JP2813269B2 - ユーザインタフェース装置及び方法 - Google Patents

ユーザインタフェース装置及び方法

Info

Publication number
JP2813269B2
JP2813269B2 JP4157635A JP15763592A JP2813269B2 JP 2813269 B2 JP2813269 B2 JP 2813269B2 JP 4157635 A JP4157635 A JP 4157635A JP 15763592 A JP15763592 A JP 15763592A JP 2813269 B2 JP2813269 B2 JP 2813269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
coordinate
viewpoint
value
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4157635A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH064625A (ja
Inventor
一巳 松浦
昭二 田中
啓二 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4157635A priority Critical patent/JP2813269B2/ja
Publication of JPH064625A publication Critical patent/JPH064625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2813269B2 publication Critical patent/JP2813269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報システム等のユ
ーザインタフェース装置及び方法に関するものであり、
特に操作履歴の可視化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3次元オブジェクトの加工処理を行うい
わゆるCAD装置が近年幅広く用いられている。3次元
オブジェクトの加工処理においては、3次元オブジェク
トの部分的削除や付加等の複雑な処理が行われるので、
その指示も極めて面倒なものであった。そこで、このよ
うなCAD装置上における効率の良い、また使いやすい
ユーザインタフェース装置・方法が各種提案されてい
る。
【0003】図45には、第一の従来例のユーザインタ
フェース装置であり、特開平1−293390号公報に
記載されているユーザインタフェース装置を示す構成図
が示されている。
【0004】図45における操作・指示手段1はユーザ
をして表示装置(図示せず)の画面に表示された3次元
オブジェクトを指示装置(図示せず)を用いて操作又は
指示せしめる。アプリケーション実行手段2は操作・指
示手段1により指示された操作又は指示の内容に基づい
て、対応するアプリケーションを実行する。表示位置決
定手段3はアプリケーション実行手段2により実行され
たアプリケーションの結果である3次元オブジェクトを
表示装置の画面に表示する際の表示位置を決定する。そ
して、表示手段4は、表示装置の画面上の表示位置決定
手段3により決定された表示位置にアプリケーション実
行手段2により実行されたアプリケーションの結果であ
る3次元オブジェクトを表示する。
【0005】図46には、第一の従来例のユーザインタ
フェース装置の動作を表すフローチャートが示されてい
る。
【0006】ステップS1はユーザをして操作または指
示せしめた座標を求める手続き、ステップS2は表示さ
れているウィンドウの情報を記憶する手続き、ステップ
S3はウィンドウの情報を読み出す手続き、ステップS
4は結果を表示させるためのウィンドウを処理対象とな
ったオブジェクトの下方に表示可能か否かを判断する手
続き、ステップS5はウィンドウを下方に表示可能であ
る場合に下方に表示するための処理をする手続き、ステ
ップS6はウィンドウを下方に表示できない場合に処理
対象となったオブジェクトの上方に表示可能か否かを判
断する手続き、ステップS7はウィンドウを上方に表示
可能である場合に上方に表示するための処理を行う手続
き、ステップS8はウィンドウの表示を要求する手続き
である。次に、図45及び図46を用いて動作について
説明する。
【0007】ステップS1において、操作・指示手段1
はユーザが行った操作または指示を受け取り、操作また
は指示した座標を求める。次にアプリケーション実行手
段2は、ユーザが操作または指示した内容に基づいて対
応するアプリケーションを実行する。
【0008】ステップS3において、表示位置決定手段
3が現在表示されているウィンドウの情報を読み出す。
次に、ステップS4においては、上記ステップS1で求
めた座標から実行結果を表示するためのウィンドウが、
その座標よりも下方に表示可能か否かが検査される。下
方に表示可能であればウィンドウを下方に表示すること
を決定し、ステップS5に移行する。ステップS5にお
いては、ウィンドウが下方に表示される。
【0009】もし下方に表示不可能であるならばステッ
プS6にてオブジェクトの上方にウィンドウが表示可能
か否かが検査される。可能であればステップS7におい
て、上方にウィンドウが表示される。上方にも表示不可
能であるならば空いている領域にウィンドウを表示する
ことを決定する。
【0010】以上のようにしてウィンドウの表示位置が
決定されると、ステップS8において表示手段4にウィ
ンドウ表示要求が出され、その結果、表示手段4におい
てウィンドウの表示が行われる。
【0011】図47には、第一の従来例のユーザインタ
フェース装置によって、ウィンドウが表示される様子が
示されている。まず、ウィンドウ7までが表示されてい
る状態において、次にユーザが操作・指示手段1におい
て立体10を立体11のように変形するために立体10
の一部を削除する操作を行なったとする。
【0012】操作・指示手段1においてユーザが操作し
た立体10の座標を求める(ステップS1)。次に、現
在表示されているウィンドウ6、7の情報を読み出す
(ステップS2、ステップS3)。ステップS1で求め
た立体10の座標から立体10の上下の余白を算出し、
操作の結果である立体11を表示するためのウィンドウ
8が立体10の下方に表示可能であるか否かが検査され
る(ステップS4)。図47に示した例では、表示可能
であるのでウィンドウ8と立体11を下方に表示する
(ステップS5、S8)。
【0013】第二の従来例であるユーザインタフェース
方法として「DESIGNBASETMユーザーズガイ
ド」(1991年6月1日 株式会社リコー発行)に記
載された方法がある。
【0014】図48は、第二の従来例のユーザインタフ
ェース方法の動作を説明するフローチャートである。ま
ず操作指示ステップS9において、ユーザが入力したコ
マンドが受け付けられる。操作解釈ステップS10にお
いて、そのコマンドが解釈される。ステップS11にお
いては、解釈されたコマンドが履歴を表示するコマンド
であるか否かを判断される。もし履歴を表示するコマン
ドである場合、履歴表示ステップS12に移行する。そ
して、記憶されている履歴情報が表示される。一方、履
歴表示コマンドでない場合、その他アプリケーション実
行ステップS13において、そのコマンドに対応するア
プリケーションが実行される。
【0015】図49、図50に、第二の従来例の動作の
様子が示されている。図49は、第二の従来例のユーザ
インタフェース方法において履歴を表示させるコマンド
を実行したときの様子が示された図である。図において
(m,n)は、立体に対して行った操作結果の形状を表
す形状番号である。形状番号(m,n)においてmは処
理の流れを示す番号で、nはステップを表す番号であ
る。そして、23は直方体を生成するコマンド「geb
l」である。24は立体を切断するコマンド「ctb
o」である。25及び26は立体の指定された面を持ち
上げるコマンド「lifa」である。
【0016】図50は上記の操作を行ったときの表示の
様子を示した図である。図において27、29、31、
33は結果を表示するウィンドウである。28は「ge
bl」コマンド23を実行したときの結果である。30
は「ctbo」コマンド24を実行したときの結果であ
る。32は「lifa」コマンド25を実行したときの
結果である。34は「lifa」コマンド26を実行し
たときの結果である。
【0017】図49に示されているように、ユーザがま
だ何も操作していないときの状態番号は(0,0)であ
る。次にユーザが「gebl」コマンド23を入力する
と操作指示ステップ9においてそのコマンドが受け取ら
れ、操作解釈ステップS10においてコマンドが解釈さ
れる。解釈されたコマンドは履歴表示コマンドでないた
め、その他アプリケーション実行ステップS13におい
て立体を生成するアプリケーションが実行される。その
結果、表示ウィンドウ27に立体28が表示され、その
状態番号は(1,1)(処理の流れを示す番号が1、ス
テップを示す番号が1)となる。
【0018】次にユーザが「ctbo」コマンド24を
入力すると操作指示ステップS9においてそのコマンド
が受け取られ、操作解釈ステップS10においてコマン
ドが解釈される。解釈されたコマンドは履歴表示コマン
ドでないため、その他アプリケーション実行ステップS
13において立体を切断するアプリケーションが実行さ
れる。その結果、表示ウィンドウ29に立体30が表示
され、状態番号は(1,2)(処理の流れを示す番号が
1、ステップを示す番号が2)となる。
【0019】さらにユーザが「lifa」コマンド25
を入力すると操作指示ステップS9においてそのコマン
ドが受け取られ、操作解釈ステップS10においてコマ
ンドが解釈される。解釈されたコマンドは履歴表示コマ
ンドでないため、その他アプリケーション実行ステップ
S13において立体の指定された面を持ち上げるアプリ
ケーションが実行される。その結果、表示ウィンドウ3
1に立体32が表示され、状態番号は(1,3)(処理
の流れを示す番号が1、ステップを示す番号が3)とな
る。ここでユーザは立体32を立体28の状態(状態番
号(1,1))に戻すコマンドを入力すると操作指示ス
テップS9においてそのコマンドが受け取られ、操作指
示解釈ステップS10においてコマンドが解釈される。
解釈されたコマンドは履歴表示コマンドではないため、
その他アプリケーション実行ステップS13において立
体32を立体28の状態に戻すアプリケーションが実行
される。その結果、表示ウィンドウ27に立体28が表
示され、その状態番号は(1,1)(処理の流れを示す
番号が1、ステップを示す番号が1)となる。
【0020】ここでユーザが「lifa」コマンド26
を入力すると操作指示ステップS9においてそのコマン
ドが受け取られ、操作指示解釈ステップS10において
コマンドを解釈する。解釈されたコマンドは履歴表示コ
マンドでないため、その他アプリケーション実行ステッ
プS13において立体の指定された面を持ち上げるアプ
リケーションが実行される。その結果、表示ウィンドウ
33に立体34が表示され、状態番号は(2,1)(処
理の流れを示す番号が2、ステップを示す番号が1)と
なる。
【0021】そして、過去の操作履歴を見るためユーザ
が履歴表示コマンドを入力すると操作指示ステップS9
においてそのコマンドが受け取られ、操作指示解釈ステ
ップS10においてコマンドが解釈される。解釈された
コマンドは履歴表示コマンドであるため、履歴表示ステ
ップS12において記憶された履歴が表示される。その
結果図49の各状態番号(0,0)、(1,1)、
(1,2)、(2,1)、(1,3)そして各コマンド
23、24、25、26が表示される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のユーザインタフ
ェース装置は以上のように構成されているので、多くの
ウィンドウを表示するためにはウィンドウを重ねて表示
しなければならないため過去に操作して得られたオブジ
ェクトが見えなくなる問題点があった。また従来の別の
ユーザインタフェース装置は履歴情報の全体を一度に表
示することはできるが、履歴情報をコマンド及び状態番
号のリストで表示するので、各オブジェクトの状態が把
握しにくいという問題点があった。
【0023】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、処理結果を1つのウィンドウ
で表示できるとともに、過去に操作して得られた複数の
オブジェクトを3次元的に(遠近法的に)一望すること
ができ、また過去に操作して得られたオブジェクトを容
易に検索できるユーザインタフェース装置を得ることを
目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係るユーザイン
タフェース装置は、従来の表示位置決定手段3にかえて
ユーザの操作及び指示を解釈する操作解釈手段、ユーザ
がオブジェクトを見やすい位置に視点を設定する視点設
定手段、ユーザが行った操作とその結果を記憶する履歴
記憶手段、記憶された履歴情報を基にオブジェクトの過
去の状態を再現するための履歴処理手段、処理結果を仮
想3次元空間(表示ウィンドウ)上に配置するための処
理結果配置手段都を含んだユーザインタフェース装置で
ある。また、本発明に係るユーザインタフェース方法
は、ユーザの操作を受け取る操作ステップと、ユーザの
操作を解釈する操作解釈ステップと、過去のオブジェク
トの状態を再現する履歴処理ステップと、操作の内容に
対応したアプリケーションを実行するアプリケーション
実行ステップと、操作の履歴及び処理結果を記憶する履
歴記憶ステップと、結果オブジェクトを3次元空間の何
処に配置するかを決定する処理結果配置ステップと、配
置されたオブジェクトが表示ウィンドウの手前に、かつ
過去の履歴情報を一望できるように表示するために視点
を設定する視点設定ステップと、処理結果オブジェクト
を表示する表示ステップと、を備えたことを特徴とする
ユーザインタフェース方法である。
【0025】
【作用】この発明におけるユーザインタフェース装置及
びユーザインタフェース方法は、処理結果配置手段また
は処理結果配置ステップを有しているため処理前のオブ
ジェクトと処理結果であるオブジェクトとを1つのウィ
ンドウで表示することができる。
【0026】また視点設定手段または視点設定ステップ
を有しているため、過去に操作した複数のオブジェクト
を3次元的に一望することができる。
【0027】
【実施例】実施例1. 以下、本発明に関わるユーザインタフェース
装置及び方法の実施例を図について説明する。図1は本
発明の1実施例であるユーザインタフェース装置の構成
図である。図において、操作・指示手段201はユーザ
の操作、指示を受け取る。アプリケーション実行手段2
02はユーザの操作及び指示に対応するアプリケーショ
ンを実行する。表示手段204は処理結果を処理装置に
表示する。そして、操作・指示手段201、アプリケー
ション実行手段202、表示手段204は従来と同一の
構成である。
【0028】操作解釈手段213はユーザが行った操作
・指示を解釈する。視点設定手段214はユーザが処理
を行おうとするオブジェクトが最も視点に近くなるよう
に、かつ複数のオブジェクトを一望できるように表示す
るために視点を設定する。履歴記憶手段215はユーザ
が行った操作・指示の内容とその結果を記憶する。履歴
処理手段216は履歴記憶手段215で記憶された履歴
情報を基に過去のオブジェクトの状態を再現する。処理
結果配置手段217は処理結果のオブジェクトを仮想3
次元空間の何処に配置するかを決定する。そして、制御
手段212は操作解釈手段213、視点設定手段21
4、履歴記憶手段215、履歴処理手段216、処理結
果配置手段217とを含んでいる。
【0029】図2は実施例2のユーザインタフェース方
法の動作を示すフローチャートである。図において、操
作ステップS14においては、ユーザの操作を受け取
る。操作解釈ステップS15においては、操作ステップ
S14で受け取られた操作を解釈する。ステップS16
は処理対象となるオブジェクトに過去において何らかの
処理が施され別個のオブジェクトが生成されたか、それ
ともそのような別個のオブジェクトが存在していないか
が検査される。
【0030】すなわち、本実施例におけるCAD装置
は、処理対象である3次元オブジェクトに施される処理
毎にその履歴を保存している。そのため、最新のオブジ
ェクトだけでなく、その最新のオブジェクトを生成する
基となったオブジェクトも記憶しており、要求により再
現することができ、基となったオブジェクトに別個の処
理を新たに施すことにより別の新たなオブジェクトを生
成することも可能である。本文においては、しばしばこ
のように、他のオブジェクトの基となったオブジェクト
を「古い」オブジェクトと呼ぶ。また、直観的に理解が
容易であるため、以下本文においては他のオブジェクト
の基となっていないオブジェクトを「最新の」オブジェ
クトと呼ぶ。
【0031】さて、上記ステップS16における検査の
結果、処理対象にはすでに何らかの処理が適用されて生
成されたオブジェクトが存在すれば、履歴処理ステップ
S17に移行し、過去のオブジェクトの状態が再現され
る。
【0032】状態が再現されるされないにかかわらず、
アプリケーション実行ステップS18においては、操作
解釈ステップS15で解釈された操作の内容に対応した
アプリケーションが実行される。履歴記憶ステップS1
9においては、操作の履歴及び処理結果が記憶される。
処理結果配置ステップS20においては結果オブジェク
トを仮想3次元空間の何処に配置するかが決定される。
視点設定ステップS21においては、処理結果配置ステ
ップS20において配置されたオブジェクトが表示ウィ
ンドウ中で視点に近いほうに表示されるように、かつ過
去において生成された複数のオブジェクトが一望できる
ように表示されるように視点が設定される。表示ステッ
プS22においては、処理結果オブジェクトが表示され
る。
【0033】次に本ユーザインタフェース装置及びユー
ザインタフェース方法の動作例を図3から図11につい
て説明する。図3は本ユーザインタフェース装置におい
て、まだ何も操作が行われていないときの表示画面の状
態(初期状態)を示した図である。図において35は表
示画面、36は履歴表示ウィンドウ、37は操作ウィン
ドウである。
【0034】図4は立体生成操作が行われたときの表示
画面の状態を示した図である。図において38は表示画
面、39は履歴表示ウィンドウ、40は操作ウィンド
ウ、41は立体生成操作によって生成された立体であ
る。
【0035】図5は立体生成操作を実行した後の履歴表
示ウィンドウの状態を示した図である。図において42
は履歴表示ウィンドウ、43は履歴情報として記憶され
た立体である。
【0036】図6は立体43に対して立体43の断片を
削除する操作を実行するときの表示画面の状態を示した
図である。図において44は表示画面、45は操作ウィ
ンドウ、46は処理対象立体、47は削除しようとする
立体の断片である。
【0037】図7は立体46の断片47を削除する操作
を実行した後の履歴表示ウィンドウの状態を示した図で
ある。図において48は履歴表示ウィンドウ、49は立
体生成操作が行われたときの立体、50は立体46の断
片47を削除する操作を実行した後の立体である。
【0038】図8は立体50に対して立体50の断片を
削除する操作を実行するときの表示画面の状態を示した
図である。図において51は表示画面、52は操作ウィ
ンドウ、53は処理対象立体、54は立体53の断片で
ある。
【0039】図9は立体53の断片54を削除する操作
を実行した後の履歴表示ウィンドウの状態を示した図で
ある。図において55は履歴表示ウィンドウ、56は立
体生成操作が行われたときの立体、57は立体46の断
片47を削除する操作を実行した後の立体、58は立体
53の断片54を削除する操作を実行した後の立体であ
る。
【0040】図10は立体56から立体58までを生成
したときに履歴記憶手段15に記憶された操作履歴の内
容を表した図である。図において59は処理が行われた
順番を示す項目、60は処理対象となる立体の名前を示
す項目、61はユーザが行った処理の内容を示す項目、
62は処理結果となる立体の名前を示す項目である。ま
た、63は処理番号1、66は処理番号2、69は処理
番号3を表し、それぞれの数字は処理の行われた順番を
示す。
【0041】そして、64は「O1」という名前の立体
56を生成するコマンド、65はGEN(01)コマン
ド64によって生成された立体56の名前「O1」、6
7は立体46の断片P1(図6中、47で示されてい
る)を削除するコマンド、68はDEL(P1)コマン
ド67を実行したときに生成された立体57の名前「O
2」、70は立体53の断片P2(図8中、54で示さ
れている)を削除するコマンド、71はDEL(P2)
コマンド70を実行したときに生成された立体58の名
前「O3」である。
【0042】図11は図10の手順でコマンドを実行し
たときに履歴記憶手段15に記憶された処理結果の構造
を表した図である。図において72は現在処理対象とな
っている「O3」(図11中、71で示されており、図
9中、58で示されている)を指すポインタである。
【0043】次にこの例の詳細な動作を説明する。ユー
ザがまだ何も行っていないとき表示画面35の操作ウィ
ンドウ37及び履歴表示ウィンドウ36には何も表示さ
れない。ここでユーザがある大きさの立体を生成するG
EN(01)コマンド64を入力すると、操作ステップ
S14においてそのコマンドを受け取り、操作解釈ステ
ップS15で入力されたコマンドが立体を生成するコマ
ンドであると解釈される。処理対象のオブジェクトは最
も新らしく生成された立体であるため(ステップS1
6)、アプリケーション実行ステップS18で立体を生
成するアプリケーションが実行される。その結果立体4
1が操作ウィンドウ40に表示される。実行された上記
コマンドは履歴記憶ステップS19において、番号59
は1(図10中、63で示されている)、処理対象60
は「なし」、処理内容61はGEN(01)(図10
中、64で示されている)、処理結果62は「01」
(図10中、65で示されている)と記憶される。
【0044】次に、処理結果配置ステップS20におい
て、生成された立体41が3次元空間内に配置される。
立体41が3次元空間内に配置されると視点設定ステッ
プS21において立体41を履歴表示ウィンドウ39の
手前に、かつ履歴情報(立体43)が一望できるように
表示するために視点を設定する。すなわち、履歴情報の
全体が履歴表示ウィンドウ内に収まるように視点が設定
される。次に表示ステップS22において表示が行われ
ると、履歴表示ウィンドウ42に立体43が表示され
る。
【0045】次にユーザが立体43に対して立体43の
断片P1(図6中、47で示されている)を削除するD
EL(P1)コマンド67を入力すると、操作ステップ
S14で対象となる立体46とDEL(P1)コマンド
67を受け取り、操作解釈ステップS15で入力された
コマンドが立体46の断片P1(図6中、47で示され
ている)を削除する操作であると解釈される。処理対象
の立体46は最も新らしく生成された立体であるため
(ステップS16)、アプリケーション実行ステップS
18で立体46の断片P1(図6中、47で示されてい
る)を削除するアプリケーションが実行される。このよ
うにして行われた操作は履歴記憶ステップS19におい
て、番号59は2(図10中、66で示されている)、
処理対象60は「01」(図10中、65で示されてい
る)、処理内容61はDEL(P1)(図10中、67
で示されている)、処理結果62は「02」(図10
中、68で示されている)と記憶される。
【0046】次に、処理結果配置ステップS20におい
て、アプリケーションが実行された結果生成された立体
50を立体49の前に配置する。立体50が配置される
と視点設定ステップS21において立体50を履歴表示
ウィンドウ42内において、視点のより近くに、かつ履
歴情報(立体49、立体50)が一望できるように表示
を行うために視点を設定する。そして、表示ステップS
22において表示が行われると、履歴表示ウィンドウ4
8に立体生成コマンドGEN(01)64で生成された
立体49を奥に(視点から遠方に)、立体46の断片P
1(図6中、47で示される)を削除するDEL(P
1)コマンド67で生成された立体50を手前に(視点
の近傍に)、また立体49と立体50が一望できるよう
に(全体が表示されるように)表示される。
【0047】さらにユーザが立体50に対して立体50
の断片P2(図8中、54で示される)を削除するDE
L(P2)コマンド70を入力すると、操作ステップS
14で対象となる立体53とDEL(P1)70が受け
取られ、操作解釈ステップS15で入力されたコマンド
が立体53の断片P2(図8中、54で示される)を削
除する操作であると解釈される。処理対象の立体53は
最も新らしく生成された立体であるため(ステップS1
6)、アプリケーション実行ステップS18で立体53
の断片P2(図8中、54で示される)を削除するアプ
リケーションが実行される。このようにして行われた操
作は履歴記憶ステップS19において、番号59は3
(図10中、69で示される)、処理対象60は「0
2」(図10中、68で示される)、処理内容61はD
EL(P2)70、処理結果62は「03」(図10
中、71で示される)と記憶される。
【0048】次に、処理結果配置ステップS20におい
て、アプリケーションを実行した結果生成された立体5
8が立体57の前に配置される。立体58が配置される
と視点設定ステップS21において立体58を履歴表示
ウィンドウ48の手前に(視点により近く)、かつ履歴
情報(立体56、立体57、立体58)が一望できるよ
うに(全体が表示できるように)表示するために視点が
設定される。そして、表示ステップS22において表示
が行われると、履歴表示ウィンドウ55に、立体生成コ
マンドGEN(01)64で生成された立体56を奥
に、立体46の断片P1(図6中、47で示される)を
削除するDEL(P1)コマンド67で生成された立体
57を立体56の手前に、立体53の断片P2(図8
中、54で示される)を削除するDEL(P2)コマン
ド70で生成された立体58を立体57の手前に、また
主体56とまた立体57と立体58が一望できるように
表示される。
【0049】記憶された履歴情報はリスト構造をなして
おり、その構造は立体56を生成するGEN(01)コ
マンド64で生成された「01」(図10中、65で示
されている)(立体56)と立体46の断片47を削除
するDEL(P1)コマンド67で生成された「02」
(図10中、68で示されている)(立体57)とがリ
ンクされており、また、立体46の断片47を削除する
DEL(P1)コマンド67で生成された「02」(図
10中、68で示されている)(立体56)と立体53
の断片54を削除するDEL(P2)コマンドで生成さ
れた「03」(図10中、71で示されている)(立体
58)がリンクされている。そして処理対象立体を指す
ポインタ72は立体58のデータを指している。
【0050】実施例2.前記実施例1の処理結果配置手
段217及び処理結果配置ステップS20において処理
結果オブジェクトを常に履歴表示ウィンドウの手前に配
置するように構成してもよい。例えばユーザが行った操
作によって新しく生成されたオブジェクトを履歴情報に
最も新しく記憶されたオブジェクトの前になるように配
置するのである。
【0051】図12から図15は上記実施例1の処理結
果配置ステップS20を詳細に説明する説明図である。
ここで処理結果を配置する3次元空間のy座標は履歴表
示ウィンドウの上方向を正方向、x座標は履歴表示ウィ
ンドウの右方向を正方向、z座標は履歴表示ウィンドウ
の手前の方向を正方向とする。
【0052】図12は、処理結果配置ステップS20の
動作を説明するフローチャートである。ステップS23
は処理結果配置ステップS20の始まり、ステップS2
4は処理結果オブジェクトの大きさを求める手続き、ス
テップS25は処理結果オブジェクトを配置するときの
y座標の最小値を0とする手続き、ステップS26は処
理結果オブジェクトを配置するときの処理結果オブジェ
クトの中心のx座標の値を求める手続き、ステップS2
7は処理結果オブジェクトのz座標の最小値を求める手
続き、ステップS28は処理結果配置ステップS20の
終わりである。次に動作について説明する。まず処理結
果オブジェクトのx成分、y成分、z成分の大きさが求
められる(ステップS24)。次に、処理結果オブジェ
クトを配置するときのy座標の最小値が「0」とされる
(ステップS25)。次に処理結果オブジェクトの中心
のx座標の値を履歴情報として記憶されているオブジェ
クトの中で最新のオブジェクトの中心のx座標値にし
(ステップS26)、z座標の最小値を履歴情報として
記憶されているオブジェクトのなかで最新のオブジェク
トのz座標の最大値と処理結果オブジェクトのz成分の
大きさを加えた値になるように設定する(ステップS2
7)。
【0053】次に図13から図15を用いて動作を説明
する。図13は、立体生成操作を行うことによって生成
された立体が履歴表示ウィンドウに表示されている状態
を示した図である。図において73は履歴表示ウィンド
ウ、74は立体生成操作によって生成された立体を表
す。
【0054】図14は、立体74を生成した後で立体7
4の断片を削除する操作を行うことによって生成された
立体が履歴表示ウィンドウに表示されている状態を示し
た図である。図において75は履歴表示ウィンドウ、7
6は立体生成操作によって生成された立体、77は立体
76の断片を削除する操作によって生成された立体を表
す。
【0055】図15は、さらに立体77の断片を削除す
る操作を行うことによって生成された立体が履歴表示ウ
ィンドウに表示されている状態を示した図である。図に
おいて78は履歴表示ウィンドウ、79は立体生成操作
によって生成された立体、80は立体79の断片を削除
する操作によって生成された立体、81は立体80の断
片を削除する操作によって生成された立体を表す。
【0056】次に動作を説明する。立体生成操作によっ
て生成された立体74を配置するために処理結果配置ス
テップS20の処理においては、まず立体74のx成
分、y成分、z成分の大きさを求める(ステップS2
4)。次に立体74のy座標の最小値を「0」にする
(ステップS25)。次に立体74の中心のx座標の値
を求めるのだが、この場合は履歴情報に記憶された立体
が存在しないため立体74の中心のx座標を初期値であ
る「0」にする(ステップS26)。同じく履歴情報に
記憶された立体が存在しないため立体74のz座標の最
小値を立体74のz成分の大きさにする。
【0057】このようにして立体74の配置が終わると
視点設定ステップS21において視点を設定し、表示ス
テップS22において表示が行われると、履歴表示ウィ
ンドウ73に立体74が表示される。
【0058】次に立体74に対して立体74の断片を削
除する操作によって生成された立体77を配置するため
に処理結果配置ステップS20において、まず立体77
のx成分、y成分、z成分の大きさを求める(ステップ
S24)。次に立体77のy座標の最小値を「0」にし
(ステップS25)、立体77の中心のx座標の値を履
歴に記憶された立体の中で最も新しく記憶された立体7
6の中心のx座標の値にし(ステップS26)、立体7
7のz座標の最小値を立体76のz座標の最大値に立体
77のz成分の大きさを加えた値にする。立体77の配
置が終わると視点設定ステップS21において視点が設
定され、表示ステップS22において表示が行われる
と、履歴表示ウィンドウ75に立体生成操作によって生
成された立体76が奥に(視点から遠方に)、立体76
の断片を削除する操作によって生成された立体77が立
体76の手前に(視点のより近傍に)表示される。
【0059】さらに立体77に対して立体77の断片を
削除する操作によって生成された立体81を配置するた
めに処理結果配置ステップS20においてまず立体81
のx成分、y成分、z成分の大きさを求める(ステップ
S24)。次に立体81のy座標の最小値を「0」にし
(ステップS25)、立体81の中心のx座標の値を履
歴に記憶された立体の中で最も新しく記憶された立体8
0の中心のx座標の値にし(ステップS26)、立体8
1のz座標の最小値を立体80のz座標の最大値に立体
81のz成分の大きさを加えた値にする。立体81の配
置が終わると視点設定ステップS21において視点が設
定され、表示ステップS22において表示を行うと履歴
表示ウィンドウ78に立体生成操作によって生成された
立体79が一番奥に(視点から最遠方に)、立体79の
断片を削除する操作によって生成された立体80が立体
79の手前に(視点のより近傍に)、さらに立体80の
断片を削除する操作によって生成された立体81が立体
80の手前に(視点から最も近く)表示される。
【0060】以上のように常に処理結果オブジェクトを
履歴表示ウィンドウの一番手前になるように配置するこ
とによって過去に行った操作によって生成されたオブジ
ェクトが徐々に履歴表示ウィンドウの奥の方に表示さ
れ、新しく生成されたオブジェクトが徐々に履歴表示ウ
ィンドウの手前の方に表示されるため、ユーザの操作履
歴を時系列に表示することができる。
【0061】実施例3.上記実施例2の処理結果配置手
段217及び処理結果配置工程ステップS20では処理
結果オブジェクトの配置は常に、履歴表示ウィンドウの
一番手前に配置していたが処理対象オブジェクトの隣に
(横に)配置するように構成してもよい。例えば処理対
象オブジェクトの左隣に処理結果を配置することが好適
である。図16から図19は実施例3における処理結果
配置ステップS20の動作を詳細に表した説明図であ
る。ここで処理結果を配置する3次元空間のy座標は履
歴表示ウィンドウの上方向を正方向、x座標は履歴表示
ウィンドウの右方向を正方向、z座標は履歴表示ウィン
ドウの手前の方向を正方向とする。
【0062】図16は実施例3における処理結果配置工
程ステップS20の動作を説明するフローチャートであ
る。ここでSTARTステップS23と処理結果オブジ
ェクトの大きさを求める手続きステップS24,END
ステップS28は実施例2と同一の処理を行う。ステッ
プS29は処理結果オブジェクトのy座標の最小値を求
める手続き、ステップS30処理結果オブジェクトの中
心のx座標を求める手続き、ステップS31は処理結果
オブジェクトのz座標の最小値を求める手続きである。
【0063】次に動作を説明する。まず処理結果オブジ
ェクトのx成分、y成分、z成分の大きさを求める(ス
テップS24)。次に処理結果オブジェクトのy座標の
最小値を処理対象オブジェクトのy座標の最小値にし
(ステップS29)、処理結果オブジェクトの中心のx
座標の値を処理対象オブジェクトの中心のx座標に処理
結果オブジェクトのx成分の大きさを加えた値にし(ス
テップS30)、処理結果オブジェクトのz座標の最小
値を処理対象オブジェクトのz座標の最小値とする(ス
テップS31)。
【0064】次に図17から図19を用いて処理結果配
置ステップS20の動作を説明する。図17は、立体生
成操作を行うことによって生成された立体が履歴表示ウ
ィンドウに表示されている状態を示した図である。図に
おいて82は履歴表示ウィンドウ、83は立体生成操作
によって生成された立体を表す。
【0065】図18は、立体83を生成した後で立体8
3の断片を削除する操作を行うことによって生成された
立体が履歴表示ウィンドウに表示されている状態を示し
た図である。図において84は履歴表示ウィンドウ、8
5は立体生成操作によって生成された立体、86は立体
85の断片を削除する操作によって生成された立体を表
す。
【0066】図19は、さらに立体86の断片を削除す
る操作を行うことによって生成された立体が履歴表示ウ
ィンドウに表示されている状態を示した図である。図に
おいて87は履歴表示ウィンドウ、88は立体生成操作
によって生成された立体、89は立体88の断片を削除
する操作によって生成された立体、90は立体89の断
片を削除する操作によって生成された立体を表す。
【0067】次に動作を説明する。立体生成操作によっ
て生成された立体83を配置するために処理結果配置ス
テップS20においてまず立体83のx成分、y成分、
z成分の大きさを求める(ステップS24)。次に立体
83のy座標の最小値を求める。しかしこの場合は処理
対象の立体が存在しないため、立体83のy座標の最小
値を「0」にする(ステップS29)。次に立体83の
中心のx座標の値を求めるのだが、同じく処理対象の立
体が存在しないため立体83の中心のx座標の値を立体
83のx成分の大きさにし(ステップS30)、立体8
3のz座標の最小値を「0」にする(ステップS3
1)。立体83の配置が終わると視点設定ステップS2
1において視点が設定され、表示ステップS22におい
て表示が行われると、履歴表示ウィンドウ82に立体8
3が表示される。
【0068】次に立体83に対して立体83の断片を削
除する操作の結果として生成された立体86を配置する
ために処理結果配置ステップS20においてまず立体8
6のx成分、y成分、z成分の大きさを求める(ステッ
プS24)。次に立体86のy座標の最小値を処理対象
立体83のy座標の最小値にし(ステップS29)、立
体86の中心のx座標の値を処理対象立体83の中心の
x座標値に立体86中心のx座標の値を処理対象主体8
3の中心のx座標値に立体86のx成分の大きさを加え
た値にし(ステップS30)、立体86のz座標の最小
値を処理対象立体83のz座標の最小値にする(ステッ
プS31)。立体86の配置が終わると視点設定ステッ
プS21において視点を設定し、表示ステップS22に
おいて表示が行われる。すると履歴表示ウィンドウ84
に立体生成操作によって生成された立体85が履歴表示
ウィンドウ84の左に、立体85の断片を削除する操作
によって生成された立体86が立体85の左隣に表示さ
れる。
【0069】さらに立体86に対して立体86の断片を
削除する操作によって生成された立体90を配置するた
めに処理結果配置ステップS20においてまず立体90
のx成分、y成分、z成分の大きさを求める(ステップ
S24)。次に立体90のy座標の最小値を処理対象立
体86のy座標の最小値にし(ステップS29)、立体
90の中心のx座標の値を処理対象立体86の中心のx
座標値に立体90のx成分の大きさを加えた値にし(ス
テップS30)、立体90のz座標の最小値を処理対象
立体86のz座標の最小値にする(ステップS31)。
立体90の配置が終わると視点設定ステップS21にお
いて視点が設定され、表示ステップS22において表示
が行われると、履歴表示ウィンドウ78に立体生成操作
によって生成された立体88が履歴表示ウィンドウの一
番左に、立体88の断片を削除する操作によって生成さ
れた立体89が立体88の左隣に、さらに立体89の断
片を削除する操作によって生成された立体90が立体8
9の左隣に表示される。
【0070】以上のように処理結果オブジェクトを処理
結果オブジェクトの隣に配置することによって処理結果
オブジェクトと処理結果オブジェクトを同じ視点で(視
点からオブジェクトまでの距離が等しくなるようにし
て)比較することができるため、処理前と処理後のオブ
ジェクトの変化がいっそう明瞭になる。
【0071】実施例4.上記実施例2の処理結果配置手
段217及び処理結果配置工程ステップS20では処理
結果オブジェクトの配置は常に、履歴表示ウィンドウの
一番手前に配置していたが、処理結果オブジェクトは常
に処理対象オブジェクトの手前に配置するように構成し
てもよい。例えば1つの処理対象オブジェクトに対して
2つの処理結果オブジェクトがあった場合、2つの処理
結果オブジェクトを処理対象オブジェクトの前に並べて
配置することが好適である。
【0072】図20から図24は実施例4における処理
結果配置工程ステップS20の動作を説明するための説
明図である。ここで処理結果を配置する3次元空間のy
座標は履歴表示ウィンドウの上方向を正方向、x座標は
履歴表示ウィンドウの右方向を正方向、z座標は履歴表
示ウィンドウの手前の方向を正方向とする。
【0073】図20は処理結果配置工程ステップS20
の動作を説明するためのフローチャートである。ステッ
プS23、ステップS24、ステップS28、ステップ
S29は実施例2及び実施例3と同様である。ステップ
S32は処理結果オブジェクトのz座標の最小値を求め
る手続き、ステップS33は求めた位置に既に履歴情報
として記憶されたオブジェクトが存在するか否かを判断
する手続き、ステップS34は求めたz座標の位置に存
在するオブジェクトの数だけループする手続き、ステッ
プS35は既に存在するオブジェクト中心のx座標の値
を変更する手続き、ステップS37は処理結果オブジェ
クトの中心のx座標の値を求める手続きである。
【0074】フローチャートに沿って処理を説明する。
まず処理結果オブジェクトのx成分、y成分、z成分の
大きさを求める(ステップS24)。次に、処理結果オ
ブジェクトを配置するときのy座標の最小値を処理結果
オブジェクトのy座標の最小値とし(ステップS2
9)、処理結果オブジェクトのz座標の最小値を処理対
象オブジェクトのz座標の最大値に処理結果オブジェク
トのz成分の大きさを加えた値にする(ステップS3
2)。次に求めたz座標の位置に既に履歴情報として記
憶されたオブジェクトが存在するか否かを判断する(ス
テップS33)。
【0075】オブジェクトが存在する場合、存在する全
てのオブジェクトに対してオブジェクトの中心のx座標
の値をオブジェクトの中心のx座標値から処理結果オブ
ジェクトのx成分の大きさを引いた値にする操作を繰り
返す(ステップS34、ステップS35)。次に、処理
結果オブジェクトの中心のx座標の値を最後に移動させ
たオブジェクトのx座標の最大値と処理結果オブジェク
トのx成分の大きさを加えた値にする(ステップS3
6)。
【0076】一方、求めた位置にオブジェクトが存在し
ない場合は処理結果オブジェクトの中心のx座標値を処
理対象オブジェクトの中心のx座標値にする(ステップ
S37)。
【0077】図21は立体生成操作を行った後でその立
体の断片を削除する操作によって生成された立体が履歴
表示ウィンドウに表示されている状態を示した図であ
る。図において91は履歴表示ウィンドウ、92は立体
生成操作によって生成された立体、93は立体92の断
片を削除する操作によって生成された立体を表す。
【0078】図22は処理対象立体を再び立体92と
し、立体92の別の断片を削除する操作によって生成さ
れた立体が履歴表示ウィンドウに表示されている状態を
示した図である。図において94は履歴表示ウィンド
ウ、95は立体生成操作によって生成された立体、96
は立体92の断片を削除する操作によって生成された立
体、97は立体92の別の断片を削除する操作によって
生成された立体を表す。
【0079】図23は立体96の断片を削除する操作に
よって生成された立体が履歴表示ウィンドウに表示され
ている状態を示した図である。図において98は履歴表
示ウィンドウ、99は立体生成操作によって生成された
立体、100は立体99の断片を削除する操作によって
生成された立体、101は立体99の別の断片を削除す
る操作によって生成された立体、102は立体100の
断片を削除する操作によって生成された立体を表す。
【0080】図24は処理対象立体を再び(図23にお
ける)立体100とし、立体100の別の断片を削除す
る操作によって生成された立体が履歴表示ウィンドウに
表示されている状態を示した図である。図において10
3は履歴表示ウィンドウ、104は立体生成操作によっ
て生成された立体、105は立体104の断片を削除す
る操作によって生成された立体(図23の立体100に
相当)、106は立体104の別の断片を削除する操作
によって生成された立体、107は立体105の断片を
削除する操作によって生成された立体、108は立体1
05の別の断片を削除する操作によって生成された立体
を表す。
【0081】次に動作を説明する。立体生成操作によっ
て生成された立体92に対して立体92の断片を削除す
る操作によって生成された立体93を配置するために処
理結果配置ステップS20においてまず立体93のx成
分、y成分、z成分の大きさを求める(ステップS2
4)。次に立体93のy座標の最小値を処理対象立体9
2のy座標の最小値にし(ステップS29)、立体93
のz座標の最小値を処理対象立体92のz座標の最大値
に立体93のz成分の大きさを加えた値にする(ステッ
プS32)。ここで求めた位置に既に配置された立体が
存在しないため(ステップS33)立体93の中心のx
座標の値を処理対象立体92の中心のx座標値にする。
立体93の配置が終わると視点設定ステップS21にお
いて視点が設定され、表示ステップS22において表示
が行われると、履歴表示ウィンドウ91に立体生成操作
によって生成された立体92が履歴表示ウィンドウ91
の奥に(視点から遠方に)、立体92の断片を削除する
操作によって生成された立体93が立体92の手前に
(視点から近くに)表示される。
【0082】次に処理対象立体を再び立体92にし、立
体92に対して立体92の別の断片を削除する操作によ
って生成された立体97を配置するために処理結果配置
ステップS20において立体97のx成分、y成分、z
成分の大きさを求め(ステップS24)、立体97のy
座標の最小値を処理対象立体92のy座標の最小値にし
(ステップS29)、立体97のz座標の最小値を処理
対象立体92のz座標の最大値に立体97のz成分の大
きさを加えた値にする。ここで求めたz座標の位置に既
に立体93が配置されているため(ステップS33)、
立体93の中心のx座標値を立体93の中心のx座標値
から立体97のx成分の大きさを引いた値にする(ステ
ップS35)。次に立体97の中心のx座標値を移動さ
せた立体93のx座標の最大値に立体97のx成分の大
きさを加えた値にし(ステップS36)、視点設定ステ
ップS21において視点が設定され、表示ステップS2
2において表示が行われると、履歴表示ウィンドウ94
に立体生成操作によって生成された立体95が奥に、立
体95の断片を削除する操作によって生成された立体9
6及び立体95の別の断片を削除する操作によって生成
された立体97が立体95の手前に並んで表示される。
【0083】次に立体96に対して立体96の断片を削
除する操作によって生成された立体102を配置するた
めに処理結果配置ステップS20においてまず立体10
2のx成分、y成分、z成分の大きさを求める(ステッ
プS24)。次に立体102のy座標の最小値を処理対
象立体96のy座標の最小値にし(ステップS29)、
立体102のz座標の最小値を処理対象立体96のz座
標の最大値に立体102のz成分の大きさを加えた値に
する(ステップS32)。ここで求めた位置に既に配置
された立体が存在しないため(ステップS33)立体1
02の中心のx座標の値を処理対象立体96の中心のx
座標値にする。立体102の配置が終わると視点設定ス
テップS21において視点が設定され、表示ステップS
22において表示が行われると、履歴表示ウィンドウ9
8に立体生成操作によって生成された立体99が履歴表
示ウィンドウ98の一番奥に(視点から最遠方に)、立
体99の断片を削除する操作によって生成された立体1
00及び立体99の別の断片を削除する操作によって生
成された101が立体99の手前に並んで表示され、立
体100の断片を削除する操作によって生成された立体
102が立体100の手前に表示される。
【0084】次に処理対象立体を再び立体100にし、
立体100に対して立体100の別の断片を削除する操
作によって生成された立体108を配置するために処理
結果配置工程ステップS20において立体108のx成
分、y成分、z成分の大きさを求め(ステップS2
4)、立体108のy座標の最小値を処理対象立体10
0のy座標の最小値にし(ステップS29)、立体10
8のz座標の最小値を処理対象立体100のz座標の最
大値に立体108の2成分の大きさを加えた値にする。
ここで求めたz座標の位置には既に立体102が配置さ
れているため(ステップS33)、立体102の中心の
x座標値を立体102の中心のx座標値から立体108
のx成分の大きさを引いた値にする(ステップS3
5)。次に立体108の中心のx座標値を、移動させた
立体102のx座標の最大値に立体108のx成分の大
きさを加えた値にし(ステップS36)、視点設定ステ
ップS21において視点が設定され、表示ステップS2
2において表示が行われると、履歴表示ウィンドウ10
3に立体生成操作によって生成された立体104が一番
奥に(視点から最遠方に)、立体104の断片を削除す
る操作によって生成された立体105及び立体104の
別の断片を削除する操作によって生成された立体106
が立体104の手前に並んで表示され、立体105の断
片を削除する操作によって生成された立体107及び立
体105の別の断片を削除する操作によって生成された
立体108が立体105の手前に(視点に最も近く)並
んで表示される。
【0085】以上のように、処理対象オブジェクトの前
に処理結果オブジェクトを配置することによって処理対
象オブジェクトと処理結果オブジェクトの関係及び処理
結果オブジェクト同士の関係が(見掛上)3次元的に一
望(オブジェクト全部を表示)することができるように
なる。
【0086】実施例5.上記実施例2から実施例4の処
理結果配置手段217及び処理結果配置ステップS20
では処理結果オブジェクトは常に処理対象オブジェクト
の手前あるいは隣に配置していたが、操作の内容によっ
て処理結果オブジェクトの配置を変えるように構成する
のも好適である。例えば切断機能を実行することによっ
て生成されたオブジェクトは処理対象オブジェクトの前
に(視点により近く)、オブジェクトに色を塗る機能を
実行することによって生成されたオブジェクトは処理対
象オブジェクトの真上に、オブジェクトを回転させる機
能を実行することによって生成されたオブジェクトは処
理対象オブジェクトの左隣に配置することが考えられ
る。
【0087】図25から図28は実施例5における処理
結果配置ステップS20動作の説明図である。ここで処
理結果を配置する3次元空間のy座標は履歴表示ウィン
ドウの上方向を正方向、x座標は履歴表示ウィンドウの
右方向を正方向、z座標は履歴表示ウィンドウの手前の
方向を正方向とする。
【0088】図25は処理結果配置ステップS20の動
作を説明するためのフローチャートである。ステップS
23、ステップS24、ステップS28からステップS
32及びステップS37は上記実施例2から実施例4ま
でと同一の処理である。ステップS38は実行された機
能によって配置方法を振り分ける手続き、ステップS3
9は実行された機能が色塗機能である場合の処理結果オ
ブジェクトのy座標の最小値を求める手続きである。
【0089】フローチャートの処理の流れを各ステップ
に沿って説明する。まず処理結果オブジェクトのx成
分、y成分、z成分の大きさを求める(ステップS2
4)。実行された機能が何かを判断する(ステップS3
8)。次に、実行された機能が切断機能であった場合、
処理結果オブジェクトのy座標の最小値を処理対象オブ
ジェクトのy座標の最小値にし(ステップS29)、処
理結果オブジェクトの中心のx座標の値を処理対象オブ
ジェクトの中心のx座標の値にし(ステップS37)、
処理結果オブジェクトのz座標の最小値を処理対象オブ
ジェクトのz座標の最大値に処理結果オブジェクトのz
成分の大きさを加えた値にする(ステップS32)。ス
テップS29、ステップS37、ステップS32によっ
て処理結果オブジェクトは処理対象オブジェクトの手前
に配置される。
【0090】実行された機能が色塗機能であった場合、
処理結果オブジェクトのy座標の最小値を処理対象オブ
ジェクトのy座標の最大値*2の値にし(ステップS3
9)、処理結果オブジェクトの中心のx座標の値を処理
対象オブジェクトの中心のx座標の値にし(ステップS
37)、処理結果オブジェクトのz座標の最小値を処理
対象オブジェクトのz座標の最大値とする(ステップS
31)。その結果ステップS39、ステップS37、ス
テップS31によって処理結果オブジェクトは処理対象
オブジェクトの真上に配置される。
【0091】実行された機能が回転機能であった場合、
処理結果オブジェクトのy座標の最小値を処理対象オブ
ジェクトのy座標の最小値にし(ステップS29)、処
理結果オブジェクトの中心のx座標の値を処理対象オブ
ジェクトの中心のx座標の値に処理結果オブジェクトの
x成分の大きさを加えた値にし(ステップS30)、処
理結果オブジェクトのz座標の最小値を処理対象オブジ
ェクトのz座標の最小値にする(ステップS31)。ス
テップS29、ステップS30、ステップS31によっ
て処理結果オブジェクトは処理対象オブジェクトの左隣
に配置される。ここでは図示及び説明は省略するが、各
機能によって様々な配置を採ることができることは言う
までもない。
【0092】次に図26から図28を用いて動作を説明
する。図26は立体生成機能によって生成された立体に
対して立体の断片を切断する機能を実行することによっ
て生成された立体を履歴表示ウィンドウに表示したとき
の状態を示した図である。図において109は履歴表示
ウィンドウ、110は立体生成機能によって生成された
立体、111は立体110の断片を切断する機能を実行
することによって生成された立体を表す。
【0093】図27は(図26の)立体111に対して
色塗り機能を実行することによって生成された立体を履
歴表示ウィンドウに表示したときの状態を示した図であ
る。図において112は履歴表示ウィンドウ、113は
立体生成機能によって生成された立体、114は立体1
13の断片を切断する機能を実行することによって生成
された(図26の立体111に相当する)立体、115
は立体114に対して立体114に色を塗る機能を実行
することによって生成された立体である。
【0094】図28は(図26の)立体114を回転す
る機能を実行することによって生成された立体を履歴表
示ウィンドウに表示したときの状態を示した図である。
図において116は履歴表示ウィンドウ、117は立体
生成機能によって生成された立体、118は立体117
の断片を切断する機能を実行することによって生成され
た(図27の114に相当する)立体、119は立体1
18に色を塗る機能を実行することによって生成された
立体、120は立体118を回転させる機能を実行する
ことによって生成された立体である。
【0095】立体生成機能によって生成された立体11
0の断片を切断する機能を実行することによって生成さ
れた立体111を配置するために処理結果配置ステップ
S20において立体111のx成分、y成分、z成分の
大きさを求める(ステップS24)。次に、実行された
機能は切断機能であるため、立体111のy座標の最小
値を処理対象立体110のy座標の最小値にし(ステッ
プS29)、立体111の中心のx座標の値を処理対象
立体110の中心のx座標の値にし(ステップS3
7)、立体111のz座標の最小値を処理対象立体11
0のz座標の最大値に立体110のz成分の大きさを加
えた値にする(ステップS32)。次に視点設定ステッ
プS21において視点が設定され、表示ステップS22
において表示が行われると、履歴表示ウィンドウ109
に立体生成機能によって生成された立体110が奥に
(視点から遠方に)、立体110の断片を切断する機能
を実行することによって生成された立体111が立体1
10の手前に(視点から近傍に)表示される。
【0096】次に立体111に色を塗る機能を実行する
機能によって生成された立体115を配置するために処
理結果配置ステップS20において立体115のx成
分、y成分、z成分の大きさを求める(ステップS2
4)。次に、実行された機能は色塗機能であるため、立
体115のy座標の最小値を処理対象立体111のy座
標の最大値*2の値にし(ステップS39)、立体11
5の中心のx座標の値を処理対象立体111の中心のx
座標の値にし(ステップS37)、立体115のz座標
の最小値を処理対象立体111のz座標の最小値にする
(ステップS31)。次に視点設定ステップS21にお
いて視点が設定され、表示ステップS22において表示
が行われると、履歴表示ウィンドウ112に立体生成機
能によって生成された立体113が奥に(視点から遠方
に)、立体113の断片を切断する機能を実行すること
によって生成された立体114が立体113の手前に
(視点から近傍に)、立体114に色を塗る機能を実行
することによって生成された立体115が立体114の
真上に(向かって上方に)表示される。
【0097】次に、再び立体114に対して立体114
を回転させる機能を実行することによって生成された立
体120を配置するために処理結果配置ステップS20
において立体120のx成分、y成分、z成分の大きさ
を求める(ステップS24)。次に、実行された機能は
回転機能であるため立体120のy座標の最小値を処理
対象立体114のy座標の最小値にし(ステップS2
9)、立体120の中心のx座標の値を処理対象立体1
14の中心のx座標の値に立体120のx成分の大きさ
を加えた値にする(ステップS31)。そして、視点設
定ステップS21において視点が設定され、表示ステッ
プS22において表示が行われると、履歴表示ウィンド
ウ116に立体生成機能によって生成された立体117
が奥に(視点から最遠方に)、立体117の断片を切断
する機能を実行することによって生成された立体118
が立体117の手前に(視点から近くに)、立体118
に色を塗る機能を実行することによって生成された立体
119が立体118の真上に(向かって上方に)、立体
118を回転させる機能を実行することによって生成さ
れた立体120が立体118の左隣に(向かって左側
に)表示される。
【0098】以上のように各機能に対応して処理結果オ
ブジェクトが表示される位置を変えることによって行わ
れた機能が何であったかを履歴情報から直接把握するこ
とができる。
【0099】実施例6.上記実施例2から実施例5の処
理結果配置手段217及び処理結果配置ステップS20
では処理結果の配置は常に直線的に配置していたが、円
状に配置するように構成することも好適である。例えば
ある半径の円上に一定の間隔でオブジェクトを配置する
ことが考えられる。
【0100】図29から図31は実施例6における処理
結果配置ステップS20の動作の説明図である。本実施
例では、処理結果オブジェクトを配置する3次元空間の
原点はオブジェクトを配置する円の中心とする。
【0101】図29は処理結果配置ステップS20の動
作を説明するためのフローチャートである。ステップS
23、ステップS25、ステップS28は上記実施例2
から実施例5までと同一の処理である。ステップS40
は処理結果オブジェクト及び履歴情報に記憶されたオブ
ジェクトを配置する際に基準となる角度θを求める手続
き、ステップS41は配置したオブジェクトの数を初期
化する手続き、ステップS42は配置するオブジェクト
の数だけループさせる手続き、ステップS44は配置す
るオブジェクトの中心のx座標を求める手続き、ステッ
プS45は配置するオブジェクトのz座標の最小値を求
める手続き、ステップS46は配置したオブジェクトの
数に「1」を加える手続きである。
【0102】フローチャートに沿って、各ステップの説
明をする。まずオブジェクトを配置するために基準とな
る角度θを、360度を既に配置してあるオブジェクト
の数に「1」を加えた値で割った値にし(ステップS4
0)、配置したオブジェクトの数を「0」で初期化する
(ステップS41)。次に配置を行うオブジェクトの数
つまり既に配置してあるオブジェクトの数に「1」を加
えた数だけステップS25及びステップS43からステ
ップS46の手続きを繰り返し(ステップS42)、オ
ブジェクトを配置するときの角度を配置したオブジェク
トの数×θの値にし(ステップS43)、オブジェクト
のy座標の最小値を「0」にし(ステップS25)、オ
ブジェクトの中心のx座標の値をオブジェクトを配置す
る円の半径R×cos(オブジェクトを配置するときの
角度)の値にし(ステップS44)、オブジェクトのz
座標の最小値をオブジェクトを配置する円の半径R×s
in(オブジェクトを配置するときの角度)の値にし
(ステップS45)、配置したオブジェクトの数に
「1」を加える。
【0103】次に図30及び図31を用いて動作を説明
する。図30は新しく生成されたオブジェクトを配置す
る前の状態を示した図である。図において121は立体
生成操作によって生成された立体、122は立体121
の断片を削除する操作によって生成された立体、123
は立体122の断片を削除する操作によって生成された
立体、124は立体を配置する円の半径、125は立体
を配置する3次元空間のz座標軸、126はx座標軸を
表す。
【0104】図31は図30の状態から新たに生成され
た立体を配置したときの状態を示した図である。図にお
いて127は立体生成操作によって生成された立体、1
28は127の断片を削除する操作によって生成された
立体、129は立体128の断片を削除する操作によっ
て生成された立体、130は立体129の別の断片を削
除する操作によって生成された立体である。
【0105】現在、図30において立体121と立体1
22と立体123が配置されている。ここで立体122
の別の断片の削除する操作によって生成された立体13
0を配置するために処理結果配置ステップS20におい
てまず基準となる角度θを360/(配置して有る立体
の個数3+1)つまり90度にし(ステップS40)、
配置した立体の数を「0」にする(ステップS41)。
次に配置してあるオブジェクトの個数3+1つまり4
回、ステップS25及びステップS43からステップS
46が繰り返される(ステップS42)。まず立体12
7を配置するために、立体127を配置するときの角度
を求める(ステップS43)。立体127を配置すると
きの角度は配置した立体の数が「0」であるため、0度
になる。次に立体127のy座標の最小値を「0」にし
(ステップS25)、立体127の中心のx座標の値を
R124*cos(0)つまりR124にし(ステップ
S44)、立体127のz座標の最小値をR124*s
in(0)つまり「0」にし(ステップS46)、配置
したオブジェクトの数に1を加え(ステップS43)、
ステップS42にもどる。
【0106】次に立体128を配置するために、立体1
28を配置するときの角度を求める(ステップS4
3)。立体128を配置するときの角度は配置した立体
の数が「1」であるため、1*90つまり90度にな
る。次に立体128のy座標の最小値を「0」にし(ス
テップS25)、立体128の中心のx座標の値をR1
24*cos(90)つまり0にし(ステップS4
4)、立体128のz座標の最小値をR124*sin
(90)つまりR124にし(ステップS46)、配置
したオブジェクトの数に「1」を加え(ステップS4
3)、ステップS42にもどる。
【0107】さらに立体129を配置するために、立体
129を配置するときの角度を求める(ステップS4
3)。立体129を配置するときの角度は配置した立体
の数が2であるため、2*90つまり180度になる。
次に立体129のy座標の最小値を「0」にし(ステッ
プS25)、立体129の中心のx座標の値をR124
*cos(180)つまり−R124にし(ステップS
44)、立体129のz座標の最小値をR124*si
n(180)つまり「0」にし(ステップS46)、配
置したオブジェクトの数に「1」を加え(ステップS4
3)、ステップS42に戻る。
【0108】最後に立体130を配置するために、立体
130を配置するときの角度を求める(ステップS4
3)。立体130を配置するときの角度は配置した立体
の数が「3」であるため、3*90つまり270度にな
る。次に立体130のy座標の最小値を「0」にし(ス
テップS25)、立体130の中心のx座標の値をR1
24*cos(270)つまり0にし(ステップS4
4)、立体130のz座標の最小値をR124*sin
(270)つまり−R124にし(ステップS46)、
配置したオブジェクトの数に「1」を加え(ステップS
43)、終了する(ステップS28)。
【0109】以上のように履歴情報として記憶するオブ
ジェクトを円状に配置するため、過去に操作したオブジ
ェクトを迅速に検索することができるようになる。
【0110】実施例7.上記実施例1の視点設定手段2
14及び視点設定ステップS21において処理対象オブ
ジェクトが処理結果オブジェクトによって隠れないよう
に視点を設定するように構成することも好適である。例
えば処理対象オブジェクトの底辺が表示できるように視
点を設定することが考えられる。
【0111】図32から図34は実施例7における視点
設定ステップS21の動作の説明図である。図32は、
視点設定ステップS21における視点設定方法の説明図
である。図において131はオブジェクトを配置する3
次元空間のy座標軸、132はz座標軸、133は処理
対象オブジェクト、134は処理結果オブジェクト、1
35は処理対象オブジェクトのz座標の最大値oz、1
36は処理対象オブジェクトと処理結果オブジェクトの
距離d、137は処理結果オブジェクトのy座標の最大
値h(処理結果オブジェクトの下端はy座標軸の「0」
であるため、このhは、y軸方向の高さである)、13
8は処理対象オブジェクトと視点までのz成分の距離3
dで、3d(図32中、138で示されている)はd1
36の3倍の値に等しい。139は設定された視点vp
を表す。
【0112】視点vp139のz座標の値は処理対象オ
ブジェクトのz座標の最大値に3d138を加えた値と
し、視点vp139のx座標の値を処理結果オブジェク
トの中心のx座標の値とする。視点vp139の高さつ
まりy座標の値はd136とh137の比が3d138
とvp139のy座標の値の比と等しいことからh13
7*3d138/d136で算出される。
【0113】図33は、視点設定ステップS21の動き
を説明するフローチャートである。ステップS47は視
点設定ステップS21の始まり、ステップS48は視点
vp139のy座標の値を求める処理、ステップS49
は視点vp139のx座標の値を求める処理、ステップ
S50は視点vp139のz座標の値を求める処理、ス
テップS51は視点設定ステップS21の終わりであ
る。
【0114】フローチャートに沿って処理の説明をす
る。まず視点vp139のy座標の値を求める(ステッ
プS48)。視点vp139のy座標の値は、h137
*3d138/d136で算出される。次に視点vp1
39のx座標の値を処理結果オブジェクトの中心のx座
標値にする(ステップS49)。次に視点vp139の
z座標の値を求める(ステップS50)。z座標の値
は、処理対象オブジェクトのz座標の最大値oz135
と3d138を加算した値とする。
【0115】図34に動作結果の例が示されている。図
34は視点設定ステップS21によって視点を設定した
後に表示ステップS22で表示を行ったときの履歴表示
ウィンドウの状態を示した図である。図において140
は履歴表示ウィンドウ、141は処理対象オブジェク
ト、142は処理結果オブジェクトである。
【0116】次に動作を説明する。処理対象オブジェク
トのz座標の最大値oz135が「5」、処理対象オブ
ジェクトと処理結果オブジェクトの距離d136が
「2」、処理結果オブジェクトのy座標の最大値h13
7が「3」、処理対象オブジェクトと視点までのz成分
の距離3d138は「6」、処理結果オブジェクトの中
心のx座標が「0」である場合、視点設定ステップS2
1においてまず視点vp139のy座標の値はh137
×3d138/d136であるから3×6/2、つまり
「9」となる(ステップS48)。次に視点vp139
のx座標の値を求める(ステップS49)。視点vp1
39のx座標の値は処理結果オブジェクトの中心のx座
標の値であるため「0」となる。視点vp139のz座
標の値はoz135+3d138であるため5+6つま
り「11」となる。視点vp139の設定が終わり(ス
テップS51)、表示ステップS22において表示を行
うと履歴表示ウィンドウ140に処理結果オブジェクト
141の底辺が見え、処理結果オブジェクトが履歴表示
ウィンドウの手前に表示される。
【0117】以上のように常に処理対象オブジェクトの
底辺が見えるように視点を設定するため、処理対象オブ
ジェクトが処理結果オブジェクトによって隠れることは
ない。
【0118】実施例8.上記実施例7の視点設定手段2
14及び視点設定ステップS21において常に固定され
た視野において視点を設定していたが、表示するオブジ
ェクトの数によって視野を設定し、処理結果オブジェク
トが最も大きく表示できるように視点を設定するように
構成することも好適である。
【0119】図35から図38は実施例8における視点
設定工程ステップS21の動作の説明図である。図35
は表示するオブジェクト群の座標値から視野を設定する
方法の説明図である。図において143は設定された視
野、144から146は表示するオブジェクト、147
はオブジェクトが配置されている3次元空間のy座標
軸、148はオブジェクトが配置されている3次元空間
のx座標軸を表す。
【0120】視野143の設定方法は、まず表示するオ
ブジェクト群144、145、146のx座標の最大値
と最小値を求める。ここではx座標の最大値はオブジェ
クト146のx座標の最大値となり、x座標の最小値は
オブジェクト144のx座標の最小値となる。求めたx
座標の最大値と最小値を、視野143のx成分の範囲と
する。すなわち、求めたx座標の最小値から求めたx座
標の最大値までが視野143の(x座標の)範囲であ
る。
【0121】次に表示オブジェクト群144、145、
146のy座標の最大値と最小値を求める。そして求め
たy座標の最小値から、求めたy座標の最大値*2まで
を、視野143の範囲とする。視野143のz座標は一
定で、表示するオブジェクト群144、145、146
のz座標の最大値とする。
【0122】図36は視点の設定方法の説明図である。
図において149はオブジェクトを配置する3次元空間
のz座標軸、150は処理結果オブジェクト、151は
視点vp、152は処理結果オブジェクト150のz成
分の大きさoz、153は処理結果オブジェクト150
のy成分の大きさ、154は視点VP151の高さ1.
5oyを表し、1.5OY(図中、154で示されてい
る)はoy153*1.5の値である。
【0123】処理結果オブジェクト150のy成分の大
きさoy153*1.5の値を、視点vp151のy座
標の値とする。すなわち1.5oy154を視点vp1
51のy座標の値とする。次に視点vp151のz座標
の値は、処理結果オブジェクト150のz座標の最大値
に処理結果オブジェクト150のz成分の大きさoz1
52を加算した値にし、最後に視点vp151のx座標
の値を処理結果オブジェクト150の中心のx座標の値
とする。以上のようにして視点vp151の座標が求め
られる。
【0124】図37は実施例8における視点設定ステッ
プS21の動作を説明するためのフローチャートであ
る。STARTステップS47及びENDステップS5
1は実施例7と同一の処理である。ステップS52は視
野を設定するために表示するオブジェクト群のx座標の
最小値と最大値を求める手続き、ステップS53は同じ
く視野を設定するために表示するオブジェクト群のy座
標の最小値と最大値を求める手続き、ステップS54は
求めたx座標の最大値と最小値、y座標の最大値と最小
値から視野の範囲を設定する手続き、ステップS55は
視点のz座標の値を求める手続き、ステップS56は視
点のy座標の値を求める手続き、ステップS57は視点
のx座標の値を求める手続きである。
【0125】フローチャートに沿って処理の説明をす
る。まず視野を設定するために表示するオブジェクト群
のx座標の最小値と最大値を求め(ステップS52)、
表示するオブジェクト群のy座標の最小値と最大値を求
める(ステップS53)。次に視点のx成分の範囲を、
上記求めたx座標の最小値から最大値までとし、視点の
y座標の範囲を、上記求めたy座標の最小値から最大値
までとし、視野のz座標は一定で、表示するオブジェク
ト群のz座標の最大値とする(ステップS54)。次に
視点を設定するために視点のz座標の値を処理結果オブ
ジェクトのz座標の最大値に処理結果オブジェクトのz
成分の大きさを加えた値にし(ステップS55)、視点
のy座標の値を処理結果オブジェクトのy座標の最大値
*1.5の値にし(ステップS56)、視点のx座標の
値を処理結果オブジェクトの中心のx座標の値とする
(ステップS57)。
【0126】次に図37(フローチャート)及び図38
を用いて動作を説明する。図38は実施例8の視点設定
ステップS21で視点を設定しオブジェクトを表示した
ときの履歴表示ウィンドウの状態を示した図である。図
において155は履歴表示ウィンドウ、156は処理結
果オブジェクト、157は処理対象オブジェクト、15
8はオブジェクト157の処理対象オブジェクトであ
る。
【0127】次に動作を説明する。オブジェクト156
からオブジェクト158が処理結果配置ステップS20
においてオブジェクト158の左隣に処理対象オブジェ
クト157が配置され処理対象オブジェクト157の左
隣に処理結果オブジェクト156が配置されたとする。
【0128】ここで処理結果配置ステップS21におい
て表示するオブジェクト群156、157、158のx
座標の最小値と最大値を求める(ステップS52)。求
めるx座標の最小値はオブジェクト158のx座標の最
小値となり、求めるx座標の最大値はオブジェクト15
6のx座標の最大値となる。次に表示するオブジェクト
群のy座標の最小値と最大値を求める(ステップS5
3)。ここでオブジェクト156からオブジェクト15
8のy座標の最小値及び最大値が等しいことから処理結
果オブジェクト158のy座標の最小値を求めるy座標
の最小値とし、求めるy座標の最大値を処理結果オブジ
ェクト158のy座標の最大値とする。次に求めたx座
標の最小値と最大値と、y座標の最小値と最大値とから
視野の範囲を求める(ステップS54)。視野のx座標
の範囲は、求めたx座標の最小値から求めたx座標の最
大値までとし、視野のy成分の範囲は、求めたy座標の
最小値から求めたy座標の最大値*2の値までとし、視
野のz座標の値は一定で、表示するオブジェクト群15
6、157、158のz座標の最大値とする。
【0129】視野が求まると視点のz座標の値を、処理
結果オブジェクト156のz座標の最大値に処理結果オ
ブジェクト156のz成分の大きさを加えた値にし(ス
テップS55)、視点のy座標の値を、処理結果オブジ
ェクト156のy座標の最大値*1.5の値とし(ステ
ップS56)、視点のx座標の値を、処理結果オブジェ
クト156の中心のx座標の値とする(ステップS5
7)。視点と視野が設定された後で表示ステップS22
において表示が行われると、履歴表示ウィンドウ155
にオブジェクト156からオブジェクト158が表示さ
れる。視点は処理結果オブジェクト156を最も大きく
表示するように設定されているため、処理結果オブジェ
クト156が最も大きく、オブジェクト157、オブジ
ェクト158が順に小さく表示される。
【0130】以上のように表示するオブジェクトの数に
よって視野の範囲を設定し、(最も新しい)処理結果オ
ブジェクトが最も大きく表示するように視点が設定され
るため、履歴表示ウィンドウの横方向にオブジェクトを
配置した場合に全てのオブジェクトを3次元的に一望す
ることができ、かつ処理結果オブジェクトが最も大きく
表示できるようになる。
【0131】実施例9.上記実施例8の視点設定手段2
14及び視点設定ステップS21においては常に処理結
果オブジェクトを最も大きく表示できるように視点を設
定していたが、求めた視野の中心に視点を設定するよう
に構成することも好適である。
【0132】図39から図41は実施例9における視点
設定ステップS21の動作の説明図である。図39は表
示するオブジェクト群の座標値から視野を設定する方法
の説明図である。図において159は設定された視野、
160から162は表示するオブジェクト、163はオ
ブジェクトが配置されている3次元空間のy座標軸、1
64はオブジェクトが配置されている3次元空間のx座
標軸を表す。
【0133】視野159の設定について説明する。まず
表示するオブジェクト群160、161、162のx座
標の最大値と最小値とを求める。ここではx座標の最大
値はオブジェクト162のx座標の最大値となり、x座
標の最小値はオブジェクト160のx座標の最小値とな
る。求めたx座標の最小値から求めたx座標の最大値ま
でを、視野159のx座標の範囲とする。次に表示オブ
ジェクト群160、161、162のy座標の最大値と
最小値を求め、視野159の範囲をこの求めたy座標の
最小値から求めたy座標の最大値*2までとする。さら
に、視野159のz座標は一定で、表示するオブジェク
ト群160、161、162のz座標の最大値とする。
【0134】図40は実施例9における視点設定ステッ
プS21の動作を説明するためのフローチャートであ
る。STARTステップS47及びENDステップS5
1、ステップS52からステップS54は実施例8と同
一の処理である。ステップS58は視点のz座標の値を
求める手続き、ステップS59は視点のy座標の値を求
める手続き、ステップS60は視点のx座標の値を求め
る手続きである。
【0135】フローチャートに沿って処理の説明をす
る。まず視野を設定するために表示するオブジェクト群
のx座標の最小値と最大値を求め(ステップS52)、
表示するオブジェクト群のy座標の最小値と最大値を求
める(ステップS53)。次に視点のx成分の範囲を、
求めたx座標の最小値から最大値までとし、視点のy座
標の範囲を、求めたy座標の最小値から最大値までと
し、視野のz座標は一定で、表示するオブジェクト群の
z座標の最大値とする(ステップS54)。次に視点を
設定するために視点のz座標の値を、表示するオブジェ
クト群のz座標の最大値に表示するオブジェクト群のz
成分の大きさの最大値を加えた値にし(ステップS5
8)、視点のy座標の値をステップS53で求めたy座
標の最大値*1.5の値にし(ステップS59)、視点
のx座標の値をステップS52で求めたx座標の最大値
と最小値の平均値とする(ステップS60)。
【0136】次に図40(フローチャート)及び図41
を用いて動作を説明する。図41は実施例9の視点設定
ステップS21で視点を設定しオブジェクトを表示した
ときの履歴表示ウィンドウの状態を示した図である。図
において166は履歴表示ウィンドウ、167から16
9は表示するオブジェクトである。
【0137】オブジェクト167からオブジェクト16
9が処理結果配置ステップS20においてオブジェクト
167の左隣にオブジェクト168が配置され、またオ
ブジェクト168の左隣に処理結果であるオブジェクト
169が配置されたとする。ここで処理結果配置ステッ
プS21において表示するオブジェクト群167、16
8、169のx座標の最小値と最大値を求める(ステッ
プS52)。求めるx座標の最小値はオブジェクト16
9のx座標の最小値となり、求めるx座標の最大値はオ
ブジェクト167のx座標の最大値となる。次に表示す
るオブジェクト群のy座標の最小値と最大値を求める
(ステップS53)。ここでオブジェクト167からオ
ブジェクト169のy座標の最小値及び最大値が等しい
ことからオブジェクト168のy座標の最小値を求める
y座標の最小値とし、求めるy座標の最大値をオブジェ
クト168のy座標の最大値とする。次に求めたx座標
の最小値と最大値、y座標の最小値と最大値から視野の
範囲を求める(ステップS54)。視野のx座標の範囲
は、求めたx座標の最小値から求めたx座標の最大値ま
でとし、視野のy座標の範囲は、求めたy座標の最小値
から求めたy座標の最大値*2の値までとし、視野のz
座標の値は一定で、表示するオブジェクト群167、1
68、169のz座標の最大値とする。
【0138】視点のz座標の値を、表示するオブジェク
ト群のz座標の最大値に表示するオブジェクト群のz成
分の大きさの最大値を加えた値にし(ステップS5
8)、視点のy座標の値を求めたy座標の最大値*1.
5の値とし(ステップS59)、視点のx座標の値を求
めたx座標の最大値と最小値の平均値とする(ステップ
S60)。視点と視野が設定した後、表示ステップS2
2において表示が行われると、履歴表示ウィンドウ16
6にオブジェクト167からオブジェクト169が表示
される。この際、視点が視野の中心に設定されているた
め、オブジェクト168が最も大きく、オブジェクト1
57、オブジェクト158がオブジェクト168よりも
小さく表示される。
【0139】以上のように表示するオブジェクトの数に
よって視野の範囲が設定され、設定した視野の中心に視
点が設定されるため、履歴表示ウィンドウの横方向にオ
ブジェクトを配置した場合に全てのオブジェクトを3次
元的に一望でき、表示されるオブジェクトの大きさが全
体的にあまり小さくならないように表示できるようにな
る。
【0140】実施例10.上記実施例8及び実施例9の
視点設定手段214及び視点設定ステップS21では常
にオブジェクトの正面を表示するように視点を設定して
いたがオブジェクトを真上から見るように視点を設定す
ることも好適である。
【0141】図42から図44は実施例10における視
点設定ステップS21の動作の説明図である。図42は
視点設定ステップS21の視点設定方法を説明するため
の説明図である。図において170はオブジェクトを配
置する3次元空間のz座標軸、171はオブジェクトを
配置する3次元空間のx座標軸、172から174は表
示するオブジェクト、175は表示するオブジェクト群
172、173、174を入れることのできる大きさで
xz平面に平行な円、176は視点VP、177は円の
半径Rを表す。
【0142】視点の設定について説明する。まず表示す
るオブジェクト群172、173、174を入れること
のできる大きさでxz平面に平行な円175を求め、次
にその円の中心のx座標及びz座標をそれぞれ視点vp
176のx座標の値及び視点vp176のz座標の値と
し、最後に視点vp176のy座標の値を求めた円17
5の半径R177の値とする。
【0143】図43は実施例10における視点設定ステ
ップS21の動作を示すフローチャートである。図にお
いてステップS47、ステップS51、は実施例8と同
一の処理である。ステップS61は、表示するオブジェ
クト群を包含することのできる大きさの円を求める手続
き、ステップS62は視点のx座標を求める手続き、ス
テップS63は視点のz座標を求める手続き、ステップ
S64は視点のy座標を求める手続きである。
【0144】フローチャートに沿って処理を説明する。
まず表示するオブジェクト群を包含することができ、か
つxz平面に平行な円を求める(ステップS61)。次
に視点のx座標の値を、上記求めた円の中心のx座標の
値とし(ステップS62)、視点のz座標の値を、上記
求めた円の中心のz座標の値とし(ステップS63)、
視点のy座標の値を、上記求めた円の半径とする(ステ
ップS64)。
【0145】次に図43(フローチャート)及び図44
を用いて動作を説明する。図44は実施例10における
視点設定ステップS21によって視点を設定し、表示ス
テップS22においてオブジェクトを表示したときの履
歴表示ウィンドウの状態を示した図である。図において
178は履歴表示ウィンドウ、179から181は表示
されたオブジェクトを表す。
【0146】次に動作を説明する。まず表示するオブジ
ェクト群179、180、181を包含することがで
き、xz平面に平行な円を求める(ステップS61)。
次に視点のx座標の値を、求めた円の中心のx座標とし
(ステップS62)、視点のz座標の値を、求めた中心
のz座標とし(ステップS63)、視点のy座標の値
を、求めた円の半径とする(ステップS64)。視点が
設定され、次に表示ステップS22で表示が行われる
と、履歴表示ウィンドウ178にオブジェクト179、
オブジェクト180、オブジェクト181を真上から観
察した状態で表示される。
【0147】以上のように表示するオブジェクトを真上
から見るように視点を設定することによって全てのオブ
ジェクトを3次元的に一望することができ、また全ての
オブジェクトの関係も一望できるようになる。
【0148】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ユーザ
が行った操作・指示を解釈する操作解釈手段、処理対象
オブジェクトが最も手前に、かつ履歴情報を一望できる
ように表示するために視点を設定する視点設定手段、ユ
ーザが行った操作の内容を及び操作の結果を記憶する履
歴記憶手段、記憶された履歴情報を基に過去に操作した
オブジェクトの状態を再現する履歴処理手段、処理結果
オブジェクトを3次元空間内に配置する処理結果配置手
段からなる制御手段を有しているため、処理結果を1つ
のウィンドウで表示することができ、過去に操作したオ
ブジェクトを3次元的に一望(全てを観察)することが
できるので、ユーザが操作履歴を容易に理解することが
でき、過去に操作したオブジェクトを容易に検索できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本説明の一実施例によるユーザインタフェース
装置の構成図である。
【図2】図1の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1及び図2の動作を説明するための説明図で
ある。
【図4】図1及び図2の動作を説明するための説明図で
ある。
【図5】図1及び図2の動作を説明するための説明図で
ある。
【図6】図1及び図2の動作を説明するための説明図で
ある。
【図7】図1及び図2の動作を説明するための説明図で
ある。
【図8】図1及び図2の動作を説明するための説明図で
ある。
【図9】図1及び図2の動作を説明するための説明図で
ある。
【図10】記憶された操作履歴の内容を示した図であ
る。
【図11】記憶された処理結果の構造を示した図であ
る。
【図12】実施例2における処理結果配置ステップS2
0の動作を説明するフローチャートである。
【図13】図12の動作を説明するための説明図であ
る。
【図14】図12の動作を説明するための説明図であ
る。
【図15】図12の動作を説明するための説明図であ
る。
【図16】実施例3における処理結果配置ステップS2
0の動作を説明するフローチャートである。
【図17】図16の動作を説明するための説明図であ
る。
【図18】図16の動作を説明するための説明図であ
る。
【図19】図16の動作を説明するための説明図であ
る。
【図20】実施例4における処理結果配置ステップS2
0の動作を説明するフローチャートである。
【図21】図20の動作を説明するための説明図であ
る。
【図22】図20の動作を説明するための説明図であ
る。
【図23】図20の動作を説明するための説明図であ
る。
【図24】図20の動作を説明するための説明図であ
る。
【図25】実施例5における処理結果配置ステップS2
0の動作を説明するフローチャートである。
【図26】図25の動作を説明するための説明図であ
る。
【図27】図25の動作を説明するための説明図であ
る。
【図28】図25の動作を説明するための説明図であ
る。
【図29】実施例6における処理結果配置ステップS2
0の動作を説明するフローチャートである。
【図30】図29の動作を説明するための説明図であ
る。
【図31】図29の動作を説明するための説明図であ
る。
【図32】実施例7における視点設定ステップS21の
動作を説明するための説明図である。
【図33】実施例7における視点設定ステップS21の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図34】視点を設定した後で履歴情報を表示させたと
きの履歴表示ウィンドウの状態を示した図である。
【図35】実施例8における視点設定ステップS21に
おいて、視点の範囲を設定する方法を説明するための説
明図である。
【図36】実施例8における視点設定ステップS21に
おいて、視点の設定方法を説明するための説明図であ
る。
【図37】実施例8における視点設定ステップS21の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図38】視点を設定した後で履歴情報を表示させたと
きの履歴表示ウィンドウの状態を示した図である。
【図39】実施例9における視点設定ステップS21に
おいて、視野の範囲を設定する方法を説明するための説
明図である。
【図40】実施例9における視点設定ステップS21の
動作を説明するたのフローチャートである。
【図41】視点を設定した後で履歴情報を表示させたと
きの履歴表示ウィンドウの状態を示した図である。
【図42】実施例10における視点設定ステップS21
において、視点の設定方法を説明するための説明図であ
る。
【図43】実施例9における視点設定ステップS21の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図44】視点を設定した後で履歴情報を表示させたと
きの履歴表示ウィンドウの状態を示した図である。
【図45】従来のユーザインタフェース装置の構成図で
ある。
【図46】図45の動作を示すフローチャートである。
【図47】図45及び図46の動作を説明するための説
明図である。
【図48】従来の別のユーザインタフェース方法の動作
を説明するフローチャートである。
【図49】図48の動作を説明するための説明図であ
る。
【図50】図48の動作を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
212 制御手段 213 操作解釈手段 214 視点設定手段 215 履歴記憶手段 216 履歴処理手段 217 処理結果配置手段 S14 操作ステップ S15 操作解釈ステップ S16 処理対象オブジェクトが最新のものか判断する
ステップ S17 履歴処理ステップ S18 アプリケーション実行ステップ S19 履歴記憶ステップ S20 処理結果配置ステップ S21 視点設定ステップ S22 表示ステップ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 G06T 11/80 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元オブジェクトの加工処理を行う情
    報処理装置であって、前記加工処理毎にその中間結果を
    記憶しておき、各中間結果に対し、新たな加工処理を適
    用することが可能な情報処理装置に設けられたユーザイ
    ンタフェース装置において、 (1)上記3次元オブジェクトに対する操作もしくは指
    示をユーザから入力する操作・指示手段と、 (2)前記操作・指示手段によって指示された3次元オ
    ブジェクトに対して加工処理が行われて生成された別の
    3次元オブジェクトがすでに存在するか否かを判断する
    判断手段と、 (3)前記操作・指示手段によって入力された操作もし
    くは指示を実行するアプリケーションを起動するアプリ
    ケーション起動手段と、 (4)前記アプリケーションによって処理された3次元
    オブジェクトを表示装置に表示する表示手段と、 (5)ユーザが処理を行おうとするオブジェクトが最も
    手前に、かつ履歴情報を一望できるように表示するため
    に視点を設定する視点設定手段と、 (6)ユーザが行った操作・指示の内容とその結果を記
    憶する履歴記憶手段と、 (7)前記履歴記憶手段において記憶された履歴情報を
    基に過去のオブジェクトの状態を再現する履歴処理手段
    と、(8)処理結果のオブジェクトを3次元空間の配置
    する位置を決定する処理結果配置手段と、 を備えたことを特徴とするユーザインタフェース装置。
  2. 【請求項2】 3次元オブジェクトの加工処理を行う情
    報処理装置であって、前記加工処理毎にその中間結果を
    記憶しておき、各中間結果に対し、新たな加工処理を適
    用することが可能な情報処理装置におけるユーザインタ
    フェース方法において、 (1)ユーザの操作を受け取る操作ステップと、 (2)ユーザの操作を解釈する操作解釈ステップと、 (3)過去のオブジェクトの状態を再現する履歴処理ス
    テップと、 (4)操作の内容に対応したアプリケーションを実行す
    るアプリケーション実行ステップと、 (5)操作の履歴および処理結果を記憶する履歴記憶ス
    テップと、 (6)結果オブジェクトを3次元空間の何処に配置する
    かを決定する処理結果配置ステップと、 (7)配置されたオブジェクトが表示ウィンドウの手前
    に、かつ過去の履歴情報を一望できるように表示するた
    めに視点を設定する視点設定ステップと、 (8)処理結果オブジェクトを表示する表示ステップ
    と、 を備えたことを特徴とするユーザインタフェース方法。
JP4157635A 1992-06-17 1992-06-17 ユーザインタフェース装置及び方法 Expired - Fee Related JP2813269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4157635A JP2813269B2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 ユーザインタフェース装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4157635A JP2813269B2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 ユーザインタフェース装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH064625A JPH064625A (ja) 1994-01-14
JP2813269B2 true JP2813269B2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=15654034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4157635A Expired - Fee Related JP2813269B2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 ユーザインタフェース装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2813269B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5807441B2 (ja) * 2011-08-18 2015-11-10 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH064625A (ja) 1994-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0856786B1 (en) Window Displaying apparatus and method
US10817132B2 (en) Three-dimensional digital models in two-dimensional digital canvases
US7904826B2 (en) Peek around user interface
EP0685790B1 (en) Transporting a display object coupled to a viewpoint within or between navigable workspaces
JP4688739B2 (ja) 情報表示装置
JP2007219907A (ja) パーツカタログ・システム、パーツカタログ作成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2000172248A (ja) 電子情報表示方法、電子情報閲覧装置および電子情報閲覧プログラム記憶媒体
JPH06180661A (ja) ファイル検索方法
JPH0634209B2 (ja) 表示図形検知方式
EP0640906B1 (en) Display apparatus
JP2012014657A (ja) 画像表示装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体
JP2813269B2 (ja) ユーザインタフェース装置及び方法
JP3602360B2 (ja) 3次元景観表示装置及び表示方法
US20040155886A1 (en) Image simulation processing method, processing apparatus, and program
JP3413145B2 (ja) 仮想空間の編集方法及び仮想空間の編集装置
EP4020400A2 (en) Image processing method and image processing device for generating 3d content by means of 2d images
JPH03211686A (ja) コンピュータ制御デイスプレイ方法および装置
JPH0916315A (ja) 情報検索システム
JP2980008B2 (ja) 3次元オブジェクト選択装置
JP2935336B2 (ja) 図形入出力装置
JPH07225859A (ja) オブジェクト表示装置
JPH10198588A (ja) ファイル表示装置
CN115035174A (zh) 几何点云模型构建方法、工件抓取方法、装置和电子设备
JPH05274421A (ja) カーソル制御装置
JP2002074400A (ja) ナビゲーション・システム及びナビゲーション方法、並びに記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees