JP2849350B2 - 改良された制御ケーブルおよび関連した運動用シール - Google Patents

改良された制御ケーブルおよび関連した運動用シール

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JP2849350B2 JP7082649A JP8264995A JP2849350B2 JP 2849350 B2 JP2849350 B2 JP 2849350B2 JP 7082649 A JP7082649 A JP 7082649A JP 8264995 A JP8264995 A JP 8264995A JP 2849350 B2 JP2849350 B2 JP 2849350B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般に継目パッキン、機械要
素、機構に関し、さらに詳しくは、遠隔位置からレバー
などを操作するのに使われる運動用シールおよび関連し
た制御ケーブルに関する。
【従来技術】
【0002】建設機械、船舶のような多くの型の機械
は、機械を操作するとき、機構のポジションを時々変え
る必要のある機構を有する。たとえば、建設ブルドーザ
ーおよび農業トラクターは、ふつう油圧バルブを使い、
その取り付け位置は機械操作者の位置からずっと離れた
ところにある。しかし、操作者はたとえばドーザー翼を
上げたり、プラウを下げるなどするためにしょっちゅう
バルブポジションを変える必要がある。多くの型の船
舶、たとえばレジャー用船舶、商業用船舶には類似の必
要がある。舵手は、遠隔位置の船操舵装置から、操舵リ
ンク機構、エンジンスロットルなどを操作することが要
求される。営業用バスでも運転手が、近くのフートペタ
ルを伴ってエンジン(バスの後方にあることがある)の
スロットルを制御し、または制御ハンドルを用いて変速
機を制御しなければならない点で同様の必要性が存在す
る。そのために遠隔制御ケーブル(および一緒に用いる
シール)が、何十年間も使われてきた。ふつうの型の制
御ケーブルは、外部「導管」を有し、これはクランプで
または隔壁などに固定することによって静止保持され
る。内部「心線」は、導管から間隔を置き、可動であ
る。摩擦を減らすために、導管と心線の間に潤滑剤を用
いることが多い。「運動用シール」、すなわち静止ケー
ブルスリーブと心線の動く剛性棒部分の間を密封するた
めのシールを用いて潤滑剤をケーブル内に閉じ込め、空
中のごみ粒子を排除する。
【0003】一般には、上記心線の一端に剛性棒が、機
械操作者により操作される制御ハンドルまたは操舵機構
に結合される。心線の他端は、(これも棒などを用い
て)、遠隔制御される油圧バルブエンジンスロットル、
または船外機操舵リンク機構などに結合される。制御ハ
ンドルを操作すると、心線は「押され」または「引張ら
れる」。すなわち、心線は、夫々圧縮されたまたは張っ
ぱられた状態になる。上記遠隔制御ケーブルは、一般に
(たとえば電子制御に比較し)応用が簡単であり、比較
的保持が容易であるから、多くの用途において理想的で
ある。上記遠隔制御ケーブルの製造では、Morse Contra
ls Division of IMO Industries,Inc.,Hudson, Ohio
が指折りの業者である。
【0004】上記遠隔制御ケーブルが広範囲に受入れら
れているにもかかわらず、問題がないわけではない。問
題の1つは、心線を押すとき心線にかかる(または少な
くともかかるべき)圧縮力を制限する因子である、「コ
ラム強度」として知られる物理特性に関するものであ
る。かけた圧縮力が大き過ぎると、心線は「キンク」ま
たはそりにより変形しおよび/または導管の内面との
「摺擦接触」が起りがちであるから、コラム強度は一つ
の限界である。その結果、遠隔制御装置は、過度の力を
制御ハンドルにかけないと操作できなくなる。
【0005】別の欠点は、心線−導管潤滑剤である。上
記用途に従来使われる潤滑剤は、望む以上の「抗力」を
つくり出す傾向がある。運動用シールの形態は、潤滑剤
がシールから棒の外部へ洩れ出すような形態である。こ
の洩れた潤滑剤についた、空気中のごみ粒子はケーブル
内に入り込み、ときには著しくケーブル寿命を短縮す
る。または、潤滑剤の洩れがないときでも、運動用シー
ルは上記ごみを十分に排除するには不適当である。
【0006】洩れとごみ移動の問題を解決するため、こ
れまで、努力としては、動く棒を著しくきつく「締めつ
ける」および/または上記棒と接触する面が広いシール
であった。前者の型のシールは、急速に摩耗する傾向が
あり、どちらの方法も制御ハンドルを操作するに要する
力が大きくなり、上記操作を遂行する際の位置精度が減
少する。操作に要する力を受け入れられる水準まで減ら
すために、シールを棒に対し十分に「ゆるく」すると、
そのようなシールは、ごみを排除しながら、潤滑剤をケ
ーブル内に密封する仕事を十分には果さない。
【0007】既知の制御ケーブルのさらに別の欠点に
は、導管、心線、および上記導管と心線の間の「摩擦係
数」として知られる物理現象がある。一般に言って、制
御ハンドルを操作するのに要する力は、摩擦係数に比例
し、摩擦係数が高いと力は大きくなる。摩擦係数には二
つの型がある。一つは「静止」摩擦係数、すなわち静止
している心線を、動かそうとするときの心線と導管の間
の摩擦係数である。「運動」摩擦係数(またはときにす
べり摩擦係数と呼ばれる)は、心線が導管内部を動いて
いるときの心線と導管の間の摩擦係数である。既知の制
御ケーブルでは、静止および運動摩擦係数は、典型的に
は夫々0.22および0.29程度である。
【0008】既知の制御ケーブルのさらに別の欠点は、
工業で「バックラッシュ」および「ロストモーション」
として知られているものを含む。バックラッシュは、低
いケーブル負荷で測定されるもので、運動がケーブルの
出力端で起る前にケーブルの入力端、すなわち制御ハン
ドルに要求される(線形測定での)運動である。ロスト
モーションは高いケーブル負荷下で同様に測定されるも
のである。従来、制御ケーブルの設計者は、摩擦を減少
し、心線を一層容易に動かすためには心線と導管の間の
環状空間または「間隙」の半径方向寸法を増すしかなか
った。しかし、上記空間の寸法を増加させるとバックラ
ッシュおよびロストモーションを増す望ましくない結果
となる。他方、上記半径方向寸法を小さくすると、しば
しば摩擦が大きくなり、操作が困難なケーブルとなっ
た。
【0009】上記欠点に対処し、摩擦、コラム強度、密
封能力が改善された遠隔制御装置を可能にする新規な運
動用シール装置および関連する制御ケーブルは、当業界
において重要な進歩となろう。
【0010】本発明の目的は、従来技術の問題と欠点の
いくつかを克服する改良された運動用シールおよび関連
する制御ケーブルを提供するにある。本発明の別の目的
は、制御ハンドルに用する力を減少する改良された運動
用シールおよび関連する制御ケーブルを提供するにあ
る。本発明の別の目的は、潤滑剤を制御ケーブル内によ
りよく保持する改良された運動用シールを提供するにあ
る。本発明のなお別の目的は、制御ケーブルから空中汚
染物をよりよく排除する改良された運動用シールを提供
するにある。本発明の別の目的は、抗力が少く潤滑剤洩
れが少くしかも操作サイクルを数え切れず行った場合も
優れた耐久性を与えるよう最適化された運動用シールを
提供するにある。本発明のなお別の目的は、対応する従
来の制御ケーブルの心線よりも改良されたコラム強度を
有する心線をもつ制御ケーブルを提供するにある。本発
明の別の目的は、静止および運動摩擦係数が劇的に減少
した改良された制御ケーブルを提供するにある。本発明
の別の目的は、一層好適なバックラッシュおよびロスト
モーション特性を示す制御ケーブルを提供するにある。
これらのおよび他の目的がどのように遂行されるかは、
次の説明と図面から一層明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明は、制御ケーブルの静止部分、たと
えばケーブルスリーブと、上記スリーブに関し動くよう
配置された制御メンバーの間のせまい環状空間を密封す
るための運動用シールのような装置を含む。「制御メン
バー」(剛性棒形であることが多い)は制御ケーブルの
入力端、出力端の両者に使われるのが普通である)。密
封装置は、(a)第1端および第2端を有し、(b)制
御メンバーを密封する第1端に第1リッジを有し、
(c)第2端でスリーブに結合している。
【0012】本改良においては、密封装置は、第1リッ
ジと第2端の間に、好ましくは軸方向に測ったリッジ底
部の寸法の少なくとも1.5〜2倍第1リッジから離れ
たところに第2リッジを有する。制御ケーブルは、その
なかに(ケーブル導管とケーブル心線の間に)潤滑剤を
有し、このようなケーブルは、たいてい空中粒状汚染物
を有する空気により囲まれている。
【0013】第1リッジ(装置外部に最も近いリッジ)
は、汚染物がケーブルに入るのを実質上防ぐ。他方、第
2リッジは、潤滑剤をケーブル内に実質上保持する。言
いかえると、新規な密封装置は、潤滑剤保持機能を汚染
物排除機能とが「分離」している。潤滑剤がすりぬける
か汚染物が入るためには、両リッジを通過しなければな
らず、これは考えにくいことである。
【0014】本発明の別の態様においては、各リッジは
一般に断面が三角形である。そして、各リッジは、包含
角を有する頂点様エッジを有する。若しく好ましい配置
では、第1リッジおよび第2リッジの包含角は、互に実
質上等しく、ほぼ90度である。
【0015】棒状制御メンバーは、それに沿ってのびる
中心軸を有する。各リッジは、「内部に向いた」面、す
なわちケーブルの内部と呼ぶことのできるものにおおよ
そ面している表面を有する。内部に向いた面の各々は、
中心軸との包含面角を規定し、好ましい実施態様では、
上記面角は互に実質上等しい。さらに、各リッジは、
「外部に向いた」面、すなわち装置の棒固定端に対し一
般に向いた表面を有する。外部に向いた面の各々も、中
心軸との包含面角を規定し、好ましくは面角は互に実質
上等しい。最も好ましい形態では、面角の全て(内部に
向いたおよび外部に向いた面の両者を含め)、互に実質
上等しく、約45度(または、面角の測り方に依存し1
35度)である。
【0016】本発明の別の態様においては、密封装置の
第1リッジは、第1リッジ領域、すなわちエッジにより
境界を定められた円形開口領域を囲むエッジを有する。
同様に、第2リッジは、第2リッジ領域を囲むエッジを
有し、好ましい実施態様では、リッジ領域は互に異なっ
ているから、リッジ領域が密封する棒または棒状制御メ
ンバーに関し異なる「スクイーズ因子」を与える。
【0017】棒断面積の点で上記第1および第2のリッ
ジ領域を考えると、第1リッジ領域は、好ましくは棒断
面積より10〜18%小さく、最も好ましくは上記面積
より約12〜14%小さい。さらに、第2リッジ領域
は、好ましくは棒断面積の7〜11%小さく、最も好ま
しくは上記面積より約9%小さい。第1リッジの方が棒
とぴったりと合っているから、第1リッジは一層大きな
スクイーズ因子をもつといえる。
【0018】著しく好ましい実施態様では、密封装置は
一体構成のものである。上記装置は、均一なプラスチッ
ク材料、たとえば、なかに約15%のポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)を含む熱可塑性ポリウレタンか
らつくられる。すなわち、プラスチック状材料は均一で
あり、PTFEは、上記材料に「積層」または「上張
り」されるのではなくて、上記材料中に均一にブレンド
される。新規な密封装置は、劇的に改良された性能を与
え、これは他の形態を有する多数の装置の反復試験を行
った後でやっと発見された。
【0019】本発明のなお別の態様は、新規密封装置と
関連する制御ケーブルとの組合せを含む。ケーブルにお
いては、棒状制御メンバーを、これと同軸的な心線に結
合させる。(しばしば、心線は、らせん状に包まれたよ
り合せたワイヤ「ロープ」を含む。上記ロープは大きな
強度を有し、コーナーなどのあたりでは容易に曲げるこ
とができる)。心線はジャケットを有し、本発明では、
上記ジャケットはポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)を含む材料から形成される。
【0020】好ましくは、上記ジャケット材料は、ナイ
ロン12として知られる均一材料であり、そのなかに均
一にブレンドされたPTFE約15〜25%(最も好ま
しくは約20%)を有する。意義深いことには、上記材
料はおよそ20年間もの昔から知られてきている。本出
願者の創意と粘り強さがあってはじめてこの材料を遠隔
制御ケーブルに応用して成功したのである。知るかぎり
では、そうしたことは本出願者が最初である。
【0021】制御ケーブルにおいては、導管と心線(お
よび、詳しくは、ジャケットが存在する場合は心線ジャ
ケット)は、互に摩擦係数(乾燥)をもつ。本発明にお
いては、乾燥摩擦係数は約0.20未満である。さらに
詳しくは、静止摩擦係数は約0.12未満であり、運動
摩擦係数は約0.18未満である。これは、相当する従
来技術のケーブルにおいて、乾燥静止および乾燥運動摩
擦係数が夫々約0.22および約0.29であるのと比
較される。
【0022】ある種の型の制御ケーブルは、内部ライナ
ーを有する導管(心線がそのなかで動くケーブル部分)
を有する。「ライナー」は、導管の内側にあり、独立の
導管層であるから、しばしばそのように呼ばれる。さら
に、ある種の型の遠隔制御ケーブルは、上記ワイヤロー
プを囲むジャケットをもつ心線を使い、ライナーとジャ
ケットの間に潤滑油が入っている。本発明の別の様相に
おいては、潤滑剤は合成潤滑剤である。
【0023】好ましくは、上記潤滑剤は、1.2〜1.
8の、最も好ましくは約1.5のNational Lubrication
Grease Institute (NLGI)指数をもつ。(上記指
数はモーターオイルの粘度におおよそ類似している)。
好ましい潤滑剤は、少なくとも約10%の、最も好まし
くは約20〜30%のPTFE粉末を含んでいる。この
ような潤滑油は、航空機非制御ケーブル用におよそ15
年間もの間使われており、遠隔制御ケーブルの全製造業
者が利用できる。知られるかぎりでは、上記潤滑剤を制
御ケーブルで有利に使用できる方法を発見したのは、本
出願人が最初である。
【0024】本発明の目的のところで改良されたコラム
強度をもつ心線を有する制御ケーブルについて言及し
た。本発明においては、ジャケットは、環状断面である
円筒形壁をもつ。好ましいケーブルでは、壁は約0.7
3〜0.76mm(0.029〜0.030インチ)を
越える半径方向厚みをもつ。これは、相当する従来技術
のケーブルにおける約0.39mm(0.0155イン
チ)の厚みと比較される。そして最も好ましくは、壁厚
は10mm(約0.040インチ)を越え、たとえば
約1.19mm(0.047インチ)である。上記壁厚
の増加(係数3まで)は心線のコラム強度に劇的に寄与
し、相当する従来技術のケーブルの心線コラム強度の約
2倍にする。このような増加したコラム強度の利点は、
制御ケーブルを心線を「押す」(圧縮状態におく)必要
のある用途に使うとき、心線が変形する実質的危険なし
に、一層強い力をかけることができることである。
【0025】言いかえると、心線は、圧縮負荷をかけた
とき、たわむおそれがはるかに少くなる。これは、著し
く増強した疲労抵抗を与え、有用な製品操作寿命を与え
る。また、相当する従来技術のケーブルとは異なり、新
規ケーブルは、ワイヤロープ中心部分のまわりに「外装
(armor)」を含まない。外装のない心線は著しく安価に
製造できる。(「外装」心線は、適所にスエージ加工し
た薄いリボン状鋼バンドからなる「外装」でらせん状に
包んだワイヤロープ中心部分をもつ。ジャケットは上記
外装を蔽い、または新規ケーブルではワイヤロープを蔽
う。)
【0026】遠隔製造ケーブルでは、内部ライナーと心
線の間に環状「間隙」または空間が存在する。本発明に
おいては、上記空間の半径方向寸法は、約0.19mm
(0.0075インチ)を越えない。上記寸法は、相当
する従来技術のケーブルにおける上記空間の半径方向寸
法よりも約0.06mm(0.0025インチ)減少し
たことを表わす。上記のように、間隙の寸法が小さくな
るとバックラッシュおよびロストモーションが減少し、
著しく望ましい結果を与える。
【0027】新規密封装置および関連する遠隔制御ケー
ブルに関する詳細を、次の詳しい説明と図面により示
す。本発明の装置10および関連するケーブル11の非
常に刷新的ないくつかの技術を説明する前に、装置10
およびケーブル11をどのように用いるかをよく理解す
ることが有用である。基本的には、両者はある場所、普
通は機械操作者の位置から、別の場所へ、すなわち制御
しようとするレバー、リンク機構などの場所へ、「押
す」および/または「引く」力を伝えるのに使われる。
【0028】図1において、バス13は、その前方に加
速ペダル15およびその後方にスロットルリンク機構1
9を有するエンジン17を有する。屈曲性制御ケーブル
11が、ペダル15とリンク機構19の間にのびている
から、ペダル圧がエンジン17そしてバス13を加速す
る。
【0029】図2、3、4を参照すると、制御ケーブル
11の種々の部品が確認される。上記ケーブル11はラ
イナー23を含む管状の外部ハブ21を有する。スリー
ブライナー27を有するスリーブ25が、ハブ21内に
はめ込んである。スリーブシール29は、汚染物がスリ
ーブ25とハブ21の間でケーブル11に入るのを防い
でいる。2個のナット31および2個の座金33は、隔
壁(たとえば乗物の床、または防火壁)の所定の位置に
ケーブル11を固定するのに使われ、ナット31は保持
のため堅く締める。別のよく類似した配置(図示してな
い)は、ハブ21に溝状「放射状部分」が形成してあ
る。ナット31を使う代りに、ケーブル11を所定の位
置に保持するために、放射状部分にクランプを使用す
る。
【0030】ケーブル11の各端(1端だけ示されてい
る)は剛性の棒状制御メンバー37を有し、これに「入
力機構」、たとえば図1に示した加速ペダル15、また
は制御レバー「出力機構」、エンジンスロットルリンク
機構19のようなリンク機構などが結合している。上記
メンバー37の表面仕上げは、好ましくは(0.36〜
0.51μm(14〜20マイクロインチ)RMSの範
囲である。
【0031】制御メンバー37の間には心線39が置か
れている。心線39は、同心の心線ジャケット43で被
覆した、よってらせん状に巻いたワイヤロープ41から
なる内部部分を有する。(上記ロープ41は、大きな強
度を有し、コーナーなどでは容易に曲げることができ
る。)しかし、制御ケーブルによっては、ロープ41の
代りに一本の均一な屈曲性ワイヤを用いる、または他の
心線形態をとることができることを理解すべきである。
動いて制御メンバー37間に押すまたは引張る力を伝え
るのは、ケーブル11の心線部分である。
【0032】心線39を囲み、心線39からわずかに間
隔を置いて導管45があり、これは上記心線に関し静止
している。上記導管45は、内部ライナー47、外部カ
バー49、およびライナー47とカバー49の間に補強
ワイヤブレード51を有する。ふつうは、摩擦を減少さ
せるために、心線ジャケット43と導管ライナー47の
間に潤滑剤53がある。
【0033】各制御メンバー37に隣接して、上記スリ
ーブ25があり、これは導管45と同様に、心線39に
関し静止している。スリーブ25/スリーブライナー2
7と制御メンバー37の間には、ごくせまい環状間隙5
5があり、これはケーブル11の内部へ通じており、導
管45と心線39の間の空間57と連がっている。
【0034】上記から、二つのことが明らかである。そ
の一つは、他に構造がなければ、潤滑剤53は間隙55
を通し洩れ出し、その結果が失なわれることである。も
う一つは、空中ごみ粒子59が、間隙55に入り、ジャ
ケット43とライナー47をすり減らし、ケーブル11
の寿命を著しく短縮することである。特に、しばしばち
りおよびごみ中で操作する建設用ブルドーザーのような
用途では、潤滑剤の損失とごみの侵入は共に重要な関心
事である。
【0035】図11に示されている2部品の従来技術の
シール201が、これまで空隙55を密封するのに使わ
れてきた。上記シール201は、外部ボデー203およ
びボデー203の製造に使われたものとは異種の材料か
らなる内部ライナー205を有する。単一のリッジ20
7は棒状制御メンバー37を密封し、使用に当っては、
ごみ粒子59はリッジ207の一方の側にあり、潤滑剤
はもう一方の側にある。
【0036】図5、6、7を参照すると、本発明は、制
御ケーブル11の静止部分、たとえばケーブルスリーブ
25と、上記スリーブ25に関し動くよう配置された制
御メンバー37の間のせまい環状空隙を密封する新規な
運動用密封装置10を含んでいる。(装置10は、スリ
ーブシール29と異なり、静止部分と動く部分の間を密
封するから、「運動用」と呼ばれる)。密封装置10
は、密封を与える第1端61と、さかとげ状部分65を
有する第2端63を有する。上記部分65は、スリーブ
25内の適合する溝67にはまり、そこで装置10はス
リーブ25上にしっかりと保持される。
【0037】第1端61において、装置10は制御メン
バー37を密封する第1リッジ69を有し、また上記メ
ンバー37を密封する第2リッジ71を有している。第
2リッジ71は、第1リッジ69と第2端63の間にあ
り、好ましくはリッジ底部73の軸方向に測定した寸法
の少なくとも1.5〜2倍、第1リッジ69から離れて
いる。制御ケーブル11は、そのなかに(ケーブル導管
45とケーブル心線39の間に)潤滑剤53を有し、こ
のようなケーブル11は、空中粒子59を有しているこ
とが極めて多い空気75により囲まれている。
【0038】第1リッジ69(装置外部に最も近いリッ
ジ)は、粒子59がケーブル11に入るのを実質上防
ぎ、第2リッジ71は、潤滑剤53をケーブル11内に
実質上保持する。新規な密封装置10は、潤滑剤保持機
能を汚染物排除機能とを「分離」している。潤滑剤53
が脱け出るかまたはごみ粒子59が入り込むためには、
両リッジ69と71を通過しなければならず、これはあ
りそうもない。図5と6から最もよくわかるように、各
リッジ69および71は、一般に断面が三角形である。
そして、各リッジ69および71は、夫々包含角A1、
A2を有する頂点状エッジを有する。著しく好ましい装
置では、第1リッジ69および第2リッジ71の包含角
A1、A2は互に実質上等しく、約90度である。
【0039】本発明の別の様相においては、棒状制御メ
ンバー37は、それに沿ってのびる中心軸81を有す
る。各リッジ69および71は、夫々「内部に向いた」
面83および85、すなわちケーブル11の内部と呼ぶ
ことのできるものにおおよそ面した表面を有する。各々
の内部に向いた面83および85はそれぞれ、中心軸8
1と包含面角A3およびA4を規定し、好ましい実施態
様では、面角A3およびA4は互に実質上等しく、ほぼ
45度である。
【0040】さらに、リッジ69および71は、夫々
「外部に向いた」面91および93、すなわち装置10
の棒側の端61に対しおおよそ面した表面を有する。各
々の外部に向いた面91および93も、夫々中心軸81
と包含面角A5およびA6を規定し、面角A5およびA
6も互に実質上等しく、ほぼ45度であるのが好まし
い。多くの試験の結果、上記面角A3〜A6が制御メン
バー37がスリーブ25に関し内側または外側に移動し
ているかにはかかわりなく最適性能を与えることが見出
された。
【0041】図8、9、10を参照すると、第1リッジ
69のッジ77は、第1リッジ領域95をかこんでい
る。すなわち上記エッジ77により境界を定められた円
形開口領域95の中をメンバー37が貫いて伸びてい
る。同様に、第2リッジ71のエッジ79は、メンバー
37がその中を通ている第2のリッジ領域97をとり囲
んでいる。好ましい実施態様では、リッジ領域95と9
7は互に異なるから、リッジ領域が密封する棒または棒
状制御メンバー37に関し異なる「スクイーズ因子」を
与える。
【0042】棒37aの断面積99との関係で上記第1
および第2のリッジ領域95および97を考えると、第
1リッジ領域95は好ましくは棒断面積99より10〜
18%小さく、最も好ましくは上記面積99より約12
〜14%小さい。さらに、第2リッジ領域97は好まし
くは棒断面積99より7〜11%小さく、最も好ましく
は上記面積99より約9%小さい。第1リッジ69は、
第2リッジ71にくらべ棒37aに一層ぴったり合って
いるから、第1リッジ69は一層大きなスクイーズ因子
をもつと言える。
【0043】著しく好ましい実施態様では、密封装置1
0は一体構成のものである。上記装置10は、均一なプ
ラスチック状材料、たとえばなかに約15%のポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)を含む熱可塑性ポリウ
レタンからつくられる。すなわち、プラスチック状材料
は、均一であって、PTFEが上記材料に「積層」また
は「上張り」されるのではなくて、上記材料中に均一に
ブレンドされる。新規な密封装置10は、劇的に改良さ
れた性能を与え、これは幾つかの他の形態を有する多数
の装置をくりかえし試験した後でやっと発見された。
【0044】本発明のなお別の態様は、心線ジャケット
43を含む。上記ジャケット43は、ポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)を含む材料から形成される。好
ましくは、上記ジャケット材料は、ナイロン12として
知られる均一材料であり、そのなかに均一にブレンドさ
れたPTFE約15〜25%(最も好ましくは約20
%)を有する。意義深いことには、この材料はおよそ2
0年間も前から知られている。本出願者の創意と粘り強
さがあってはじめてこの材料を遠隔制御ケーブル11に
応用して成功したのである。知る限りでは、そうしたこ
とは本出願者が最初である。
【0045】そればかりでなく、本発明のひときわすぐ
れた性能に寄与している他の特徴がある。本発明におい
ては、導管45と心棒ジャケット43の間の乾燥摩擦係
数は、約0.20未満である。さらに詳しくは、静止摩
擦係数は約0.12未満であり、運動摩擦係数は約0.
18未満である。両数値は、相当する従来技術のケーブ
ルの摩擦係数の実質的減少を示す。
【0046】上記のように、図2に示したケーブル11
は、ライナー47を有する導管45をもつ。新規ケーブ
ル11は、導管45と心線ジャケット43の間(およ
び、詳しくは、導管ライナー47とジャケット43の
間)に潤滑剤を有し、好ましくは合成潤滑剤である。満
足の行く潤滑剤53は、1.2〜1.8の、最も好まし
くは約1.5の National Lubrication Grease Institu
te(NLGI)指数を有する。(上記指数はモーターオ
イルの粘度におおよそ類似している)。好ましい潤滑剤
53は、少なくとも約10%の、最も好ましくは約20
〜30%のPTFE粉末を含んでいる。
【0047】本発明の別の様相において、再び図3と4
を参照すると、ジャケット43は、断面が環状の円筒形
壁として具体化される。好ましいケーブル11では、ジ
ャケット43の半径方向壁厚さは約0.73〜0.76
mm(0.029〜0.030インチ)を越える。これ
は、相当する従来技術のケーブルにおける約0.39m
m(0.0155インチ)の厚さと比較される。そし
て、最も好ましくは、壁厚さT1は約1.0mm(0.
040インチ)を越え、たとえば約1.19mm(0.
047インチ)である。
【0048】このように壁の厚さを増すと(係数3ま
で)、心線39のコラム強度は劇的に増加し、相当する
従来技術のケーブルの心線コラム強度の約2倍になる。
上記の増加したコラム強度の利点は、制御ケーブル11
を心線39を「押す」(圧縮状態におく)必要のある用
途に使うとき、心線が変形する実質的危険なしにはるか
に強い力をかけることのできることである。(コラム強
度を増すための他人の試みは、数本からなるワイヤロー
プを使うことを含んでいた。事実、コラム強度は増加し
たが、屈曲性と製品寿命の著しい減少を伴っていた)。
【0049】また、相当する従来技術のケーブルと異な
り、新規ケーブル11のある種のものは、中心ワイヤロ
ープ41のまわりに「外装」を有さない。外装のない心
線39は著しく安価に製造できる。(図3の描図は「外
装」心線を示す部分103を有する。上記心線は、適所
にスエージ加工した薄いリボン状鋼バンド105からな
る「外装」でらせん状に包んだ中心ワイヤロープ41を
もつ。ジャケット43は上記外装を蔽い、または新規ケ
ーブル11では、ワイヤロープ41を蔽う。)
【0050】図4を参照すると、新規ケーブル11に
は、内部ライナー47と心線39の間に環状「間隙」ま
たは空間107が存在する。本発明では、空間107の
呼び半径方向寸法T2は、約0.19mm(0.007
5インチ)を越えない。上記寸法T2は、相当する従来
技術のケーブルにおける空間の半径方向寸法よりも約
0.06mm(0.0025インチ)減少したことを表
わす。特別の実施態様に関連して、本発明の原理を説明
してきたが、上記実施態様は例示のためのものであり、
本発明を限定しないことを明らかに理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の典型的応用、バス加速制御を
示す模式的な側立面図である。
【図2】図2は、新規な屈曲性制御ケーブルの、一部断
面の側立面図である。一部分断面で示し、他は全体とし
て示されている。
【図3】図3は、図2のケーブルの導管および心線部分
の全断面の拡大側立面図である。
【図4】図4は、図2のケーブルの導管および心線部分
の面4−4で切った完全断面の拡大末端立面図である。
【図5】図5は、停止位置における新規密封装置の拡大
断面側立面図である。
【図6】図6は、停止位置における図5の密封装置の一
部分の著しく拡大した断面側立面図である。一部分を取
り出し、装置を点線の輪郭の制御メンバーと共に示す
が、同一尺度ではない。
【図7】図7は、密封装置が制御メンバーを締めつけて
いる以外は、図6と類似の図である。
【図8】図8は、図5の面8−8で切った密封装置の拡
大断面立面図である。
【図9】図9は、図5の装置が密封する棒状制御メンバ
ーの拡大断面末端立面図である。
【図10】図10は、図5の面10−10で切った密封
装置の拡大断面立面図である。
【図11】図11は、従来技術の密封装置の拡大した半
分断面立面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−34206(JP,A) 実開 昭48−19831(JP,U) 実開 昭62−41921(JP,U) 実開 昭63−54576(JP,U) 特公 昭63−67042(JP,B2) 特公 昭60−53205(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 1/10 F16C 1/24

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導管、上記導管に対し動くよう配置され
    た心線、上記心線に連結された制御メンバー、及び上記
    制御メンバーと接触するリッジを有する密封装置を含ん
    で成る制御ケーブルにおいて、上記密封装置が第1の直
    径を持つ外側の第1リッジ及び上記第1の直径より大き
    い第2の直径を持つ内側の第2リッジを有することを特
    徴とする制御ケーブル。
  2. 【請求項2】 該第1リッジがリッジ底部を有し、該第
    1リッジと該第2リッジが互いに上記リッジ底部の寸法
    の少なくとも1.5倍離れている請求項1記載の制御ケ
    ーブル。
  3. 【請求項3】 該心線と該導管との間に空間があり、上
    記空間に潤滑剤が配され、該第1リッジは空中の粒子が
    上記空間に侵入するのを防止し、該第2リッジは上記潤
    滑剤が上記空間から流出するのを防止する請求項1記載
    の制御ケーブル。
  4. 【請求項4】 該潤滑剤がポリテトラフルオロエチレン
    (PTFE)粉末を少なくとも10重量%含む請求項3
    記載の制御ケーブル。
  5. 【請求項5】 該制御メンバーが一定の断面積を有する
    棒状であり、該第1リッジが上記断面積より10〜18
    %小さい第1リッジ領域を囲む請求項1記載の制御ケー
    ブル。
  6. 【請求項6】 該制御メンバーが一定の断面積を有する
    棒状であり、該第2リッジが上記断面積より7〜11%
    小さい第2リッジ領域を囲む請求項1記載の制御ケーブ
    ル。
  7. 【請求項7】 該第2リッジが上記断面積より7〜11
    %小さい第2リッジ領域を囲む請求項5記載の制御ケー
    ブル。
  8. 【請求項8】 該密封装置がポリテトラフルオロエチレ
    ン(PTFE)粉末を配合した均一な材料からなる請求
    項7記載の制御ケーブル。
  9. 【請求項9】 導管、及び上記導管に対し動くよう配置
    された心線を有し、上記導管と上記心線との間に密封装
    置を有する制御ケーブルにおいて、上記心線が環状ジャ
    ケットを有し、上記ジャケットがポリテトラフルオロエ
    チレン(PTFE)粉末を配合した均一な材料からな
    り、上記導管と上記心線との間に潤滑剤が配され、上記
    潤滑剤がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粉末
    を少なくとも10重量%含み、上記密封装置がポリテト
    ラフルオロエチレン(PTFE)粉末を配合した均一な
    材料からなることを特徴とする制御ケーブル。
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