JP2853188B2 - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JP2853188B2 JP19619289A JP19619289A JP2853188B2 JP 2853188 B2 JP2853188 B2 JP 2853188B2 JP 19619289 A JP19619289 A JP 19619289A JP 19619289 A JP19619289 A JP 19619289A JP 2853188 B2 JP2853188 B2 JP 2853188B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は帯電装置に関する。
より詳しくは、電圧を印加した帯電部材(直接帯電部
材)を被帯電体面に接触させることで被帯電体面を所定
の電位に帯電処理(除電処理も含む、以下同じ)する接
触帯電装置(もしくは直接帯電装置)に関する。
(従来の技術) 例えば、電子写真装置(複写機・光プリンタなど)・
静電記録装置等の画像形成装置に於いて、感光体・誘電
体等の被帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段
機器としては従来よりコロナ放電装置が広く利用されて
いる。
コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面を所定の電
位に均一に帯電処理する手段として有効である。しか
し、高圧電源を必要とし、コロナ放電のため好ましくな
いオゾンが発生するなどの問題点を有している。
このようなコロナ放電装置に対して、前記のように電
圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触させて被帯電
体面を帯電処理する接触帯電装置は、電源の低圧化が図
れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有していること
から、例えば画像形成装置に於いてコロナ放電装置にか
えて感光体・誘電体等の像担持体、その他の被帯電体面
の帯電処理手段装置として注目され、その実用化研究が
進められている。
例えば、本出願人が先に提案(特願昭62−51492号、
同62−230334号など)したように、接触帯電装置に於い
て直流電圧を帯電部材に印加したときの帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界(交互電界)
を帯電部材と被帯電体との間に形成すること、更には表
層に高抵抗層を設けた帯電部材を用いることにより、被
帯電体の帯電均一性、感光体等の被帯電体表面のピンホ
ール・傷等によるリーク防止等を図ることができる。
第6図(a)・(b)は接触帯電装置の一例の概略構
成の横断面図と、縦断面図である。
1は被帯電体である。本例では回転ドラム型の電子写
真感光体とする。本例の該感光体1はアルミニウム等の
導電性基層1bと、その外面に形成した光導電層1aとを基
本層とする構成のものである。
102は帯電部材である。本例はローラタイプである
(以下帯電ローラと記す)。該帯電ローラは中心の芯金
102cと、その外周に形成した導電層102bと、更にその外
周に形成した抵抗層102aとからなる。
帯電ローラ102は芯金102cの両端部を不図示の軸受部
材に回転自由に軸受させてドラム型の感光体1に並行に
配置して不図示の押圧手段で感光体1面に対して所定の
押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆動に伴い従
動回転する。
3は帯電ローラ102に対するバイアス印加電源であ
る。この電源3と帯電ローラ102の芯金102cとが電気的
に接続されていて電源3により帯電ローラ102に対して
所定のバイアスが印加される。
而して被帯電体たる感光体1が回転駆動されると、該
感光体1に圧接され且つバイアス電圧が印加された帯電
部材としての帯電ローラ102により感光体の外周面が所
定の極性・電位に帯電処理される。
(発明が解決しようとする問題点) 従来、帯電部材102について、被帯電帯体1面に直接
に圧接する外層としての抵抗層102aは、ゴム又は樹脂に
カーボン等を分散したものを有機溶剤に溶解し、該溶解
液を導電層102b面にコーティングして乾燥して溶剤を蒸
発させることで形成している。
(1)このコーティング抵抗層102aの形成時に乾燥時間
が短いと、該抵抗層102aの空気と接する表層部が主とし
て乾燥され、下層部には溶剤が残留した状態となる。
この残留溶剤は抵抗層102aの表層側に徐々に移行して
抵抗層表面にしみ出て表面を再溶解化状態にする。
そのため、被帯電体1面に対して該帯電部材102が接
触した状態に長時間あると、帯電部材が被帯電体面に固
着化したり、帯電部材と長時間接触していた被帯電体面
部分が溶剤の移行で変質を生じたりする。
被帯電体1が例えば前記例の電子写真感光体であれ
ば、帯電部材102との長時間接触部分面に溶剤移行によ
る局部変質を生じ、その結果出力画像面において上記変
質部に対応する画像部分がローラ跡と称される白スジ・
黒スジ等の異常画像部となる。
感光体1についていえば、これは大別して、アモルフ
ァスシリコン・セレン等の無機系感光体と、OPCと称さ
れる有機系感光体がある。有機系感光体には、無機材料
粒子を樹脂等の有機材料に分散させた感光層構成のも
の、無機材料を樹脂等の有機材料でコート処置した感光
層構成のものなども含む。
而して上述のような、長時間接触による帯電部材102
の被帯電体1に対する固着化、溶剤移行による被帯電体
の局部的変質、それによる悪影響は、被帯電体が感光体
であるときは、それが特に有機系感光体である場合に顕
著化する。これは有機系感光体は無機系感光体に比べて
化学的反応性が高いためである。
そこで、コーティング抵抗層102aの乾燥は例えば減圧
乾燥で1日間というように乾燥時間を長くして残留溶剤
分を実質的になくしたものとすることになるが、この場
合は帯電部材の製作時間が長くなってしまう。
(2)抵抗層102aは、被帯電体1面に存在する可能性が
あるピンホール1cに接触したときに通電破壊を生じるの
を防ぐために、普通、数100μm程の厚さが必要とされ
る。1回の塗工工程でこの厚さの均一抵抗層102aを形成
するのは困難であるため、通常は塗工・乾燥という工程
を数回繰り返すことで所望厚さの均一な抵抗層102aを形
成するもので、このことによっても帯電部材の製作時間
が長くかかっていた。
本発明は上記に鑑みてこの種の帯電装置について、前
述したような残留溶剤の表面しみ出しによる帯電部材の
被帯電体面に対する固着化や、被帯電体の変質等の問題
を生じない、帯電部材を容易に短時間に製造することが
可能である、等の利点を有するものを提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は下記のような構成を特徴とする帯電装置であ
る。
(1)被帯電体を帯電するために前記被帯電体に接触す
る、電圧が印加された、帯電部材であって、導電層と、
この導電層よりも、体積抵抗率が大きく前記被帯電体の
近くに設けられた抵抗層と、を備え、前記抵抗層がチュ
ーブである帯電部材を有する帯電装置において、 前記帯電部材の長手方向において、前記抵抗層の端部
は、前記導電層の端部よりも外側へ延長されていること
を特徴とする帯電装置。
(2)前記抵抗層はシームレスチューブであることを特
徴とする(1)記載の帯電装置。
(3)前記抵抗層は、前記導電層と隣接し、前記チュー
ブの内径Kと、前記導電層の外径Lと、の比L/Kが101%
以上、150%以下であることを特徴とする(1)又は
(2)記載の帯電装置。
(4)前記抵抗層は熱収縮チューブであることを特徴と
する(1)乃至(3)の何れか1つに記載の帯電装置。
(5)被帯電体を帯電する為に前記被帯電体に接触する
帯電部材であって、チューブを備える帯電部材を有する
帯電装置において、 前記チューブの円周方向の延伸比が前記チューブの軸
方向の延伸比より大きいことを特徴とする帯電装置。
(6)前記帯電部材は、電圧が印加され、前記チューブ
よりも体積抵抗率が小さく前記被帯電体の遠くに設けら
れた導電層を備えることを特徴とする(5)記載の帯電
装置。
(7)前記チューブはシームレスチューブであることを
特徴とする(5)又は(6)記載の帯電装置。
(8)前記チューブの内径Kと、前記導電層の外径L
と、の比L/Kが101%以上、150%以下であることを特徴
とする(5)乃至(7)の何れか1つに記載の帯電装
置。
(9)前記チューブは熱収縮チューブであることを特徴
とする(5)乃至(8)の何れか1つに記載の帯電装
置。
(作 用) 即ち上記(1)項の帯電装置のように、帯電部材の抵
抗層について、抵抗材料を予め膜層体として、例えばシ
ート状体・シームレスチューブ体・熱収縮性シームレス
チューブ体等の形態で、成膜製造し、この膜層体を帯電
部材の導電層面に対して被着処理して帯電部材の抵抗層
を構成することで、溶剤を用いなくてすみ、乾燥工程が
不要となる、或いは抵抗材料成膜体の製造時に溶剤を使
用したとしても予め十分に乾燥処理して残留溶剤を実質
的に含まないストック膜層体を帯電部材の製造時に抵抗
層構成材料として使用できる。
従って、帯電部材自体の製造は容易に短時間なものと
することが可能であり、しかも抵抗層中の残留溶剤の表
面しみ出しによる帯電部材の被帯電体面に対する固着化
や被帯電体の変質等の問題も回避することができるので
ある。
被帯電体が画像形成装置の像担持体であり、その像担
持体が溶剤の影響を受け易い有機系感光体であっても、
帯電部材側からの溶剤しみ出しの問題は生じないので、
安価な有機系感光体と接触帯電装置を利用しての経済性
のよい画像形成装置を構成することが可能となる。
(2)項以下の各構成を特徴としている帯電装置につ
いての特有の作用効果は以下に示す実施例において具体
的に記述する。
(実施例) (A)帯電部材の各種形態例 帯電部材2は第1図例の画像形成装置に像担持体1の
帯電処理手段として装置したようなローラタイプ以外に
もブレード状タイプ・ブロック状タイプ・ロッド状タイ
プ・ベルト状タイプなどの形態に構成できる。
ローラタイプの帯電部材2は面移動駆動される被帯電
体1に従動回転させてもよいし、非回転のものとさせて
もよいし、被帯電体1の面移動方向に順方向又は逆方向
に所定の周速度をもって積極的に回転駆動させるように
してもよい。
第2図(a)はブレード状タイプとしたものの一例の
横断面図を示している。この場合被帯電体1面に当接さ
れるブレード状帯電部材2の向きは被帯電体1面の面移
動方向に順方向又は逆方向のどちらでもよい。第2図
(b)はブロック状もしくはロッド状としたものの一例
の横断面図を示している。各タイプの帯電部材2におい
て、2cは導電性の芯金部材、2bは導電層、2aは抵抗層を
示している。
ブロック状もしくはロッド状としたものは、回転可能
としたローラタイプのものにおいては芯金部材2cに対し
てバイアス電圧を印加するために必要とする給電用摺動
接点3aなしに芯金部材2cに対して電源3に通じるリード
線を直接に接続することができ、給電用摺動接点3aから
発生する可能性のある電気ノイズがなくなるという利点
とともに、省スペース化、さらには被帯電体面のクリー
ニングブレードを兼用させる構成のものとすることも可
能である。
(B)画像形成装置例 第1図は本発明に従う帯電装置を装置した画像形成装
置の一例の概略構成を示している。
1は被帯電体としての像担持体であり、本例のものは
アルミニウム等の導電性基体層1bと、その外周面に形成
した光導電層1aを基体構成層とするドラム型の電子写真
感光体である。支軸1dを中心に図面上時計方向に所定の
周速度をもって回転駆動される。
2はこの感光体1面に接して感光体面を所定の極性・
電位に一様に一次帯電処理する帯電部材であり、本例は
ローラタイプのものである。以下帯電ローラと記す。帯
電ローラ2は中心芯金2cと、その外周に形成した導電層
2bと、更にその外周に形成した抵抗層2aとから成り、芯
金2cの両端部を不図示の軸受部材に回転自由に軸受させ
てドラム型の感光体1に並行に配置して不図示の押圧手
段で感光体1面に対して所定の押圧力をもって圧接さ
れ、感光体1の回転駆動に伴い従動回転する。
而して電源3で芯金2cに所定の直流(DC)バイアス、
或は直流+交流(DC+AC)バイアスが印加されることで
回転感光体1の周面が所定の極性・電位に接触帯電され
る。
帯電部材2で均一に帯電処理を受けた感光体1面は次
いで露光手段10により目的画像情報の露光(レーザービ
ーム走査露光、原稿画像のスリット露光など)を受ける
ことで、その周面に目的の画像情報に対応した静電潜像
が形成される。
その潜像は次いで現像手段11によりトナー画像として
順次に可視像化されていく。
このトナー画像は、次いで、転写手段12により不図示
の給紙手段部から感光体1の回転と同期どりされて適正
なタイミングをもって感光体1と転写手段12との間の転
写部へ搬送された転写材14の面に順次に転写されてい
く。本例の転写手段12は転写ローラであり、転写材14の
裏からトナーと逆極性の帯電を行なうことで感光体1面
側のトナー画像が転写材14の表面側に転写されていく。
トナー画像の転写を受けた転写材14は感光体1面から
分離されて不図示の像定着手段へ搬送されて像定着を受
け、画像形成物として出力される。或いは裏面にも像形
成するものでは転写部への再搬送手段へ搬送される。
像転写後の感光体1面はクリーニング手段13で転写残
りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清浄面化されて
繰り返して作像に供される。
尚、後記(E)項に有機系感光体1についてその構成
材料等を具体的に例示した。
(C)帯電ローラ2 帯電ローラ2の導電層2bとしては、カーボン・金属・
金属酸化物等をゴムや樹脂に分散して体積抵抗値108Ω
・cm未満としたもの、又は体積抵抗値108Ω・cm以上の
ゴムや樹脂の表面を108Ω・cm未満の導電性物質でコー
ト、又はラミネートしたものがよい。或は芯金2cに導電
層2bを兼ねさせることもできる。
抵抗層2aの体積抵抗値は、特願昭62−230334号に示さ
れるように導電層2bのそれよりも大きいことが必要であ
り、106〜1012Ω・cmがよい。
この様な抵抗層2aを設けることにより、帯電ローラ2
が感光体1のピンホール1cに接触した時、ピンホール1c
に電流が大量に流れることで電源3の出力電圧が低下し
てピンホールを中心としてローラ2のニップ方向全域に
帯電不良を生じて画像上に、正規現像では白すじ、反転
現像では黒すじ、を生じる(以下、ピンホール接触時帯
電不良と呼ぶ)のを防止できる。
抵抗層2aの厚さは薄すぎると抵抗層2aがピンホール1c
と接触した時通電破壊を起こし、ピンホール接触時帯電
不良が発生する。又、厚すぎるとローラ抵抗が高くな
り、帯電不良を生じる。抵抗層2aの厚さは20μm以上、
1mm未満が望ましい。
抵抗層2aの表面は表面粗さが粗いと感光体1との密着
性が悪くなり帯電不良を起こす。そこで感光体1との密
着性を高めるため十点平均粗さRzを10μm未満としてい
る。
ローラ硬度は高いとローラ表面のほんのわずかな凹凸
でも感光体1と隙間をつくり帯電不良を起こす。一方ロ
ーラ硬度が低ければその弾性によりローラ表面に多少の
凹凸があっても良好に密着する。そのためローラ硬度は
ASKER−Cで90゜未満が望ましい。
本発明は上記のような抵抗層2aについて、前述したよ
うに抵抗材料を予め膜層体として成膜製造し、この膜層
体を導電層2b面に対して被着させた形態にして抵抗層2a
を形成具備させたことに特徴を有するものである。
具体的には抵抗層2aを構成させる抵抗材料を予めシー
ムレスチューブ状の膜層体の形態で成膜製造し、このシ
ームレスチューブの外嵌処理により帯電部材2の抵抗層
2aを構成させる、そのシームレスチューブを熱収縮チュ
ーブとして製造してこの熱収縮チューブを外嵌し熱収縮
処理することで帯電部材2の抵抗層2aを構成させる、シ
ート状もしくはフィルム状に成膜製造し、その裁断片を
導電層2bの外面(外面全体、或は必要面部分)に被着処
理して帯電部材2の抵抗層2aを構成させるなどである。
上記何れの場合も第1図例のローラタイプの帯電部材
2、第2図例(a)・(b)のブレード状タイプや、ブ
ロック状タイプもしくはロッド状タイプなど各種形態の
帯電部材2の抵抗層2aの構成手段として採択できる。
シームレスチューブの場合 抵抗層aを構成させる抵抗材料のシームレスチューブ
体は熔融押出し法など、従来の一般的なプラスチック成
形加工法を利用して製造できる。
抵抗層2aを構成させる抵抗材料はカーボン・金属・金
属酸化物等を分散し導電性を付与した樹脂或はゴム、又
はそれ自体が導電性を持つ樹脂或はゴム等である。
樹脂又はゴムとしては、イソプレンゴム・ブタジエン
ゴム・スチレン−ブタジエンゴム・アクリロニトリルゴ
ム・アクリロニトリル−ブタジエンゴム・クロロプレン
ゴム・アクリレートブタジエンゴム・シリコーンゴム・
フッ素ゴム・ポリ塩化ビニル・ポリ塩化ビニリデン・ポ
リエチレン・ポリプロピレン・PFA・FEP・PET・酢酸ビ
ニル・各種熱可塑性エラストマー・ポリウレタン(ポリ
エステル系,ポリエーテル系)・エピクロルヒドリンゴ
ム・EPDM・ポリフッ化ビニリデン・ポリアミド・ポリイ
ミド・エポキシ・ポリビニルアルコール・ポリスチレン
・ポリカーボネートなどを用いることができる。
又、抵抗層2aに用いる材料は、親水性のものより疎水
性のものがよい。例えば親水性を持つナイロンにカーボ
ンを分散したもので抵抗層2aを構成した場合、その体積
抵抗値即ち帯電部材抵抗(以下、ローラ抵抗と記す)は
湿度変化で2桁以上も変わる。つまり湿度により像担持
体たる感光帯1上の帯電電位が変わり、画像濃度・ライ
ン幅が大きく変わる。これに対し抵抗層2aにクロロプレ
ンゴム・スチレンブタジエンゴム・ポリ塩化ビニル等の
疎水性材料を用いれば、湿度によるローラ抵抗の変化を
小さくでき、常に安定した画像を得ることができる。
シームレスチューブを導電層2bにかぶせる際、シーム
レスチューブの内径と導電層2bの外径が等しいか、また
はシームレスチューブの内径の方がわずかに大きいと、
抵抗層2aと導電層2bの間に隙間ができたり抵抗層2a表面
にしわがよったりして帯電不良を起こす。
この問題は抵抗層2aと導電層2bの間に導電性接着層を
設けることで解決できる。しかし導電性接着層を用いな
くともシームレスチューブの内径を導電層2bの外径より
小さくし、シームレスチューブが導電層2bを締めつける
様な形で抵抗層2aと導電層2b間の密着性を高めてやって
も解決できる。この時、導電性接着層を設けても良いこ
とは言うまでもない。
チューブをかぶせる際はシームレスチューブ内にエア
ーを吹きこむ等の手段で内径を広げながら導電層2bにか
ぶせる。チューブが硬いと内径を広げるのが難しいの
で、シームレスチューブの硬度はJIS−Aで90゜未満が
望ましい。
また、シームレスチューブの内径Kと導電層2bの外径
Lの比L/Kは101〜150%が良い。100%以下だと前述の隙
間しわ等の問題があり、150%以上だとシームレスチュ
ーブの伸び率が部分的にばらつき、抵抗層2aの抵抗値が
ローラ上で異なり、画像上に濃度むらを生じる。
かくして抵抗層2aにシームレスチューブを用いると、
溶剤を用いなくてすみ、乾燥工程が不要となり更に溶剤
による帯電部材2と感光体1との固着、感光体1の変質
といった問題がなくなる。
更に抵抗層2aにシームレスチューブを用いると次の利
点がある。即ち第3図例のように導電層2bに外嵌処理し
た抵抗層2aとしてのシームレスチューブの端部について
導電層2bの端部Aよりも外方へ延長2a1させた形態のも
のにすることができる。即ち導電層2bの端部Aを抵抗層
2aの延長部2a1で覆うようになっている。
こうすることで導電層2bの端部Aから感光体1までの
縁面距離が大きくとれ、感光体1のピンホール1cが端打
Aに接近して放電を起こし、電源電圧が低下、帯電不良
が発生するのぼ防止できる。
上記の構成は、導電層2bに該導電層よりも長い、抵抗
層としてのシームレスチューブ2aをかぶせてやることで
きわめて簡単に実現できる。
従来の抵抗材料塗工によりこの様な機能を得るには、
第6図(b)のように導電層102bの端部Aまでていねい
に抵抗材料を塗工処理102a1せねばならず、大変な手間
が必要であった。
ところでシームレスチューブの内径を広げられる程の
低硬度のゴム・樹脂の中にはそれ自体の接着性を持つも
の、或いは可塑剤等の低分子量成分をもつものがおお
い。そういったものでシームレスチューブを作りこれを
抵抗層2aとして外嵌処理して帯電部材2とした場合は、
感光体と固着したり、低分子量成分が感光体1に付着
し、所謂ローラ跡が発生することもある。
このような問題を解決するために、第4図例の帯電部
材2(ローラタイプ)は、そのような抵抗層2aの外周
に、更に第2抵抗層4aを設けたものである。
第2抵抗層4aの材質としてはポリ塩化ビニル・ポリ塩
化ビニリデン・ポリエチレン・ポリオレフィン・PFA・F
EP・PET・ポリフッ化ビニリデン・アクリル・ナイロン
等の接着性もなく可塑剤も少ない樹脂にカーボン・金属
・金属酸化物等を分散させて体積抵抗値を106〜1012Ω
・cmとした樹脂、或はメトキシメチル化ナイロン・ポリ
フッ化ビニリデン・ポリチオフェン・ポロピロール・ポ
リアセチレン等のように樹脂自体が導電性を持つものを
用いる。膜厚は厚くするとローラ硬度が上るので5〜50
μm程度が望ましい。
この様に厚さの薄い第2抵抗層4aを設けることで抵抗
層2aに接着性があったり、可塑剤を含む低硬度ゴム又は
樹脂を用いても所謂ローラ跡は出ない。
導電層2bに例えば発泡体の様な低硬度の物を使い、該
導電層bを押し縮めながら抵抗層2aとしてのシームレス
チューブを外嵌処理すればチューブの硬度は高くてもよ
い。この場合本発明者の検討したところではローラ硬度
はASKER−C40゜以下でなければならない。
この場合、抵抗層に低硬度材料を用いてもよいのはい
うまでもない。シームレスチューブ2aの内径Kと、押し
縮める前の導電層2bの外径Lの比L/Kは101〜150%が良
い。100%以下だと前述の隙間・しわ等の問題があり、1
50%以上だと導電層2bがかなり押し縮められるのでロー
ラ硬度全体が高くなってしまうからである。
以上の様に導電層2bを低硬度とすることで、抵抗層2a
としてのシームレスチューブを高硬度としてチューブ成
分の移行の少ない材料を用いることができる。従って先
述第4図例のものにおけるような第2抵抗層4aも必要が
なくなる。
熱収縮性シームレスチューブの場合 抵抗層2aを構成させるシームレスチューブを熱収縮チ
ューブにすると、チューブ2aも導電層2bも高硬度のまま
チューブ2aを導電層2bにかぶせることが可能である。
この時、チューブ2aと導電層2bのどちらか片方或は両
方が低硬度であってもよいのはいうまでもない。
熱収縮チューブの材質はポリ塩化ビニル・ポリエチレ
ン・ポリオレフィン・PFA・FEP・塩素化ゴム・シリコン
ゴム等の樹脂、ゴムにカーボン・金属・金属酸化物等を
分散したもの、或は導電性樹脂と混練したものを用い
る。
特にポリ塩化ビニル・ポリエチレンを用いたチューブ
は、均一に収縮させることができ、ローラ上での抵抗値
のばらつきを小さくできる。
熱収縮チューブはこれらの材料を熔融押出した後、10
1〜200%程度延伸処理することで作成する。
延伸比はチューブの円周方向の延伸比をチューブの軸
方向の延伸比より大きくしなければならない。なぜなら
収縮させた時にチューブ軸方向に収縮すると均一に収縮
させるのが難しくローラ上で抵抗値がばらつき、画像上
に濃度むらを生じる。
又、熱収縮チューブの収縮前の内径Hと導電層2bの外
径Iとの比H/Iは101〜200%がよい。100%以下だとチュ
ーブ2aを導電層2bにかぶせるのが難しく、200%より大
きいと均一に収縮しなくなりローラ上で抵抗値がばらつ
く。
熱収縮チューブの収縮に際しては普通の空気よりは水
蒸気等の高熱容量気体、或は湯等の液体を用いるのがよ
い。その方が均一な収縮を行うことができる。
導電層2bのローラ硬度は低すぎると収縮チューブをか
ぶせた際にローラの外径寸法・真円度等の精度がなくな
り、帯電不良を生じるため、ASKER−Cで30゜以上が望
ましい。
また、熱収縮チューブを第4図例のような第2抵抗層
4aとして用いてもよい。
(D)実行例 実施例1(シームレスチューブ使用) a)有機感光体 使用する被帯電部材として下記の要領にて有機感光体
を作成した。
基体1bとして肉厚0.5mmで60φ×260mmのアルミニウム
シリンダを用意した。
共重合ナイロン(商品名:CM8000、東レ(株)製)4
部およびタイプ8ナイロン(商品名:ラッカマイド500
3、大日本インキ(株)製)4部をメタノール50部・n
−ブタノール50部に溶解し、上記基体上に浸漬塗布して
0.6μm厚のポリアミド下引き層を形成した。
次にε−銅フタロシアニン(東洋インキ(株)製)20
部、ポリビニルブチラール(エスレックBL−S、積水化
学製)10部、メチルエチルケトン70部をサンドミルで分
散した。この分散液を先の下引き層の上に浸漬塗工して
膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
ポリカーボネートZ樹脂(三菱瓦斯化学(株)製)
の、重量平均分子量12万のもの10分を用意し、下記構造
式のヒドラゾン化合物10部と共にモノクロルベンゼン80
部に溶解した。
これを上記電荷発生層上に塗布して18μm厚の電荷輸
送層を形成して有機感光体を作成した。
b)帯電ローラ基層No.1 使用する帯電ローラ2の抵抗層2aを形成する前までの
ローラ体を帯電ローラ基層No.1としてそれを下記の要領
にて作成した。
導電層2bの材料としてクロロプレンゴム100重量部に
導電性カーボン10重量部を混練分散し、中心に芯金2cと
しての10φのステンレス軸を通して20φ×240mmになる
様に成型して帯電ローラ基層No.1を作成した。
この帯電ローラ基層No.1のローラ硬度はASKER−Cで5
0゜であった。
またこの帯電ローラ基層No.1の抵抗値を下記のように
して測定した。
即ち、第5図に示すように被測定ローラ200(帯電ロ
ーラ基層No.1)上に幅10mmのアルミ箔201を巻き、芯金
と該アルミ箔間に電源202により直流1KVを印加し電流を
計測し、芯金とアルミ箔間の抵抗値を測る。以下この抵
抗値をローラ抵抗と呼ぶ。
帯電ローラ基層No.1のローラ抵抗は温度15℃・湿度10
%時(以下L環境と呼ぶ)では3×104Ω、温度32.5℃
・湿度85%時(以下H環境と呼ぶ)では1×104Ωだっ
た。
c)帯電ローラ2 帯電ローラ2の抵抗層2aを構成する抵抗材料として、
クロロプレンゴム100重量部と導電性カーボン2重量部
を混練分散し、押出成形により内径19.5mm・肉厚0.5mm
・長さ245mmのシームレスチューブを作成した。このシ
ームレスチューブを作成したのと同じ抵抗材料で厚さ12
mmのテストピースを作り硬度を測定したところJIS−A
で60゜であった。
上記シームレスチューブの一端からエアーを吹き込み
チューブをふくらましながら該チューブに前記b)項で
作成した帯電ローラ基層No.1を挿入して該帯電ローラ基
層No.1の外周にシームレスチューブを外嵌被着処理する
ことで、外周に抵抗層2aを形成した帯電ローラ2を作成
した。
この帯電ローラ2のローラ抵抗を前記帯電ローラ基層
No.1と同様の要領でL環境とH環境で測定した。その結
果を表1に示す。
d)性能 レーザビームプリンターLBP−8(キヤノン社製)
に、感光体として前記a)項で作成した有機感光体を装
着し、一次帯電手段として上記c)項で作成した帯電ロ
ーラ2を含む接触帯電装置を装着して画像形成を実行さ
せる。
帯電ローラ2には直流電圧−750Vと交流ピーク間電圧
1800Vの重畳電圧を印加して感光体の一次帯電処理を行
なわせ、感光体上の帯電電位をL環境とH環境で測定し
た。その結果を表1に示す。
加えて、画像濃度、及び感光体上に1mmのピンホール
を開けた場合の画像をL・Hの両環境で検討した。また
該帯電ローラ2を32.5℃下で7日間、感光体に密着放置
させた後、ローラと感光体が固着するか、出力画像上に
所謂ローラ跡が出るかを検討した。これ等の結果を表1
に示す。
実施例2(シームレスチューブ使用) 帯電ローラ2の抵抗層2aを構成する抵抗材料として、
スチレン−ブタジエンゴム100重量部と導電性カーボン
2重量部を混練分散し、押出成形により硬度JIS−A80゜
・内径19.5mm・肉厚0.5mm・長さ245mmのシームレスチュ
ーブを作成した。
そして実施例1の帯電ローラ基層No.1の外周に該シー
ムレスチューブを実施例1と同要領で外嵌被着処理して
外周に抵抗層2aを形成した帯電ローラ2を作成した。
この帯電ローラ2について実施例1と同様に測定・評
価を行ない、その結果を表1に示した。
実施例3(第2抵抗層付加) アルコール可溶ナイロン10重量部に導電性カーボン0.
2重量部、メタノール90重量部をボールミルで分散し、
この分散液に実施例2で作成した帯電ローラ上に浸漬塗
工して100℃・60分間乾燥し、乾燥後の膜厚を20μmと
した第2抵抗層を設けた帯電ローラ2を作成した。
この帯電ローラ2について実施例1と同様に測定・評
価を行ない、その結果を表1に示した。
比較例1(抵抗層なし) 実施例1において、該実施例1のb)項で作成した帯
電ローラ基層No.1をその外周に抵抗層の形成処理をせず
に、そのまま帯電ローラとして用いて実施例1と同様の
測定・評価を行なった。その結果を表2に示す。
比較例2(コーティング抵抗層) 抵抗層を構成する抵抗材料として、クロロプレンゴム
10重量部に導電性カーボン0.2重量部、メチルエチルケ
トン90重量部を加えてボールミルで分散したものを実施
例1のb)項で作成した帯電ローラ基層No.1上に浸漬塗
工して150℃・10分間乾燥し、乾燥後の膜厚を300μmと
したコートタイプの抵抗層を形成した帯電ローラを作成
した。
この帯電ローラについて実施例1と同様に測定・評価
を行ない、その結果を表2に示した。
比較例3(コーティング抵抗層) 抵抗層を構成する抵抗材料として、スチレン−ブタジ
エンゴム10重量部に導電性カーボン0.2重量部、メチル
エチルケトン90重量部を加えてボールミルで分散したも
のを実施例1のb)項で作成した帯電ローラ基層No.1上
に浸漬塗工して150℃・10分間乾燥し、乾燥後の膜厚を3
00μmとしたコートタイプの抵抗層を形成した帯電ロー
ラを作成した。
この帯電ローラについて実施例1と同様に測定・評価
を行ない、その結果を表2に示した。
比較例4(第2抵抗層付加) アルコール可溶ナイロン10重量部に導電性カーボン0.
2重量部、メタノール90重量部をボールミルで分散し、
この分散液を比較例3で作成した帯電ローラ2上に浸漬
塗工して100℃・60分間乾燥し、乾燥後膜厚を20μmの
第2抵抗層を設けた帯電ローラ2を作成した。
この帯電ローラ2について実施例1と同様に測定・評
価を行ない、その結果を表2に示した。
比較例5(コーティング抵抗層、減圧乾燥) 抵抗層を構成する抵抗材料として、アルコール可溶ナ
イロン8重量部に、導電性カーボン0.1重量部・メタノ
ール50重量部・ブタノール50重量部を加えてボールミル
で分散し、この分散液に実施例1のb)項で作成した帯
電ローラ基層No.1上に浸漬塗工して100℃・24時間・減
圧乾燥し、乾燥後の膜厚200μmとしたコートタイプの
抵抗層を形成した帯電ローラを作成した。
この帯電ローラについて実施例1と同様に測定・評価
を行ない、その結果を表2に示した。
実施例1〜3と比較例1を比べると、抵抗層を設ける
事によりピンホール接触時、帯電不良による黒すじが防
止されているのがわかる。
次に比較例2と実施例1を比べると、比較例2では溶
剤型クロロプレンが10分間乾燥しても残留溶剤によりロ
ーラ跡が出るのに対し、実施例1ではクロロプレンチュ
ーブに溶剤を用いないため、乾燥の必要もなく、かつロ
ーラ跡もでない。
比較例3と実施例2では、溶剤型スチレン−ブタジエ
ンゴムチューブのいずれもがローラ跡を生じている。し
かしそのローラ上にナイロンを塗布した比較例4と実施
例3において、溶剤型ではローラ跡がない。これはロー
ラ跡の原因が比較例3・4ではスチレン−ブタジエンゴ
ム中の残留溶剤であり、その溶剤がナイロンを通過して
感光体に達するのに対し、実施例2ではローラ跡の原因
がゴム中の非溶剤成分であり、それはナイロンを通過す
る事ができないからである。
また、比較例5のナイロンではL環境とH環境でロー
ラ抵抗が大きく変動し、画像濃度の変動、さらにはH環
境で抵抗層の抵抗値が下がり、ピンホール接触時帯電不
良による黒すじを生じている。これに対し、実施例1〜
3のいずれもローラ抵抗の変動は少なく、画像濃度も常
に正常であり、ピンホール接触時帯電不良もない。
加えて実施例1〜3のいずれもチューブにしわがよっ
たり、チューブと導電層の間が浮いたりして帯電不良を
生じる事はない。
実施例4(シームレスチューブ使用) a)帯電ローラ基層No.2 使用する帯電ローラ2の抵抗層2aを形成する前までの
ローラ体を帯電ローラ基層No.2としてそれを下記の要領
で作成した。
導電層2bの材料としてポリウレタン樹脂100重量部に
対し導電性カーボン10重量部を含む発泡ポリウレタンを
用意し、芯金2cとして中心に10φのステンレス軸を通し
て20φ×240mmになる様に成型して帯電ローラ基層No.2
を作成した。
この帯電ローラ基層No.2のローラ硬度はASKER−Cで2
5゜であった。
また実施例1のb)項と同様の要領(第5図)で該帯
電ローラ基層No.2のローラ抵抗を測定したところ、L環
境で2×104Ω、H環境で7×103Ωであった。
b)帯電ローラ2 帯電ローラ2の抵抗層2aを構成する抵抗材料として、
ポリエチレン10重量部と導電性カーボン0.2重量部を熔
融混練し、押出成形により内径19.0mm・肉厚0.3mm・長
さ245mmのシームレスチューブを作成した。このチュー
ブを作成したのと同じ抵抗材料で厚さ5mmのテストピー
スを作り、硬度を測定したところ、JIS−Aで97゜であ
った。
このシームレスチューブ内に前記a)の帯電ローラ基
層No.2を押し縮めながら挿入し、外周に該シームレスチ
ューブを外嵌被着処理することで、外周に抵抗層2aを形
成した帯電ローラ2を作成した。
この帯電ローラ2について実施例1と同様に測定・評
価を行ない、その結果を表3に示した。
この実施例4では第2抵抗層がなくてもローラの固
着、ローラ跡も発生していない。
またチューブ材に用いたカーボン分散ポリエチレンは
抵抗値の湿度変化もなく、安定した画像濃度を得られ
る。
実施例5(熱収縮チューブ使用) 帯電ローラ2の抵抗層2aを構成する抵抗材料としてポ
リ塩化ビニル10重量部と導電性カーボン0.2重量部を熔
融混練し、押出成型により内径18.0mm・肉厚0.3mmのシ
ームレスチューブにし、これが完全に冷却する前にチュ
ーブ内にエアーを吹き込み延伸を行ない、内径25.0mm・
長さ250mmの熱収縮チューブを作成した。
この熱収縮チューブを実施例1のb)項で作成した帯
電ローラ基層No.1にかぶせ、120℃の水蒸気中に3分間
放置し、チューブを内径19.8mm・長さ245mmまで熱収縮
させて帯電ローラ基層No.1の外周に密着処理すること
で、外周に抵抗層2aを形成した帯電ローラ2を作成し
た。
この帯電ローラについて実施例1と同様に測定・評価
を行ない、その結果を表3に示した。
実施例6(第2抵抗層付加) ポリ塩化ビニル10重量部と導電性カーボン0.2重量部
を熔融混練し、押出成形により内径18.0mm・肉厚0.05mm
のシームレスチューブにし、これが完全に冷却する前に
チューブ内にエアーを吹き込み延伸を行ない、内径25.0
mm・長さ250mmの熱収縮チューブを作成した。
この熱収縮チューブを実施例2で作成した帯電ローラ
にかぶせ、120℃の水蒸気中に3分間放置し、チューブ
を内径19.8mm・長さ245mmまで収縮・密着させて第2抵
抗層を設けた帯電ローラを作成した。
この帯電ローラ2について実施例1と同様に測定・評
価を行ない、その結果を表3に示した。
実施例7(熱収縮チューブ使用) ポリエチレン10重量部と導電性カーボン0.2重量部を
熔融混練し、押出成形により内径19.5mm・肉厚0.3mmの
シームレスチューブにし、これが完全に冷却する前にチ
ューブ内にエアーを吹き込み延伸を行ない、内径25.0mm
・長さ250mmの熱収縮チューブを作成した。
この熱収縮チューブを実施例1とb)項の帯電ローラ
基層No.1にかぶせ、120℃の水蒸気中に3分間放置し、
チューブを内径19.8mm、長さ245mmまで収縮・密着させ
て外周に抵抗層2aを形成した帯電ローラを作成した。
この帯電ローラ2について実施例1と同様に測定・評
価を行ない、その結果を表3に示した。
実施例4〜7のいずれもローラの固着、ローラ跡の発
生がない。
さらに、チューブと導電層あるいはチューブとチュー
ブにうきがなくてチューブにしわがよる事もなく、正常
な帯電が可能である。
(E)有機感光体 本発明の帯電装置に依れば、前記(作用)の項で説明
したように、被帯電体が画像形成装置の像担持体であ
り、それが溶剤の影響を受け易い有機系感光体であって
も帯電部材側からの溶剤しみ出しの問題はないから、安
価な有機系感光体と接触帯電装置を利用して経済的に有
利な画像形成装置を構成することが可能である。
以上有機系感光体の構成例を記す。
感光層は、導電層を有する基体の上に設けられる。導
電層を有する基体としては、基体自体が導電性をもつも
の、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛
ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタ
ン、ニッケル、インジウム、金や白金などを用いること
ができる。そのほかにアルミニウム、アルミニウム合
金、酸化インジウム−酸化錫合金などを真空蒸着によっ
て被膜形成された層を有するプラスチック(例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル
樹脂、ポリフッ化エチレンなど)、導電性粒子(例えば
カーボンブラック、酸化錫粒子など)を適当なバインダ
ーとともにプラスチックや紙に含浸した基体、導電性バ
インダーを有するプラスチックなどを用いることができ
る。
導電層と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機能を
もつ下引層を設けることもできる。下引層はカゼイン、
ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−
アクリル酸コポリマー、ポリアミド(ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン610、共重合ナイロンなど)、ポリウ
レタン、ゼラチン、酸化アルミニウムなどによって形成
できる。下引層の膜厚は、5μm以下好ましくは0.5〜
3μmが適当である。バリヤー層はその機能を発揮する
ためには、107Ωcm以上であることが望ましい。
感光層はたとえば、フタロシアニン顔料、アゾ顔料な
どの光導電体を必要に応じて結着剤と共に塗料化して塗
布形成される。また、有機光導電体を用いる場合、露光
により電荷担体を発生する電荷発生層と、発生した電荷
担体を輸送する能力を持つ電荷輸送層との組み合わせか
らなる感光層も有効に用いることができる。
電荷発生層は、スーダンレッド、ダイアンブルー、ジ
エナスグリーンBなどのアゾ顔料、アルゴールイエロ
ー、ピノンキノン、インダンスレンブリリアントバイオ
レットRRPなどのキノン顔料、キノシアニン顔料、ベリ
レン顔料、インジゴ、チオインジゴ顔料等のインジゴ顔
料、インドファーストオレンジトナーなどのビスベンゾ
イミダゾール顔料、銅フタロシアニンなどのフタロシア
ニン顔料、キナクドリン顔料等の電荷発生層の1種類あ
るいは2種類以上を蒸着するか、または適当なバインダ
ーと共に(バインダーが無くても可)分散し塗工によっ
て形成できる。バインダーとしては広範な絶縁性樹脂ま
たは有機光導電性ポリマーから選択できる。たとえば絶
縁性樹脂としてはポリビニルブチラール、ポリアリレー
ト(ビスフェノールAとフタル酸の縮重合体等)、ポリ
カーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹脂、ポリ酢
酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポ
リアミド、ポリビニルピリジン、セルロース系樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドンなどをあげることができ
る。又、有機光導電性ポリマーとしては、カルバゾー
ル、ポリビニルアントラセン、ポルビニルピレンなどが
挙げられる。
電荷発生層の膜厚は0.01〜15μm好ましくは0.05〜5
μmであり、電荷発生層と結着剤との重量比は10:1〜1:
20である。
電荷発生層用塗料に用いる溶剤は、使用する樹脂や電
荷輸送材料の溶解性や分散安定性から選択されるが、具
体的には有機溶剤としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロパノールなどのアルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン、N.N−ジメチルホル
ムアミド、N.N−ジメチルアセトアミドなどのスルホキ
シド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレング
リコール、モノメチルエーテルなどのエーテル類、酢酸
メチル、酢酸エチルなどのエステル類、クロロホルム、
塩化メチレン、ジクロルエチレン、四塩化炭素、トリク
ロルエチレン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、あるい
はベンゼン、トルエン、キシレン、リグロイン、モノク
ロルベゼン、ジクロルベンゼンなどの芳香族化合物等を
用いることができる。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング
法、スピナーコーティング法、ビードコーティング法、
マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング
法、ローラコーティング法、カーテンコーティング法な
どのコーティング法を用いて行なうことができる。
電荷輸送層は、電荷輸送材料を成膜性のある樹脂に溶
解させて形成される。
本発明に用いられる有機の電荷輸送材料の例として
は、ピレン、N−エチルカルバゾール、N−イソプロプ
リカルバゾール、N−メチル−N−フェニルヒドラジノ
−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N.N−ジ
フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカル
バゾール、N.N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデ
ン−10−エチルフェノチアジン、N.N−ジフェニルヒド
ラジノ−3−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、
P−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N.N−ジフェニ
ルヒドラゾン、P−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
N−α−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、P−ピロ
リジノベンズアルデヒド−N.N−ジフェニルヒドラゾ
ン、1.3.5−トリメチルインドレニン−ω−アルデヒド
−N.N−ジフェニルヒドラゾン、P−ジエチルベンズア
ルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒドラ
ゾンなどのヒドラゾン類、2.5ビス(P−ジエチルアミ
ノフェニル)−1.3.4−オキサジアゾール、1−フェニ
ル−3−(P−ジエチルアミノスチリル)−5−(P−
ジエチルアミノエチルフェニル)ピラゾリン、1−[キ
ノリル(2)]−3−(P−ジエチルアミノスチリル)
−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−[ピリジル(2)]−3−(P−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−[6−メトキシ−ピリジル(2)]−3−(P
−ジエチルアミノスチリル)−5−(P−ジエチルアミ
ノフェニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(3)]−3
−(P−ジエチルアミノスチリル)−5−(P−ジエチ
ルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピリジル
(2)]−3−(P−ジエチルアミノスチリル)−5−
(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピ
リジル(2)]−3−(P−ジエチルアミノスチリル)
−4−メチル−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(α−メチル
−P−ジエチルアミノスチチル)−5−(P−ジエチル
アミノフェニル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(P
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−(P−
ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−フェニル−
3−(α−ベンジル−P−ジエチルアミノスチリル)−
5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、スピ
ルピラゾリンなどのピラゾリン類、2−(P−ジエチル
アミノスチリル)−6−ジエチルアミノベンズオキサゾ
ール、2−(P−ジエチルアミノフェニル)−4−(P
−ジエチルアミノフェニル)−5−(2−クロロフェニ
ル)オキサゾールなどのオキサゾール系化合物、2−
(P−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチルアミノ
ベンゾチアゾールなどのチアゾール系化合物、ビス(4
−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−フェニルメ
タンなどのトリアリールメタン系化合物、1.1−ビス
(4−N.N−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)エ
タンなどのポリアリールアルカン類、トリフェニルアミ
ン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルアクリジン、
ポリ−9−ビニルフェニルアントラセン、ピレン−ホル
ムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒ
ド樹脂が挙げられる。又、これらの電荷輸送物質は1種
または2種以上組み合わせて用いることができる。
電荷輸送層に用いる結着剤の例としては、フェノキシ
樹脂、ポリアクリルアミド、ポリビニルブチラール、ポ
リアリレート、ポリスルホン、ポリアミド、アクリル樹
脂、アクリロニトリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ
樹、ポリエステル、アルキド樹脂、ポリカーボネート、
ポリウレタン、あるいはこれらの樹脂の繰返し単位のう
ち2つ以上を含む共重合体、たとえばスチレン−ブタジ
エンコポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマ
ー、スチレン−マレイン酸コポリマーなどを挙げること
ができる。又、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビ
ニルアントラセン、ポリビニルピレンなどの有機光導電
性ポリマーからも選択できる。
電荷輸送層の膜厚は5〜50μm好ましくは8〜20μm
であり、電荷輸送物質と結着剤との重量比は 5:1〜1:5好ましくは3:1〜1:3 程度である。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング
法、スピナーコーティング法、ビートコーティング法、
マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング
法、ローラコーティング法、カーデンコーティング法な
どのコーティング法を用いて行なうことができる。
又、色素、顔料、有機電荷輸送物質などは、一般に紫
外線、オゾン、オイルなどによる汚れ、金属などに弱い
ため必要に応じて保護層を設けてもよい。この保護層上
に静電潜像を形成するためには表面抵抗率が1011Ω以上
であることが望ましい。
本発明で用いる保護層はポリビニルブチラール、ポリ
エステル、ポリカーボネート、アクリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、ナイロン、ポリイミド、ポリアリレート、ポリ
ウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン
−アクリル酸コポリマー、スチレン−アクリロニトリル
コポリマーなどの樹脂を適当な有機溶剤によって溶解し
た液を感光層の上に塗布、乾燥して形成できる。この
際、保護層の膜厚は、一般に0.05〜20μmの範囲であ
る。この保護層中に紫外線吸収剤などを含ませてもよ
い。
(発明の効果) 以上のように本発明に依れば、接触式(直接式)の帯
電装置について、帯電部材自体の製造は従来の抵抗層コ
ーティング式に比べて容易に短時間に行なうことが可能
であり、然も抵抗層中の残留溶剤の表面しみ出しによる
帯電部材の被帯電体面に対する固着化や被帯電体の変
質、それによる例えば画像形成装置における所謂ローラ
跡の発生などによる出力画質の低下等の問題を回避する
ことができる。
被帯電体の画像形成装置の像担持体であり、その像担
持体が溶剤の影響を受け易い有機系感光体であっても、
帯電部材側からの溶剤しみ出しの問題は生じないので、
安価な有機系感光体と接触帯電装置を利用しての経済性
のよい画像形成装置を構成することが可能となる。
帯電部材の導電層の端部をその外面に被着させた抵抗
層としての膜層体の端部延長部で覆う構成とすること
で、帯電部材端部の被帯電体ピンホールの接近による帯
電不良等を容易に効果的に防止できる、などの種々の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一次帯電手段として接触式帯電装置を用いた画
像形成装置の一例の概略構成図、第2図(a)・(b)
は夫々ローラタイプ以外の帯電部材例の横断面図、第3
図は抵抗層としてのシームレスチューブの端部を延長し
て導電層端部を覆った形態にした例の帯電部材の途中省
略縦断面図、第4図は第2抵抗層を設けたローラタイプ
の帯電部材の横断面図、第5図はローラ抵抗の測定要領
説明図、第6図(a)・(b)は夫々抵抗層コーティン
グ形成のローラタイプ帯電部材の横断面図と途中省略縦
断面図である。 1は被帯電体としての感光体、2・102は帯電部材、2c
・102cは芯金、2b・102bは導電層、2a・102aは抵抗層。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体を帯電するために前記被帯電体に
    接触する、電圧が印加された、帯電部材であって、導電
    層と、この導電層よりも、体積抵抗率が大きく前記被帯
    電体の近くに設けられた抵抗層と、を備え、前記抵抗層
    がチューブである帯電部材を有する帯電装置において、 前記帯電部材の長手方向において、前記抵抗層の端部
    は、前記導電層の端部よりも外側へ延長されていること
    を特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】前記抵抗層はシームレスチューブであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】前記抵抗層は、前記導電層と隣接し、前記
    チューブの内径Kと、前記導電層の外径Lと、の比L/K
    が101%以上、150%以下であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】前記抵抗層は熱収縮チューブであることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の帯電装
    置。
  5. 【請求項5】被帯電体を帯電するために前記被帯電体に
    接触する帯電部材であって、チューブを備える帯電部材
    を有する帯電装置において、 前記チューブの円周方向の延伸比が前記チューブの軸方
    向の延伸比より大きいことを特徴とする帯電装置。
  6. 【請求項6】前記帯電部材は、電圧が印加され、前記チ
    ューブよりも体積抵抗率が小さく前記被帯電体の遠くに
    設けられた導電層を備えることを特徴とする請求項5記
    載の帯電装置。
  7. 【請求項7】前記チューブはシームレスチューブである
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の帯電装置。
  8. 【請求項8】前記チューブの内径Kと、前記導電層の外
    径Lと、の比L/Kが101%以上、150%以下であることを
    特徴とする請求項5乃至7の何れか1つに記載の帯電装
    置。
  9. 【請求項9】前記チューブは熱収縮チューブであること
    を特徴とする請求項5乃至8の何れか1つに記載の帯電
    装置。
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