JP2829446B2 - 立体模様箔糸原反の製造法 - Google Patents

立体模様箔糸原反の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は立体模様箔糸原反の製造
法、特に、立体模様現出部分が内層部に存在されて、外
面に立体模様が発現される立体模様箔糸原反の製造法に
関する。このような箔糸原反の立体模様は、内層部に存
在する立体模様現出部分による箔糸原反の膨らみで外面
に発現されたものであるため、が丸味を帯びた態様を
している。従って、かかる箔糸原反から得られた箔糸
は、経箔或いは引箔として、織物に織り込む際、シャト
ル或いはその他の細かい糸道等に引っ掛かることがな
く、有用性が高い。
【従来の技術】従来、前記したタイプの立体模様箔糸原
反の製造で、内層部に立体模様現出部分を存在させるに
は、立体模様現出部分としての盛上り部を樹脂塗着等で
直接、シート面に施した基材シートと、同様な盛上り部
付き或いはそのような盛上り部のない基材シートとを、
盛上り部の側を内側にして、貼り合せる方法をとってい
る。これによれば、箔糸原反を必要とする細幅(通常、
約0.33mm)にスリットして箔糸にすると、その細
幅化による剥離強度の低下で、箔糸の立体模様部の箇所
が、層間剥離される傾向が強いという問題をはらむ。特
に、前記盛上り部に発泡樹脂を充てた場合、剥離強度が
より弱くて、一層不都合である。
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
点は、上記従来技術による前示問題点である。即ち本発
明の目的は、立体模様現出部分が発泡樹脂による場合で
も、立体模様の個所で層間剥離の傾向のない、立体模様
現出部分内層存在型の立体模様箔糸原反の製造法を開発
するにある。立体模様現出部分が発泡樹脂による場合
は、その発泡により箔糸原反基材シートの該部分の盛上
り効果を向上でき、外面発現立体模様を大きくできる。
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
発明の立体模様箔糸原反の製造法は、立体模様現出部分
が内層部に存在されて、外面に立体模様が発現される立
体模様箔糸原反の製造法において、片面に熱融着性接着
剤層を施し、且つ該接着剤層の面に、前記立体模様を現
出させるための模様状の盛上り部を施した箔糸原反基材
シートと、片面に熱融着性接着剤層を形成した箔糸原反
基材シートとを、或いは前者構成の箔糸原反基材シート
と箔糸原反基材シートとを、それ等の熱融着性接着剤層
を内側にし、加熱、加圧して、熱溶着せしめることを特
徴としている。
【作用】上記の如く本発明においては、箔糸原反の内層
部に立体模様現出部分を存在させるのに、それぞれが片
面に熱融着性接着剤層付きで、双方或いは一方がその熱
融着性接着剤層の面に模様状に盛上り部が施された基材
シートと基材シートとを、それ等の前記接着剤層を内側
にして、加熱、加圧し、熱溶着せしめる方法をとってい
る。この方法によると、立体模様現出部分である模様状
盛上り部は、全周囲から前記接着剤層により包まれた形
で、前記基材シートと基材シートの熱溶着により形成さ
れた積層体に内蔵され、しかも基材シートの模様状盛上
り部に相当する部位は前記接着剤層と接合された状態に
ある。こうして本発明によれば、立体模様現出部分が発
泡樹脂による場合でも、立体模様の個所で層間剥離の傾
向のない、立体模様部分内層存在型の立体模様箔糸原反
の製造法を開発することが達成される。本発明では上記
基材シートを貼るのに、基材シート面上の熱融着性接着
でこれを行うので、箔糸原反基材シートの貼り合わ
せはテンション下になされるのが一般であるところか
ら、基材シートの模様状盛上り部が盛上りの大きい場
合、その盛上りの下に当該層がない基材シートでは、基
材シートにおける長さ方向の該部の前後両側に空洞部を
生じるが、これに前記層の接着剤が熱溶融で入り込ん
で、これを埋める。従って、前記盛上り部の盛上りを大
きくして、立体模様を的確に発現できる。前記空洞部
埋らないと、箔糸原反を箔糸幅に切断すると、空洞部か
ら層間剥離し、所期の箔糸が得られない。
【実施例】次に、本発明の実施模様を示す添付図面を参
照して、本発明を説明する。図1(A)は本発明に係る
基材シートの一適用例を、それの熱溶着途次の状態下に
示す縦断面図、図1(B)は本発明に係る基材シートの
異なる適用例を同様な状態下に示す縦断面図である。図
2は本発明に係る基材シートの熱溶着仕様の一例を示す
側面図である。図において、1が箔糸原反の基材シート
であり、基材シート1は和紙、プラスチックフィルム、
布(例えば、レーヨン等の人造繊維布、ナイロン、テト
ロン等の合成繊維布、混合繊維布)に樹脂、好ましくは
柔軟性に富む樹脂をコーティング或いは全体または少な
くとも表層部に含浸させたもの、布と和紙を貼合せたも
の等を有利に適用できる。基材シート1の下記熱融着性
接着剤層2と反対側の面には、必要に応じその上から保
護層として極く薄い耐熱性のプラスチックフィルム(図
示せず)を貼着する。基材シート1の片面に熱融着性接
着剤層2が形成され、更に該接着剤層2の面に樹脂塗工
による等適宜の仕様で盛上り部3が模様状に形成された
ものと、基材シート1の片面に熱融着性接着剤層2が形
成されたものとを組として〔図1(A)〕、或いは前者
構成と同じ構成の基材シート1と基材シート1とを組と
して〔図1、(B)〕、それ等の熱融着性接着剤層2の
側を内側にし、適当な加熱、加圧手段、例えば少なくと
も片方がゴム等柔軟性ロール(以下、ゴムロールと略記
する)4′である、また少なくとも何れかがヒータ内蔵
型のピンチロール4のニップを通過させ、前記層2の熱
溶融で両基材シート1と1を熱溶着せしめる。前記熱融
着性接着剤層2は、図1(A)、(B)に示すような厚
み即ち基材シート1とほぼ同程度の厚みを好ましい例と
して挙げることができる。図1(A)、(B)におい
て、基材シート1と1との組は、左端部が熱溶着され、
残る部分が未熱溶着にある状態で示されている。片面に
熱融着性接着剤層2付きの基材シート1と、片面に熱融
着性接着剤層2付きで該層2に更に模様状盛上り部3付
きの基材シート1との組を熱溶着させる場合、模様状盛
上り部3付きの基材シート1は、ピンチロール4のニッ
プ中を通過させるに当り、ゴムロール4′側となるよう
にする方がよい。それぞれが模様状盛上り部3を有する
基材シート1と1との組を熱溶着させる場合、それ等基
材シート1の模様状盛上り部3を相互に異なる関係位置
にして、基材シートの組をピンチロールのニップ中を通
過させるのがよい。こうすると、模様状盛上り部3の突
出度が大きくとも、ピンチロール4が双方共ゴムロール
であるとき、基材シート1の盛上り部3による外面側へ
の凸状膨出が、基材シート1と1との組の全体として、
バランスよくなされる。上記層2を熱溶融させるための
加熱手段としては、ピンチロール4にヒータ内蔵型のも
のを適用するのに代えて、所要個所に配置された赤外線
ヒータ5を充ててもよい。こうして、内層部に存在され
た立体模様現出部分である模様状盛上り部3′により外
面に立体模様30が発現された立体模様箔糸原反Aが得
られる。得られた箔糸原反Aの立体模様30は、基材シ
ート1と1との組が片方の基材シートのみ模様状盛上り
部3を有する場合、盛上り部3付き基材シート1側のロ
ールがゴムロール、反対側が鉄ロールであると、図1
(A)に示すような片面に発現されたものとなり、双方
が模様状盛上り部3のあるときは、ピンチロール4 が双
方共ゴムロールであると、図1(B)に示すような両面
発現となる。立体模様30が片面発現型の箔糸原反の場
合、模様状盛上り部3は基材シート1と異なる色である
と、それが箔糸原反裏面から見え、商品価値が低下する
ので、基材シートと同色であること、盛上り部3が樹脂
の塗工によるときは同色または無色の樹脂を充てること
が好ましい。得られた立体模様箔糸原反Aにおいて、そ
れに前記溶着で内蔵された模様状盛上り部3′は、量2
により全周囲を包まれた態様となる。基材シート1の該
盛上り部3′に相当する部位は、2と接合された状態
を保持している。これ等のため、基材シート1の模様状
盛上り部3が発泡樹脂による場合でも、箔糸原反Aを細
輻にスリットして得られた箔糸は、立体模様の個所で層
間剥離する傾向がない。基材シート1と1との熱溶着一
体化による積層体は、必要に応じ、ピンチロール4を出
た直後に、冷却ロール6を周回経由させて冷却する。
【発明の効果】以上説明したように、本発明は立体模様
現出部分が発泡樹脂による場合でも、立体模様の個所で
層間剥離の傾向のない、立体模様現出部分内層存在型の
立体模様箔糸原反の製造法を開発することが達成され
る。しかも箔糸原反基材シートの模様状盛上り部の盛上
りを大きくして、的確に立体模様を発現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明に係る基材シートの一適用
例を、それの熱溶着途次の状態下に示す縦断面図であ
る。図1(B)は同様な状態下で本発明に係る基材シー
トの別の適用例の縦断面図を示す。
【図2】本発明に係る基材シートの熱溶着仕様の一例を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 基材シート 2 熱融着性接着剤層 3 模様状の盛上り部 3′ 立体模様現出部としての盛上り部 4 ピンチロール 30 立体模様 A 立体模様箔糸原反
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−148142(JP,A) 特開 昭56−86327(JP,A) 特開 昭56−168140(JP,A) 実開 昭57−72139(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体模様現出部分が内層部に存在され
    て、外面に立体模様が発現される立体模様箔糸原反の製
    造法において、片面に熱融着性接着剤層を形成し、且つ
    該接着剤層の面に、前記立体模様を現出させるための部
    分である模様状の盛り上がり部を施した箔糸原反基材シ
    ートと、片面に熱融着性接着剤層を施した箔糸原反基材
    シートとを、前記接着剤層を内側にし、加熱、加圧し
    て、熱溶着せしめることを特徴とする立体模様箔糸原反
    の製造法。
  2. 【請求項2】 立体模様現出部分が内層部に存在され
    て、外面に立体模様が発現される立体模様箔糸原反の製
    造法において、それぞれ、片面に熱融着性接着剤層を形
    成し、且つ該接着剤層の面に、前記立体模様を現出させ
    るための模様状の盛り上がり部を施した箔糸原反基材シ
    ートと箔糸原反基材シートとを、それ等の熱融着性接着
    剤層を内側にし、加熱、加圧して、熱溶着せしめること
    を特徴とする立体模様箔糸原反の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の立体模様箔糸原反の製造
    法において、箔糸原反基材シートのそれぞれを、それ等
    の模様状盛上り部を相互に異なる関係位置にして、熱溶
    着せしめることを特徴とする立体模様箔糸原反の製造
    法。
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