JP2850516B2 - 印字ヘッド間隙自動調整機構 - Google Patents
印字ヘッド間隙自動調整機構Info
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- JP2850516B2 JP2850516B2 JP26549390A JP26549390A JP2850516B2 JP 2850516 B2 JP2850516 B2 JP 2850516B2 JP 26549390 A JP26549390 A JP 26549390A JP 26549390 A JP26549390 A JP 26549390A JP 2850516 B2 JP2850516 B2 JP 2850516B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print head
- gear
- platen
- gap
- drive motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 プリンタに於ける印字ヘッドと記録媒体との間隙を自
動調整する機構に関し、 組立て調整を容易にすることを目的とし、 キャリアに貫通したステーシャフトを正逆転させるこ
とで印字ヘッドをプラテンに接近或いは後退させ、印字
ヘッドとプラテンに張架した記録媒体との間隙を調整す
る印字ヘッド間隙自動調整機構に於いて、ステーシャフ
トを正転させて印字ヘッドを記録媒体を介してプラテン
に押圧する第1のギヤ機構と、ステーシャフトを逆転さ
せて印字ヘッドを所定量戻す第2のギヤ機構とを備え、
第1と第2のギヤ機構は1個の駆動モータの正逆転で個
別に駆動するように構成する。
動調整する機構に関し、 組立て調整を容易にすることを目的とし、 キャリアに貫通したステーシャフトを正逆転させるこ
とで印字ヘッドをプラテンに接近或いは後退させ、印字
ヘッドとプラテンに張架した記録媒体との間隙を調整す
る印字ヘッド間隙自動調整機構に於いて、ステーシャフ
トを正転させて印字ヘッドを記録媒体を介してプラテン
に押圧する第1のギヤ機構と、ステーシャフトを逆転さ
せて印字ヘッドを所定量戻す第2のギヤ機構とを備え、
第1と第2のギヤ機構は1個の駆動モータの正逆転で個
別に駆動するように構成する。
本発明は、プリンタに於ける印字ヘッドと記録媒体と
の間隙を自動調整する機構に関する。
の間隙を自動調整する機構に関する。
プリンタの印字ヘッド間隙は、使用する記録媒体(用
紙)の厚さに合わせたものにする必要がある。
紙)の厚さに合わせたものにする必要がある。
この為、各種の印字ヘッド間隙調整機構が実用化され
ているが、組立て調整に多くの時間と熟練を要し高価格
化を招く為、この低減が要望されている。
ているが、組立て調整に多くの時間と熟練を要し高価格
化を招く為、この低減が要望されている。
第2図の側面図に示す如く、プリンタはプラテン1に
間隙を介して対向する印字ヘッド2と、印字ヘッド2を
搭載してプラテン1に沿って平行移動するキャリア3と
から構成され、キャリア3には偏心した回転軸4aを備え
たステーシャフト4が貫通している。
間隙を介して対向する印字ヘッド2と、印字ヘッド2を
搭載してプラテン1に沿って平行移動するキャリア3と
から構成され、キャリア3には偏心した回転軸4aを備え
たステーシャフト4が貫通している。
従って、ステーシャフト4を回転軸4aを中心に回転す
ることで、キャリア3をプラテン1に対して前後移動さ
せ、印字ヘッド2とプラテン1の間隙を調整することが
可能である。
ることで、キャリア3をプラテン1に対して前後移動さ
せ、印字ヘッド2とプラテン1の間隙を調整することが
可能である。
この間隙には記録媒体(以下用紙と称す)5が挿入さ
れるが、用紙5と印字ヘッド2との間隙は約0.05mm程が
最適の印字間隔であり、用紙5の厚さに対応して間隔を
調整する必要がある。
れるが、用紙5と印字ヘッド2との間隙は約0.05mm程が
最適の印字間隔であり、用紙5の厚さに対応して間隔を
調整する必要がある。
この為に印字ヘッド間隔自動調整機構を備えている。
印字ヘッド間隙自動調整機構は、ステッピングモータ
のような駆動モータ6と、駆動モータ6の回転を減速し
てステーシャフト4の回転軸4aに伝達する歯車列7と、
印字ヘッド表面の印字部を避けた位置に備えられた感圧
センサ或いはスイッチ等の感圧手段8等から構成され
る。
のような駆動モータ6と、駆動モータ6の回転を減速し
てステーシャフト4の回転軸4aに伝達する歯車列7と、
印字ヘッド表面の印字部を避けた位置に備えられた感圧
センサ或いはスイッチ等の感圧手段8等から構成され
る。
この動作は、先ず駆動モータ6を回転して歯車列7を
介して回転軸4aを減速回転し、ステーシャフト4でキャ
リア3を介して印字ヘッド2を用紙5に圧接させる。
介して回転軸4aを減速回転し、ステーシャフト4でキャ
リア3を介して印字ヘッド2を用紙5に圧接させる。
この圧接を感圧手段8が検知したら、駆動モータ6を
所定量逆転して印字ヘッド2を後退させ、所定の間隙を
得るようにしている。
所定量逆転して印字ヘッド2を後退させ、所定の間隙を
得るようにしている。
微細な移動量を得る為に、駆動モータの回転は減速し
て用いている。
て用いている。
この為に印字ヘッドが用紙に突き当たる力が大きくな
り、用紙に圧痕が付いてしまうことがある。
り、用紙に圧痕が付いてしまうことがある。
この防止の為に感圧手段を設けているが、調整に多大
の工数と熟練を要し高価格化を招くと言う問題点があっ
た。
の工数と熟練を要し高価格化を招くと言う問題点があっ
た。
本発明は、組立て調整を容易にすることを目的とする
ものである。
ものである。
上記目的を達成する為に本発明に於いては、第1図の
側面図に示す如く、ステーシャフト4を正転させて印字
ヘッド2を記録媒体5を介してプラテン1に押圧する第
1のギヤ機構9と、ステーシャフト4を逆転させて印字
ヘッド2を所定量戻す第2のギヤ機構10とを備え、第1
と第2のギヤ機構9、10は1個の駆動モータ6の正逆転
で別個に駆動するようにしたものである。
側面図に示す如く、ステーシャフト4を正転させて印字
ヘッド2を記録媒体5を介してプラテン1に押圧する第
1のギヤ機構9と、ステーシャフト4を逆転させて印字
ヘッド2を所定量戻す第2のギヤ機構10とを備え、第1
と第2のギヤ機構9、10は1個の駆動モータ6の正逆転
で別個に駆動するようにしたものである。
駆動モータを回転して第1のギヤ機構に依って印字ヘ
ッドを用紙に圧接させる。
ッドを用紙に圧接させる。
圧接すると駆動モータが脱調する。
脱調を検知したら駆動モータを所定量逆転して第2の
ギヤ機構に依って印字ヘッドを所定量戻し記録媒体との
間に所定の間隙を得る。
ギヤ機構に依って印字ヘッドを所定量戻し記録媒体との
間に所定の間隙を得る。
第1図は本発明の一実施例である。
全図を通じて同一部分には同一符号を付して示した。
本発明に於いては、第1図の側面図に示す如く、ステ
ーシャフト4を正転させて印字ヘッド2を記録媒体5を
介してプラテン1に押圧する第1のギヤ機構9と、ステ
ーシャフト4を逆転させて印字ヘッド2を所定量戻す第
2のギヤ機構10とを備え、第1と第2のギヤ機構9、10
は1個の駆動モータ6の正逆転で別個に駆動するように
したものである。
ーシャフト4を正転させて印字ヘッド2を記録媒体5を
介してプラテン1に押圧する第1のギヤ機構9と、ステ
ーシャフト4を逆転させて印字ヘッド2を所定量戻す第
2のギヤ機構10とを備え、第1と第2のギヤ機構9、10
は1個の駆動モータ6の正逆転で別個に駆動するように
したものである。
第1のギヤ機構9は、図の左方に位置する歯車11が主
体であってステーシャフト4の回転軸4aの歯車12に噛合
している。
体であってステーシャフト4の回転軸4aの歯車12に噛合
している。
一方、第2のギヤ機構10は、図の右方に位置する歯車
列13であって、一端の歯車が歯車11と同様にステーシャ
フト4の回転軸4aの歯車12に噛合している。
列13であって、一端の歯車が歯車11と同様にステーシャ
フト4の回転軸4aの歯車12に噛合している。
そして、歯車列13の他端部と、歯車11とは所定の間隔
を介するように配置されていて、夫々の歯車は第1と第
2のアイドルギヤ14及び15と対峙し、夫々が交互に噛合
可能となっている。
を介するように配置されていて、夫々の歯車は第1と第
2のアイドルギヤ14及び15と対峙し、夫々が交互に噛合
可能となっている。
第1と第2のアイドルギヤ14及び15は、中間が支点で
回転可動に支持されたレバー16の両端に回転自在に取付
けられている。
回転可動に支持されたレバー16の両端に回転自在に取付
けられている。
従って第1と第2のアイドルギヤ14及び15は、レバー
16の回動で上下方向に揺動自在である。
16の回動で上下方向に揺動自在である。
ここでステッピングモータ等を使用した駆動モータ6
を反時計方向に回転すると、モータ軸の歯車17に噛合し
た歯車18は時計方向に回転して、第1のアイドルギヤ14
を上部に移動し歯車11と噛合させる。
を反時計方向に回転すると、モータ軸の歯車17に噛合し
た歯車18は時計方向に回転して、第1のアイドルギヤ14
を上部に移動し歯車11と噛合させる。
これに依ってステーシャフト4は反時計方向に回転し
て印字ヘッド2をプラテン1の方向に移動し用紙5に圧
接させる。
て印字ヘッド2をプラテン1の方向に移動し用紙5に圧
接させる。
第1の歯車機構9は印字ヘッド2を用紙5に圧接させ
る作用のみであるので、微細な駆動は不要であり減速比
は従来技術に比して可成り小さく出来る。
る作用のみであるので、微細な駆動は不要であり減速比
は従来技術に比して可成り小さく出来る。
この為、力が小さい押圧に依って用紙5に圧痕を付け
ることは無い。
ることは無い。
圧接に依って駆動モータ6は脱調するが、脱調したら
圧接完了と見做し、駆動モータ6を予め定められた量だ
け時計方向に逆転する。
圧接完了と見做し、駆動モータ6を予め定められた量だ
け時計方向に逆転する。
すると、第2のアイドルギヤ15が上方に移動して第2
の歯車機構10の歯車列13と噛合し、ステーシャフト4を
時計方向に逆転させて印字ヘッド2を所定量後退させ、
用紙5との間に適正な間隙を得ることが出来る。
の歯車機構10の歯車列13と噛合し、ステーシャフト4を
時計方向に逆転させて印字ヘッド2を所定量後退させ、
用紙5との間に適正な間隙を得ることが出来る。
このような構成である為、用紙5に圧痕を付ける心配
が無く、且つ調整作業が殆ど不用な印字ヘッド間隙自動
調整機構を提供することが出来る。
が無く、且つ調整作業が殆ど不用な印字ヘッド間隙自動
調整機構を提供することが出来る。
本発明に依って、用紙に圧痕を付けることも無く、微
細な調整を必要としない印字ヘッド間隙自動調整機構を
提供することが可能になる等、経済上及び産業上に多大
の効果を奏する。
細な調整を必要としない印字ヘッド間隙自動調整機構を
提供することが可能になる等、経済上及び産業上に多大
の効果を奏する。
第1図は本発明の印字ヘッド間隙自動調整機構を備えた
印字部の側面図、 第2図は従来の印字ヘッド間隙自動調整機構を備えた印
字部の側面図である。 図に於いて、 1はプラテン、2は印字ヘッド、 3はキャリア、4はステーシャフト、 4aは回転軸、5は記録媒体(用紙)、 6は駆動モータ、9は第1のギヤ機構、 10は第2のギヤ機構、11、12、17、18は歯車、 13は歯車列、14は第1のアイドルギヤ、 15は第2のアイドルギヤ、 16はレバーである。
印字部の側面図、 第2図は従来の印字ヘッド間隙自動調整機構を備えた印
字部の側面図である。 図に於いて、 1はプラテン、2は印字ヘッド、 3はキャリア、4はステーシャフト、 4aは回転軸、5は記録媒体(用紙)、 6は駆動モータ、9は第1のギヤ機構、 10は第2のギヤ機構、11、12、17、18は歯車、 13は歯車列、14は第1のアイドルギヤ、 15は第2のアイドルギヤ、 16はレバーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−97578(JP,A) 特開 昭63−256473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 25/308 B41J 11/20
Claims (1)
- 【請求項1】キャリア(3)に貫通したステーシャフト
(4)を正逆転させることで印字ヘッド(2)をプラテ
ン(1)に接近或いは後退させ、前記印字ヘッド(2)
と前記プラテン(1)に張架した記録媒体(5)との間
隙を調整する印字ヘッド間隙自動調整機構に於いて、 前記ステーシャフト(4)を正転させて前記印字ヘッド
(2)を記録媒体(5)を介して前記プラテン(1)に
押圧する第1のギヤ機構(9)と、 前記ステーシャフト(4)を逆転させて前記印字ヘッド
(2)を所定量戻す第2のギヤ機構(10)とを備え、 前記第1と第2のギヤ機構(9、10)は1個の駆動モー
タ(6)の正逆転で別個に駆動するようにしたことを特
徴とする印字ヘッド間隙自動調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26549390A JP2850516B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 印字ヘッド間隙自動調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26549390A JP2850516B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 印字ヘッド間隙自動調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04141476A JPH04141476A (ja) | 1992-05-14 |
JP2850516B2 true JP2850516B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=17417953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26549390A Expired - Lifetime JP2850516B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 印字ヘッド間隙自動調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850516B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-03 JP JP26549390A patent/JP2850516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04141476A (ja) | 1992-05-14 |
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