JP2833805B2 - 可撓性製品の処理方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は一連の個々の可撓性製品を順次（sequentia
l）処理する方法および装置に関し、詳細には可撓性プ
ラスチック袋または容器の高速処理配送技術に関する。

＜従来の技術＞ 個々の可撓性ウエブ製品、例えばプラスチック容器ま
たは袋の生産時には、袋の材料は代表的には熱可塑性材
料の連続するウエブとして供給され、ウエブは折畳んで
２層となされる。個々の袋を形成するとき熱可塑性材料
の一部がウエブから切断される。切断された区域が袋の
側方シームとなり、加熱ワイヤ素子によって切断と同時
に封止される。袋は積重ねられ計数され包装装置によっ
て包装される。

切断および封止作業は典型的には比較的大直径の回転
ドラム上で行われ、ドラムの外周縁に配置された溝内に
多数の加熱ワイヤ切断封止素子がある。ドラムが回転す
るとき異なる切断封止素子が作動せしめられてドラムの
表面まで上昇し、袋のウエブのそれぞれの部分を切断し
封止する。ドラムが回転するとき個々の袋は真空装置に
よってドラム上に保持される。ドラムは大径で高価な装
置部品である。従来のドラムは包装装置の生産速度より
大きい生産速度で運転される。従来のドラムはドラム上
に並列配置された一対の袋のウエブを同時に処理可能で
ある。

個々の袋はつぎにドラムから除去され積重ねられ包装
される。生産性を向上させるため、望ましくは包装作業
は最大可能速度で運転される。従来、個々の袋は同様に
適当な真空装置つきの小径の移送ドラムによってドラム
から除去される。大径のドラムの真空圧は適宜の点で低
減され、袋は小径のドラムに落下し真空圧によって保持
される。適宜の点で真空圧は解放され軌道包装装置など
の装置によって個々の袋は小径のドラムから離れる。従
来市販の装置の場合には並列する一対の袋を同時に離し
てそれぞれ別個の包装装置によって包装する。

＜発明が解決しようとする課題＞ 軌道包装装置には一組の包装フィンガが設けられ、フ
ィンガは小径のドラムと正確なタイミングで円形経路を
運動し、典型的には互いに約9mm離れている袋をドラム
上からつぎつぎにフィンガが除去し、積重ねテーブル上
に後方ストッパに当てて積重ねる。軌道包装装置のフィ
ンガは各つぎつぎの袋をドラムから剥がすために著しく
高速で運動する必要があり、後方ストッパに向けて袋を
実際に加速する。袋が高速で運動することは後方ストッ
パに当って反発したり皺になったりし、装置の故障を招
き、著しく長い休止時間を必要とするので望ましくな
い。

装置が故障しなくとも、積重ねテーブル上に形成され
た袋の積重ねは不均等となり、箱詰め時に箱からはみ出
すおそれがある。そのような箱は組立ラインから取除い
て手作業によって再包装しなければならない。袋の積重
ねに微細な不均等があっても消費者が袋を箱から取出す
ことに困難がある。袋の積重ねの内に皺のある袋が存在
すると積重ねの全高さに影響があり、計数フィンガの作
動時に計数された積重ねをつぎの積重ねから分離すると
きフィンガが積重ねに突当るおそれがある。さらに、装
置の故障を招き、著しく長い休止時間を必要とする。

従来の軌道包装装置の別の課題としてフィンガが溝か
ら出て袋を移送ドラムの表面から離すとき袋の全幅、即
ち、移送ドラムの周方向における袋の長さ、より実質的
に少い長さで接触することがある。典型的な作動速度に
おいてフィンガは袋を高速の移送ドラムの表面から垂直
下方に離すように加速する。ある場合には、このときフ
ィンガに接触していない袋の後縁が折れ曲って畳まれる
傾向がある。従来の装置において袋の全幅にわたって延
びる長いフィンガは、フィンガがドラム上のつぎの後続
する袋の先行縁に接触する傾向がある。袋の積重ね上に
置かれた折れ曲った袋は積重ねの高さに影響を与え、計
数フィンガは正確に作動せず、積重ねテーブルから袋の
積重ねを適切に除去しない。さらに、折れ曲った袋はつ
ぎの袋が折れ曲った後縁に当ることによる御作動を招
く。

軌道運動包装フィンガと計数フィンガとの両者は高い
慣性力を受ける。予め定めた数の袋が処理されると、計
数フィンガなどの適宜の分離手段が作動して個々の袋の
連続的な流れを計数された積重ねに分離する。これを達
成するために計数フィンガは袋の流れの完全に外方の第
１の位置と流れの内部の第２の位置との間に運動する。
この運動はつぎつぎの袋が小径のドラムから配送される
間、すなわち秒の分数の短時間で達成する必要がある。
高い生産速度で時間は0.1秒以下である。従って計数フ
ィンガには大きい加速度、例えば重力の30倍程度の加速
度が作用する。高い慣性力は包装装置の残りの部分、す
なわち製品を折畳み配送する部分にも影響を及ぼす。す
なわち、包装装置の設計限界における運転は高い慣性負
荷を伴い、機械の寿命に悪影響を及ぼし、過大な休止時
間と保守費用を必要とする。

包装装置の生産速度を増大するために、複数レーン積
重ね装置が比較的薄いまたは剛い製品に対して提案され
米国特許第4,523,671号に示され、米国特許第3,683,730
号には薄切チーズまたは肉について示されている。両特
許で製品は単一経路から側方に複数のレーンに偏倚され
る。これらはプラスチック袋のような比較的薄い可撓性
の製品には不適当であり、袋は折曲げられ機械は故障す
る傾向がある。

従って、高速度で製品を生産可能な生産ドラムの能力
を利用して包装装置に高い慣性力を生ずることなく生産
速度を増大することが要望される。すなわち、高速製品
操作、配送装置およびプラスチック袋のような比較的薄
い可撓性の製品の処理方法を提供することが本発明の目
的である。

＜課題を解決するための手段＞ 本発明によれば一連の可撓性製品を順次処理する装置
および方法が提供され、これは軌道運動包装フィンガの
低速度作動を可能とし慣性負荷を減少し高出力速度を維
持する。軌道運動包装フィンガは袋が移送ドラムから離
されるとき実質的に袋の全幅にわたって延長するものと
なされ、且つ袋が後方ストッパに当って積重ねられると
き袋を減速せしめるようになされる。袋と接触する包装
フィンガの表面は袋が移送ドラムから離されて積重ねら
れるとき袋を減速せしめるように選択的摩擦抗力を与え
るようになされる。

本発明の一態様によれば、個々の可撓性製品を順次処
理する装置が提供され、該装置は一連の個々の可撓性製
品を移送点に配送する手段と、移送点に位置して可撓性
製品を配送点に移送する手段とを含む。移送点に位置す
るこの手段は、その周縁の周りに複数の環状の溝を有す
る真空移送ドラムと該ドラムを回転せしめる手段とを含
む。移送ドラムに隣接して、軌道運動する軸と、該軸を
軌道運動せしめる駆動手段と、軸に固定されて移送ドラ
ムの環状構内に延長し移送ドラムから可撓性製品を順次
除去し配送点に配送する複数の包装フィンガとを含む軌
道包装機構が設けられる。フィンガは可撓性製品に接触
するに適した表面を有する。さらに、望ましい実施例に
よればフィンガは製品が移送ドラムから除去されるとき
可撓性製品の実質的の全幅にわたって延長し接触するよ
うになされ袋の折曲がりを防止する。

可撓性製品に接触するフィンガの表面は、可撓性製品
のフィンガ表面に対する相対速度が正であるとき比較的
大きな摩擦抗力を可撓性製品とフィンガとの間に与え、
前記相対速度が負であるとき比較的小さな摩擦抗力を可
撓性製品とフィンガとの間に与えるようになされる。摩
擦抗力は可撓性製品が積重ねられるとき可撓性製品を減
速せしめ、袋のしわ、折曲り、反発を防止する。

軌道包装フィンガを低速で作動せしめ且つ装置の全出
力を一定に維持するために、移送ドラム上の可撓性製品
の包装は個々の製品間の距離約9mmから袋の全幅まで増
大せしめる必要がある。間隔を広げるためには種々の方
法がある。移送ドラムの表面速度を増大して生産ドラム
の速度より大とする。これによれば生産ドラムから除去
された可撓性製品は移送ドラムの周縁で間隔をおかれ
る。別法として側方変位移送ドラムを使用して２つ以上
の製品レーンに例えば米国特許出願第200,283号（1988
年）に記載のように移送し、または米国特許出願第159,
133号（1988年）に記載のように複数の移送ドラムを使
用して行う。

側方変位移送ドラムが使用される本発明の一実施例に
おいて、一連の個々の可撓性製品を複数の配送点に供給
する高速多レーン装置が提供され、一連の個々の可撓性
製品を移送点に供給する手段と、個々の可撓性製品を移
送点から複数の配送点に移送する手段とを含む。移送手
段は周縁に複数の環境溝を有する真空移送ドラムと該真
空移送ドラムを回転せしめる手段とを含む。

移送ドラムは複数の交互の第１および第２のセグメン
トを含み、第１のセグメントは可撓性製品の運動経路に
横方向に運動可能である。第１のセグメントは移送点か
らの可撓性製品を１つおきに受入れ、可撓性製品の先行
縁を固定するために真空源に連通する真空ポートを含
む。第２のセグメントも可撓性製品を１つおきに受入れ
る。第１のセグメントを横方向に可撓性製品の運動経路
に運動せしめる手段も設けられる。

移送ドラムに近接して軌道運動包装機構が設けられ、
軌道運動する軸と、軸を軌道運動せしめる駆動手段と、
軸に固定されて移送ドラムの環状溝内に延長し可撓性製
品を順次移送ドラム上の第１および第２のセグメントか
ら除去してそれらを複数の配送点に配送する複数の包装
フィンガとを含む。フィンガは可撓性製品に接触するに
適した表面を有する。フィンガは製品が移送ドラムから
除去されるとき製品の実質的な全幅にわたって延長し接
触するものとしてもよい。

側方変位移送ドラムセグメントを使用する本発明のこ
の実施例における長さの長い包装フィンガに対しては、
移送ドラムの周縁溝の幅はフィンガの幅の約２倍とす
る。溝にはテーパした入口部分を設けフィンガが移送ド
ラムの溝に出入することを容易とする。所望によりそれ
ぞれにフィンガに隣接して案内を設け溝との整合を維持
する。

包装フィンガの各組は包装位置において可撓性製品を
１つおきに除去しするから充分な間隔が形成され、長い
フィンガが後続する製品に接触することはない。さら
に、この配置によって各包装位置は従来のものに対比し
て（1/X）の速度で運転され、ここにＸは可撓性製品の
レーン当りの包装位置の数である。現在市販の生産ドラ
ムは可撓性ウエブ製品の２つ以上のレーンを同時に作動
せしめることができる。作動速度を減少せしめることに
よってフィンガ機構の初期負荷力が減少せしめられ袋の
加速度の問題が解決される。併し包装フィンガを設ける
位置が増加するから包装機械の全出力は変化しない。

本発明のこの実施例において、および以下に説明する
実施例において複数の移送ドラムが使用され、可撓性製
品が移送ドラムから除去されるときの製品の速度に相対
的なフィンガの速度は、その大きさと方向とが可撓性製
品を減速せしめるようになされる、この相対速度はフィ
ンガの表面と可撓性製品との間の接触線に沿って測定さ
れる。可撓性製品が移送ドラムから除去され積重ねテー
ブル上に後方ストッパに当って積重ねられるとき、可撓
性製品が減速せしめられるので袋のしわ、折曲りおよび
反発の問題が減少する。

複数の移送ドラムが使用される本発明の別の実施例に
よれば高速製品配送装置が提供され、一連の個々の可撓
性製品を順次移送点に供給する手段と、個々の製品を移
送点から複数の配送点に移送する手段とを含む。移送手
段は複数の真空移送ドラムを含み、各ドラムはその周縁
に複数の環状溝を有し、ドラムを回転せしめる手段が設
けられる。ドラムの配置は複数の移送ドラムの第１のも
のが製品を供給手段から受入れて該製品の少くとも一部
を後続する移送ドラムに移送し該製品の少くとも一部を
第１の配送点に移送する。各後続する移送ドラムは第１
の移送ドラムから受領した該製品の前述一部を後続する
配送点に配送するようになされている。

個々の配送点における各複数の移送ドラムに隣接して
軌道包装機構が設けられ、該機構は軌道運動する軸と、
軸を軌道運動せしめる駆動手段と、各軸に固定されて移
送ドラムの環状溝内に延長して可撓性製品を順次移送ド
ラムから除去し複数の配送点に配送する複数の包装フィ
ンガとを含む。フィンガは可撓性製品に接触するに適し
た表面を有する。フィンガは製品が移送ドラムから除去
されるとき製品の実質的な全幅にわたって延長し接触す
るものとしてもよい。

複数の移送ドラムを利用する本発明の別の実施例とし
ての処理および配送装置は、一連の個々の可撓性ウエブ
製品を順次複数の移送点に供給する手段を含み、移送点
は回転する製品ドラムなどの製品供給手段の周縁の周り
に位置する。

この装置はさらに、個々の製品を各移送点から複数の
対応する配送点に移送する手段を含む。移送手段は複数
の真空移送ドラムと、これらドラムを回転せしめる手段
とを含む。ドラムは、第１の移送ドラムが引続く移送点
において製品ドラムから製品を受領するようになされて
いる。

複数の移送ドラムのそれぞれに各配送点に隣接して軌
道包装機構があり、該機構は軌道運動する軸と、軸を軌
道運動せしめる駆動手段と、各軸に固定されて移送ドラ
ムの環状構内に延長して可撓性製品を順次移送ドラムか
ら除去し複数の配送点に配送する複数の包装フィンガと
を含む。フィンガは可撓性製品に接触するに適した表面
を有する。フィンガは製品が移送ドラムから除去される
とき製品の実質的な全幅にわたって延長し接触するもの
としてもよい。

さらに、本発明は個々の可撓性製品を順次処理する方
法を含み、該方法は一連の個々の可撓性製品を移送点に
配送し、つぎに可撓性製品を複数の環状溝をその周縁の
周りに有する回転真空ドラムに移送することによって可
撓性製品を移送点から配送点に移送する段階を含む。複
数の軌道運動包装フィンガによって可撓性製品は順次移
送ドラムから除去され、該フィンガは移送ドラムの環状
構内に延長する。フィンガは製品が移送ドラムから除去
されるとき製品の実質的な全幅にわたって延長し接触す
るものとしてもよい。

複数の移送ドラムまたは側方変位セグメントを有する
移送ドラムを使用する本発明の実施例において、望まし
くは可撓性製品に接触するフィンガの表面の相対速度は
可撓性製品が移送ドラムから除去されるときの可撓性製
品の速度と等しくまたは小とする。この実施例において
軌道運動包装フィンガは順次可撓性製品が製品ドラム上
で運動する速度の（1/X）の速度で作動せしめられ、こ
こにＸは可撓性製品のレーン当りの包装位置の数、すな
わち移送ドラムの数である。従って、軌道包装機構に作
用する慣性力は小で、機械の全包装能力は同一である。

従って、本発明の目的は個々の可撓性製品の順次処理
および配送を行う装置および方法を提供し、装置に有害
な高い慣性負荷を与えないようにするにある。さらに、
可撓性製品の積重ね作業を改善し、製品のからまりを減
少し、機械の休止時間を短縮する。これらおよびその他
の本発明の目的および効果は図面を参照する以下の説明
によって明らかとなされる。

＜実施例＞ 第１図に本発明の順次製品処理配送装置10を本発明の
一実施例として概略的に示す。

この処理配送装置10は連続的なフィルムウエブ12をス
プール（図示しない）から、または押出しラインから直
接に受取る。本発明は熱可塑性材料のウエブから個々の
プラスチックの袋または容器に形成する技術に関連して
説明するが、当業者には本発明の処理配送装置は連続的
なウエブとして供給され個々の可撓性製品に分割される
ものであれば各種の製品に適用可能であることが明らか
であろう。

フィルムウエブ12の両側に錠止め閉鎖部材が設けられ
る。閉鎖部材は袋材料が折畳まれて２層となされたとき
ジッパつき、またはジッパなしのものであってよい。フ
ィルムウエブ12はフィルムウエブの張力をその垂直位置
によって制御するダンサロール14上を通る。つぎにフィ
ルムウエブ12は真空製品ドラム24の回転速度よりいくら
か大きい速度で駆動されている張力ロール装置16によっ
て引張られる。この配置はドラム24に供給されるときに
フィルムにいくらかの弛みを許容する。ドラム24は図示
しない駆動装置によって従来の方法で駆動される。フィ
ルムウエブ12は回転する製品ドラムの表面に正確にフィ
ルムウエブを位置決めする導入ロール18上を通過する。

フィルムウエブ12はつぎに製品ドラム24上で切断され
封止される。フィルムウエブ12は製品ドラム24の表面
に、封止バー組立体20によって加熱素子溝21の切断封止
縁部において固くクランプされる。封止バー組立体20は
製品ドラム24上にヨーク22を使用して正しい位置に整合
せしめられる。製品ドラム24が矢印方向に回転すると
き、全体として数字26で示す加熱ワイヤ切断封止素子組
立体が図示しないカム組立体によって作動して製品ドラ
ム24の凹所から突出して位置Ａでフィルムウエブ12を切
断する。

切断封止素子は製品ドラムの回転角約120度の間、突
出位置を維持しその後切断封止素子26は位置Ｂに示すよ
うに後退する。素子の突出、すなわち延長位置において
フィルムは封止バー組立体20の縁部に当って溶融し、袋
の縁部に沿ってビード封止部が形成される。熱可塑性フ
ィルムの溶融によって通常約3mmの間隔が製品ドラム24
上の隣接する袋間に形成される。この間隔は隣接する袋
が接触して溶着することを防止する。個々の袋28は製品
ドラムの隣接する切断封止位置において切断封止するこ
とによって形成される。

封止バー組立体20のクランプ力を解放する直前に真空
圧が個々の袋28の先行縁に作用せしめられる。封止バー
組立体20は製品ドラム24の両側に位置するスプロケット
32、34を有する連続チェー駆動装置30によって製品ドラ
ムから除去される。チェーン駆動装置は個々の封止バー
組立体20を製品ドラムの表面に沿って正確に位置決めす
る。

個々の袋28は図示しない真空源に連通する中央マニフ
ォルド38に連通する各真空ポート36によって回転製品ド
ラム24上に位置決めされる。図示のように製品ドラム24
が回転すると真空ポート36はマニフォルド38に連通し連
通遮断される。この構造によって真空圧は袋28の先行縁
に封止バー組立体20の除去の直前から移送ドラム40に移
送される直前まで作用する。

袋28は回転する移送ドラム40上に同様な真空装置によ
って保持される。真空ポート42は図示しない真空源に連
通する中央マニフォルド44に連通する。図示のように製
品ドラム24と移送ドラム40との中心間の直線にほぼ沿っ
て真空圧は製品ドラム24で解放される。袋28に重力が作
用してドラム40に落下し、対応する真空ポート42が作用
する。

移送ドラム40の真空ポート42は各袋28が製品ドラムか
ら除去されるように配置される。各真空ポートは第１の
移送ドラムが回転して包装装置60と垂直的にほぼ整合す
る点に到達するまで作用する。袋28が移送ドラム40の周
りを回転するとき袋は保持され、ほぼ水平位置で真空圧
は解放される。

包装装置60の軌道運動包装フィンガ62が移送ドラム40
の環状構内に延長して個々の袋をドラムの表面から引張
って離し、袋を配送テーブル65上の積重ね64上に配送す
る。第１図に鎖線で示し第４図に示すようにフィンガ62
は実質的に水平に延長しているが、包装装置を水平位置
から鋭角をなすようにしてもよい。

袋28に接触するフィンガ62の表面は特殊処理または表
面仕上げを施されて選択的摩擦抗力を可撓性製品とフィ
ンガの表面との間に与えるようにする。選択的摩擦抗力
とは袋がフィンガの表面に対して高速度で運動している
とき高い摩擦力を与え、フィンガの表面速度が可撓性製
品の速度に対比して増大しているとき低い摩擦力を与え
るようにすることを意味する。第２図Ｂ、第２図Ｃに示
すように選択的摩擦抗力は細長い鋸歯62aまたは一連の
傾斜特記62bによって与えることができる。これ以外の
公知の技術、例えばクロスカントリースキーに使用され
ている魚鱗模様なども利用可能である。この摩擦抗力に
よって袋はテーブル65上に積重ねられるときに減速する
ようになされる。

正確な時刻に計数フィンガ66が袋の流れの完全に外の
図示しない第１の位置から図示位置にピボット運動して
袋の積重ね64を所望の計数に分離する。配送テーブル65
を下降せしめて図示しないクランプ組立体が袋の積重ね
をクランプして袋を包装する通常の包装装置に移送する
ことを可能とする。

第１図に示す実施例において長い包装フィンガ62が袋
28を後続する袋に障害を受けずにドラム40から離すこと
を可能とするために、個々の袋間の間隔を製品ドラム上
の間隔約30mmから袋の全幅まで増大せしめる。このため
に第１図の装置では移送ドラム40の表面速度を製品ドラ
ム24の表面速度よりいくらか大とする。このためにドラ
ム40の速度は本発明の他の実施例における大径の移送ド
ラムと同一速度で回転せしめられる。すなわち、移送ド
ラムの表面速度を増大せしめる。移送ドラムの速度を過
度に大とすると袋は製品ドラム24から移送されるとき過
度に加速されるから注意を要する。第２図Ａに示す本発
明の実施例において複数の移送ドラムが使用されるが、
同一参照数字が対応する部品を示す。この実施例は第１
図に示すものとほぼ同様に作動するが、第１の移送ドラ
ム40には２組の真空ポート42、46が設けられる。第１の
組の真空ポート42は真空源に連通する第１の中央マニフ
ォルド44に連通し、第２の組の真空ポート46は真空源に
連通する第２の中央マニフォルド48に連通する。図示の
ように製品ドラム24と第１の移送ドラム40との中心間の
直線にほぼ沿った点において真空圧は製品ドラム24から
解放される。袋28は重力によってドラム40に落下し、そ
こで対応する真空ポート42が作動する。

移送ドラム40上の第１および第２の組の真空ポート4
2、46は、各個々の袋28が製品ドラムから除去されるよ
うに配置される。図示のように第２組の真空ポートは第
１の移送ドラム40の回転時に第１の移送ドラム40と第２
の移送ドラム50との中心間に直線にほぼ沿った点まで作
動する。この点でポート46に固定された袋28は解放され
移送ドラム50の真空装置によって吸着される。袋28は真
空ポート52によって第２の移送ドラム50に移送され、ポ
ート52は図示しない真空源に連通する中央マニフォルド
54に連通する。

このようにして個々の袋の流れは２つに分割され、そ
れぞれ前述と同様な包装装置60、70に送られる。各包装
装置は製品ドラム24からの袋の1/2を処理するから、各
装置の包装フィンガは前述装置の正確に1/2の速度で作
動する。付加的な移送ドラムを図示２ドラム装置に直列
に、または後述第３図の実施例に詳細に示すように製品
ドラムの周縁の周りに配置してもよい。包装フィンガは
前述装置の速度の1/Xの速度で運転可能であり、ここに
Ｘは移送ドラムの数である。例えば４個の移送ドラムを
使用した装置では包装フィンガ62は前述装置の1/4の速
度で運転することができる。

さらに、包装フィンガの軌道運動直径は袋が製品ドラ
ムから除去されるときの袋に相対的なフィンガの速度に
大きい関係があることが判った。前述のように包装フィ
ンガの相対速度は袋が除去されるときの袋の速度以下で
あることが望ましい。従って袋は除去されて積重ねられ
るとき減速されなければならない。１個のオービット
（軌道）に対して包装フィンガの速度は、オービット回
転数ｎ×ｄとなり、ここにｄは、オービット直径であ
る。即ち、包装フィンガのための実際的に最小のオービ
ット直径は、袋の速度に対する包装フィンガの速度が負
（フィンガの速度の方向が袋の速度の方向と反対で袋に
減速度を与える）の状態を生ずるものが望ましい。オー
ビット直径と袋の幅（製品幅、製品ドラム上の袋の周方
向の長さ）との比が約0.7以下であると、袋の初期速度
に相対的な包装フィンガの表面速度が両者の間の全接触
時間の間に負となる。ここに初期速度は、袋がドラムか
ら離れるときの速度である。この作動条件で袋は低速で
運動するフィンガに接触すると減速せしめられ、袋のし
わ、折曲りおよび積重ねられるときの反発現象が防止さ
れる。

第３図は第２図Ａの実施例の変形例を示す。同一の参
照数字は対応する部品を示す。第１図および第２の移送
ドラム40、50は製品ドラム24の周縁の別個の移送点に位
置している。製品ドラム24には第１の組の真空ポート36
と第２の組のポート37とが設けられる。ポートはそれぞ
れ図示しない真空源に連通する中央マニフォルド38、39
に連通する。製品ドラム、移送ドラムが矢印に示す方向
に回転すると、ポート36の真空は製品ドラム24と第１の
移送ドラム40との中心間の直線に沿った点で解放され
る。

第１の移送ドラム40から解放された袋28は包装装置60
で前述のように積重ねられ計数される。ポート37によっ
て保持される袋の部分は製品ドラム24とともに搬送さ
れ、真空は製品ドラム24と第２の移送ドラム50との中心
間の直線に沿った点で解放される。第２の移送ドラム50
から解放された袋は包装装置70に配送されて積重ねられ
計数される。各装置の包装フィンガは製品ドラム24から
の袋の全数の1/Xの速度で作動し、ここにＸは移送ドラ
ムの数である。

包装フィンガ62の作動は第３図に関連して第４図、第
５図に示す。一連の包装フィンガ62が移送ドラム50の周
縁の周りに延長する対応する一連の環状構内に延長す
る。フィンガの長さはフィンガが第４図に示すように製
品と充分に係合するようになされ、フィンガは、袋28が
ドラム50から離れるときに実質的に袋の全幅にわたって
延長するようになされる。このフィンガの全面接触は袋
がドラムから離れて積重ねられるときの折曲りを防止す
る。

第４図はフィンガを駆動する軌道運動包装機構の部分
図である。図示するものは円軌道の機構である。しか
し、楕円軌道としてもよい。包装機構の横方向に延長す
る円筒91が包装フィンガ62を担持するブラケット92を有
して設けられている。円筒91の両端に回転する軸94に担
持された図示しないクランク機構が連結されている。円
筒91はさらに、連結バー98によって第２のクランク機構
96に連結されている。軸94は図示しない適宜の駆動手段
で駆動される。軌道運動包装機構の構造、作動は米国特
許第3,640,050号明細書に記載されている。第６図、第
７図に側方変位移送ドラムを使用する本発明の別の実施
例を略示する。前述実施例に対応する部品は同一参照数
字で示す。この装置の作動は前述のものとほぼ同様であ
るが移送ドラム40の構造が相違する。移送ドラム40は軸
41を介して図示しない適宜の駆動手段で駆動される。別
法として軸41を固定して移送ドラム40をその周りで回転
せしめてもよい。移送ドラム40は複数のセグメント42
a、42bを含む。図示本発明の望ましい実施例においてセ
グメント42a、42bはドラム周縁の周りに交互に配置さ
れ、セグメント42aは固定され、セグメント42bはドラム
40の回転方向に横方向に運動可能である。

これら固定のセグメント42aと可動のセグメント42bと
は中央マニフォルド48に連通する第１の組の真空ポート
44を有する。マニフォルド48は図示しない真空源に連通
する。図示のように真空ポート44は袋28がドラム40に移
送されるとき袋の先行縁を固定する。

セグメント42bは中央マニフォルド50に連通する第２
の組の真空ポート46も有する。中央マニフォルド50は同
様に図示しない真空源に連通する。両マニフォルド48、
50はハウジング47の一部でドラム40の側方に位置する。
真空ポート46は袋28がドラム40に移送されるとき袋の後
続縁を固定するように配置されている。袋28の先行縁と
後続縁とを可動のセグメントに固定することによって横
方向運動時に袋のしわ、折曲りが防止される。

第７図に移送ドラム40の構造と作動の詳細を示す。ド
ラム40は中央支持板52に固定されたスリーブ51に支持さ
れた駆動軸41に取付けられる。固定のスリーブ51とドラ
ム40との間に軸受が設けられる。説明のため第７図には
移送ドラム40の半部のみを示す。ドラム40は中央支持板
52に対称に鎖線で示すように存在する。

ドラム40内にカム面58を有するカム56がある。カム56
は適宜の手段によりスリーブ51に固定される。カム従動
子61が各可動のセグメント42bにブラケット63などによ
って固定され、カム面58と係合する。セグメント42bは
滑動バー65上に軸受などを介して取付けられ、横方向に
運動する。ドラム40の長手方向軸線の周りの回転によっ
て可動のセグメント42bは図示のように滑動バー65に沿
って位置Ｃから位置Ｄに変位する。位置Ｃは２つのドラ
ム間の移送点において製品ドラム24からの袋に整合し、
位置Ｄは移送ドラム40の反対側の位置である。

固定のセグメント42aは環状溝69を中間に有するフィ
ンガセグメント68を有し、後述する軌道運動包装装置の
軌道運動包装フィンガによる袋28の除去を容易とする。
可撓性の真空ホース71がマニフォルドから真空源圧力を
セグメント42aの真空ポート44に供給し、袋28の先行縁
を固定する。

可動のセグメント42bは望ましくは環状の溝69をその
間に有するフィンガセグメント68を含む。第８図に示す
ように溝69はテーパした入口部分69aを有し、フィンガ
セグメント68の出入を容易とする。さらに、溝69はフィ
ンガセグメント68の約２倍の幅を有する。第４図に明示
されるような垂直ガイド73を各フィンガセグメントに沿
って配置してフィンガと溝69とを整合せしめてもよい。
これらの配置によれば、移送ドラムのセグメントの側方
変位とフィンガの延長長さとによるフィンガと溝との非
整合を許容し、または補償する。可撓性の真空ホース7
2、74はマニフォルド48、50から真空圧を可動のセグメ
ントの表面のポート44、46に導く。これによって袋28の
先行縁と後続縁との両者が可動のセグメント42bに固定
される。

作動時に複数対の袋28が製品ドラム24から移送ドラム
40に両ドラムが反対方向に回転しているとき移送され
る。移送点において製品ドラム上の袋の先行縁の真空は
解放され、袋は移送ドラム40上に重力によって落下し、
先行縁が真空ポート44によって固定される。袋28はつぎ
つぎに固定セグメント42a、可動セグメント42bのいずれ
かに落下する。移送ドラム40が回転をして袋が可動セグ
メント42b上にあるとき真空ポート46が作動して袋の後
続縁を固定する。

ドラム40が回転するとき固定および可動セグメント42
a、42bの両者が製品ドラム24の移送点の直下に位置す
る。ドラム４の回転が継続している間にカム56がカム従
動子61をカム面58内で横方向に運動せしめて可動セグメ
ント42bを横方向に変位せしめる。ドラム40の回転の予
め定めた点で可動セグメント42bはドラム40上の最外方
位置をとり、包装装置70と整合する。

第７図に示すように可動セグメント42bが最外方位置
をとるのはドラム24、40間の移送点から約180度の位置
である。カム56の設計は、可動セグメント42bが最外方
位置に到達して袋を包装装置に移送してから可動セグメ
ント42bが内方に変位しはじめ、製品ドラム24を離れる
袋の流れに整合するときドラム40がその位置に回転する
ようになされている。

このようにして個々の袋の２つの流れは４つの流れに
分割され、それぞれの包装装置に配送される。包装装置
の作動は第６図に示す装置76に関連して以下に説明す
る。袋28が移送ドラム40の周りに搬送されると真空ポー
ト44が袋を保持し、ほぼ水平位置で真空圧が解放され
る。可動のセグメント42bの場合は袋の後続縁が真空ポ
ート46によって保持され、真空圧は移送点に到達する直
前でかつセグメントが最外方位置に側方変位した後に解
放される。

包装装置76の軌道運動包装フィンガ84は環状溝69内に
延長し、個々の袋をドラムの表面から引き離して配送テ
ーブル88上の積重ね86上に配置する。鎖線で示すように
フィンガは実質的に袋が移送ドラムから除去されるとき
袋の全幅にわたって延長するようになされている。正確
な時刻に計数フィンガ90が袋の流れの完全に外の鎖線位
置と袋の積重ね86を所望の計数に分離する図示実線位置
との間にピボット運動する。配送テーブル88は下降可能
で図示しないクランプ組立体が袋の積重ねをクランプし
て袋を包装する別の公知の装置に移送することを可能と
する。

いくつかの代表的な実施例を本発明の理解のために説
明したが当業者には各種の変更を本発明の方法および装
置について、特許請求の範囲によって限定される本発明
の範囲内において実施することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の順次処理、配送装置の実施例の概略側
面立面図、第２図Ａは本発明の順次処理、配送装置の２
重移送ドラムの実施例の概略側面立面図、第２図Ｂは本
発明の包装フィンガの鋸歯状面を示す概略側面図、第２
図Ｃは本発明の包装フィンガの摩擦面を示す概略側面
図、第３図は本発明の順次処理、配送装置の２重移送ド
ラムの別の実施例の概略側面立面図、第４図は第２図の
一方の移送ドラムの拡大側面立面図で包装フィンガの運
動を示す図、第５図はドラムの環状構内の包装フィンガ
を示す第４図の線５−５に沿う断面図、第６図は本発明
の順次処理、配送装置の実施例の側方変位移送ドラムの
概略側面立面図、第７図は第６図の線７−７に沿う断面
図、第８図は第７図の線８−８に沿う正面立面図であ
る。 10:順次製品処理配送装置、12:フィルムウエブ、18:導
入ロール、24:製品ドラム、28:袋、30:チェーン駆動装
置、38、44、48、50、54:マニフォルド、36、37、42、4
6、52:真空ポート、40、50:移送ドラム、41:軸、42a:固
定セグメント、42b:可動セグメント、47:ハウジング、5
6:カム、58:カム面、60、70:包装装置、62:包装フィン
ガ、64:積重ね、62a:鋸歯状突起、62b:傾斜突起、65:配
送テーブル、66:計数フィンガ、69:環状溝、91:円筒、9
2:ブラケット、94:軸

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−38496（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−164340（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭42−9920（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B65H 29/54 - 29/56 B65H 29/24 B65H 29/52

Claims (11)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】個々の可撓性製品を順次処理する装置にし
   て、 一連の個々の可撓性製品を移送点に配送する手段（24）
   と、 該移送点に位置され可撓性製品を配送点に移送する手段
   （40）であって、複数の環状溝（69）を周縁に有する真
   空移送ドラム（40）及び該ドラムを回転させる手段（4
   1）を有する手段と、 該移送ドラム（40）に隣接して設けられ軌道運動する軸
   （94）であって該軸を軌道運動させる駆動手段を含む軸
   と、 複数のフィンガ（62）であって、該軸に固定され前記環
   状溝内に延長し、前記可撓性製品を順次移送ドラムから
   取除き前記配送点に配送し、可撓性製品に接触するに適
   した表面を有し、前記可撓性製品が移送ドラムから取除
   かれるとき該可撓性製品の全幅にわたり接触するように
   配置されたフィンガと、を含むことを特徴とする可撓性
   製品を順次処理する装置。
2. 【請求項２】一連の個々の可撓性製品を複数の配送点に
   配送する高速多レーン装置にして、 一連の個々の可撓性製品を移送点に供給する手段（24）
   と、該可撓性製品のそれぞれを前記移送点から複数の配
   送点に移送する手段と、を含み、 該移送する手段は、複数の環境溝（69）を周縁に有する
   移送ドラム（40）及び該ドラムを回転させる手段（41）
   を含み、 前記移送ドラムは、複数の交互的な第１及び第２のセグ
   メントを含んでおり、第１のセグメント（42b）は、可
   撓性製品の運動経路を横切って運動可能であり、該第１
   のセグメントは、前記移送点から可撓性製品を１つおき
   に受入れるようにされると共に前記可撓性製品の先行縁
   を移送ドラムに固定するために真空源に連通する真空ポ
   ート（46）を含んでおり、 第２のセグメント（42A）は、可撓性製品を１つおきに
   受入れるに適しており、前記移送ドラムは、更に第１の
   セグメントを可撓性製品の運動経路を横切って運動させ
   る手段（56−64）を含み、 前記高速多レーン装置は、更に前記移送ドラム（40）に
   隣接して軌道運動する軸（94）であって、該軸を運動さ
   せる駆動手段を含む軸と、 複数のフィンガ（62）であって、該軸に固定され前記環
   状溝内に延長し、前記可撓性製品を順次移送ドラム上の
   第１及び第２のセグメントから取除き前記複数の配送点
   に配送し、可撓性製品に接触するに適した表面を有し、
   前記可撓性製品が移送ドラムから取除かれるとき該可撓
   性製品の全幅にわたり接触するように配置されたフィン
   ガと、を含むことを特徴とする高速多レーン装置。
3. 【請求項３】高速製品配送装置にして、 一連の個々の可撓性製品を順次移送点に供給する手段
   （24）と、個々の前記製品を移送点から複数の配送点に
   移送する手段と、を含み、 該移送する手段は、複数の真空移送ドラム（40）を含
   み、該ドラムの各々は、その周縁の複数の環状溝及び各
   ドラムを回転させる手段を含み、該ドラムは、前記複数
   の移送ドラムの第１のものが前記供給する手段（24）か
   ら製品を受入れて該個々の製品の少なくとも一部を後続
   する移送ドラムに移送し該個々の製品の少なくとも一部
   を第１の配送点に移送し、各後続する移送ドラムは、第
   １の移送ドラムから受取った少なくとも一部の該個々の
   製品を後続する配送点に配送するようにされており、 該高速製品配送装置は、更に、 各前記配送点に隣接する各移送ドラムに隣接して軌道運
   動可能な軸であって、該軸を軌道運動させる駆動手段を
   含む軸と、 前記軸に固定されて移送ドラムの環状溝内に延長し、該
   移送ドラムから可撓性製品を順次除去して前記複数の配
   送点に配送する複数のフィンガであって、前記可撓性製
   品に接触するに適した表面を有し、該製品が移送ドラム
   から除去されるとき該製品の全幅にわたり接触するよう
   に配置されたフィンガと、を含むことを特徴とする高速
   製品配送装置。
4. 【請求項４】高速製品配送装置にして、 一連の個々の可撓性ウェブ製品を順次複数の移送点に供
   給する手段（24）と、個々の前記製品を各前記複数の移
   送点から複数の配送点に移送する手段と、を含み、 前記移送する手段は、複数の真空移送ドラム及び該ドラ
   ムを回転させる手段を含み、該ドラムは、その周縁に環
   状溝を有し、該ドラムは、前記複数の移送ドラムの第１
   のものが第１の移送点において前記供給する手段（24）
   から製品を受入れ、各後続する移送ドラムが個々の製品
   を各後続する移送点において供給手段から受入れ、第１
   の移送ドラムは、個々の製品の少なくとも一部を第１の
   配送点に配送し、各後続する移送点において各後続する
   移送ドラムは、個々の製品の少なくとも一部を後続する
   配送点に配送するようにされ、 前記高速製品配送装置は、更に、 各前記配送点に隣接する各移送ドラムに隣接して軌道運
   動可能な軸であって、該軸を軌道運動させる駆動手段を
   含む軸と、 前記軸に固定されて移送ドラムの環状溝内に延長し、該
   移送ドラムから可撓性ウェブ製品を順次除去して前記複
   数の配送点に配送する複数のフィンガであって、前記可
   撓性ウェブ製品に接触するに適した表面を有し、該製品
   が移送ドラムから除去されるとき該製品の全幅にわたり
   接触するように配置されたフィンガと、を含むことを特
   徴とする高速製品配送装置。
5. 【請求項５】個々の可撓性製品を順次操作する方法にし
   て、 一連の個々の可撓性製品を移送点に配送する段階、 該移送点からの可撓性製品を複数の環状溝を周縁に有す
   る回転真空移送ドラム上に移送することによって１つ以
   上の配送点に移送する段階、及び、 前記環状溝内に延長する複数のフィンガを使用して該可
   撓性製品を順次前記移送ドラムから除去して前記１つ以
   上の配送点に配送する段階であって、前記フィンガは、
   該製品が移送ドラムから除去されるとき該製品の実質的
   な全幅にわたって延長し接触するようにされる段階、を
   含むことを特徴とする可撓性製品を順次操作する方法。
6. 【請求項６】請求項５に記載の方法にして、可撓性製品
   が移送点から複数の配送点に移送され、前記フィンガ
   は、可撓性製品が移送点に供給される速度の1/Xの速度
   で作動され、ここにＸは、配送点の数であることを特徴
   とする方法。
7. 【請求項７】請求項５又は６の記載の方法にして、前記
   フィンガは、前記可撓性製品が移送ドラムから除去され
   るとき該製品の実質的に全幅にわたって延長し接触する
   ことを特徴とする方法。
8. 【請求項８】請求項５乃至７のいずれか１項に記載の方
   法にして、前記製品が移送ドラムから除去されるときの
   該製品の速度に相対的な前記フィンガの速度は、該可撓
   性製品を減速させる大きさ及び方向であることを特徴と
   する方法。
9. 【請求項９】請求項５乃至８のいずれか１項に記載の方
   法にして、前記フィンガの軌道直径と可撓性製品の幅と
   の比が0.7以下であることを特徴とする方法。
10. 【請求項１０】個々の可撓性製品を順次操作する軌道包
    装装置にして、 軌道運動可能に装架された軸であって該軸を軌道運動さ
    せる運動手段を含む軸と、該軸に固定され前記可撓性製
    品に接触するに適した表面を有する複数のフィンガと、
    を含み、 該表面は、可撓性製品がフィンガ表面に対して高速で運
    動するとき高度の摩擦を該製品と該フィンガとの間に与
    え、フィンガ表面の速度が可撓性製品の速度に対して増
    加するとき低摩擦を与えることを特徴とする包装装置。
11. 【請求項１１】請求項10に記載の包装装置にして、前記
    表面は、鋸歯形状、フィッシュスケール形状又は一連の
    傾斜突出部を有することを特徴とする包装装置。