JP2823733B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2823733B2
JP2823733B2 JP4095467A JP9546792A JP2823733B2 JP 2823733 B2 JP2823733 B2 JP 2823733B2 JP 4095467 A JP4095467 A JP 4095467A JP 9546792 A JP9546792 A JP 9546792A JP 2823733 B2 JP2823733 B2 JP 2823733B2
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fixing roller
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佳昭 増田
英男 松田
利樹 扇田
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置に第1ないし
第3の3個の定着ローラを備え、第1および第2定着ロ
ーラの圧接部と、第2および第3定着ローラの圧接部と
にそれぞれ定着部が形成される電子写真装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置としての複写機は、一般
に、一対のヒートローラを有する定着装置を備えてお
り、原稿に対応した静電潜像が感光体上に形成され、現
像剤によってトナー像として可視化された後、このトナ
ー像がシート上に転写され、上記定着装置内の両ヒート
ローラ間をシートが通過することにより、シート上のト
ナーが加熱溶融されて定着されるようになっている。
【0003】また、例えば特開昭51−98036号公
報に開示されているように、定着装置に上、中、および
下の3個のヒートローラを備え、上ヒートローラと中ヒ
ートローラとの圧接部にて第1の定着部が形成されると
共に、中ヒートローラと下ヒートローラとの圧接部にて
第2の定着部が形成され、これら第1および第2定着部
にシートを搬送するシート搬送装置を、使用する定着部
に応じて移動させるものが提案されている。
【0004】このような構成によれば、上、中、および
下ヒートローラの材質を適当に選定することにより、定
着装置に一対のヒートローラのみしか設けられていない
場合と比較して、紙、ラベル、マイラ、及びポリカーボ
ネート等、多種の材料からなるシートに対応可能となっ
ている。そして、上記のシート搬送装置における、第1
定着部へシートを搬送可能な上方位置、および第2定着
部へシートを搬送可能な下方位置への移動は、シート搬
送装置をその入紙側端部を中心にソレノイドにて回転さ
せることにより行われるようになっている。
【0005】ところが、上記のようにシート搬送装置を
上方位置と下方位置とに駆動するソレノイドは、大型で
高価なものとなることが免れず、装置の大型化とコスト
アップを招来するという問題点を有している。
【0006】そこで、本願発明者らは、先に、3個のヒ
ートローラを有する定着装置と、定着装置にシートを搬
送するためのシート搬送装置とを備え、シート搬送用駆
動源を駆動源として、シート搬送装置のシート搬送移動
部を上方位置および下方位置に移動させる移動部位置移
動手段を設けたものを提案した(特願平4−55325
号参照)。図5に示すように、シート搬送装置としての
サクションユニット500は、感光体408から、転写
ベルト417を介してトナー像が転写されたシートを、
定着装置600に搬送するものである。定着装置600
には、上、中、および下ヒートローラ601〜603
が、上下方向に平行に配設されており、使用する上定着
部、あるいは下定着部に応じて、サクションユニット5
00のシート搬送移動部521が、図中二点鎖線で示す
上方位置、あるいは図中実線で示す下方位置に移動され
るようになっている。
【0007】サクションユニット500は、図6に示す
ように、2本の搬送ベルト501が、入紙側の駆動軸5
02と、出紙側の従動軸503とによって支持され、駆
動軸502に図示しないシート搬送用駆動源から伝達さ
れる動力によって、用紙の搬送方向であるA方向に周回
移動するようになっている。従動軸503は、サクショ
ンプレート506の出紙側端部に回転自在に取り付けら
れ、その下面には、吸引ファン(図示せず)を有するサ
クションケース507が設けられている。尚、搬送ベル
ト501およびサクションプレート506等の上下動す
る部分により、シート搬送移動部521が構成されてい
る。
【0008】そして、シート搬送用駆動源の動力による
駆動軸502の回転は、スプロケット513、タイミン
グベルト514、スプロケット512、アイドル軸51
1、ギヤ515、スプリングクラッチ516等を介し
て、カム軸509に伝達されるようになっている。この
カム軸509の回転により、サクションケース507の
下面に当接する偏心カム510・510が回転し、シー
ト搬送移動部521が上下動するようになっている。
【0009】また、上記スプリングクラッチ516の係
止突部516aにソレノイド517の作動部517aが
係合することにより、カム軸509への動力の伝達が遮
断され、シート搬送移動部521が上方位置、あるいは
下方位置に保持されるようになっている。さらに、シー
ト搬送移動部521の位置を検出するため、図5に示す
ように、上方位置センサ522および下方位置センサ5
23が備えられており、これら上方位置センサ522お
よび下方位置センサ523からの検出信号に応じて、シ
ート搬送移動部521の上下動が制御されるようになっ
ている。
【0010】上記のような構成とすることにより、シー
ト搬送移動部521を駆動するための専用の駆動源が不
要となり、装置の小型化及びコストダウンが可能となっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、シート搬送移動部521専用の駆動源は不要
となるものの、シート搬送用駆動源からの動力を伝達
し、シート搬送移動部521を上下動させるために、ス
プロケット513、タイミングベルト514、スプロケ
ット512、アイドル軸511、ギヤ515、スプリン
グクラッチ516、カム軸509、偏心カム510・5
10、及びソレノイド517等からなる移動機構が必要
であり、さらに、シート搬送移動部521の移動を制御
するために、上方位置センサ522および下方位置セン
サ523等も必要となるため、感光体、現像装置等をも
駆動する複写機のメイン駆動源に大きな負荷を与えるこ
とになる。
【0012】また、例えば中ヒートローラを、上および
下ヒートローラに対して離接可能に設け、上ヒートロー
ラとの圧接部にて第1定着部を形成する際に、下ヒート
ローラと離間させる一方、下ヒートローラとの圧接部に
て第2定着部を形成する際に、上ヒートローラと離間さ
せる場合には、上記第1、あるいは第2定着部を形成す
るための中ヒートローラの移動に応じて、シート搬送装
置におけるシート搬送移動部を上方位置、あるいは下方
位置に移動させるようになっている。ところが、中ヒー
トローラを駆動する機構と、シート搬送移動部を駆動す
る機構とは、個別に設けられているので、何らかの理由
により誤作動が生じ、中ヒートローラの位置と、シート
搬送移動部の位置が合致しない場合には、紙詰まりが発
生するという虞れがある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置
は、上記の課題を解決するために、第1ないし第3の3
個の定着ローラを有し、第1定着ローラと第2定着ロー
ラとの圧接部に第1定着部が形成されると共に、第2定
着ローラと第3定着ローラとの圧接部に第2定着部が形
成され、各定着部に搬送されたシートを定着ローラの回
転によって排出方向へ送り出す定着装置と、トナー像が
転写されたシートを第1定着部に搬送する第1定着部シ
ート搬送位置および第2定着部に搬送する第2定着部シ
ート搬送位置に移動自在に設けられたシート搬送移動部
を有するシート搬送装置とを備えた電子写真装置におい
て、上記の第1定着ローラおよび第3定着ローラが所定
位置に固定されて設けられている一方、上記の第2定着
ローラが、第1定着ローラおよび第3定着ローラに対し
て離接できるように移動可能に設けられ、第2定着ロー
ラを、第1定着ローラと圧接させて第3定着ローラと離
間させる第1定着部位置と、第3定着ローラと圧接させ
て第1定着ローラと離間させる第2定着部位置とに移動
させると共に、上記第2定着ローラの移動動作に連動し
て、シート搬送装置におけるシート搬送移動部を第1定
着部シート搬送位置および第2定着部シート搬送位置に
移動させる移動手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】上記の構成によれば、定着装置における第2定
着ローラと、シート搬送装置におけるシート搬送移動部
とは、同一の移動手段により、連動して上下に移動する
ようになっている。したがって、シート搬送移動部を上
下動させるために、専用の移動機構、センサ等を設ける
必要がなく、装置の簡略化を図ることができると共に、
装置のメイン駆動源にかかる負荷を低減できる。
【0015】また、第2定着ローラとシート搬送移動部
とが連動しているので、これらの位置関係が合致しない
という誤作動が生じる虞れを回避でき、ひいては、紙詰
まりの発生を低減する。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て以下に説明する。本実施例における電子写真装置とし
てのフルカラー複写機(以下、単に複写機と称する)
は、図3に示すように、複写機本体1の上面部に硬質の
透明ガラスからなる原稿載置台3を有し、この原稿載置
台3の下に露光光学系部4を備えている。この露光光学
系部4は、光を照射しながら原稿載置台3上に載置され
た原稿(図示せず)を走査するランプユニット5と、原
稿からの反射光を感光体8に導く複数の反射鏡6…と、
上記の反射光の光路中に配されたレンズユニット7とを
有している。
【0017】感光体8の外周には、感光体8の表面を所
定電位に帯電させる帯電チャージャ9が設けられ、さら
に、この帯電チャージャ9から感光体8の回転方向(図
中矢印B方向)に向かって、像間イレーサ(図示せ
ず)、ブラック現像槽10、イエロー現像槽11、マゼ
ンタ現像槽12、シアン現像槽13、中間転写装置1
4、クリーニング装置15、および除電装置16がこの
順に配されている。
【0018】上記の中間転写装置14は、転写ベルト1
7、この転写ベルト17を支持するローラ18・19・
20、転写ベルト17を感光体8に圧接させ、感光体8
表面に形成されたトナー像を転写ベルト17に転写させ
る第1転写ローラ21、用紙へのトナー像の転写時にロ
ーラ20に圧接され、転写ベルト17表面のトナー像を
用紙上に転写させる第2転写ローラ22、および転写ベ
ルト17表面の残留トナーを除去するクリーニング装置
23を備えている。
【0019】上記の中間転写装置14に対する給紙側に
は、用紙を所定のタイミングで中間転写装置14に供給
するレジストローラ24、給紙カセット25および給紙
トレイ26が設けられ、これら給紙カセット25および
給紙トレイ26付近には、給紙ローラ27および搬送ロ
ーラ28等が設けられている。
【0020】中間転写装置14からの出紙方向には、用
紙を搬送するシート搬送装置としてのサクションユニッ
ト100、トナーを加熱溶融してシート上に定着させる
定着装置200、排紙ローラ30、および排紙トレイ3
1が設けられている。
【0021】上記のサクションユニット100は、図1
および図2に示すように、搬送ベルト101が、入紙側
の駆動軸102と出紙側の従動軸103とによって支持
されて構成されている。そして、駆動軸102が、後述
のベルト駆動モータ104から伝達される動力によって
回転することで、搬送ベルト101が、図中D方向に周
回移動するようになっている。また、搬送ベルト101
や、この搬送ベルト101の上面と略同一平面上に設け
られ、上記従動軸103を支持するサクションパネル
(図示せず)等により、シート搬送移動部121が構成
されている。このシート搬送移動部121は、移動機構
(移動手段)300によって、駆動軸102を中心とし
て上下動するようになっている。上記移動機構300に
ついては、後に詳しく説明する。
【0022】定着装置200には、第1定着ローラとし
ての上ヒートローラ201と、第2定着ローラとしての
中ヒートローラ202と、第3定着ローラとしての下ヒ
ートローラ203とが上下方向に各々平行に設けられて
いる。本実施例においては、上ヒートローラ201と中
ヒートローラ202との圧接部に形成される第1定着部
としての上定着部によってフルカラーコピーの際の定着
が行われる一方、中ヒートローラ202と下ヒートロー
ラ203との圧接部に形成される第2定着部としての下
定着部によって白黒コピーの際の定着が行われるように
なっている。
【0023】したがって、表層部が、上ヒートローラ2
01はシリコンゴム、中ヒートローラ202はテフロン
ゴム、下ヒートローラ203はテフロンゴムその他の適
当なゴムによってそれぞれ形成されている。尚、上ヒー
トローラ201の表面は、フルカラー画像を得るための
3層のトナー像に対して高い離型性を得るため、非常に
滑らかな面となっている。
【0024】各ヒートローラ201〜203は中空状で
あり、この中空部には加熱用のヒータランプ204が設
けられている。各ヒートローラ201〜203の周りに
は、その表面温度を検出するサーミスタ205、ヒータ
ランプ204の回路に組み込まれたサーモスタット(図
示せず)、及びヒートローラ201〜203の表面に付
着したトナー等を除去するクリーニングローラ206が
設けられている。また、中および下ヒートローラ202
・203の周りには、ローラ表面から用紙を剥離させる
剥離爪207が設けられる一方、上ヒートローラ201
の周りには、シリコンオイルを含浸したオイル塗布ロー
ラ208が設けられている。
【0025】このオイル塗布ローラ208は、上ヒート
ローラ201の表面にシリコンオイルを塗布し、ヒート
ローラ表面へのカラートナーの付着、すなわちオフセッ
トを防止して、カラートナー像の剥離性を確保すると共
に、フルカラーコピー画像に艶を付与するためのもので
ある。そして、上記上定着部が使用されるときに、後述
のオイル塗布ローラ駆動機構211により、オイル塗布
ローラ208は上ヒートローラ201に圧接されるよう
になっている。
【0026】上記の上ないし下ヒートローラ201〜2
03の回転は、中ヒートローラ202が駆動、上および
下ヒートローラ201・203が従動となっており、中
ヒートローラ202は、後述のヒートローラ駆動モータ
212により駆動され、使用される定着部に応じて正逆
転するようになっている。
【0027】また、本実施例では、上ヒートローラ20
1と下ヒートローラ203とが定着装置200における
フレーム209に固定状態で取り付けられている。中ヒ
ートローラ202は、上定着部を形成する上定着部位置
と、下定着部を形成する下定着部位置とに、上記移動機
構300により上下動可能に設けられ、上定着部を形成
するときには、上ヒートローラ201に圧接して下ヒー
トローラ203と離間する一方、下定着部を形成すると
きには、下ヒートローラ203に圧接して上ヒートロー
ラ201と離間するようになっている。
【0028】この移動機構300は、上下アーム30
1、アーム支点302、リンクピン303、引張りばね
304、リフトカム305、上方位置センサ306、下
方位置センサ307等から構成されている。上下アーム
301は、アーム支点302により、その一端を上記フ
レーム209に回転自在に取付けられている。上下アー
ム301の他端には、リンクピン303により、上記サ
クションユニット100のシート搬送移動部121が保
持され、略中央部には、軸受け210を介して中ヒート
ローラ202が保持されている。リンクピン303に
は、上下アーム301を下方に付勢する引張りバネ30
4が取り付けられており、この引張りバネ304によ
り、上下アーム301の下面にリンクカム305が当接
するようになっている。
【0029】このリンクカム305は、後述のリンクカ
ム駆動機構308からの駆動力が伝達されて、回転する
ことにより、上下アーム301を上下動させるようにな
っており、上下アーム301の上下動に伴って、中ヒー
トローラ202が上定着部位置および下定着部位置に移
動すると共に、シート搬送移動部121が上定着部に用
紙を搬送する上方位置(第1定着部搬送位置)および下
定着部に用紙を搬送する下方位置(第2定着部搬送位
置)に移動するようになっている。また、上下アーム支
点302の近傍には、上下アーム301の上方位置への
到達を検出する上方位置センサ306と、下方位置への
到達を検出する下方位置センサ307とが備えられてい
る。
【0030】さらに、本複写機は、図4に示すように、
上記サクションユニット100及び定着装置200を制
御する制御手段としての制御装置41を備えている。こ
の制御装置41は、上記上方位置センサ306、下方位
置センサ307、サーミスタ205、その他各種入力キ
ー等からの入力に基づいて、後述のように、ヒートロー
ラ駆動モータ212、ベルト駆動モータ104、ヒータ
ランプ204、オイル塗布ローラ駆動機構211、リン
クカム駆動機構308等の作動を制御するようになって
いる。
【0031】上記の構成において、フルカラーコピー選
択キーがONされた後、コピースタートボタンがONさ
れると、制御装置41の制御により、リンクカム305
がリンクカム駆動機構308に駆動されて、図1に示す
ように、上下アーム301が上方位置に移動し、中ヒー
トローラ202が上定着部位置に移動して、上ヒートロ
ーラ201との圧接部にてフルカラーコピー用の上定着
部を形成すると共に、シート搬送移動部121が上方位
置に保持される。
【0032】また、中ヒートローラ202が、ヒートロ
ーラ駆動モータ212に駆動されて反時計回り方向へ回
転し、これに伴って上ヒートローラ201が時計回り方
向へ回転する。また、前述のオイル塗布ローラ駆動機構
215によりオイル塗布ローラ208が上ヒートローラ
201に圧接される。尚、上記の上ヒートローラ201
に対するオイル塗布ローラ208の圧接動作は、上定着
部に用紙が搬送される前の適当な時点に行われるもので
あればよい。また、サーミスタ205により検知された
上および中ヒートローラ201・202の表面温度に応
じて、各ヒートローラ201・202内のヒータランプ
204の点灯、あるいは消灯が制御され、両ヒートロー
ラ201・202が所定の設定温度に調整される。
【0033】このフルカラーコピーモードは、イエロ
ー、マゼンタ、およびシアンをそれぞれ現像して図3に
示す転写ベルト17に転写させるコピーサイクルを有し
ており、上記のようなサクションユニット100および
定着装置200の動作が終了すると、まず、イエローの
コピーサイクルが実行される。
【0034】始めに、B方向へ回転する感光体8の表面
が帯電チャージャ9により均一に帯電され、露光光学系
部4により原稿載置台3上の原稿に対する一回目の走査
が行われる。原稿からの反射光は、ブルーの色分解フィ
ルタ(図示せず)およびスリット(図示せず)を介し
て、帯電チャージャ9と像間イレーサ(図示せず)との
間における感光体8表面の露光ポイントに照射され、感
光体8が露光されて静電潜像が形成される。次に、感光
体8における非画像領域の電位が像間イレーサによって
除去され、その後、上記の静電潜像がイエロー現像槽1
1によって現像され、イエロートナー像が形成される。
次に、感光体8表面のイエロートナー像は、C方向へ周
回移動する転写ベルト17に、マイナスの高電圧が印加
された第1転写ローラ21により転写される。尚、感光
体8表面の残留トナーはクリーニング装置15によって
除去され、感光体8表面の残留電位は除電装置16によ
って除去される。
【0035】上記の一連の動作が終了すると、帯電チャ
ージャ9により再度感光体8が帯電され、原稿に対して
露光光学系部4による2回目の走査が行われる。この場
合には、グリーンの色分解フィルタが使用され、感光体
8に形成された静電潜像は、マゼンタ現像槽12のマゼ
ンタトナーによって現像される。これによって形成され
た感光体8表面のマゼンタトナー像は、第1転写ローラ
21により、転写ベルト17上における先のイエロート
ナー像上に重ねて転写される。その後、同様にして、レ
ッドの色分解フィルタを使用しての露光光学系部4によ
る3回目の走査が行われ、シアン現像槽13のシアント
ナーでの現像により、感光体8にシアントナー像が形成
される。このシアントナー像は転写ベルト17における
マゼンタトナー像上に転写される。
【0036】次に、これまでの動作において転写ベルト
17と離間していた第2転写ローラ22が転写ベルト1
7に圧接され、第2転写ローラ22に転写ベルト17の
表面電位よりも高いマイナス電圧が印加されることによ
り、給紙カセット25または給紙トレイ26からレジス
トローラ24を介して搬送されて来た用紙に、転写ベル
ト17上における3層のトナー像が転写される。
【0037】トナー像が転写された上記の用紙は、サク
ションユニット100の搬送ベルト101により、上ヒ
ートローラ201と中ヒートローラ202との圧接部に
形成される上定着部に搬送される。上定着部において
は、用紙上の3層のカラートナー像が、上および中ヒー
トローラ201・202により加熱されて溶融し、用紙
上に定着される。このとき、上ヒートローラ201には
オイル塗布ローラ208からシリコンオイルが供給され
ているので、上ヒートローラ201へのトナー像のオフ
セットが防止されるとともに、用紙上のフルカラートナ
ー像に光沢が付与される。
【0038】次に、定着装置200から出紙された用紙
は、排紙ローラ30によって排紙トレイ31上に排出さ
れる。
【0039】次に、本複写機における白黒複写動作につ
いて説明する。上記のフルカラーコピー可能な状態から
白黒コピー選択キー(図示せず)がONされた後、コピ
ースタートボタンがONされると、制御装置41の制御
により、リンクカム305がリンクカム駆動機構308
に駆動されて180°回転して図2に示すように、上下
アーム301が下方位置に移動し、中ヒートローラ20
2が下定着部位置に移動して下ヒートローラ203との
圧接部にて白黒コピー用の下定着部を形成すると共に、
シート搬送移動部121が下方位置に移動して保持され
る。
【0040】そして、ヒートローラ駆動モータ212に
より、中ヒートローラ202が時計回り方向に回転し、
下ヒートローラ203が反時計回り方向へ回転する。オ
イル塗布ローラ208は上ヒートローラ201と離間す
る。また、サーミスタ205により検知される中および
下ヒートローラ202・203の表面温度に応じて、各
ヒートローラ202・203内のヒータランプ204の
点灯を制御し、両ヒートローラ202・203を所定の
設定温度に調整する。
【0041】その後、感光体8の表面が帯電チャージャ
9により均一に帯電され、露光光学系部4により原稿載
置台3上の原稿に対する走査が行われる。原稿からの反
射光は、色分解フィルタおよびスリットを通さずに、露
光光学系部4に導かれて感光体8に照射され、感光体8
に静電潜像が形成される。その後、上記の静電潜像がブ
ラック現像槽10によって現像され、これによって形成
されたブラックトナー像は、転写ベルト17に転写さ
れ、さらに用紙に転写される。
【0042】トナー像が転写された上記の用紙は、サク
ションユニット100の搬送ベルト101により中ヒー
トローラ202と下ヒートローラ203との圧接部に形
成される下定着部に搬送され、トナー像が用紙上に定着
される。この後、定着装置200から出紙された用紙
は、排紙ローラ30により排紙トレイ31上へ排出され
る。
【0043】上記のように、本複写機は、移動機構30
0により、定着装置200内の中ヒートローラ202
と、サクションユニット100のシート搬送移動部12
1とを連動させる構成である。したがって、中ヒートロ
ーラ202と、シート搬送移動部121とを別々に駆動
していた場合と比較して、駆動系、センサ等の部品点数
を減少することができ、複写機本体のメイン駆動源にか
かる負荷を低減できると共に、中ヒートローラ202と
シート搬送移動部121との位置関係に誤作動が生じる
ことはなく、紙詰まり等の発生が減少する。
【0044】尚、本実施例においては、中ヒートローラ
202およびシート搬送移動部121を移動させる上下
アーム301の下側にリンクカム305を当接させると
共に、上下アーム301を下方に付勢する引張りバネ3
04を設けて、上下アーム301の上下動を行ったが、
例えば、上下アーム301の上面に当接するようにリン
クカムを配設すると共に、上下アーム301を上方に付
勢する引張りバネを設けて、上下アーム301の上下動
を行う場合にも、本発明の適用が可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明の電子写真装置は、以上のよう
に、第1定着ローラおよび第3定着ローラが所定位置に
固定されて設けられている一方、第2定着ローラが、第
1定着ローラおよび第3定着ローラに対して離接できる
ように移動可能に設けられ、第2定着ローラを、第1定
着ローラと圧接させて第3定着ローラと離間させる第1
定着部位置と、第3定着ローラと圧接させて第1定着ロ
ーラと離間させる第2定着部位置とに移動させると共
に、上記第2定着ローラの移動動作に連動して、シート
搬送装置におけるシート搬送移動部を第1定着部シート
搬送位置および第2定着部シート搬送位置に移動させる
移動手段を備えている構成である。
【0046】それゆえ、シート搬送移動部を上下動させ
るために、専用の移動機構、センサ等を設ける必要がな
く、装置の簡略化を図ることができ、装置のメイン駆動
源にかかる負荷を低減できると共に、第2定着ローラと
シート搬送移動部とが連動しているので、これらの位置
関係が合致しないという誤作動が生じる虞れを回避で
き、ひいては、紙詰まりの発生を低減するという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における複写機において、フ
ルカラーコピー時の定着装置における上、中、および下
ヒートローラとサクションユニットとの位置関係を示す
概略の正面図である。
【図2】図1に示した構成における白黒コピー時の状態
を示す概略の正面図である。
【図3】上記複写機を示す全体構成図である。
【図4】上記複写機が備える制御系の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】従来の複写機の内部構造を示す要部拡大図であ
る。
【図6】従来の複写機に備えられたサクションユニット
の斜視図である。
【符号の説明】
100 サクションユニット(シート搬送装置) 121 シート搬送移動部 200 定着装置 201 上ヒートローラ(第1定着ローラ) 202 中ヒートローラ(第2定着ローラ) 203 下ヒートローラ(第3定着ローラ) 300 移動機構(移動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 康年 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−98036(JP,A) 特開 平2−126271(JP,A) 実開 昭60−159463(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ないし第3の3個の定着ローラを有
    し、第1定着ローラと第2定着ローラとの圧接部に第1
    定着部が形成されると共に、第2定着ローラと第3定着
    ローラとの圧接部に第2定着部が形成され、各定着部に
    搬送されたシートを定着ローラの回転によって排出方向
    へ送り出す定着装置と、トナー像が転写されたシートを
    第1定着部に搬送する第1定着部シート搬送位置および
    第2定着部に搬送する第2定着部シート搬送位置に移動
    自在に設けられたシート搬送移動部を有するシート搬送
    装置とを備えた電子写真装置において、上記の第1定着ローラおよび第3定着ローラが所定位置
    に固定されて設けられている一方、 上記の第2定着ロー
    ラが、第1定着ローラおよび第3定着ローラに対して離
    できるように移動可能に設けられ、 第2定着ローラを、第1定着ローラと圧接させて第3定
    着ローラと離間させる第1定着部位置と、第3定着ロー
    ラと圧接させて第1定着ローラと離間させる第2定着部
    位置とに移動させると共に、上記第2定着ローラの移動
    動作に連動して、シート搬送装置におけるシート搬送移
    動部を第1定着部シート搬送位置および第2定着部シー
    ト搬送位置に移動させる移動手段を備えていることを特
    徴とする電子写真装置。
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