JP2808178B2 - 歯磨組成物 - Google Patents

歯磨組成物

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JP2808178B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は歯磨に関するものであり、詳しくは従来得る
ことが出来なかった優れた特性を持った歯磨用粘結剤に
関するものである。
[従来技術および課題] 練歯磨の主たる構成成分は研磨剤・湿潤剤・水である
が、粘結剤も必要不可欠の添加剤である。
粘結剤の使用目的は第1義的には固体成分と液体成分
の分離を防いで練歯磨を均一に安定化させることがある
が、その他種々の添加目的と必要とされる機能と性質が
ある。例えばその他種々の添加目的としては口腔内での
分散性を向上させて使用感を良くする、滑りを良くして
チューブからの押し出しを容易にする、歯磨の保水性向
上、歯刷子上に押し出したときの保形性向上、押し出し
たときの肌艶を良くするなどがあり、必要とされる機能
・性質としては歯磨製造時においては、取り扱いの容易
性、溶解の簡便性、無菌性などが要求され、製造後は耐
腐敗性、耐薬品性、水洗容易性、無味無臭性などが要求
される。
しかしながら上述した使用目的と要求機能・性質を全
て満足させる粘結剤技術はいまだなかった。エーテル化
度2.0以上のカルボキシメチルセルロースアルカリ塩を
粘結剤として使用する技術がある(特開昭59−13740
6)。しかしながらこの技術による粘結剤の致命的な短
所は保形性が全く無いことでありそのためにこの粘結剤
は実用には供し得ない。
ミクロフイブリル化セルロース懸濁液にカルボキシメ
チルセルロース・ナトリウムを溶解して均一分散液とし
た後、乾燥したものを粘結剤として使用する技術がある
(特開昭61−103818)。しかしながらこの技術による粘
結剤の短所は肌艶が良くない、耐腐敗性・耐薬品性が良
くない、乾燥のコストが高いなどでありやはりそのため
にこの粘結剤も実用には不向きである。
[課題を解決するための手段] 本発明は優れた粘結剤の開発につき鋭意検討した結
果、本発明に到達した。
本発明は粉粒体として取り扱い可能な粉粒体状のミク
ロフイブリル化セルロースを歯磨の粘結剤として使用す
ることを特徴としており、更にエーテル化度(以降DSと
略称)2.0以上のカルボキシメチルセルロースナトリウ
ム(以降CMCと略称)も粘結剤として併用使用すること
も特徴である。
粉粒体状のミクロフイブリル化セルロース(以降MFC
と略称)とは特願平1−289164号公報に記載の如く、水
で湿潤された状態のMFCよりなり、実質的に再びブロッ
ク化しない粉粒体として取り扱い可能な粉粒体状のMFC
のことである。粉粒体状のMFCはMFCの分散懸濁液をフィ
ルタープレスなどの手段によって固形分濃度を10〜60%
程度にまで脱水し、しかる後に粉砕して得た再ブロック
化しない粉粒体として取り扱い可能なMFCである。歯磨
の粘結剤として使用する場合、MFCとしての固形分濃度
は20〜50%程度が望ましい。固形分濃度が20%以下の場
合、再ブロック化しない粉粒体状のMFCを得ることが困
難となる上に水分の混入量が多くなり歯磨処方上の自由
度が非常に小さくなって好ましくない。
固形分濃度が50%を越えると再分散性が悪くなり、使
用時に再分散させるためのエネルギーが過大となり好ま
しくない。
MFCのみでは練歯磨の分散安定性、滑り、保水性、肌
艶などで不満足な場合があるので、その場合はDS2.0以
上のCMCを粘結剤として併用使用することによって課題
は全て解決して卓越した練歯磨が得られる。DS2.0以下
のCMCを使用すると、滑り・肌艶・耐腐敗性・耐薬品性
などの機能において不満足な粘結剤となる。MFCとCMCの
配合比率はMFC/CMC=1/5〜4/1が好ましい。
MFC/CMCが1/5以下の場合は押し出し容易性・保形性が
不満足となり、MFC/CMCが4/1以上の場合は分散安定性・
滑り・保水性・肌艶などで不満足となる。
[実施例と発明の効果] 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
表1の処方に従って歯磨を製造し、その機能と品質を
評価した。
表1歯磨処方 第2リン酸カルシウム 42.00% グリセリン 18.00% 粉粒体状MFC 註1) 2.00% CMC(DS2.4)註2) 0.50% ラウリル硫酸ナトリウム 1.20% サッカリン 0.09% 香料 1.10% パラオキシ安息香酸ブチル 0.01%水 35.10% 計 100.00% 註1)固形分濃度25%の本願発明品。
註2)ダイセル化学工業(株)製 アーネストガムFDM。
表1の処方に従って製造した歯磨は経済性・製造作業
の簡便性・各種要求機能と品質等において、満足すべき
ものが得られた。
[発明の効果] 本願発明による粒結剤は歯磨製造上次のような効果を
もたらした。
1)粉粒体として扱うことが出来て、しかもMFCと水
の2成分であるため、従来のスラリーMFCに比較して装
置の面から・作業性の面からそして処方上の面から自由
度が格段に増えた。
2)得られる歯磨は機能・品質の面から従来の歯磨に
比べて卓越したものとなり、特に次の点で優れている。
・滑りが良くチクソ性があるためチューブからの押し
出し性が非常に良い。
・歯刷子上に押し出したときの保形性が優れている。
・押し出したときの肌艶が良い。
・腐敗への抵抗性(セルラーゼ抵抗性)が合成糊料並
みである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形分濃度が20〜50%である粉粒体状のミ
    クロフイブリル化セルロースを配合してなることを特徴
    とする歯磨組成物。
  2. 【請求項2】エーテル化度2.0以上のカルボキシメチル
    セルロースアルカリ塩を併用して配合することを特徴と
    する請求項1記載の歯磨組成物。
  3. 【請求項3】ミクロフイブリル化セルロースとカルボキ
    シメチルセルロースアルカリ塩の配合比率が固形分重量
    比で1/5〜4/1であることを特徴とする請求項2記載の歯
    磨組成物。
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