JP2828792B2 - 双ベルト式連続鋳造機のコーティング装置 - Google Patents

双ベルト式連続鋳造機のコーティング装置

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JP2828792B2
JP2828792B2 JP6664691A JP6664691A JP2828792B2 JP 2828792 B2 JP2828792 B2 JP 2828792B2 JP 6664691 A JP6664691 A JP 6664691A JP 6664691 A JP6664691 A JP 6664691A JP 2828792 B2 JP2828792 B2 JP 2828792B2
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裕之 吉田
仁 丹野
達雄 斎藤
昌紀 皆川
俊太郎 斎藤
賢治 外
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Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄型鋳片を連続鋳造す
るのに使用する鋳型形成用双ベルトの表面に施す塗膜の
膜厚及びその分布を調節するコーティング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】双ベルトを使用する連続鋳造機において
は、金属製の鋳造ベルトに溶融金属の熱が直接伝達され
ないように、鋳造ベルト上にジルコニア(ZrO2 )等
の耐火粉末による塗膜が施される。
【0003】従来この塗膜の形成はスラリ状にしたコー
ティング材を移動中の鋳造ベルトの表面にスプレーで吹
付け、又はロールで転写しその後加熱乾燥することによ
って形成されてきた。
【0004】ところが、この従来の塗膜の形成法におい
ては、スプレー吹付け圧あるいはロール転写圧が不均一
になり易く均一な膜厚の形成が難しい。
【0005】この鋳造ベルト上に形成された不均一な塗
膜は不均一な鋳片の温度分布をもたらし、これが鋳片の
ワレ,キズを生じる原因となり、極端な場合には鋳片の
ブレークアウトが発生する。
【0006】その上、従来のスプレー式またはロール転
写式では操業中の膜厚分布の変動に十分対応することが
できず、その上、鋼種の変化に伴う操業条件の変化に対
して塗膜の形成を調整することもできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の双
ベルト式連続鋳造機における塗膜形成の問題を解消する
もので、ベルト上のコーティング膜厚とこの分布状態を
任意に精度良く調節できるコーティング装置を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、双ベル
ト式連続鋳造機において、鋳造部に向かって移動するベ
ルトの移動路に沿ってベルト加熱装置を設け、この加熱
装置の上流側にベルトの鋳造面全幅にコーティング材を
塗布するスプレーを設けると共に該加熱装置の下流側に
ベルト表面に塗布されたコーティング材の塗膜厚のベル
ト幅方向分布を測定する塗膜厚分布測定器を設け、前記
スプレーと加熱装置間にベルト幅方向に複数本の調節ロ
ールを配列し、前記調節ロールのベルト表面への押圧を
前記塗膜厚分布測定器からの測定値と目標値に基づいて
可変調節する調圧機構を設けたことを特徴とする双ベル
ト式連続鋳造機のコーティング装置にある。
【0009】前記調圧機構としては、実施例のごとくバ
ックアップロールと同ロールをベルト方向に進退移動さ
せるエアーシリンダー装置から構成したり、該エアーシ
リンダー装置を直接前記ロールに設置する等その他適宜
な手段を採用できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明実施例のコーティング装置を設
けた双ベルト式連続鋳造機を示す図であり、図2は図1
のコーティング装置を矢印A方向から見た図である。
【0011】図において、2は駆動プーリー1の周りを
矢印の方向に移動して鋳造部3を形成するツインのキャ
スティングベルトを示す。
【0012】ツインのキャスティングベルト2のそれぞ
れの移動路には高周波誘導加熱方式を用いたヒーター4
が設けられており、移動中のベルト2を約200℃に加
熱する。
【0013】ヒーター4の上流側には塗膜形成のための
コーティング装置5が配置されており、同コーティング
装置には上流側からコーティングスプレーノズル51と
調整ロール52とが設けられている。
【0014】さらに、ヒーター4に続いて下流側には放
射温度計(塗膜厚分布測定器)6がベルト幅方向に5個
設けられている。さらに7は鋳造後の塗膜の再調整に際
して塗膜を掻き落とすために使用する塗膜除去装置であ
って、金属ワイヤーブラシから構成されている。
【0015】図3は、調整ロール52とベルト2表面と
の間隙の制御、すなわちベルト2の表面にコーティング
された直後のコーティング材の塗膜厚を制御するフロー
を示す図である。
【0016】放射温度計6により測定されたベルト表面
温度からリニアライザー8でコーティング塗膜厚に換算
され、これを演算器9に導入し目標塗布厚との差異をな
くすためにベルト2への調整ロール52の押付力の適正
化をはかるべくエアーシリンダー圧力修正計算が行なわ
れる。演算器9で修正された圧力はエアーシリンダー5
3の制御部10に入力することによってバックアップロ
ール54を介して調整ロール52に伝達され、コーティ
ング塗布厚が可変し、再び放射温度計6とリニアライザ
ー8により塗布厚が測定される。
【0017】この一連の繰り返し作業により、コーティ
ング材の塗布膜厚み制御が行なわれる。
【0018】図4は調整ロール52の調圧機構図を示
す。調整ロール52はベルト幅方向に3分割されてお
り、それぞれバックアップロール54により支持されて
おり、エアーシリンダー53の圧力を各々制御すること
によりベルト2への押付力を各調整ロール毎に調整可能
となり、ベルト幅方向にわたるコーティング塗布厚制御
を可能としてある。
【0019】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0020】 ツインキャスティングベルトの稼働中
においてもコーティング処理が可能であるので、連続鋳
造装置自体の操業率を高めることができる。
【0021】 コーティング塗膜の厚みを調整ロール
間で変化させたり均等厚にしたり任意の調整をリアルオ
ンタイムに調整できる。
【0022】 したがって、鋳造鋼種の変更、鋳造条
件の変更・変動に伴う形成塗膜厚のベルト幅方向調整を
簡単且つ即座に行うことができる。
【0023】 このため、鋳型内凝固シェル厚のベル
ト幅方向分布を所望のパターンにすることができ、鋳造
鋳片の表面及び内部品質の良好な鋳片を鋳造することを
可能ならしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のコーティング装置を設けた双ベ
ルト式連続鋳造機を示す図である。
【図2】図1のコーティング装置における各部分の配置
を示す図である。
【図3】コーティング装置の制御フローを示す図であ
る。
【図4】調整ロールの調圧機構を示す図である。
【符号の説明】
1 駆動プーリー 2 ベルト 3 鋳造部 4 ヒーター 5 コーティング装置 6 放射温度計 7 塗膜除去装置 8 リニアライザー 9 演算器 10 制御部 51 コーティングスプレーノズル 52 調整ロール 53 エアーシリンダー 54 バックアップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 達雄 福岡県北九州市八幡東区枝光1−1−1 新日本製鐵株式会社 設備技術本部内 (72)発明者 皆川 昌紀 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本 製鐵株式会社 大分製鐵所内 (72)発明者 斎藤 俊太郎 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本 製鐵株式会社 大分製鐵所内 (72)発明者 外 賢治 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本 製鐵株式会社 大分製鐵所内 (56)参考文献 特開 平1−313155(JP,A) 特開 平1−249250(JP,A) 特開 平1−162546(JP,A) 特開 昭60−180652(JP,A) 特開 平2−99243(JP,A) 特開 昭63−101054(JP,A) 特開 平4−238655(JP,A) 特開 平4−187349(JP,A) 特開 平4−187348(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/06 340 B22D 11/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双ベルト式連続鋳造機において、鋳造部
    に向かって移動するベルトの移動路に沿ってベルト加熱
    装置を設け、この加熱装置の上流側にベルトの鋳造面全
    幅にコーティング材を塗布するスプレーを設けると共に
    該加熱装置の下流側にベルト表面に塗布されたコーティ
    ング材の塗膜厚のベルト幅方向分布を測定する塗膜厚分
    布測定器を設け、前記スプレーと加熱装置間にベルト幅
    方向に複数本の調節ロールを配列し、前記調節ロールの
    ベルト表面への押圧を前記塗膜厚分布測定器からの測定
    値と目標値に基づいて可変調節する調圧機構を設けたこ
    とを特徴とする双ベルト式連続鋳造機のコーティング装
    置。
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