JP2836839B2 - 沈み込み防止部材 - Google Patents

沈み込み防止部材

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JP2836839B2 JP1057141A JP5714189A JP2836839B2 JP 2836839 B2 JP2836839 B2 JP 2836839B2 JP 1057141 A JP1057141 A JP 1057141A JP 5714189 A JP5714189 A JP 5714189A JP 2836839 B2 JP2836839 B2 JP 2836839B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンクリートスラブ等の床基盤に少なく
とも下面に弾力性のある緩衝材を有し上面に床仕上げ材
を有する床パネル或いはこのような床パネルを敷き詰め
た床構造に使用される沈み込み防止部材に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
近年、アパートやマンション等の鉄筋コンクリート集
合住宅等においては、カーペットより木質系床材が好ま
れる傾向にある。カーペットを使用した場合には喘息や
ダニ或いは掃除がしにくい等の不都合があるため、最近
は木質系床材が多く使用されるに至っている。コンクリ
ートスラブ等の床基盤に木質系の床材を直接貼り付けた
場合には、生活騒音特に軽量床衝撃音の伝達が大きく、
階下からクレームが生ずることがあった。そこで、木質
系等の比較的硬質な床材の下部に弾力性のある緩衝材を
設け遮音対策を施したものが開発された。
〔解決しようとする課題〕
緩衝材を設けたものでは、この厚みを厚くし、遮音性
能を向上させようとすると、床自体が柔らかくなり、家
具等積載荷重に対して沈みが大き過ぎたり、柔らか過ぎ
る足感となり、歩行感を損ねていた。このような不都合
を改良するために、緩衝材の一部に沈み込みを防止する
部材を取付けたものが開発されたが、このような部材は
緩衝材の一部を固定して緩衝材の他の部分の裏面と沈み
込み防止用の部材の裏面とを略面一としてなるものであ
るため、このような部材を設けた近辺では緩衝材の効果
が全く発揮されない結果となっていた。
そこで、この発明は、沈み込みを最小限に抑え、緩衝
材の効果も残すようにするとともに、後付けが容易であ
って、設置場所に応じて弾性力や沈み込み量をきめ細か
く調整できるようにした沈み込み防止部材を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明は、緩衝材の厚
みよりも若干薄くかつ硬質な材料からなり、緩衝材内に
設けられ、当該個所に荷重がかかるとき緩衝材が若干沈
んだ後に荷重を受けるように構成され、かつ、以下の
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)又は
(g)のいずれかの構成を有することを特徴とするもの
である。
(a)略円盤状等の形状を有する底板に突起を設けたも
の、 (b)コイルスプリングからなるもの、 (c)長板にU字部を設けたもの、 (d)コ字状部材を組み合わせたもの、 (e)緩衝材の一部を除去して形成した除去部にL字型
の板材を埋め込んだもの、 (f)緩衝材の一部を除去して形成した除去部にコ字型
の板材を埋め込んだもの、 (g)緩衝材の一部を除去して形成した除去部にゴム板
或いは高分子系硬質発泡体からなるブロックを設けたも
の。
〔作用〕
この発明の沈み込み防止部材を設けた床パネルの個所
では、緩衝材の弾力性を残しかつ積載荷重に対して沈み
込みが大き過ぎたりせず、歩行感も向上する。
〔実施例〕
以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照にして
説明する。
第1図および第2図において、コンクリートスラブ等
の床基盤10に少なくとも下面に弾力性のある緩衝材1を
有し上面に床仕上げ材2を有する床パネル3の大き過ぎ
る沈み込みを防止しようとする個所に沈み込み防止部材
4を設けてある。この第1図および第2図に示す第1実
施例では沈み込み防止部材4は底板41に突起42を形成し
た形状であり、この沈み込み防止部材4の全体の厚み
(高さ)tは緩衝材1の厚みTよりも若干薄く構成して
ある。また、この沈み込み防止部材4は硬質な材料から
成り、緩衝材1の内部に設けられる。厚みT−tの差の
分だけ緩衝材1は沈み込み防止部材4を設けた個所にお
いて沈み込む。
第3図に示す第2実施例では、沈み込み防止部材4と
してコイルスプリング43を用いたものを示す。このよう
なコイルスプリング43を緩衝材1の下面からねじ込み、
第2図に示すと同様にコイルスプリング43が縮小した状
態の先端と床仕上げ材2の下面との間には若干の間隔を
設ける。即ちこのコイルスプリングの厚み(縮小状態に
おける高さ)は緩衝材1の厚みよりも若干薄く構成して
ある。
第4図に示す第3実施例では沈み込み防止部材4とし
て長板44に4つのU字部45を設け、このU字部45の頂部
と床仕上げ材2の下面との間には先の実施例と同様の間
隔を設けてある。
第5図に示す第4実施例の沈み込み防止部材4はコ字
状部材46を2つ組み合わせたものを示しこのコ字状部材
の先端部と床仕上げ材2の下面との間には若干の間隔を
設けてある。
第6図ないし第8図に示す沈み込み防止部材4は夫々
先に説明した実施例の変形例を示すものである。
第9図に示す第5実施例では、緩衝材1の一部を除去
して除去部5を形成し、この除去部5にL字状の板材47
からなる沈み込み防止部材4を設けたものを示す。この
L字状の板材47は床仕上げ材2の下面に取付けてあり、
この板材47の折り曲げられた先端部は緩衝材1の下面か
ら若干の間隔を設けてある。第10図に示す実施例は、第
9図に示す実施例の変形例であり、コ字状の板材48を除
去部5に設けたものを示す。この変形例においても、板
材48の折り曲げられた下端面と緩衝材1の下面との間に
は若干の間隔が設けられている。第9図ないし第10図に
示す板材47,48としては金属或いは合成樹脂等の硬質材
料を用いる。第11図に示す第6実施例では、除去部5に
沈み込み防止部材4としてゴム板或いは高分子系硬質発
泡体からなるブロック49を使用したものを示し、第11図
ではこのブロック49を床仕上げ材2の下面に取付けた例
を示し、第12図ではブロック49を床基盤10に取付けた例
を示す。何れのブロック49の厚みも緩衝材1の厚みより
若干薄くなっている。
以上説明した各実施例において、床仕上げ材2として
は石英,木質系等の比較的硬質な材料の使用が好まし
く、緩衝材1としては弾力性を有するフォーム材料、不
織布等が好適である。また第1図ないし第8図に示す沈
み込み防止部材4の材料としては、金属や合成樹脂等が
好適である。さらに、何れの実施例においても、沈み込
み防止部材4の厚み(高さ)は緩衝材1の厚みの70〜95
%が好適である。例えば、緩衝材1の厚みが1cmであれ
ば、床仕上げ材2或いは床基盤10とのクリアランスは0.
5〜3mm程度となる。
さらに、図示する何れの実施例も、床パネル3の所望
の個所に沈み込み防止部材4を設けたが、このような床
パネル3を床基盤10に敷き詰めた床構造においてタンス
等の重量物が置かれる窓際とか人が出入りする出入り口
の個所等にのみこの沈み込み防止部材4を取付けるよう
にしても良い。
〔効果〕
以上説明したように、この発明によれば、緩衝材の厚
みよりも若干薄くかつ硬質な材料から成り、緩衝材内に
設けられ、当該個所に荷重がかかるとき緩衝材が若干荷
重を受けるように構成され、かつ、以下の(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)又は(g)の
いずれかの構成を有することを特徴とするもの、即ち、 (a)略円盤状等の形状を有する底板に突起を設けたも
の、 (b)コイルスプリングからなるもの、 (c)長板のU字部を設けたもの、 (d)コ字状部材を組み合わせたもの、 (e)緩衝材の一部を除去して形成した除去部にL字型
の板材を埋め込んだもの、 (f)緩衝材の一部を除去して形成した除去部にコ字型
の板材を埋め込んだもの、 (g)緩衝材の一部を除去して形成した除去部にゴム板
或いは高分子系硬質発泡体からなるブロックを設けたも
のであるから、家具等の積載荷重に対して沈み込みが大
き過ぎたりすることを防止できると共に、緩衝材は沈み
込み防止部材を設けた個所でも若干沈み込むので、緩衝
効果がゼロになることもない。また、簡単な構造であ
り、既存の床パネルにも簡単に取付けることができると
ともに、設置する個々の場所に応じて弾性力や沈み込み
量をきめ細かく調整できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示す斜視図、第2図は
第1図の断面図、第3図は第2実施例を示す斜視図、第
4図は第3実施例を示す斜視図、第5図は第4実施例を
示す斜視図、第6図ないし第8図は沈み込み防止材の各
種バリエーションを示す斜視図、第9図は第5実施例を
示す断面図、第10図は第9図の変形例を示す断面図、第
11図は第6実施例を示す断面図、第12図は第11図の変形
例を示す断面図である。 1……緩衝材、2……床仕上げ材、 3……床パネル、4……沈み込み防止部材、10……床基
盤。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートスラブ等の床基盤(10)に少
    なくとも下面に弾力性のある緩衝材(1)を有し上面に
    床仕上げ材(2)を有する床パネル(3)或いはこのよ
    うな床パネル(3)を敷き詰めた床構造に使用される沈
    み防止部材(4)であって、 緩衝材(1)の厚みよりも若干薄くかつ硬質な材料から
    成り、緩衝材(1)内に設けられ、当該個所に荷重がか
    かるときに緩衝材(1)が若干沈んだ後に荷重を受ける
    ように構成され、かつ、以下の(a)、(b)、
    (c)、(d)、(e)、(f)又は(g)のいずれか
    の構成を有することを特徴とする沈み防止部材。 (a)略円盤状等の形状を有する底板(41)に突起(4
    2)を設けたもの、 (b)コイルスプリング(43)からなるもの、 (c)長板(44)にU字部(45)を設けたもの、 (d)コ字状部材(46)を組み合わせたもの、 (e)緩衝材(1)の一部を除去して形成した除去部
    (5)にL字型の板材(47)を埋め込んだもの、 (f)緩衝材(1)の一部を除去して形成した除去部
    (5)にコ字型の板材(48)を埋め込んだもの、 (g)緩衝材(1)の一部を除去して形成した除去部
    (5)にゴム板或いは高分子系硬質発泡体からなるブロ
    ック(49)を設けたもの。
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