JP2861079B2 - 自転車の転倒防止装置 - Google Patents

自転車の転倒防止装置

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JP2861079B2
JP2861079B2 JP1181051A JP18105189A JP2861079B2 JP 2861079 B2 JP2861079 B2 JP 2861079B2 JP 1181051 A JP1181051 A JP 1181051A JP 18105189 A JP18105189 A JP 18105189A JP 2861079 B2 JP2861079 B2 JP 2861079B2
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handle
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和正 笹川
寿夫 西村
明彦 橋本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自転車の駐車時等において、ハンドルが右
または、左に回転するのを防止し、ハンドルをどの位置
にでも固定できる自転車の転倒防止装置に関するもので
ある。
従来の技術 自転車の駐車時には、特に前カゴに荷物を載せた場合
に、往々にしてハンドルが右または左に転向し、その動
きによりハンドル転向側に倒れ易い欠点を有している。
このため、ハンドルの転向による自転車の転倒防止方法
は従来から工夫されている。
例えば、ハンドルの軸に回り止め部を設け、この回り
止め部に当接するカギ部を設けたもの(実開昭58−1828
91号)があった。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の構成では、限られた位置例
えばハンドルの左右に回した状態でしかハンドルの固定
ができないため、かえって転倒しやすい場合があるとい
う欠点があり、また、ハンドルが安全に固定されている
ため、転倒したときにハンドル及びハンドル固定装置に
加わる衝撃力が大きくなるという欠点もあった。さら
に、ハンドル固定の解除を忘れて走行するとハンドル操
作が出来ず危険であった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、どの角度
位置でもハンドルの固定ができるとともに、一定以上の
力を加える場合には、その力によってハンドルを回転さ
せることができる自転車の転倒防止装置を提供するもの
である。
課題を解決するための手段 上記従来の課題を解決するために、本発明の自転車の
転倒防止装置は、自転車のフレームに設けられるヘッド
パイプと、このヘッドパイプに回動自在に軸支され、ハ
ンドルと一体的に回動するハンドルポストと、ヘッドパ
イプに一体的に固定され、外周面に波形の凹凸が形成さ
れたフランジ部と、ハンドルポストの回転中心軸に対し
て直角な方向に進退自在で、かつ、ハンドルポストと一
体的に回動し、フランジ部外周面の凹凸と係合する凹凸
形状の当接部を有する固定片と、この固定片をハンドル
ポストの回転中心軸に向かって押し出すカムと、このカ
ムと固定片との相互間に配設され、固定片を弾性的に付
勢する付勢手段とから構成されている。
作用 上記構成により、カムを回軸させると固定片が押し出
され、固定片と凹凸とフランジ部の凹凸が係合する。こ
れにより、固定片及びハンドルは動きにブレーキがかか
る。このようにして、フランジ部外周の任意の位置で、
ハンドルが固定できるが、バネを介して押し付けている
ので、回転力が一定以上になると、固定片は退き、フラ
ンジ部外周の凹凸と固定片との係合が解かれ、ハンドル
は回転し、安全性は高い。
実 施 例 第1〜8図により一実施例を説明する。
1はフレームの一部を構成するヘッドパイプ、2は前
車輪を保持する前ホーク、3はハンドル(図示しない)
を一体に結合したハンドルポストであり、ハンドルポス
ト3と前ホーク2とは一体化されており、連動して回転
する。4は袋ナット、5は前照灯やバスケットを取り付
ける金具、6は中間ナット、7は箱形のカバー、8は玉
押えである。前ホーク2は、第9図のように外周にねじ
部2aを有するとともに、軸方向に設けた溝2bを有し、袋
ナット4、中間ナット6とねじ嵌合して、金具5、カバ
ー7を固定している。カバー7は、内周部に設けた突起
7aが前ホーク2の溝2bと嵌合しているので、ハンドルと
連動して動く。
9は鋼球、10はヘッドパイプ1に圧入により一体化さ
れた玉受である。玉受10はフランジ部外周10aが凹凸形
状をしている。11は固定片で、第8図に示すように、玉
受10のフランジ部10aと噛合する凹凸形状の当接部11a、
カバー7の内面に案内される摺動面11b、コイル状のバ
ネ12の端部を収容する凹部11c、板バネ13を受ける受部1
1dを有している。
14は下カバーで、両端にねじ穴14aを有し、前部には
バネ座14b、後部には固定片11及び軸15を受ける受部14c
を有し、ねじ16によりカバー7に固定されている。
バネ12は、固定片11の凹部11cと下カバー14のバネ座1
4bとの間に収容され、常に固定片11を玉受10から離す方
向に付勢している。
軸15は、中央が屈曲してカム15aとなっている。15bは
操作部である。この軸15は、カバー7の穴に嵌合してい
るが、操作部15bの嵌合するのは長穴7b、他方は丸穴7c
である。軸15は、下カバー14の受部14cにより、長穴7b
側においても外れずに回転する。17はEリングである。
この構造のハンドル固定方法について以下説明する。
第2図はハンドルが固定された状態である。軸15の操作
部15bを下へ倒し、カム15aをバネ13へ押し付けると、固
定片11はハンドルポストの回転中心軸に向かって摺動
し、凹凸を有する当接部11aはフランジ部外周10aと密着
する。この状態でハンドルを回転させようとした場合、
回転力は、ハンドルポスト3−前ポーク2−カバー7−
固定片11−玉受10−ヘッドパイプ(フレーム)1と伝達
され、ハンドルは回転できない。しかし、一定トルク以
上の力がかかると、バネ13の力に打ち勝ち、固定片11が
退き、固定片11とフランジ部10との係合が解かれ、ハン
ドルは回転する。
上記のように、本発明によればフランジ部外周10aの
どの位置でも固定片11によって固定できるので、ハンド
ルは任意の角度を選べる。第4図はハンドルを固定しな
い時で、カム15aはバネ13を押えず、バネ12により固定
片11及びバネ13は、軸15側へ移動している。軸15のカム
15aは屈曲しているので、バネ13に押されると回転し、
操作部15bは直立し、安定した状態となる。カム作動時
においても、カム15aは、回転中心を乗り越え、カバー
7内面に当接した状態で安定している。
第10〜13図は他の実施例を示す。この例では、玉受10
と係合してこれを固定する固定片18の端部にこれを玉受
側へ押すU字状のバネ19を取り付けている。一方、バネ
19を動かすカム20aを有する軸20はカバー7と下カバー1
4に軸支されている。軸20の操作部20bは、軸20の上端角
柱部でナット21により固定されている。
この構成においては、操作部20bの操作によるカム20a
の偏心位置に応じて固定片18は摺動し、ハンドルの固
定、解除を行うことができる。カム20aは角形であるの
で、ロック時、フリー時安定した状態である。
発明の効果 以上のように、本発明はハンドルと共に回転する固定
片をバネを介して、カムによりフランジ部に押し付ける
構成であるから、ハンドルをどの位置にでも固定するこ
とができ、解除するのを忘れてそのまま走行してもハン
ドルは完全固定でないため、本装置はこわれることな
く、また使用者も安全である。さらに、構成部品も少な
く、安価で、実用効果の高い転倒防止構造を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における転倒防止装置の縦断
面図、第2図は第1図II−II′線断面図、第3図はカバ
ーの平面図、第4図は装置が働いていない状態を示す横
断面図、第5図は要部の断面図、第6図は下カバー15の
平面図、第7図は同縦断面図、第8図は固定片の斜視
図、第9図は前ホークの部分斜視図、第10図は他の実施
例の平面図、第11図はその作動時の横断面図、第12図は
ロック解除時の横断面図、第13図はロック時の縦断面図
である。 1……ヘッドパイプ、2……前ホーク、7……カバー、
10……玉受、11,18……固定片、12,13,19……バネ、14
……下カバー、15,20……軸、15a,20a……カム。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−34231(JP,A) 特開 昭58−133980(JP,A) 実開 昭63−69693(JP,U) 特公 昭56−48346(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 21/00 B62H 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車のフレームに設けられるヘッドパイ
    プと、 前記ヘッドパイプに回動自在に軸支され、ハンドルと一
    体的に回動するハンドルポストと、 前記ヘッドパイプに一体的に固定され、外周面に波形の
    凹凸が形成されたフランジ部と、 前記ハンドルポストの回転中心軸に対して直角な方向に
    進退自在で、かつ、前記ハンドルポストと一体的に回動
    し、前記フランジ部外周面の凹凸と係合する凹凸形状の
    当接部を有する固定片と、 前記固定片をハンドルポストの回転中心軸に向かって押
    し出すカムと、 前記カムと前記固定片との相互間に配設され、固定片を
    弾性的に付勢する付勢手段とからなることを特徴とする
    自転車の転倒防止装置。
JP1181051A 1989-07-13 1989-07-13 自転車の転倒防止装置 Expired - Fee Related JP2861079B2 (ja)

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