JP2811144B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2811144B2
JP2811144B2 JP5225166A JP22516693A JP2811144B2 JP 2811144 B2 JP2811144 B2 JP 2811144B2 JP 5225166 A JP5225166 A JP 5225166A JP 22516693 A JP22516693 A JP 22516693A JP 2811144 B2 JP2811144 B2 JP 2811144B2
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木ノ内利行
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用灯具のリフレク
タの構造に係り、特に、リフレクタの内面に遮光リブを
形設して眩光の原因となるバルブの非制御光の出射を防
止した車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からフォッグランプその他の補助前
照灯等にあっては、図12に示すように、ハウジング5
0内に回転放物反射鏡面51を形成したリフレクタ52
を配設し、該リフレクタ52の後部に開設したバルブ挿
入孔53の後部からソケット54に一体的に装着形成し
たバルブ55を着脱自在に嵌着し、上記ソケット54の
後部をセットスプリング56によって上記バルブ挿入孔
53の開口縁部に押圧係止するように構成していた。ま
た、上記光源となるバルブ55は、そのフィラメント5
7が上記リフレクタ52の略焦点F位置に支持され、所
定の配光を得る構造になるものであり、所謂C6バルブ
と称される構造のものが使用されている。このバルブ5
5のガラス球55aの後端にはその構成上、リフレクタ
52の回転放物反射鏡面に対向する曲成部55bが形成
される構造になっている。58は、ハウジング50の前
面開口を被蓋する前面レンズである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記構成の車
両用灯具においては、バルブ55を点灯させると上記ガ
ラス球55aの後端部に形成された曲成部55bを透過
する射出光が該曲成部55bにおいて乱反射してグレア
光を生じるようになり、リフレクタ52の回転放物反射
鏡面51によっては該部において車両用灯具としての必
要な基準配光を得ることができないという問題を有する
ものであった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、バルブのガラス球の後端に形成される曲成部
から射出する光をカットしてグレア光の発生を防止する
ことによって車両用灯具として好ましい配光を得ること
ができる車両用灯具を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用灯具は、回転放物反射鏡面を形
成したリフレクタの後部にバルブ挿入孔を開設し、該バ
ルブ挿入孔を介して前記リフレクタの略焦点位置に光源
用のバルブを着脱自在に装着してなる車両用灯具におい
て、上記リフレクタの内面におけるバルブ挿通孔の周縁
部に該リフレクタと一体になる遮光リブを形設し、該遮
光リブの先端を上記バルブのガラス球後端に形成される
曲成部を透過する出射光に対する遮光位置に突出するよ
うに形成すると共に、該遮光リブの脚部が上記先端とリ
フレクタの焦点位置を結ぶ遮光線の内側へ傾斜するよう
に形成したことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、リフレクタの内面バルブ挿
入孔の周縁部に形成した遮光リブによってバルブのガラ
ス球の後端に形成される曲成部から射出する光をカット
するようになるため、該曲成部から出射するグレア光の
発生を防止する。また、遮光リブの脚部が遮光線の内側
に傾斜しているため、該脚部の外面の反射性能が向上
し、リフレクタ内面における暗部の発生を防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る車両用灯具に関する一実
施例を図面に従って説明する。図1及び図2は本発明に
係る車両用灯具に構成するリフレクタの要部断面を示す
ものであり、符号1は内面に回転放物反射鏡面2を形成
したリフレクタである。このリフレクタ1は、回転放物
反射鏡面2の底部に位置するリフレクタ1の後部にバル
ブ挿通孔3を開設し、その後部からソケット4と一体に
形成したバルブ5を嵌入装着し、ソケット4をバルブ挿
通孔3の後縁に形成したバルブ支持縁6に対して線状又
は板状等のセットスプリング7により着脱自在に押圧固
定する構造になっている。
【0008】本発明に係る車両用灯具に装着する上記バ
ルブ5は、所謂C6バルブと称されるものであり、その
構成上、ガラス球5aの後端部には側面視において筒状
の発光部に続く曲成部5bが形成されており、フィラメ
ント5cから射出する照射有効光が上記発光部から放射
されるようになっている。而して、該バルブ5は、その
フィラメント5cが上記リフレクタ1の回転放物反射面
鏡2の略焦点F位置に支持されるように装着してある。
【0009】上記のように構成したリフレクタ1のバル
ブ挿通孔3の内側周縁に遮光リブ8を立設する。この遮
光リブ8は、上記バルブ5のガラス球5aの後端に形成
される曲成部5bを透過する射出光を遮光するためのも
のであり、その先端8aがリフレクタ1の回転放物反射
鏡面2から上記バルブ5の曲成部5bを経由して射出す
る光束を遮光し得る高さに突出するように形成すると共
に、該遮光リブ8の脚部がその先端8aとリフレクタ1
の焦点F位置を結ぶ遮光線S1の内側へ傾斜するように
形成し、その外面8bが内部反射面を形成するように構
成してある。遮光リブ8の外面8bによって形成される
内部反射面によってリフレクタ1の回転放物反射鏡面2
の底部に生ずる暗部の拡大を防止することができる。ま
た、上記遮光リブ8の形成によって、リフレクタ1の後
部に対する開口縁の開口径を大きく形成することができ
るため上記板状等のセットスプリング7を長大に形成
し、スプリング強度を増加することができる。
【0010】従って、バルブ5を点灯すると、該バルブ
5のガラス球5aの後端に形成される曲成部5bから射
出する光束が遮光リブ8によって遮光されると共に、リ
フレクタ1の回転放物反射鏡面2に対する遮光域S2を
形成して制御不能なグレア光の発生を防止する。また、
該遮光リブ8の外面8bは、バルブ5点灯時にリフレク
タ1の回転放物反射鏡面2との相互反射作用を奏するた
め、該部による暗部の発生を防止する。
【0011】図3及び図4は、リフレクタの内面の構造
に関する第一の実施例を示すものである。本実施例に係
るリフレクタ1の内面に形成する回転放物反射鏡面2
は、回転放物曲面に沿って横方向へ延びる凸状及び凹状
の曲面が縦方向へ等しいピッチで繰り返す、所謂波型の
拡散反射ステップ2a,2a…を形成したものであり、
各凸状の拡散反射ステップ2a,2a…において上下方
向へ略1°乃至3°の拡散率(図4中A参照)を有する
ようになっている。従って、上記構成のリフレクタ1の
回転放物反射鏡面2による前面レンズの装着前の配光パ
ターンP2は、図5に示すように、通常の配光パターン
P1に比較して上下方向へ略1°〜3°の範囲で拡散し
て照射され、該リフレクタ1に前面レンズを装着した状
態では、図6に示すように通常配光パターンP1の場合
(1°〜5°)の1.5〜2.5倍の拡散した配光パタ
ーンP2(6°〜9°)を得ることができる。その結
果、マキシマム光度を下げ、車両用灯具としての適正光
度を得ることができるようになる。尚、上記前面レンズ
は左右方向への拡散機能を有するものを使用している。
【0012】即ち、上記構成のリフレクタ1によれば、
例えば最近のフォッグランプのように、従来構成の黄色
グローブ(車両用灯具としての規格光度は、黄色グロー
ブを装着した状態で規定される)を廃して白色光を照射
(クリヤー化)するように構成した場合のマキシマム光
度が従来の規格光度を大幅に越えるような状態の発生を
防止し、規格適合性を向上することができる。また、こ
のような構成により路面上の照射域が車両の前面手前側
まで拡大されるため、従来の灯具に比較して視認性を著
しく改善することが可能になる。
【0013】図7乃至図9は、リフレクタの内面の構造
に関する第二の実施例を示すものであり、上記第一の実
施例と異なる部分についてのみ説明する。本実施例に係
るリフレクタ1の内面に形成する回転放物反射鏡面2
は、回転放物曲面の面沿いに凸状に曲成してなる多数の
拡散反射ステップ2a,2a…を格子状に配列形成した
ものであり、各凸状の拡散反射ステップ2a,2a…
は、上下方向へ略1°〜3°(図8中A参照)、左右方
向へ略10°〜40°(図9中B参照)の拡散率を有す
るように形成してある。従って、上記構成のリフレクタ
1の回転放物反射鏡面2によれば、図10に示すような
上下方向へ1°〜3°、また左右方向へ10°〜40°
に拡散された配光パターンP2を得ることができ、上記
第一の実施例に係るリフレクタ1と同様にマキシマム光
度を下げ、車両用灯具としての適正光度を得ることがで
きるようになる。
【0014】図11は、本発明に係る車両用灯具に装着
する前面レンズの構成方法に関する実施例を示す概略説
明図である。本実施例に係る車両用灯具に装着する前面
レンズ9は、内面に回転放物反射鏡面2を形成し、灯具
前面へ平行光束を出射する構造のリフレクタ1を収容す
るハウジング(図示していない)の前面開口を被蓋して
バルブ5の射出光を所定範囲で拡散させる構造になるも
のであり、その内面に上下及び左右方向へ格子状に分割
された多数の所謂魚眼レンズと称する拡散レンズステッ
プ9a,9a…を形成したものである。
【0015】上記各拡散レンズステップ9a,9a…
は、本実施例においては左右方向へ略10°〜40°、
また上下方向へ略1°〜3°の光拡散率を有するように
形成してあり、従来の左右方向へのみ拡散機能を有する
ように構成した前面レンズによる配光パターンに比較し
て左右方向へ略10°〜40°及び上下方向へ略1°〜
3°の拡散率を向上した配光パターンを得ることができ
るものである。従って、上記構成の前面レンズ9を使用
することによって、バルブ5の射出光束を拡散し、マキ
シマム光度を低減制御して路面上の配光性能規格への適
合性を向上することができると共に、路面に対する視認
性を向上する。尚、本実施例に係る前面レンズ9は、灯
具ボディがリフレクタと一体に構成された灯具の前面レ
ンズとしても変様実施することができるものであること
は勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る車両用灯具は、以上のよう
に構成したから、リフレクタの内面バルブ挿入孔の周縁
部に遮光リブが立設する構造になり、該遮光リブによっ
てバルブのガラス球の後端に形成される曲成部から射出
する光をカットし、該曲成部から出射するグレア光の発
生を防止することができると共に、遮光リブの脚部が遮
光線の内側に傾斜しているため、該脚部の外面における
反射性能が向上しリフレクタ内面における暗部の発生を
防止することができる。
【0017】また、所謂C6バルブと称するバルブを光
源とし車両用灯具において、該バルブの出射光束を所望
範囲で拡散してその照射光度を低減し、車両用灯具の路
面上に対する配光性能規格適合性の向上を図ることがで
き、着色グローブを排してクリヤー化した近年のフォッ
グランプ等の補助前照灯の構造として有用であり、本発
明の実施により得られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用灯具に構成するリフレクタ
の縦断面図である。
【図2】同要部拡大縦断面図である。
【図3】リフレクタの構造に関する第一実施例を示す概
略正面図である。
【図4】同縦断面図である。
【図5】リフレクタの配光パターンを示す説明図であ
る。
【図6】同リフレクタの配光パターンを示す説明図であ
る。
【図7】リフレクタの構造に関する第二実施例を示す概
略正面図である。
【図8】同縦断面図である。
【図9】同横断面図である。
【図10】リフレクタの配光パターンを示す説明図であ
る。
【図11】前面レンズの構造を示す概略正面図である。
【図12】従来の車両用灯具を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 リフレクタ 2 回転放物反射鏡面 5 バルブ 5a ガラス球 5b 曲成部 5c フィラメント 7 セットスプリング 8 遮光リブ 8a 先端 8b 外面 9 前面レンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転放物反射鏡面を形成したリフレクタ
    の後部にバルブ挿入孔を開設し、該バルブ挿入孔を介し
    て前記リフレクタの略焦点位置に光源用のバルブを着脱
    自在に装着してなる車両用灯具において前記リフレクタ
    の内面におけるバルブ挿通孔の周縁部に該リフレクタと
    一体になる遮光リブを形設し、該遮光リブの先端を前記
    バルブのガラス球後端に形成される曲成部を透過する出
    射光に対する遮光位置に突出するように形成すると共
    に、該遮光リブの脚部が前記先端とリフレクタの焦点位
    置を結ぶ遮光線の内側へ傾斜するように形成したことを
    特徴とする車両用灯具。
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