ貯留部11内で
棚吊り等を生じた場合は、電極15の周りでスクラップ
供給が偏ってしまい、アークによるスクラップ溶解が不
均一になって、スクラップが電極側に崩れやすくなり、
電極折損を生じるというトラブルを招く。
【0012】また、出湯のために、アーク炉を傾転する
とした場合には、スクラップ貯留部11を備えた炉蓋1
6もアーク炉17と一体的に傾転しなければならないと
云う問題がある。このために、出湯時に、スクラップ貯
留部11を空にしなければならず、次のヒート溶解のた
めのスクラップ予熱が出来ない。また、燃焼室がないた
めに、スクラップ貯留部11を通過する排ガスはCOガ
スの燃焼によるCO2 ガス化が不十分であり、低温度で
かつ有害である。
【0013】本発明は傾転装置を有する溶解炉を用い
て、上記のような問題点の解決を図ったものであり、シ
ャフト状の予熱槽の高さを必要最小限にし、設備のコン
パクト化を図り、排ガスを燃焼させた高温かつ無害ガス
として、原材料の予熱に利用でき、原材料を電極の周り
に均一に装入するとともに、加えて、電極の酸化消耗を
低減することの出来る原材料予熱槽を備えた溶解炉を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を以下
のようにして達成する。
【0015】請求項1に係わる発明は、傾転装置を有す
る溶解炉の炉蓋上部に突出させた燃焼空間室を設け、前
記溶解炉の傾転方向と直交する方向の該燃焼空間室の両
側面に原材料投入口を設け、その原材料投入口と係合す
る原材料供給口を有するシャフト状の予熱槽を設けて、
前記原材料投入口と原材料供給口の接続部を摺動可能な
構造としたことを特徴とする原材料予熱槽を備えた溶解
炉である。
【0016】請求項2に係わる発明は、請求項1に係わ
る発明の溶解炉において、燃焼空間室の両側面に設けら
れた原材料投入口と、予熱槽の原材料供給口とが溶解炉
の傾転軸芯と一致するようにしたものである。
【0017】請求項3に係わる発明は、請求項1に係わ
る発明の溶解炉において、シャフト状の予熱槽に移動手
段を設け、予熱槽を燃焼空間室から遠ざける方向に移動
可能としたものである。
【0018】請求項4に係わる発明は、請求項1に係わ
る発明の溶解炉において、溶解炉の熱源をアークとし
て、可動式電極を燃焼空間室の外側に設けたものであ
る。
【0019】
【作用】請求項1に係わる発明においては、溶解炉の炉
蓋上部に突出させた燃焼空間室を設けるので、溶解炉で
発生する排ガス中のCOガスはこの燃焼空間室内の酸素
と反応して燃焼する。そのために、COガスのCO2
ス化が十分にされるので、排ガス温度は増大し、かつ、
無害化する。
【0020】このために、燃焼空間室を介してシャフト
状の予熱槽を通過する排ガスによって、予熱槽内の原材
料への熱エネルギー伝達量は増大し、より高温度の原材
料の装入が可能となる。また、無害化するので排ガス処
理コストも低減する。出湯或いは除滓のための溶解炉の
傾転では燃焼空間室原料投入口と予熱槽の原料供給口と
の接続部を摺動可能な構造としたことにより、シャフト
状の予熱槽と独立して、溶解炉は傾転出来る。
【0021】本発明での接続部の構造は原料投入口と原
材料供給口とが互いに接触して、摺動出来るか、あるい
は、若干の隙間を有して回動が出来る。溶解炉への原材
料の投入は燃焼空間室両側面に設けた2以上の原料投入
口を介して、溶解炉に投入するので、シャフト状の予熱
槽の一槽当たりの原材料の貯蔵容量は半分以下で済む。
【0022】また、一方の予熱槽に供給異常を生じた場
合には、その予熱槽の供給を停止しても、もう一方の予
熱槽から原材料を供給することにより、溶解炉の操業を
継続することが出来る。更に、原材料投入口は燃焼空間
室側面にあって、低い高さから溶解炉内に投入されるの
で、原材料が溶融物と衝突してもその飛散量が少なく、
炉蓋に付着する等のトラブルがない。
【0023】請求項2に係わる発明においては、燃焼空
間室の両側面に設けられた原材料投入口の中心と、予熱
槽の原材料供給口の中心とが溶解炉の傾転軸芯と一致す
るようにしたので、溶解炉の傾転時に、溶解炉と燃焼空
間室が一体的に傾転しても、その接続部としての原料投
入口と原料供給口は一致する。そのために、傾転中にお
いても高温ガスの予熱槽への排出及び、原材料の供給が
可能であり、集塵効率及び予熱効率が向上出来、また接
続部のシール面積を最小限にすることが出来る。
【0024】請求項3に係わる発明においては、片側の
予熱槽に異常を生じた場合に、予熱槽を移動手段によ
り、燃焼空間室から遠ざかる方向に移動して、溶解炉と
切り離すことが出来る。このため、溶解炉の操業を停止
することなく、その予熱槽の点検補修が出来る。
【0025】第4の発明においては、溶解炉の熱源をア
ークとして、可動式電極を燃焼空間室の外側に設けてい
るので、燃焼空間室内の排ガスの高温雰囲気に曝される
ことなく、また、短い可動式電極を溶解炉に挿入してア
ークを発生させることが出来る。そのために、電極の損
耗が少ない。
【0026】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す一部切欠け正
面図である。図2は図1のA−A線矢視による図、図3
は図1のB−B線矢視による図である。
【0027】図1、図2、図3において、21は傾転装
置を有する溶解炉であり、溶解炉本体21aの上部に炉
蓋22が設けられている。23は燃焼空間室であり、炉
蓋22に突出して設けられている。この場合、溶解炉2
1の傾転方向と直交する方向の燃焼空間室両側面に原材
料投入口24a、24bを設けて、予熱槽からの予熱原
材料を溶解炉21の中央部に均一に装入出来るようにし
ている。
【0028】25a、25bはシャフト状の予熱槽であ
り、上記原材料投入口24a、24bと係合する原材料
供給口26a、26bを下端部に有している。27は可
動式成形電極であり、ここでは燃焼空間室23に近い位
置の炉蓋22上から溶解炉本体21aに挿入されてい
る。
【0029】図1において、予熱槽25a、25bの上
部には装入口29を設け、図示しないコンベヤ等によっ
て外部から搬送された原材料を予熱槽25a、25bに
装入する。
【0030】予熱槽25a、25bの下部には切出し装
置28を設けて、装入された原材料を原材料供給口26
a、26から定量的に切出し、燃焼空間室23を介し
て、溶解炉21の中央部に均一に投入される。ここでは
切出し装置28としてプッシャー28a、28bを用い
て、交互に原材料を押出し、原材料を連続的に少量ずつ
切出すようにしている。また、これ以外に振動フィーダ
ー等を用いることもある。摺動可能な接続部の構造を図
4に示す。
【0031】図4は本発明の一実施例を示す要部拡大図
である。図4において、接続部は原材料投入口24aと
原材料供給口26aの先端部にフランジ38a、38b
を取付けた構造としている。ここでは図示していない簡
単な押付け手段によって、傾転に影響を与えない程度に
接触を図っている。
【0032】原材料投入口24aの中心と原材料供給口
26aの中心が傾転軸芯と一致させているので、傾転時
にはフランジ38a、38b面での摺動または若干の隙
間を有して、回動することが出来る。フランジ取合いで
なくとも、径の異なる管を嵌合させる等、同様の機能を
有するものであればよい。原材料はフイダー39を用い
て、切出し装置28によって溶解炉内に投入される。
【0033】図1において、溶解炉21では加熱源の可
動式成形電極27と溶融物29との間でアークを発生さ
せて、投入された原材料を順次溶解して行く。溶融物2
9のレベルの変化に対応して、可動式成形電極27を昇
降させ、アークの安定を図る。溶解炉21で発生したガ
スは燃焼空間室23でノズルから吹込まれた酸素と混合
し燃焼する。燃焼空間室23はスペースが狭くても、酸
素吹込み量をバルブ41で調節して燃焼させることが出
来る。酸素の代わりに空気を用いることも出来る。
【0034】燃焼空間室23には、過剰な反応による炉
蓋22の破損や材料の原材料投入口24a、24bのト
ラブルを防止するために、予熱槽25a、25bの出側
から低い温度のガスを戻して吹込める吹込み口35を設
けることが出来る。その場合、工場の窒素ガス等不活性
ガスを利用してもよい。燃焼した排ガスは燃焼空間室2
3からシャフト状の予熱槽25a、25bに充填された
原材料の間を通過して、原材料を予熱し、予熱槽25
a、25b上部に設けた排気ダクト30a、30bによ
り系外に排出される。ここで、予熱槽25a、25bを
炉芯側に傾斜させることによって、原材料が炉芯側に寄
り、間隙がなくなるので、排ガスが原材料と予熱槽の壁
間を吹抜けることがなく、原材料を十分に予熱すること
が出来る。
【0035】図2では、溶解炉21の太矢印Xに示す傾
転方向に対して太矢印Yに示す直交する方向の燃焼空間
室23の両側面に原材料投入口24a、24bを設け、
その原材料投入口24a、24bと係合する原材料供給
口26a、26bを有するシャフト状の予熱槽25a、
25bを設けている。可動式成形電極27は燃焼空間室
23から外して配置しているので、長さの短い成形電極
27を用いることが出来る。ここでは単数の可動式成形
電極27を用いているが、必要に応じて、複数の可動式
成形電極27を設けることも出来る。又、ここでは直流
式であるが、交流式でもよい。
【0036】図3では、溶解炉21は傾転装置32によ
って、太矢印Zの方向に傾転して、溶融物30を出湯口
36から出湯する。ここでは燃焼空間室23の両側面に
設けられた原材料投入口24a(24b)の中心Pと、
予熱槽の原材料供給口26a(26b)の中心とが矢印
で示すように溶解炉21の傾転軸芯と一致するようにし
たので、溶解炉21の傾転時に、溶解炉21と一体的に
燃焼空間室が傾転しても、その接続部としての原料投入
口24aと原料供給口は一致する。
【0037】溶解炉21は傾動を容易にするために、ロ
ール34に載置されている。一般に直流アーク炉の場
合、可動式の成形電極27は炉底電極33を配置して炉
底電極上に初期溶解時の溶融物が溜まることが通電を維
持する上で必要である。それに対して、本発明では、可
動式の成形電極27を傾斜させ、下降した時に炉底電極
33上の溶融物の溜まる所に届くようにしている。
【0038】図5は本発明の他の実施例の要部を示す図
である。図5では、シャフト状の予熱槽25bに台車機
構37を設けている。予熱槽25aにトラブル発生した
場合に、接続部に分離板40を挿入して、予熱槽25b
を図示しない通常の駆動装置等によって燃焼空間室から
遠ざかる方向に移動する。分離板40の挿入によって、
排ガスの放出を防止することが出来、溶解炉21は停止
することなく、片肺操業が出来る。
【0039】以上の実施例に示すように、本発明によれ
ば以下の効果がある。 (1) 予熱槽が溶解炉の上部左右に2以上配置されて
いるので、原材料の貯蔵量を1槽当たり半分以下にする
ことが出来、予熱槽の高さを半分以下に低くすることが
出来る。また、予熱槽が溶解炉の直上にないので、炉の
傾転時に予熱槽にぶつかることがなく、その分だけ予熱
槽の部位を低く出来る。 (2)原材料は低い高さから投入出来るので、原材料の
衝突による溶融物の飛散が少なく、炉蓋への溶融物の付
着等によるトラブルがない。 (3)炉内に投入される原材料の偏りが改善されるの
で、炉床耐火物及び炉底電極の消耗が低減し、耐火物原
単位の改善ならびに保守が容易である。 (4)予熱槽でのトラブル時にはその予熱槽を溶解炉か
ら切離して操業を続けることが可能なので、休止時間が
少なく、全体に生産性が良い。 (5)燃焼空間室で排ガスを燃焼させ、高温化、無害化
し、予熱槽に送るので、原材料の予熱効果が高く、また
危険性がない。 (6)予熱槽が炉芯側に傾斜していることにより、排ガ
スの吹抜けがなく原材料の予熱効果が高い。 (7)温度の低下した予熱槽出側のガスにより、燃焼空
間室での燃焼量を調節出来るので、設備の過熱によるト
ラブルを防止出来る。 (8)2つの予熱槽からは交互に材料が切出されるの
で、連続的にほぼ一定の切出速度で材料を炉内に投入出
来、安定した操業が可能となる。 (9)燃焼空間室から可動式成形電極が外れているの
で、炉内での電極長さを最小限に出来、電極の側面の酸
化消耗が少ない。 (10)可動式成形電極が斜めに装入されているので、
溶融物を少なくした特殊な操業においても、炉芯部の材
料に対して安定したアークを発生させることが出来る。
【0040】以上のようにトラブル要因を排除出来るの
で、溶解炉を無人化操業にすることが可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、シャフト状の予熱槽の
高さを必要最小限にし、設備のコンパクト化を図り、排
ガスを燃焼させて高温且つ無公害ガスとして、原材料の
予熱に利用させ、予熱した原材料を電極の周りに均一に
装入することが出来るとともに、加えて、電極の消耗を
大巾に低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠け正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線矢視による図である。
【図3】図1のB−B線矢視による図である。
【図4】本発明の燃焼空間室の原材料投入口と予熱室の
原料供給口の接続部の構造を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を要部を示す図である。
【図6】従来の原料予熱塔を有する溶解炉の一例を示す
図である。
【図7】従来のスクラップ連続装入式アーク炉の一例を
示す図である。
【符号の説明】
21 溶解炉 21a 溶解炉本体 22 炉蓋 23 燃焼空間室 23a、23b 燃焼空間室両側面 24a、24b 原材料投入口 25a、25b シャフト状の予熱槽 26a、26b 原材料供給口 27 可動式成形電極 28 切出し装置 28a、28b プッシャー 30 溶融物 31a、31b 排気ダクト 32 傾転装置 33 ロール 34 炉底電極 35 低温ガス吹込み口 36 出湯口 37 台車機構 38a、38b フランジ 39 フィダー 40 分離板 41 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27D 13/00 F27D 13/00 F (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 3/00 - 3/28 F27D 13/00 C22B 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾転装置を有する溶解炉の炉蓋上部に突
    出させた燃焼空間室を設け、前記溶解炉の傾転方向と直
    交する方向の該燃焼空間室の両側面に原材料投入口を設
    け、その原材料投入口と係合する原材料供給口を有する
    シャフト状の予熱槽を設けて、前記原材料投入口と原材
    料供給口の接続部を摺動可能な構造としたことを特徴と
    する原材料予熱槽を備えた溶解炉。
  2. 【請求項2】 燃焼空間室の両側面に設けられた原材料
    投入口の中心と、予熱槽の原材料供給口の中心とが溶解
    炉の傾転軸芯と一致するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の原材料予熱槽を備えた溶解炉。
  3. 【請求項3】 シャフト状の予熱槽に移動手段を設け、
    予熱槽を燃焼空間室から遠ざかる方向に移動可能とした
    ことを特徴とする請求項1記載の原材料予熱槽を備えた
    溶解炉。
  4. 【請求項4】 溶解炉の熱源をアークとして、可動式電
    極を燃焼空間室の外側に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の原材料予熱槽を備えた溶解炉。
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