JP2829696B2 - Ｓｃ壁 - Google Patents
Ｓｃ壁Info
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- JP2829696B2 JP2829696B2 JP5189502A JP18950293A JP2829696B2 JP 2829696 B2 JP2829696 B2 JP 2829696B2 JP 5189502 A JP5189502 A JP 5189502A JP 18950293 A JP18950293 A JP 18950293A JP 2829696 B2 JP2829696 B2 JP 2829696B2
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- steel plate
- steel
- concrete
- steel plates
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、土木や建築の分野にお
いて、耐震壁としてのＳＣ壁（スチール・コンクリート
壁）に関する。
いて、耐震壁としてのＳＣ壁（スチール・コンクリート
壁）に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般の耐震壁としては鉄筋量を増加させ
たり、ブレースを内蔵させたＲＣ壁（鉄筋コンクリート
壁）があるが、このＲＣ壁に対して近年、耐力と変形性
能に優れたＳＣ壁（スチール・コンクリート壁）を用い
ようとする動向もある。
たり、ブレースを内蔵させたＲＣ壁（鉄筋コンクリート
壁）があるが、このＲＣ壁に対して近年、耐力と変形性
能に優れたＳＣ壁（スチール・コンクリート壁）を用い
ようとする動向もある。
【０００３】図３，図４でＳＣ壁１を説明すると、柱２
と梁３との架構内に配置されるものとして、間隔を存し
て並列する鋼板４，５間にコンクリート６を充填してな
るものである。
と梁３との架構内に配置されるものとして、間隔を存し
て並列する鋼板４，５間にコンクリート６を充填してな
るものである。
【０００４】前記鋼板４，５は平板であり、コンクリー
ト６の打設時の鋼板４，５のはらみ止めや、水平変形時
のはらみ止めのために、図５，図６に示すようにこの鋼
板４，５同士を鋼棒７等で連結する場合が多い。
ト６の打設時の鋼板４，５のはらみ止めや、水平変形時
のはらみ止めのために、図５，図６に示すようにこの鋼
板４，５同士を鋼棒７等で連結する場合が多い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この鋼棒７は一方の鋼
板４に孔を設けて、この孔を介して鋼板４，５間に差し
入れ、溶接により固定するが、このような鋼棒７を配置
する構造が施工を面倒なものとし、ＳＣ壁全体のコスト
を引き上げていた。
板４に孔を設けて、この孔を介して鋼板４，５間に差し
入れ、溶接により固定するが、このような鋼棒７を配置
する構造が施工を面倒なものとし、ＳＣ壁全体のコスト
を引き上げていた。
【０００６】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、はらみ止めのための鋼板間の繋ぎを不要とし、構造
簡単で安価に施工でき、しかも剛性に富むＳＣ壁を提供
することにある。
し、はらみ止めのための鋼板間の繋ぎを不要とし、構造
簡単で安価に施工でき、しかも剛性に富むＳＣ壁を提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、並列する鋼板間にコンクリートを充填してな
るＳＣ壁において、鋼板には凹凸の連続形状の鋼板を使
用し、並列する鋼板は、一方の鋼板の凹部と他方の鋼板
の凸部、一方の鋼板の凸部と他方の鋼板の凹部とが対向
してコンクリートを充填した際に壁の肉薄部と肉厚部が
交互に連続的に形成されることを要旨とするものであ
る。
するため、並列する鋼板間にコンクリートを充填してな
るＳＣ壁において、鋼板には凹凸の連続形状の鋼板を使
用し、並列する鋼板は、一方の鋼板の凹部と他方の鋼板
の凸部、一方の鋼板の凸部と他方の鋼板の凹部とが対向
してコンクリートを充填した際に壁の肉薄部と肉厚部が
交互に連続的に形成されることを要旨とするものであ
る。
【０００８】
【作用】本発明によれば、基本的に凹凸の連続形状の鋼
板を使用したので平板の鋼板よりも面外剛性が大きく、
はらみ止めを不要とすることができる。
板を使用したので平板の鋼板よりも面外剛性が大きく、
はらみ止めを不要とすることができる。
【０００９】しかも、鋼板は、一方の鋼板の凹部と他方
の鋼板の凸部、一方の鋼板の凸部と他方の鋼板の凹部と
が対向するようにして並列したので、かかる肉厚部がＳ
Ｃ柱と同等の作用を奏するものとして柱が間隔を存して
並んでいるようになる。そして、柱を等間隔で並べてそ
の間を肉薄部で繋げているため、あたかも並列する柱間
にパネルを嵌め込んだもののようになり、柱のような存
在を設けたことで、壁であるにもかかわらず曲げ性能
（じん性）が高く、変形性能に富むものとなる。
の鋼板の凸部、一方の鋼板の凸部と他方の鋼板の凹部と
が対向するようにして並列したので、かかる肉厚部がＳ
Ｃ柱と同等の作用を奏するものとして柱が間隔を存して
並んでいるようになる。そして、柱を等間隔で並べてそ
の間を肉薄部で繋げているため、あたかも並列する柱間
にパネルを嵌め込んだもののようになり、柱のような存
在を設けたことで、壁であるにもかかわらず曲げ性能
（じん性）が高く、変形性能に富むものとなる。
【００１０】また、肉薄部は肉厚部よりも強度的には弱
いが、この肉薄部も基本的には鋼板とコンクリートの組
合せからなるためある程度の強度を有し、耐震壁として
の強度をこの部分でもになうことができ、しかもこの肉
薄部は隣接する肉厚部で強度が補われるので問題はな
い。
いが、この肉薄部も基本的には鋼板とコンクリートの組
合せからなるためある程度の強度を有し、耐震壁として
の強度をこの部分でもになうことができ、しかもこの肉
薄部は隣接する肉厚部で強度が補われるので問題はな
い。
【００１１】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明のＳＣ壁の第１実施例を示す横
断平面図である。
説明する。図１は本発明のＳＣ壁の第１実施例を示す横
断平面図である。
【００１２】本発明のＳＣ壁１も並列する鋼板４，５間
にコンクリート６を充填してなるものであるが、この鋼
板４，５は凹部８と凸部９の連続形状の角形波型のデッ
キプレートタイプのものとした。
にコンクリート６を充填してなるものであるが、この鋼
板４，５は凹部８と凸部９の連続形状の角形波型のデッ
キプレートタイプのものとした。
【００１３】本実施例では、図１に示すように、一方の
鋼板４の凹部８と他方の鋼板５の凸部９とが、一方の鋼
板４の凸部９と他方の鋼板５の凹部８とが対向してコン
クリート６を充填した際に壁の肉薄部と肉厚部αが交互
に連続的に形成されることにした。
鋼板４の凹部８と他方の鋼板５の凸部９とが、一方の鋼
板４の凸部９と他方の鋼板５の凹部８とが対向してコン
クリート６を充填した際に壁の肉薄部と肉厚部αが交互
に連続的に形成されることにした。
【００１４】このように凹部８と凸部９の連続形状の鋼
板４，５は面外剛性が大きく、コンクリート６の打設時
にはらむこともない。
板４，５は面外剛性が大きく、コンクリート６の打設時
にはらむこともない。
【００１５】図１の場合は、肉厚部αは柱と同じ作用を
奏し、この肉厚部αが間隔を存して並ぶことで柱を等間
隔で並べたものと同等となる。
奏し、この肉厚部αが間隔を存して並ぶことで柱を等間
隔で並べたものと同等となる。
【００１６】図２は本発明の第２実施例を示すもので、
凹部８と凸部９の連続形状の鋼板４，５は波鋼板とし
た。
凹部８と凸部９の連続形状の鋼板４，５は波鋼板とし
た。
【００１７】本実施例では、一方の鋼板４の凹部８と他
方の鋼板５の凸部９とが、一方の鋼板４の凸部９と他方
の鋼板５の凹部８とが対向して肉薄部と肉厚部αが交互
に連続的に形成されるようにする。
方の鋼板５の凸部９とが、一方の鋼板４の凸部９と他方
の鋼板５の凹部８とが対向して肉薄部と肉厚部αが交互
に連続的に形成されるようにする。
【００１８】なお、他の実施例として鋼板４，５の形状
はこれ以外でも凹部８と凸部９との繰り返しのパターン
の断面を有するものであれば、種々の形状のものが考え
られる。
はこれ以外でも凹部８と凸部９との繰り返しのパターン
の断面を有するものであれば、種々の形状のものが考え
られる。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたように本発明のＳＣ壁は、は
らみ止めのための鋼板間の繋ぎを不要とし、構造簡単で
安価に施工できるものである。しかも、肉厚部が間隔を
存して並ぶことで柱を等間隔で並べたものと同等とな
り、その曲げ性能により、変形性能に富む壁が得られる
ものである。
らみ止めのための鋼板間の繋ぎを不要とし、構造簡単で
安価に施工できるものである。しかも、肉厚部が間隔を
存して並ぶことで柱を等間隔で並べたものと同等とな
り、その曲げ性能により、変形性能に富む壁が得られる
ものである。
【図１】本発明のＳＣ壁の第１実施例を示す横断平面図
である。
である。
【図２】本発明のＳＣ壁の第２実施例を示す横断平面図
である。
である。
【図３】従来のＳＣ壁の正面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】従来のＳＣ壁の要部の横断平面図である。
【図６】従来のＳＣ壁の要部の正面図である。
１…ＳＣ壁 ２…柱 ３…梁 ４，５…鋼板 ６…コンクリート ７…鋼棒 ８…凹部 ９…凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穐山 靖司 東京都調布市飛田給二丁目19番１号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 林 信之 東京都調布市飛田給二丁目19番１号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭53−12122（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−284374（ＪＰ，Ａ) 実開 昭52−140225（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 2/84 - 2/86
Claims (1)
- 【請求項１】 並列する鋼板間にコンクリートを充填し
てなるＳＣ壁において、鋼板には凹凸の連続形状の鋼板
を使用し、並列する鋼板は、一方の鋼板の凹部と他方の
鋼板の凸部、一方の鋼板の凸部と他方の鋼板の凹部とが
対向してコンクリートを充填した際に壁の肉薄部と肉厚
部が交互に連続的に形成されることを特徴とするＳＣ
壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5189502A JP2829696B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | Ｓｃ壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5189502A JP2829696B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | Ｓｃ壁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742275A JPH0742275A (ja) | 1995-02-10 |
| JP2829696B2 true JP2829696B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=16242349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5189502A Expired - Fee Related JP2829696B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | Ｓｃ壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2829696B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3244614B2 (ja) * | 1995-03-10 | 2002-01-07 | 新日本製鐵株式会社 | デッキプレート形鋼直交型サンドイッチ構造 |
| JP2002070200A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-03-08 | Toyo Constr Co Ltd | 建築物の制振構造および建築物の制振構造の施工方法 |
| JP5291330B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2013-09-18 | 株式会社竹中工務店 | 波形鋼板耐震壁 |
| CN103821257B (zh) * | 2014-03-11 | 2016-04-13 | 北京工业大学 | 一种预应力钢板剪力墙 |
| CN112878545A (zh) * | 2019-11-29 | 2021-06-01 | 中冶(上海)钢结构科技有限公司 | 装配式钢结构建筑的单斜桁架加劲双钢板组合剪力结构 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52140225U (ja) * | 1976-04-19 | 1977-10-24 | ||
| JPS5312122A (en) * | 1976-07-20 | 1978-02-03 | Hiroshi Fukagawa | One side hollow structure panel and method of unit construction by means of its panel |
| JPS63284374A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-21 | 日本鋼管株式会社 | 制振壁構造 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5189502A patent/JP2829696B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0742275A (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |