JP2832303B2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2832303B2
JP2832303B2 JP25943389A JP25943389A JP2832303B2 JP 2832303 B2 JP2832303 B2 JP 2832303B2 JP 25943389 A JP25943389 A JP 25943389A JP 25943389 A JP25943389 A JP 25943389A JP 2832303 B2 JP2832303 B2 JP 2832303B2
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孝道 下村
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Hokoku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は例えば多量の米又は麦を集荷及び調整して出
荷するカントリーエレベータ又はライスセンターなどの
乾燥装置に関する。
「従来の技術」 従来、特公昭45−13418号公報に示す如く、投入コン
ベアと取出コンベアの間に複数の乾燥タンクを設置さ
せ、前記各タンクに穀粒を搬入出させて乾燥作業を行う
技術がある。
「発明が解決しようとする課題」 前記従来技術は、1つの乾燥室に対して複数のタンク
を設け、穀粒を間欠的に乾燥させるから、火力乾燥によ
って穀粒を乾燥させるとき、胴割れ米の発生または乾燥
むらによって品質が低下するのを防止できるが、1つの
乾燥室に対して2つ以上のタンクが必要であり、また複
数のタンクの穀粒の乾燥状態に合わせて乾燥室の乾燥力
を調節する必要があり、乾燥処理能力の向上並びに省力
化などを容易に行い得ないと共に、火力乾燥に比べて連
続乾燥時間が長い常温定湿空気による高品位乾燥を行う
ものではないから、複数の乾燥室を設けて連続乾燥時間
を長くても、タンクでの穀粒待期時間が長くなって不適
正に乾燥が行われたり、乾燥室の増設によって設備また
は管理コストが高くなり易い不具合があり、乾燥穀粒の
品質向上並びに乾燥作業の簡略化などを容易に図り得
ず、カントリーエレベータまたはライスセンターなどの
大型乾燥設備の機能向上などを容易に達成し得ない等の
問題がある。また、特開昭64−57080号公報に示す如
く、自主検査用のサンプル穀粒を投入させる複数のサン
プル容器を乾燥室に内設させ、水分を測定し長ら各サン
プル穀粒を乾燥させる技術もあるが、ヒータの加熱風に
よって穀粒を乾燥させると共に、多数の容器を1つの乾
燥室に設けるから、乾燥穀粒の品質向上並びに処理能力
の向上などを図り得ない等の問題がある。
「課題を解決するための手段」 然るに、本発明は、投入コンベアと取出コンベアの間
に複数の乾燥タンクを設置させ、前記各タンクに穀粒を
搬入出させる乾燥装置において、穀粒を乾燥させる常温
定湿空気を各乾燥タンクに各別に供給する複数の除湿機
及び送風機を設け、また取出コンベアの穀粒搬出位置に
水分センサを設けて搬出穀粒の水分を検出させ、かつ乾
燥タンクと別に入換タンクを前記各コンベアの間に設置
させると共に、一定連続乾燥時間が経過した乾燥タンク
から穀粒を排出させる排出シャッタを設け、さらに一定
連続乾燥時間経過後の穀粒を乾燥タンクから入換タンク
に移動させる動作と、空の乾燥タンクに他の乾燥タンク
から穀粒を移動させる動作と、入換タンクから空の乾燥
タンクに穀粒を戻す動作と、各除湿機及び送風機の乾燥
運転を、自動計時制御並びに水分センサの検出結果に基
づき自動的に行わせるコントローラを設け、また荷受部
の荷受穀粒並びに乾燥タンクの乾燥済み穀粒を搬入出さ
せる複数の貯蔵ビンを設けたことを特徴とする。
「作用」 従って、除湿機及び送風機から供給する常温定湿空気
によって乾燥タンクの貯蔵穀粒を乾燥させるから、品質
及び商品価値を低下させることなく簡単な管理操作によ
って穀粒を乾燥し得、また穀粒の入換によって同一乾燥
タンク内部の上下位置での乾燥むらを防ぎ乍ら水分検出
するから、コントローラを用いた穀粒の入換及び乾燥運
転の自動化を容易に行い得、乾燥処理能力の向上並びに
省力化と同時に、乾燥穀粒の品質向上並びに乾燥作業の
簡略化などを容易に図り得ると共に、荷受穀粒を入れる
貯蔵ビンと乾燥タンクの両方に乾燥済み穀粒を貯蔵させ
るから、荷受穀粒の乾燥処理能力の向上を図ることによ
り、大型のサイロを設けることなく乾燥穀粒の貯蔵能力
も向上させ得、カントリーエレベータまたはライスセン
ターなどの大型乾燥設備の機能向上並びに穀粒の乾燥及
び貯蔵コストの低減などを容易に図り得るものである。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第
1図はライスセンタのフローシート、第2図は平面図、
第3図及び第4図は側面図であり、トラックなどで搬入
する穀粒(米又は麦など)の重量計測を行う荷受計量ホ
ッパ(1)と、前記ホッパ(1)からの穀粒を下部受入
口(2)に投入する乾燥投入昇降機(3)と、風選機
(4)及び自動切換弁(5)を有する前記昇降機(3)
の上部排出口(6)に送り始端を連結させる乾燥投入ス
クリューコンベア(7)と、前記昇降機(3)の受入口
(2)に送り終端を連結させる乾燥取出ベルトコンベア
(8)とを備える。
そして、除湿機(9)及び送風機(10)から常温定湿
空気を供給する複数の乾燥タンク(11)…を前記各コン
ベア(7)(8)の間に設置し、前記タンク(11)…の
供給口にスクリューコンベア(7)送り終端側を自動シ
ャッタ(12)…を介して連結させると共に、前記タンク
(11)…の取出口を自動シャッタ(13)…を介してベル
トコンベア(8)送り始端側に連結させるもので、前記
昇降機(3)及び各コンベア(7)(8)により乾燥タ
ンク(11)に穀粒を搬入出させるように構成している。
また、乾燥タンク(11)と略同一容量の循環用タンク
である入換タンク(14)を各コンベア(7)(8)の間
に設け、乾燥投入スクリューコンベア(7)に自動シャ
ッタ(15)を介して入換タンク(14)上部の供給口を連
結させると共に、乾燥取出ベルトコンベア(8)に自動
シャッタ(16)及び自動切換弁(17)を介して入換タン
ク(14)下部の取出口を連結させるもので、常温定湿空
気を供給する複数の乾燥タンク(11)…の穀粒搬送系路
中に入換タンク(14)を設置し、設定乾燥時間(例えば
1日)が経過したとき、乾燥タンク(11)の1つから入
換タンク(14)に穀粒を投入し、空の乾燥タンク(11)
に他の乾燥タンク(11)から穀粒を投入し、最後の空の
乾燥タンク(11)に入換タンク(14)から穀粒を投入
し、乾燥むらを防ぐように構成している。
また、乾燥取出ベルトコンベア(8)送り終端に自動
切換弁(18)を介して連結させる前記昇降機(3)の下
部受入口(2)に水分センサ(19)を取付け、受入口
(2)に投入される穀粒の一部を取出して水分センサ
(19)によって含水率を測定するもので、常温定湿空気
によって除湿乾燥を行う複数の乾燥タンク(11)…を設
置すると共に、各乾燥タンク(11)…の穀粒を入れ換え
るときに水分検出を行う水分センサ(19)を設け、水分
センサ(19)を兼用して各乾燥タンク(11)…の穀粒の
含水率を検出させると共に、常温定湿空気による除湿乾
燥用の乾燥タンク(11)…に投入する穀粒の水分によっ
て残乾燥運転時間を演算して除湿機(9)及び送風機
(10)の乾燥運転を自動的に停止させるように構成して
いる。
また、前記乾燥投入昇降機(3)の排出口(6)から
下部受入口(20)に穀粒を投入するビン投入昇降機(2
1)と、自動切換弁(22)を有する前記ビン投入昇降機
(21)の上部排出口(23)に送り始端を連結させるトッ
プコンベア(24)と、ビン投入昇降機(21)の受入口
(20)に送り終端を連結させるボトムコンベア(25)
と、乾燥物収納手段である複数の貯蔵ビン(26)…とを
備える。
そして、各ビン(26)…に自動シャッタ(27)…を介
してトップコンベア(24)送り終端側を連結させると共
に、各ビン(26)…に手動シャッタ(28)…を介してボ
トムコンベア(25)を連結させ、ビン投入昇降機(2)
及び各コンベア(24)(25)により貯蔵ビン(26)に穀
粒を搬入出させるもので、各昇降機(3)(21)の排出
口(6)(23)に設ける各切換弁(5)(22)を切換え
ることにより、荷受計量ホッパ(1)から乾燥タンク
(11)又は貯蔵ビン(26)に穀粒を搬入させると共に、
乾燥タンク(11)から貯蔵ビン(26)に、また貯蔵ビン
(26)から他の乾燥ビン(26)に穀粒を搬入させるよう
に構成している。
また、各貯蔵ビン(26)…を二組2列に分けて配設さ
せて連通ダクト(29)により連結させ、1台の送風機
(30)から全てのビン(26)…に送風させるように構成
している。
さらに、乾燥取出ベルトコンベア(8)送り終端並び
にビン投入昇降機(21)の排出口(23)に各切換弁(1
8)(22)を介して連結させる下部受入口(31)を備え
た乾燥取出昇降機(32)を備え、自動切換弁(33)を有
する前記昇降機(32)の上部排出口(34)をビン投入昇
降機(21)の受入口(20)に連結させると共に、乾燥投
入スクリューコンベア(7)送り始端又は入換タンク
(14)供給口に自動切換弁(35)を介して乾燥取出昇降
機(32)の排出口(34)を連結させるもので、乾燥タン
ク(11)から他の乾燥タンク(11)又は入換タンク(1
4)に、入換タンク(11)から乾燥タンク(11)又は貯
蔵ビン(26)に、貯蔵ビン(26)から乾燥タンク(11)
又は入換タンク(14)に、前記乾燥取出昇降機(32)を
介して穀粒を搬入させるように構成している。
さらに、入換タンク(14)取出口の自動切換弁(17)
にタンク取出昇降機(36)及び籾昇降機(37)を介して
籾摺機(38)を連結させ、籾摺機(38)からの摺落し米
を混合米昇降機(39)によって籾選別機(40)に搬入さ
せると共に、籾選別機(40)からの玄米を粒選別機(4
1)に、また粒選別機(41)からの仕上げ玄米(整粒)
を玄米昇降機(42)によって袋詰出荷タンク(43)に搬
入させるもので、自動シャッタ(44)を介して前記タン
ク(43)から取出した玄米を袋詰出荷計量機(45)によ
って重量計測し、袋詰出荷するように構成している。
また、ライスセンターを構成する作業室(46)に荷受
出入口(47)及び出荷出入力口(48)を設け、荷受出入
口(47)近くに荷受計量ホッパ(1)を、また出荷出入
口(48)近くに袋詰出荷タンク(43)を設置させる。そ
して、6基の乾燥タンク(11)及び2列14本の貯蔵ビン
(26)…を作業室(46)長手方向に並列に配置させ、乾
燥タンク(11)と貯蔵ビン(26)の間の空間に除湿機
(9)及び送風機(10)を設置すると共に、乾燥タンク
(11)…列の外側に除塵室(49)及び操作室(50)を設
ける。
また、貯蔵ビン(26)用の送風機(30)を設ける作業
室(51)にテストドライヤ(52)及びオートチェッカ
(53)を設置し、自主検査作業を行うように構成してい
る。
さらに、第5図ば除湿送風部と乾燥タンク(11)の側
面説明図、第6図は除湿送風部の外観図、第7図は乾燥
タンクの説明図、第8図は除湿送風部と乾燥タンクの平
面説明図であり、穀粒を出入させる供給口(54)と取出
口(55)を上下に設ける密閉四角箱形の乾燥物収納手段
である乾燥タンク(11)の対向側面に給気ダクト(56)
と排気ダクト(57)を固設させる。そして、給気ダクト
(56)をタンク(11)内部に三角形の給気口(58)…を
介して連通させ、タンク(11)の対向側壁面に横設させ
る端面山形で下向き開口形の給気ガイド(59)…の一端
側に給気口(58)…を開設させると共に、タンク(11)
内部を排気ダクト(57)に三角形の排気口(60)…を介
して連通させ、タンク(11)の対向側壁間に横設させる
端面山形で下向き開口形の排気ガイド(61)…の一端側
に排気口(60)…を開設させるもので、給気ガイド(5
9)と排気ガイド(61)を交互に千鳥形に配設させ、供
給口(54)からの乾燥物を各ガイド(59)(61)間を介
して落下させてタンク(11)に貯留する一方、シャッタ
(13)操作で取出口(55)を開放して内部の穀粒をタン
ク(11)下方に落下させるように構成している。
また、冷却除湿用エバポレータ(62)並びに常温復元
用コンデンサ(63)並びに冷却用コンプレッサ(64)な
どを有する除湿機(9)と、電動モータ(65)にベルト
(66)を介して連結させる送風ファン(67)を有する送
風機(10)とを備え、移動自在な車輪(68)…付の台車
(69)に除湿機(9)と送風機(10)を搭載するもの
で、給気ダクト(56)に形成するタンク(11)の取風口
(70)に対し着脱自在な送風口(71)を送風機(10)に
設け、台車(69)の移動によって取風口(70)に送風口
(71)を接合又は離脱させるように構成している。
また、除湿調節フラップ(72)…を介して大気(湿り
空気)を取入れる外気取入ダクト(73)を備え、除湿機
(9)で形成する常温除湿空気とダクト(73)からの大
気とを混合させた常温定湿空気を定湿用ダンパ(74)を
介して送風機(10)に吸込ませるもので、前記フラップ
(72)及びダンパ(74)の角度調節により、送風機(1
0)から乾燥タンク(11)に供給する常温定湿空気の湿
度を調節するように構成している。
さらに、第9図は乾燥タンク(11)の穀粒出入並びに
乾燥運転制御を行う回路図であり、乾燥タンク(11)の
穀粒入れ換え間隔(例えば24時間)を初期設定する連続
乾燥時間設定器(75)と、除湿機(9)及び送風機(1
0)をオンオフさせる除湿スイッチ(76)と、マイクロ
コンピュータで構成する乾燥制御回路(77)を備える。
また、乾燥投入スクリューコンベア(7)及び乾燥取
出ベルトコンベア(8)と連動して駆動停止させる乾燥
昇降機(3)と、乾燥タンク(11)…投入用のシャッタ
(12)…と、乾燥タンク(11)の排出用のシャッタ(1
3)と、入換タンク(14)投入用シャッタ(15)と、入
換タンク(14)排出用シャッタ(16)と、水分センサ
(19)と、前記設定器(75)及びスイッチ(76)とを、
前記乾燥制御回路(77)に接続させるもので、設定時間
毎に各シャッタ(12)(13)(15)(16)を開閉させ、
昇降機(3)及び各コンベア(7)(8)を駆動し、入
換タンク(14)を利用して各乾燥タンク(11)…の穀粒
を入れ換え、乾燥むらを防ぐと共に、乾燥取出ベルトコ
ンベア(8)によって乾燥タンク(11)から取出された
穀粒が乾燥投入昇降機(3)の受入口(2)に投入され
たとき、その穀粒の一部が水分センサ(19)に取出さ
れ、水分センサ(19)によって穀粒の含水率を測定し、
該センサ(19)の検出結果に基づき一定含水率以下で一
定時間後に除湿スイッチ(76)をオフとし、除湿機
(9)及び送風機(10)の乾燥運転を停止させるように
構成している。上記から明らかなように、投入コンベア
である穀粒投入スクリューコンベア(7)と取出コンベ
アである乾燥取出ベルトコンベア(8)の間に複数の乾
燥タンク(11)を設置させ、前記各タンク(11)に穀粒
を搬入出させる乾燥装置において、穀粒を乾燥させる常
温定湿空気を各乾燥タンク(11)に各別に供給する複数
の除湿機(9)及び送風機(10)を設け、また取出コン
ベア(8)の穀粒搬出位置に水分センサ(19)を設けて
搬出穀粒の水分を検出させ、かつ乾燥タンク(11)と別
に入換タンク(14)を前記各コンベア(7)(8)の間
に設置させると共に、一定連続乾燥時間が経過した乾燥
タンク(11)から穀粒を排出させる排出シャッタ(13)
を設け、さらに一定連続乾燥時間経過後の穀粒を乾燥タ
ンク(11)から入換タンク(14)に移動させる動作と、
空の乾燥タンク(11)に他の乾燥タンク(11)から穀粒
を移動させる動作と、入換タンク(14)から空の乾燥タ
ンク(11)に穀粒を戻す動作と、各除湿機(9)及び送
風機(10)の乾燥運転を、自動計時制御並びに水分セン
サ(19)の検出結果に基づき自動的に行わせるコントロ
ーラである乾燥制御回路(77)を設け、また荷受部であ
る荷受計量ホッパ(1)の荷受穀粒並びに乾燥タンク
(11)の乾燥済み穀粒を搬入出させる複数の貯蔵ビン
(26)を設けている。そして、除湿機(9)及び送風機
(10)から供給する常温定湿空気によって乾燥タンク
(11)の貯蔵穀粒を乾燥させ、品質及び商品価値を低下
させることなく簡単な管理操作によって穀粒を乾燥させ
る。また穀粒の入換によって同一乾燥タンク(11)内部
の上下位置の乾燥むらを防ぎ乍ら水分検出させ、乾燥制
御回路(77)を用いて穀粒の入換及び乾燥運転の自動化
を行え、乾燥処理能力の向上並びに省力化と同時に、乾
燥穀粒の品質向上並びに乾燥作業の簡略化などを図ると
共に、荷受穀粒を入れる貯蔵ビン(26)と乾燥タンク
(11)の両方に乾燥済み穀粒を貯蔵させ、荷受穀粒の乾
燥処理能力の向上を図ることにより、大型のサイロを設
けることなく乾燥穀粒の貯蔵能力も向上させ、カントリ
ーエレベータまたはライスセンターなどの大型乾燥設備
の機能向上並びに穀粒の乾燥及び貯蔵コストの低減など
を図れるように構成している。
本実施例は上記の如く構成しており、荷受計量ホッパ
(1)に投入した穀粒は乾燥タンク(11)又は貯蔵ビン
(26)に搬入され、前記タンク(11)の除湿乾燥により
一定含水率まで穀粒を乾燥させると共に、乾燥後の穀粒
は入換タンク(14)を介して籾摺選別部に送り込まれ、
精粒を出荷タンク(43)に取出して計量袋詰を行う。
また、乾燥タンク(11)での除湿乾燥は約2〜3日必
要であるが、連続乾燥時間設定器(75)によって初期設
定した時間(例えば1日)が経過したとき、第10図のフ
ローチャートに示す如く、シャッタ(12)(13)(15)
(16)の自動開閉、並びに乾燥投入昇降機(3)及び各
コンベア(7)(8)の駆動により、近隣の乾燥タンク
(11)から入換タンク(14)に穀粒を搬出させ、空のタ
ンク(11)に他の乾燥タンク(11)から穀粒を搬入さ
せ、最後の空のタンク(11)に入換タンク(14)から穀
粒を投入させ、各乾燥タンク(11)の穀粒を入れ換えて
乾燥むらを防ぐ。
また、乾燥タンク(11)から乾燥投入昇降機(3)に
取出された穀粒は水分センサ(19)によって含水率を測
定されるもので、第11図のフローチャートに示す如く、
水分センサ(19)の検出結果を入力し、含水率が設定以
下になったときに残乾燥時間を演算し、その乾燥時間の
経過により除湿スイッチ(76)をオフにして除湿機
(9)及び送風機(10)の乾燥運転を自動的に停止させ
る。
また、乾燥後の穀粒は、シャッタ(13)、コンベア
(8)、各昇降機(3)(21)、コンベア(24)、シャ
ッタ(27)の自動制御により、乾燥タンク(11)から貯
蔵ビン(26)に搬出され、出荷まで待機させるものであ
る。
「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、投入コンベ
ア(7)と取出コンベア(8)の間に複数の乾燥タンク
(11)を設置させ、前記各タンク(11)に穀粒を搬入出
させる乾燥装置において、穀粒を乾燥させる常温定湿空
気を各乾燥タンク(11)に各別に供給する複数の除湿機
(9)及び送風機(10)を設け、また取出コンベア
(8)の穀粒搬出位置に水分センサ(19)を設けて搬出
穀粒の水分を検出させ、かつ乾燥タンク(11)と別に入
換タンク(14)を前記各コンベア(7)(8)の間に設
置させると共に、一定連続乾燥時間が経過した乾燥タン
ク(11)から穀粒を排出させる排出シャッタ(13)を設
け、さらに一定連続乾燥時間経過後の穀粒を乾燥タンク
(11)から入換タンク(14)に移動させる動作と、空の
乾燥タンク(11)の他の乾燥タンク(11)から穀粒を移
動させる動作と、入換タンク(14)から空の乾燥タンク
(11)に穀粒を戻す動作と、各除湿機(9)及び送風機
(10)の乾燥運転を、自動計時制御並びに水分センサ
(19)の検出結果に基づき自動的に行わせるコントロー
ラ(77)を設け、また荷受部(1)の荷受穀粒並びに乾
燥タンク(11)の乾燥済み穀粒を搬入出させる複数の貯
蔵ビン(26)を設けたもので、除湿機(9)及び送風機
(10)から供給する常温定湿空気によって乾燥タンク
(11)の貯蔵穀粒を乾燥させるから、品質及び商品価値
を低下させることなく簡単な管理操作によって穀粒を乾
燥でき、また穀粒の入換によって同一乾燥タンク(11)
内部を上下位置での乾燥むらを防ぎ乍ら水分検出するか
ら、コントローラ(77)を用いた穀粒の入換及び乾燥運
転の自動化を容易に行うことができ、乾燥処理能力の向
上並びに省力化と同時に、乾燥穀粒の品質向上並びに乾
燥作業の簡略化などを容易に図ることができると共に、
荷受穀粒を入れる貯蔵ビン(26)と乾燥タンク(11)の
両方に乾燥済み穀粒を貯蔵させるから、荷受穀粒の乾燥
処理能力の向上を図ることにより、大型のサイロを設け
ることなく乾燥穀粒の貯蔵能力も向上させることがで
き、カントリーエレベータまたはライスセンターなどの
大型乾燥設備の機能向上並びに穀粒の乾燥及び貯蔵コス
トの低減などを容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すライスセンタのフロー
シート、第2図は同平面図、第3図及び第4図は同側面
図、第5図は除湿送風部と乾燥タンクの側面説明図、第
6図は除湿送風部の外観図、第7図は乾燥タンクの説明
図、第8図は除湿送風部と乾燥タンクの平面説明図、第
9図は乾燥制御回路図、第10図及び第11図はフローチャ
ートである。 (11)……乾燥タンク (19)……水分センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入コンベア(7)と取出コンベア(8)
    の間に複数の乾燥タンク(11)を設置させ、前記各タン
    ク(11)に穀粒を搬入出させる乾燥装置において、穀粒
    を乾燥させる常温定湿空気を各乾燥タンク(11)に各別
    に供給する複数の除湿機(9)及び送風機(10)を設
    け、また取出コンベア(8)の穀粒搬出位置に水分セン
    サ(19)を設けて搬出穀粒の水分を検出させ、かつ乾燥
    タンク(11)と別に入換タンク(14)を前記各コンベア
    (7)(8)の間に設置させると共に、一定連続乾燥時
    間が経過した乾燥タンク(11)から穀粒を排出させる排
    出シャッタ(13)を設け、さらに一定連続乾燥時間経過
    後の穀粒を乾燥タンク(11)から入換タンク(14)に移
    動させる動作と、空の乾燥タンク(11)に他の乾燥タン
    ク(11)から穀粒を移動させる動作と、入換タンク(1
    4)から空の乾燥タンク(11)に穀粒を戻す動作と、各
    除湿機(9)及び送風機(10)の乾燥運転を、自動計時
    制御並びに水分センサ(19)の検出結果に基づき自動的
    に行わせるコントローラ(77)を設け、また荷受部
    (1)の荷受穀粒並びに乾燥タンク(11)の乾燥済み穀
    粒を搬入出させる複数の貯蔵ビン(26)を設けたことを
    特徴とする乾燥装置。
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