JP2818709B2 - 磁気標的の磁力を不活性化させる方法及び装置 - Google Patents

磁気標的の磁力を不活性化させる方法及び装置

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JP2818709B2
JP2818709B2 JP4006515A JP651592A JP2818709B2 JP 2818709 B2 JP2818709 B2 JP 2818709B2 JP 4006515 A JP4006515 A JP 4006515A JP 651592 A JP651592 A JP 651592A JP 2818709 B2 JP2818709 B2 JP 2818709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気標的の磁力を不活性
化する技術に関し、特に、万引きや盗難に対して商品を
保護するために使用する標的の磁力を不活性化する方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】商品の万引きや盗難を防止するために種
々の型式の電子装置を使用している。例えば米国特許第
4,623,877号明細書に開示された型式のもの
は、一般に、磁気型の電子物品監視装置として知られて
いる。この磁気型の装置は高透磁性で低保磁性の材料
(例えば、パームアロイ即ち透磁性合金や鉄、ニッケル
又はコバルトのある種のアモルファス合金)でできた薄
くて細長いストリップの形をした「標的」を利用してい
る。これらの標的は保護すべき物品に取り付ける。呼掛
けアンテナを付勢して、保護領域の出口に連続的な交番
呼掛け磁界を発生させる。保護領域から出た物品は呼掛
け磁界に晒され、この交番呼掛け磁界により磁気飽和状
態となるように又は磁気飽和状態から脱するように連続
的に駆動せしめられる。この結果、呼掛け磁界に乱れが
生じ、この呼掛け磁界に調和的に関連する周波数での他
の磁界が発生する。保護領域の出口には、これら他の磁
界を検出する受信アンテナと受信機とが設けてあり、保
護商品が出口から出てきたときに警報を発する。
【0003】警報を発させない状態で保護領域からの物
品の搬出を許容するためには、標的の磁力を不活性化さ
せねばならない。磁気標的の磁力を不活性化させる一手
段は米国特許第4,665,387号及び同第4,68
4,930号各明細書に開示されている。この手段にお
いては、標的は磁気的に「ハードな」材料(即ち、外部
から供給された十分な強さの磁界により磁化されたとき
にその磁化状態を維持するのに十分な高さの保磁力を有
する材料)でできた長い連続的なストリップを具備す
る。「共線的な」ストリップとして知られるこのストリ
ップがその長手方向に沿って特定のパターンに従い磁化
せしめられたとき、このストリップは関連する標的が調
和的な周波数での磁界を発生するのを阻止し、標的の磁
力を有効に不活性化する。共線的な不活性化ストリップ
の使用に伴う問題点は、このようなストリップを磁化す
るに当って、磁化源を特定なパターン即ち一連の離間し
たN極及びS極にしなければならず、磁化源を標的に近
接して配置せねばならないことである。従って、この型
式の磁力不活性化手段を用いての遠隔の磁力不活性化は
実用的でない。
【0004】磁気標的の磁力を不活性化する他の手段は
米国特許第3,820,103号、同第3,820,1
04号及び同第3,765,007号各明細書に開示さ
れている。これらの手段によれば、磁気標的は一般に
「スラグ」として参照する一連の離間した細長い素子を
具備し、これらのスラグは標的自体より短く、標的の長
手方向に沿って相互に離間している。これらのスラグは
高い保磁性を有する。標的が外部の磁界に整合したと
き、各スラグはその長手方向に沿って磁化され、それぞ
れがN極とS極とを有することとなる。これらの別個で
離間した磁極は標的に対して磁気的にバイアスをかけ、
標的が呼掛け磁界に有効に応答できないようにする。離
間した磁化可能なスラグを使用すれば、標的に接触しな
い磁化装置からの単一の磁化磁界により標的の磁力を不
活性化できる。しかし、標的を不活性化磁界に整合させ
る必要がある。このため、搬出コンベヤ上で又は袋や箱
内で無秩序に指向した数個の商品上の標的を不活性化す
るのが困難となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】箱形の構造体を設けて
その種々の壁内に磁化コイルを配置することにより、離
間した不活性化スラグを有する磁気標的の磁力を不活性
化する方法が提案されている。コイルに電流を通してコ
イルを付勢すると、コイルはその異なる指向方向に応じ
て磁界を発生させる。しかし、異なる方向に面したコイ
ルにより発生せしめられた磁界は、異なる位置で異なる
強さ及び方向を有する合成磁界を生じさせる。従って、
特定の位置での標的がその位置での合成磁界の方向に整
合又は実質的に整合しない限りは、標的を有効に不活性
化できない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の問題点を解決し、不活性化スラグを装着した無秩序に
指向する磁気標的の磁力を有効に遠隔的に不活性化でき
るようにする。本発明の一形態によれば、長手方向に沿
って分布した細長い磁化可能なスラグを有する無秩序に
指向した細長い磁気標的の磁力を不活性化するための新
規な方法が提供される。この新規な方法は各標的のスラ
グを異なる方向へ延びる磁界に遭遇させる工程から成
る。各磁界は、その方向が標的の方向と実質上一致した
ときに、標的に沿ってスラグを磁化するのに十分な強さ
を有する。
【0007】本発明の別の形態によれば、長手方向に沿
って分布した細長い磁化可能なスラグを有する無秩序に
指向した細長い磁気標的の磁力を不活性化するための新
規な装置が提供される。この新規な装置は異なる方向へ
延びる磁界を発生させる手段と、各磁気標的のスラグを
別々の1つの磁界に連続的に遭遇させる手段とから成
る。各磁界は、その方向が標的の方向と実質上一致した
ときに、標的に沿ってスラグを磁化するのに十分な強さ
を有する。
【0008】
【実施例】図1に示すように、本発明の第1実施例に係
る標的不活性化装置30はほぼ管状で矩形横断面の開端
した箱の形をしており、頂壁32と、底壁43と、左右
側壁36,38とを有する。装置30は両端で開口して
おり、矢印Aにて示すように、コンベヤベルト40が装
置を貫通している。ベルト40には物品即ち商品42が
載っており、これらの商品も装置30内を通過する。磁
気式の不活性化可能な標的44が各商品42に取り付け
てある。これらの標的は低保磁性で容易に飽和しうる材
料でできた細長いストリップから成り、呼掛け交番磁界
に晒されたときに磁気飽和状態になるように又は磁気飽
和状態から脱するように連続的に駆動せしめられ、呼掛
け磁界の周波数に調和的に関連する周波数での他の磁界
の形をした磁界の乱れを生じさせる。各標的は、互いに
離れて位置した高保磁性の材料でできた一連の離間した
細長い磁力不活性化スラグを有する。これらのスラグが
磁化されていないときには、これらのスラグは呼掛け交
番磁界に対する標的の応答性に影響を及ぼさないが、ス
ラグが磁化されたときには、スラグは呼掛け磁界に応答
しないように標的を付勢する。
【0009】磁力不活性化装置30を通過するときに標
的44は磁化される。後に説明するが、磁力不活性化装
置30は種々の方向へ延びる磁界を発生させ、これらの
磁界は、図1に示すように、標的のスラグが無秩序な方
向に指向している場合でさえも、スラグが装置を通過す
るときにスラグを磁化する。図2に示す断面図から分か
るように、保護した商品42を通過させる装置30の内
部領域は磁力線(破線46にて示す)で満たされてい
る。これらの磁力線は壁32−38の内側の多数個の小
さな永久磁石48により発生せしめられる。磁石48は
上方及び下方のヨーク壁50,52に装着してあり、こ
れらの磁石はヨーク壁と一緒に装置の壁32−38内に
埋設されている。
【0010】図3に示すように、ヨーク壁50,52
は、上方壁50、下方壁52及び左右側壁58,56か
ら成る4つの壁を備えた矩形のヨーク構造体54の一部
を構成する。好ましくは低炭素鋼板でできたこれらの壁
は相互に溶着されて装置30の外形を形成する。永久磁
石48の磁束を有効に集中させるために、ヨーク壁は任
意の低保磁力の高飽和誘導材料でつくるとよい。コスト
を下げるために低炭素鋼板を使用する。鋼板を熱処理し
てその磁気特性を改善するとよい。また、ヨーク構造体
内に最大磁気誘導を提供するために、十分に焼きなまし
した純鉄(例えば、アームコ(Armco(登録商標名))鉄
又はインゴット鉄)を使用するとよい。このような材料
はヨークのために薄い板の使用を可能にし、それ故、全
体の寸法及び重量を最小化できる。ケイ素/鉄合金、ニ
ッケル/フェライト合金、コバルト/鉄合金等の任意の
低保磁力の高飽和誘導材料を使用できることに留意され
たい。また、ヨーク壁は積層体で構成してもよい。しか
し、中実(ソリッド)板を用いれば、ヨーク構造体内で
の最大磁束集中が可能となる。
【0011】図3に示すように、列をなす磁石48は各
ヨーク壁50,52,56,58の内側に向いた表面上
に配置してある。図4、5に示すように、磁石48は短
い円柱体の形をしており、その一方の円形面60がN極
となり反対側の円形面62が対応するS極となるよう
に、円柱の軸線に沿った方向に磁化される。磁石48
は、そのN極又はS極がヨーク壁に対面し、反対側の磁
極即ちS極又はN極がヨーク壁から離れる方向に向くよ
うな状態で、ヨーク壁上に配置される。磁石48は装置
30を通過する標的上のスラグを磁化する磁力線46を
装置の内部に発生させるに十分な強さのものとすべきで
ある。更に、後に詳説するが、これらの磁力線は装置の
内部の異なる位置において異なる方向へ延びる。これ
は、磁石48の配列及びヨーク壁の低保磁力で高磁気飽
和特性の共働効果により達成される。
【0012】磁石48は化学式RE2TM14B(ここに、RE
は希土金属ネオジミウム(Nd)、TMは遷移金属鉄(F
e)、Bはボロン)を持つ希土(RE)永久磁石である
のが好適である。この磁石は10kOe (キロエルステッ
ド)の固有の保磁力Hci 及び30MGOe(メガガウスエル
ステッド)のピークエネルギ密度BdHd(max)を有する。
許容できる磁気特性は必要な磁化磁界及び装置により取
り囲まれる領域の寸法に依存する。しかし、磁石48の
固有の保磁力及びピークエネルギ密度はできる限り大き
い方が好適である。特に、保磁力Hci は10kOeより大
きくすべきであり(14kOe に近い値が好ましい)、ピ
ークエネルギ密度BdHd(max)は30MGOeより大きくすべ
きである。他の組成の希土永久磁石を使用してもよい。
更に、磁力不活性化装置30を通過する標的44上のス
ラグを磁化するのに十分な磁力を発生させるように磁石
を位置決めし配置する場合は、アルニコ(Alnico(登録
商標名))磁石、Fe−Co−Cr合金磁石、セラミック磁石
等に使用された材料の如き他の永久磁石材料を使用して
もよい。好ましい実施例においては、磁石48の直径d
は約0.980インチ(2.49cm)であり、磁石の高
さhは約0.630インチ(1.60cm)である。標的
のスラグを磁化する磁界を発生させるに十分な強さを有
する限り、他の形状及び寸法の磁石を使用できることに
留意されたい。
【0013】図1の好適な実施例においては、標的の磁
力不活性化装置30の内側寸法即ち商品42を通過させ
る通路の横断面寸法は、高さが約9.5インチ(24.
1cm)で、幅が約14インチ(35.56cm)である。
標的の磁力不活性化装置30の長さ即ち装置を通過する
際に商品42が移動しなければならない距離は、約6.
5インチ(16.5cm)である。通路の寸法は、磁石4
8の強さ、及び磁界に実質上整合した標的のスラグを磁
化させるに十分な強さを有し実質上すべての方向に延び
る磁界に商品を、通路を通る任意の経路に沿って、連続
的に遭遇させるように磁石を配列する能力に依存する。
【0014】図6に示すように、磁石48は接着剤層6
1によりヨーク壁50,52,56,58に取り付け
る。実際には、ヨーク壁への磁石の磁気吸引力は磁石を
適所に保持するに十分なものとすべきであり、接着剤層
は製造期間中に磁石が移動するのを防止する予防措置と
して設けたものにすぎない。いずれにしても、磁石48
とヨーク壁50との間を流れる磁束との干渉を避けるた
めに、接着剤層の厚さはできる限り薄くすべきである。
ヨーク壁50及び磁石48はプラスチック材料63によ
り包まれ、このプラスチック材料は磁石を適所に保持す
るが、標的不活性化装置30の内部の磁力線46とはほ
とんど干渉しない。図7−10は種々のヨーク壁50,
52,56,58上の磁石48の配置を示す。磁石48
上に示す黒点(・)は磁石のN極を表し、磁石上に示す
×点は磁石のS極を表す。更に、図3のヨーク構造体5
4と図7−10の個々のヨーク壁50,52,56,5
8との関係を一層明確にするために、構造体54とそれ
ぞれの壁50,52,56,58との対応する隅部を
A,B,C,D,E,F,G,Hにてそれぞれ示す。
【0015】図7に示す右側壁56は9.5インチ(2
4.13cm)の長さと6.5インチ(16・51cm)の
幅とを有する。この壁はまた、約0.5インチ(1.2
7cm)の厚さを有する。磁石48は、そのS極(×)が
すべて壁から離れる方向に向いた状態で壁56上に配置
される。10個の磁石48を5個ずつ2列に配置し、各
列内の磁石は縁BCから約2.2インチ(5.59cm)
の距離の地点から出発して互いに等間隔で離間してお
り、反対側の縁HGから3.7インチ(9.40cm)の
距離の地点まで延びている。第1列の磁石は壁の縁BG
から約0.8インチ(2.03cm)だけ離れ、第2列の
磁石は第1列から約1.2インチ(3.05cm)だけ離
れている。図8に示す左側壁58は10.5インチ(2
6.67cm)の長さと6.5インチ(16.51cm)の
幅とを有する。この壁はまた、約0.5インチ(1.2
7cm)の厚さを有する。16個の磁石48は、そのN極
(・)がすべて壁から離れる方向に向いた状態で壁58
上に配置される。16個の磁石を3列に配置し、縁AE
に平行な第1列は5個の磁石で構成され、第1列に平行
に離間した第2列は6個の磁石で構成され、第2列に平
行に離間した第3列は5個の磁石で構成されている。第
1列内の5個の磁石は壁の縁FEから約1.3インチ
(3.30cm)の距離の地点から出発して互いに等間隔
で離間しており、反対側の縁DAから約3.0インチ
(7.62cm)の距離の地点まで延びている。第2列の
6個の磁石は壁の縁AEから約1.3インチ(3.30
cm)の距離の地点から出発して互いに等間隔で離間して
おり、反対側の縁DFから約1.6インチ(4.06c
m)の距離の地点まで延びている。第3列の5個の磁石
は壁の縁FEから約2.6インチ(6.60cm)の距離
の地点から出発して互いに等間隔で離間しており、反対
側の縁DAから約1.6インチ(4.06cm)の距離の
地点まで延びている。第1列は壁の縁AEから約0.6
インチ(1.52cm)だけ離れ、第2列は第1列から約
1.3インチ(3.30cm)だけ離れ、第3列は第2列
から約0.7インチ(1.78cm)だけ離れている。
【0016】図9に示す底壁52は14.5インチ(3
6.83cm)の長さと6.5インチ(16.51cm)の
幅とを有する。この底壁はまた、約0.5インチ(1.
27cm)の厚さを有する。38個の磁石48は、そのN
極(・)がすべて壁から離れる方向に向いた状態で壁5
2上に配置される。38個の磁石を4列に配置し、縁G
Eに平行な第1列は10個の磁石で構成され、第1列に
平行に離間した第2列及び第3列は9個の磁石でそれぞ
れ構成され、第1−3列に平行に離間した第4列は10
個の磁石で構成されている。第1列内の10個の磁石は
壁の縁GHから約1.5インチ(3.81cm)の距離の
地点から出発して互いに等間隔で離間しており、反対側
の縁EFから約2.8インチ(7.11cm)の距離の地
点まで延びている。各第2列及び第3列の9個の磁石は
壁の縁GHから約1.5インチ(3.81cm)の距離の
地点から出発して互いに等間隔で離間しており、反対側
の縁EFから約2.5インチ(6.35cm)の距離の地
点まで延びている。第4列の10個の磁石は壁の縁GH
から約1.2インチ(3.05cm)の距離の地点から出
発して互いに等間隔で離間しており、反対側の縁EFか
ら約1.7インチ(4.32cm)の距離の地点まで延び
ている。第1列は壁の縁GEから約0.5インチ(1.
27cm)だけ離れ、第2列は第1列から約2.2インチ
(5.59cm)だけ離れ、第3列は第2列から約1.1
インチ(2.79cm)だけ離れ、第4列は第3列から約
2.2インチ(5.59cm)だけ離れている。
【0017】図10に示す頂壁50は14.5インチ
(36.83cm)の長さと6.5インチ(16.51c
m)の幅とを有する。この壁はまた、約0.5インチ
(1.27cm)の厚さを有する。37個の磁石48が4
つの平行な列となって壁50上に配置される。第1列及
び第4列(即ち外側の列)の磁石のS極(×)は壁から
離れる方向に向いており、第2列及び第3列(即ち内側
の列)の磁石のN極(・)は壁から離れる方向に向いて
いる。第1列は壁の縁DAから約1.6インチ(4.0
6cm)の距離の地点から出発して互いに等間隔で離間し
反対側の縁CBから約1.7インチ(4.32cm)の距
離の地点まで延びた8個の磁石から成る。第2列及び第
3列はそれぞれ10個の磁石から成り、各列の磁石は壁
の縁DAから約1.0インチ(2.54cm)の距離の地
点から出発して互いに等間隔で離間しており、反対側の
縁CBから約1.6インチ(4.06cm)の距離の地点
まで延びている。第4列は壁の縁DAから約1.6イン
チ(4.06cm)の距離の地点から出発して互いに等間
隔で離間し反対側の縁CBから約1.4インチ(3.5
6cm)の距離の地点まで延びた10個の磁石から成る。
第1列は壁の縁ABから約0.7インチ(1.78cm)
だけ離れ、第2列は第1列から約2.0インチ(5.0
8cm)だけ離れ、第3列は第2列から約1.2インチ
(3.05cm)だけ離れ、第4列は第3列から約2.0
インチ(5.08cm)だけ離れている。
【0018】磁石48は、ヨーク構造体54、及びヨー
ク壁50,52,56,58に囲まれた空間と共働して
磁気回路を形成し、この磁気回路は、ヨーク壁に囲まれ
た空間にわたって、種々の方向に延び種々の磁束即ち強
さを有する磁力線を発生させる。任意の位置での磁束の
特定の方向及び強さは磁石48の配列及び間隔に依存す
る。基本的には、これらの磁力線のパターンは、標的が
磁力の不活性化装置30を通る任意の経路に沿って動く
ときに、標的が種々の方向に向いた磁力線に遭遇するよ
うに(従って、標的が、経路に沿ったある1つの位置に
おいて、標的の長手方向に沿って延びる磁力線に遭遇す
るように)、選定されている。また、これらの磁力線に
関連する磁界は、磁力線が実質上標的の長手方向に沿っ
て延びるときに、標的上のスラグをその長手方向に沿っ
て磁化するのに十分な強さを有する。更に、後に更に説
明するが、標的の運動経路に沿う連続する各位置での磁
力線に関連する磁界の強さは先の位置での磁界の強さよ
り小さい。しかし、上述のように、各位置での磁界は、
磁力線が実質上標的の長手方向に沿って延びるときに、
標的上のスラグをその長手方向に沿って磁化するのに十
分な強さを有する。実用上、上述の磁束パターンを生じ
させる磁石48の配列を数学的に決定することも可能で
あるが、このようなパターンが得られるまでヨーク壁上
で磁石48を移動させることにより、このようなパター
ンを経験的に達成する方が一層簡単で便利である。
【0019】図11−14は本発明の装置30内で標的
44を不活性化する方法を示す。図11に示すように、
標的44はパーマロイ即ち透磁性合金の如き低保磁性で
低飽和誘導性の材料でできた細長い活性ストリップ64
を有する。活性ストリップ64として、鉄、ニッケル又
はコバルトのある種のアモルファス合金を使用してもよ
い。ストリップ64の長さは1.5インチ(3.81c
m)ないし7インチ(17.78cm)でよい。ストリッ
プの横断面はできる限り小さくすべきであり、例えば、
0.0625ないし0.125インチ(1.59ないし
3.17mm)の幅と0.001ないし0.006インチ
(0.025ないし0.152mm)の厚さとを有する。
活性ストリップ64には、離間した配列となって、数個
の細長い不活性化スラグ66が装着されている。これら
のスラグは、磁界に遭遇した後に磁化状態を維持する高
保磁性の材料でできている。スラグにとって適当な材料
はドイツ国のハノウ(Hannau)及びベルリン在住のバキュ
ームシュメルツェ(Vacuumschmelze)社から商標名「クロ
バック110」(CROVAC110)として販売され
ている材料である。スラグ66をその長手方向に沿って
磁化したとき、スラグはそのN極とS極との間で延びる
磁力線68を発生させる。これらの磁力線は活性ストリ
ップ64の部分70を磁気飽和状態となるようにバイア
スをかけ、その結果、呼掛け交番磁界はこれらの部分7
0を飽和状態へ及び飽和状態から脱するように駆動でき
ない。従って、ストリップ64は呼掛け磁界に対する検
出可能な応答を生じさせることのできない数個の極めて
短いストリップに有効に分割される。
【0020】スラグは、これらのスラグは磁気飽和状態
となるようにバイアスをかけるためにその長手方向に沿
って十分な強さの磁界に晒されたときに、磁化されるよ
うになる。これは、図11に示すように、スラグが標的
の磁力不活性化装置30の磁石48の対向するN、S極
間の磁力線に実質上整合するようにスラグを位置決めし
たときに、生じる。標的44を装置から除去した後は、
スラグ66はこの磁化状態を維持し、標的を磁力不活性
化状態に維持する。上述のように、コンベヤベルトに沿
って動くか又は袋や箱内に収納された商品に標的44を
取り付けたとき、標的は無秩序な方向に指向する。従っ
て、すべての標的が一定の磁界に対応する磁力線に整合
することを期待することはできない。しかし、本発明に
よれば、標的はこの標的の長手方向に関して異なる方向
へ延びる磁力線に連続的に遭遇せしめられる。これらの
方向のうちの1つは標的に実質上整合(一致)する。こ
の時点で、標的上のスラグはその長手方向に沿って磁化
され、標的は不活性化される。図12、13、14は一
定の経路Aに沿って動き経路Aに対して角度θで傾斜す
る標的44上で順次異なる方向に延びる磁力線に対応す
る磁界の効果を示す。図12は経路Aに対して実質上垂
直な磁力線に最初に遭遇する標的を示す。これらの磁力
線は標的に平行な成分と標的に垂直な成分とを有する。
磁力線に対する標的の方向及び磁力線の強さに応じて、
磁力線はスラグ66の長手方向又は厚さ方向に沿ってス
ラグを磁化できる。
【0021】標的44が図13に示すような標的の長手
方向に実質上整合する磁力線に遭遇したとき、標的上の
細長いスラグ66も磁力線に整合する。スラグの好まし
い磁化方向はスラグの幅方向又は厚さ方向ではなくて、
スラグの長手方向である。それ故、この時点でスラグ6
6はその長手方向に沿って磁化され、スラグの幅方向又
は厚さ方向に沿って行なわれた先の磁化は除去される。
次いで、標的44は図14に示すような標的44に垂直
な磁力線に遭遇する。しかし、上述のように、標的のス
ラグの好ましい磁化方向はその長手方向に沿う方向であ
る。それ故、図14に示す方向における磁力線の強さが
図13に示す方向における磁力線の強さより実質上大き
くない場合は、磁力線はスラグの長手方向に沿う磁化を
変更しない。磁力線の強さが標的の磁力不活性化装置の
入口端部から出口端部に向かって徐々に減少するように
磁石48を配置することにより、磁力不活性化装置30
内の任意の位置でスラグの長手方向に沿って生じる磁化
が連続的に遭遇する磁界により悪影響を受けないことが
判明した。もしもちろん、いずれの場合も、スラグが標
的の磁力不活性化装置30の出口端部での磁力線に整合
するときは、標的の磁力不活性化装置の出口端部での磁
力線は標的のスラグを磁化するのに十分な強さを有さね
ばならない。
【0022】図15はパッケージや袋内に収納された商
品上の標的を不活性化するに適した本発明の第2実施例
を示す。図15に示すように、管状の標的不活性化装置
80は先の実施例の磁力不活性化装置30と同様の構成
を有する。しかし、図15の実施例においては、装置8
0は、この装置を通る通路Aの経路が水平ではなく垂直
となるように構成されている。不活性化装置80はその
各隅部で脚82に装着され、これにより、装置はテーブ
ル又はカウンター84から上方に十分な高さだけ離れて
維持され、装置の下方の適所への袋86その他の容器の
移動を可能にする。図15に示すように、袋86は不活
性化装置80の下方の適所へ移動せしめられる。次い
で、標的44を取り付けた商品42を不活性化装置を通
して袋内に装填する。各標的が磁力不活性化装置を通過
するとき、標的は連続的に異なる方向へ延びた磁界に遭
遇せしめられる。不活性化装置を通る通路に沿ったある
位置において、標的44は磁界の1つに実質上整合す
る。この時点で、標的上のスラグはその長手方向に沿っ
て磁化され、これにより標的の磁力が不活性化される。
袋86が満杯になったら、磁力不活性化装置80の下方
から袋を取外す。
【0023】袋86は標的の磁力不活性化装置を通して
引き上げることなく装置の下方から取外すことができる
ことに留意されたい。これにより、標的と不活性化装置
の磁界との再遭遇を避ける。上述のように、不活性化装
置内の磁石は、発生せしめられる磁界の強さが装置の入
口端部から出口端部に向かって減少するように、配置さ
れている。これにより、出口端部での強い交差指向した
磁界による標的のスラグの交差磁化を防止する。磁力不
活性化装置を通して袋86を引き上げることにより袋を
取外した場合は、標的は装置から出るときに強い磁界に
晒され、これにより不活性化スラグが交差磁化されてし
まう。図16は本発明の更に別の実施例を示し、この実
施例における標的不活性化装置90は3つの壁92,9
4,96で構成されている。装置はテーブルその他の表
面98上に置かれ、この表面と共働して、標的44を取
り付けた商品42を通過させる通路を形成する。壁9
2,94,96の内側には、先の実施例に関連して既述
したヨーク及び磁石を設ける。磁石は、通路を通る経路
Aに沿った異なる位置で、商品42上の標的44が異な
る方向へ延びた磁界に連続的に遭遇するように配置され
ている。不活性化装置が3つの側部のみを有するので、
装置を通る通路に沿って生じた磁界は4つの側部を有す
る磁力不活性化装置の場合よりも強くない。しかし、図
16の装置は携帯性が一層優れているという利点を有す
る。従って、大きな通路が必要でない場合は、この実施
例の方が好適である。
【0024】図17−19は図16の実施例における壁
92,94,96内のヨーク壁102,104,106
上での磁石48の配列を示す。図16の実施例において
は、側部のヨーク壁102,106は11インチ(2
7.94cm)の高さと6.5インチ(16.51cm)の
長さとを有し、頂部のヨーク壁104は9インチ(2
2.86cm)の高さと6.5インチ(16.51cm)の
長さとを有する。種々のヨーク壁は図16の壁の隅部
A,B,C,D,E,F,G,Hに対応する壁の厚さは
約0.5インチ(1.27cm)である。図17に示すよ
うに、側ヨーク壁102は壁の縁EFから壁の縁GHへ
延びる4列の磁石48を有する。各列は等間隔で離間し
た8個の磁石で構成され、各磁石のN極(・)はヨーク
壁から離れる方向に向いている。外側の列の磁石は壁の
縁EG、FHにそれぞれ近接して配置され、内側の列の
磁石は壁の縁EG、FH間の距離の1/4より僅かに小
さな距離だけこれら壁縁から内方に離れた線上に配置さ
れている。
【0025】図18に示すように、側ヨーク壁106は
壁の縁DAから壁の縁CBへ延びる4列の磁石48を有
する。各列は等間隔で離間した7個の磁石で構成され、
壁の縁DCに最も近い方の2つの列内の各磁石のN極
(・)はヨーク壁から離れる方向に向いており、壁の縁
ABに最も近い方の2つの列内の各磁石のS極(×)は
ヨーク壁から離れる方向に向いている。外側の列の磁石
は壁の縁DC、ABにそれぞれ近接して配置され、内側
の列の磁石は壁の縁DC、AB間の距離の1/4より僅
かに小さな距離だけこれら壁縁から内方に離れた線上に
配置されている。図19に示すように、頂部ヨーク壁1
04は壁の縁ADから壁の縁EFへ延びる3列の磁石4
8を有し、各磁石のN極(・)はヨーク壁から離れる方
向に向いている。第1列の等間隔で離間した7個の磁石
は壁の縁AEに平行に延び、壁の縁AE、DF間の距離
の約1/4の距離だけ壁縁AEから内方に離れて位置し
ている。第2列の等間隔で離間した磁石は第1列に平行
に延び、壁の縁AE、DFの中間に位置している。第3
列は6個の磁石で構成され、そのうちの最初の4つは他
の列に平行に延びる線上で相互に等間隔で離間し、壁の
縁AE、DF間の距離の約3/4の距離だけ壁縁AEか
ら内方に離れて位置している。しかし、これらの最初の
4つの磁石は上記線の壁縁ADから1/2までの線分上
にすべて位置する。第3列の残りの2つの磁石は上記線
から離れて位置し、第2列の方へ漸進的に近ずいて位置
している。このような磁石の配列により、図16に示す
ような不活性化装置を通る経路Aに沿って異なる方向に
指向しこの経路に沿って漸減する強さを有する一連の磁
界が提供される。
【0026】図20は本発明の他の実施例に係るヨーク
構造体110を示す。このヨーク構造体110は正方形
の横断面を形成するように同一寸法の4つの壁112、
114、116、118で構成される。各壁は先の実施
例における壁と同じ材料でできていて同じ厚さを有し、
その長さは約11インチ(27.0cm)、幅は約6.5
インチ(16.51cm)である。壁112,114,1
16,118上での磁石の配列を図21,22,23,
24にそれぞれ平面図として示す。また、図21−24
における壁縁と図20における壁縁との対応関係を示す
ため、ヨーク構造体110と壁112−118の対応す
る隅部をA,B,C,D,E,F,G,Hにてそれぞれ
示す。図21に示すように、壁112上の磁石48は4
つの平行な列となって配置され、各列は壁縁EFから反
対側の壁縁GHに向かって延び、各列内の磁石は列に沿
って等間隔で離間している。壁112上のすべての磁石
48はそのN極(・)が壁から離れる方向に向くように
配置されている。列自体は壁縁EG、FH間で互いに等
間隔で離間している。壁縁FHに最も近い列は等間隔で
離間した9個の磁石で構成され、他の列は等間隔で離間
した11個の磁石で構成されている。
【0027】図22に示すように、壁114上の磁石4
8は4つの平行な列となって配置され、各列は壁縁DA
から反対側の壁縁CBに向かって延び、各列内の磁石は
等間隔で離間している。壁縁DC、ABに最も近い列内
のすべての磁石はそのS極(×)が壁から離れる方向に
向くように配置され、他の磁石はすべてそのN極(・)
が壁から離れる方向に向くように配置されている。外側
の列は対応する壁縁DC、ABにそれぞれ近接して位置
し、内側の列は壁縁DC、AB間の中間線の両側で互い
に近接して位置する。各列は11個の磁石で構成されて
いる。図23に示すように、壁116上の磁石48は4
つの平行な列となって配置され、各列は壁縁ADから反
対側の壁縁EFに向かって延びている。すべての磁石は
そのN極(・)が壁から離れる方向に向くように配置さ
れている。内側の2つの列は壁縁AE、DF間のこれら
壁縁に平行な中間縁の両側で近接して平行に延びる。こ
れら2つの内側の列は6個の磁石でそれぞれ構成されて
いる。外側の列は内側の列に隣接して位置し、4個の磁
石でそれぞれ構成されている。これら4つの磁石は対応
する内側の列の4つの内側の磁石に近接して位置する。
【0028】図24に示すように、壁118上の磁石4
8は2つの平行な列となって配置され、各列は壁縁B
G、CH間のこれら壁縁に平行な中間線両側で近接して
平行に延びる。各列は等間隔で離間した6個の磁石で構
成され、各磁石はそのS極(×)が壁118から離れる
方向に向くように配置されている。各実施例における磁
石の配列は、一定の経路に沿って磁力不活性化装置を通
る物体が種々の方向に指向した磁界に連続的に遭遇し、
その経路に沿ったある位置で、その物体上の標的に実質
上整合するように指向した1つの磁界に遭遇してその標
的上の不活性化スラグを磁化するような磁界パターン
を、磁力不活性化装置を通る通路内に発生させるよう
に、選定してある。上述のように、図示した種々の磁石
の配列は経験的に決定した。しかし、他の磁石配列でも
満足できる結果を与えることを了解されたい。また、上
述した磁石の位置決めを若干修正してもかまわない。し
かし、一般に、最良の結果を得るためには、上述の位置
の0.0625インチ(1.59mm)の範囲内に磁石を
維持すべきである。
【0029】永久磁石を用いるのが好適であるが、上述
した永久磁石と同じ強さ及び配列の複数個の電磁石を使
用することによっても、本発明の原理を達成できる。
【発明の効果】本発明は無秩序に指向した磁気標的の磁
力を不活性化するための簡単で便利な方法及び装置を提
供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る標的の磁力不活性化装
置、及びこの磁力不活性化装置を通して標的付きの物品
を運搬するためのコンベヤベルトを示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線における断面図である。
【図3】図1の標的の磁力不活性化装置の内部構造を構
成するヨーク及び磁石の配列を示す斜視図である。
【図4】図3の配列に使用する磁石の平面図である。
【図5】図4の磁石の立面図である。
【図6】図3のヨーク及び磁石の配列を図1の標的の磁
力不活性化装置に組み込む方法を示す部分破断拡大断面
図である。
【図7】図3のヨークの壁素子及びその上の磁石配列を
示す平面図である。
【図8】図3のヨークの壁素子及びその上の磁石配列を
示す平面図である。
【図9】図3のヨークの壁素子及びその上の磁石配列を
示す平面図である。
【図10】図3のヨークの壁素子及びその上の磁石配列
を示す平面図である。
【図11】磁力の不活性化磁界内に位置した不活性化可
能な標的の側立面図である。
【図12】異なる方向に指向した磁界に遭遇する一定方
向に指向した標的を示す側立面図である。
【図13】異なる方向に指向した磁界に遭遇する一定方
向に指向した標的を示す側立面図である。
【図14】異なる方向に指向した磁界に遭遇する一定方
向に指向した標的を示す側立面図である。
【図15】本発明の第2実施例に係る標的不活性化装置
を示す斜視図である。
【図16】本発明の第3実施例に係る標的不活性化装置
を示す斜視図である。
【図17】図16の実施例のヨーク壁上の磁石の配列を
示す平面図である。
【図18】図16の実施例のヨーク壁上の磁石の配列を
示す平面図である。
【図19】図16の実施例のヨーク壁上の磁石の配列を
示す平面図である。
【図20】正方形の横断面を有するヨークを備えた本発
明の標的不活性化装置のためのヨーク配列を示す斜視図
である。
【図21】図20のヨーク上の磁石配列を示す平面図で
ある。
【図22】図20のヨーク上の磁石配列を示す平面図で
ある。
【図23】図20のヨーク上の磁石配列を示す平面図で
ある。
【図24】図20のヨーク上の磁石配列を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
30,80,90 標的の磁力不活性化装置 40 コンベヤベルト 44 磁気標的 46 磁力線 48 磁石 50,52,56,58,102,104,106 ヨ
ーク壁 66 スラグ A 経路
フロントページの続き (72)発明者 デキシン パン アメリカ合衆国.11756 ニューヨーク, レヴィットタウン,スティーヴドアー レーン 22 (56)参考文献 特開 昭58−175810(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/24 H01F 1/053 H01F 13/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い磁気標的上において該標的の長手
    方向に沿って分布している細長い磁化可能なスラグを有
    している磁気標的の中の該スラグを磁気的に飽和させ、
    該標的が所定のセンサに対して反応しないようにする方
    法において、 異なる方向に延び次第に減少する強さを有する磁界に各
    磁気標的上のスラグを連続的に遭遇させることによって
    該スラグを磁化する工程からなり、 前記各磁界は、その方向が前記磁気標的の方向に実質上
    一致したときに、前記磁気標的を所定のセンサに対して
    反応しないようにするのに十分な程度に該標的に沿って
    前記スラグを磁化するのに十分な強さを有することを特
    徴とする磁気標的の磁力不活性化方法。
  2. 【請求項2】 前記磁界が一定の経路に沿って分布して
    おり、前記磁気標的が該経路に沿って動かされることを
    特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記磁界が実質上すべての方向に延在し
    ていることを特徴とする請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 標的の磁力の不活性化の間、前記各磁界
    の強さ及び方向が実質上一定に維持されることを特徴と
    する請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 細長い磁気標的上において該標的の長手
    方向に沿って分布している細長い磁化可能なスラグを有
    している磁気標的の中の該スラグを磁気的に飽和させ、
    該標的が所定のセンサに対して反応しないようにする装
    置において、 異なる方向に延びる磁界を発生させる磁界発生手段と、 各磁気標的のスラグを別々の1つの磁界に連続的に遭遇
    させる手段とを備え、 前記各磁界は、その方向が前記磁気標的の方向に実質上
    一致したときに、前記磁気標的を磁気的に飽和させるの
    に十分な程度に該標的に沿って前記スラグを磁化するに
    に十分な強さを有し、前記磁界発生手段が一定の経路に
    沿って次第に減少する磁界強度を発生させるように構成
    され配置されていることを特徴とする磁気標的不活性化
    装置。
  6. 【請求項6】 前記磁界発生手段が、前記経路に沿う連
    続する位置において前記異なる方向に延びる磁界を発生
    させるように構成され、かつ配置されており、前記磁気
    標的が該経路に沿って動かされることを特徴とする請求
    項5の装置。
  7. 【請求項7】 前記磁界発生手段が実質上すべての方向
    に延びる磁界を発生させるように構成され配置されてい
    ることを特徴とする請求項5又は6の装置。
  8. 【請求項8】 前記磁界発生手段が、標的の磁力不活性
    化期間中、前記各磁界の強さ及び方向を実質上一定に維
    持するように構成され、かつ配置されていることを特徴
    とする請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 前記磁界発生手段が複数個の離間した永
    久磁石からなることを特徴とする請求項7の装置。
  10. 【請求項10】 前記永久磁石が低保磁力の高飽和誘導
    材料のヨークの壁に装着されていることを特徴とする請
    求項9の装置。
  11. 【請求項11】 低保磁力の高飽和誘導材料の壁で形成
    したヨークを備え、前記永久磁石が前記各壁上で離間し
    ていることを特徴とする請求項9の装置。
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