JP2839016B2 - データ転送制御リモートコントローラ付ｐｈｓ端末 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送制御リ
モートコントローラ付ＰＨＳ端末に関し、特にＰＨＳ本
機から通話制御を行う制御部を独立させ、ＰＨＳ本機の
リモートコントローラとして使用可能なＰＨＳ方式に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の携帯電話およびＰＨＳでは送受信
機が本機と一体構造になっており、送受信機を含む本機
は電話機能だけを備えたものとなっている。

【０００３】また、選択呼出受信機とバッテリーパック
を携帯電話本体と分離させ、選択呼出受信機を本機に装
着させ、選択呼出受信機からの送信も可能とした方法を
採用したものもあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】これら従来の携帯電話
における課題として、送受話器が本機と一体構造になっ
ている一般の携帯電話、および選択呼出受信機を携帯電
話機から分離させた方式を採用したものにおいては、着
呼に対応する応答がすぐに行えない、あるいは応答した
くない場所や場合において着呼があった場合、即時通話
ができず、「かかりにくい」、「着信率が低い」といっ
た問題が生じてくる。これらは四六時中電源を入れてお
くことができないことや通話中に呼要求が発生した場合
等に起因したものである。

【０００５】本発明は、上記着信不完了に関する課題に
対して、ユーザが積極的に対応できるように、ＰＨＳ本
機から通話制御を行う制御部を独立させ、着呼時のリン
ギング機能を有し、ＰＨＳ本機のリモート・コントロー
ラとしての操作を可能とし、ＰＨＳ本機にて留守番機能
を具備するＰＨＳ方式を提供することである。

【０００６】またリモートコントローラとＰＨＳ本機を
ワイヤレス接続することで、コンパクトなリモートコン
トローラによる操作を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明では、課題解決の
ための手段として、リンギング機能有する制御部をＰＨ
Ｓ受信機本機と分離させ、本制御部をＰＨＳ本機のリモ
ートコントローラとして使用することによって携帯性を
高め、着呼時のリンギングを、本制御部またはＰＨＳ本
機で行うことを設定できることで、着信率の向上を狙
う。また通話中などにも通信要求を満たすことを可能に
するために、ＰＨＳ本機に応答メッセージによる留守番
電話機能を設ける。

【０００８】具体的には、本発明のデータ転送制御リモ
ートコントローラ付ＰＨＳ端末は、ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏ
ｎａｌ Ｈａｎｄｙｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ）におけ
るＰＨＳ本機とは物理的に独立し、無線伝送を使用して
ＰＨＳ本機のリモート制御が可能で、かつ、リンガ鳴動
を音声または振動により行う機能を有するデータ転送制
御リモートコントローラ付ＰＨＳ端末において、前記Ｐ
ＨＳ本機との間にて無線データ転送を行うためのアンテ
ナと、前記ＰＨＳ本機からのデータを送受信する送受信
装置と、前記ＰＨＳ本機より転送された発番号を記憶す
る記憶装置と、前記ＰＨＳ本機へ転送するコマンド群を
記憶する記憶装置と、前記ＰＨＳ本機より転送され前記
記憶装置に記憶された発番号を表示する表示装置と、リ
モートコントローラのリンギングを行うか行わないかの
モードを切替える入力キーを持つリンギングモード切替
え装置と、前記リモートコントローラのリンギングを停
止させる入力キーを持つリンギング停止装置と、前記Ｐ
ＨＳ本機に対してリンギングを行うか行わないかのモー
ドを切替えるコマンドを設定するリンギングモード切替
えキーと、前記ＰＨＳ本機に対してリンギングを停止さ
せるコマンドを設定するリンギング停止キーと、前記Ｐ
ＨＳ本機に対して着呼指示のコマンドを設定するリモー
トオフフックキーと、前記ＰＨＳ本機に対して応答メッ
セージのオン／オフのコマンドを設定する応答メッセー
ジオン／オフ切替キーと、前記ＰＨＳ本機の複数の応答
機能からモード選択を行うコマンドを設定する、応答メ
ッセージモード切替えキーと、上記各種キーで設定し、
前記記憶装置に記憶したコマンド群を、前記ＰＨＳ本機
に対して送出し、コマンド実行をさせるコマンド実行キ
ーと、リンガを音響として発するベルと、前記リンガを
振動として発する振動発生装置とを有することを特徴と
する。

【０００９】又、本発明のデータ転送制御リモートコン
トローラ付ＰＨＳ端末は、ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ
Ｈａｎｄｙｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ）におけるリンギ
ング機能付きＰＨＳリモートコントローラと併用して構
成され、通常通話時の発信手順および着信手順、切断機
能を持ち、位置登録および通話中のチャネル切替を行う
機能を含むＰＨＳ本機において、前記リモートコントロ
ーラとの間でのデータ送受信および、基地局との間での
データ送受信を行うためのアンテナと、前記リモートコ
ントローラとの間でのデータ送受信および、基地局との
間でのデータを送受信する送受信装置と、応答メッセー
ジをあらかじめ複数登録させておくことが可能な登録装
置と、応答メッセージに対する発呼者のメッセージ情報
を蓄積するための第１の記憶装置と、前記リモートコン
トローラへ転送する発番号を記憶させておくための第２
の記憶装置と、前記リモートコントローラからコマンド
指示として送出されたデータ群を記憶させておくための
第３の記憶装置と、前記リモートコントローラへ転送す
る発番号を表示する表示装置と、前記登録装置および前
記各記憶装置に蓄積されている情報を再生するための入
力キーを持つ再生装置と、ＰＨＳ本機のリンギングを行
うか行わないかのモードを切替えるための入力キーを持
つリンギングモード切替え装置と、応答メッセージのオ
ン／オフを設定するための入力キーを持つ応答メッセー
ジオンオフ切替装置と、ＰＨＳ本機の複数の応答機能か
らモード選択を行う入力キーを持つ応答メッセージモー
ド切替え装置と、上記各装置に対して前記リモートコン
トローラから送出されたコマンド群を実行させるための
コマンド実行装置とを有することを特徴とする。

【００１０】さらに、本発明のデータ転送制御リモート
コントローラ付ＰＨＳ端末は、前記ＰＨＳ本機と前記リ
モートコントローラとが無線回線を通してワイヤレスに
接続され、互いの信号送受信を行うことを特徴とする。

【００１１】

【作用】ＰＨＳ本機と、ＰＨＳ本機から分離したリンギ
ング機能付きリモートコントローラを有する構成をと
り、本リモートコントローラをコンパクトにし、さらに
本機への接続をワイヤレス（無線回線）にすることによ
り邪魔なコードを生じさせず、携帯性を向上する。

【００１２】さらに、上記携帯性の向上を利用し、ＰＨ
Ｓ本機における着呼時のリンガ鳴動を、ＰＨＳ本機で行
うか、制御部で行うか設定が可能であり、通話中など、
すべての着信を知ることができる。このことから着信率
を向上させることができ、かかりにくいといった問題が
解決される。また、その場所や時間に望ましくない呼要
求が発生した場合には、ＰＨＳ本機に留守番機能を設け
ていることによって、通話中などでも通信要求を満たす
ことが可能である。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。以下、ＰＨＳ本機
４４とは本来の発着呼手順を含む通話を目的としたＰＨ
Ｓ機能のことを指している。それ以外の機能とＰＨＳ本
機４４とは同一モジュールで構成されていない。制御部
３３は、ＰＨＳ本機４４とワイヤレスに接続され、ＰＨ
Ｓ本機４４に対する着信や転送等のＰＨＳ本機４４に対
するリモートコントローラとしての役割を持ち、ページ
ャとしての機能を持ち、リンギング機能を有している。
リンギング機能付きリモートコントローラ付きＰＨＳ端
末は、図１に示すようにワイヤレスで接続されたリモー
トコントローラ（制御部）３３とＰＨＳ本機４４から構
成されている。

【００１４】リモートコントローラ３３は、ＰＨＳ本機
４４との間にて無線データ転送を行うためのアンテナ１
５０と、ＰＨＳ本機４４からの制御信号データの受信を
行うための着信装置としての送受信装置１０と、ＰＨＳ
本機４４より転送された発番号を記憶する第１の記憶装
置２０と、ＰＨＳ本機４４へ転送するコマンド群を記憶
する第２の記憶装置３０と、ＰＨＳ本機４４より転送さ
れ第１の記憶装置２０に記憶された発番号を表示する表
示装置４０と、リモートコントローラ３３のリンギング
を行うか行わないかのモードを切替える入力キーを持つ
リンギングモード切替え装置５０と、リモートコントロ
ーラ３３のリンギングを停止させる入力キーを持つリン
ギング停止装置（リンギング停止キー）６０と、ＰＨＳ
本機４４に対してリンギングを行うか行わないかのモー
ドを切替えるコマンドを設定するリンギングモード切替
え装置（リンギングモード切替えキー）７０と、ＰＨＳ
本機４４に対してリンギングを停止させるコマンドを設
定するリンギング停止装置（リンギング停止キー）８０
と、ＰＨＳ本機４４に対して着呼指示のコマンドを設定
するリモートオフフック装置（リモートオフフックキ
ー）９０と、ＰＨＳ本機４４に対して、応答メッセージ
オン／オフのコマンドを設定する応答メッセージオン／
オフ切替装置（応答メッセージオン／オフ切替キー）１
００と、ＰＨＳ本機４４の複数の応答機能からモード選
択を行うコマンドを設定する応答メッセージモード切替
え装置（応答メッセージモード切替えキー）１１０と、
上記各種装置で設定され、第２の記憶装置３０に記憶し
たコマンド群をＰＨＳ本機４４に対して送出し、コマン
ドを実行させるためのコマンド実行指示装置（コマンド
実行指示キー）１２０と、リンガを音響として発するベ
ル１３０と、リンガを振動として発する振動発生装置１
４０とを具備して構成されている。

【００１５】ＰＨＳ本機４４は、リモートコントローラ
３３との間でのデータ送受信および、基地局との間での
データ送受信を行うためのアンテナ１３１と、リモート
コントローラ３３との間でのデータ送受信、および基地
局との間でのデータを送受信する送受信装置１１と、応
答メッセージをあらかじめ複数登録させておくことが可
能な登録装置２１と、応答メッセージに対する発呼者の
メッセージ情報を蓄積するための第１の記憶装置３１
と、リモートコントローラ３３へ転送する番号を記憶さ
せておくための第２の記憶装置４１と、リモートコント
ローラ３３からコマンド指示として送出されたデータを
記憶させておくための第３の記憶装置５１と、リモート
コントローラ３３へ転送する発番号を表示する表示装置
６１と、登録装置２１および記憶装置３１，４１，５１
に蓄積されている情報を再生するための入力キーを持つ
再生装置７１と、ＰＨＳ本機４４のリンギングを、行う
か行わないかのモードを切替えるための入力キーを持つ
リンギングモード切替え装置８１と、応答メッセージの
オン／オフを設定するための入力キーを持つ応答メッセ
ージオン／オフ切替装置９１と、ＰＨＳ本機４４の複数
の応答機能からモード選択を行う入力キーを持つ応答メ
ッセージモード切替え装置１０１と、上記各装置に対し
て第３の記憶装置５１に蓄積されているリモートコント
ローラ３３から送出されたコマンド群を実行させ、リモ
ートコントローラ３３のコマンド実行指示装置１２０に
て実行を行うコマンド実行装置１１１と、従来の技術を
含む、着信時の制御手順および発呼時の発呼手順機能や
通話中のチャネル切替および位置登録機能を持つＰＨＳ
本機のデータ送受信部（既存機能部）１２１を具備して
構成されている。

【００１６】次に、各部の動作を説明する。図１におい
て、リンギングの方法は、リンガ形態として具備してい
る、ベル１３０による音響または、振動発生装置１４０
による振動を発することで行い、ＰＨＳ本機にて記憶装
置４１に記憶させた発番号情報を、制御部へ転送し、制
御部の表示装置４０およびＰＨＳ本機の表示装置６１で
表示する。またリモートコントローラ３３におけるリン
ギングは、入力キーを持つリンギングモード切替装置５
０にて設定が可能であり、ＰＨＳ本機４４におけるリン
ギングは、リンギングモード切替キー７０にて、切替を
指示するコマンドを設定する。設定されたコマンドは、
リモートコントローラ３３の記憶装置３０に記憶され、
その旨が制御部の表示装置４０およびＰＨＳ本機４４の
表示装置６１に示される。記憶されたコマンドのＰＨＳ
本機４４への送出および実行はコマンド実行指示キー１
２０にて行う。このときも、その旨が制御部の表示装置
４０およびＰＨＳ本機の表示装置６１に示される。ＰＨ
Ｓ本機へ送出されたコマンド群は記憶装置５１に記憶さ
れ、コマンド実行装置１１１にて実行される。以下、上
記手順と同様に、上記した各種キーで設定されたコマン
ドは、記憶装置３０へ記憶され、コマンド実行指示装置
１２０でＰＨＳ本機４４へ送出し、実行する。コマンド
実行指示装置１２０のキー入力によるコマンド実行は、
ＰＨＳ本機４４のコマンド実行装置１１１にて行う。ま
た制御部の表示装置４０およびＰＨＳ本機の表示装置６
１で、これらの情報の表示を行う。記憶装置３０は複数
のコマンドを一度に送出することが可能である。

【００１７】リンギングを停止させたい場合、リモート
コントローラ３３のリンギングに対してはリンギング停
止キー６０にて行い、ＰＨＳ本機４４のリンギングに対
してはリンギング停止キー８０によりリンギング停止を
指示するコマンドを設定する。リモートオフフックキー
７０はＰＨＳ本機４４に対して着呼指示のコマンドを設
定する。

【００１８】リモートコントローラ３３からＰＨＳ本機
４４への転送は無線回線を通して行い、転送データはア
ンテナ１３１で受信する。アンテナ１３１は、通常通話
時および、呼要求を送受信する場合も使用する。データ
を受信した後は、既存機能部（従来の技術）７１で通話
を行う。この既存機能部では、通常通話時の呼要求に対
する電話番号入力装置など、従来の技術を含む、着信時
の制御手順および発呼時の発呼手順機能や通話中のチャ
ネル切替および位置登録機能を持つ。

【００１９】次に、着信はしたが、通話中もしくは電話
にでたくない場合には、まず制御部の応答メッセージオ
ン／オフキー１００にて応答メッセージオンに切替える
コマンドを設定するか、入力キーを持つＰＨＳ本機４４
の応答メッセージオン／オフ切替装置９１にて応答メッ
セージをオンに設定する。リモートコントローラ３３か
らＰＨＳ本機４４へのコマンド送出手順は前述した通り
である。

【００２０】応答メッセージはＰＨＳ本機４４の登録装
置２１において複数のメッセージを登録することが可能
である。応答メッセージ機能はオフフックから通話まで
に対応させる応答メッセージと、留守番電話機能を使用
する場合の応答メッセージとの機能を有するため、その
状況に応じて、リモートコントローラ３３の応答メッセ
ージモード切替キー１１０にて応答メッセージ機能のモ
ード切替を指示するコマンドを設定し、ＰＨＳ本機４４
へ送出するか、入力キーを持つＰＨＳ本機４４の応答メ
ッセージモード切替装置１０１にてモード切替を行う。
留守番電話機能に対応する応答メッセージのモードを設
定した場合、応答メッセージ後、ＰＨＳ本機４４の記憶
装置３１に自動的に記憶される。

【００２１】登録装置２１に登録された応答メッセージ
および、記憶装置３１に記憶された応答メッセージに対
する発呼者のメッセージは入力キーを持つ再生装置７１
にて再生を行うことが可能である。

【００２２】図２に上記したリモートコントローラ３３
とＰＨＳ本機の外観斜視図を示す。図２に示すように、
リモートコントローラ３３は、ＰＨＳ本機４４との間に
て無線データ転送を行うためのアンテナ１５０と、ＰＨ
Ｓ本機４４より転送された発番号情報を表示させる呼出
情報表示部４０′と、リモートコントローラ３３のリン
ギングを行うか行わないかのモードを切替えるリンギン
グモード切替えキー５０′及びＰＨＳ本機４４に対して
リンギングを行うか行わないかのモードを切替えるコマ
ンドを設定するリンギングモード切替えキー７０′と、
リモートコントローラ３３のリンギングを停止させるリ
ンギング停止キー６０′及びＰＨＳ本機４４に対してリ
ンギングを停止させるコマンドを設定するリンギング停
止キー８０′と、ＰＨＳ本機４４に対して着呼指示のコ
マンドを設定するリモートオフフックキー９０′と、Ｐ
ＨＳ本機４４に対して、応答メッセージオン／オフのコ
マンドを設定する応答メッセージオン／オフ切替キー１
００′及びＰＨＳ本機４４の複数の応答機能からモード
選択を行うコマンドを設定する応答メッセージモード切
替えキー１１０′と、上記各種キーで設定したコマンド
群をＰＨＳ本機４４に対して送出し、コマンド実行をさ
せるコマンド実行指示キー１２０′と、リンガを音響と
して発するベル１３０とを具備して構成されている。

【００２３】ＰＨＳ本機４４は、リモート・コントロー
ラとの間でのデータ送受信および、基地局との間でのデ
ータ送受信を行うためのアンテナ１３１と、通話時に、
アンテナ１３１より受信した信号をアナログ音声に再生
するための受信器１２と、通話時に、音声信号を送信す
るための送話器マイクロフォンであって応答メッセージ
登録時に音声入力を行う送話器２２と、発番号情報を表
示させる表示部（ディスプレー）６１′と、本装置の電
源オン／オフの制御を行うための電源キー３２と、ＰＨ
Ｓ本機４４のリンギングを行うか行わないかのモードを
切替えるリンギングモード切替キー８１′と、ＰＨＳ本
機４４に対して応答メッセージオン／オフのコマンドを
設定する応答メッセージオン／オフ切替キー９１′と、
ＰＨＳ本機４４の複数の応答機能からモード選択を行う
設定をする応答メッセージモード切替えキー１０１′
と、登録装置２１および記憶装置３１，４１，５１に蓄
積されている情報を再生するための再生キー７１′と、
通常通話時の呼要求に対する電話番号入力および応答メ
ッセージ登録のためのキーであって、従来の技術を含
む、着信時の制御手順および発呼時の発呼手順機能や通
話中のチャネル切替および位置登録機能を持つその他の
キー４２から構成されている。

【００２４】次に、各部の動作について説明する。図２
において、リンギングの方法は、リンガ形態として具備
している、ベル１３０による音響または振動を発するこ
とで行い、ＰＨＳ本機から、発番号情報を制御部へ転送
し、制御部３３の呼出情報表示部４０′およびＰＨＳ本
機４４のディスプレー６１で表示する。

【００２５】リモートコントローラ３３でのリンギング
はリンギングモード切替をリンギングモード切替キーで
ある５０′にて設定が可能であり、ＰＨＳ本機４４にお
けるリンギングはリンギングモード切替キー７０′にて
切替を指示するコマンドを設定する。設定されたコマン
ドは、その旨が制御部の呼出情報表示部４０′およびＰ
ＨＳ本機４４のディスプレー６１に示される。ＰＨＳ本
機４４へのコマンド送出および実行は、コマンド実行指
示キー１２０′にて行う。このときも、その旨がリモー
トコントローラ３３の呼出情報表示部４０′およびＰＨ
Ｓ本機４４のディスプレー６１に示される。

【００２６】リンギングを停止させたい場合、リモート
コントローラ３３のリンギングに対しては、リンギング
停止キー６０′にて行い、ＰＨＳ本機４４のリンギング
に対してはリンギング停止キー８０′によりリンギング
停止を指示するコマンドを設定する。リモートオフフッ
クキー７０′ではＰＨＳ本機４４に対して着呼指示のコ
マンドを設定する。

【００２７】次に、着信はしたが、通話中もしくは電話
にでたくない場合には、まず制御部の応答メッセージオ
ン／オフキー１００′にて応答メッセージオンに切替え
るコマンドを設定するか、入力キーを持つＰＨＳ本機４
４の応答メッセージオン／オフ切替キー９１′にて応答
メッセージをオンに設定する。

【００２８】これらの制御部３３からＰＨＳ本機４４へ
の制御信号の転送の際には、その旨が制御部の呼出情報
表示部４０′およびＰＨＳ本機４４のディスプレー６１
に示され、またＰＨＳ本機４４より転送された発番号
は、リモートコントローラ３３の呼出情報表示部４０お
よびＰＨＳ本機４４のディスプレー６１に示される。

【００２９】リモートコントローラ３３からＰＨＳ本機
４４への転送は無線回線を通して行い、転送データはア
ンテナ１５０，１３１で送受信する。アンテナ１３１は
通常通話時および呼要求を送受信する場合にも使用す
る。データを受信した後は、図１の既存機能部（従来の
技術）１２１で通話を行う。この既存機能部１２１は、
従来の技術を含む、着信時の制御手順および発呼時の発
呼手順機能や通話中のチャネル切替および位置登録機能
を有する。

【００３０】その他の、図１の既存機能部（従来の技
術）１２１に相当する機能の実現例として、通常通話時
の呼要求に対する電話番号入力を行うその他のキー４
２、通話を行う際、アナログ音声を再生するための受話
器１２、音声信号を入力するための送話器２２、及びＰ
ＨＳ本機４４の電源オン／オフの制御を行うための電源
キー３２を含む。また送話器２２は、発呼および着呼応
答、応答メッセージ登録時に音声入力を行う。

【００３１】応答メッセージは、ＰＨＳ本機４４の送話
器２２から図１の登録装置２１において複数のメッセー
ジを登録することが可能である。応答メッセージモード
切替に関しては、リモートコントローラ３３の応答メッ
セージモード切替キー１１０′にて応答メッセージ機能
のモード切替を指示するコマンドを設定し、ＰＨＳ本機
４４へ送出するか、ＰＨＳ本機４４の応答メッセージモ
ード切替キー１０１′にてモード切替を行う。

【００３２】応答メッセージに対する発呼者のメッセー
ジは再生キー７１にて再生を行うことが可能である。

【００３３】

【発明の効果】本発明によれば、リモートコントローラ
を使用してユーザが積極的に対応できるため、着信不完
了が緩和、改善されることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態を示した構成図である。

【図２】本発明のＰＨＳ本機とリモートコントローラの
外観を示した斜視図である。

【符号の説明】

１０，１１ 送受信装置 ２０，３０，３１，４１，５１ 記憶装置 ２１ 登録装置 ４０，６１ 表示装置 ５０，７０，８１ リンギングモード切替装置 ６０，８０ リンギング停止装置 ７１ 再生装置 ９０ リモートオフフック装置 ９１，１００ 応答メッセージオン／オフ切替装置 １０１，１１０ 応答メッセージモード切替装置 １１１ コマンド実行装置 １２０ コマンド実行指示装置 １２１ 既存機能部 １３０ ベル １３１，１５０ アンテナ

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｈａｎｄｙ
   ｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ）におけるＰＨＳ本機と、該
   ＰＨＳ本機とは物理的に独立し、無線伝送を使用してＰ
   ＨＳ本機のリモート制御が可能で、かつ、リンガ鳴動を
   音声または振動により行う機能を有するリモートコント
   ローラからなるデータ転送制御リモートコントローラ付
   ＰＨＳ端末において、前記ＰＨＳ本機との間にて無線デ
   ータ転送を行うためのアンテナと、前記ＰＨＳ本機から
   のデータを送受信する送受信装置と、前記ＰＨＳ本機よ
   り転送された発番号を記憶する記憶装置と、前記ＰＨＳ
   本機へ転送するコマンド群を記憶する記憶装置と、前記
   ＰＨＳ本機より転送され前記記憶装置に記憶された発番
   号を表示する表示装置と、リモートコントローラのリン
   ギングを行うか行わないかのモードを切替える入力キー
   を持つリンギングモード切替え装置と、前記リモートコ
   ントローラのリンギングを停止させる入力キーを持つリ
   ンギング停止装置と、前記ＰＨＳ本機に対してリンギン
   グを行うか行わないかのモードを切替えるコマンドを設
   定するリンギングモード切替えキーと、前記ＰＨＳ本機
   に対してリンギングを停止させるコマンドを設定するリ
   ンギング停止キーと、前記ＰＨＳ本機に対して着呼指示
   のコマンドを設定するリモートオフフックキーと、前記
   ＰＨＳ本機に対して応答メッセージのオン／オフのコマ
   ンドを設定する応答メッセージオン／オフ切替キーと、
   前記ＰＨＳ本機の複数の応答機能からモード選択を行う
   コマンドを設定する、応答メッセージモード切替えキー
   と、上記各種キーで設定し、前記記憶装置に記憶したコ
   マンド群を、前記ＰＨＳ本機に対して送出し、コマンド
   実行をさせるコマンド実行キーと、リンガを音響として
   発するベルと、前記リンガを振動として発する振動発生
   装置とを有することを特徴とするデータ転送制御リモー
   トコントローラ付ＰＨＳ端末。
2. 【請求項２】 ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｈａｎｄｙ
   ｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ）におけるリンギング機能付
   きＰＨＳリモートコントローラと併用して構成され、通
   常通話時の発信手順および着信手順、切断機能を持ち、
   位置登録および通話中のチャネル切替を行う機能を含む
   ＰＨＳ本機において、前記リモートコントローラとの間
   でのデータ送受信および、基地局との間でのデータ送受
   信を行うためのアンテナと、前記リモートコントローラ
   との間でのデータ送受信および、基地局との間でのデー
   タを送受信する送受信装置と、応答メッセージをあらか
   じめ複数登録させておくことが可能な登録装置と、応答
   メッセージに対する発呼者のメッセージ情報を蓄積する
   ための第１の記憶装置と、前記リモートコントローラへ
   転送する発番号を記憶させておくための第２の記憶装置
   と、前記リモートコントローラからコマンド指示として
   送出されたデータ群を記憶させておくための第３の記憶
   装置と、前記リモートコントローラへ転送する発番号を
   表示する表示装置と、前記登録装置および前記各記憶装
   置に蓄積されている情報を再生するための入力キーを持
   つ再生装置と、ＰＨＳ本機のリンギングを行うか行わな
   いかのモードを切替えるための入力キーを持つリンギン
   グモード切替え装置と、応答メッセージのオン／オフを
   設定するための入力キーを持つ応答メッセージオンオフ
   切替装置と、ＰＨＳ本機の複数の応答機能からモード選
   択を行う入力キーを持つ応答メッセージモード切替え装
   置と、上記各装置に対して前記リモートコントローラか
   ら送出されたコマンド群を実行させるためのコマンド実
   行装置とを有することを特徴とするデータ転送制御リモ
   ートコントローラ付ＰＨＳ端末。
3. 【請求項３】 前記ＰＨＳ本機と前記リモートコントロ
   ーラとが無線回線を通してワイヤレスに接続され、互い
   の信号送受信を行うことを特徴とする請求項１又は２記
   載のデータ転送制御リモートコントローラ付ＰＨＳ端
   末。