JP2861562B2 - 一本主管形集中潤滑装置及び該潤滑装置を備えた車両 - Google Patents
一本主管形集中潤滑装置及び該潤滑装置を備えた車両Info
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Description
接続し、該分配弁で計量したグリース等を潤滑箇所に給
脂する一本主管形集中潤滑装置、及び、この装置を搭載
したクレーン車やパワーショベルカー等の主に建設作業
関係の車両に関する。
した車両は、特開平1−190837号公報等で知られ
ており、車両発停用のキースイッチをオンして建設作業
を行っているとき、コントローラからの指令で一定時間
毎に電動式のポンプ要素を駆動して、油タンク内のグリ
ースを一本の主管に圧送し、該主管に接続する分配弁を
介して各潤滑箇所に給脂できるようにしている。又、一
般に、各潤滑箇所に一通り給脂が完了すると、主管内に
圧力がこもるのを回避するため、主管を油タンク側に開
放してその圧力を抜く脱圧を行うようにしている。
は、コントローラの電源はキースイッチに連動してオン
オフするため、必ず脱圧完了後にキースイッチがオフさ
れるのならよいが、運転者には循環装置の動作状態はわ
からないし、又、これを知る必要もないわけであり、脱
圧が完了していない給脂動作の途中でキースイッチがオ
フされると、主管内に圧力がこもった状態で長時間、場
合によっては何日間、何ケ月間もそのまま放置されるこ
とになり、熱膨張により主管の内部が異常高圧になり、
ポンプ要素や分配弁等が破壊したり、グリースを構成す
るせっけん基と油性分とが分離し、油性分のみが外部に
漏れて石けん基が残り、潤滑機能が損なわれたりする等
の問題が起こり、主管及びグリースに悪影響を及ぼす問
題がある。
ず脱圧を行い、主管の内部で圧力がこもったままの状態
で放置されるのを回避し、主管に対する負担を軽減する
と共にグリース等の潤滑油の劣化を防止することができ
る一本主管形集中潤滑装置及び該潤滑装置を備えた車両
を提供することにある。
するため、一本主管形集中潤滑装置であって、電動式の
ポンプ要素1と、該ポンプ要素1の吸入側に接続する油
タンク2と、前記ポンプ要素1の吐出側に接続する一本
の主管3と、該主管3に接続する分配弁4と、前記主管
3を前記油タンク2側に開放する脱圧機構5と、前記ポ
ンプ要素1及び脱圧機構5を制御して前記主管3側への
給脂と給脂後の脱圧とを行うコントローラ6とを備えた
ものにおいて、前記コントローラ6に、電源投入により
前記脱圧機構5に動作指令を出力して脱圧を行わせる初
期脱圧指令手段7を設けると共に、前記コントローラ6
の電源回路に、電源スイッチ8のオフ操作による電源の
遮断後、一定時間にわたりバッテリー9から前記コント
ローラ6に再通電して前記初期脱圧指令手段7を動作さ
せる再通電手段10を設けた。
本主管形集中潤滑装置を備えた車両であって、電動式の
ポンプ要素1と、該ポンプ要素1の吸入側に接続する油
タンク2と、前記ポンプ要素1の吐出側に接続する一本
の主管3と、該主管3に接続する分配弁4と、前記主管
3を前記油タンク2側に開放する脱圧機構5と、前記ポ
ンプ要素1及び脱圧機構5を制御して前記主管3側への
給脂と給脂後の脱圧とを行うコントローラ6とを備えた
ものにおいて、前記コントローラ6に、電源投入により
前記脱圧機構5に動作指令を出力して脱圧を行わせる初
期脱圧指令手段7を設けると共に、前記コントローラ6
の電源回路に、車両発停用のキースイッチ8のオフ操作
による電源の遮断後、一定時間にわたりカーバッテリー
9から前記コントローラ6に再通電して前記初期脱圧指
令手段7を動作させる再通電手段10を設けた。
なときにオフ操作しても、再通電手段10により、電源
の遮断後、バッテリー9あるいはカーバッテリー9から
コントローラ6に一定時間にわたり再通電がなされ、初
期脱圧指令手段7から脱圧機構5に動作指令が出力され
て脱圧が行われる。これにより、主管3に圧力がこもっ
たままの状態で放置されるのを回避でき、主管3に対す
る負担を軽減できると共に、潤滑油の劣化を防止するこ
とができる。
形集中潤滑装置を車両に適用したものであって、正逆転
可能なモータMで駆動し、ピストン及びシリンダ機構等
の加圧機構をもつ電動式のポンプ要素1と、該ポンプ要
素1の吸入側に接続し、グリース等の潤滑油を溜める油
タンク2と、ポンプ要素1の吐出側に接続し、モータM
の正転により油タンク2からポンプ要素1を介して圧送
する潤滑油をその末端部に向けて流す一本の主管3と、
該主管3に並列に接続し、各潤滑箇所40に所定量の給
脂を行う複数個の分配弁4と、モータMの逆転によりカ
ム機構等を介して切換動作を行い、主管3を油タンク2
側に開放する弁手段から成る脱圧機構5と、モータMを
発停及び正逆転させてポンプ要素1及び脱圧機構5を制
御するモータ駆動手段60をもち、モータMの正転によ
る主管3側への給脂と、モータMの逆転による給脂後の
脱圧とを行うコントローラ6とを備えている。
系統の電源を受け持つカーバッテリーと共用するバッテ
リー9(以下単にカーバッテリーと云う)を電源とし、
車両発停用のキースイッチから成る電源スイッチ8(以
下単にキースイッチと云う)のオン動作で動作するもの
であり、マイクロコンピュータ等から成るマイクロプロ
セッサを備え、不揮発性メモリー等にキースイッチ8が
オンされている実際の運転時間を積算して記憶させ、所
定の給脂間隔を刻む給脂間隔積算タイマ61と、この所
定の給脂間隔毎に、モータ駆動手段60からモータMに
正転指令を与えて給脂動作を行わせる給脂指令手段62
と、この給脂動作後に、モータ駆動手段60からモータ
Mに逆転指令を与えて脱圧動作を行わせる脱圧指令手段
63とを備えている。尚、給脂指令手段62には、ポン
プ要素1の吐出口における主管3の圧力を検出する圧力
検出器PSを入力させているが、その働きは後述する。
イッチ8による電源投入によりモータ駆動手段60から
モータMに逆転指令を出力させて脱圧を行わせる初期脱
圧指令手段7を設けると共に、コントローラ6の電源回
路に、キースイッチ8のオフ操作による電源の遮断後、
一定時間にわたりカーバッテリー9からコントローラ6
に再通電して初期脱圧指令手段7を動作させる再通電手
段10を設ける。
ータ駆動手段60を介してモータMに所定時間(例えば
5秒間)だけ逆転指令を出力させるもので、プログラム
的にみれば給脂動作後に実行する脱圧指令手段63と同
じ処理を行うものであって、これら両手段7,63は一
つの処理ルーチンで共用し、これを電源投入により始ま
るプログラムの初段側に挿入している。
に示すように、カーバッテリー9の電源線路に三端子レ
ギュレータRVを介して接続する二段の単安定マルチバ
イブレータF1,F2(以下ワンショットと云う)並び
に、アンドゲートAND及び再通電リレーL1を用いて
構成し、図3に示すように、キースイッチ8のオフ操作
に伴う立ち下がり信号をそのトリガ入力A1に取り込
み、抵抗R1及びコンデンサC1から成る時定数回路で
定める時間(33〜70秒程度)だけハイレベル「H」
を維持する第一ワンショットF1の出力Q1と、この第
一ワンショットF1の反転出力QC1をそのトリガ入力
A2に取り込み、抵抗R2及びコンデンサC2から成る
時定数回路で定める時間(3〜10秒程度)だけローレ
ベル「L」を維持する第二ワンショットF2の反転出力
QC2との論理和をとって、キースイッチ8のオフ操作
後3〜10秒間経過後に、30〜60秒間程度にわたり
再通電リレーL1を励磁するようにしている。そして、
この再通電リレーL1が励磁されている間、キースイッ
チ8のオンオフに同期し、このスイッチ8のオフ操作に
より開いている運転リレーL2の接点L2−aと並列接
続している再通電接点L1−aを閉じ、コントローラ6
への通電線路を閉じて、該コントローラ6を動作させる
ようにしている。尚、実際のモータMの逆転時間は5秒
間程度で足りるが、マイクロプロセッサ部分で初期化等
に要する立ち上げ時間を確保するため、再通電時間は3
0〜60秒間としている。
チ8のオン操作による電源投入により、先ず脱圧が行な
われる。その後、給脂間隔積算タイマ61で積算する時
間が給脂間隔に相当する時間に達してタイムアップする
まではモータMを停止させておくが、これがタイムアッ
プすると、給脂動作を開始するのである。この給脂動作
は、図5に示すように、ポンプ要素1の直後に配した圧
力検出器PSでの検出値が所定値に達するまで、モータ
Mを正転させて主管3に潤滑油を圧送し、圧力検出器P
Sでの検出値が所定値に達すると、モータMを一旦停止
させ、その後再び正転させて圧力検出器PSでの検出値
が再度所定値に達すると停止させるという断続的な制御
を繰り返すこととしている。これは、主管3での圧力を
過剰に増大させたり低下させたりすることなく、一定範
囲内の加圧状態を保持したままで主管3の末端部の圧力
を、これに接続される分配弁4が作動できる値に引き上
げるためである。そして、1サイクルの給脂が完了する
と、プログラムに最初に戻って脱圧を行い、次サイクル
までの給脂間隔を積算するのである。
任意なときにオフ操作しても、電源の遮断後、30〜6
0秒間程度にわたり。コントローラ6に再通電がなさ
れ、脱圧が行われるため、主管3に圧力がこもったまま
の状態で放置されるのを回避することができ、主管3に
対する負担を軽減できると共に、潤滑油の劣化を防止す
ることができ、ポンプ要素1や分配弁4等の破壊を未然
に防止できると共に、潤滑性能の低下を防止できるので
ある。又、電源投入時にも必ず脱圧を行った後に給脂動
作がなされるから、安全性をより一層向上することがで
きるのである。
を示したが、工場設備等に設置される潤滑装置に適用し
てもよいのは勿論である。
装置又は該潤滑装置を備えた車両によれば、電源スイッ
チ8やキースイッチ8を任意なときにオフ操作しても、
バッテリー9又はカーバッテリー9から再通電されて脱
圧が行われるから、主管3に圧力がこもったままの状態
で放置されるのを回避でき、主管3に対する負担を軽減
できると共に、潤滑油の劣化を防止することができ、ポ
ンプ要素1や分配弁4等の破壊を未然に防止できると共
に、潤滑性能の低下を防止することができるのである。
適用したものの全体構成図。
Claims (2)
- 【請求項1】電動式のポンプ要素1と、該ポンプ要素1
の吸入側に接続する油タンク2と、前記ポンプ要素1の
吐出側に接続する一本の主管3と、該主管3に接続する
分配弁4と、前記主管3を前記油タンク2側に開放する
脱圧機構5と、前記ポンプ要素1及び脱圧機構5を制御
して前記主管3側への給脂と給脂後の脱圧とを行うコン
トローラ6とをもった一本主管形集中潤滑装置におい
て、前記コントローラ6に、電源投入により前記脱圧機
構5に動作指令を出力して脱圧を行わせる初期脱圧指令
手段7を設けると共に、前記コントローラ6の電源回路
に、電源スイッチ8のオフ操作による電源の遮断後、一
定時間にわたりバッテリー9から前記コントローラ6に
再通電して前記初期脱圧指令手段7を動作させる再通電
手段10を設けたことを特徴とする一本主管形集中潤滑
装置。 - 【請求項2】電動式のポンプ要素1と、該ポンプ要素1
の吸入側に接続する油タンク2と、前記ポンプ要素1の
吐出側に接続する一本の主管3と、該主管3に接続する
分配弁4と、前記主管3を前記油タンク2側に開放する
脱圧機構5と、前記ポンプ要素1及び脱圧機構5を制御
して前記主管3側への給脂と給脂後の脱圧とを行うコン
トローラ6とをもった一本主管形集中潤滑装置を備えた
車両において、前記コントローラ6に、電源投入により
前記脱圧機構5に動作指令を出力して脱圧を行わせる初
期脱圧指令手段7を設けると共に、前記コントローラ6
の電源回路に、車両発停用のキースイッチ8のオフ操作
による電源の遮断後、一定時間にわたりカーバッテリー
9から前記コントローラ6に再通電して前記初期脱圧指
令手段7を動作させる再通電手段10を設けたことを特
徴とする一本主管形集中潤滑装置を備えた車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34507391A JP2861562B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 一本主管形集中潤滑装置及び該潤滑装置を備えた車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34507391A JP2861562B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 一本主管形集中潤滑装置及び該潤滑装置を備えた車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172297A JPH05172297A (ja) | 1993-07-09 |
JP2861562B2 true JP2861562B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=18374102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34507391A Expired - Fee Related JP2861562B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 一本主管形集中潤滑装置及び該潤滑装置を備えた車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2861562B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200477638Y1 (ko) * | 2013-12-20 | 2015-07-07 | 주식회사 아원 | 차량의 전원을 이용한 윤활유 자동주입 건 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34507391A patent/JP2861562B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05172297A (ja) | 1993-07-09 |
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