JP2824783B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナーInfo
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- JP2824783B2 JP2824783B2 JP1114207A JP11420789A JP2824783B2 JP 2824783 B2 JP2824783 B2 JP 2824783B2 JP 1114207 A JP1114207 A JP 1114207A JP 11420789 A JP11420789 A JP 11420789A JP 2824783 B2 JP2824783 B2 JP 2824783B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像する静電荷像現像用トナーに関する。
静電荷像を現像する静電荷像現像用トナーに関する。
［従来の技術］ 電気的潜像をトナーにより現像して可視画像を形成す
る方法として従来、静電印刷法或いは電子写真法等が著
名である。例えば、電子写真法としては、米国特許第2,
297,691号明細書、特公昭42−23910号公報、特公昭43−
24748号公報等に記載された種々の方法が周知である。
一般には、光導電性物質を利用し種々の手段により光導
電性を示す感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜
像をトナーで現像して可視像を得るか、又は必要に応じ
て紙等に粉像を転写した後加熱、加圧或いは溶剤蒸気等
により定着して可視像を得るものである。
る方法として従来、静電印刷法或いは電子写真法等が著
名である。例えば、電子写真法としては、米国特許第2,
297,691号明細書、特公昭42−23910号公報、特公昭43−
24748号公報等に記載された種々の方法が周知である。
一般には、光導電性物質を利用し種々の手段により光導
電性を示す感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜
像をトナーで現像して可視像を得るか、又は必要に応じ
て紙等に粉像を転写した後加熱、加圧或いは溶剤蒸気等
により定着して可視像を得るものである。
従来、静電荷像現像用トナーには着色剤としてカーボ
ンブラックが多く使用されていた。また、かかるトナー
に帯電制御剤として各種染顔料を使用する場合がある。
たとえばC.I.Pigment blue 15に代表される銅−フタロ
シアニン、特開昭52−45931号公報に記載されている銅
−フタロシアニンのスルホニルアミン誘導体、また、特
開昭60−7435号公報に記載のC.I.Pigment Red 48等が挙
げられる。
ンブラックが多く使用されていた。また、かかるトナー
に帯電制御剤として各種染顔料を使用する場合がある。
たとえばC.I.Pigment blue 15に代表される銅−フタロ
シアニン、特開昭52−45931号公報に記載されている銅
−フタロシアニンのスルホニルアミン誘導体、また、特
開昭60−7435号公報に記載のC.I.Pigment Red 48等が挙
げられる。
しかし、銅−フタロシアニン、銅−フタロシアニンの
スルホニルアミン誘導体をカーボンブラックとともに用
いると、トナーとして青味を有したシャープな黒色を呈
する反面、水素基、スルホン基が吸湿性を有するため
に、高湿下において十分な帯電性が得られない。また、
特開昭60−7435号公報記載のC.I.Pigment Red 48のよう
に赤色の染顔料をカーボンブラックとともに用いるとト
ナーは赤味を帯び、画像のシャープ性に欠ける。また、
この顔料を用いると樹脂との相溶性が不十分で、着色剤
の分散性を悪くしカーボンブラックの着色力を減じせし
めたり局部的な帯電のバラツキを生じる不都合があっ
た。
スルホニルアミン誘導体をカーボンブラックとともに用
いると、トナーとして青味を有したシャープな黒色を呈
する反面、水素基、スルホン基が吸湿性を有するため
に、高湿下において十分な帯電性が得られない。また、
特開昭60−7435号公報記載のC.I.Pigment Red 48のよう
に赤色の染顔料をカーボンブラックとともに用いるとト
ナーは赤味を帯び、画像のシャープ性に欠ける。また、
この顔料を用いると樹脂との相溶性が不十分で、着色剤
の分散性を悪くしカーボンブラックの着色力を減じせし
めたり局部的な帯電のバラツキを生じる不都合があっ
た。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は上記のような問題点を解決し、十分な
着色力を有しシャープな画像を呈し樹脂との相溶性に優
れ、帯電性、特に摩擦帯電における帯電の立ち上がりが
良好な静電荷像現像用トナーを提供することにある。
着色力を有しシャープな画像を呈し樹脂との相溶性に優
れ、帯電性、特に摩擦帯電における帯電の立ち上がりが
良好な静電荷像現像用トナーを提供することにある。
［課題を解決するための手段及び作用］ すなわち、本発明は、樹脂、カーボンブラック、及び
一般式（Ｉ）で示される顔料を必須成分として含有する
静電荷像現像用トナーに関する。
一般式（Ｉ）で示される顔料を必須成分として含有する
静電荷像現像用トナーに関する。
一般式（Ｉ） 〔X1〜X4: −Ｈ R,R′：炭素数１〜５のアルキレン基 但し、X1〜X4のすべてが−Ｈの場合を除く。〕 本発明トナーに適用する結着樹脂としては公知のもの
がすべて使用可能であるが、例えばポリスチレン、ポリ
−ｐ−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチ
レン及びその置換体の単重合体、スチレン−ｐ−クロル
スチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、ス
チレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナ
フタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−
アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロル
メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マ
レイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重
合体などのスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポ
リビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変
性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は
脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフ
ィン、パラフィンワックスなどが単独或いは混合して使
用できる。
がすべて使用可能であるが、例えばポリスチレン、ポリ
−ｐ−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチ
レン及びその置換体の単重合体、スチレン−ｐ−クロル
スチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、ス
チレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナ
フタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−
アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロル
メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マ
レイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重
合体などのスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポ
リビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変
性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は
脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフ
ィン、パラフィンワックスなどが単独或いは混合して使
用できる。
本発明に適用するカーボンブラックは、着色できるも
のがすべて使用可能であるが、例えばファーネスブラッ
ク、チャンネルブラック、サーマルブラック、ランプブ
ラック、などが挙げられる。カーボンブラックの添加量
は樹脂100重量部に対し、２重量部から13.5重量部であ
り、添加量が２重量部未満であると、十分な着色力が得
られず樹脂や顔料の色の影響を受けてしまう。また、1
3.5重量部を越えて添加すると、カーボンブラックの導
電性のために十分良好な摩擦帯電が得られず、また帯電
の環境安定性を損うことになる。好ましくは３重量部か
ら10重量部であり、さらに好ましくは３重量部から７重
量部である。
のがすべて使用可能であるが、例えばファーネスブラッ
ク、チャンネルブラック、サーマルブラック、ランプブ
ラック、などが挙げられる。カーボンブラックの添加量
は樹脂100重量部に対し、２重量部から13.5重量部であ
り、添加量が２重量部未満であると、十分な着色力が得
られず樹脂や顔料の色の影響を受けてしまう。また、1
3.5重量部を越えて添加すると、カーボンブラックの導
電性のために十分良好な摩擦帯電が得られず、また帯電
の環境安定性を損うことになる。好ましくは３重量部か
ら10重量部であり、さらに好ましくは３重量部から７重
量部である。
本発明トナーの構成成分として特に重要なものは前記
した一般式（Ｉ）で示される銅−フタロシアニン系の化
合物である。一般式（Ｉ）で示される化合物の具体例と
しては、式中のX1〜X4が、 等であるものが挙げられる。
した一般式（Ｉ）で示される銅−フタロシアニン系の化
合物である。一般式（Ｉ）で示される化合物の具体例と
しては、式中のX1〜X4が、 等であるものが挙げられる。
この化合物は、カーボンブラックとともに用いると、
結着樹脂への相溶性が高いため均一分散され、トナーに
良好なシャープな画像を提供する。また、化合物の末端
の水素基を前記ａ）〜ｄ）に示される末端基に置換する
ため、帯電性が良好となり、特に高湿下において吸湿に
よる帯電不良を阻止できる。この一般式（Ｉ）で示され
る化合物の使用量は、カーボンブラックとの添加量比が
カーボンブラック100に対して10〜50の範囲である。10
未満であれば、一般式（Ｉ）で示される化合物の帯電制
御的役割が十分でなく、逆に50を越えると青味が強すぎ
て黒色から青色へずれるおそれがある。好ましくはカー
ボンブラック100に対し20〜40である。
結着樹脂への相溶性が高いため均一分散され、トナーに
良好なシャープな画像を提供する。また、化合物の末端
の水素基を前記ａ）〜ｄ）に示される末端基に置換する
ため、帯電性が良好となり、特に高湿下において吸湿に
よる帯電不良を阻止できる。この一般式（Ｉ）で示され
る化合物の使用量は、カーボンブラックとの添加量比が
カーボンブラック100に対して10〜50の範囲である。10
未満であれば、一般式（Ｉ）で示される化合物の帯電制
御的役割が十分でなく、逆に50を越えると青味が強すぎ
て黒色から青色へずれるおそれがある。好ましくはカー
ボンブラック100に対し20〜40である。
更に本発明トナーには必要に応じて荷電制御剤を添加
してもよい。一例を挙げれば負性トナーとして使用する
場合にはアルキルサリチル酸の金属キレート等が、正性
トナーとして使用する場合ではジメチルアミノエチルメ
タクリレート−スチレンコポリマー等が使用できる。
してもよい。一例を挙げれば負性トナーとして使用する
場合にはアルキルサリチル酸の金属キレート等が、正性
トナーとして使用する場合ではジメチルアミノエチルメ
タクリレート−スチレンコポリマー等が使用できる。
さらに本発明トナーが使用される現像剤に対してはコ
ロイダルシリカなどの流動性改質剤をトナーに対して0.
01重量％〜５重量％（好ましくは0.1重量％〜２重量
％）程度添加してもよい。
ロイダルシリカなどの流動性改質剤をトナーに対して0.
01重量％〜５重量％（好ましくは0.1重量％〜２重量
％）程度添加してもよい。
また、現像剤にキャリアを使用する場合は従来から公
知のものが使用できる。例えば表面酸化または未酸化の
鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロ
ム、希土類等の金属及びそれらの合金または酸化物及び
上記の金属より成るフェライト等が使用でき、その製造
方法として特別な制約はない。
知のものが使用できる。例えば表面酸化または未酸化の
鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロ
ム、希土類等の金属及びそれらの合金または酸化物及び
上記の金属より成るフェライト等が使用でき、その製造
方法として特別な制約はない。
また、上記キャリアの表面を樹脂等で被覆した系は、
本発明の現像剤として特に好ましい。その方法としては
樹脂等の被覆材を溶剤中に溶解もしくは懸濁せしめて塗
布し、キャリアに付着せしめる方法、単に粉体で混合す
る方法等、従来公知の方法がいずれも適用できる。
本発明の現像剤として特に好ましい。その方法としては
樹脂等の被覆材を溶剤中に溶解もしくは懸濁せしめて塗
布し、キャリアに付着せしめる方法、単に粉体で混合す
る方法等、従来公知の方法がいずれも適用できる。
次に本発明のトナーの一般的な製造方法について説明
する。
する。
先ず樹脂、カーボンブラック及び一般式（Ｉ）で示さ
れる顔料（場合により帯電制御剤）をヘンシェルミキサ
ー等で均一に分散させた後、ニーダー、エクスルーダ
ー、ロールミル等で溶融混練する。次に混練物をカッタ
ーミル、ハンマーミル等で粗粉砕し、さらにジェットミ
ル、Ｉ式ミル等で微粉砕する。微粉砕物をDS、ジグザグ
分級機で分級し、化合物場合により分級物中にシリカ等
をヘンシェルミキサー等で分散させる。
れる顔料（場合により帯電制御剤）をヘンシェルミキサ
ー等で均一に分散させた後、ニーダー、エクスルーダ
ー、ロールミル等で溶融混練する。次に混練物をカッタ
ーミル、ハンマーミル等で粗粉砕し、さらにジェットミ
ル、Ｉ式ミル等で微粉砕する。微粉砕物をDS、ジグザグ
分級機で分級し、化合物場合により分級物中にシリカ等
をヘンシェルミキサー等で分散させる。
［実施例］ 以下実施例をもって本発明を詳細に説明する。尚、実
施例中の部は全て重量部を示す。
施例中の部は全て重量部を示す。
実施例１ 上記化合物をヘンシェルミキサーで均一に分散させた
後、ロールミルで溶融混練し、冷却後、ハンマーミルを
用いて粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉
砕機で微粉砕する。得られた微粉末を分級し、１〜20μ
を選択しトナーとする。このトナー10部に対してキャリ
ア（Cu−Znフェライト）90部を混合し現像剤とした。こ
の現像剤を用いて、磁気ブラシ現像装置を有するNP−50
00複写機（キヤノン（株）製）で高温高湿から低温低湿
における環境で複写した。現像剤の２成分ブローオフ法
における帯電量を測定した結果、環境依存性は良好で
（第１図）、その複写物はカブリのないシャープな黒色
画像が得られた。
後、ロールミルで溶融混練し、冷却後、ハンマーミルを
用いて粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉
砕機で微粉砕する。得られた微粉末を分級し、１〜20μ
を選択しトナーとする。このトナー10部に対してキャリ
ア（Cu−Znフェライト）90部を混合し現像剤とした。こ
の現像剤を用いて、磁気ブラシ現像装置を有するNP−50
00複写機（キヤノン（株）製）で高温高湿から低温低湿
における環境で複写した。現像剤の２成分ブローオフ法
における帯電量を測定した結果、環境依存性は良好で
（第１図）、その複写物はカブリのないシャープな黒色
画像が得られた。
実施例２ 実施例１における化合物［１］を具体例 に代える事以外は実施例１と同様に実施したところ帯電
性も良好で（第１図）、かつシャープな黒色画像が得ら
れた。
性も良好で（第１図）、かつシャープな黒色画像が得ら
れた。
実施例３ 上記化合物を実施例１と同様にしてトナーを製造し、
そのトナーにコロイダルシリカをトナーに対して１重量
％添加し、CLC−１複写機（キヤノン（株）製）で複写
した。複写物はカブリのない極めてシャープな黒色を呈
した。
そのトナーにコロイダルシリカをトナーに対して１重量
％添加し、CLC−１複写機（キヤノン（株）製）で複写
した。複写物はカブリのない極めてシャープな黒色を呈
した。
また、インダクタンストナー濃度検知できるよう改造
したCLC−複写機で耐久試験を行なった。その結果２万
枚耐久後もカブリ、とびちり等のない鮮明な黒色画像が
得られた。
したCLC−複写機で耐久試験を行なった。その結果２万
枚耐久後もカブリ、とびちり等のない鮮明な黒色画像が
得られた。
比較例１ 実施例１において、化合物［１］の代わりにC.I.Pigm
ent blue 15を２部にする他は、実施例１と全く同様に
してトナー及び現像剤を調製した。高温高湿環境で帯電
が不十分で（第１図）、画像上にカブリやトナー飛散を
生じた。
ent blue 15を２部にする他は、実施例１と全く同様に
してトナー及び現像剤を調製した。高温高湿環境で帯電
が不十分で（第１図）、画像上にカブリやトナー飛散を
生じた。
比較例２ 実施例１において、化合物［１］の代わりにC.I.Pigm
ent Red 48を２部にする他は、実施例１と全く同様にト
ナー及び現像剤を調製した。NP−5000複写機（キヤノン
（株）製）で複写した画像は、赤味を帯び特にハーフト
ーン部で目立ち、画像のシャープ性を欠きまた局部的な
帯電のバラツキにより画像の濃淡ムラが生じた。
ent Red 48を２部にする他は、実施例１と全く同様にト
ナー及び現像剤を調製した。NP−5000複写機（キヤノン
（株）製）で複写した画像は、赤味を帯び特にハーフト
ーン部で目立ち、画像のシャープ性を欠きまた局部的な
帯電のバラツキにより画像の濃淡ムラが生じた。
比較例３ 実施例１において、カーボンブラックを20重量部に増
量し、化合物［１］を使用しない以外は全く実施例１と
同様にトナー及び現像剤を調製した。トナーの帯電量が
低く（第１図）、画像上に多量のカブリを生じた。
量し、化合物［１］を使用しない以外は全く実施例１と
同様にトナー及び現像剤を調製した。トナーの帯電量が
低く（第１図）、画像上に多量のカブリを生じた。
［発明の効果］ 本発明は黒色トナーの色味調整及び帯電量調節の目的
で化合物［１］を加えた静電荷像現像用トナーに関する
ものであり、この化合物［１］を加えることにより、帯
電特性を良好にし、かつシャープな画像を得ることに特
徴を有する。
で化合物［１］を加えた静電荷像現像用トナーに関する
ものであり、この化合物［１］を加えることにより、帯
電特性を良好にし、かつシャープな画像を得ることに特
徴を有する。
第１図は、現像剤の２成分ブローオフ法における帯電量
の測定結果を図示したものである。
の測定結果を図示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 廣行 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平１−254968（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−26855（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−203455（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−211161（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−170658（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G03G 9/09 ＣＡ（ＳＴＮ)
Claims (3)
- 【請求項１】樹脂、カーボンブラック、及び一般式
（Ｉ）で示される顔料を必須成分として含有する静電荷
像現像用トナー。 一般式（Ｉ） 〔X1〜X4: −Ｈ R,R′：炭素数１〜５のアルキレン基 但し、X1〜X4のすべてが−Ｈの場合を除く。〕 - 【請求項２】該カーボンブラック及び一般式（Ｉ）で示
される顔料の総着色剤量が、樹脂100重量部に対し15重
量部以下である請求項１に記載の静電荷像現像用トナ
ー。 - 【請求項３】該カーボンブラックと一般式（Ｉ）で示さ
れる顔料の添加量比が、100/10〜100/50である請求項１
又は２に記載の静電荷像現像用トナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1114207A JP2824783B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 静電荷像現像用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1114207A JP2824783B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 静電荷像現像用トナー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02293870A JPH02293870A (ja) | 1990-12-05 |
| JP2824783B2 true JP2824783B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=14631893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1114207A Expired - Fee Related JP2824783B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 静電荷像現像用トナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2824783B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2749192B2 (ja) * | 1990-11-21 | 1998-05-13 | 東洋インキ製造株式会社 | 静電荷現像用トナー |
| JPH05142851A (ja) * | 1991-11-18 | 1993-06-11 | Mita Ind Co Ltd | 電子写真用カラートナー |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP1114207A patent/JP2824783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02293870A (ja) | 1990-12-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070911 Year of fee payment: 9 |
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