JP2821407B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2821407B2
JP2821407B2 JP30915895A JP30915895A JP2821407B2 JP 2821407 B2 JP2821407 B2 JP 2821407B2 JP 30915895 A JP30915895 A JP 30915895A JP 30915895 A JP30915895 A JP 30915895A JP 2821407 B2 JP2821407 B2 JP 2821407B2
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objective lens
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head device
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JP30915895A
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Inventor
功 松▲崎▼
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群馬日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式情報記録装
置に使用される光ヘッド装置に関し、特に記録媒体に対
してレーザ光を集光させるために対物レンズを駆動する
ための対物レンズ駆動部に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式情報記録装置は、半導体レーザ光
源から出射されたレーザ光を記録媒体に対して正確に集
光して光学的に情報の記録および再生を行うことができ
るように、対物レンズを記録媒体に対して垂直なフォー
カス方向と記録媒体のトラッキング方向とに自由に移動
できるように支持する支持機構と、それらの方向に移動
させる駆動機構とを備えている。これらの機構は、一般
的にばねによる支持手段とコイルおよびマグネットによ
る電磁的な駆動手段とを利用している。
【0003】次に、従来の光ヘッド装置について図面を
参照して説明する。
【0004】図5は、従来の光ヘッド装置の一例を示す
斜視図であり、図6は、図5の対物レンズ駆動部の詳細
を示す平面図である。
【0005】図5,図6を参照すると、従来の光ヘッド
装置は、対物レンズ22を保持する可動部材23が4つ
のフォーカスばね29を介してトラックホルダ31に結
合され、トラックホルダ31はトラックばね30を介し
て支柱32に結合されている。また、光ヘッド装置は、
フォーカスばね29が撓むことにより、可動部材23を
介して対物レンズ22を記録媒体(図示せず)に垂直な
フォーカス方向に移動可能にし、トラックばね30が撓
むことにより、可動部材23を介して対物レンズ22を
記録媒体のトラッキング方向に移動可能にする。これら
の動作は、可動部材23に設けてあるフォーカスコイル
およびトラックコイルと、マグネットの磁界による電磁
力とにより行われる。
【0006】また、この光ヘッド装置は、マグネット3
3a,33bにより、フォーカス方向およびトラック方
向に対して垂直な方向の平行磁場が形成されるように構
成されており、フォーカスコイル34はトラッキング
向に巻回され、トラックコイル35a,35bはフォー
カス方向に巻回されている。
【0007】従って、フォーカスコイル34に電流を流
すと、対物レンズ22の光軸方向であるフォーカス方向
に電磁力が発生し、また、トラックコイル35a,35
bに電流を流すと、対物レンズ22の光軸方向に垂直な
方向であるトラッキング方向に電磁力が発生する。そし
て、これらの電磁力により対物レンズ22を保持する可
動部材23を、フォーカス方向およびトラッキング方向
の2軸に駆動することができる。
【0008】このように構成された対物レンズ駆動部2
1は、キャリッジ24と一体となってトラッキング方向
に移動し、記録媒体の最内周と最外周との間をレール2
5aおよび25bに案内されてシーク動作を行う。
【0009】対物レンズ駆動部21は、キャリッジ34
と一体にトラッキング方向に高速シークするとき、対物
レンズ22を保持する可動部材23が慣性力等により振
られて揺れるため、光軸に合わせたセンター位置にサー
ボをかけて首振り現象を低減する必要がある。このサー
ボをかけるには、対物レンズ22の位置が電気信号で得
られるような対物レンズ位置検出機構(図示せず)等を
設けている。また、対物レンズ駆動部21は、キャリッ
ジ24と一体になってトラッキング方向に移動(シー
ク)する際に、対物レンズ22にサーボをかけ首振り現
象を低減するため、キャリッジ24と同等のトラッキン
方向の電流加速度を有する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ヘッ
ド装置は、対物レンズ駆動部がキャリッジと一体になっ
てトラッキング方向に移動(シーク)するとき、慣性力
により可動部材が首振り現象を生じるため、対物レンズ
位置検出機構等を設けてトラックコイルに電流を流すこ
とにより、対物レンズの中心位置がずれないように制御
し、記録媒体からの情報の読み出しを瞬時に行うことが
できるようにしている。
【0011】しかしながら、高速シークの場合には可動
部材の慣性力が対物レンズ駆動部の駆動力よりも大きく
なり、対物レンズを有する可動部材が首振り現象を起こ
すため、この首振り現象を低減するためにキャリッジと
同等のトラッキング方向の電流加速度を有する必要があ
るが、トラックコイルに電流を流して可動部材をトラッ
ク方向に変位させるときの加速度は、可動部材の質量や
コイルの外形やマグネットの強度等によって限界がある
ので、対物レンズを通じて情報の読み出しを十分に行え
ず、高速応答ができないという欠点がある。
【0012】本発明の目的は、光ヘッド装置において、
対物レンズ駆動部がキャリッジと一体に高速シークする
とき、可動部材をセンター位置にロックする機構を設け
ることにより、レンズ位置検出機構を設ける必要もな
く、キャリッジと同等なトラッキング方向の電流加速度
を必要とせず、小型で高速応答が可能な光ヘッド装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学系を保持
する可動部材と、弾性部材からなり一端を前記可動部材
に固着し他端を固定部材に固着して前記可動部材を支持
する支持部材と、前記可動部材を記録媒体のトラッキン
方向およびフォーカス方向に駆動する光学系駆動部
と、前記記録媒体の所定のトラックに前記光学系駆動部
を移動させるキャリッジとから構成される光ヘッド装置
において、前記キャリッジの移動時に前記可動部材と当
接することにより前記可動部材の首振り現象を低減する
首振り抑制手段を備えることを特徴とする。
【0014】また、前記首振り抑制手段が、前記可動部
材のトラッキング方向に隣接して設けた振子の慣性力を
用いたことを特徴とする。
【0015】さらに、前記首振り抑制手段が、前記可動
部材のトラッキング方向の両側に隣接して設けた2つの
ストッパと、前記2つのストッパが回動可能なように前
記キャリッジに設けた2つの回転軸と、前記2つのスト
ッパの前記回転軸に対し対称位置にそれぞれ取付けた
バランサとからなることを特徴とする。
【0016】これにより、キャリッジが高速のシーク動
作を行ったとき可動部材に慣性力が働くが、バランサに
も同じ方向の慣性力が働きそれがストッパを介して可動
部材にシーク方向とは逆方向に伝達され、可動部材の首
振り現象を低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0018】図1は、本発明による光ヘッド装置の一実
施の形態を示す斜視図である。また、図2は、図1の対
物レンズ駆動部の詳細を示す平面図であり、図3は、図
1の首振り抑制手段の動作を説明する図であり、図4
は、図1の高速シーク時における首振り抑制手段の動作
を説明する図である。
【0019】図1,図2を参照すると、本発明による光
ヘッド装置は、対物レンズ2を保持する可動部材3がフ
ォーカスばね9を介してトラックホルダ11に結合さ
れ、トラックホルダ11はトラックばね10を介して支
柱12に結合されている。また、光ヘッド装置は、フォ
ーカスばね9が撓むことにより、可動部材3を介して対
物レンズ2を記録媒体(図示せず)に垂直なフォーカス
方向に移動可能にし、トラックばね10か撓むことによ
り、可動部材3を介して対物レンズ2を記録媒体のトラ
ッキング方向に移動可能にする。これらの動作は、可動
部材3に設けてあるフォーカスコイルおよびトラックコ
イルと、マグネットの磁界による電磁力により行われ
る。
【0020】また、本発明の光ヘッド装置は、マグネッ
ト13a,13bにより、フォーカス方向およびトラッ
キング方向に対して垂直な方向の平行磁場が形成される
ように構成されており、フォーカスコイル14はトラッ
ク方向に巻回され、トラックコイル15a、15bはフ
ォーカス方向に巻回されている。
【0021】従って、フォーカスコイル14に電流を流
すと、対物レンズ2の光軸方向であるフォーカス方向に
電磁力が発生し、また、トラックコイル15a,15b
に電流を流すと、対物レンズ2の光軸方向に垂直な方向
であるトラッキング方向に電磁力が発生する。そして、
これらの電磁力により対物レンズ2を保持する可動部材
3をフォーカス方向およびトラッキング方向の2軸に駆
動することができる。
【0022】このように構成された対物レンズ駆動部1
は、キャリッジ4と一体となってトラッキング方向に移
動し、記録媒体の最内周と最外周との間をレール5aお
よび5bに案内されてシーク動作を行う。
【0023】次に、本発明の光ヘッド装置に用いる首振
り抑制手段について説明する。
【0024】図1および図3を参照すると、この首振り
抑制手段は、可動部材3のトラッキング方向の両側に隣
接して設けられた2つのストッパ8と、これらのストッ
パ8が回動可能なようにキャリッジ4に設けられた回転
軸6と、ストッパ8の回転軸6に対して対称な位置に取
付けられたバランサ7とから構成されている。
【0025】このように首振り抑制手段を構成すること
により、図4に示すように、キャリッジ4が高速のシー
ク動作を行うと可動部材3に慣性力が働くが、バランサ
7にも同じ方向の慣性力が働き、それがストッパ8を介
して可動部材3にシーク方向と逆方向に伝達されるた
め、可動部材3の首振り現象を低減できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ヘッド装
置は、対物レンズ駆動部がキャリッジと一体に高速シー
クの際に生じる首振り現象を、可動部材のセンター位置
に設けた首振り抑制手段により低減するため、レンズ位
置検出機構を備える必要もなく、キャリッジと同等なト
ラッキング方向の電流加速度も必要とせず、小型で高速
応答が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ヘッド装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1の対物レンズ駆動部の詳細を示す平面図で
ある。
【図3】図1の首振り抑制手段の動作を説明する図であ
る。
【図4】図1の高速シーク時における首振り抑制手段の
動作を説明する図である。
【図5】従来の光ヘッド装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の対物レンズ駆動部の詳細を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1,21 対物レンズ駆動部 2,22 対物レンズ 3,23 可動部材 4,24 キャリッジ 5a,5b,25a,25b レール 6 回転軸 7 バランサ 8 ストッパ 9 フォーカスばね 10,30 トラックばね 11,31 トラックホルダ 12,32 支柱 13a,13b,33a,33b マグネット 14,34 フォーカスコイル 15a,15b,35a,35b トラックコイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を保持する可動部材と、弾性部材
    からなり一端を前記可動部材に固着し他端を固定部材に
    固着して前記可動部材を支持する支持部材と、前記可動
    部材を記録媒体のトラッキング方向およびフォーカス方
    向に駆動する光学系駆動部と、前記記録媒体の所定のト
    ラックに前記光学系駆動部を移動させるキャリッジとか
    ら構成される光ヘッド装置において、前記キャリッジの
    移動時に前記可動部材と当接することにより前記可動部
    材の首振り現象を低減する首振り抑制手段を備えること
    を特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記首振り抑制手段が、前記可動部材の
    トラッキング方向に隣接して設けた振子の慣性力を用い
    たことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記首振り抑制手段が、前記可動部材の
    トラッキング方向の両側に隣接して設けた2つのストッ
    パと、前記2つのストッパが回動可能なように前記キャ
    リッジに設けた2つの回転軸と、前記2つのストッパの
    前記回転軸に対し対称位置にそれぞれ取付けたバラン
    サとからなることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド
    装置。
JP30915895A 1995-11-28 1995-11-28 光ヘッド装置 Expired - Lifetime JP2821407B2 (ja)

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JPH09147389A JPH09147389A (ja) 1997-06-06
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JP4088326B2 (ja) 2004-03-16 2008-05-21 パイオニア株式会社 光学ピックアップ装置

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JPH09147389A (ja) 1997-06-06

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Effective date: 19980804