JP2819395B2 - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JP2819395B2
JP2819395B2 JP6329975A JP32997594A JP2819395B2 JP 2819395 B2 JP2819395 B2 JP 2819395B2 JP 6329975 A JP6329975 A JP 6329975A JP 32997594 A JP32997594 A JP 32997594A JP 2819395 B2 JP2819395 B2 JP 2819395B2
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air purification
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康裕 富田
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気浄化装置に係り、
特に、オゾンを用いて人間が居住する室内等の空気の殺
菌・脱臭等を行う空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾン(O)は強力な酸化力を有し、
優れた殺菌・脱臭・脱色等の効果を発揮すると共に、塩
素系薬剤に比較して毒性が低いため、これを上下水道や
プールの水の浄化に利用することが行われている。ま
た、最近では、室内等人間が居住する空間の空気浄化に
オゾンを応用する試みがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】確かに、オゾンは自然
分解によって酸素(O)戻り、長期間に亘る残留毒性
の問題が少ないため、環境に対してクリーンな浄化手段
といえる。しかしながら、オゾンは一定濃度(例えば
0.1ppm)を超えると人体に有害であるため、これ
を室内等人間が居住する空間の空気浄化に用いるために
は、余剰オゾンを略完全に除去する手段を同時に講じる
必要がある。このため、活性炭を主材とするフィルタを
用いて余剰オゾンを除去することが行われて来たが、フ
ィルタによるオゾンの分解効率は低いのみならず、活性
炭にオゾンが高濃度で蓄積されると発熱や爆発の危険性
が生じるため、実用的なオゾン除去手段とは言い難いも
のであった。また、人間の不在時に集中的にオゾン殺菌
を行い、余剰オゾンが自然分解や換気等によって完全に
消失した後に入室させる方法も提案されているが、室内
の空気を常時清浄化したいという希望に応えられないば
かりでなく、事故防止のための安全確認対策が必要とな
る点で問題があった。
【0004】この発明は、従来の上記問題に鑑みて案出
されたものであり、オゾンによる殺菌等と同時並行的に
余剰オゾンの略完全な除去が可能な、安全性の高い空気
浄化装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る空気浄化装置は、外気を装置内部に取
り入れる吸気口と、装置内部の空気を外部に放出する排
気口と、該排気口と上記吸気口とを連通する通気路とを
備え、該通気路の途中にオゾン発生用ランプとオゾン消
滅用ランプとを配置して成る空気浄化装置であって、上
記通気路を、オゾン発生用ランプ及びオゾン消滅用ラン
プの少なくとも一方を少なくとも一つ内蔵した複数のラ
ンプユニットを連通接続して形成し、さらに、上記オゾ
ン発生用ランプ及びオゾン消滅用ランプを、上記通気路
の吸気口側から排気口側に向けて順次パルス的に点滅さ
せる制御回路を設けたことを特徴とする。
【0006】上記オゾン消滅用ランプの近傍に、該ラン
プによるオゾンの分解を促進する触媒を配置することが
望ましい。この触媒としては、TiOとAgOとの
混合物、TiOとCuOとの混合物、又はMnO
が該当する。これらの触媒を、少なくともSiOとA
を含有したガラスより成る担体に保持させると
共に、該担体を上記オゾン消滅用ランプの近傍に配置す
るのが望ましい。さらに、上記通気路の途中にオゾン濃
度を検知するセンサを配置し、該センサからの出力信号
に応じて、各オゾン発生用ランプ及びオゾン消滅用ラン
プの点灯若しくは消灯の選択、又は出力の調節を行う制
御回路を設けてもよい。
【0007】
【作用】このように、装置内に設けられた通気路に、オ
ゾン発生用ランプとオゾン消滅用ランプを併設したこと
により、オゾンを用いた殺菌・脱臭等と並行して、余剰
オゾンの分解処理が可能となる。設置するオゾン発生用
ランプ及びオゾン消滅用ランプの個数や比率、各々の出
力等を調節することにより、略完全な殺菌・脱臭等と余
剰オゾンの分解が可能となる。また、複数のランプユニ
ットを連通接続して通気路を形成したため、連結するラ
ンプユニットの数や種類(内蔵するランプの構成比率)
を適宜選択することにより、極めて容易に所望の殺菌・
脱臭効果及び余剰オゾンの分解効果を実現できる。さら
に、オゾン発生用ランプ及びオゾン消滅用ランプを、通
気路の吸気口側から排気口側に向けて順次パルス的に点
滅させる制御回路を設けたため、電界の移動によって吸
気口から排気口に向かう空気の流れが形成される。オゾ
ン消滅用ランプの近傍にオゾン分解を促進する触媒を配
置すれば、余剰オゾンの分解効率をより一層高めること
ができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明を、図示の実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る空気浄化装置の縦断面図
であり、この空気浄化装置10は、3個のランプユニッ
トを縦方向に積層して成る。まず、最上層に位置する第
1のランプユニット12は、略直方体形状の第1の筺体
14内に、2個のオゾン消滅用ランプ16と、4個の触
媒ユニット20を配置して成る。また、第1のランプユ
ニットの上面12aの右端には排気口28が形成される
と共に、下面12bの左端には、第1の空気導入口30
が形成されている。
【0009】中層に位置する第2のランプユニット32
は、第2の筺体34内に、オゾン消滅用ランプ16と、
触媒ユニット20、及びオゾン発生用ランプ38をそれ
ぞれ1個づつ配置して成る。また、第2のランプユニッ
ト32の上面32aの左端には第1の送気管42が突設
されると共に、下面32bの右端には第2の空気導入口
44が形成されている。
【0010】最下層に位置する第3のランプユニット4
6は、第3の筺体48内に、2個のオゾン発生用ランプ
38を配置して成る。また、第3のランプユニット46
の上面46aの右端には第2の送気管54が突設される
と共に、下面46bの左端には吸気口56が形成されて
いる。
【0011】第1のランプユニット12の第1の空気導
入口30には、第2のランプユニット32の第1の送気
管42が挿入されると共に、第2のランプユニット32
の第2の空気導入口44には、第3のランプユニット4
6の第2の送気管54が挿入されている。また、第1の
送気管42及び第2の送気管54には、それぞれ連結管
58が挿通されており、該連結管58のフランジ58
a,58bによって、各ランプユニット間の一方側が支
持されている。さらに、各連結管58の反対側には脚部
材60が配置され、該脚部材60を介して各ランプユニ
ット間の他方側が支持されている。第1の送気管42と
連結管58との間、及び第2の送気管54と連結管58
との間には、それぞれゴム製のシール部材62が介装さ
れており、各ランプユニット間の気密性を確保してい
る。以上の結果、各ランプユニットの積層体内には、第
3のランプユニット46の吸気口56から始まり、各送
気管及び空気導入口を経由し、第1のランプユニット1
2の排気口28に向けてジグザグ状に上昇する気密な通
気路が形成される。
【0012】第1のランプユニット12の左側面12c
及び右側面12d、第2のランプユニット32の左側面
32c及び右側面32d、第3のランプユニット46の
左側面46c,右側面46d及び下面46bは、略コ字
型の一対のフレーム材64によって囲繞されている(図
1においては一方のフレーム材64のみが表されてい
る)。そして、第1のランプユニット12の上面12a
の左右両端部に、断面略L字型の一対の上枠材66を載
置すると共に、この上枠材66をボルト68を介してフ
レーム材64に固定することにより、各ランプユニット
間の結合が強化されている。
【0013】上記オゾン発生用ランプ38は、図2に示
すように、細長いガラス管を略U字形状に湾曲させると
共に、両端開口部を気密に封着させて成るて成る気密容
器70と、該気密容器70の両端部にそれぞれ配置され
た一対の電極72,72と、各電極72,72に接続さ
れたリード線74,74とを備えて成る。上記気密容器
70内には、Ar及びHgを主体とした紫外線放射ガス
が充填されている。上記電極72,72はタングステン
より成り、その先端部は気密容器70内に露出すると共
に、基端部は封着部70a内に埋没している。上記リー
ド線74,74はジュメット線より成り、その一端は封
着部70a内に埋没して上記電極72の基端部と接続さ
れると共に、他端は気密容器70外に導出されて外部電
源に接続される。上記気密容器70は、石英ガラスより
成り、波長が170nm以上の紫外線を透過させる特性
を備えている。しかして、上記リード線74,74を介
してオゾン発生用ランプ38に電圧が印加されると、両
電極72,72間に放電が生成され、電子が紫外線放射
ガスに衝突して様々な波長の紫外線が外部に放射され
る。放射される紫外線の波長は極めて広範囲に亘るが、
この中220nm未満の波長(特に185nm)を備え
た紫外線が空気中の酸素に作用して、オゾンが生成され
る。
【0014】これに対し、上記オゾン消滅用ランプ16
は、上記オゾン発生用ランプ38とほとんど同じ構成を
備えており、気密容器を構成するガラス管の組成につい
てのみ差異がある。すなわち、オゾン消滅用ランプ16
の気密容器70は、石英ガラスに酸化チタン等の不純物
を混入させることにより、オゾン発生作用を有する22
0nm未満の紫外線を遮る特性を備えたオゾンレス石英
ガラス製のガラス管によって形成されている。このた
め、リード線74,74を介して電圧を印加し、気密容
器70内において放電を生成させると、上記オゾン発生
用ランプ38と同様、気密容器70内においては様々な
波長の紫外線が発生するが、この中オゾン発生作用を備
えた波長の紫外線は外部に放射されないこととなる。
【0015】なお、上記石英ガラスに限らず、硬質系あ
るいは軟質系の紫外線透過ガラスを主材として用い、こ
れに添加する酸化チタンや酸化鉄等の不純物の量を調整
することによって透過する紫外線の波長域をコントロー
ルし(添加する不純物の量が多いと、短波長の紫外線が
透過し難くなる)、以てオゾン発生用ランプ38の気密
容器70とオゾン消滅用ランプ16の気密容器70とを
形成してもよい。
【0016】上記オゾン消滅用ランプ16及びオゾン発
生用ランプ38は、図1のA−A断面図である図3に示
すように、矩形状のプレート76にそれぞれの封着部7
0aが固定されると共に、該プレート76は各ランプユ
ニットの背面(第1のランプユニット12の背面12
e、第2のランプユニット32の背面32e、第3のラ
ンプユニット46の背面46e)に穿設されたランプ係
合窓に嵌合・固定される。各プレート76の裏面及びラ
ンプユニットの背面には、シリコンゴム製のシール材7
8を間に挟んでランプ基板80が接着されており、ラン
プ周りの気密性を確保している。各ランプのリード線7
4は、上記プレート76及びランプ基板80を貫通し、
制御基板82の一面に突設されたソケット84に嵌合さ
れている。各ランプは、このソケット84を介して外部
電源と接続される。制御基板82の他面には、電源回路
85やランプの点灯・消灯あるいは出力を制御する制御
回路86等が実装されている。
【0017】上記触媒ユニット20は、少なくともSi
及びAlを含有した低融点ガラスより成る担
体内に、TiO及びAgOを主成分としたオゾン分
解用の触媒を混合し、これを管状に成形して焼成した触
媒管87を、融着等の手段によって縦横に多数連結させ
て成る。また、各触媒ユニット20は、接着等の手段に
よって、第1のランプユニット12及び第2のランプユ
ニット32内の所定の箇所に固定される。このように、
担体内に触媒を混合して触媒管87を形成しているの
で、触媒が強固に担体に保持されることとなり、剥離や
脱落のおそれがなくなる。なお、図1においては、第1
のランプユニット12内のオゾン消滅用ランプ16の両
側にそれぞれ一対の触媒ユニット20を配置すると共
に、第2のランプユニット32内のオゾン消滅用ランプ
16の片側に1個の触媒ユニット20を配置した例を示
したが、触媒ユニット20の設置個数はこれに限定され
るものではなく、必要に応じて増減できる。
【0018】しかして、電源を投入して空気浄化装置1
0の各ランプを点灯させると、ランプからの放熱効果に
よって各ランプユニット内の空気が膨張して上昇するた
め、第1のランプユニット12の排気口28からユニッ
ト内の空気が自然に外部に放出されると共に、第3のラ
ンプユニット46の吸気口56から外気がユニット内に
流れ込む。そして、吸気口56から第3のランプユニッ
ト46内に取り入れられた空気には、まずオゾン発生用
ランプ38の作用で発生したオゾンによる殺菌・脱臭処
理が施される。
【0019】つぎに、第2の送気管54及び第2の空気
導入口44を介して第2のランプユニット32内に上昇
した空気は、そこでもオゾン発生用ランプ38の作用で
発生したオゾンによる殺菌・脱臭処理が施された後、オ
ゾン消滅用ランプ16から供給されるオゾン分解作用を
有する紫外線(主として波長が253.7nmの紫外
線)の照射を受けるとと共に、触媒ユニット20通過時
の触媒作用により、余剰オゾンの分解処理が施される。
【0020】さらに、第1の送気管42及び第1の空気
導入口30を介して第1のランプユニット12内に上昇
した空気は、2個のオゾン消滅用ランプ16から供給さ
れるオゾン分解作用を有する紫外線の照射を受けるとと
共に、4個の触媒ユニット20を通過することにより、
より念入りに余剰オゾンの分解処理が施された後、排気
口28から装置外部に放出される。
【0021】上記オゾン発生用ランプ38及びオゾン消
滅用ランプ16から放射される220〜280nmの波
長の紫外線は、オゾン分解作用を発揮するのみならず、
それ自体も強力な殺菌効果を発揮するものであるため、
オゾンによっては殺菌されないタイプの細菌も、この紫
外線殺菌によって排除できる。したがって、上記排気口
28からは、殺菌・脱臭等の浄化が完了し、しかも人体
に有害なオゾンを略完全に除去した清浄空気が外部に供
給されることとなる。
【0022】なお、上記オゾン発生用ランプ38は、オ
ゾン発生作用を発揮する波長の紫外線のみならず、同時
にオゾン消滅作用を発揮する波長の紫外線をも放射する
ため、発生したオゾンの一部は直ちに分解されることと
なるが、この分解の際に生じる発生期の酸素(O)も高
い殺菌作用を有するため、オゾン発生用ランプ38によ
る殺菌効率は一定水準に維持できる。
【0023】また、余剰オゾンの分解を促進させる触媒
の担体として、上記のようにSiO及びAl
含有した低融点ガラスを採用したため、触媒によるオゾ
ンの分解効率を向上させることがができる。これは、A
OがTiO及び紫外線の作用によって還元されて
が放出されるとき、SiO及びAlが電荷
の供給元となり、量子数が増大するためである。上記に
おいては、SiO及びAlを含有した低融点ガ
ラス内に触媒を混合させた後に、これを焼成して触媒管
87とする例を示したが、要は担体が触媒を保持してい
ればよいのであるから、SiO及びAlを含有
した低融点ガラスによって予めガラス管を形成してお
き、その表面に触媒を塗布して触媒管87と成してもよ
い。この場合は、担体の全表面が触媒によって覆われる
ため、空気との接触面積が大きくなる利点がある。
【0024】図1に示すように、第1のランプユニット
12内の排気口28近傍に、オゾン濃度を検知するセン
サ88を設けることが、安全確保の上から望ましい。こ
のセンサ88は、上記制御回路86に接続されており、
該センサ88からの出力信号に応じて、各オゾン消滅用
ランプ16及びオゾン発生用ランプ38の点灯・消灯の
切り替えや出力の調節が行われる。例えば、上記センサ
88によって設定値を超える濃度のオゾンが検知された
場合には、制御回路86からの指令に基づき、オゾン発
生用ランプ38の全部又は一部を消灯させたり、各オゾ
ン発生用ランプ38の出力を低下させてオゾンの発生量
を抑制する。あるいは、制御回路86からの指令に基づ
き、オゾン消滅用ランプ16の点灯数を増加させたり、
各オゾン消滅用ランプ16の出力を上昇させてオゾンの
分解効率を向上させる。
【0025】この空気浄化装置10は、一対のオゾン消
滅用ランプ16を内蔵した第1のランプユニット12
と、オゾン発生用ランプ38及びオゾン消滅用ランプ1
6をそれぞれ1個内蔵した第2のランプユニット32
と、一対のオゾン発生用ランプ38を内蔵した第3のラ
ンプユニット46を連通接続して通気路を形成している
が、ランプユニットの組み合わせ方はこれに限定される
ものではない。例えば、安全性の確保のためオゾン消滅
効果を高めたい場合には、第2のランプユニット32の
代わりに、オゾン消滅用ランプ16のみを内蔵したラン
プユニットを用いればよい。この際、筺体の形状やラン
プの位置を共通化しておけば、そのまま第1のランプユ
ニット12、第3のランプユニット46及びソケット8
4との結合が実現できる。各ランプユニットに内蔵され
るランプの個数も2個に限定されるものではなく、1個
あるいは3個以上のランプを内蔵したランプユニットを
連結するよう構成してもよい。また、連結するランプユ
ニットの数も3個に限定されるものではなく、必要に応
じて任意の数のランプユニットを連結することができ
る。
【0026】上記においては、各ランプの放熱効果によ
って装置内の空気を上昇させ、以て外気の吸入及び排気
を実現したが、装置内の適宜箇所にファンを設けること
により、強制的に空気の流れを形成してもよい。あるい
は、上記制御回路86からの指令に基づき、各ランプを
通気路に沿って、吸気口56から排気口28に向けて順
次パルス的に点滅させ、その電界の移動によって吸気口
56から排気口28に向かう空気の流れを形成するよう
構成してもよい。
【0027】オゾン消滅用ランプ16によるオゾンの分
解を促進する触媒としては、上記したTiOとAg
Oとの混合物以外に、例えばTiOとCuOとの混合
物や、MnO等が該当する。また、触媒の配置方法も
上記に限られるものではなく、例えばステンレス等より
成る金網の表面に、SiOとAlを含有した低
融点ガラス等の適当なバインダを介して触媒を固着さ
せ、これをオゾン消滅用ランプの近傍に適当な方法で固
定するよう構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る空気浄化装置にあっては、
通気路の途中にオゾン発生用ランプとオゾン消滅用ラン
プを配置して成るため、オゾンを用いた殺菌・脱臭等と
並行して、余剰オゾンの分解処理が可能となる。このた
め、人間が居住する室内等の空気の清浄化に安心して利
用することができる。また、複数のランプユニットを連
通接続して通気路を形成したので、連結するランプユニ
ットの数や種類(内蔵するランプの構成比率)を適宜選
択することにより、所望の殺菌・脱臭効果及び余剰オゾ
ンの分解効果を容易に実現できる。さらに、オゾン発生
用ランプ及びオゾン消滅用ランプを、通気路の吸気口側
から排気口側に向けて順次パルス的に点滅させる制御回
路を設けたため、電界の移動によって吸気口から排気口
に向かう空気の流れを形成することができる。さらにま
た、オゾン消滅用ランプの近傍にオゾンの分解を促進す
る触媒を配置することにより、余剰オゾンの分解効率を
より一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気浄化装置の全体を示す縦断面
図である。
【図2】上記空気浄化装置に用いるオゾン発生用ランプ
及びオゾン消滅用ランプを示す断面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
10 空気浄化装置 12 第1のランプユニット 16 オゾン消滅用ランプ 20 触媒ユニット 28 排気口 30 第1の空気導入口 32 第2のランプユニット 38 オゾン発生用ランプ 42 第1の送気管 44 第2の空気導入口 46 第3のランプユニット 54 第2の送気管 56 吸気口 86 制御回路 87 触媒管 88 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−230171(JP,A) 特開 平4−146761(JP,A) 特開 平6−63356(JP,A) 実開 昭63−184047(JP,U) 実開 平5−51349(JP,U) 実開 平6−9641(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/015

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を装置内部に取り入れる吸気口と、
    装置内部の空気を外部に放出する排気口と、該排気口と
    上記吸気口とを連通する通気路とを備え該通気路の途
    中にオゾン発生用ランプとオゾン消滅用ランプとを配置
    て成る空気浄化装置であって、上記通気路を、オゾン
    発生用ランプ及びオゾン消滅用ランプの少なくとも一方
    を少なくとも一つ内蔵した複数のランプユニットを連通
    接続して形成し、さらに、上記オゾン発生用ランプ及び
    オゾン消滅用ランプを、上記通気路の吸気口側から排気
    口側に向けて順次パルス的に点滅させる制御回路を設け
    ことを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 上記オゾン消滅用ランプの近傍に、該ラ
    ンプによるオゾンの分解を促進する触媒を配置したこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 上記触媒が、TiOとAgO若しく
    はCuOとの混合物、又はMnOより成ることを特徴
    とする請求項2に記載の空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 上記触媒を、少なくともSiOとAl
    を含有したガラスより成る担体に保持させると共
    に、該担体を上記オゾン消滅用ランプの近傍に配置した
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の空気浄化装
    置。
  5. 【請求項5】 上記通気路の途中にオゾン濃度を検知す
    るセンサを配置し、該センサからの出力信号に応じて、
    各オゾン発生用ランプ及びオゾン消滅用ランプの点灯若
    しくは消灯の選択、又は出力の調節を行う制御回路を設
    けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空
    気浄化装置。
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