JP2850731B2 - 石油燃焼器の放電式点火装置 - Google Patents

石油燃焼器の放電式点火装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電を利用して燃焼芯
に点火するようにした石油燃焼器の放電式点火装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】石油燃焼器の点火装置としては、細いフ
ィラメントに、乾電池による電気を流して、フィラメン
トを赤熱させ、燃焼芯に着火させるものが一般的であ
る。
【0003】乾電池を電源とするものは商品化されてい
ないが、燃焼芯を挾んで点火用の放電電極を設け、放電
火花を利用して燃焼芯に点火する技術は公知である。
(実公昭63−35244号・特開昭56−46928
号・特開昭58−213121号参照)
【0004】そして、特開昭56−46928号・特開
昭58−213121号は乾電池を電源として、点火用
の放電電極の先端を芯の内部に臨ませ、内炎筒との間
で、燃焼芯を挾んで放電火花を発生させて燃焼芯に点火
する技術が開示されており、この実施例の点火装置で
は、芯内・外筒の間隙から突出した燃焼芯が通常燃焼時
の芯高さまで上昇する間に、連続して放電火花が発生す
る構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術のうち、後者の乾電池を利用して放電電極を使って
燃焼芯に点火するものに関する。乾電池を使うものは、
家庭用の交流電源を利用するもののように強力な放電に
よる火花が得にくい問題点があり、乾電池は新品の時と
ある程度使用した後とは大きな電圧変動があって電圧が
安定せず、火花が弱くなる問題点がある。
【0006】更に、燃焼時間が経過して燃焼芯は劣化し
てくると、燃焼芯の高さが変化したり、強度が弱くなっ
たり、タールが付着するなどによって燃焼芯表面に微妙
な変化が発生したりするものであり、また、工場出荷時
にセットした燃焼芯と放電電極との寸法が若干ズレたり
することがあり、着火する為の燃焼芯の側にも問題点が
多い。
【0007】放電式の点火装置がスムースに着火する為
の提案である特開昭56−46928号・特開昭58−
213121号は、燃焼芯が通常燃焼時の芯高さまで上
昇させながら連続して放電火花を発生する構成である
が、この構造は燃焼芯側の問題点を解決することができ
ても、規定の電圧が出ない何回か使用した後の乾電池に
よる放電火花が弱くなった時の対応はまだ不充分であ
り、また、この構造を実施しても点火器スイッチの開閉
構造が非常に複雑でコスト高になるものであり、性能的
に実際の市販品の点火装置として採用することは無理で
あった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決する為、芯内筒1と芯外筒2との間に芯上下軸3の回
転によって上下する燃焼芯4を装着し、芯内・外筒1・
2の上部に露出した燃焼芯4にのぞませて放電電極5・
5aを取付け、芯上下軸3を回転する芯上下つまみ6の
操作時に開閉する点火器スイッチ7と芯上下つまみ6と
連係して回転する回動板9とを設け、該回動板9には芯
上下軸3を芯下げ方向に駆動する戻しバネ8を取付け、
戻しバネ8に抗して回動板9を係止するロック部10を
設けると共に、芯上下つまみ6の消火位置で開路となっ
ている点火器スイッチ7は芯上下つまみ6による燃焼芯
4の上昇操作時に閉路となって放電電極5・5aから放
電火花を発生させ、該点火器スイッチ7は点火操作後に
開路となる石油燃焼器に於て、芯上下つまみ6はロック
部10を越えて最大燃焼位置よりも更に高い最大突出位
置まで燃焼芯4上昇させ、かつ、芯上下軸3を芯下げ方
向に駆動する戻しバネ8はロック部10によって燃焼芯
4の最大燃焼位置で芯下げ動作を停止すると共に、前記
点火器スイッチ7は消火位置から燃焼芯4の最大燃焼位
置の間で開路を維持して、最大燃焼位置を越えて最大突
出位置の間で閉路となり、燃焼芯4が最大燃焼位置を越
えて最大突出位置の間で戻しバネ8に抗して燃焼芯4を
上昇させながら放電電極5・5aから放電火花を発生さ
せる構成としている。
【0009】
【作用】通常の燃焼時の燃焼芯4の高さはあまり高くで
きず、高くすると異常燃焼を起こす恐れがある。この
為、芯上下つまみ6の一連の操作で点火操作まで行なう
ものでは、燃焼芯4の上昇動作を止めてから点火ヒータ
が芯に接近する構成になっている。従って、前記の放電
火花で着火する点火装置でも燃焼芯4の高さの上限は通
常燃焼が行なわれる芯高さに限定しており、この芯高さ
の範囲で点火が行なわれるようになっている。
【0010】この発明は電源電圧が低下して放電火花が
弱くなった時に、点火の確実性を向上する為に、点火操
作時には通常の燃焼位置よりも燃焼芯4が高く上昇でき
るようにして、放電電極5・5aによる点火位置を高く
したもので、点火位置に空気が流れ込み易くなって、燃
焼筒が可動しない時のように新鮮な空気が入りにくい状
態であっても、確実に着火できるようになったものであ
る。
【0011】そして、芯上下つまみ6と連係する回動板
9には戻しバネ8とロック部10を設けたから、点火後
に芯上下つまみ6から手を離すと、消火バネ10の力に
よって回動板9はロック部9bと係止するまで回動して
燃焼芯4を下げるので、該燃焼芯4は最大燃焼位置に移
動して通常燃焼が開始できるものである。
【0012】また、燃焼芯4を上げながら放電火花を発
生する為に、この発明では通常燃焼位置を越えてはじめ
て、点火装置が作動を開始するようにしており、着火後
に燃焼芯4が通常燃焼位置に戻ってきた時には、点火器
スイッチ7も開路となっているから、芯上げ時と芯下げ
時の点火器スイッチ7の開閉切換位置を変化させる必要
がない。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図により構成を説明する
と、1は芯内筒、2は芯外筒、4は芯内・外筒1・2の
間に収容した燃焼芯で、芯内・外筒1・2は下方の油タ
ンク11から上方に向けて取付けられている。3は燃焼
芯4を保持する芯筒をレバー操作やラック・ピニオンギ
アの操作などで可動する芯上下軸であり、該芯上下軸3
の回転操作によって燃焼芯4を上下させる。
【0014】3aは芯上下軸3と一緒に回転する駆動レ
バー、6は芯上下軸3を回転操作する芯上下つまみであ
り、図1〜3及び図6の実施例では、レバー操作によっ
て芯上下軸3を駆動する構造にかかるものである。6a
は芯上下つまみ6が一端に取付けられ、他端が駆動レバ
ー3aと係合してシーソー運動をするつまみレバーであ
り、芯上下つまみ6を押し下げるとつまみレバー6aが
駆動レバー3aを回動させ、芯上下軸3が芯上げ方向に
回転する。また、芯上下つまみ6を引き上げると、つま
みレバー6aと駆動レバー3aとを介して芯上下軸3が
回転し、燃焼芯4は芯下げ方向に移動する。
【0015】ダイヤル操作の芯上下装置を示す図7と図
8の実施例では、芯上下つまみ6が直接芯上下軸3に取
付けられており、芯上下つまみ6を回転すると芯上下軸
3はラック・ピニオンギアを介して燃焼芯4を保持する
芯筒を上昇させる。また、芯上下つまみ6を逆転する
と、芯上下軸3は芯筒を下降して燃焼芯4を消火位置に
移動する。従って、芯上下つまみ6の操作によって燃焼
芯4を上下させることができる。
【0016】14は芯内・外筒1・2の上部に設けた燃
焼筒で、内・外炎筒および外筒で構成しており、上昇し
た燃焼芯4の上端は内・外炎筒間隙内の下部に突出し、
前記油タンク11内の燃料は燃焼芯4で吸い上げられ、
該燃焼芯4の先端に点火すると燃焼筒14内で燃焼を開
始するものである。
【0017】9は芯上下つまみ6と連係して回転する回
動板、9aは芯上下つまみ6と回動板9との間に設けた
係止部、8は回動板9と石油燃焼器の本体部品との間に
取付けた戻しバネ、10は回動板9を芯下げ方向に駆動
しようとする戻しバネ8の力に抗して回動板9を係止す
るロック部である。
【0018】図1〜3及び図6のレバー操作によって芯
上下軸3を駆動する実施例において、回動板9はシーソ
ー運動をするつまみレバー6aと同じ回転中心となるよ
うに配置してあり、芯上下つまみ6を芯上げ操作の為に
押し下げると、芯上下つまみ6を取付けたつまみレバー
6aが回動板9の係止部9aを押して、戻しバネ8を伸
ばしながら一緒に回動する。
【0019】やがて燃焼芯4が上昇して回動板9がロッ
ク部10に係止すると、戻しバネ8は蓄力した位置を保
持するので、芯上下つまみ6から手を離してもつまみレ
バー6aは戻ることがない。この状態では芯上下つまみ
6を多少上下することで芯の高さが代わり、燃焼中であ
れば燃焼量の調節ができる。また、何等かの手段によっ
てロック部10の係止が外れると、戻しバネ8は回動板
9の係止部9aを介してつまみレバー6aを芯下げ方向
に回動し、燃焼芯4を強制的に消火位置に復帰させる。
【0020】ダイヤル操作の芯上下装置を示す図7と図
8の実施例では、レバー操作の実施例で示すつまみレバ
ー6aがないので、回動板9は芯上下軸3と同心に配置
されている。芯上下つまみ6が芯上下軸3を回転する
と、駆動レバー3aが回動板9の係止部9aを押して一
緒に回転し、燃焼芯4を上昇させながら戻しバネ8に蓄
力すると共に、燃焼芯4の上昇位置で回動板9がロック
部10に係止するものである。
【0021】5・5aは燃焼芯4の側面或いは上縁部に
対向して設けられた放電電極で、一方の放電電極5(プ
ラス側)の先端は上方に折曲げて燃焼位置に上昇した時
の燃焼芯4の側面近傍にのぞませ、他方の放電電極5a
(マイナス側)は燃焼芯4を最大突出位置に上昇せしめ
た時の燃焼芯4の上縁近傍に設け、放電電極5の先端と
間隙を介して対向せしめると良い。
【0022】7は放電電極5・5aへの電気を流す点火
器スイッチであり、燃焼芯4の消火位置では開路となっ
ており、最大突出位置に向かって燃焼芯4が上昇する途
中から閉路となり、放電電極5・5aの間隙で放電を開
始する。この為、燃焼芯4は放電火花が発生している付
近を上昇するから、放電電極5・5aと燃焼芯4との関
係が放電着火に好適位置となった時に着火するものであ
り、燃焼芯4の先端の状態が使用にしたがって変化して
も、確実に着火できる効果を狙っている。
【0023】一般に芯上下式の石油燃焼器では燃焼筒1
4内に突出する燃焼芯4が高過ぎると異常燃焼を起こす
から、最大突出位置と最大燃焼位置の燃焼芯4の高さを
一致させており、放電電極5・5aを用いて点火する点
火装置でも、点火時の芯高さは最大燃焼位置まで上昇で
きる芯上下装置と組み合わせて行なわれてきた。しか
し、従来例として現在提案されているこの種の点火装置
は性能的に不満足であり、何等かの対応が必要であっ
た。
【0024】この発明は性能的に不満足な放電火花で着
火する点火装置の性能向上の為に、はじめて点火時の燃
焼芯の高さを検討したもので、点火ヒータに代わって放
電火花で着火する為には、放電火花による点火位置な正
常な燃焼時の芯高さよりも更に高い芯高さ位置とするこ
とが、良好な着火の為の重要な要件であることを見い出
したものである。そして、この重要な要件を実施する為
に、放電式点火装置の構造に最適な具体性を持った実施
構造を提案するものである。
【0025】即ち、戻しバネ8が取付けられた回動板9
は芯上下軸3を芯下げ方向に駆動する回転力が付勢され
ており、この力を燃焼芯4の最大燃焼位置で保持するロ
ック装置を設け、このロック部10の構造として、芯上
下つまみ6によって回動板9を回転する時には、ロック
部10を越えて更に回転できる構造に特定するものであ
る。そして、点火操作を終わって芯上下つまみ6から手
を離した時には、回動板9は戻しバネ8によってロック
部10まで逆回転し、最大突出位置に上昇していた燃焼
芯4は正常燃焼が可能な最大燃焼位置まで瞬時に降下し
て、燃焼を継続しようとするものである。
【0026】この構造とすることによって燃焼芯4は正
常燃焼ができる最大燃焼位置よりも高い芯高さで着火操
作が行なわれ、当然放電電極5・5aの取付位置は芯内
・外筒1・2の受部から上方に離れることができるの
で、燃焼筒14のような狭い空間であっても、放電火花
の下部に空気が流入し易くなるものである。
【0027】そして、使い古した乾電池などのように電
源電圧が降下した時には、放電火花のエネルギーが弱い
為に、放電火花の周囲が白い石油蒸気に覆われて着火で
きなくなるが、この発明では放電火花によって放電電極
5・5aの付近のガスが暖められることによって、上昇
するガス流が生まれて放電火花の下部にスムーズに空気
が流入できる構造としたから、白い石油蒸気は上方へ流
れて石油ガスが薄められ、石油ガスと空気は点火に最適
な混合比が得られるから、着火が確実に行なわれるもの
である。
【0028】一方、固定した位置で放電火花を発生させ
ながら、燃焼芯4を通常燃焼位置に上昇させることが放
電着火の点火装置として有効手段であることは従来から
知られている。この為、この発明では燃焼芯4が最大燃
焼位置よりも高い最大突出位置まで突出しながら放電火
花による点火が行なわれる上記構造に着目し、この点火
方法を応用して、点火器スイッチ7は燃焼芯4が消火位
置から最大燃焼位置まで上昇する過程では開路を維持
し、燃焼芯4が最大燃焼位置を越えてから閉路となって
放電電極5・5aから放電火花を発生するようにし、燃
焼芯4は高さを変化しながら、放電着火に好適位置を通
過した時に着火できるようにしている。
【0029】この構造のように点火器スイッチ7の開閉
位置を特定することによって、正常燃焼の範囲と点火操
作の範囲が独立して設定できるようになり、点火操作が
終了した時には戻しバネ8によって正常の燃焼の範囲に
戻るから、この時には点火器スイッチ7も開路に設定で
きたものである。従って、燃焼範囲と点火範囲が重ね合
う従来例のように、点火器スイッチ7が閉路となる芯上
昇時の燃焼芯4の位置と、開路とする燃焼芯の位置を異
ならせる必要はなくなり、点火器スイッチ7の開閉構造
が非常に簡単になるものである。
【0030】具体的な点火器スイッチ7の開閉構造とし
ては、図1と図2の実施例の点火器スイッチ7は駆動レ
バー3aの動きでスイッチを開閉するものであり、ま
た、図6の点火器スイッチ7は回動板9の動きでスイッ
チを開閉している。また、図7と図8はダイヤル操作の
実施例であり、回動板9の係止部9aの動きで点火器ス
イッチ7のスイッチを開閉している。
【0031】12は地震等の振動を感知する対震装置、
12aは対震装置12の振動検出部を構成する感震おも
り、13は対震装置12の感震おもり12aの基台を兼
ねる芯上下装置の基板であり、基板13には対震装置1
2を始めとして芯上下軸3・芯上下つまみ6・回動板9
・点火器スイッチ7を組み込んでいる。
【0032】実施例の対震装置12は前記ロック部10
を可動する構成となっており、強い振動を感震おもり1
2aが感知した時、ロック部10と回動板9との係合を
外すので、戻しバネ8の力によって回動板9が回転し、
燃焼芯4は燃焼位置から消火位置まで降下して、石油燃
焼器が自動消火する構成となっている。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成・作用を有
するもので、放電火花による点火位置は正常燃焼する最
大燃焼位置よりも更に燃焼芯4を高く上昇させた位置と
したから、放電火花の下側の空気流通部を広く構成で
き、所定の電圧よりも降下した電源の為に放電火花から
得られるエネルギーが少ない時でも確実に点火ができる
ようになり、乾電池を電源とする放電電極5・5aを用
いる点火装置を備えた石油燃焼器が始めて市販すること
ができたものである。
【0034】また、点火器スイッチ7の開閉構造は、燃
焼芯4が最大燃焼位置を越えた位置から最大突出位置の
間で閉路となるように構成したから、正常燃焼の範囲と
点火操作の範囲が独立して設定できるようになり、点火
操作が終了した時には戻しバネ8によって正常の燃焼の
範囲に戻ることを利用して、点火器スイッチ7の開位置
と閉位置とを同じにするもので、点火器スイッチ7の開
閉構造が非常に簡単になり、調整個所がほとんどなくな
り、製造しやしくなったものである。
【0035】また、正常燃焼の範囲と点火操作の範囲が
独立して設定できたから、点火に失敗した時や、点火で
きても戻しバネ8の力で燃焼芯4が瞬時に降下する時に
消えてしまっても、そのまま再び芯上下つまみ6を操作
すれば直ちに点火操作ができるようになったから、使い
勝手が非常によくなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】レバー操作による本発明品の実施例を示す要部
の正面図である。
【図2】図1に示す実施例の要部を示す平面図である。
【図3】本発明品を装置した石油燃焼器の要部断面図で
ある。
【図4】本発明となる放電電極部分の要部拡大断面図で
ある。
【図5】本発明となる放電電極部分の要部平面図であ
る。
【図6】レバー操作による本発明品の他の実施例を示す
要部の正面図である。
【図7】ダイヤルつまみによる本発明品の実施例を示す
要部の正面図である。
【図8】図7に示す実施例の要部の一部切り欠き平面図
である。
【符号の説明】
1 芯内筒 2 芯外筒 3 芯上下軸 4 燃焼芯 5 放電電極 5a 放電電極 6 芯上下つまみ 7 点火器スイッチ 8 戻しバネ 9 回動板 9a 係止部 10 ロック部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯内筒1と芯外筒2との間に芯上下軸3
    の回転によって上下する燃焼芯4を装着し、 芯内・外筒1・2の上部に露出した燃焼芯4にのぞませ
    て放電電極5・5aを取付け、 芯上下軸3を回転する芯上下つまみ6の操作時に開閉す
    る点火器スイッチ7と芯上下つまみ6と連係して回転す
    る回動板9とを設け、 該回動板9には芯上下軸3を芯下げ方向に駆動する戻し
    バネ8を取付け、 戻しバネ8に抗して回動板9を係止するロック部10を
    設けると共に、 芯上下つまみ6の消火位置で開路となっている点火器ス
    イッチ7は芯上下つまみ6による燃焼芯4の上昇操作時
    に閉路となって放電電極5・5aから放電火花を発生さ
    せ、 該点火器スイッチ7は点火操作後に開路となる石油燃焼
    器に於て、 芯上下つまみ6はロック部10を越えて最大燃焼位置よ
    りも更に高い最大突出位置まで燃焼芯4上昇させ、 かつ、芯上下軸3を芯下げ方向に駆動する戻しバネ8は
    ロック部10によって燃焼芯4の最大燃焼位置で芯下げ
    動作を停止すると共に、 前記点火器スイッチ7は消火位置から燃焼芯4の最大燃
    焼位置の間で開路を維持して、最大燃焼位置を越えて最
    大突出位置の間で閉路となり、 燃焼芯4が最大燃焼位置を越えて最大突出位置の間で戻
    しバネ8に抗して燃焼芯4を上昇させながら放電電極5
    ・5aから放電火花を発生させることを特徴とする石油
    燃焼器の放電式点火装置。
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JPS58213121A (ja) * 1983-04-25 1983-12-12 Sharp Corp 石油燃焼器の点火装置
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