JP2853608B2 - 並列処理システムのファイルアクセス制御方式 - Google Patents

並列処理システムのファイルアクセス制御方式

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JP2853608B2
JP2853608B2 JP7157063A JP15706395A JP2853608B2 JP 2853608 B2 JP2853608 B2 JP 2853608B2 JP 7157063 A JP7157063 A JP 7157063A JP 15706395 A JP15706395 A JP 15706395A JP 2853608 B2 JP2853608 B2 JP 2853608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各ホストから共有する
ファイルを備える並列処理システムに関し、特に、トラ
ンザクション処理の同時実行性を向上させるための並列
処理システムのファイルアクセス制御方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】トランザクション処理の同時実行性を向
上させるための排他制御方式に関する従来技術として
は、例えば、特開平5−216742号公報(並列処理
方法及び装置)、特開平2−144637号公報(デー
タ構造に対するアクセス方法)、特開昭63−2653
54号公報(データ処理競合管理方法)等がある。
【0003】特開平5−216742号公報は、複数の
処理ユニットで共有する大容量の計算用記憶領域として
拡張領域を利用し、複数の処理ユニットによる大規模な
配列の分散処理を可能とする方式を開示する。特開平2
−144637号公報は、並列処理システムにおいて読
取りをロックなしに行なうことにより、ロックに伴うオ
ーバヘッドを除くアクセス方法を開示する。特開昭63
−265354号公報は、2つのファイルのレコードを
同一形式で定義し、書込みと読込みの競合時に、一方を
書込み用、他方を読込み用として選択して並列処理を行
なう方法を開示する。これら従来における各方式では、
何れも書き込み処理時に必ずロック制御を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来方式を並
列処理システムに適用する場合、並列処理システム全体
の制御を行うことができるロック制御を必要とし、ロッ
ク制御のための大きなオーバヘッドが生じ、かつ待ち状
態発生によるデッドロックチェックのための並列システ
ム全体の状態管理(ウェイトグラフ管理)を必要とする
といった問題点があった。また、ファイルへの書き込み
を含めその間中ロックすることが必要となり、トランザ
クション処理の同時実行性を阻害していた。
【0005】本発明の目的は、ファイル排他制御による
オーバヘッドを削減することにより、データの処理のス
ループットを向上し、データ処理の同時実行性を向上す
ることができる並列処理システムのファイルアクセス制
御方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、各ホストから共有バッファを介し共有フ
ァイルを同時アクセスする並列処理システムにおいて、
前記共有バッファ上に、ページ参照用の参照バッファと
ページ更新用の更新バッファを設け、前記参照バッファ
上の各ページ毎に、該当ページのバージョン情報と更新
者を示す情報と参照者数を示す情報を設定し、ページを
更新する場合、参照バッファ上の既存のページを更新せ
ずに新しいバージョンのページを更新バッファ上に作成
することにより、ページ参照とページ更新の同時実行を
可能とする共有ファイルアクセス手段を備える構成とし
ている。
【0007】他の態様では、前記バージョン情報は、ペ
ージ間で矛盾ないデータアクセスを行うために使用し、
前記更新者情報は同一ページに対する同時更新を制約す
るために使用し、前記参照者数情報は前記参照バッファ
を解放するために使用し、カレントページ以外の場合は
前記参照者数が“0”になった時点で解放し、カレント
ページの場合は参照者数が“0”で、かつカレントペー
ジと同一で古いバージョンのページが存在しない場合の
み解放の対象とする。
【0008】また、他の好ましい態様では、前記共有フ
ァイルアクセス手段は、ページの参照時において、必要
ページを前記参照バッファから検索し、参照者が参照バ
ッファを参照中ならばその参照バッファを参照し、当該
参照者が更新中のときのみ更新バッファを参照し、必要
ページが存在しない場合、前記共有バッファに参照バッ
ファを割り当てて前記共有ファイルから必要ページを入
力するページ入力処理部と、ページの更新時において、
当該更新者が当該ページを更新中の場合に更新バッファ
を更新可能な状態とし、他者が更新中の場合にエラーと
し、更新者無しの場合に前記参照バッファから更新バッ
ファに該当ページをコピーし、更新バッファを更新可能
な状態とするページ更新処理部とを備える構成としてい
る。
【0009】さらに、他の好ましい態様では、前記共有
ファイルアクセス手段は、コミット処理時において、自
ら更新中の更新バッファを共有ファイルに出力し、参照
バッファのカレントページとして付け替え、さらに参照
バッファに対して、更新者無しの状態に設定し、参照者
数から“1”を減じるコミット処理部と、エラー処理時
において、自ら更新中の更新バッファを廃棄して参照バ
ッファに対して更新者無しの状態に設定すると共に、自
ら更新中あるいは参照中である場合、参照バッファの参
照者数から“1”を減じるエラー処理部とを備える構成
としている。
【0010】さらに、他の好ましい態様では、前記ペー
ジ入力処理部は、参照バッファを割り当てて前記共有フ
ァイルから入力したページのバージョンが、必要ページ
のバージョンと一致する場合、当該ページの参照者数に
“1”を加え、バージョンが一致しない場合にエラーと
し、前記参照バッファに他者が参照中の必要ページと同
一のページが存在する場合、当該ページのバージョンが
一致する場合、当該ページの参照者数に“1”を加え、
バージョンが一致しない場合、前記共有バッファに参照
バッファを割り当てて前記共有ファイルから必要ページ
を入力する。
【0011】
【作用】本発明の並列処理システムのファイルアクセス
制御方式では、共有バッファを有し、共有ファイルァク
セス手段は、共有バッファ上で参照バッファと更新バッ
ファを別々に備え、かつ共有バッファ上で排他制御を行
うことにより、ページ単位のロック制御を不要としてい
る。ページ単位のロック制御が不要であるため、待ち状
態は発生せず、ウェイトグラフ管理も不要となり、ファ
イル入出力を含む間中の長時間ロックも発生しない。
【0012】
【実施例】本発明の好ましい実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1において、本発明の一実施例
による並列処理システムは、各ホスト10−1〜10n
と、共有ファイルアクセス手段20と、排他制御手段3
0と、資源管理装置40と、共有バッファ50と、共有
ファイル60から構成される。
【0013】共有ファイルアクセス手段20は、ページ
入力処理部21、ページ更新処理部22、コミット処理
部23、エラー処理部24を備え、共有バッファ50を
制御管理するための手段である。排他制御手段30は、
共有ファイルアクセス手段20によって利用され、共有
バッファ50に対する排他制御を行うための手段であ
る。資源管理装置40は、排他制御手段30によって利
用され、並列処理システム全体の排他制御を行うための
装置である。
【0014】共有バッファ50は、参照バッファ51
と、更新バッファ52から構成され、共有ファイルアク
セス手段20によってバッファ管理される。参照バッフ
ァ51は、各バッファ毎の管理情報として、各ページ毎
に該当ページのバージョンを示すバージョン情報B、更
新トランザクションを示す更新者情報U、参照トランザ
クション数を示す参照者数情報Rを有する。
【0015】これらの情報は、共有ファイルアクセス手
段20が共有バッファ50上で排他制御を行うために使
用される。なお、バージョン情報Bとしては、一例とし
てタイムスタンプ情報が用いられ、各ページに対する更
新日時をセットし、各トランザクションの起動日時以降
に更新されたページイメージをアクセスしないように制
御することにより、ページ間の矛盾を発生させないよう
にする。
【0016】更新者情報Uは、同一ページに対する同時
更新を制約し、あるいは更新者のみに更新中のバッファ
の参照を許可するために用いる。参照者数情報Rは、参
照バッファ51の各バッファを解放するために用い、
ージ毎の参照バッファ上の最新バージョンのページであ
カレントページ以外の場合は参照者数の値が“0”に
なった時点で、LRU制御等によるバッファの解放対象
とし、カレントページの場合は参照者数の値が“0”
で、かつカレントページと同一ページで古いバージョン
のページが存在しない場合に限りバッファの解放対象と
する。共有ファイル60は、並列処理システムで共有す
るファイルである。
【0017】ここで、共有バッファ50の状態例につい
て図1に示すページAによって説明する。図1におい
て、ページAのコミット済の最新バージョンは、バージ
ョン“2”であり、現時点で更新トランザクション
“P”以外に2つの参照トランザクションの、計3つの
トランザクションによりページAのバージョン2が同時
に参照されている。さらに、参照バッファ51上に1世
代前のバージョン“1”を保持し、他のページと同期を
取って同一バージョンのデータ処理するために利用され
ている。更新バッファ52上のページAのバージョン
“3”は、更新トランザクション“P”によって更新中
である。
【0018】次いで、図2〜図55は、共有ファイルア
クセス手段20内のページ入力処理部21、ページ更処
理部22、コミット処理部23、エラー処理部24にお
ける各フローチャートを示す。本発明の動作について、
図1及び図2〜図5を参照して説明する。まず、図1に
より動作の概要を説明する。
【0019】トランザクションが共有ファイル60の
更新処理を行う場合、共有ファイルアクセス手段20
は、更新するページのカレントページイメージを参照バ
ッファ51に保存し、更新バッファ52に更新用バッフ
ァを確保することにより更新バッファ52上で更新を行
なう。トランザクションPがコミット処理を行なう前に
他のトランザクションが共有ファイル60の参照処理を
行う場合には、カレントぺージイメージを参照すること
により、更新トランザタションPと他のトランザクショ
ンの参照を同時実行できるようにする。
【0020】図2は、共有ファイルアクセス手段20の
ページ入力処理部21の動作である共有ファイル60内
のデータ参照時のバッファ制御内容を示す。
【0021】データの参照時は、まず必要ページを参照
バッファ51から検索する(ステップ201)。必要ペ
ージが存在しかつ当該参照者が更新中のときのみ(ステ
ップ202)、更新バッファ52を参照する(ステップ
208)。参照バッファが存在し、かつ参照者が参照バ
ッファを参照ならばそのバッファを参照する(ステッ
プ202)。
【0022】必要ページについて当該参照者が更新中で
も参照でもない場合(ステップ202)、同一ページ
が存在するかを検索する(ステップ203)。同一ペー
ジが存在する場合、該当ページのバージョンとトランザ
クションの起動日時とを比較し、起動日時以前に更新さ
れたページならば同一バージョンのページとし(ステッ
プ204)、同一バージョンならば参照者数情報Rに
“1”加えて参照する(ステップ207)。
【0023】同一バージョンのページが存在しない場合
は(ステップ203、204)、参照バッファを割り当
てて共有ファイル60からの入力を試みる(ステップ2
05)。必要とするバージョンより新しいバージョンし
か入力できなかった場合は、当該参照トランザクション
をエラーとして再処理させる(ステップ206)。ま
た、必要とするバージョンを入力した場合には(ステッ
プ206)、当該参照バッファの参照者数情報Rに
“1”加えて参照する(ステップ207)。以上の処理
により、トランザクション内の参照処理を矛盾なく実行
する。
【0024】ただし、大量データを参照し集計するよう
な場合、更新トランザクションが次々に到着している時
には、バージョン不一致(ステップ206)となり集計
処理を何度も繰り返すことにより、処理が終了しない事
態が起こりうる。このような場合に対処するためには、
集計処理の途中で何度かコミットを発行し集計処理を進
展させるようにする必要がある。
【0025】図3は共有ファイルアクセス手段20のペ
ージ更新処理部22の動作である共有ファイル60内の
データ更新時のバッファ制御を示す。
【0026】データの更新時は、更新トランザクション
が更新ページを未入力ならば、図2で説明したページ入
力処理を行う(ステップ301)。当然、更新ページを
バッファに保持している場合には、ステップ301の処
理は不要となる。
【0027】当該更新者が既に当該ページを更新中の場
合には、その更新バッファを更新かのうな状態とする
(ステップ302)。当該更新者が更新中でない場合
(ページ入力処理を行った場合を含む)、当該ページを
他者が更新中であるならば、エラーとし再処理させる
(ステップ303)。すなわち、ロールバックしてコミ
ット時点から処理をやり直す。
【0028】参照バッファ51に当該ページが存在する
が、他者が更新中でない場合には、参照バッファの更新
者情報Uに当該更新トランザクションの情報を設定し
(すなわち、自更新中の状態に設定する)、参照バッフ
ァから更新バッファにデータをコピーし、更新バッファ
を更新可能な状態とする(ステップ304)。言い換え
れば、カレントページ(最新のページ)以外の更新はエ
ラーとし、カレントページに対する更新については未更
新である場合と他の更新者が既に更新済である場合に限
り許可するように制御する。
【0029】従来方式の欠点である更新時のロック制御
におけるオーバヘッドに関し、本実施例では、共有バッ
ファ上で更新トランザクションを管理し、同一ページに
対する更新トランザクションを1つのみに制約すること
によって、ロック制御を不要としている。
【0030】図4は共有ファイルアクセス手段20のコ
ミット処理部23の動作であるコミット時のバッファ制
御を示す。
【0031】コミット時は、自トランザクションの参照
バッファを検索し(ステップ401)、参照バッファが
存在しかつそのページをコミット発行者が更新中であっ
場合には(402,403)、更新バッファを共有フ
ァイル60に出力する(ステップ404)。さらに、当
該更新バッファを参照バッファのカレントページとして
付け替え(ステップ405)、参照バッファを更新済状
態に変更する(ステップ406)。すなわち、参照バッ
ファの更新者情報Uを更新者無しの状態にセットする。
その後、参照者バッファの参照者数情報を“1”減らす
(ステップ407)。
【0032】コミット発行者が参照バッファを参照中で
ある場合(ステップ401、402、403)、参照者
数情報から“1”を減らし(ステップ407)、参照者
数が“0”となった参照バッファをLRU制御等による
解放対象バッファとする。
【0033】図5は共有ファイルアクセス手段20のエ
ラー処理部24の動作であるエラー発生時のバッファ制
御を示す。
【0034】エラー発生時は、エラー発生者が更新中の
更新バッファを廃棄し(ステップ501、502、50
3、504)、参照バッファの更新者を無しの状態に変
更し(ステップ505)、参照トランザクション数(参
照者数)を1減らす(ステップ506)。参照バッファ
に対しては、エラー発生者が参照中である場合(ステッ
プ501、502、503)、参照者数から“1”を減
らす(ステップ406)。
【0035】エラー発生時に、更新バッファを廃棄する
だけで、ファイルのロールバックの必要がない理由は、
ファイル上にはコミット済の最新データのみを保持し、
共有バッファでのみ複数バージョンのデータを保持して
いるためである。
【0036】なお、共有バッファ50に対する同時アク
セスのための排他制御は、必要があれば、排他制御手段
30を使用して行う。排他制御手段30は、並列処理シ
ステム全体の排他処理を制御する資源管理装置40を使
用して排他制御を行う。あるいは、共有バッファ上に基
本同期命令であるテストアンドセット命令を持ち、排他
制御を行う方法やホスト間の通信手段を用いて排他制御
を行う方法等が存在する。以上好ましい実施例をあげて
本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施例に限
定されるものではない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、並
列処理システムにおいて、共有バッファのメモリ管理上
で排他制御を行い、ページ単位のロック制御を不要とす
ることにより、参照と更新間の並行処理を可能とし、排
他制御による待ち時間を削減することにより、データ処
理のスループット及び並行処理度を向上させ、大量デー
タ処理のシステムに対応させることが可能となる。
【0038】更新時のロック制御におけるオーバヘッド
に関し、共有バッファ上で更新トランザクションを管理
し、同一ページに対する更新トランザクションを1つの
みに制約することによって、ロック制御を不要とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による並列処理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施例の共有ファイルアクセス手段のペー
ジ入力処理部による処理内容を説明するフローチャート
である。
【図3】 本実施例の共有ファイルアクセス手段のペー
ジ更新処理部による処理内容を説明するフローチャート
である。
【図4】 本実施例の共有ファイルアクセス手段のコミ
ット処理部による処理内容を説明するフローチャートで
ある。
【図5】 本実施例の共有ファイルアクセス手段のエラ
ー処理部による処理内容を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10−1〜10−n ホスト 20 共有ファイルアクセス手段 21 ページ入力処理部 22 ページ更新処理部 23 コミット処理部 24 エラー処理部 30 排他制御手段 40 資源管理装置 50 共有バッファ 51 参照バッファ 52 更新バッファ 60 共有ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−319837(JP,A) 特開 昭62−287359(JP,A) 特開 平3−246644(JP,A) 特開 平3−123946(JP,A) 特開 平1−161452(JP,A) 特開 平1−163848(JP,A) 特開 平3−24648(JP,A) 特開 平4−284548(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 G06F 3/06 G06F 9/46 G06F 15/16 G06F 12/08 G06F 12/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ホストから共有バッファを介し共有フ
    ァイルを同時アクセスする並列処理システムにおいて、 前記共有バッファ上に、ページ参照用の参照バッファと
    ページ更新用の更新バッファを設け、前記参照バッファ上の各ページ毎に、ページ間で矛盾な
    いデータアクセスを行うために使用する該当ページのバ
    ージョン情報と、同一ページに対する同時更新を制約す
    るために使用する更新者を示す更新者情報と、前記参照
    バッファを解放するために使用する参照者数を示す参照
    者数情報を設定し、 ページを更新する場合、参照バッファ上の既存のページ
    を更新せずに新しいバージョンのページを更新バッファ
    上に作成することにより、ページ参照とページ更新の同
    時実行を可能とする共有ファイルアクセス手段を備え、カレントページ以外の場合は前記参照者数が“0”にな
    った時点で前記参照バッファを解放し、カレントページ
    の場合は参照者数が“0”で、かつカレントページと同
    一で古いバージョンのページが存在しない場合のみ前記
    参照バッファを解放する ことを特徴とする並列処理シス
    テムのファイルアクセス制御方式。
  2. 【請求項2】 前記共有ファイルアクセス手段は、 ページの参照時において、必要ページを前記参照バッフ
    ァから検索し、参照者が参照バッファを参照中ならばそ
    の参照バッファを参照し、当該参照者が更新中のときの
    み更新バッファを参照し、必要ページが存在しない場
    合、前記共有バッファに参照バッファを割り当てて前記
    共有ファイルから必要ページを入力するページ入力処理
    部と、 ページの更新時において、当該更新者が当該ページを更
    新中の場合に更新バッファを更新可能な状態とし、他者
    が更新中の場合にエラーとし、更新者無しの場合に前記
    参照バッファから前記更新バッファに該当ページをコピ
    ーし、更新バッファを更新可能な状態とするページ更新
    処理部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の並
    列処理システムのファイルアクセス制御方式。
  3. 【請求項3】 前記共有ファイルアクセス手段は、 コミット処理時において、自ら更新中の更新バッファを
    共有ファイルに出力し、参照バッファのカレントページ
    として付け替え、さらに参照バッファに対して、更新者
    無しの状態に設定し、参照者数から“1”を減じる処理
    を行なうコミット処理部と、 エラー処理時において、自ら更新中の更新バッファを廃
    棄して参照バッファに対して更新者無しの状態に設定す
    ると共に、自ら更新中あるいは参照中である場合、参照
    バッファの参照者数から“1”を減じる処理を行なうエ
    ラー処理部とを備えることを特徴とする請求項1又は計
    求項2に記載の並列処理システムのファイルアクセス制
    御方式。
  4. 【請求項4】 前記ページ入力処理部は、参照バッファ
    を割り当てて前記共有ファイルから入力したページのバ
    ージョンが、必要ページのバージョンと一致する場合、
    当該ページの参照者数に“1”を加え、バージョンが一
    致しない場合にエラーとし、 前記参照バッファに他者が参照中の必要ページと同一の
    ページが存在する場合、当該ページのバージョンが一致
    する場合、当該ページの参照者数に“1”を加え、バー
    ジョンが一致しない場合、前記共有バッファに参照バッ
    ファを割り当てて前記共有ファイルから必要ページを入
    力することを特徴とする請求項2に記載の並列処理シス
    テムのファイルアクセス制御方式。
  5. 【請求項5】 各ホストから共有バッファを介し共有フ
    ァイルを同時アクセスする並列処理システムにおいて、 前記共有バッファ上に、ページ参照用の参照バッファと
    ページ更新用の更新バッファを設け、 前記参照バッファ上の各ページ毎に、該当ページのバー
    ジョン情報と更新者を示す情報と参照者数を示す情報を
    設定し、 ページを更新する場合、参照バッファ上の既存のページ
    を更新せずに新しいバージョンのページを更新バッファ
    上に作成することにより、ページ参照とページ更新の同
    時実行を可能とする共有ファイルアクセス手段を備え、 前記共有ファイルアクセス手段は、 コミット処理時において、自ら更新中の更新バッファを
    共有ファイルに出力し 、参照バッファのカレントページ
    として付け替え、さらに参照バッファに対して、更新者
    無しの状態に設定し、参照者数から“1”を減じる処理
    を行なうコミット処理部と、 エラー処理時において、自ら更新中の更新バッファを廃
    棄して参照バッファに対して更新者無しの状態に設定す
    ると共に、自ら更新中あるいは参照中である場合、参照
    バッファの参照者数から“1”を減じる処理を行なうエ
    ラー処理部とを備えることを特徴とする並列処理システ
    ムのファイルアクセス制御方式。
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