JP2844300B2 - スプールの搬送移載方法及びその装置 - Google Patents
スプールの搬送移載方法及びその装置Info
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Description
方法及びその装置に係わり、更に詳しくは複数個のスプ
ールを収容したスプール箱の投入工程からクリールスタ
ンドのクリール軸にスプールを掛け渡す工程までを、人
手を介することなく自動的に行い、作業時間の短縮,作
業能率を向上させたスプールの搬送移載方法及びその装
置に関するものである。
スチールコードを巻付けた複数個のスプールを収容した
スプール箱を、投入工程からクリールスタンドまで搬送
する場合、フォークリフトにより搬送してきたスプール
箱を搬送コンベヤ上に投入し、搬送コンベヤ上にあるス
プール箱の位置を作業員が修正した後、所定位置まで搬
送するようにしている。
ル箱をパレット搬送台車上に積載してクリールスタンド
の近傍まで移送し、ここでエアリフター等によりスプー
ル箱から一個づつスプールを取出してクリールスタンド
のクリール軸に順次掛け渡していた。
長さのスチールコードを巻付けたスプール1個の重量
は、例えば、10Kg〜40Kg程度の重さがあり、またこのよ
うなスプールを1箱に収容する個数としては、一般に72
個〜36個であって、スプールを収容したスプール箱はか
なりの重量がある。
たパレット搬送台車で作業員が移動させるには、多大な
労力と時間を要し、またスプール箱の中からスプールを
取出してクリールスタンドのクリール軸に順次掛け渡す
には、多くの手間と時間を要し、作業能率が極めて悪い
と言う問題があった。この発明は、かかる従来の課題に
着目して案出されたもので、搬送コンベヤ上に投入され
たスプール箱を、人手を介することなく自動的に位置修
正を行い、そしてこのスプール箱を次工程に搬送して移
載装置によりローディング台車上に自動的に移載させ、
ローディング台車をクリールスタンド近傍まで搬送し、
ここでローディング台車上に載置されているスプールを
順次クリールスタンドのクリール軸に順次掛け渡し、ス
プールの投入,搬送,移載,掛け渡し作業の作業能率の
効率化を図ることが出来、この結果、作業時間の短縮,
作業能率を向上させることが出来るスプールの搬送移載
方法及びその装置を提供することを目的とするものであ
る。
成するため、複数個のスプール(W)を収容したスプー
ル箱(Wx)を斜め修正及び幅位置決めを行いながら搬
送し、スプール箱(Wx)からスプール(W)を取出し
てクリールスタンド(300)の近傍まで搬送し、クリ
ールスタンド(300)のクリール軸(310)に、そ
れぞれのスプール(W)を掛け渡したり、取外しを手動
により行うスプール(W)の搬送移載装置であって、前
記スプール箱(Wx)の投入位置からスプール移載工程
(100)との間に設置されるコンベヤ(10)を、ス
プール箱(Wx)を投入する搬送コンベヤ(10)と、
この搬送コンベヤ(10)上に供給されたスプール箱
(Wx)の姿勢を修正するすると共に、この修正の終了
したスプール箱(Wx)の幅位置決めを行う斜め修正コ
ンベヤ(21)及び幅決め用のコンベヤ(31)と、幅
決めコンベヤ(31)で位置決めの完了したスプール箱
(Wx)をスプール移載装置まで搬送する移送コンベヤ
をそれぞれ接続可能に配設して構成し、前記移送コンベ
ヤに近接して、移送コンベヤから移送されたスプール箱
(Wx)から複数のスプール(W)を取り出してスプー
ル(W)の間隔を同一ピッチに調整するためのピッチ調
整手段(116)を備えたチャッキング機構と、中敷板
(Wz)を取り出すチャッキングロッド(113)とで
スプール(W)をスプール旋回受渡し装置に移載すると
共に中敷板(Wz)を所定位置に収容するスプール移載
装置を設置し、このスプール移載工程(100)の側部
に、スプール(W)を略90度旋回させた状態でローデ
ィング台車(250)に受渡すスプール旋回受渡し装置
を設置し、このスプール旋回受渡し装置の側部に、スプ
ール(W)を保持するローディング台車(250)を移
動可能に設けると共に、このローディング台車(25
0)を載置するトラバース台車(280)を走行可能に
設け、かつクリールスタンド(300)の近傍まで搬送
するトラバース台車(280)を走行可能に設け、前記
トラバース台車(280)上に載置されたローディング
台車(250)をクリールスタンド(300)の近傍ま
で搬送する複数列の台車搬送用のガイドレール(35
1)を敷設したことを要旨とするものである。
ンベヤ(10)上に投入された複数個のスプール(W)
を収容したスプール箱(Wx)を、搬送コンベヤ(1
0)の搬送方向と平行になるようにスプール箱(Wx)
の位置修正を行う位置修正工程(20)と、この位置修
正を行ったスプール箱(Wx)の幅決めを行う幅位置決
め工程(30)と、この位置決めを行ったスプール箱
(Wx)を移載位置まで搬送する搬送工程(50)と、
移載位置で待機するスプール箱(Wx)からスプール
(W)と中敷板(Wz)とを分離して取り出し、スプー
ル(W)はチャッキング機構に設けたピッチ調整手段
(116)によりスプール(W)の間隔が同一ピッチと
なるように調整した後スプール旋回装置(210)に移
載すると共に、中敷板(Wz)は中敷板置き場(Z)に
載置するスプール移載工程(100)と、スプール旋回
受渡し装置でスプールを略90度旋回させた状態でロー
ディング台車(250)に受渡すスプール受渡し工程
(200)と、ローディング台車(250)をクリール
スタンド(300)の近傍まで搬送して、ローディング
台車(250)から夫々のスプール(W)を複数のポジ
ションに位置するーつのクリールスタンド(300)の
クリール軸(310)に掛け渡す台車搬送工程(35
0)と、クリールスタンド(300)で空になったスプ
ール(W)を回収する空クリール回収工程(400)と
から成り、スプールの投入,搬送,移載,掛け渡し作業
の作業能率の効率化を図ることにより、作業時間の短
縮,作業能率を向上させることが出来、また空のスプー
ルを回収して次回のスプールの供給に使用することが出
来るようにしたものである。
実施例を説明する。図1は、この発明を実施したスプー
ルの搬送移載装置の工程を示す概略平面図、図2は図1
の側面図を示し、前記搬送移載装置の搬送工程として
は、投入位置Xから搬送コンベヤ10上に投入された一
定の長さのスチールコードを巻付けた複数個(この実施
例では、1段で、縦3個,横4個,計12個)のスプー
ルWを収容したスプール箱Wxを、搬送コンベヤ10の
搬送方向と平行になるように位置修正を行う位置修正工
程20と、この位置修正を行ったスプール箱Wxの幅決
めを行う幅位置決め工程30と、この位置決めを行った
スプール箱Wxを移載位置Yまで搬送するスプール箱W
xの搬送工程50と、この移載位置Yで待機するスプー
ル箱WxからスプールWと中敷板Wzとを分離して取り
出すと共に、スプールWをスプール旋回装置210に移
載するスプール移載工程100と、スプールWを90度
旋回させた状態でローディング台車250に受渡すスプ
ール受渡し工程200と、ローディング台車250が移
載されたトラバース台車280をクリールスタンド30
0の近傍まで搬送して、ローディング台車250から夫
々のスプールWをクリールスタンド300のクリール軸
310に掛け渡す台車搬送工程350及び空クリールの
回収工程400とから構成されている。
及び幅位置決め工程30の構成は、図3及び図4に示す
ように、略直線的に接続されている。前記投入位置Xか
らフォークリフト等により複数のスプールWが中敷板W
zを介して多段積みされた(この実施例では6段)スプ
ール箱Wxが投入される搬送コンベヤ10は、図3及び
図5,図6に示すように、機台11上のコンベヤフレー
ム12上の幅方向中央部に、フリーローラコンベヤ13
が水平に設置され、その両側には、チェーンコンベヤ1
4が平行に配設されている。
ン14aは、コンベヤフレーム12上の前後に設置され
た駆動スプロケット15と従動スプロケット16に掛け
回され、その上面HーHは、前記フリーローラコンベヤ
13の上面と略同一面となるように配設されている。前
記駆動スプロケット15は、コンベヤフレーム12の側
面に設置された駆動モータ17を介して駆動され、搬送
コンベヤ10の先端側(図5の左側,スプール箱Wxの
搬送側)の両側には、スプール箱Wxをガイドするガイ
ドフレーム18が対称位置に配設されている。
て多段積みされたスプール箱Wxは、ベース台Lを介し
て前記フリーローラコンベヤ13及びチェーンコンベヤ
14上に載置されるものである。次に、スプール箱Wx
を搬送コンベヤ10の搬送方向と平行になるように位置
修正を行う位置修正工程20を構成する斜め修正コンベ
ヤ21は、図3及び図7〜図10に示すように、前記搬
送コンベヤ10と同様に、機台22上のコンベヤフレー
ム23上の幅方向中央部に、前記フリーローラコンベヤ
13と同一幅のフリーローラコンベヤ24が水平に設置
され、その両側には、前記チェーンコンベヤ14と同一
幅のチェーンコンベヤ25が平行に配設されている。
ェーン25aは、コンベヤフレーム23上の前後に設置
された駆動スプロケット26aと従動スプロケット26
bに掛け回され、その上面は、前記フリーローラコンベ
ヤ24の上面と略同一面となるように配設されている。
前記駆動スプロケット26aは、コンベヤフレーム23
の側面に設置された駆動モータ27を介して駆動される
ものである。
コンベヤ25との間には、エアーシリンダ等の昇降シリ
ンダ28を介してフリーローラコンベヤ24とチェーン
コンベヤ25との搬送面に対して昇降する回転自在な中
空円盤状のターンテーブル28aが設置され、このター
ンテーブル28aの下面は、複数のガイドローラ28a
により回転自在に支持され、またまたコンベヤフレーム
23の幅方向の対称位置には、スプール箱Wxが搬送コ
ンベヤ10の搬送方向と平行になるように斜め修正を行
う斜め修正シリンダ29a,29bが設置されている。
複数のスプールWを中敷板Wzを介して多段積みされた
スプール箱Wxが、ベース台Lを介して搬送方向に対し
て斜めの状態で投入され、更にその状態で斜め修正コン
ベヤ21上に供給された場合、斜め修正コンベヤ21で
は、まず昇降シリンダ28が伸長作動してスプール箱W
xをターンテーブル28aによってフリーローラコンベ
ヤ24とチェーンコンベヤ25との搬送面から上方に持
ち上げ、この状態で幅方向から斜め修正シリンダ29
a,29bが伸長作動して、スプール箱Wxの相対向す
る側面を押圧することで斜め修正コンベヤ21の幅方向
中心にセンターリングされるものである。
の斜め修正シリンダ29a,29bが後退し、更に昇降
シリンダ28が収縮作動して、センターリングされたス
プール箱Wxをターンテーブル28aを介して下降させ
てフリーローラコンベヤ24とチェーンコンベヤ25と
の搬送面に載置させる。次に、斜め修正等の位置修正を
行ったスプール箱Wxの幅決めを行う幅位置決め工程3
0を構成する幅決めコンベヤ31は、図3及び図11,
図12に示すように、ベースプレート32上に、スプー
ル箱Wxの搬送方向と直交する向きに移動可能な台車3
3が設置され、この台車33上に設置されたコンベヤフ
レーム34上の幅方向中央部には、前記フリーローラコ
ンベヤ13,24と同一幅のフリーローラコンベヤ35
が水平に設置され、その両側には、前記チェーンコンベ
ヤ14,25と同一幅のチェーンコンベヤ36が平行に
配設されている。
ェーン36aは、コンベヤフレーム34上の前後に設置
された駆動スプロケット37aと従動スプロケット37
bに掛け回され、その上面は、前記フリーローラコンベ
ヤ24の上面と略同一に配設されている。前記駆動スプ
ロケット37aは、コンベヤフレーム34の側面に設置
された駆動モータ38を介して駆動されるものである。
コンベヤ31とを一つにして、夫々の機能を持たせるこ
とも可能である。前記台車33の一側部のベースプレー
ト32上には、シリンダフレーム39が設置され、この
シリンダフレーム39の上部には、前記フリーローラコ
ンベヤ35及びチェーンコンベヤ36上に多段積み上げ
されたスプール箱Wxを、ベースプレート32の他側部
に立設された位置決め用のローラ40に当接させて位置
決めを行う位置決めシリンダ41が水平に設置されてい
る。
前記台車33を一定位置でロックするロックシリンダ4
2が水平に設置され、このロックシリンダ42のロッド
43は台車33の側部に連結されている。従って、移載
されたスプール箱Wxの幅決めを行う場合には、スプー
ル箱Wxが積載された台車33を位置決めシリンダ41
を介して位置決め用のローラ40に当接するまでスプー
ル箱Wxの搬送方向と直交する方向に移動させ、この
時、台車33の移動と共にロックシリンダ42のロッド
43も伸長作動する。
40に当接した時点でスプール箱Wxの位置決めが終了
し、位置決めシリンダ41が元の位置に収縮作動する前
には、ロックシリンダ42はロック状態になるため、台
車33は位置決めされた位置に停止保持された状態とな
り、スプール箱Wxの幅決め作動が終了する。前記幅位
置決め工程30の幅決めコンベヤ31には、この位置決
めを行ったスプール箱Wxを移載位置Yまで搬送するス
プール箱Wxの搬送工程50が直列に接続されている。
3及び図13〜図15に示すように、移送コンベヤを構
成する第1移載コンベヤ51と、中間接続コンベヤ71
と、第2移載コンベヤ91とで構成されており、以下の
説明で、第1移載コンベヤ51と第2移載コンベヤ91
とは、同一構成要素であるので、第1移載コンベヤ51
の構成,作用を説明して第2移載コンベヤ91の説明は
省略する。
する第1移載コンベヤ51は、図3及び図13,図14
に示すように、ベース基盤52上にリンクアーム53と
シリンダ54とから成る公知の昇降装置55を介して昇
降可能なベースプレート56が設置され、このベースプ
レート56上に前後方向に摺動するプレート57と、左
右方向に摺動するプレート58とがガイドレール59及
び60を介してそれぞれ載置され、プレート58上に
は、コンベヤフレーム61が設置されている。
のローラ62を並列に配設した駆動ローラコンベヤ63
が設置され、この駆動ローラコンベヤ63の各ローラ6
2は、ローラ軸64に設けたスプロケット65にチェー
ン66を介して連結され、端末部に設けたローラ62の
ローラ軸64には、コンベヤフレーム61に設置された
駆動モータ67と駆動伝達機構68(チェーン,スプロ
ケット等)を介して連結されている。
り、駆動伝達機構68を介して各ローラ62が回転駆動
し、ローラ62上に多段積みされたスプール箱Wxを一
定の方向へ移送するものである。前記ベースプレート5
6の側部には、コンベヤフレーム61をガイドレール6
0及びプレート58を介して、図13及び図14の左右
方向へ摺動させる摺動シリンダ69aと、コンベヤフレ
ーム61をガイドレール59及びプレート57を介し
て、図13及び図14の前後方向へ摺動させる摺動シリ
ンダ69bとが設置されている。
される中間接続コンベヤ71は、図15に示すように、
この支持台72上に設置されたコンベヤフレーム73上
の幅方向中央部に、フリーローラコンベヤ74が水平に
設置され、その両側には、前記チェーンコンベヤ75が
平行に配設されている。前記チェーンコンベヤ75の左
右一対のチェーン76は、コンベヤフレーム73上の前
後に設置された駆動スプロケット77aと従動スプロケ
ット77bに掛け回され、その上面は、前記フリーロー
ラコンベヤ74の上面と略同一に配設されている。前記
駆動スプロケット77aは、コンベヤフレーム73の側
面に設置された駆動モータ78を介して駆動されるもの
である。
されて来たスプールWを多段積みしたスプール箱Wx
を、中間接続コンベヤ71を介して第2移載コンベヤ9
1上に移載し、第1移載コンベヤ51及び第2移載コン
ベヤ91上に載置されたスプール箱Wxを次工程に供給
するように待機するものである。前記スプール箱Wxの
搬送工程50上には、図1,図3及び図16〜図24に
示すように、スプールWの搬送方向と直交する向きにス
プール移載工程100の架台101が設置され、このス
プール移載工程100では、前記位置決めを行ったスプ
ール箱WxからスプールWと中敷板Wzとを分離して取
り出すと共に、中敷板Wzは、搬送工程50の側部の中
敷板置き場Zに積載され、またスプール箱Wxから取り
出したスプールWは、次工程のスプール受渡し工程20
0に移送される。
ベヤ71,第2移載コンベヤ91を跨ぐように架設され
た架台101上のフレーム102には、複数本のガイド
レール103aと103bとが平行に敷設され、このガ
イドレール103a上には、複数本のシリンダ104及
び車輪105を介して中敷板置き場Z,搬送工程50及
びスプール受渡し工程200を往復移動する走行フレー
ム106,107が移動可能に載置されている。なお、
移動させる手段としては、歯車等の伝動機構を用いるこ
とも可能である。
ルWを保持して次工程に搬送するために移動するもの
で、また他方の走行フレーム107は、第1移載コンベ
ヤ51及び第2移載コンベヤ91上に積載された多段積
みされたスプールWの間に介在された中敷板Wzを移送
するために移動するものである。前記走行フレーム10
6には、図19に示すようにブラケット108を介して
パワーシリンダ109が垂直に立設され、このパワーシ
リンダ109のロッド110の下端部には、複数本のガ
イドロッド111を介して保持プレート112が水平に
取付けられている。
Wx内に配列された複数個(この実施例では12個)の
スプールWの中心穴にそれぞれ挿入され、かつスプール
Wをチャッキングする複数本(この実施例では12本)
のチャッキングロッド113が吊設されている。このチ
ャッキングロッド113は、図23,図24に示すよう
に、中空筒状のロッド114内にシリンダ115を介し
て伸縮するシリンダーロッド116が内装され、前記ロ
ッド114の先端には、前記シリンダーロッド114に
より圧縮された際、径方向に膨出してスプールWの内壁
面Waを圧着させる環状ゴム等の圧着部材114aが取
付けられている。
としては、本願出願人が既に出願した特願昭61−16
6581号(円筒状物品のチャッキング装置)と同様な
構成のものを使用しているが、フック等で引っ掛ける機
械的な手段を用いることも可能である。また、各チャッ
キングロッド113には、図21〜図23に示すよう
に、スプール箱Wxから取出したスプールWの間隔を同
一ピッチに調整するためのピッチ調整手段116がそれ
ぞれ12個取付けられ、このピッチ調整手段116は、
前記保持プレート112上にベースプレート112aを
介してガイドレール117が敷設され、このガイドレー
ル117上にガイドベース118を介して前記チャッキ
ングロッド113のシリンダ115が取付けられ、ガイ
ドベース118及びチャッキングロッド113は、ピッ
チ調整シリンダ119を介して移動出来るように構成さ
れている。
された各チャッキングロッド113は、スプール箱Wx
内に収容されている複数個のスプールWを同時にチャッ
キングしてパワーシリンダ109によりピンの挿入量を
検出するリミットスイッチ等の検出手段120に当接す
る位置まで持ち上げ、更に所定のピッチ間隔に調整する
ものである。
されたスプールWは、走行フレーム106を介してスプ
ール受渡し工程200側に移送するものである。次に、
スプールWの間に介在された中敷板Wzを移送するため
に移動する走行フレーム107は、図18及び図20に
示すように、昇降シリンダ121が走行フレーム106
の中心に立設され、この昇降シリンダ121のロッド1
22の先端には、ガイドロッド123を介して保持プレ
ート124が水平に取付けられている。
キングロッド113により取外されたスプールWの間に
介在された中敷板Wzを吸着保持する複数本(この実施
例では8本)のバキュームパット125がガイドプレー
ト126を介して配設され、前記チャッキングロッド1
13でスプールWを取り去った後の中敷板Wzを吸着保
持して走行フレーム107により中敷板置き場Zに移送
するものである。
各走行フレーム106,107をガイドレール103a
に沿って移動させる複数本のシリンダ128,129が
各々設けられている。なお、歯車機構等の伝動手段を用
いて移動させることも可能である。以上のように、この
スプール移載工程100では、前記位置決めを行った多
段積みのスプール箱WxからスプールWと中敷板Wzと
をそれぞれ分離して取り出すと共に、中敷板Wzは、走
行フレーム107に取付けられたバキュームパッド12
5を介して搬送工程50の側部の中敷板置き場Zまで移
送して積載させ、またスプール箱Wxから取り出したス
プールWは、走行フレーム106に取付けたチャッキン
グロッド113を介して次工程のスプール受渡し工程2
00に移送するものである。
送されて来たスプールWを保持し、スプールWを90度
旋回させた状態でローディング台車250に受渡すスプ
ール受渡し工程200は、図25〜図27に示すよう
に、前記チャッキングロッド113により水平に保持さ
れて移送されて来たスプールWを水平状態で受けるスプ
ール旋回装置210を備えている。
レート211上に設置された支持フレーム212上に、
旋回中心となる軸受部材213及びシャフト214を介
して旋回保持プレート215の背面中心部が旋回可能に
支持され、前記シャフト214の一端には、プーリ21
6,ベルト217及び駆動プーリ218を介して旋回駆
動モータ219に連結されている。
状態から約90度時計方向に旋回して垂直状態になるも
ので、旋回保持プレート215の表面には、前記チャッ
キングロッド113で一定のピッチに調整した複数個の
スプールWを保持位置決めする二本一対の位置決めピン
220が複数本(この実施例では24個のスプールWを
保持するための位置決めピン220が計48本)植設さ
れている。
は、前記位置決めピン220により保持されたスプール
Wを、ローディング台車250の挿入ピン251に押し
出す押出しシリンダ221が立設されている。従って、
前記スプール移載工程100のチャッキングロッド11
3により水平状態で移送されて来た複数個のスプールW
が、水平位置で待機する旋回保持プレート215の表面
に移載されると、図示しない検出手段がこれを検出し
て、旋回駆動モータ219を回転駆動させ、位置決めピ
ン220により保持されたスプールWを、水平状態から
時計方向に90度旋回して停止する。この状態でローデ
ィング台車250が移載位置まで進入して来て、スプー
ルWの移載作業が行われるものである。
旋回装置210の側部に進入して来るローディング台車
250は、前記スプール旋回装置210の側部のベース
252に敷設されたガイドレール253上に車輪254
a,254bを介して移動可能に載置され、一方の車輪
254aは、図28〜図31に示すように駆動モータ2
55及びプーリ及びベルト等の伝達機構256及びクラ
ッチ機構257を介して駆動力を伝達したり、非駆動状
態となるように構成され、また他方の車輪254bに
は、所定位置で停止した後にローディング台車250を
固定するためのディスクブレーキ258が取付けられて
いる。
59上には、前記スプール旋回装置210からスプール
Wが移載される支持フレーム260が垂直に立設され、
この支持フレーム260の表面には、前記挿入ピン25
1が所定の間隔を隔てて複数本(この実施例では24
本)揺動可能に取付けられている。なお、挿入ピン25
1の代わりに2本のバーにより下方からスプールWを支
えるようにしても良く、この場合には挿入ピン251の
ように位置決めや、挿入に際する問題を解消出来るもの
である。
軸受部材261に回転自在に支持されたシャフト262
を介して固定され、このシャフト262はアーム263
を介して前記支持フレーム260の背部に取付けられた
角度調整シリンダ264に連結され、また、挿入ピン2
51の一部は、ガイドレスシリンダ265に連結されて
いる。
は、図28,図29及び図32に示すように、前記挿入
ピン251に挿入された複数のスプールWのフランジ部
を支持フレーム260に対して固定するスプール固定手
段266が取付けられている。このスプール固定手段2
66は、ローディング台車250の移動時にスプールW
が挿入ピン251から脱落しないように固定するもの
で、支持フレーム260の背面側に垂直下向きに取付け
られたピンシリンダ267のロッド268の先端に、ピ
ン269を支点として旋回する固定爪270の基端部が
連結されている。
て、前記スプールWのフランジ部と係止するようになっ
ており、前記ピンシリンダ267の伸縮作動によりピン
269を支点として旋回し、スプールWを係止したり、
解除するようになっている。また、支持フレーム260
の背面側中央下部には、図33及び図34に示すように
ローディング台車250の位置決めピン装置271が取
付けられ、この位置決めピン装置271は、支持フレー
ム260の背面側中央下部に垂直下向きに位置決めシリ
ンダ272が取付けられ、この位置決めシリンダ272
のロッド273の先端に、ガイドレール253の側面に
設置された係合部274と係合可能な突起275が取付
けられている。
レール253に沿ってスプール旋回装置210の側部に
所定位置まで進入して来た時に、図示しない検出手段が
検出して前記位置決めシリンダ272を作動させ、ロッ
ド273の先端に設けた突起275をガイドレール25
3の側面に設置された係合部274に係合させることに
より所定位置に位置決めを行うものである。
た状態で搬送するトラバース台車280を、図1及び図
35〜図38を参照しながら説明する。トラバース台車
280は、ローディング台車250が走行するガイドレ
ール253と直交する向きに敷設されたガイドレール2
81a上を走行するもので、ベース台282上には、前
記ローディング台車250が走行するガイドレール25
3と同一幅のガイドレール281bが敷設され、またベ
ース台282の下部には、前記ガイドレール281a上
を走行する左右一対の駆動車輪283と従動車輪284
とがそれぞれシャフト285を介して相対向して設置さ
れている。
に設置された駆動モータ286に伝達機構287を介し
て接続され、この伝達機構287は、駆動モータ286
の駆動軸288と、前記駆動車輪283のシャフト28
5とに設けたプーリ289及びベルト290を介して連
結され、駆動モータ286の駆動によってトラバース台
車280は自走するようになっている。
2上の一側部には、トラバース台車280の走行位置決
めを制御する制御盤291が設置され、この制御盤29
1の上端には、L字状のフレーム292を介して前記ロ
ーディング台車250の電源を供給する横行用トロリー
ダクト293が取付けられている。前記トラバース台車
280のベース台282の下部には、トラバース台車2
80の停止センサー294及びオーバーラン用センサー
295が取付けられ、この各センサー294及び295
は、前記ガイドレール281aの近傍の所定位置に設置
したドグ296a,296bを検出して、トラバース台
車280を停止させたり、オーバランしたことを検出す
るものである。
に敷設されたガイドレール281aの一側部(図1,図
37,図38において右側)には、搬送されて来るロー
ディング台車250から夫々のスプールWをクリールス
タンド300のクリール軸310に掛け渡す台車搬送工
程350が設置され、またトラバース台車280が走行
するように敷設されたガイドレール281aの他側部
(図1,図37及び図38において左側)には、空クリ
ールの回収工程400が設置されている。
ラバース台車280は、前記停止センサー294及びオ
ーバーラン用センサー295がガイドレール281aの
近傍の所定位置に設置したドグ296a,296bを検
出して所定位置停止すると、次に、台車搬送工程350
に敷設された複数列のガイドレール351上に、前記ス
プールWを搭載したローディング台車250を順次移載
させ、クリールスタンド300のスプール移載位置まで
順次搬送させる。スプールWを搭載した複数のローディ
ング台車250は、台車搬送工程350に敷設されたガ
イドレール351上で順次待機し、クリールスタンド3
00に移載位置にスプールWが進むように構成されてい
る。
図40に示すように、ベースプレート312上に、スタ
ンド311が垂直に立設され、このスタンド311の前
後面には、前記ローディング台車250に搭載されてい
る複数個のスプールWを掛け渡す複数本のクリール軸3
10が所定の角度で上向きで取付けられ、このクリール
軸310には、ブラケット313を介してワイヤーガイ
ドローラ314がそれぞれ取付けられている。
図1及び図2に示すようにワイヤーガイド装置316が
設置され、このワイヤーガイド装置316を通過した複
数本のワイヤーQは、ベルト等を成形する図示しないカ
レンダー装置に供給されるものである。次に、各スプー
ルWからワイヤーQを巻き出して空となった空クリール
の回収装置について説明する。
を掛け渡して空になったローディング台車250は、前
記台車搬送工程350に敷設されたガイドレール351
に沿ってトラバース台車280上に移載させ、更にトラ
バース台車280上から図1及び図41,図42に示す
ように、空クリールの回収工程400側に接続する4本
の渡りレール320上を往復移動する空クリール回収台
車321上に移載される。
記搬送工程50で空になったスプール箱Wxがガイドロ
ーラ330を介して移動可能に載置されており、空クリ
ール回収台車321をクリールスタンド300に移動
し、作業車で空クリールを取外してスプール箱Wx内に
収容する。前記空クリール回収台車321の底部には、
図42に示すように前記4本の渡りレール320a,3
20b上に載置されて移動する前後8個の車輪322
a,322b,323a,323bが取付けられ、内側
の車輪323a,323bは、渡りレール320bを通
過する時のみ使用され、外側の車輪は323a,323
bは、渡りレール320aが切れるため、クリールスタ
ンド300側のレール351にかかるまで中空にある。
駆動装置が設置され、この駆動装置は、駆動モータ32
5の駆動軸326に駆動ギャ327が固定され、この駆
動ギャ327が渡りレール320bの底面に固定された
ラック328と噛合している。渡りレール320bは、
トラバース台車280がレール位置にない時に動かさ
れ、トラバース台車280及び人の移動用の橋として使
用される。
敷設されたベース部329上に敷設された渡りレール3
20a上に載置され、凹部330のベース部329の深
さは、渡りレール320上に載置された空クリール回収
台車321上に載置される前記空クリールを収容したス
プール箱Wxの底面と面ーとなるように構成されてい
る。
1及び図43に示すように、前記位置修正工程20,幅
位置決め工程30,スプール箱Wxの搬送工程50と並
列に二列の搬出用チェーンコンベヤ410a,410b
が敷設され、この搬出用チェーンコンベヤ410a,4
10bの前後における渡りレール320の近傍には、搬
出用チェーンコンベヤ410a,410bを接続する出
没可能なフリーローラコンベヤ420a,420bと、
その両側に接続用チェーンコンベヤ430a,430b
が配設されている。
30に敷設されたベース部329上に敷設された渡りレ
ール320上に載置され、凹部330のベース部329
の深さは、渡りレール320上に載置された空クリール
回収台車321上に載置される前記空クリール搬送面と
スプール箱Wxの上部開口面とが略面ーとなるように構
成されている。
1及び図67に示すように、前記位置修正工程20,幅
位置決め工程30,スプール箱Wxの搬送工程50と並
列に二列の搬出用チェーンコンベヤ410a,410b
が敷設され、この搬出用チェーンコンベヤ410a,4
10bの前後における渡りレール320の近傍には、搬
出用チェーンコンベヤ410a,410bを接続する出
没可能なフリーローラコンベヤ420a,420bと、
その両側に接続用チェーンコンベヤ430a,430b
が配設されている。
Wxは、図1及び図43の矢印Xa,Xbに示すよう
に、搬送工程50と接続する駆動ローラコンベヤ410
a→接続用チェーンコンベヤ430a→搬出用駆動ロー
ラコンベヤ410b→駆動チェーンコンベヤ420b→
接続用チェーンコンベヤ430b及び搬出用駆動ローラ
コンベヤ410aにより、空クリール回収台車321か
らの空クリール移載位置Pまで順次移送され、この空ク
リール移載位置Pで待機するスプール箱Wx内に複数の
空クリールが回収されて移載されると、再び搬出用駆動
ローラコンベヤ410a→駆動チェーンコンベヤ420
a→搬出用駆動ローラコンベヤ410bを介してスプー
ル箱Wxの投入位置X側に順次搬出されるものである。
0上に投入された複数個のスプールWを収容したスプー
ル箱Wxを、搬送コンベヤ10の搬送方向と平行になる
ようにスプール箱Wxの位置修正を位置修正工程20で
行い、そして、この位置修正を行ったスプール箱Wxの
幅決めを幅位置決め工程30で行った後、スプール箱W
xを搬送工程50により移載位置Yまで搬送する。
記移載位置Yで待機するスプール箱WxからスプールW
と中敷板Wzとを分離すると共に、スプール旋回装置2
10に移載させ、スプール旋回受渡し装置200でスプ
ールWを90度旋回させた状態でローディング台車25
0に受渡し、ローディング台車250を移載したトラバ
ース台車280を台車搬送工程350でクリールスタン
ド300の近傍まで搬送して、ローディング台車250
から夫々のスプールをクリールスタンド300のクリー
ル軸310に掛け渡すものである。
たクリールは、空クリールの回収工程400を介して回
収し再び使用する。以上のように、この発明ではスプー
ルWの供給と、スプールWをクリールスタンド300に
掛け渡すまでの工程において、それぞれの作業を停止さ
せることなく連続して継続させることで、スプールWの
搬送,移載,掛け渡し作業の作業能率の効率化を図り、
時間の短縮,作業能率を向上させることが出来る。ま
た、空のなったクリールを回収するシステムも対応出来
ることで、次の作業にも結び付けることができ、作業能
率の効率化を図ったものである。
で、以下のような優れた効果を奏するものである。 .搬送コンベヤ上に投入されたスプール箱を、人手を
介することなく自動的に位置修正を行うことが出来 る。.スプールの投入,搬送,移載,掛け渡し作業の作業
能率の効率化を図ることが出来る 。.作業時間の短縮,作業能率を向上させることが出来
る。 .この発明では、クリールのメーカーからの納入形態
がスプール箱単位(パレット単位)であるため、クリー
ルの搬送工程では、クリール1個単位でのハンドリング
や位置修正及び姿勢制御が不要となり、作業効率を向上
させることが出来る。 .クリール移載装置でのクリールをチャックするピッ
チは、容積効率を考慮した最小のピッチからクリール供
給装置としてのクリール軸ピッチに合うように搬送工程
途中で縦横ともに自動的に修正できるので、クリールの
移載作業を効率良く行うことが出来る。
で、次の作業にも結び付けることができ、作業能率の効
率化を図ることが出来る効果がある。
工程を示す概略平面図である。
程の構成を示す平面図である。
である。
ダ及びロックシリンダの拡大正面図である。
平面図である。
図である。
ムの一部拡大正面図である。
置を示す平面図である。
平面図である。
である。
面図である。
面図である。
係を示す正面図である。
る。
面図である。
図である。
図である。
搬送工程の平面図である。
ある。
る。
工程 21 斜め修正コンベヤ 30 幅位置決
め工程 31 幅位置決めコンベヤ 50 搬送工程 100 スプール移載工程 200 スプー
ル受渡し工程 210 スプール旋回装置 250 ローデ
ィング台車 280 トラバース台車 300 クリー
ルスタンド 310 クリール軸 321 クリー
ル回収台車 350 台車搬送工程 400 空クリ
ールの回収工程 W スプール Wx スプール箱 Wz 中敷板 X スプール箱の投入位置 Y 移載位置 Z 中敷板置き場
Claims (2)
- 【請求項1】 搬送コンベヤ(10)上に投入された複
数個のスプール(W)を収容したスプール箱(Wx)
を、搬送コンベヤ(10)の搬送方向と平行になるよう
にスプール箱(Wx)の位置修正を行う位置修正工程
(20)と、この位置修正を行ったスプール箱(Wx)
の幅決めを行う幅位置決め工程(30)と、この位置決
めを行ったスプール箱(Wx)を移載位置まで搬送する
搬送工程(50)と、移載位置で待機するスプール箱
(Wx)からスプール(W)と中敷板(Wz)とを分離
して取り出し、スプール(W)はチャッキング機構に設
けたピッチ調整手段(116)によりスプール(W)の
間隔が同一ピッチとなるように調整した後スプール旋回
装置(210)に移載すると共に、中敷板(Wz)は中
敷板置き場(Z)に載置するスプール移載工程(10
0)と、スプール旋回受渡し装置でスプールを略90度
旋回させた状態でローディング台車(250)に受渡す
スプール受渡し工程(200)と、ローディング台車
(250)をクリールスタンド(300)の近傍まで搬
送して、ローディング台車(250)から夫々のスプー
ル(W)を複数のポジションに位置する一つのクリール
スタンド(300)のクリール軸(310)に掛け渡す
台車搬送工程(350)と、クリールスタンド(30
0)で空になったスプール(W)を回収する空クリール
回収工程(400)とから成るスプールの搬送移載方
法。 - 【請求項2】 複数個のスプール(W)を収容したスプ
ール箱(Wx)を斜め修正及び幅位置決めを行いながら
搬送し、スプール箱(Wx)からスプール(W)を取出
してクリールスタンド(300)の近傍まで搬送し、ク
リールスタンド(300)のクリール軸(310)に、
それぞれのスプール(W)を掛け渡したり、取外しを手
動により行うスプール(W)の搬送移載装置であって、 前記スプール箱(Wx)の投入位置からスプール移載工
程(100)との間に設置されるコンベヤ(10)を、
スプール箱(Wx)を投入する搬送コンベヤ(10)
と、この搬送コンベヤ(10)上に供給されたスプール
箱(Wx)の姿勢を修正するすると共に、この修正の終
了したスプール箱(Wx)の幅位置決めを行う斜め修正
コンベヤ(21)及び幅決め用のコンベヤ(31)と、
幅決めコンベヤ(31)で位置決めの完了したスプール
箱(Wx)をスプール移載装置まで搬送する移送コンベ
ヤをそれぞれ接続可能に配設して構成し、前記移送コン
ベヤに近接して、移送コンベヤから移送されたスプール
箱(Wx)から複数のスプール(W)を取り出してスプ
ール(W)の間隔を同一ピッチに調整するためのピッチ
調整手段(116)を備えたチャッキング機構と、中敷
板(Wz)を取り出すチャッキングロッド(113)と
でスプール(W)をスプール旋回受渡し装置に移載する
と共に中敷板(Wz)を所定位置に収容するスプール移
載装置を設置し、このスプール移載工程(100)の側
部に、スプール(W)を略90度旋回させた状態でロー
ディング台車(250)に受渡すスプール旋回受渡し装
置を設置し、このスプール旋回受渡し装置の側部に、ス
プール(W)を保持するローディング台車(250)を
移動可能に設けると共に、このローディング台車(25
0)を載置するトラバース台車(280)を走行可能に
設け、かつクリールスタンド(300)の近傍まで搬送
するトラバース台車(280)を走行可能に設け、前記
トラバース台車(280)上に載置されたローディング
台車(250)をクリールスタンド(300)の近傍ま
で搬送する複数列の台車搬送用のガイドレール(35
1)を敷設したことを特徴とするスプールの搬送移載装
置。
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