JP2850290B2 - コンテナ移載システム - Google Patents

コンテナ移載システム

Info

Publication number
JP2850290B2
JP2850290B2 JP7169246A JP16924695A JP2850290B2 JP 2850290 B2 JP2850290 B2 JP 2850290B2 JP 7169246 A JP7169246 A JP 7169246A JP 16924695 A JP16924695 A JP 16924695A JP 2850290 B2 JP2850290 B2 JP 2850290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
truck
cargo
spreader
bed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7169246A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08337390A (ja
Inventor
立 之 森
泉 ▲こう▼ 治 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ITOOKI KK
TOKYO NICHU KK
Original Assignee
ITOOKI KK
TOKYO NICHU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ITOOKI KK, TOKYO NICHU KK filed Critical ITOOKI KK
Priority to JP7169246A priority Critical patent/JP2850290B2/ja
Publication of JPH08337390A publication Critical patent/JPH08337390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2850290B2 publication Critical patent/JP2850290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貨物トラックによって
所定の荷捌き場所に搬入又は該荷捌き場所から搬出され
るコンテナを、そのトラックから、或は、そのトラック
へ適正な姿勢で荷卸し、或は、荷積みすることができる
ようにした移載システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】貨物トラックの荷台に対するコンテナ等
の荷物の積卸しにおいては、一般にアーム形クレーンや
ガントリー形クレーン等の各種の扛重機器が使用されて
いる。
【0003】従来から使用されているこの種の荷積卸
し、或は、荷捌き用の扛重機器類は、専任オペレータが
付いて操作されるため、荷物の向きや位置が所定の向き
や位置から多少ずれていても、荷物の取扱い上さしたる
支障はない。
【0004】しかし、荷物の積卸し操作をロボットタイ
プの無人扛重機器により自動的に実行しようとすると、
取扱う荷物の向きや位置は、予め定位置に位置決めされ
ていなければ、無人での自動取扱いはきわめて困難なも
のになると考えられる。
【0005】従来から、無人化された自動倉庫での荷物
の取扱いに於ては、荷物の積卸し,積込みの移載のため
に配置された台車やクレーン等が完全自動化され、夫々
の機器が自動位置決め等によって自動制御される無人作
業形態が導入されてはいる。
【0006】しかし乍ら、人が貨物トラックを運転して
荷捌き場所に持込んだコンテナをその荷台から卸した
り、前記トラックの荷台にコンテナを積込む実際の移載
作業では、当該トラックの停止位置がばらつくため、単
に自動位置決め制御されるように形成されただけの自動
扛重機器によっては、ずれて位置決めされたトラックの
荷台に対してコンテナを移載するためのアクセスをする
ことはできない。
【0007】一方、貨物トラックには小型から大型まで
様々な車格のものがあり、また、その荷台の大きさによ
って積込み可能なコンテナ台数が異なり、更には、荷台
上のコンテナの積載位置もコンテナの重量等によって荷
台の前方であったり、後方であったりと、まちまちであ
る。
【0008】従って、自動立体倉庫に対するコンテナの
出入れ移載のために、トラックの荷台に対するコンテナ
の積卸しを行う荷捌き場所を、前記自動立体倉庫内の一
角に定位置,定区画に形成しても、先に述べたその場所
に入る前記トラックの運転位置決めのバラつき、或は、
上記のトラック荷台の大,小、若しくは、荷台上の荷物
の位置の違い等の各要因に対応して自動扛重機器の微細
な位置決め制御が不可欠であるが、上記のようにバラつ
いて停められる貨物トラックの荷台に対して上記のよう
な微細な位置決め動作を自動的になし得る自動扛重機
器、或は、その機器を使用した自動移載システムは、現
状では提供されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
に鑑み、本発明が課題とするところは、大きさの異なる
貨物トラックの荷台の適宜の位置に積載されて運び込ま
れるコンテナ状の荷物に対して、或は、そのような貨物
トラックの空荷台に対して、積込んだり卸したりする荷
物の位置や向きの違いに対応して自動的に位置決め動作
をして自動移載作業をすることができるコンテナ移載シ
ステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、荷捌き場所に貨
物トラック荷台上のコンテナの有無と荷台の大きさを検
出するセンサを設け、前記荷捌き場所の上方に、前記ト
ラックの荷台の長さ方向に移動できるようにしたY軸台
車をX軸台車に架装し、該Y軸台車にZ軸旋回台を架装
すると共に、前記旋回台からコンテナスプレッダを昇降
自在に吊設し、かつ、前記台車又はコンテナスプレッダ
の下面における平面四角形の四隅の2〜4箇所にカメラ
を下向きに搭載して形成したコンテナ移載用クレーンを
配置し、該クレーンの台車を、前記トラック荷台の上に
積込みたいコンテナの位置に基づいて、予め粗位置決め
してから、前記カメラによって前記トラックの荷台を撮
像させると共に、各カメラの画像データを処理して前記
台車の位置と旋回台の旋回角の位置決め補正データを形
成し、該補正データによって前記台車と旋回台の補正位
置決めをして、コンテナを吊下支持したコンテナスプレ
ッダを降下させ、前記荷台上にコンテナを吊下して載置
することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】貨物トラックは荷台の大きさが区々であり、ま
た、それに積まれるコンテナの位置も異なり、更に、そ
のような貨物トラックが運転されて位置決めされる位置
にトラックごと違いがある場合であっも、コンテナ移載
用クレーンに、荷台上のコンテナ積込み位置に対応した
位置決め修正動作を自動的にさせてから、前記荷台に対
して或はその荷台からコンテナを移載するので、移載作
業の完全自動化と移載作業時間の大幅な短縮化を図るこ
とが可能になる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図に拠り説明する。
図1は本発明システムの荷捌き場所とそこにおけるコン
テナ移載クレーンの概要を示す斜視図、図2は本発明シ
ステムを適用したコンテナ専用自動立体倉庫の一例の正
面図、図3は図2の側面図、図4は本発明システムの入
庫時の動作例を示すフローチャート図、図5は本発明シ
ステムの出庫時の動作例を示すフローチャート図、図6
は本発明システムにおけるコンテナ移載クレーンの一例
における駆動系の機能ブロック図である。
【0013】図2,図3に於て、1は一の収納区画1a
に1個又は2個以上のコンテナCを格納できるように多
数の収納区画1aを多層に設けて構築したコンテナ専用
の自動立体倉庫(以下、単に倉庫1という)、2は該倉
庫1の中程に配備した自動制御される自走台車を具備す
る自動スタッカークレーンで、各収納区画1aのコンテ
ナCを地上へ下したり、外から運び込まれるコンテナC
を所定階層の収納区画1aまで運搬持上げをする。な
お、倉庫1における各収納区画1aへ、或は、収納区画
1aからコンテナCを横移動させるのは、スタッカクレ
ーン2に搭載されている自走台車3により行う。
【0014】上記倉庫1の地上に面した一角には、収納
区画1aを形成せず、貨物トラックによるコンテナの出
入れを行うための荷捌き場所として、入出庫ステーショ
ン4が形成されている。入出庫ステーション4の天井側
には、このステーシヨン4の出入口側と最奥側とに、当
該出入口を横断する方向(以下、X軸方向という)に、
梁部材5,5が設けられている。
【0015】上記梁部材5,5の上には、梁部材5,5
に沿って移動できるX軸台車6Xが架装されている。X
軸台車6Xの上には、Y軸方向に移動可能に形成したY
軸台車7Yが架装されている。Y軸台車7Yの上には、
その上でZ軸(水平面に対し鉛直方向)回りに旋回可能
にした旋回台8が架装され、該台8に、コンテナCを支
持して持上げ昇降するためのコンテナスプレッダ9が、
昇降自在に吊設されている。
【0016】コンテナスプレッダ9は、ここでは平面略
矩形をなすベース9aがその四隅において4組の巻上げ
索体9bにより旋回台8の下面に昇降自在に吊下げられ
ていると共に、そのベース9aの下面側には、コンテナ
Cの底面に引掛けられる係止爪9cを下端に具備した4
本の柱状の支持部材9dが下向きに設けられている。こ
こで、係止爪9cは、モータ等によって回転しその爪9
cの向きをコンテナCの下面の内,外に変更できるよう
に形成されている。なお、支持部材9dをシリンダ等に
より伸縮自在に形成してもよい。
【0017】上記コンテナスプレッダ9は、その爪9c
によりコンテナCをその底部で引掛けて持上げるタイプ
のものであるが、本発明で使用できるコンテナスプレッ
ダ9としては、上記タイプ以外のものであってもよいこ
と勿論である。例えば、図示しないが、コンテナCの上
面四隅に設けた支持杆体を、前記スプレッダ9のベース
9aに設けた吊具によりチャッキングして掴み、当該コ
ンテナCを昇降するようにしたものでもよい。
【0018】上記コンテナスプレッダ9においてベース
9aの四隅下面には、4台のCCDカメラ10a〜10
dが設けられている。各カメラ10a〜10dは、例え
ば、対応するコンテナCの四隅に撮像面を向けて配置さ
れており、各カメラ10a〜10dに撮像されるコンテ
ナCの四隅の画像を処理してコンテナスプレッダのベー
ス9aの位置がコンテナCの真上にあるか、それともず
れているかを判断する画像データを作成するためのもの
である。この点については、後に詳しく述べる。なお、
前記カメラ10a〜10dは、Y軸台車7Yの下面、或
は、Y軸台車6Xの下面に設けてもよい。これらの台車
にカメラ10a〜10dを搭載する場合、各カメラの撮
像画角内に、他の構成部材が干渉して入ることがないよ
うに、カメラ取付用ブラケット(図示せず)などを介し
て取付けることとなる。また、カメラに代えてコンテナ
Cの位置,向き、或は、荷台Tbの位置を検出し、それ
らのデータを電気信号に変換できるセンサを使用しても
よい。以上のX軸台車6XからCCDカメラ10a〜1
0dを具備したコンテナスプレッダ9までの構成によ
り、本発明システムで使用するコンテナ移載クレーンC
Tの一例を形成する。
【0019】上記入出庫ステーション4において、その
床面の一側にはコンテナCを運搬するための貨物トラッ
クTが位置付けられるトラックスペースTsが形成され
ていると共に、その脇のスペースに、トラックの荷台T
bからコンテナCをスタッカクレーン2に移載する、或
は、この逆方向の移載をするためのコンベア台又は荷受
台TF(以下、単に荷受台TFという)が前記スペース
Tsに並んで配置されており、前記コンテナ移載クレー
ンCTはそのスプレッダ9により、入出庫ステーション
4において、トラックスペースTsに入ったトラックT
の荷台Tbと荷受台TFとの間でコンテナCの自動積み
替え、つまり自動移載を行うものであるので、以下、こ
の点について説明する。
【0020】前記ステーション4のトラックスペースT
sに位置付けられる貨物トラックTには、大型(例え
ば、11トン積)から小型(例えば、4トン積)まで複
数種類の積載トン数のものがあり、また、大型トラック
Tの場合には、コンテナCを2個積みする場合もあるこ
と、並びに、そのような車格の異なるトラックTのスペ
ースTsへの位置決めは、前記のコンテナ移載クレーン
CTの位置決め精度から見れば相当に粗いことなどによ
り、コンテナ移載クレーンCTにおけるコンテナスプレ
ッダ9の位置決めは、トラックTの大きさや荷台上での
コンテナの位置などを考慮した上で行う必要があるの
で、本発明はこの位置決め方法に独自の工夫をしてい
る。
【0021】まず、トラックスペースTsには、そこに
入るトラックTの荷台Tbの大きさを判別するための荷
台センサが設けられている。ここでは、一例として、ト
ラック荷台Tbの後端面とこのスペースTsの終端面と
の距離が予め定めた所定値になったとき、発光/音など
のストップ信号を出させるための荷台エンドセンサ11
aと、トラック荷台Tbの前端までの距離を測定するた
めの荷台フロントセンサ11bとを、トラックスペース
Tsの後端壁面に設けている。
【0022】前記センサ11a,11bに超音波センサ
を使用すると、荷台フロントセンサ11bは、トラック
Tの運転席キャビンの後面(つまり、荷台Tb前端)
に、一例として超音波を照射しその反射波により、この
スペースTsの後壁から荷台Tbの前端までの距離が測
定できるので、この距離から前記センサ11aにより得
られる距離を減算すれば荷台Tbの全長が判ることとな
り、従って、荷台Tbの長さデータ(以下、荷台データ
という)により何トン積のトラックであるかを判別す
る。なお、本発明におけるセンサ11a,11bの種類
やその配設位置は、上記例のものに限られる訳ではな
い。要は、トラックTの荷台Tbの大きさ(長さ)を測
定できるものであれば足りるので、例えば、カメラ、赤
外線センサ等を用いることができる。また、荷台Tbの
側には、使用するセンサの種類,形式に対応して光,音
波,電波等の信号を反射又は吸収する材料によるマーカ
を設けることが望ましい。
【0023】一方、上記トラックスペースTsには、入
口等適宜の場所に、図1に例示するように、トラックT
の運転手又は掛員が運転してきたトラックTの荷姿を指
示するための荷姿表示入力手段12が設けられている。
ここでは、その表示画面12Pに、図4に示すように、
大型トラックTのコンテナCの積載台数、或は、小型ト
ラックTの場合、コンテナCが荷台Tbの前方、又は、
中間、若しくは後部に積載されるかを表わしたピクトグ
ラム(絵文字)12a〜12dが同時に表示されてお
り、前記運転手等がいずれかの該当する表示12a〜1
2dに触わると、その旨の出力(以下、荷姿データとい
う)がなされるように形成されている。
【0024】上記センサ11a,11bにより測定した
荷台データと前記荷姿表示入力段12の荷姿データと
は、このあとに説明するコンテナスプレッダ9の制御に
おいて処理される。以下、実際のコンテナCの積卸し作
業の一例について図1〜図3と図4〜図6に基づいて説
明する。
【0025】図4のフローチャート図に於て、トラック
TにコンテナCを積んで倉庫1に来た運転手等の要員
は、入出庫ステーション4のトラックスペースTsの入
口で前記荷姿表示入力手段12におけるいずれかの表示
12a〜12dを選択して、当該トラックTをバックで
そのスペースTsに入れる。このとき、センサ11aが
作動してそのトラックTの後退限度位置を検出すること
により、トラックTのそのスペースTsでの後退位置付
けが完了する(図4のステップS1)。次いで荷受台T
F上にコンテナCが残っていないかどうかをステッブS
2でチェックし、コンテナCが残っていれば、異常と判
断してスタッカクレーン2にその処理を実行させると共
に、コンテナ移載クレーンCTに待機指令が出力される
(ステップS3,S4)。処理が終了すれば、ステップ
S2に戻る。一方、荷姿表示入力手段12の荷姿データ
によって、コンテナスプレッダ9のY軸台車7YがY軸
方向に移動する(ステップS5)。この移動の方向と移
動量は、前記入力手段12における表示内容12a〜1
2d、つまり、荷姿に対応して予め設定された方向と量
である。これがトラックTの大きさ、荷姿に対応したコ
ンテナスプレッダ9の粗い位置決めである。
【0026】上記の粗い位置決めが終了すると、前記セ
ンサー11a,11bにより荷台Tbの大きさ(トラッ
クの大きさ)がチェックされ(ステップS6)、次いで
移載クレーンCTに設けられているCCDカメラ10a
〜10dが、荷台TbのコンテナCの四隅を撮像する
(ステップS7)。各カメラ10a〜10dの撮像デー
タは、例えばコンテナ四隅の角部頂点のX−Y座標上の
データに変換され、これが適正位置におけるコンテナC
の隅部頂点のX−Y座標データとステップS8において
比較されて表示部13のモニタに表示されると共に、X
−Y座標上におけるコンテナCの偏位量,偏位角が演算
され、この演算数値によってX,Y軸台車6X,7Y、
及び、旋回台8が微速で駆動され、コンテナスプレッダ
9の位置,向きを、荷台Tb上のコンテナCに合致させ
る(ステップS9)。前記カメラ10a〜10dの撮像
は、表示部13のモニタ画面に表示される。
【0027】コンテナスプレッダ9の回転,位置決めが
終了すると、そのベース9aを吊っている索体9bを下
す(ステップS10)。このとき、スプレッダ9の爪9
cは外側に向けられているので、その支持部材4dが降
下して爪9cが荷台Tbの床面に着くと、索体9bを下
しているモータのトルクが小さくなるのが電流値で検出
される。該モータのトルク減少を検出したらスプレッダ
9の降下を停止し、前記爪9cをコンテナCの下面側
に、例えば、半回転させて入れる(ステップS11,S
12)。
【0028】爪9cがコンテナCの底面に入ったら索体
9bを引上げることにより、コンテナCを空中に吊り、
荷台Tb上のコンテナCに対して回転,位置決めしてい
た当該スプレッダ9を元の姿勢に戻しつつ各軸の台車6
X,7Yのモータを駆動し、コンテナCを吊ったスプレ
ッダ9を荷受台TFの真上に位置付ける。ここで、荷受
台TFは定位置に位置決めされているので、上記コンテ
ナCを吊下したスプレッダ9の位置決めは、前記定位置
の荷受台TFに対して行われる(ステップS13)。
【0029】荷受台TFに対するコンテナスプレッダ9
の位置決めが終了すると、当該スプレッダ9のベース9
aを吊っている索体9bを下して、吊下しているコンテ
ナCを荷受台TFに載置する。コンテナCが荷受台TF
上に達したことは、上記索体9bを巻下している巻上機
のモータのトルクが小さくなることを電流検出により検
出している(ステップS14)。
【0030】コンテナCが荷受台TF上に載置された
ら、スプレッダ9の爪9cを外向きに回転させてベース
9aを上昇させることにより、トラック荷台Tbからス
タッカクレーン2にコンテナCを移載する荷受台TFの
コンテナCの移載を終了する(ステップS14)。以上
により、トラックに積載されたコンテナCが1台の場合
の荷台Tbから荷受台TFへの移載は終了するので、コ
ンテナスプレッダ9の各軸の台車6X,7Yは、夫々の
原点位置に戻り、次のコンテナ移載の待機状態になる。
コンテナCが2個ある場合には、荷姿表示入力手段12
におけるその旨の入力信号の有無をステップS15で判
断し、動作はステップ2に戻る。
【0031】以上は、貨物トラックに積まれて来たコン
テナCを倉庫1に格納するための動作例について説明し
たものであるが、次に倉庫1の収納区画1aからスタッ
カクレーン2により抽出されるコンテナCを貨物トラッ
クTに移載する場合について図5のフローチャートに基
づいて説明する。
【0032】スタッカクレーン2によるコンテナCの所
定の収納区画1aへの収納、或は、所定収納区画1aか
らのコンテナCの取出しの動作、並びに、そのための制
御は、公知の立体倉庫におけるスタッカクレーンの場合
と同様であるから、ここでは省略する。
【0033】スタッカクレーン2により収納区画1aか
ら取出されたコンテナCは、該スタッカクレーン2から
入出庫ステーション4の荷受台TFに移載させるので、
コンテナ移載クレーンCTのスプレッダ9は荷受台TF
上にスタッカクレーン2から移載されたコンテナCを貨
物トラックTの荷台Tbに移載する。
【0034】コンテナCを積込むトラックTは、その大
きさが区々で、停止位置にもズレがあることは先にも述
べた通りである。このため、トラックTの運転手等の要
員は、表示入力手段12の表示12a〜12dにより、
自分の空トラックの大きさと積荷位置の指定をして、そ
の空トラックTをトラックスペースTsにバックして位
置付ける(ステップP1)。ステップP2で荷受台TF
上にコンテナCの有無がチェックされ、コンテナCがあ
る場合には、前記コンテナスプレッダ9は、トラックT
の荷台Tb側に向かって各軸の台車6X,7Yが,駆動
させられ(ステップP3)、トラック荷台Tbに対する
粗い位置決めを行い、そこでCCDカメラ10a〜10
dに荷台Tbの面を撮像させる(ステップP4)。な
お、コンテナCが荷受台TF上にないときは、ステップ
P2でその旨の出力がなされるため、ステップP5でコ
ンテナ移載クレーンCTを待機させると共に、スタッカ
クレーン2を作動させて所定コンテナCの抽出,荷受台
TFへの移載を行わせる。
【0035】前記カメラ10a〜10dによる荷台Tb
の撮像において全カメラ10a〜10dの撮像面にトラ
ック荷台Tbの床面が全面的に撮像されているときは、
スプレッダ9のこの位置データが前記荷台Tbに対する
積込み位置となる。一方、仮にも、一部のカメラ10a
〜10dの撮像面にトラックTの荷台の床面の像が全面
的に撮れていないときは、トラックTの所定の位置決め
がなされていないと判断し、Y軸の台車7Yを移動させ
(ステップP6)、全カメラ10a〜10dの撮像面に
荷台Tbの床面が全面的に入ったとステップP7で判断
されるまで、修正位置決めを行い、この位置データを荷
台積込み位置データとする。なお、これでも荷台Tbが
カメラ10a〜10dに入らない場合には、異状処理を
行う(ステップP8)。上記カメラ10a〜10dの荷
台Tbの撮像はモニタ画面13に表示される。
【0036】トラック荷台に対するコンテナスプレッダ
9の積込み位置データのティーチングを行ったあと、こ
のスプレッダ9はコンテナCを乗せた荷受台TFの真上
に移動して戻り(ステップP9)、そのコンテナCを吊
上げる作業に入る(ステップP10)。
【0037】ここで、荷受台TFは定位置にあるので、
その上のコンテナCをコンテナスプレッダ9により持上
げて吊下げる動作は、予め設定されたプログラムに従っ
てなされる。
【0038】そしてスプレッダ9が吊上げたコンテナC
は、先にティーチングした位置決めデータによって当該
スプレッダ9の各軸の台車6X,7Y、旋回台8が駆動
されることにより、トラック荷台Tbの真上に位置付け
られる(ステップP11)。このあと、スプレッダ9の
ベース9aを下ろし、その駆動源モータのトルクが小さ
くなったことが検出されたところでベース9aの降下を
停止し、爪9cを外向きに回転させることにより、この
スプレッダ9によるコンテナCのトラック荷台Tbへの
積込みが終了するのである(ステップP12)。
【0039】爪9cが外向きにされたスプレッダ9はそ
のベース9aが引上げられ、各軸の6X,7Yが原点位
置に戻ることにより、次の移載の待機姿勢になる。ま
た、コンテナCが2個積込まれる場合には、ステップP
2に戻り前記の移載作業を繰返す(ステップP13)。
【0040】上記のコンテナCのトラック荷台Tbから
荷受台TFへの自動移載、或は、荷受台TFからトラッ
ク荷台Tbへの自動移載を行うコンテナ移載クレーンC
Tの駆動系は、一例として図6に示すように形成される
ので、以下この点について述べる。
【0041】図6において、X軸台車6X,Y軸台車7
Yは、夫々にサーボモータ6a,7a、各台車の車輪に
連結された減速機6b,7bと、夫々の軸での位置決め
機能を具備したサーボ制御部6c,7cを具備してい
る。X,Y各軸の現在位置データは、ここでは前記モー
タ6a,7aに設けたエンコーダ6d,7dにより検出
し、これをサーボ制御部6c,7cの位置演算部(図示
せず)に帰還させる系を形成している。
【0042】一方、旋回台8は旋回駆動源となるサーボ
モータ8aとターンテーブルに連結された減速機8bと
角度位置決め機能を具備したサーボ制御部8cを具備し
ている。この台8の現在旋回角データは、前記モータ8
aに設けたエンコーダ8dにより検出し、サーボ制御部
8cに帰還させるように形成されている。
【0043】上記旋回台8に索体9bにより昇降自在吊
下げられたコンテナスプレッダ9の昇降駆動部は、サー
ボモータ9eと巻胴に連結された減速機9fと、トルク
検出と位置決め機能を具備したサーボ制御部9gとによ
り形成されている。前記モータ9eにはエンコーダ9h
が設けられていて昇降位置データを検出している。
【0044】上記の各駆動系は、各CCDカメラ10a
〜10d、荷台11a,11b、表示入力手段12から
の各データが画像認識コントローラ14とシーケンス制
御部15において処理され、中央制御部16からの指令
データに基づいてシーケンス制御により駆動制御され
る。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、荷台の大
きさや移載位置への位置決めに大きなバラツキが出易い
貨物トラックの荷台からコンテナを下したり、前記荷台
にコンテナを積込む作業を、立体倉庫の内部で自動化し
たから、コンテナのようなトラックに積まれた大型荷物
を、殆んど無人状態でそのまま自動立体倉庫に自動的に
出入れできるという、従来の移載システムにはない画期
的効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの荷捌き場所とそこにおけるコ
ンテナ移載クレーンの概要を示す斜視図。
【図2】本発明システムを適用したコンテナ専用自動立
体倉庫の一例の正面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】本発明システムの入庫時の動作例を示すフロー
チャート図。
【図5】本発明システムの出庫時の動作例を示すフロー
チャート図。
【図6】本発明システムにおけるコンテナ移載クレーン
の一例における駆動系の機能ブロック図。
【符号の説明】
1 自動立体倉庫 2 スタッカークレーン 3 スタッカークレーンの自走台車 4 入出庫ステーション 5 梁部材 6X X軸台車 7Y Y軸台車 8 Z軸旋回台 9 コンテナスプレッダ 10a〜10d CCDカメラ 11a,11b 荷台センサ 12 荷姿表示入力手段 13 表示部 T 貨物トラック Tb 荷台 TF 荷受台 CT コンテナ移載用クレーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−7655(JP,A) 実開 昭54−132172(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 13/00 - 15/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷捌き場所に貨物トラック荷台上のコン
    テナの有無と荷台の大きさを検出するセンサを設け、前
    記荷捌き場所の上方に、前記トラックの荷台の長さ方向
    に移動できるようにしたY軸台車をX軸台車に架装し、
    該Y軸台車にZ軸旋回台を架装すると共に、前記旋回台
    からコンテナスプレッダを昇降自在に吊設し、かつ、前
    記台車又はコンテナスプレッダの下面における平面四角
    形の四隅の2〜4箇所にカメラを下向きに搭載して形成
    したコンテナ移載用クレーンを配置し、該クレーンの台
    車を、前記センサの検出信号から得られる前記トラック
    荷台の大きさと該荷台の上に積込みたいコンテナの位置
    に基づいて、予め粗位置決めしてから、前記カメラによ
    って前記トラックの荷台を撮像させると共に、各カメラ
    の画像データを処理して前記台車の位置と旋回台の旋回
    角の位置決め補正データを形成し、該補正データによっ
    て前記台車と旋回台の補正位置決めをして、コンテナを
    吊下支持したコンテナスプレッダを降下させ、前記荷台
    上にコンテナを吊下して載置することを特徴とするコン
    テナ移載システム。
JP7169246A 1995-06-12 1995-06-12 コンテナ移載システム Expired - Fee Related JP2850290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7169246A JP2850290B2 (ja) 1995-06-12 1995-06-12 コンテナ移載システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7169246A JP2850290B2 (ja) 1995-06-12 1995-06-12 コンテナ移載システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08337390A JPH08337390A (ja) 1996-12-24
JP2850290B2 true JP2850290B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=15882959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7169246A Expired - Fee Related JP2850290B2 (ja) 1995-06-12 1995-06-12 コンテナ移載システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2850290B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5039385B2 (ja) * 2007-01-05 2012-10-03 三菱重工業株式会社 位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出装置、クレーン、及び荷役システム
JP5300042B2 (ja) * 2007-11-12 2013-09-25 株式会社ブリヂストン 線状部材の取り扱い装置
KR100978297B1 (ko) * 2008-07-21 2010-08-30 서호전기주식회사 다기능 컨테이너 자가 하역 장치 및 그의 스큐 보정 시스템
JP5589512B2 (ja) * 2009-04-06 2014-09-17 Jfeエンジニアリング株式会社 コンテナターミナル
KR101338811B1 (ko) * 2012-05-04 2013-12-06 한국가스공사 Lng 탱크 컨테이너를 이용한 천연가스 공급 스테이션 및 이를 이용한 천연가스 공급 방법
KR101402381B1 (ko) * 2013-04-11 2014-06-03 한국가스공사 Lng 탱크 컨테이너를 이용한 원격지 천연가스 공급 스테이션 및 이를 이용한 천연가스 공급 방법
KR101537443B1 (ko) 2013-07-24 2015-07-16 한국가스공사 Lng 탱크 컨테이너를 이용한 lng 충전 스테이션 및 lng 충전 방법
JP6849959B2 (ja) * 2017-05-12 2021-03-31 株式会社Ihiエアロスペース コンテナターミナルシステムとその制御方法
CN112794096B (zh) * 2020-12-28 2022-06-24 湖北微特武理港机安全技术有限公司 一种码头集装箱自动化装卸堆存***及方法
CN113060647A (zh) * 2021-03-16 2021-07-02 攀钢集团西昌钢钒有限公司 一种桥式起重机及其挂落罐监控装置
WO2022251459A1 (en) * 2021-05-26 2022-12-01 Innovative Logistics, Inc. Mobile platform intelligent decking
CN114987781B (zh) * 2022-08-04 2022-10-21 山东省鲁南地质工程勘察院(山东省地质矿产勘查开发局第二地质大队) 一种用于无人机遥感测量的抗震挂载平台

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517655A (en) * 1974-07-12 1976-01-22 Hitachi Ltd Kontenano jidoniekisochi
JPS5624706Y2 (ja) * 1979-02-23 1981-06-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08337390A (ja) 1996-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856394B2 (ja) コンテナクレーンの対象物位置計測装置と該対象物位置計測装置を用いた自動荷役装置
US9457970B1 (en) Modular cross-docking system
JP2850290B2 (ja) コンテナ移載システム
US9688489B1 (en) Modular dock for facilities integration
JP6172293B2 (ja) トレーラやコンテナから製品を荷下し/荷解きするための自動トラック荷下し装置
CN109789904B (zh) 货物装卸车、货物转运***和自动调整货物布局的方法
US20070140821A1 (en) Autonomous load/unload robot
CN114572719B (zh) 柔性自动装卸车机器人***及方法
WO2017207978A1 (en) Autonomous container transportation vehicle
US20080110844A1 (en) Stock roll direct load system
CN109789906B (zh) 货物装卸车、货物转运***及其卸货的方法
CN112573222B (zh) 一种基于机器视觉定位的柔性自动装车***
CN110697625A (zh) 一种快开式侧帘箱的货物装卸***
CN210573350U (zh) 一种快开式侧帘箱装卸货物的控制***
CN212449703U (zh) 一种行走式龙门吊码垛机器人
CN110421542B (zh) 一种箱类包裹装卸智能机器人
WO2019213900A1 (zh) 一种货物装卸车、货物转运***及其自动调平方法
CN211444904U (zh) 一种快开式侧帘箱的货物装卸***
JP7287231B2 (ja) 荷役車両の操作支援装置
CN210260442U (zh) 高度调节***
CN115571537B (zh) 一种长杆件电力物资自装卸机器人及自装卸***
JP3164204B2 (ja) 物品保管棚用の物品搬送装置
JPH05229609A (ja) 立体自動倉庫
JP3443829B2 (ja) ロケーション管理システムとそれに用いる有人フォークリフト
JP7090493B2 (ja) 搭載物運搬方法及び搭載物運搬システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees