JP2810435B2 - レーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はレーザ加工方法に関するものであり、たとえ
ば太陽電池基板に形成するV字溝のような微細窪み加工
に適したレーザ加工方法に関するものである。
<従来の技術> 近年、レーザ源の多様化、レーザ装置の進歩に伴いレ
ーザ加工は増々幅広い分野で応用されるようになってお
り、半導体の分野においても抵抗のトリミング、基板の
穴あけ、エッチング等様々な用途に利用されている。
ところで、従来太陽電池基板の反射防止用V字溝、集
積回路の素子分離用溝等、場所により深さの異なる微細
な窪みが多岐にわたって利用されており、現在はその多
くが化学エッチングにより形成されている。例えばシリ
コン太陽電池では、受光面での反射率を低減しエネルギ
ー変換効率を高める為に、第6図に示すようなテクスチ
ャエッチングと呼ばれる処理がシリコン基板61に施され
ピラミッド状の凹凸62が表面に形成されている。
<発明が解決しようとする課題> 前記シリコン太陽電池で用いられるテクスチャエッチ
ングの場合、単結晶シリコン基板ではピラミッド状凹凸
がうまく形成されエネルギー変換効率の向上に大きく貢
献しているが、多結晶シリコン基板ではピラミッド状凹
凸がうまく形成されずエネルギー変換効率があまり大き
くなっていない。これはテクスチャエッチングが異方性
エッチングを利用したものであり、多結晶シリコン基板
の場合には、ピラミッド状凹凸形成に有効な{100}面
の基板表面に占める割合が少ないため(例えば、低コス
ト基板として開発されたキャスト基板では10%以下)で
ある。このような多結晶シリコン基板に対して、等方性
エッチングによるフォトリソグラフィによりV字溝を形
成する試みも行われたが、レジストの塗布、露光、現象
を多数回繰り返す必要があり手間がかかるため実用には
至らなかった。また、テクスチャエッチングでは単結晶
基板を用いた場合でもピラミッド状凹凸の大きさを制御
するのは難しい。このように化学エッチングによる場所
により深さの異なる微細な窪みの形成には、形状の制御
が難しい、基板が制限される等の問題がある。
本発明は、以上のような点を鑑み、レーザ光を利用す
ることにより上記のような窪みを種々の基板に制御性よ
く簡単に形成する方法を提供しようとするものである。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決する為に本発明は、太陽電池基板等の
加工面にレーザ光を照射することによる加工方法におい
て、加工面の加工形状に応じてあらかじめ決められた速
度でレーザ光の照射形状を変化させながらかつ照射位置
を移動させながら略V字溝の微細線状窪み加工を行うこ
とを特徴とするレーザ加工方法を提供する。
<作 用> レーザ光により加工物表面に形成される窪みはその照
射時間により深さが決まるため、一つの窪み内で場所に
より深さを変える場合には、従来法では窪みの大きさよ
り小さい適当な大きさにレーザ光の照射形状を固定し、
深さの異なる場所ごとにビームを移動し、その場所ごと
に加工をしなければならず加工に長時間を要する。
これに比べ本発明による加工方法では、例えば第1図
に示すように基板11表面にレーザ光を照射し、このレー
ザ光照射形状13を第1図(a)→(b)→(c)→
(d)というように時間と共に小さくすることにより、
レーザ光の照射による溶融・蒸発層12の面積もこれにつ
れて小さくなり、これによって場所による深さの異なる
窪みが従来法によって最深部を一カ所加工するのと同じ
時間で形成される。すなわち、本発明による加工方法で
は、加工物表面に照射したレーザ光の照射形状を時間と
共に変えることによって、場所ごとのレーザ光の照射時
間に分布が生じるので必要な照射時間の異なる場所を同
時に加工できることとなり、短時間で加工が完了するこ
とになる。
またレーザ光は光学系のアパチャにより照射形状を精
度よくかつ微細に制御できるため、V字溝等場所により
深さの異なる微細な窪みを制御よく形成できる。
<実施例> 実施例1. 多結晶シリコン太陽電池基板の表面加工における本発
明の実施例を示す。
レーザ光源としてXeCl光(波長λ=308nm)を有し、
X方向およびY方向ともに1〜50μmの範囲でコンピュ
ータ制御により可変である矩形スリットを有するレーザ
加工装置を用いて多結晶シリコン基板の加工を行った。
XeCl光を光源としたのは、半導体基板の加工の際に紫外
光レーザ、特に360nm以下のものを用いれば、基板内へ
の浸入深さが非常に浅く熱による基板への影響が少ない
こと、吸収係数が大きく効率良く加工できること等の理
由からであり、特にXeCl光は安定性に優れていることか
らである。本装置により、レーザ光エネルギー強度を2
3.6J/cm2とし発振周波数100Hzで400μm厚の多結晶シリ
コン基板上にはレーザ光を照射すると約30秒で基板は貫
通した。このデータより、約8回の照射で基板を深さ方
向に1μm加工できることがわかったので、第2図に示
すように、8回の照射毎にレーザ光照射形状21を50×50
μmの正方形から1×1μmの正方形までステップ状に
小さくし、2.8秒で約35μmの深さを有する逆ピラミッ
ド状の窪み23を形成した。この窪み23は第2図(b)に
示すようなV字断面を有している。さらにX−Yステー
ジに固定された基板を順次移動することにより基板全面
に窪み23を形成した。
このような形状に加工することは、従来の照射形状を
固定したレーザ加工法では非常に困難であり、また加工
時間も非常に多くを要したが、本発明による方法によれ
ば、簡単にかつ短時間で形成できることがわかった。
第3図には本発明により形成したV字溝の例を示す。
本V字溝34はレーザ光の照射形状31をまず50×50μmの
正方形にしておき、1照射毎に6μmのステップでX方
向32にステージを動かし基板33の端部まで照射位置が移
動したところで、Y軸スリットにより照射形状を小さく
し、さらに逆のX方向のシテージを動かすということを
繰り返すことによって、深さ方向に約1μmずつの段差
を有する幅が50μmで深さがほぼ35μmのV字状に形成
され、さらに、Y方向にステージを順次動かすことによ
って、全面に同様のV字溝34が形成された。
こうして作製された基板を用い、第4図に示すV字溝
41と受光面電極42とが直交する構造を有する太陽電池を
作製した。V字溝41と受光面電極42とが直交するように
したのは、光照射により発生した電流の電極への電流経
路を平坦にし短くする為である。この太陽電池の光反射
率は先の実施例の逆ピラミッド状の窪みを有する基板上
に形成した太陽電池より大きいものの、電流経路がこれ
より短くなる為に直列抵抗成分が減少し、全体としては
変換効率はより高い値を示した。また、従来の単結晶シ
リコン基板をテクスチャエッチングしたものと比べても
同等の小さい反射率が得られていることがわかった。ま
た、レーザ加工による基板の劣化はなかった。
本発明によるレーザ加工の方法を用いる事により、従
来困難であった多結晶シリコン基板の反射率を小さくす
る為の加工が容易に出来るようになり、また、微細形状
を正確に加工できる為、理想的な形状の加工が可能にな
り、従来の単結晶以上の光利用率が達成できることがわ
かった。さらに、電極形成部並びに基板周辺部を未加工
のまま残すことが容易であるため、特に低コスト化を目
指した薄型基板では、基板強度を保つためのリブとして
残すことによってさらに有効に本発明を利用できること
もわかった。
実施例2. 電極を2層配線する場合の本発明の適用例を示す。第
5図(a)に示すようにガラス基板51上にNi下部電極52
を2000Å形成した後、上部に絶縁層としてポリイミド層
53を1μm形成した。この後、50μm径のコンタクトホ
ール55を実施例1と同じレーザ装置を用いポリイミド層
53に形成した。レーザ光の照射形状は25×50μmの長方
形から50×50μmの正方形へと等速で1秒間で大きくし
た。また比較のために第5図(b)に示す従来法による
コンタクトホール56も形成した。この後、スパッタリン
グ法によりNi上部電極4を2000Å形成し、2種のコンタ
クトホールについて欠陥の発生率を調べると、従来方法
では50%本発明では0%であった。また、加工に要した
時間は同じであった。
以上の事から、コンタクトホール形成についても本発
明は非常に有効であることがわかった。
<発明の効果> 本発明は上記のような構成であるから、従来困難であ
った多結晶シリコン基板の反射率を小さくする為の加工
が容易にでき、また、微細形状を正確に加工できる為、
理想的な形状の加工が可能になり、従来の単結晶以上の
光利用効率が達成でき、さらに、電極形成部並びに基板
周辺部を未加工のまま残すことが容易である為、特に低
コスト化を目指した薄型基板では、基板強度を保つため
のリブとして残すことが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による加工方法の説明図、 第2図は多結晶シリコン基板上に形成された逆ピラミッ
ド状の窪みを示す図、 第3図は多結晶シリコン基板上に形成されたV字溝を示
す図、 第4図はV字溝を形成した基板上に作製された太陽電池
の構造図、 第5図は実施例2のコンタクトホールを示す図、 第6図はテクスチャエッチングにより形成されるピラミ
ッド状の凹凸を示す図である。 13:レーザ光照射形状 21:レーザ光照射形状 23:逆ピラミッド状窪み 31:レーザ光照射形状 34:V字溝 41:V字溝 42:受光面電極 43:基板 44:裏面電極 55,56:コンタクトホール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】太陽電池基板等の加工面にレーザ光を照射
    することによる加工方法において、加工面の加工形状に
    応じてあらかじめ決められた速度でレーザ光の照射形状
    を変化させながらかつ照射位置を移動させながら略V字
    溝の微細線状窪み加工を行うことを特徴とするレーザ加
    工方法。
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