JP2824442B2 - 開口枠 - Google Patents

開口枠

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JP2824442B2
JP2824442B2 JP6013113A JP1311394A JP2824442B2 JP 2824442 B2 JP2824442 B2 JP 2824442B2 JP 6013113 A JP6013113 A JP 6013113A JP 1311394 A JP1311394 A JP 1311394A JP 2824442 B2 JP2824442 B2 JP 2824442B2
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多 富 泰 本
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株式会社ノダ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物のドア、窓等の
開口部に取り付けられる開口枠に関する。
【0002】
【従来の技術】上記開口枠は、一般に、壁厚内において
縦方向に分割された2つの枠材と、これら枠材間にまた
がってそれらの内周側に設けられる戸当たり部材とを有
して構成される(実公昭58−44779号公報、実開
昭62−190079号公報等参照)。
【0003】このような従来の開口枠は、開口枠を取り
付けるべき開口部の壁厚に合わせて枠材の一方を他方に
対してスライド調整して、枠材間に所要の間隔を有する
状態として柱材に固定される。また、これら枠材の外周
面には凹溝が設けられ、この凹溝に壁材の木口部を嵌合
するようにして壁材が施工される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の開口枠において
枠材の外周面に形成される壁材嵌合用の凹溝は、所定厚
さの壁材を嵌合するには好適であるが、広範な範囲の厚
さを有する種々の壁材を嵌合するには不都合なものであ
った。
【0005】たとえば、凹溝の幅よりも小さな厚さ寸法
を有する壁材を嵌合すると、凹溝内において壁材面との
間に隙間ができてしまい、この隙間で壁材木口部にがた
つきが生ずることから、壁材木口端を損傷させるおそれ
がある。
【0006】また、水分等の吸放湿に伴って壁材端部に
あばれが発生しやすくなり、枠材の凹溝壁面との間に生
ずる隙間が外部に露見され、意匠性を低下させるという
問題がある。
【0007】壁材嵌合用の凹溝を二段の深さに形成し
て、その各々の溝幅に対応する二種類の壁材を嵌合可能
にすることも提案されているが、この場合にも使用壁材
の厚さが限定されることに変わりはなく、また同様に上
記の問題を有するものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
問題点を解消することを目的とし、この目的を、本体枠
と、本体枠に対して幅方向に移動可能な調整枠と、本体
枠と調整枠との間の隙間を覆うに十分な幅寸法を有して
本体枠に固着される戸当たり部材とを有し、本体枠およ
び調整枠の外周面両端に壁材嵌合用の凹溝が形成されて
なる開口枠において、該壁材嵌合用の凹溝の溝幅が溝開
口に向けて大きくなるように該凹溝の内側面が傾斜面と
され、かくして該凹溝の溝幅の範囲内において異なる厚
さ寸法の壁材が嵌合可能とされており、また、本体枠お
よび調整枠の内周面において本体枠と調整枠との位置課
整後にも表面に露出する位置に釘打ち込み用溝または孔
が形成されてなることを特徴とする開口枠によって達成
しようとするものである。
【0009】戸当たり部材は本体枠の表面に固着され、
本体枠の反扉体側に張り出した状態とされる。戸当たり
部材の固着は、釘やネジ等の固着具を戸当たり部材の表
面側から本体枠に打ち込み、あるいは接着剤を用いて接
着し、あるいは他の任意の手段を用いて行われる。ま
た、場合によっては、戸当たり部材を本体枠の表面側に
予め一体的に形成した一体的型の本体枠を用いてもよ
い。戸当たり部材の扉体側には、公知の戸当たりパッキ
ンその他の任意緩衝部材が設けられる。
【0010】これら本体枠、調整枠および戸当たり部材
は、挽材、木質繊維板、木削片板、単板積層材、合板、
集成材、金属、合成樹脂等の任意材料から形成される。
その表面には必要に応じて、化粧単板、化粧紙、化粧合
成樹脂シート等により任意化粧が施される。
【0011】戸当たり部材の張り出し部分の下方空間内
に調整枠が嵌合収容される。該下方空間内において調整
枠を幅方向に任意スライドさせることにより、開口枠全
体の幅寸法を施工箇所の壁厚寸法に合わせて調整するこ
とができる。本体枠および調整枠の内周面には、開口枠
を構造体に固着するための釘打ち込み用溝ないし孔が任
意箇所に形成される。該溝または孔には、釘打ち込み後
に棒状または円柱状の隠蔽部材を挿入することができ
る。
【0012】調整枠の裏面に凹溝または孔を設け、該凹
溝や孔に釘やビス等を打ち込むことによって、本体枠ま
たは戸当たり部材に対して調整枠を仮固定することがで
きる。施工時には、仮固定に用られた釘やビスを一旦抜
き取り、調整枠を幅方向に任意スライドさせることによ
り壁厚に合わせて調整した後、再度調整枠の裏面の凹溝
や孔に釘やビスを打ち込むことによって本体枠または戸
当たり部材に固定し、この固定状態とした開口枠を構造
体に内接して、上記釘打ち込み用溝または孔から釘を構
造体に打ち込んで固着することができる。あるいは、調
整枠を所定位置において構造体に釘打ち固着した後、適
当間隔を隔てて本体枠を構造体に釘打ち固着してもよ
い。
【0013】このようにして開口枠を組み立て施工した
後、本体枠および調整枠の外周面には形成される凹溝に
壁材の木口端を嵌合しつつ、釘やネジあるいは接着剤を
用いて構造体に固着する。本発明において、壁材嵌合用
の凹溝は、その溝幅が外周面に向けて大きくなるように
該凹溝の内側面を傾斜面として形成されている。したが
って、該凹溝の底部における最小幅から開口部における
最大幅に至るまで徐々にその幅寸法が大きくなるように
形成され、この寸法範囲内におけるいかなる厚さの壁材
をも緊密に嵌合することができる。
【0014】
【作用】本体枠および調整枠の外周面に形成される壁材
嵌合用の凹溝が、傾斜内側面を有し、外周面に向けて徐
々に大きな溝幅を有するものとされているので、広範な
範囲の厚さを有する壁材を使用可能である。また、本体
枠および調整枠のない周面に釘打ち用溝または孔が形成
されているため、この溝または孔を利用して開口枠を釘
打ち固着したときに該釘の頭部が表面に露出または突出
することがない。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例による開口枠1が
示されている。この開口枠1は、本体枠2と、本体枠に
対して幅方向に移動可能な調整枠3と、本体枠と調整枠
との間の隙間を覆うに十分な幅寸法を有する戸当たり部
材4が釘着や接着等の手段により本体枠に固着されてな
る。戸当たり部材4の扉体8(図3)側の木口端にはパ
ッキン等の緩衝部材5が設けられる。
【0016】本体枠2および調整枠3の表面側には、こ
れらを構造体に釘着固定するための釘打ち込み用の釘溝
6が形成される。
【0017】本体枠2および調整枠3の裏面側には、壁
材の木口端を嵌合するための壁材嵌合溝7が形成され
る。図2に示されるように、壁材嵌合溝7は、その溝面
のうち外側面7aが略垂直に形成されるが、内側面7b
が溝開口に向けて内方に傾斜する傾斜面として形成され
ている。したがって、壁材嵌合溝7の溝幅は、その底面
部7cにおいて最小寸法を有し、開口に向かうにつれて
徐々に大きくなっている。
【0018】図1に示す開口枠1は、本体枠2と調整枠
3との間隔を壁厚に合わせて調整しつつ構造体に取り付
け固定されるものであり、その施工例が図3に示されて
いる。すなわち、まず調整枠3表面の釘溝6から釘12
を打ち込んで調整枠3を構造体9の所定位置に固着した
後、戸当たり部材4が固着された本体枠2を、壁厚寸法
に合わせた位置において、その表面の釘溝6から釘12
を打ち込むことにより固着する。これにより、本体枠2
と調整枠3との間の隙間が戸当たり部材4によって隠蔽
される。
【0019】このようにして開口枠1を構造体9に固定
した後、胴縁10の外側面に貼着した壁材11の木口端
を、本体枠2および調整枠3の裏面の壁材嵌合溝7に嵌
合した状態で、該壁材11を構造体に釘やネジあるいは
接着剤等(図示せず)を用いて固着する。
【0020】図2に示したように、壁材嵌合溝7の内側
面は傾斜面7bとされているため、底面部7cの溝幅以
上であり且つ開口部における幅寸法未満の厚さ寸法を有
する壁材(たとえば仮想線で図示される壁材11a、1
1b、11c)であれば、いかなる壁材を用いても、壁
材嵌合溝7に密実に嵌合させることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の開口枠によれば、壁材嵌合溝の
内側面を傾斜面として、その溝幅が底面部から開口部に
向かうにつれて徐々に大きくなるように形成されている
ので、その範囲内であればいかなる厚さ寸法の壁材をも
用いることができる。また、本体枠および調整枠のない
周面に釘打ち用溝または孔が形成されているため、この
溝または孔を利用して開口枠を釘打ち固着したときに該
釘の頭部が表面に露出または突出することがなく、見栄
えが良いと共に、釘頭に衣服をひっかけたりする危険性
を未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による開口枠の構成を示す断
面図である。
【図2】図1の開口枠の裏面に形成される壁材嵌合溝を
示す拡大断面図である。
【図3】図1の開口枠を施工した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 開口枠 2 本体枠 3 調整枠 4 戸当たり部材 7 壁材嵌合溝 11 壁材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体枠と、本体枠に対して幅方向に移動可
    能な調整枠と、本体枠と調整枠との間の隙間を覆うに十
    分な幅寸法を有して本体枠に固着される戸当たり部材と
    を有し、本体枠および調整枠の外周面両端に壁材嵌合用
    の凹溝が形成されてなる開口枠において、該壁材嵌合用
    の凹溝の溝幅が溝開口に向けて大きくなるように該凹溝
    の内側面が傾斜面とされ、かくして該凹溝の溝幅の範囲
    内において異なる厚さ寸法の壁材が嵌合可能とされてお
    り、また、本体枠および調整枠の内周面において本体枠
    と調整枠との位置調整後にも表面に露出する位置に釘打
    ち込み用溝または孔が形成されてなることを特徴とする
    開口枠。
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