JP2846798B2 - 上肢保護用衣料 - Google Patents

上肢保護用衣料

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JP2846798B2 JP5229238A JP22923893A JP2846798B2 JP 2846798 B2 JP2846798 B2 JP 2846798B2 JP 5229238 A JP5229238 A JP 5229238A JP 22923893 A JP22923893 A JP 22923893A JP 2846798 B2 JP2846798 B2 JP 2846798B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上肢保護用衣料に関す
るものである。特に本発明は上肢の人体表面に密着して
着用される主として前腕の筋肉疲労を防止するための上
肢保護用衣料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種スポーツやトレーニングにお
いて、例えば、野球、テニス、自転車競技、オートバイ
の競技などは長時間上肢を使用し、集中的に長時間上肢
を使用することによって、乳酸その他の疲労原因物質が
当該使用筋肉近傍に蓄積するため、疲労が生じるのみな
らず、更に筋肉痛など筋肉の障害が生じることはよく知
られている。このような筋肉痛の防止や、筋肉を痛めて
しまった場合にその部分を保護しながらスポーツを続け
るために、テーピングにより当該筋肉部分を強く締め付
けて、筋肉の伸縮を制限し、動作も制限すると言う当該
筋肉部分を補助的にサポートする処置などが行われてい
る。また、いわゆるサポーターとして知られているほぼ
筒状の伸縮性のある比較的厚地のパイル地やネオプレン
などを用い、腕などをその周囲から内部方向に向かって
締め付けるためのサポーターも非常に多く使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例で説明したテーピングはテーピング技術に熟練度が
要求され、不適切なテーピングなどその処置法を誤る
と、傷害の予防と治療と言う目的を達成できないのみな
らず、運動に不具合が生じたり、血行障害や神経障害が
起こりやすく、かえって筋肉に悪影響を及ぼす結果とな
り、従ってテーピング技術を習得した者がテーピングを
施す必要があり、素人が簡単に処置できないものであっ
た。
【0004】また、後者のサポーターを用いる場合は、
その着装は簡単であるが、単に腕の保護目的の所定部位
全体を強く圧迫するため、例えば腕の筋肉群の筋腹部分
もかなり強く圧迫されて血行を妨げたり、不快感を伴う
ことが多く、また、ひどい場合は血行障害を起こす事も
あり、筋肉疲労を軽減する機能は少ない。しかもネオプ
レンなどのゴム素材や厚手のパイルが使用されるため、
スポーツをしている際の腕の動きが影響を受けて動かし
にくくなったり、通気性が悪くムレ易いなどの問題もあ
る。
【0005】本発明は、上肢筋肉特に前腕の筋肉の筋肉
疲労を軽減、予防し、その結果、筋肉疲労に伴う外傷お
よび障害の発生を未然に防ぐことができ、装着が容易で
素人にも簡単に適正な装着ができ、血行障害が生じるこ
となく、筋肉の収縮などを妨げず、従ってスポーツなど
での腕のスムースな動きを妨げることなく、かつ腕のひ
ねり(回内、回外)にも比較的追従しやすく、上肢筋肉
の筋肉疲労を軽減、予防することができる上肢の表面に
圧接して着用される上肢保護用衣料を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に本発明は次の構成を有するものである。 (1)上肢部に充当される伸縮性素材よりなるほぼ筒状
の形状を有する上肢保護用衣料であって、上肢前腕のほ
ぼ長手方向に延びている屈筋群と伸筋群のそれぞれの筋
群の筋腹部分をカバーする部位が比較的伸縮力の弱い伸
縮性素材で構成され、また、前記屈筋群および/または
伸筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分が比較
的伸縮力の強い伸縮性素材で構成されていることを特徴
とする上肢保護用衣料。
【0007】(2)ほぼ筒状の上肢保護用衣料全体が比
較的伸縮力の弱い伸縮性素材で構成され、かつ、上肢前
腕のほぼ長手方向に延びている屈筋群および/または伸
筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分に比較的
伸縮力の強い伸縮性素材が重合されてなる前記(1)項
に記載の上肢保護用衣料。
【0008】(3)伸縮性素材が伸縮性を有する編物ま
たは織物である前記(1)項または(2)項のいずれか
に記載の上肢保護用衣料。 (4)比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、その幅方向の
伸縮力が30〜80g/fの伸縮性素材であり、比較的
伸縮力の強い伸縮性素材が、その幅方向の伸縮力が10
0〜300gfの伸縮性素材である前記(1)項または
(2)項のいずれかに記載の上肢保護用衣料。
【0009】(5)比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、
ツーウェイトリコット編物である前記(1)〜(4)項
のいずれかに記載の上肢保護用衣料。 (6)比較的伸縮力の強い伸縮性素材が、パワーネット
編物である前記(1)〜(4)項のいずれかに記載の上
肢保護用衣料。
【0010】(7)上肢保護用衣料の手首方向の先端部
に指を挿入するためのストラップが更に設けられてなる
前記(1)〜(6)項のいずれかに記載の上肢保護用衣
料。 (8)手首近傍に過伸展防止用の保護片が更に設けられ
てなる前記(1)〜(7)項のいずれかに記載の上肢保
護用衣料。
【0011】
【作用】
(1)本発明の上肢保護用衣料は上肢部に充当される伸
縮性素材よりなるほぼ筒状の形状を有する上肢保護用衣
料であって、上肢前腕のほぼ長手方向に延びている屈筋
群と伸筋群のそれぞれの筋群の筋腹部分をカバーする部
位が比較的伸縮力の弱い伸縮性素材で構成されいるの
で、前腕を動かす主要な筋肉群の最も筋肉の伸縮作用が
主として発揮される筋腹部分は比較的伸縮力の弱い伸縮
性素材でカバーされ、従って、これらの筋肉の伸縮など
の動きは妨げずに比較的軽いタッチでこれらの筋腹部を
圧接し、また、比較的伸縮力の強い伸縮性素材は前記屈
筋群および/または伸筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍
に沿った部分に充当されているので、前腕を動かす筋肉
の主要な機能を発揮する筋腹部分を押さえ込まずに筋肉
群を脇からサポートして圧接することにより、血管やリ
ンパ液の流れる組織空間などの径をやや細めて、あたか
もホースで水を出すときにホースの径を絞ると水の流れ
るスピードが早く且つ押し流す力が増加するのと同様な
作用により、血液やリンパ液の流れを促進させ、乳酸な
どの疲労原因物質を腕から早く取り除くことができ、腕
のスムースな動きを妨げることなく、また、不快感を伴
わずに腕の筋肉の筋肉疲労を軽減、予防し、その結果、
筋肉疲労の蓄積に伴う外傷および障害の発生を未然に防
ぐことができる。しかも比較的伸縮力の強い伸縮性素材
は筋腹の中央部分の上に沿っては存在しないので、血行
障害や筋肉の動きを妨げる不都合が生じない。また、ほ
ぼ筒状の形状で比較的伸縮力の弱い部分と比較的伸縮力
の強い部分とが衣料本体の所定の位置に区分けされてす
でに設定されているので、素人でも容易に適正な位置に
装着できる。
【0012】(2)また、本発明の上肢保護用衣料にお
いて、ほぼ筒状の上肢保護用衣料全体が比較的伸縮力の
弱い伸縮性素材で構成され、かつ、上肢前腕のほぼ長手
方向に延びている屈筋群および/または伸筋群の筋群の
筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分に比較的伸縮力
の強い伸縮性素材が重合されてなる本発明の好ましい態
様とすることにより、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材と
比較的伸縮力の強い伸縮性素材とを交互に接ぎ合わせる
複雑な設計や製造工程をとる必要がなく、単に比較的伸
縮力の弱い伸縮性素材で構成された衣料の所定箇所に比
較的伸縮力の強い伸縮性素材を重合するだけで済むの
で、製造が容易になる。
【0013】(3)また、本発明の上肢保護用衣料にお
いて、伸縮性素材が伸縮性を有する編物または織物であ
る本発明の好ましい態様とすることにより、薄手で軽量
でフィット性が増し、通気性の良好な、かつ、肌触りの
良好な上肢保護用衣料を提供できる。
【0014】(4)また、本発明の上肢保護用衣料にお
いて、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、その幅方向の
伸縮力が30〜80gfの伸縮性素材であり、比較的伸
縮力の強い伸縮性素材が、その幅方向の伸縮力が100
〜300gfの伸縮性素材である本発明の好ましい態様
とすることにより、腕の運動能力を妨げず、運動能力と
疲労軽減、予防機能とがバランスがとれ、また血行障害
のないより好適な上肢保護用衣料を提供できる。しか
も、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、その幅方向の伸
縮力が30〜80gfの伸縮性素材とすることにより、
柔らかなフィット性があり、より肌触りが良好で通気性
も良好な、かつ着用時に容易に伸ばして広げることがで
きるのでスムースに手を入れて着用することができ、腕
の太さの個人差にも比較的容易に対応できる上肢保護用
衣料を提供できる。
【0015】(5)また、本発明の上肢保護用衣料にお
いて、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、ツーウェイト
リコット編物である本発明の好ましい態様とすることに
より、ツーウェイトリコット編物は、従来のサポーター
などに使用されているパイル状の生地やネオプレンなど
に比べて比較的薄い編物であり、柔らかなフィット性が
あり、軽量で、より肌触りが良好で通気性も良好な、か
つ着用時に容易に伸ばして広げることができるのでスム
ースに手を入れて着用することができ、腕の太さの個人
差にも比較的容易に対応できる上肢保護用衣料を提供で
きる。
【0016】(6)また、本発明の上肢保護用衣料にお
いて、比較的伸縮力の強い伸縮性素材が、パワーネット
編物である本発明の好ましい態様とすることにより、パ
ワーネット編物は、従来のサポーターなどに使用されて
いるパイル状の生地やネオプレンなどに比べて比較的薄
い編物であり、しかも、必要な比較的強い伸縮力を発揮
することができるので、通気性が良くムレが生じず、軽
量で腕の動きがあまり妨げられず、フィット性もよく薄
いので着用時のシルエットも良好な上肢保護用衣料を提
供できる。
【0017】(7)また、本発明の上肢保護用衣料にお
いて、上肢保護用衣料の手首方向の先端部に指を挿入す
るためのストラップが更に設けられてなる本発明の好ま
しい態様とすることにより、着用時にストラップに所定
の指を挿入して着用するという簡単な操作で、適正な位
置、適正な向きに容易に装着することができかつ、スト
ラップ部分で指の股にストラップ布がかかっているの
で、運動中に上肢保護用衣料が上にずれ上がってしまう
ことが防止できる上肢保護用衣料を提供できると共に、
腕をひねった場合、筋肉の位置などが腕のひねりに応じ
て変化するが、本発明の保護衣料に於いては、ストラッ
プが設けられていることと、伸縮性素材からなるほぼ筒
状であって腕にフィットされているので、腕のひねりに
応じて本保護衣料も追従して、ほぼ当初の目的の筋肉部
位に目的の伸縮性素材が位置するように追従できる上肢
保護用衣料を提供できる。
【0018】(9)また、本発明の上肢保護用衣料にお
いて、手首近傍に過伸展防止用の保護片が更に設けられ
てなる本発明の好ましい態様とすることにより、更に、
手首の過伸展や捻挫などを防止し得る作用を有する上肢
保護用衣料を提供できる。
【0019】
【実施例】本発明で言う上肢保護用衣料の具体的な態様
としては、上肢部特に前腕部に充当される伸縮性素材よ
りなるほぼ筒状の形状を有し、腕の表面に圧接して着用
する衣料であって、上肢前腕のほぼ長手方向に延びてい
る屈筋群と伸筋群のそれぞれの筋群の筋腹部分をカバー
する部位が比較的伸縮力の弱い伸縮性素材で構成され、
また、前記屈筋群および/または伸筋群の筋腹の長手方
向両脇部近傍に沿った部分が比較的伸縮力の強い伸縮性
素材で充当されている構成とすれば良く、衣料の長さ的
な見地からは屈筋群および/または伸筋群の筋腹部分近
傍を充当できる物であれば例えば手首まで到達していな
いやや短めのものでもよいし、肘にまで到達していない
やや短めのものでもよい。また、長いものは、上腕まで
連結されて到達しているものや、更に上衣の袖のような
形で上衣と接続されているような態様のものでもよく、
本発明の目的や、本質を損なわない限り適宜の態様とす
ることができる事は、容易に理解されるところである。
【0020】以下、代表例としていくつかの態様を図面
を参照しながら説明するが、本発明はこれらの図示した
態様のみに限定されるものではないことは上述した通り
である。
【0021】本発明で言及する前腕の筋肉を説明するた
めに図11と図12にこれらの筋肉の概略位置を示し
た。図11は右腕の掌の内側を上に向けた状態で見た場
合の主要な筋肉の位置を示す図であり、111は尺側手
根屈筋、112が長掌筋、113は橈側手根屈筋であ
り、本発明においてはこの3つの筋肉を合わせて屈筋群
と称している。
【0022】図12は右腕の手の甲を上側にして見た場
合の主要な筋肉の位置を示す図であり、114が腕橈骨
筋、115が長橈側手根伸筋、116が短橈側手根伸筋
であり、本発明においてはこの3つの筋肉を合わせて伸
筋群と称している。
【0023】これらの屈筋群と伸筋群は、前腕を動かす
場合の主要な筋肉であるが、これらをばらばらに個々に
扱うよりも、尺側手根屈筋111、長掌筋112ならび
に橈側手根屈筋113は巨視的には一つの筋肉であるか
のような概念で本発明においては扱う方が便利であり、
また、このような腕の動きの際の主たる筋肉としては、
むしろまとめて一つの筋肉として扱う方が理解がしやす
いので、本発明においてはこの3つの筋肉を合わせて屈
筋群と称してあたかも1つの筋肉であるかのごとき表現
とした。また、伸筋群においても同様である。従って屈
筋群や伸筋群の筋腹とは、屈筋群あるいは伸筋群があた
かもそれぞれ1本の筋肉であるとした場合の腱に近い部
分を除いた筋肉の比較的太い部分近傍を示している。ま
た、屈筋群の長手方向両脇部近傍としては、尺側手根屈
筋111、長掌筋112ならびに橈側手根屈筋113な
どの個々の筋肉のそれぞれの長手方向両脇近傍を指すも
のではなく、屈筋群を一つとしてみた場合の屈筋群の長
手方向に沿った両脇部近傍を示すものである。伸筋群の
長手方向両脇近傍についても同様である。
【0024】図1は本発明の一実施例の上肢保護用衣料
のパーツの展開図である。この図に示した態様において
は、衣料の手首方向の先端部に指を挿入するためのスト
ラップが設けられ手首方向と反対側の先端部に輪状の端
部部片が設けられている態様の上肢保護用衣料のパーツ
の展開図であり、図1の(a)が先端部に指を挿入する
ためのストラップの展開図であり、図1の(b)が上肢
保護用衣料の本体部分の展開図であり、図1の(c)が
端部部片の展開図である。これらを縫製して完成品とし
た場合の幾つかの方向から見た図を図2〜図5に示して
あり、また、その着用状態を図6、図7に示した。
【0025】いずれの図も右腕用の上肢保護用衣料に関
する図面であり、左腕用は図示していないが、屈筋群や
伸筋群の位置が人体を左右に分ける中心面において左右
対称的な位置になるので、同様な意味において対称な物
とすればよい。
【0026】図2は前記本発明の上肢保護用衣料におい
て、親指を挿入するためのストラップ孔21が図の上方
にくるように置いた場合の側面側から見た図であり、掌
を上側に向けた場合の上側から見た図に相当する。図3
はその反対面に相当する図であり、親指を挿入するため
のストラップ孔21が図の下方にくるように置いた場合
の側面側から見た図であり、手の外側の甲を上側に向け
た場合の上側から見た図に相当する。図4は親指を挿入
するためのストラップ孔21が図の紙面に対してほぼ垂
直に上側に向けた時の上から見た図であり、掌の親指側
を上にして掌をほぼ紙面に垂直にした場合の上側から見
た図に相当する。図5は図4の反対面に相当する図であ
り、掌の親指側を下にして掌をほぼ紙面に垂直にした場
合の上側から見た図即ち、小指側から見た図に相当す
る。
【0027】また、図6は図2〜図5に示した上肢保護
用衣料の着用状態を示す図でほぼ手の甲側から見た図で
あり、図7は図2〜図5に示した上肢保護用衣料の着用
状態を示す図でほぼ掌側から見た図である。
【0028】図1の(b)の上肢保護用衣料の本体部分
の展開図から理解されるように、この例に於いては、上
肢保護用衣料の本体部分1全体はツーウェイトリコット
編物などの比較的伸縮力の弱い伸縮性素材から構成され
ており、8は伸筋群が存在する部分の筋腹部分を中心に
カバーしている前記ツーウェイトリコット編物などの比
較的伸縮力の弱い伸縮性素材のみの部分、9は屈筋群が
存在する部分の筋腹部分を中心にカバーしている前記ツ
ーウェイトリコット編物などの比較的伸縮力の弱い伸縮
性素材のみの部分を示しており、4、5、6は比較的伸
縮力の強い部分で、例えばパワーネット編物などのうち
比較的伸縮力の強い伸縮性素材が縫製によって本体部分
1に裏打ちされている部分を示しており、それぞれ屈筋
群と伸筋群のそれぞれの筋群の筋腹の長手方向両脇部近
傍に沿った部分に位置するように裏打ちされている。
7、10は特に限定するものではないがこの例に於いて
は、ツーウェイトリコット編物などの比較的伸縮力の弱
い伸縮性素材から構成されている本体部分1の一部であ
る。図1は展開図であるので、実際には、本体部分1は
図1(b)のC−C´ラインとD−D´ラインがつなが
ってほぼ筒状(やや手首側が細めになっている筒状)と
なっている。この点は図2〜図7を参照すれば明白であ
る。展開図であるのでC−C´ラインとD−D´ライン
は便宜上この部分が本体部分1を構成する材料片の端部
として示してあるだけであり、この部分が本体部分1を
構成する材料片の端部とは限られるものではないし、初
めから編み立てなどによって伸縮力を所定部分が所定の
伸縮力になるように編み分けて筒状に編み上げる事もで
きる。
【0029】図1の(b)に示したような材料片を接ぎ
合わせて筒状にする場合にはC−C´ラインとD−D´
ラインのようなラインで接ぎ合わせても構わないが、よ
り好ましくは7と4、4と8、8と5、5と9、9と6
あるいは6と10等の比較的伸縮力の弱い伸縮性素材と
比較的伸縮力の強い部分との境界部のいずれか1箇所ま
たは2箇所以上で接ぎ合わせることが見栄えの点からは
好ましい。
【0030】また、この例では本体部分1全体を比較的
伸縮力の弱い伸縮性素材ツーウェイトリコット編物(幅
方向伸縮力が38gf、染色は緑色)で構成し、屈筋群
と伸筋群のそれぞれの筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍
に沿った部分に比較的伸縮力の強い伸縮性素材4、5、
6をパワーネット編物(幅方向伸縮力が128gf、染
色は白色)として裏打ちして重合させているが、比較的
伸縮力の弱い伸縮性素材から構成されている部分の7、
8、9、10と比較的伸縮力の強い伸縮性素材で構成さ
れている部分4、5、6とをそれぞれ別の素材で構成し
て、これらをそれぞれ所定の位置で接ぎ合わせて筒状と
しても差し支えない。このような接ぎ合わせの場合に、
必要に応じて必要な部分にダーツをとって接ぎ合わせる
こともできる。例えば筋肉の太さが太い部分から急に細
くなる部分の境目近傍とか、また、この保護衣料が肘を
越えて上腕まで延びている場合に肘の屈曲した形状に適
合させるためにダーツをとって接ぎ合わせることも好ま
しい。
【0031】また、比較的伸縮力の強い伸縮性素材を比
較的伸縮力の弱い伸縮性素材に重合させる場合には前述
した裏打のみならず、表側から積層してもよいし、表側
から積層した比較的伸縮力の強い伸縮性素材の上に必要
に応じて更に比較的伸縮力の弱い伸縮性素材を積層した
3層構造などとしてもよい。
【0032】また、本体部分1全体を比較的伸縮力の弱
い伸縮性素材で構成し、屈筋群と伸筋群のそれぞれの筋
群の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分に弾性樹脂
のフイルムやネット状物を接着したり、弾性樹脂溶液や
エマルジョンなどでコーティングしたり樹脂処理したり
するなどの適宜の他の手段でこれらの部分の伸縮力を強
くすることによっても達成できる。
【0033】また、場合によっては、目的に応じて屈筋
群または伸筋群のいずれか一方のみの筋腹の長手方向両
脇部近傍に沿った部分を比較的伸縮力の強い伸縮性素材
で充当する形としてもよく、例えばこのような場合、屈
筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分のみを比
較的伸縮力の強い伸縮性素材で充当する場合には、4の
部分は比較的伸縮力の弱い素材のみで構成すればよく、
逆に伸筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分の
みを比較的伸縮力の強い伸縮性素材で充当する場合に
は、6の部分は比較的伸縮力の弱い素材のみで構成すれ
ばよい。しかし、屈筋群および伸筋群の両者の筋腹の長
手方向両脇部近傍に沿った部分を比較的伸縮力の強い伸
縮性素材で充当することがより好ましい。
【0034】以上のような点は後述する他の態様に於い
ても同様に適用できる。図1の(c)は本体部分1の手
首方向と反対側の先端部すなわちC´−D´ラインに取
り付けられる輪状の端部部片3の展開図の一例である。
ライン31で2つ折りにされて、つまりF点とF´点、
ならびにE点とE´点とがそれぞれ重ね合わされて二重
にされてC´−D´ラインに取り付けられる。この端部
部片3が本体部分1に取り付けられた状態は図2〜図7
を参照すると明らかである。
【0035】このような端部部片3は、必ずしも設けな
くてもよいが、輪状の端部部片により、本発明の上肢保
護用衣料を着用して使用している際の端部のずれを少な
くすることができ好ましい。この輪状の端部部片の素材
は設けられる位置などによっても異なり、特に限定する
ものではないが、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材で構成
することが好ましい。
【0036】次に図1の(a)のストラップ部について
説明するが、図1の(a)の展開図よりもまず図2〜図
7の完成品の図面を先に参照した方が理解が容易になる
ので、ストラップ部についてまず図2〜図7を参照して
説明する。
【0037】図2〜図5ならびに図6、図7から分かる
ように、この図に示した態様の上肢保護用衣料において
は、上肢保護用衣料本体1の手首方向の先端部に指を挿
入するためのストラップ2が設けられている。このスト
ラップ2は、この例に於いては、親指を挿入するための
ストラップ孔21と親指以外の指をまとめて挿入するた
めのストラップ孔22の2つの孔を有し、これらの孔の
間に、親指と人差し指の股部分に係止される係止部25
が形成されている。
【0038】従って、ストラップ孔21に親指を挿入
し、ストラップ孔22に他の指をまとめて挿入して着用
するという簡単な操作で、比較的伸縮力の弱い伸縮性素
材と比較的伸縮力の強い伸縮性素材とが所定の適正な目
的位置ならびに適正な向きに位置するように容易に装着
することができ、かつ、ストラップの係止部25部分が
親指と人差し指の股の間にかかっているので、運動中に
上肢保護用衣料が上にずれ上がってしまうことも防止で
きる。また、腕をひねった場合、筋肉の位置などが腕の
ひねりに応じて変化するが、本発明の上記保護衣料に於
いては、ストラップが設けられていることと、伸縮性素
材からなるほぼ筒状であって腕にフィットされているの
で、腕のひねりに応じて本保護衣料も追従して、ほぼ当
初の目的の筋肉部位に目的の伸縮性素材が位置するよう
に追従できる上肢保護用衣料を提供できる。
【0039】尚、この例ではストラップは、親指を挿入
するためのストラップ孔21と親指以外の指をまとめて
挿入するためのストラップ孔22の2つの孔を有するも
のの例を示したが、必ずしもこの例のものに限定される
ものではなく、例えば各指それぞれの孔を有しているも
のなど、上記したストラップの目的を達成できるもので
あればその他の適宜の態様でもよいことが理解される。
また、ストラップは存在する方が好ましいが、必ずしも
必須のものではなく、この部分が存在しなくてもよい
し、また、ストラップに代えて、手首側の先端部に、つ
まり図1の(b)のC−Dラインに、前述した輪状の端
部部片を設けてもよい。また、このような点は他の態様
に於いても同様である。
【0040】図1(a)の展開図を参照してこのストラ
ップ2を説明するとA−aラインとA´−a´ラインと
が縫製などで接ぎ合わされる事により、aとa´部分が
くっつく事になるので、親指を挿入するためのストラッ
プ孔21が形成される。同様にB−bラインとB´−b
´ラインとが縫製などで接ぎ合わされる事により、bと
b´部分がくっつく事になるので、親指以外の指をまと
めて挿入するためのストラップ孔22が形成される。ま
た、この結果A−BとB´−A´とはAとA´とが重な
り、BとB´とが重なってA−BとB´−A´とは輪状
になる。そして図1の(a)のA−Bのラインは図1の
(b)のA−Bのラインに取り付けられ、図1の(a)
のB´−A´のラインは図1の(b)のBからD、C、
Aのラインに取り付けられて、図2〜図7に示したよう
なストラップ2が形成されることになる。
【0041】図2〜図7に於いては、すでに図1の
(b)の説明の際にも説明したように、上肢保護用衣料
の本体部分1全体はツーウェイトリコット編物などの比
較的伸縮力の弱い伸縮性素材から構成されており、8は
伸筋群が存在する部分の筋腹部分を中心にカバーしてい
る前記ツーウェイトリコット編物などの比較的伸縮力の
弱い伸縮性素材のみの部分、9は屈筋群が存在する部分
の筋腹部分を中心にカバーしている前記ツーウェイトリ
コット編物などの比較的伸縮力の弱い伸縮性素材のみの
部分を示しており、4、5、6は比較的伸縮力の強い部
分で、例えばパワーネット編物などのうち比較的伸縮力
の強い伸縮性素材が縫製によって本体部分1に裏打ちさ
れている部分を示しており、それぞれ屈筋群と伸筋群の
それぞれの筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部
分に位置するように裏打ちされている。そして図1の
(b)で示した本体部分1の展開図は、丁度、図3のX
−X´ラインでカットしたと仮定したときの展開図に相
当する。図1の(b)に於いて7、10の部分は丁度展
開図の左右の両端に位置されて図示されていたが、図2
〜図7(特に図7、図6)に於いては7、10は一体の
部分として示されている。この7、10の部分は特に限
定するものではないがこの例に於いては、ツーウェイト
リコット編物などの比較的伸縮力の弱い伸縮性素材から
構成されている本体部分1の一部となっている。一般的
には、屈筋群および/または伸筋群の筋腹の長手方向両
脇部近傍に沿った部分で比較的伸縮力の強い伸縮性素材
を充当した部分以外の部分は、前記したような比較的伸
縮力の弱い伸縮性素材で充当されている。
【0042】以上のような態様の上肢保護用衣料とする
ことにより、前腕を動かす筋肉の主要な機能を発揮する
筋腹部分を押さえ込まずに筋肉群を脇からサポートして
筋肉の血流を促進させ、乳酸などの疲労原因物質を腕か
ら早く取り除くことができ、腕のスムースな動きを妨げ
ることなく、また、不快感を伴わずに腕の筋肉の筋肉疲
労を軽減、予防し、その結果、筋肉疲労に伴う外傷およ
び障害の発生を未然に防ぐことができる上肢保護用衣料
が提供できる。特に、屈筋群および伸筋群の両者それぞ
れの筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分が比較的伸
縮力の強い伸縮性素材で充当されているタイプが、疲労
原因物質を腕からより早く効率的に取り除くことができ
るので好ましい。
【0043】また、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材をツ
ーウェイトリコット編物、比較的伸縮力の強い伸縮性素
材をパワーネット編物とすることにより、従来のサポー
ターなどに使用されているパイル状の生地やネオプレン
などに比べて薄くすることができ、軽量で腕が動かしや
すく、フィット性が良く、肌触りが良好で通気性も良好
な、かつ着用時に容易に伸ばして広げることができるの
でスムースに手を入れて着用することができ、腕の太さ
の個人差にも比較的容易に対応できる上肢保護用衣料を
提供できる。また、上肢保護用衣料の手首方向の先端部
に指を挿入するためのストラップ2が設けられているの
で、着用時にストラップに所定の指を挿入して着用する
という簡単な操作で、本保護衣料を適正な位置、適正な
向きで容易に装着することができかつ、ストラップ部分
で指の股にストラップ布がかかっているので、運動中に
上肢保護用衣料が上にずれ上がってしまうことが防止で
きる。また、手首方向と反対側の先端部に輪状の端部部
片3が設けられているので、輪状の端部部片により、端
部の手首方向へのずれの少ない上肢保護用衣料を提供で
きる。また、本発明の上肢保護用衣料を着用している状
態で、腕を回内、回外など腕をひねった場合、筋肉の位
置などが腕のひねりに応じて変化するが、本発明の保護
衣料に於いては、伸縮性素材からなる筒状であって腕に
フィットされていて且つストラップ部分が存在するの
で、腕のひねりに応じて本保護衣料も追従して、ほぼ当
初の目的の筋肉部位に目的の伸縮性素材が位置するよう
に追従できる上肢保護用衣料を提供できる。
【0044】次に図8〜図10に、図1の(b)と同様
の部分を同様の展開図の形で示した他の態様を示した。
図8の例では、図1の(b)の比較的伸縮力の強い部分
5が5´、5´´の2つに分けられており、5´が屈筋
群の筋腹の長手方向の一方の脇部近傍に沿った部分に設
けられた比較的伸縮力の強い部分であり図1の(b)の
場合に比べると若干屈筋群の方に入り込んでいる。ま
た、5´´は伸筋群の筋腹の長手方向の一方の脇部近傍
に沿った部分に設けられた比較的伸縮力の強い部分であ
り図1の(b)の場合に比べると若干伸筋群の方に入り
込んでいる。そしてこれらの比較的伸縮力の強い部分5
が5´、5´´の間には、比較的伸縮力の弱い部分81
が存在している。尚、他の部分は図1の(b)の場合と
同様である。
【0045】また、図1の例の説明の部分で説明したと
同様に、目的に応じて6と5´の部分を比較的伸縮力の
弱い伸縮性素材のみとするか、または、5´´と4の部
分を比較的伸縮力の弱い伸縮性素材のみとすることによ
って、屈筋群または伸筋群のいずれか一方の筋腹の長手
方向両脇部近傍に沿った部分のみに比較的伸縮力の強い
部分が存在するようにしてもよい。以下の例についても
同様であるのでこの点については説明を省略する。
【0046】図9の例では、図1の(b)の比較的伸縮
力の強い部分4と5が伸筋群の筋腹の比較的太い部分を
過ぎた手首側に於いて接ぎ部91で一体に接合されてお
り、同様に比較的伸縮力の強い部分5と6が屈筋群の筋
腹の比較的太い部分を過ぎた手首側に於いて接ぎ部92
で一体に接合されている態様の例である。手首に近い方
は比較的腱が多くなり、また、人体も固めになっている
ので、このような筋腹を外れた部分はやや強めの伸縮力
を作用させても筋肉に喰い込んだりすることがなく、従
って着用感は低下せず、血行障害も起こりにくく、前述
の疲労原因物質の除去をより早めることができる。尚、
接ぎ部91および/または接ぎ部92は接ぎ部とせずに
一体の連続した素材で構成してもよい。
【0047】図10は図9の態様で比較的伸縮力の強い
部分5が5a、5bの2つに分けられており、5aが図
9の場合に比べると若干屈筋群の方に入り込んでいる。
また、5bも図9の場合に比べると若干伸筋群の方に入
り込んでいる。そしてこれらの比較的伸縮力の強い部分
5が5a、5bの間には、比較的伸縮力の弱い部分81
が存在している。尚、他の部分は図9の場合と同様であ
る。従って、接ぎ部91および/または接ぎ部92は接
ぎ部とせずに一体の連続した素材で構成してもよいこと
は図9の場合と同様である。
【0048】各構成部分の素材をそれぞれ同じ素材で構
成した場合には、手首方向に近い部分の締め付け力は図
8、図1、図10、図9の順で次第に締め付け力が強い
ものとなる。
【0049】尚、同一の態様に於いても伸縮力のより大
きい素材を用いたり、より小さい素材を用いることによ
って、好みのグレードの伸縮力を有するものが得られ、
また、仮に同一の組織の素材、例えばパワーネット編物
を用いたとしても、そこに使用されている繊維、特にポ
リウレタン繊維などで代表される弾性繊維の含有率や太
さなどを変えることによってもこのような伸縮力を適宜
のグレードにコントロールすることができる。
【0050】比較的伸縮力の弱い伸縮性素材としては、
例えば、ツーウェイトリコット編物が特に好ましいが、
何らこれらのみに限定されるものではなく、本発明の目
的を阻害しない範囲で他の素材を用いても良いことは当
然である。同様に比較的伸縮力の強い伸縮性素材として
は、例えば、パワーネット編物が特に好ましいが、何ら
これに限定されるものではなく、本発明の目的を阻害し
ない範囲で他の素材を用いても良いことは当然である。
【0051】これらの素材は、使用目的や、使用者の好
み、使用者の腕の形や太さなどによって異なり、特に限
定するものではないが、比較的伸縮力の弱い部分に用い
られる伸縮性素材としては、幅方向の伸縮力が30〜8
0gfの範囲の素材が好ましく用いられ、また、比較的
伸縮力の強い部分に用いられる伸縮性素材としては、幅
方向の伸縮力が100〜300gfの範囲の素材が好ま
しく用いられる。
【0052】これらの素材は、長さ方向と幅方向の伸縮
力が同じでも異なっても構わないが、好ましくは両方向
に伸縮性を有する素材を用いることが好ましく、また、
前記数値範囲で示した伸縮力は本発明の保護衣料に使用
されている各部位の材料の主として幅方向の伸縮力であ
る。すなわち、本発明の保護衣料の長さ方向に対しほぼ
直角方向の素材の伸縮力を示したものである。より詳細
には、図1の(b)や、図8〜図10を見ても明らかな
如く、各素材は保護衣料の長さ方向に平行に伸びている
ものではないので、長さ方向に対してほぼ直角方向の伸
縮力を測定する場合には、用いられている素材が編物や
織物の場合には、保護衣料の幅方向の生地の目に沿った
方向で測定するのがよい。生地の目が長さ方向に対して
ほぼ45度のバイアス(斜め)方向を向いているような
場合には、生地の目に沿って測定しようとすると、保護
衣料長手方向に対し、+45度と−45度の2つの方向
が存在することになり、どちらが幅方向でどちらが長さ
方向か不明になるので、このような物や方向性が不明な
ものについては、保護衣料長手方向に対し、ほぼ90度
の方向で測定する。また、測定する部位の素材が2枚以
上の重ね合わされた素材(例えば前述したような比較的
伸縮力の強い部分が、ツーウェイトリコット編物の裏側
にパワーネット編物が裏打されているような場合など)
は、重ね合わせたままで測定する。
【0053】本発明において、このように幅方向の伸縮
力について言及しているのは、この方向の伸縮力がそれ
と直角方向の伸縮力に比べてより重要性が大きいからで
ある。もちろん前述したように長手方向にも適宜の伸縮
性があることが着用性等の点からも好ましいが、その伸
縮力は本発明の目的を阻害しなければ適宜でよい。
【0054】伸縮力の具体的な測定方法としては、イン
ストロン型万能引張試験機(島津製作所製“オートグラ
フ”AG−500D)を用い、引張り速度300±20
mm/minにて試料長(つかみ間隔)の80%までの
伸長回復を3回繰り返し、3回目の伸長回復の際の30
%伸長時および回復時の値を読み取りこの2つの値の平
均値を求めて、伸縮力とした。試料の大きさは幅を2.
5cmとし長さを10cmとした。尚、かかる伸縮力
は、同じサンプルであっても測定部位によって多少異な
ったり、同じ素材を使用しても、染色した場合の染色の
色などによっても多少異なってくる。
【0055】また、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材や比
較的伸縮力の強い伸縮性素材の厚みとしては、0.3〜
0.8mm程度の通常の織物や編物程度のものが、薄手
で、軽量でフィット性もよく、通気性が良いこと、運動
性を阻害しないこと、着用した場合にアウターウェアー
に見苦しい凹凸が反映してシルエットを損なうことがな
いことなどの点で好ましい。
【0056】これらの比較的伸縮力の弱い伸縮性素材や
比較的伸縮力の強い伸縮性素材として編物や織物を用い
る場合には、各種の化学繊維や天然繊維などが適宜用い
られるが、特にポリウレタン繊維などの弾性繊維と併用
した形で用いることが伸縮性をより良好に発揮できるな
どの観点からは好ましい。
【0057】また、本発明の上肢保護用衣料において
は、例えば手首部分などの関節部分にエラストマー樹脂
やアモルファス樹脂など比較的弾力性のあるプラスチッ
ク板状片などや、それよりよりハードな固い樹脂や金属
性素材など、目的に応じて関節部分の過伸展や捻挫など
を防止するための板状片やボーンなどを取り付けること
によって、過伸展や捻挫などを防止する機能を持たせる
こともできる。
【0058】
【発明の効果】本発明は、上肢筋肉の筋肉疲労を軽減、
予防し、その結果、筋肉疲労の蓄積に伴う外傷および障
害の発生を未然に防ぐことができ、装着が容易で素人に
も簡単に適正な装着ができ、血行障害が生じることな
く、筋肉の伸縮などを妨げず、腕のスムースな動きを可
能にし、上肢筋肉の筋肉疲労を軽減、予防することがで
きる上肢保護用衣料を提供できる。
【0059】また、本発明の上肢保護用衣料において、
ほぼ筒状の上肢保護用衣料全体が比較的伸縮力の弱い伸
縮性素材で構成され、かつ、上肢前腕のほぼ長手方向に
延びている屈筋群および/または伸筋群の筋腹の長手方
向両脇部近傍に沿った部分に比較的伸縮力の強い伸縮性
素材が重合されてなる本発明の好ましい態様とすること
により、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材と比較的伸縮力
の強い伸縮性素材とを交互に接ぎ合わせる複雑な設計や
製造工程をとる必要がなく、単に比較的伸縮力の弱い伸
縮性素材で構成され衣料の所定箇所に比較的伸縮力の強
い伸縮性素材を重合するだけで済むので、製造が容易に
なる。
【0060】また、本発明の上肢保護用衣料において、
伸縮性素材が伸縮性を有する編物または織物である本発
明の好ましい態様とすることにより、薄手で軽量でフィ
ット性や通気性に優れ、かつ、肌触りの良好な上肢保護
用衣料を提供できる。また、本発明の上肢保護用衣料に
おいて、比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、その幅方向
の伸縮力が30〜80gfの伸縮性素材であり、比較的
伸縮力の強い伸縮性素材が、その幅方向の伸縮力が10
0〜300gfの伸縮性素材である本発明の好ましい態
様とすることにより、腕の運動能力を妨げず、運動能力
と疲労軽減、予防機能とがバランスがとれ、また血行障
害のないより好適な上肢保護用衣料を提供できる。しか
も、柔らかなフィット性があり、より良好な肌触り、良
好な通気性、良好な着用容易性、良好なサイズ適応性を
有する上肢保護用衣料を提供できる。
【0061】また、本発明の上肢保護用衣料において、
比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、ツーウェイトリコッ
ト編物である本発明の好ましい態様とすることにより、
生地が比較的薄い編物なので、軽量で柔らかなフィット
性があり、より肌触りが良好で通気性も良好な、かつ着
用時に容易に伸ばして広げることができるのでスムース
に手を入れて着用することができ、腕の太さの個人差に
も比較的容易に対応できる上肢保護用衣料を提供でき
る。
【0062】また、本発明の上肢保護用衣料において、
比較的伸縮力の強い伸縮性素材が、パワーネット編物で
ある本発明の好ましい態様とすることにより、従来のサ
ポーターのパイル状の生地やネオプレンなどに比べて、
薄く軽量でフィット性も良く、従って腕の動きがあまり
妨げられず、着用時のシルエットを良好に保つことがで
き、通気性が良くムレが生じず、しかも、所定の部分に
必要な比較的強い伸縮力を発揮することができる上肢保
護用衣料を提供できる。
【0063】また、本発明の上肢保護用衣料において、
上肢保護用衣料の手首方向の先端部に指を挿入するため
のストラップが更に設けられてなる本発明の好ましい態
様とすることにより、着用時にストラップに所定の指を
挿入して着用するという簡単な操作で、適正な位置、適
正な向きに容易に装着することができかつ、ストラップ
部分で指の股にストラップ布が係止されることにより、
運動中にずれ上がりなど生じない上肢保護用衣料を提供
できると共に、腕をひねった場合、筋肉の位置などが腕
のひねりに応じて変化するが、本発明の保護衣料に於い
ては、ストラップが設けられていることと、伸縮性素材
からなるほぼ筒状であって腕にフィットされているの
で、腕のひねりに応じて本保護衣料も追従して、ほぼ当
初の目的の筋肉部位に目的の伸縮性素材が位置するよう
に追従できる上肢保護用衣料を提供できる。
【0064】また、本発明の上肢保護用衣料において、
手首近傍に過伸展防止用の保護片が更に設けられてなる
本発明の好ましい態様とすることにより、更に、手首の
過伸展や捻挫などを防止し得る作用を有する上肢保護用
衣料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の上肢保護用衣料のパーツの
展開図である。
【図2】本発明の一実施例の上肢保護用衣料の、親指を
挿入するためのストラップ孔が図の上方にくるように置
いた場合の側面側から見た図である。
【図3】図2に示した本発明の一実施例の上肢保護用衣
料の図2と反対面の図である。
【図4】図2に示した本発明の一実施例の上肢保護用衣
料の親指を挿入するためのストラップ孔を図の紙面に対
してほぼ垂直に上側に向けた時の上から見た図である。
【図5】図5に示した本発明の一実施例の上肢保護用衣
料の図5と反対面の図である。
【図6】図2〜図5に示した上肢保護用衣料の着用状態
を示すほぼ手の甲側から見た図である。
【図7】図2〜図5に示した上肢保護用衣料の着用状態
を示すほぼ掌側から見た図である。
【図8】本発明の別の一実施例の上肢保護用衣料の本体
部分の展開図である。
【図9】本発明の更に別の一実施例の上肢保護用衣料の
本体部分の展開図である。
【図10】本発明の更に別の一実施例の上肢保護用衣料
の本体部分の展開図である。
【図11】右腕の掌の内側を上に向けた状態で見た場合
の主要な筋肉の位置を示す模式図である。
【図12】右腕の手の甲を上側にして見た場合の主要な
筋肉の位置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 上肢保護用衣料の本体部分 2 ストラップ 3 端部部片 4、5、6 比較的伸縮力の強い部分 5´、5´´、5a、5b 比較的伸縮力の強い部分 7、10 比較的伸縮力の弱い伸縮性素材から構成され
ている本体部分1の一部 8 比較的伸縮力の弱い伸縮性素材のみの部分 9 比較的伸縮力の弱い伸縮性素材のみの部分 21 親指を挿入するためのストラップ孔 22 親指以外の指をまとめて挿入するためのストラッ
プ孔 25 係止部 81 比較的伸縮力の弱い部分 91、92 接ぎ部 111 尺側手根屈筋 112 長掌筋 113 橈側手根屈筋 114 腕橈骨筋 115 長橈側手根伸筋 116 短橈側手根伸筋

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上肢部に充当される伸縮性素材よりなる
    ほぼ筒状の形状を有する上肢保護用衣料であって、上肢
    前腕のほぼ長手方向に延びている屈筋群と伸筋群のそれ
    ぞれの筋群の筋腹部分をカバーする部位が比較的伸縮力
    の弱い伸縮性素材で構成され、また、前記屈筋群および
    /または伸筋群の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部
    分が比較的伸縮力の強い伸縮性素材で構成されているこ
    とを特徴とする上肢保護用衣料。
  2. 【請求項2】 ほぼ筒状の上肢保護用衣料全体が比較的
    伸縮力の弱い伸縮性素材で構成され、かつ、上肢前腕の
    ほぼ長手方向に延びている屈筋群および/または伸筋群
    の筋腹の長手方向両脇部近傍に沿った部分に比較的伸縮
    力の強い伸縮性素材が重合されてなる請求項1に記載の
    上肢保護用衣料。
  3. 【請求項3】 伸縮性素材が伸縮性を有する編物または
    織物である請求項1または2のいずれかに記載の上肢保
    護用衣料。
  4. 【請求項4】 比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、その
    幅方向の伸縮力が30〜80gfの伸縮性素材であり、
    比較的伸縮力の強い伸縮性素材が、その幅方向の伸縮力
    が100〜300gfの伸縮性素材である請求項1また
    は2のいずれかに記載の上肢保護用衣料。
  5. 【請求項5】 比較的伸縮力の弱い伸縮性素材が、ツー
    ウェイトリコット編物である請求項1〜4のいずれかに
    記載の上肢保護用衣料。
  6. 【請求項6】 比較的伸縮力の強い伸縮性素材が、パワ
    ーネット編物である請求項1〜4のいずれかに記載の上
    肢保護用衣料。
  7. 【請求項7】 上肢保護用衣料の手首方向の先端部に指
    を挿入するためのストラップが更に設けられてなる請求
    項1〜6のいずれかに記載の上肢保護用衣料。
  8. 【請求項8】 手首近傍に過伸展防止用の保護片が更に
    設けられてなる請求項1〜7のいずれかに記載の上肢保
    護用衣料。
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