JP2829422B2 - 磁気カード - Google Patents

磁気カード

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JP2829422B2 JP29267689A JP29267689A JP2829422B2 JP 2829422 B2 JP2829422 B2 JP 2829422B2 JP 29267689 A JP29267689 A JP 29267689A JP 29267689 A JP29267689 A JP 29267689A JP 2829422 B2 JP2829422 B2 JP 2829422B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プリペイドカード等に使用するのに適した
磁気カードに関するものであり、特に、偽造を困難にす
るために、磁気情報トラックとは別にセキュリティトラ
ックまたは固有情報トラックを設けた磁気カードに関す
るものである。
従来の技術 この種の従来技術としては、セキュリティトラックと
して、例えば実開昭58−65644号公報に開示されている
ように、印刷された磁気パターンを設けたり、特開昭62
−145584号公報に開示されているように、磁気塗膜の表
面の一部を切削してカードを特定する傷コードを形成す
る等があった。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、カードを特定する情報を印刷による磁
気パターンや磁気塗膜の表面の一部を切削した傷で付与
することは、製造工程が大変複雑化し、実際にカード1
枚1枚に異なる情報を付与することは困難であるという
欠点を有していた。
一方、セキュリティトラックに記録される固有情報
は、カード製造時に特定されてしまうので、カード発行
者が任意に固有情報コードを選択することが困難である
といった運用上の問題点もあった。
本発明の目的は、前述したような従来の問題点を解消
しうるような磁気カードを提供することである。
課題を解決するための手段 本発明によれば、非磁性基体の表面に磁気情報トラッ
クとして使用する磁性層を有した磁気カードにおいて、
該磁気カードの特定位置に固有情報トラックとして使用
する磁性層を設け、該固有情報トラックとして使用する
磁性層の常温における保磁力は、前記磁気情報トラック
として使用する磁性層の常温における保磁力に比較して
高く、該固有情報トラックとして使用する磁性層のキュ
リー点は、前記磁気情報トラックとして使用する磁性層
のキュリー点に比較して低いように選定しておき、カー
ド発行時においては、前記固有情報トラックとして使用
する磁性層を前記キュリー点付近の温度まで加熱して、
カードを特定する固有情報をそこに熱磁気記録できるよ
うにしている。
実施例 次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例について
本発明をより詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例としての磁気カードの概
略平面図である。この実施例の磁気カード1は、非磁性
基体2の表面上に形成した磁気情報トラックとして使用
する第1の磁性層3と、非磁性基体2の表面上の第1の
磁性層3とは異なる特定の位置に形成し且つ第1の磁性
層3とは磁気特性の異なる固有情報トラックとして使用
する第2の磁性層4とを有している。
非磁性基体2は、プラスチック、紙又は非磁性体金属
板であって良い。特に、プラスチックを用いる場合は、
耐熱性に優れたポリエチレンテレフタレート(PET)ま
たはポリイミドの基板を使用することが望ましい。
第1の磁性層3は、常温における保磁力が2750Oe、キ
ュリー点が450℃のバリウムフェライト粉を適当な樹脂
中に分散させてインキ化し、グラビア印刷、オフセット
印刷、ノズルコートまたはホットスタンプ等の方法で形
成してある。第2の磁性層4に用いる磁性材料の常温に
おける保磁力は、通常の高保持力磁気カードの書き込み
に用いる磁気ヘッドでは書き込みが不可能な程高いこと
が望ましい。一般に、磁気媒体を飽和書き込みするため
に要求される記録磁界の強さは、媒体の保磁力の2倍以
上必要であるとされているが、通常高保磁力カードの書
き込みに用いられるセンダストヘッドの飽和磁束密度
は、10KG程度なので、センダストヘッドで飽和記録でき
る媒体の保磁力は5000Oe以下である。
従って、本発明による磁気カードの第2の磁性層4に
用いる磁性材料の常温における保磁力は、5000Oeより大
きい必要がある。
一方、本発明による磁気カードの第2の磁性層4に用
いる磁性材料のキュリー点は、カード基体2としてプラ
スチックを用いる場合は、基体の耐熱性から200℃以下
が好ましい。本実施例では、常温における保磁力が8000
Oe、キュリー点が160℃のガリウム置換型ストロンチウ
ムフェライト粉を、適当な樹脂中に分散させてインキ化
し、これをグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット
印刷、活版印刷またはノズルコート等によって形成して
ある。
この第1の磁性層3と第2の磁性層4を保護するた
め、磁気情報トラックと固有情報トラック上に色インキ
等による保護層を設けると良い。
次に、このような本発明による磁気カードの第2の磁
性層4への固有データの書き込みは、第2図に略示する
ような書き込み装置によって行う。第2図に示すよう
に、書き込み装置は、磁気カードの第2の磁性層4をそ
のキュリー点付近の温度まで加熱するための熱ヘッド5
と、保磁力が3000Oe程度の磁性体に飽和記録することが
できる磁気ヘッド6とを備えている。熱ヘッド5と磁気
ヘッド6とは、同一のケース内に一体化して組み込まれ
ているか、または別々に互いに近接して取り付けられて
いるとよい。なお、第2図において、矢印は、磁気カー
ド1の走行方向を示している。このような構成の書き込
み装置において、磁気カード1を、矢印の方向へ搬送系
(図示していない)により搬送し、熱ヘッド5で第2の
磁性層4の温度がキュリー点に達するように加熱しなが
ら、磁気ヘッド6でカードを特定する情報を記録する。
この時の動作を更に詳しく説明する。第2の磁性層4
は、熱ヘッド5を通過した時点でキュリー点付近まで熱
せられるので、保磁力はほぼ零になる。その後、磁気ヘ
ッド6のところまで搬送される間に若干温度は下がるの
で、保磁力は、少し上がるものの、磁気ヘッド6で充分
書き込むことができる。磁気カード1が書き込み装置か
ら排出されて第2の磁性層4の温度が常温までもどる
と、保磁力は、再び8000Oeに回復するので、この状態で
は、通常の高保磁力用のカードリーダーではデータの書
き換えは不可能となる。
なお、本実施例では、書き込み装置の加熱手段として
は、熱ヘッドを使用したが、レーザー光線や赤外線を照
射してもよいし、熱ロールや熱風で第2の磁性層4を加
熱してもよい。
また、本実施例では、第1の磁性層3を、非磁性基体
2の表面の一部にのみ、すなわち、ストライプ状に形成
するとしたが、非磁性基体2の表面の全面に第1の磁性
層3を形成し、その第1の磁性層3の上又は下の一部
に、固有情報トラックとして使用する第2の磁性層4を
形成してもよい。この場合、第2の磁性層に固有情報を
熱磁気記録する際に第1の磁性層3にもその固有情報が
書き込まれるが、常温にもどってから第1の磁性層3の
みを直流消磁すればよい。
また、第1図の実施例では、磁気情報トラックとして
使用する第1の磁性層3と固有情報トラックとして使用
する第2の磁性層4とを、互いに平行に離間した別々の
ストライプ状に形成したのであるが、本発明は、これに
限定されるものではない。例えば、第3図に略字するよ
うに、磁気カード1Aの非磁性基体2の表面上に、磁気情
報トラックとして使用する第1の磁性層3Aと固有情報ト
ラックとして使用する第2の磁性層4Aとを、1本のスト
ライプ状に形成してもよい。このようにする場合には、
第1の磁性層3Aと第2の磁性層4Aとが同一ライン上にあ
るので、第1の磁性層3Aの書き込みおよび読み取り並び
に第2の磁性層4Aの書き込みおよび読み取りのために、
1つの磁気ヘッドをタイミングをとって作動させること
により、共用させることができるので、書き込みおよび
読み取りのための装置の構成を簡単なものとすることが
できる。
発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明によれば、磁気カ
ードに磁気センサーで検出可能なカード固有の情報を簡
単な方法で、カード発行者がカードを発行する際にで
も、付与することができ、しかも通常の磁気カード書き
込み装置ではその固有情報の書き換えが困難なので、セ
キュリティの高い磁気カードを安価に供給でき、磁気カ
ード利用分野に貢献するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例としての磁気カードの概略
平面図、第2図は、第1図の磁気カードへ固有情報を書
き込む手順の一例を説明するための概略図、第3図は、
本発明の別の実施例としての磁気カードを示す概略平面
図である。 1、1A……磁気カード、2……非磁性基体、 3、3A……第1の磁性層、 4、4A……第2の磁性層、5……熱ヘッド、 6……磁気ヘッド。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−80783(JP,A) 特開 昭49−34814(JP,A) 特開 昭57−20903(JP,A) 実開 昭58−84625(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/80 G11B 5/70 G11B 5/02 G06K 19/00 B42D 15/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性基体の表面に磁気情報トラックとし
    て使用する磁性層を有した磁気カードにおいて、該磁気
    カードの特定位置に固有情報トラックとして使用する磁
    性層を設け、該固有情報トラックとして使用する磁性層
    の常温における保磁力は、前記磁気情報トラックとして
    使用する磁性層の常温における保磁力に比較して高く、
    該固有情報トラックとして使用する磁性層のキュリー点
    は、前記磁気情報トラックとして使用する磁性層のキュ
    リー点に比較して低いことを特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】前記固有情報トラックとして使用する磁性
    層の保磁力は、25℃において5000Oe以上で、キュリー点
    は、200℃以下である請求項(1)記載の磁気カード。
  3. 【請求項3】前記固有情報トラックとして使用する磁性
    層には、その磁気カードを特定する固有情報が熱磁気記
    録されている請求項(1)または(2)記載の磁気カー
    ド。
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