JP2856919B2 - ペイントブースフラッドシートシステムからのペイントの再生法 - Google Patents

ペイントブースフラッドシートシステムからのペイントの再生法

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JP2856919B2 JP2404628A JP40462890A JP2856919B2 JP 2856919 B2 JP2856919 B2 JP 2856919B2 JP 2404628 A JP2404628 A JP 2404628A JP 40462890 A JP40462890 A JP 40462890A JP 2856919 B2 JP2856919 B2 JP 2856919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 多量のペイント、ラッカー、ワニスおよびクリヤコート
仕上材料は、完成品を被覆するために自動車、電気器
具、および同様の工業で使用されている。ペイントをス
プレーガン装置またはベールベルズシステムのいずれか
によって塗布するこれらの工業的ペイント操作において
は、ペイントの一部分は、被塗装物上に移らないことが
周知である。その代わりに、ペイントは、ペイントブー
スに存在する空気中に残る。現在、工業的ペイントブー
スは、ペイントブース内からの空気を外部環境に移す前
に、空気によって運ばれたペイント粒子をトラップする
ために一連の濾過剤を有する。この濾過法の第一段階
は、水の「カーテン」またはフラッドシートを通しての
ペイント飽和空気の通過を包含する。水の物理的バリヤ
ーは、より大きいペイント粒子をトラップする。大部分
のペイント樹脂系は、疎水性であるので、ペイントは、
水によっては溶媒和されないが、側壁と接触してそれ自
体結合するまで、表面上に着座するであろう。このこと
は、主要な「粘着性」浄化問題を生ずる。この問題を回
避するためには、化学薬品の系は、水「カーテン」流体
に加えてペイントを「中和して」ペイントが側壁に粘着
するのを防止している。工業上「非粘着化」法と称され
るこの中和法は、この点からのペイントがコーティング
としては使用できないようにペイント樹脂系を化学的に
変質している。更に、非粘着化ペイントの取り扱いにく
い特質は、顔料、固体充填剤、高沸点ペイント溶剤など
の価値があるペイント化合物の容易な回収を妨げる。こ
のペイントは、処分しなければならない硬化固体であ
る。この水カーテンまたはフラッドシート流体(連続運
転中)の回りに浮いているこれらの非粘着化ペイント固
体は、泡を発生させる。追加の化学薬品は、泡立つ傾向
を制御するためにフラッドシート流体に添加しなければ
ならない。ペイントを吹き付けるところと空気によって
運ばれるペイントがフラッドシート流体と接触する点と
の間には若干の距離があるので、空気によって運ばれた
ペイントの若干は、ブースの壁および床と接触する。
【0002】ブース中の壁および床、並びに他のペイン
ト塗装装置は、通例の基準で取り除かなければ、このペ
イントの厚い粘着性のコーティングを作るであろう。こ
の浄化を行うためには、各種の低沸点溶剤系が、利用さ
れている。これらの溶剤は、再循環すべき水カーテン流
体で終わりとなり且つ結局空気中に蒸発して外部環境に
放出されるか、あるいは水中溶解度が低いので環境に直
接通過している。
【0003】現在のペイント塗装および浄化テクノロジ
ーは、ペイントを吹付塗装に好適な粘度に希釈するため
に使用する低沸点(高蒸発性)溶剤をトラップする手段
を与えていない、また、これらの溶剤は、フラッドシー
ト流体系からの蒸発で終わる。
【0004】現在、揮発性有機溶剤は、スプレーガンお
よびベルから未吹付ペイントをフラッシングするために
使用されており且つソーク・トラーフ中で手動操作スプ
レーガンの外側を浄化するためにも使用されている。こ
れらの溶剤は、ブース中で空気と接触しており且つ溶剤
の約40%は、ブースの空気中に蒸発する。これは、有
害な溶剤への作業者暴露の機会を増大し且つまたこれら
の溶剤を気流に加え、この気流は結局外部環境に排出さ
れるであろう。追加的に、それはペイントスプレーブー
スを使用する製造業者が貯蔵状態で有していなければな
らない可燃性処方物または化学薬品の数を増大し、かく
てコストを増大し且つ取扱時の事故の機会を増大する。
【0005】提案する発明は、単一の処方物をペイント
スプレーブース浄化に関連するすべての活動に使用する
ことを可能にし、かくてペイントスプレーブースオペレ
ーターに必要とされる化学危険物安全訓練、オーナーに
よって維持することが必要な在庫多様性、および環境に
放出する揮発性化学薬品の量を最小限にする。
【0006】ペイント希釈剤溶剤の若干並びにペイント
ブース浄化溶剤と一部分をトラップするという問題を扱
うための現在の水フラッドシートテクノロジーの改良
は、米国特許第4,378,235号明細書に開示され
ている。この米国特許は、水フラッドシート流体を、開
放環境に蒸発する低沸点溶剤の量を減少するために実証
された水中油形乳濁液系と取り替えることを開示してい
る。ペイント固形分量が管理不能の濃度に達した時には
ペイントブース内のフラッドシート流体システムを再充
填するコストを回避するために、水中油形乳濁液系は、
蒸留ユニットで絶えず再加工している。この方法は、米
国特許第4,750,919号明細書に規定されてい
る。ナルコは、このシステムを炭化水素放出制御(HE
C)システムと称している。HECシステムで使用する
水中油型乳濁液によってトラップされるペイントは、中
和または「非粘着化」している。このことは、米国特許
第4,750,919号明細書に教示されている。得ら
れたペイント固体は、コーティングとしては使用できな
い。更に、非粘着化ペイントの扱い取り扱いにくい特質
は、顔料、固体充填剤、高沸点ペイント溶剤などの価値
があるペイント化合物の容易な回収を妨げる。固体は、
運び去られて灰化する。ペイントスプレーブースの壁お
よび床上のペイントオーバースプレーを浄化するために
低沸点溶剤を使用することは、依然としてHECシステ
ムを必要とする。
【0007】従って、経済的な吸収性流体を使用してペ
イントの再生およびペイントスプレーブースシステムか
らの揮発性有機担体の減少および回収のための方法が開
発できるならば、技術に進歩があるであろう。
【0008】本発明の更に他の目的は、回収されるペイ
ントが一部分または全体の処方ペイントとして再循環で
きるように粘着防止なしにペイントの回収を提供するこ
とにある。
【0009】発明の簡単な説明 室と、空気をかかる室に下方に通過させてペイントおよ
び揮発性有機ペイント担体を除去するためのダクトシス
テムと、揮発性有機ペイント担体およびペイントオーバ
ースプレー粒子およびペイントをそれらを含有する空気
から除去するための、室の底に配置された循環性親水性
液体を含有するサンプ(sump)とを具備する種類のペイ
ントスプレーブースからペイントおよび揮発性有機ペイ
ント担体を再生する方法において、スプレーブースのサ
ンプにおける親水性液体として、非プロトン性複素環式
オキシジェネート(oxygenate)、例えば、N−メチルピ
ロリドン、N−エチルピロリドン、1,5−ジメチル−
2−ピロリドンなどのアルキルN−ピロリドン、γ−ブ
チロラクトン、γ−バレロラクトンなどのC4 〜C6
クトン、テトラヒドロ−1,3−ジメチル−2(1H)
−ピリミジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノンなどのN,N′−ジアルキル環式尿素および炭酸プ
ロピレンなどの環式カーボネートの群から選ばれる1種
以上の化合物45重量%まで、1種以上の追加の有機溶
剤15〜52重量%、および水(残部)を含有する水含
有有機溶剤溶液を使用し、上記溶液は上記揮発性有機ペ
イント担体を捕集し且つペイントコーティング材料とし
て、またはペイントコーティング材料に処方するための
分離可能な成分として再使用できる未硬化樹脂として上
記ペイントを捕集することを特徴とするペイントおよび
揮発性有機ペイント担体の再生法。
【0010】発明の具体的な説明 本発明者等は、ペイントの再生およびペイントスプレー
ブースシステムからの揮発性有機担体の減少および回収
の問題を扱うために現在の水フラッドシートテクノロジ
ーの改良のための新規の方法を発見した。本発明は、工
業的ペイントスプレーブースで見出されるペイント塗装
法のための水フラッドシート流体および浄化溶剤をN−
メチルピロリドン、他の高沸点溶剤および水の溶液と取
り替える。上記フラッドシート溶液を利用する本法は、
下記の有利な結果を可能にするであろう。溶剤の水への
添加のため、フラッドシートによってトラップされるペ
イントオーバースプレーの量は、フラッドシートが純粋
な水で場合よりも多く、かくて外部環境に入るペイント
粒子の量を減少するであろう。
【0011】フラッドシートシステムは、絶えず再蒸留
して、空にすることおよび再充填のコストを排除し且つ
ペイント希釈剤として利用する溶剤の若干をトラップす
るための手段を提供し、かくて環境への溶剤放出の容量
を低下するであろう。
【0012】N−メチルピロリドン/1種以上の溶剤/
水の溶液は、ペイントブースの壁および床上に蓄積する
ペイントオーバースプレーを浄化するための薬剤として
使用することを可能にする組成物であろう。これは、別
個の浄化溶剤の必要を排除し且つ再度ペイントブースの
外側の環境に放出する溶剤の容量の減少を生ずる。
【0013】ペイント粒子を捕らえるために溶剤/水の
溶液を使用することは、ペイントを粘着防止する必要を
排除する。ペイントオーバースプレー粒子は、溶液中で
可溶化する。このことは、フラッドシート流体中のペイ
ントが接触するペイントスプレーブースシステム内の表
面に接着するのを防止する。ペイント/流体溶液は、粘
着防止化学薬品で処理し且つ不活性にさせることが必要
ではないであろう。ペイントは、再使用のために再処方
することができる溶解樹脂系として残るであろう。
【0014】フラッドシート流体は、連続方式により現
場の蒸留ユニットに供給される。これは、再使用できる
活性樹脂系および顔料を捕集するための手段である。再
循環または蒸留されたフラッドシート溶液は、再使用の
ためにフラッドシートシステムにポンプで戻される。必
要な補給水および補給溶剤は、溶液を一定の組成に保つ
ために加える。
【0015】本発明の溶剤溶液は、純粋な水並びにHE
Cシステムテクノロジーに必要である化学脱泡剤のフラ
ッドシートへの添加の必要を排除する。
【0016】水の存在は、節エネルギー性の純粋な有機
溶剤の攻撃性を和らげ、かくてシールおよびガスケット
を取り替える費用なしに現存のペイントスプレーブース
システムでの使用を可能にする。また、水の存在は、溶
液中のN−メチルピロリドンの蒸気圧を独特に減少し
て、空気がフラッドシート流体と接触するプラントのす
べての面積における蒸気濃度を最小限にする。
【0017】溶剤の存在は、純粋な水または水中油形乳
濁液のいずれかの水蒸気圧と比較して溶液中の水の蒸気
圧を減少する。このことは、フィルター、ダクト、ファ
ンなどのスプレーブース流出空気取り扱い装置上、およ
びフラッドシート流体蒸気にさらされる冷却ビルディン
グおよび装置表面上での凝縮を減少する。このことは、
湿潤フィルターを取り替え且つ腐食ビルディング成分を
浄化し且つ塗装または補修するのに必要とされるメンテ
ナンスコストまたはかかる表面をフラッドシート流体平
衡気流の露点温度以上に維持するのに必要な資本および
エネルギーコストを減少する。
【0018】揮発性パージ溶剤を低蒸気圧水溶剤溶液と
取り替えることは、溶剤放出を最小限にし且つブースオ
ーナーによって貯蔵される化学薬品の所要の多様性を減
少するであろう。
【0019】溶剤溶液 本法で使用する溶剤溶液は、N−メチルピロリドン(N
MP)、水の溶液からなり且つ二塩基酸エステル、グリ
コールエーテル、グリコールエーテルアセテートなどの
追加の1種以上の溶剤を含有してもよい。上記溶剤溶液
は、約16〜約45重量%の量のNMPを含有する。他
の溶剤は、あったとしても、合計の他の溶剤約14〜約
52重量%の量で存在してもよく、残部は水である。
【0020】N−メチルピロリドンの代わりに使用して
もよい他の溶剤としては、非プロトン性複素環式オキシ
ジェネート、例えば、N−エチルピロリドン、1,5−
ジメチル−2−ピロリドンなどのアルキルN−ピロリド
ン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトンなどのC
4 〜C6 ラクトン、テトラヒドロ−1,3−ジメチル−
2(1H)−ピリミジノン、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノンなどのN,N′−ジアルキル環式尿素、
炭酸プロピレンなどの環式カーボネートの群から選ばれ
る1種以上の化合物が挙げられる。下記および上記で使
用するN−メチルピロリドンおよび/またはNMPは、
N−メチルピロリドンの代わりに全部または一部分使用
してもよい化合物の上記群のいずれかまたは組み合わせ
を意味する。これらの物質は、市販されているか、当業
者に既知の方法によって製造できる。
【0021】本発明のプロピレングリコールおよびグリ
コールエーテル成分は、プロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールオリゴマーまたは上記グリコールお
よびオリゴマーのモノアルキルエーテル誘導体またはモ
ノフェニルエーテル誘導体である。グリコールオリゴマ
ーは、各末端においてヒドロキシ基を末端基とする2、
3または4個のプロピレンオキシド単量体単位からなる
重合体である。モノアルキルエーテル誘導体は、アルキ
ル部分中に1〜4個の炭素原子を有する。好ましくは、
トリプロピレングリコールモノメチルエーテルが、使用
される。組成物で使用するプロピレングリコールまたは
グリコールエーテルの量は、一般に、約4〜約20重量
%、好ましくは約7〜約15重量%である。
【0022】トリプロピレングリコールモノメチルエー
テルの代わりに使用してもよい溶剤としては、2−ブト
キシエタノール、トリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、プロピレングリコールN−ブチルエーテル、エ
チレングリコールフェニルブチルエーテル、プロピレン
グリコールフェニルブチルエーテル、ジプロピレングリ
コールN−ブチルエーテル、およびジプロピレングリコ
ールモノメチルエーテルが挙げられる。
【0023】エクタ・プロ(Ekta Pro)EEP(プロピ
オン酸エチル−3−エトキシ)(イーストマン・ケミカ
ル・カンパニー)は、DBEの一部分の代わりに使用し
てもよい。これの若干は、得られるべきペイント揮発物
に関してNMPのより純粋なカットを可能にするために
ペイント溶剤揮発物の第一蒸留カットに失われるであろ
う。
【0024】本発明の二塩基性エステル成分は、少なく
とも1種のC2 〜C6 脂肪族二塩基性酸の少なくとも1
種C1 〜C4 ジアルキルエステルである。一般に、二塩
基性エステル成分は、少なくとも2種、典型的には3種
のC2 〜C6 脂肪族二塩基性酸エステルの混合物であろ
う。C2 〜C6 脂肪族二塩基性酸の混合物は、アジピン
酸の生産からの副生物であり且つエステルは副生物流の
エステル化によって与えられる。かかる副生物流の組成
はかなり変化するが、一般に、コハク酸15〜約30
%、グルタル酸約50〜約73%、およびアジピン酸約
6〜約25%からなる。エチルエステル、プロピルエス
テル、およびブチルエステルが有用であるが、メチルエ
ステルは、典型的には、最も経済的に魅力があり、従っ
て、好ましい。本発明の範囲内の二塩基性エステルは、
米国デラウェア州ウィルングトンのE.I.デュポン・
ド・ヌムス・エンド・カンパニーから市販されており、
または当業者に既知の方法によって生成できる。
【0025】これらの他の溶剤は、下記の利点の若干ま
たはすべてを本法に与える:より良い経済性を与える低
蒸留温度;ペイントブース内の壁および装置のより良い
浄化活性、固体を溶液に懸濁するより大きい能力。
【0026】追加的に、本法の場合には、現在の水フラ
ッドシードに入れる化学薬品は、安定な再循環システム
のメンテナンスには必要とされないと考えられることが
認められる。しかしながら、これらの化学薬品(殺真菌
剤/殺細菌剤、脱泡剤、凝集剤、および粘着防止剤)
は、上記化学薬品と関連づけられる化学活性の減少なし
に本法の場合に記載の溶液に易溶性であるべきである。
かくて、それらは、所望に応じて使用でき且つ/または
本発明の範囲を変更せずに必要であることがある。水と
ブレンドすべき高沸点溶剤成分を選ぶことによって、フ
ラッドシートからの蒸発のための溶剤損失は、ペイント
ショップ作業からの合計放出が現在の水フラッドシート
テクノロジーのものよりも少ない点まで最小限にされ
る。
【0027】溶剤は、下記基準を留意して選ばれる:
(a)高い引火点、(b)低い程度の水生生物または動
物毒性、および(c)低い蒸気圧。かくて、一般に、作
業者とペイントブース外の環境との両方に対して最小の
悪影響しか有していない溶剤が、選ばれる。追加的に、
溶剤は、コストおよひ揮発性を考慮して選ばれ、それゆ
え、最も高価な溶剤は最も揮発性であり、従って、蒸留
プロセス時に最も完全に回収されるであろう。水による
NMPの蒸気圧低下は、水を除去する時に、蒸留の第一
部分においてより揮発性のペイント溶剤で逆にする。
【0028】本発明と協力して利用するフラッドシート
流体の好ましい処方物は、下記例で例示する。これらの
例は例示するものであって、本発明の範囲を限定するも
のではない。
【0029】例I 本例は、作業者または外部環境に有害ではないという基
準を満たし且つペイントを可溶化するであろうし並びに
ペイントブースの壁および床からペイントオーバースプ
レーを浄化する薬剤として使用できる現在最も良く知ら
れた組成物を例示する。
【0030】 成分 重量% N−メチルピロリドン 32.0 二塩基性エステル 22.0 トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPM) 10.0 水 36.0 調製 N−メチルピロリドン、二塩基性エステル、およびTP
Mを混合容器に加える。添加順序は、臨界的ではない。
溶剤成分を遅い速度で約30分間混合する。30分後、
溶剤成分ブレンドサイクルが完了し、水を混合容器に加
え、全系を追加の約30分間混合する。 ペイントの再生のためのフラッドシート流体の蒸留 例2、4および6はフラッドシート溶液として、例1に
記載の正確な処方を有していた。フラッドシート溶液を
すべて例1に記載のものと同じ方法に従って調製した。
【0031】例2 (A)例1に記載の溶液1200.00gを2000ミ
リリットルのガラス製ビーカーに加えた。ビーカーを磁
気撹拌機上に置き、速度を中位の設定に増大した。次い
で、フラッシュレッド高固形分溶剤をベースとする自動
車ベースコートペイント(BASFコーティングズ・エ
ンド・カラーランツE174RE022)150.0g
を溶液に加えた。混合物を30分間混合させておいた。
ペイントは、溶液に完全に溶解した。
【0032】(B)4リットルのガラス沸騰ポットに上
記溶液1334.07gを加えた。沸騰ポットをガラス
蒸留塔に連結し、次いで、熱をポットに適用した。ポッ
トの温度が54℃に達した時に、真空120mmHgを全系
にかけた。90分かけて、ポットの温度を141℃に昇
温し、系にかける真空を48mmHgに変えた。各種の溶剤
ブレンドを蒸留プロセス時に捕集した。捕集した最終試
料は、コンシステンシーが実験に導入した初期ペイント
のものと同様である粘度を有するペイントと溶剤との混
合物70.0gであった。
【0033】例3 (A)冷間圧延鋼〔5インチ×3インチ(約12.7cm
×約7.6cm)の1/8インチ(約3.18mm)厚の片
を微粒サンドペーパーで手で研磨し、次いで、アセトン
ソークで洗浄して表面からサビおよびグリースを取り除
いた。
【0034】(B)次いで、鋼パネルを例2からの約
0.002〜0.003インチ(約0.0508mm〜約
0.762mm)の最終ペイント留出物保持試料で被覆し
た。ペイントを幅1.5インチ(約3.81cm)のポリ
エステルブリストルブラシで塗布した。
【0035】(C)次いで、パネルを対流空気オーブン
に40分間入れた(温度を145℃に設定)。
【0036】(D)試料を40分の終わりにオーブンか
ら取り出し、ペイントの全硬化塗膜がパネルの表面上に
あった。
【0037】例4 (A)例1に記載の溶液1200.00gを2000ミ
リリットルのガラス製ビーカーに加えた。ビーカーを磁
気撹拌機上に置き、速度を中位の設定に増大した。次い
で、クリヤコート(高固形分相容性溶剤をベースとす
る)自動車ペイント(BASFコーティングズ・エンド
・カラーランツE04K303)115.0gを溶液に
加えた。得られた混合物を30分間混合させておいた。
ペイントは、溶液に完全に溶解した。
【0038】(B)4リットルのガラス沸騰ポットに上
記溶液1310.8gを加えた。次いで、沸騰ポットを
ガラス蒸留塔に連結し、次いで、熱をポットに適用し
た。ポットおよび内容物の温度が約103℃に昇温し
た。この温度を3時間15分間辞した。各種の溶剤混合
物が、この際に留去した。
【0039】3時間15分のマークにおいて、真空を系
にかけ、1時間45分の時間スパンかけて8mmHgに徐々
に減圧した。この時間枠で、溶剤の各種のカットを蒸留
塔から捕獲した。
【0040】15分後(真空8mmHgを系に適用)、蒸留
を停止した。得られたペイントと溶剤との透明混合物
は、元のペイントのコンシステンシーの粘度を有してい
た。
【0041】例5 (A)例3に記載のパネルと同一のパネルをその例に記
載のものと同じ方法で被覆のために調製した。
【0042】(B)次いで、パネルを例4からの約0.
003〜0.005インチ(約0.762mm〜約0.1
27mm)の最終ペイント留出物保持試料で被覆した。ペ
イントを幅1.5インチ(約3.81cm)のポリエステ
ルブリストルブラシで塗布した。
【0043】(C)次いで、パネルを対流空気オーブン
に40分間入れた(温度を145℃に設定)。
【0044】(D)試料を40分の終わりにオーブンか
ら取り出し、ペイントの全硬化塗膜がパネルの表面上に
あった。
【0045】例6 (A)例1に記載の溶液1220.0gを2000ミリ
リットルのガラス製ビーカーに加えた。ビーカーを磁気
撹拌機上に置き、速度を中位の設定に増大した。次い
で、フレームレッド水性自動車ベースコート(BASF
コーティングズ・エンド・カラーランツE55RD02
1)115.0gを溶液に加えた。混合物を30分間混
合させておいた。ペイントは、溶液に完全に溶解した。
【0046】(B)4リットルのガラス沸騰ポットに上
記溶液1331.9gを加えた。次いで、沸騰ポットを
ガラス蒸留塔に連結し、次いで、熱をポットに適用し
た。ポットおよび内容物の温度が約3時間徐々に上昇し
た。この3時間スパン時に、真空を11インチから25
インチに増大した。各種の溶剤ブレンドをこの時間スパ
ン時に溶液から留去した。3時間の終わりに、温度を8
0℃に昇温し、真空3mmHgを系にかけた。真空および温
度をこれらの設定に30分間維持した。次いで、蒸留を
停止した。得られたペイントと溶剤との混合物は、溶液
に入れた初期ペイントのコンシステンシーの粘度を有し
ていた。
【0047】例7 (A)例3に記載の試料と同一の試料を例3に記載のも
のと同じ方法で被覆のために調製した。
【0048】(B)パネルを例6からの約0.001〜
0.002インチ(約0.0254mm〜約0.0508
mm)の最終ペイント留出物保持試料で被覆した。ペイン
トを幅1.5インチ(約3.81cm)のポリエステルブ
リストルブラシで塗布した。
【0049】(C)次いで、パネルを対流空気オーブン
に40分間入れた(温度を145℃に設定)。
【0050】(D)パネルを40分の終わりにオーブン
から取り出し、ペイントの全硬化塗膜がパネルの表面上
にあった。
【0051】これらの例は、ペイントコーティングとし
て再使用できるように新規のシート流体からの未硬化ペ
イント樹脂を再生する本法の新規能力を明示する。ペイ
ントブースフラッドシート法または組成物の従来技術の
何ものも、この驚異的結果を教示していない。

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室と、空気をかかる室に下方に通過させて
    ペイントおよび揮発性有機ペイント担体を除去するため
    のダクトシステムと、揮発性有機ペイント担体およびペ
    イントを上に吹付けた粒子およびペイントをそれらを含
    有する空気から除去するための、室の底に配置された循
    環性親水性液体を含有するサンプとを具備する種類のペ
    イントスプレーブースからペイントおよび揮発性有機ペ
    イント担体を再生する方法において、スプレーブースの
    サンプにおける親水性液体として、下記組成(a)非プ
    ロトン性複素環式オキシジェネート、例えば、N−メチ
    ルピロリドン、N−エチルピロリドン、1,5−ジメチ
    ル−2−ピロリドンなどのアルキルN−ピロリドン、γ
    −ブチロラクトン、γ−バレロラクトンなどのC〜C
    ラクトン、テトラヒドロ−1,3−ジメチル−2(1
    H)−ピリミジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾ
    リジノンなどのN−N′−ジアルキル環式尿素、および
    炭酸プロピレンなどの環式カーボネートの群から選ばれ
    る1種以上の化合物45重量まで%、 (b)1種以上の追加の有機溶剤15〜52重量%、お
    よび (c)水(残部) を有する水含有有機溶剤溶液を使用し、上記溶液で上記
    揮発性有機ペイント担体を捕集し且つペイントコーティ
    ング材料として再使用できる未硬化樹脂として上記ペイ
    ントを捕集することを特徴とするペイントおよび揮発性
    有機ペイント担体の再生法。
  2. 【請求項2】上記水含有有機溶剤溶液が、 (a)非プロトン性複素環式オキシジェネート、例え
    ば、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、
    1,5−ジメチル−2−ピロリドンなどのアルキルN−
    ピロリドン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン
    などのC〜Cラクトン、テトラヒドロ−1,3−ジ
    メチル−2(1H)−ピリミジノン、1,3−ジメチル
    −2−イミダゾリジノンなどのN,N′−ジアルキル環
    式尿素および炭酸プロピレンなどの環式カーボネートの
    群から選ばれる1種以上の化合物約32重量%、 (b)二塩基性エステル約22重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル約
    10重量%、および (c)水(残部) からなる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】室と、空気をかかる室に下方に通過させて
    ペイントおよび揮発性有機ペイント担体を除去するため
    のダクトシステムと、揮発性有機ペイント担体およびペ
    イントを上に吹付けた粒子およびペイントをそれらを含
    有する空気から除去するための、室の底に配置された循
    環性親水性液体を含有するサンプとを具備する種類のペ
    イントスプレーブースからペイントおよび揮発性有機ペ
    イント担体を再生する方法において、スプレーブースの
    サンプにおける親水性液体として、下記組成 (a)N−メチルピロリドン45重量%まで、 (b)1種以上の追加の有機溶剤15〜52重量%、お
    よび (c)水(残部) を有する水含有有機溶剤溶液を使用し、上記溶液で上記
    揮発性有機ペイント担体を捕集し且つペイントコーティ
    ング材料として再使用できる未硬化樹脂として上記ペイ
    ントを捕集することを特徴とするペイントおよび揮発性
    有機ペイント担体の再生法。
  4. 【請求項4】上記水含有有機溶剤溶液が、 (a)N−メチルピロリドン約32重量%、 (b)二塩基性エステル約22重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル約
    10重量%、および (c)水(残部) からなる、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】上記の追加の有機溶剤の若干が蒸留条件下
    でNMPよりも低い沸点を有し且つ上記の追加の有機溶
    剤の若干が蒸留条件下でNMPよりも高い沸点を有して
    いて、低沸点有機溶剤の一部分が蒸留時にペイント溶剤
    揮発物と共に失われることを可能にし、それによってペ
    イント溶剤揮発物を実質上含まない蒸留カット中のNM
    Pをより多く回収する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】上記高沸点溶剤がトリプロピレングリコー
    ルモノメチルエーテルであり且つ上記低沸点溶剤がプロ
    ピオン酸エチル−3−エトキシである、請求項5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】上記二塩基性エステルの若干をプロピオン
    酸エチル−3−エトキシと取り替えて、一部分が蒸留時
    にペイント溶剤揮発物と共に失われることを可能にし、
    それによってペイント溶剤揮発物を実質上含まない蒸留
    カット中のNMPをより多く回収する、請求項2に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】上記の追加の有機溶剤の若干が蒸留条件下
    でNMPよりも低い沸点を有し且つ上記の追加の有機溶
    剤の若干が蒸留条件下でNMPよりも高い沸点を有して
    いて、低沸点化合物の一部分が蒸留時にペイント溶剤揮
    発物と共に失われることを可能にし、それによってペイ
    ント溶剤揮発物を実質上含まない蒸留カット中のNMP
    をより多く回収する、請求項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】上記低沸点溶剤がプロピオン酸エチル−3
    −エトキシであり且つ上記高沸点溶剤がトリプロピレン
    グリコールモノメチルエーテルである、請求項8に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】上記二塩基性エステルの若干をプロピオ
    ン酸エチル−3−エトキシと取り替えて、一部分が蒸留
    時にペイント溶剤揮発物と共に失われることを可能に
    し、それによってペイント溶剤揮発物を実質上含まない
    蒸留カット中のNMPのより高い回収を得る、請求項4
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】室と、空気をかかる室に下方に通過させ
    てペイントおよび揮発性有機ペイント担体を除去するた
    めのダクトシステムと、揮発性有機ペイント担体および
    ペイントを上に吹付けた粒子およびペイントをそれらを
    含有する空気から除去するための、室の底に配置された
    循環性親水性液体を含有するサンプとを具備する種類の
    ペイントスプレーブースから揮発性有機ペイント溶剤お
    よび他のペイント成分を捕獲する方法において、スプレ
    ーブースのサンプにおける親水性液体として、下記組成 (a)非プロトン性複素環式オキシジェネート、例え
    ば、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、
    1,5−ジメチル−2−ピロリドンなどのアルキルN−
    ピロリドン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン
    などのC〜Cラクトン、テトラヒドロ−1,3−ジ
    メチル−2(1H)−リミジノン、1,3−ジメチル−
    2−イミダゾリジノンなどのN,N′−ジアルキル環式
    尿素および炭酸プロピレンなどの環式カーボネートの群
    から選ばれる1種以上の化合物45重量%まで、 (b)1種以上の追加の有機溶剤15〜52重量%、お
    よび (c)水(残部) を有する水含有有機溶剤溶液を使用し、上記溶液で上記
    ペイントをペイント溶剤などの再循環性ペイント化合物
    および顔料、充填剤、金属フレークなどの不溶性不活性
    成分、再循環性フラッドシート流体成分、パワーボイラ
    ーに燃料を供給するのに好適な流動性未硬化樹脂に分離
    するのに好適な流動性液体として捕集することを特徴と
    する揮発性有機ペイント溶剤および他のペイント成分の
    捕獲法。
  12. 【請求項12】上記水含有有機溶剤溶液が、 (a)非プロトン性複素環式オキシジェネート、C
    ラクトン、N,N′−ジアルキル環式尿素、および
    環式カーボネートからなる群から選ばれる1種以上の化
    合物約32重量%、 (b)二塩基性エステル約22重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル約
    10重量%、および (d)水(残部) からなる、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】上記非プロトン性複素環式オキシジェネ
    ートがN−メチルピロリドン、N−エチルピロリドンお
    よび1,5−ジメチル−2−ピロリドンからなる群から
    選ばれ、上記C〜Cラクトンがγ−ブチロラクトン
    およびγ−バレロラクトンからなる群から選ばれ、上記
    N,N′−ジアルキル環式尿素がテトラヒドロ−1,3
    −ジメチル−2(1H)−ピリミジノンおよび1,3−
    ジメチル−2−イミダゾリジノンからなる群から選ば
    れ、上記環式カーボネートが炭酸プロピレンである、請
    求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】室と、空気をかかる室に下方に通過させ
    てペイントおよび揮発性有機ペイント担体を除去するた
    めのダクトシステムと、揮発性有機ペイント担体および
    ペイントを上に吹付けた粒子およびペイントをそれら含
    有する空気から除去するための、室の底に配置された循
    環性親水性液体を含有するサンプを具備する種類のペイ
    ントスプレーブースから揮発性有機ペイント溶剤および
    他のペイント成分を捕獲する方法において、スプレーブ
    ースのサンプにおける親水性液体として、下記組成 (a)N−メチルピロリドン45重量%まで、 (b)1種以上の追加の有機溶剤15〜52重量%、お
    よび (c)水(残部) を有する水含有有機溶剤溶液を使用し、上記溶液で上記
    ペイントをペイント溶剤などの再循環性ペイント化合物
    および顔料、充填剤、金属フレークなどの不溶性不活性
    成分、再循環性フラッドシート流体成分、およびパワー
    ボイラーに燃料を供給するのに好適な流動性未硬化樹脂
    に分離するのに好適な流動性液体として捕集することを
    特徴とする揮発性有機ペイント溶剤および他のペイント
    成分の捕獲法。
  15. 【請求項15】上記水含有有機溶剤溶液が、 (a)N−メチルピロリドン約32重量%、 (b)二塩基性エステル約22重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル約
    10重量%、および (d)水(残部) からなる、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】上記の追加の有機溶剤の若干が蒸留条件
    下でNMPよりも低い沸点を有し且つ上記の追加の有機
    溶剤の若干が蒸留条件下でNMPよりも高い沸点を有し
    ていて、低沸点化合物の一部分が蒸留時にペイント溶剤
    揮発物と共に失われることを可能にし、それによってペ
    イント溶剤揮発物を実質上含まない蒸留カット中のNM
    Pをより多く回収する、請求項11に記載の方法。
  17. 【請求項17】上記低沸点溶剤がプロピオン酸エチル−
    3−エトキシであり且つ上記高沸点溶剤がトリプロピレ
    ングリコールモノメチルエーテルである、請求項16に
    記載の方法。
  18. 【請求項18】上記二塩基性エステルの若干をプロピオ
    ン酸エチル−3−エトキシと取り替えて、一部分が蒸留
    時にペイント溶剤揮発物と共に失われることを可能に
    し、それによってペイント溶剤揮発物を実質上含まない
    蒸留カット中のNMPをより多く回収する、請求項12
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】上記の追加の有機溶剤の若干が蒸留条件
    下でNMPよりも低い沸点を有し且つ上記追加の有機溶
    剤の若干が蒸留条件下でNMPよりも高い沸点を有して
    いて、低沸点化合物の一部分が蒸留時にペイント溶剤揮
    発物と共に失われることを可能にし、それによってペイ
    ント溶剤揮発物を実質上含まない蒸留カット中のNMP
    をより多く回収する、請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】上記低沸点溶剤がプロピオン酸エチル−
    3−エトキシであり且つ上記高沸点溶剤がトリプロピレ
    ングリコールモノメチルエーテルである、請求項19に
    記載の方法。
  21. 【請求項21】上記二塩基性エステルの若干をプロピオ
    ン酸エチル−3−エトキシと取り替えて、一部分が蒸留
    時にペイント溶剤揮発物と共に失われることを可能に
    し、それによってペイント溶剤揮発物を実質上含まない
    蒸留カット中のNMPをより多く回収する、請求項15
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】下記組成 (a)非プロトン性複素環式オキシジェネート、C
    ラクトン、N,N′−ジアルキル環式尿素、および
    環式カーボネートの群から選ばれる1種以上の化合物約
    45重量%まで、 (b)1種以上の追加の有機溶剤15〜52重量%、お
    よび (c)水(残部) を有する有機溶剤溶液を含むことを特徴とするフラッド
    シート親水性液体。
  23. 【請求項23】上記非プロトン性複素環式オキシジェネ
    ートがN−メチルピロリドン、N−エチルピロリドンお
    よび1,5−ジメチル−2−ピロリドンからなる群から
    選ばれ、上記C〜Cラクトンがγ−ブチロラクトン
    およびγ−バレロラクトンからなる群から選ばれ、上記
    N,N′−ジアルキル環式尿素がテトラヒドロ−1,3
    −ジメチル−2(1H)−ピリミジノンおよび1,3−
    ジメチル−2−イミダゾリジノンからなる群から選ば
    れ、上記環式カーボネートが炭酸ロピレンである、請求
    項22に記載のフラッドシート親水性液体。
  24. 【請求項24】下記組成 (a)N−メチルピロリドン約32重量%、 (b)二塩基性エステル約22重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル約
    10重量%、および (d)水(残部) を有する有機溶剤溶液を含むことを特徴とするフラッド
    シート親水性液体。
  25. 【請求項25】下記組成 (a)非プロトン性複素環式オキシジェネート、例え
    ば、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、
    1,5−ジメチル−2−ピロリドンなどのアルキルN−
    ピロリドン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン
    などのC〜Cラクトン、テトラヒドロ−1,3−ジ
    メチル−2(1H)−ピリミジノン、1,3−ジメチル
    −2−イミダゾリジノンなどのN,N′−ジアルキル環
    式尿素、炭酸プロピレンなどの環式カーボネートの群か
    ら選ばれる1種以上の化合物約32重量%、(b)二塩
    基性エステル約22重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル約
    10重量%、および (d)水(残部) を有する有機溶剤溶液を含むことを特徴とするフラッド
    シート親水性液体。
  26. 【請求項26】下記組成 (a)N−メチルピロリドン45重量%まで、 (b)1種以上の追加の有機溶剤15〜52重量%、お
    よび (c)水(残部) を有する有機溶剤溶液を含むことを特徴とするフラッド
    シート親水性液体。
  27. 【請求項27】上記の追加の有機溶剤の若干が蒸留条件
    下でNMPよりも低い沸点を有し(例えば、プロピオン
    酸エチル−3−エトキシ)且つ上記の追加の有機溶剤の
    若干が蒸留条件下でNMPよりも高い沸点を有する(例
    えば、トリプロピレングリコールモノメチルエーテ
    ル)、請求項26に記載の組成物。
  28. 【請求項28】上記二塩基性エステルの若干がプロピオ
    ン酸エチル−3−エトキシと取り替えられて、一部分が
    蒸留時にペイント溶剤揮発物と共に失われることが可能
    であり、それによってペイント溶剤揮発物を実質上含ま
    ない蒸留カット中のNMPをより多く回収するようにし
    た、請求項24に記載のフラッドシート親水性液体。
  29. 【請求項29】下記組成 (a)非プロトン性複素環式オキシジェネート、例え
    ば、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、
    1,5−ジメチル−2−ピロリドンなどのアルキルN−
    ピロリドン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン
    などのC〜Cラクトン、テトラヒドロ−1,3−ジ
    メチル−2(1H)−ピリミジノン、1,3−ジメチル
    −2−イミダゾリジノンなどのN,N′−ジアルキル環
    式尿素および炭酸プロピレンなどの環式カーボネートの
    群から選ばれる1種以上の化合物約32重量%、 (b)二塩基性エステル約22重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル約
    10重量%、および (d)水(残部) を有する有機溶剤溶液を含むことを特徴とするフラッド
    シート親水性液体。
  30. 【請求項30】(a)トリプロピレングリコールモノメ
    チルエーテル30重量%以上、および (b)二塩基性エステルおよび水の一方または両方65
    重量%まで を含むことを特徴とするフラッドシート親水性液体。
  31. 【請求項31】(a)トリプロピレングリコールモノメ
    チルエーテル30〜45重量%、 (b)二塩基性エステル10〜60重量%、および (c)水5〜60重量% を含むことを特徴とするフラッドシート親水性液体。
  32. 【請求項32】(a)トリプロピレングリコールモノメ
    チルエーテル35〜45重量%、 (b)二塩基性エステル15〜45重量%、および (c)水10〜50重量% を含むことを特徴とするフラッドシート親水性液体。
  33. 【請求項33】上記トリプロピレングリコールモノメチ
    ルエーテルを2−ブトキシエータノールおよびジプロピ
    レングリコールモノメチルエーテルからなる群から選ば
    れる化合物と取り替える、請求項30に記載のフラッド
    シート親水性液体。
  34. 【請求項34】(a)N−メチルピロリドン30〜45
    重量%、 (b)二塩基性エステル10〜60重量%、 (c)トリプロピレングリコールモノメチルエーテル1
    5重量%まで、および (d)水(残部) を有するフラッドシート親水性液体であって、上記親水
    性液体は上部吹付未硬化ペイント樹脂系をスプレーブー
    スの表面から可溶化し、かくて上記スプレーブースを浄
    化することを更に特徴とするフラッドシート親水性液
    体。
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