JP2807896B2 - 感熱孔版原紙組立体 - Google Patents

感熱孔版原紙組立体

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Description

【発明の詳細な説明】 4業上の利用分野 本発明は、孔版印刷に係り、更に詳細には熱的に穿孔
される感熱孔版原紙を用いて孔版印刷を行う原版となる
感熱孔版原紙組立体に係る。
従来の技術 合成樹脂の極く薄い薄膜に全体として所望の画像を与
える微細な孔の集合を穿孔し、これらの孔を経てインキ
を押出すことにより印刷を行う感熱孔版印刷に於ては、
本件出願人と同一人の出願に係る特願昭50−30474号
(特公昭54−23601号)に於て提案されている如く、ス
プレッドメータによる“一分値”が32以下であるような
比較的流動性の低いインキを用いる時には、穿孔された
感熱孔版原紙上にインキをかなりの厚みを有する層状に
施しておき、印刷用紙に感熱孔版原紙を押し当て、イン
キ層の上からこれに押圧力を与えることにより、一枚の
印刷毎にインキを補充することなく、多数枚の印刷物を
連続して印刷することができる。
かかる印刷方式に適した感熱孔版原紙組立体として、
厚紙よりなる環状の枠体と、前記枠体の一方の面に重な
り該枠体の周縁に沿ってその全周部に亙って該枠体に固
定された感熱孔版原紙と、前記枠体の他方の面に重なり
該枠体の周縁の一部にて該枠体に固定されたインキ不透
過性のインキ押えシートとを有する如き感熱孔版原紙組
立体が本件出願人と同一の出願人による実願昭50−5130
6号(実開昭51−132007号)に於て提案されており、ま
たかかる感熱孔版原紙組立体を用いて孔版印刷を行うに
適した簡便な孔版印刷装置が本件出願人と同一の出願人
による実願昭51−114235号(実公昭57−15814号)に於
て提案されまた近年「プリントゴッコ」なる商品名にて
年賀状等の印刷に広く使用されている。
また上記のインキ押えシートを有することなく厚紙よ
りなる環状の枠体と、前記枠体の一方の面に重なり該枠
体に固定された感熱孔版原紙とのみからなる感熱原紙組
立体をインキを含ませたインキパッドを備えたスタンプ
に取付け、インキパッドを枠体の窓から感熱孔版厚紙に
当接せしめてスタンプ式に孔版印刷を行うことも行われ
ている。
ところで、感熱孔版原紙の穿孔は、元来赤外線を吸収
して発熱することのできる炭素等の赤外線吸収性物質を
多く含むインキその他の画像形成手段により形成された
画像上にその合成樹脂よりなる薄膜が接触するように押
し当てられ、該薄膜を通して赤外線に富んだ光線を照射
し、それによって画像部に生じた熱により合成樹脂の薄
膜を溶すことにより行われていたが、近年のワードプロ
セッサ、特に和文ワードプロセッサ、の発達に関連して
文字を微細な点の集合によって印字する多点マトリック
ス印字ヘッドが開発され且実用されてきたことにより、
感熱孔版原紙の穿孔を発熱式の多点マトリックス印字ヘ
ッドにより直接穿孔することが可能となり、本件出願人
と同一人も過日これを特願昭52−98961号(特開昭54−3
3117号)に於て提案した。
またかかる発熱式多点マトリックス印字ヘッドにより
感熱孔版原紙を直接穿孔する場合、感熱孔版原紙が合成
樹脂の薄膜とそれを支持する和紙等の多孔性の支持シー
トとの貼り合せよりなる種類のものである時には、発熱
性多点マトリックス印字ヘッドは合成樹脂薄膜の側より
感熱孔版原紙に接することが好ましく、一方穿孔後の印
刷に当っては、鮮明な画像を得るためには多孔性支持体
の側ではなく樹脂薄膜の側が印刷用紙に直接接する態様
とされるのが好ましいことから、感熱孔版原紙の穿孔に
当って発熱性多点マトリックス印字ヘッドが形成すべき
文字等の形状は印刷されるべきそれに対し鏡像関係に反
転されたものであるのが好ましいことに鑑み、かかる発
熱式多点マトリックス印字ヘッドを備えたタイプライタ
形式の印字装置に於て、通常の用紙に印字を行うときと
感熱孔版原紙に穿孔印字を行うときとで印字ヘッドを担
持するキャリッジの送り方向を反転するよう構成するこ
とを本件出願人と同一人は過日特願昭58−122230号(特
開昭60−13664号)に於て提案した。
ところで、このように発熱性印字ヘッドを備えたタイ
プライタやワードプロセッサの如き印字装置により感熱
孔版原紙を直接穿孔するに当っては、通常の用紙に比し
てかなり薄く且柔らかである感熱孔版原紙をこの種の印
字装置に於て一般に使用されているプラテンの周りに装
填するにはかなり困難な手作業を要する。このような場
合に従来より一般に行われてきた方法は、感熱孔版原紙
を通常の紙に重ね合せ、必要ならば周りの数箇所にて両
者を糊等により適度に貼り合せ、このようにして通常の
紙により補強された状態にて感熱孔版原紙をタイプライ
タ等の印字装置のプラテンの周りに装填することであっ
た。この点に関し、感熱孔版原紙とそれを補強する紙と
を予めその周縁部にて糊付けしておき、補強用の紙には
その周縁に沿って予めミシン目を入れておき、印字装置
に於ける印字穿孔が終了した後補強用紙をそのミシン目
に沿って周縁部を残して除去するようにすることが、特
開昭63−56450号公報に於て提案されている。またこの
公報には、かくして穿孔され周縁部に補強用の紙の枠を
備えた感熱孔版原紙をその周縁部にて更にこれより厚手
のボール紙等よりなる枠体であってその一方の面にイン
キ不透過性のインキ押えシートを設けた枠体の他方の面
に接着し、上述の実願昭50−51306号にて本件出願人と
同一人が過日提案した如き感熱孔版原紙組立体を作るこ
とが提案されている。
感熱孔版原紙はかなり薄く且柔らかなので、これをタ
イプライタやワードプロセッサの如きの印字装置に装填
するには、上記の特開昭63−56450号公報に於て提案さ
れている如く、これをその全面に亙って重なり合う補強
シートと組合せ、その周縁部にて互いを糊付けした状態
としておくのが感熱孔版原紙の印字装置への装填及び取
出し並びに印字装置での穿孔印字に当っては好ましい
が、この場合には穿孔印字が終了した後補強シートの中
央部を除去する必要がある。
この点に関し、本件発明者等が種々の厚みの補強シー
トを用いて実験的に確かめところでは、補強シートとし
て薄くても比較的弾力性のある材質のものを用いれば、
初めから感熱孔版原紙の周縁部のみに沿って延在する環
状の補強枠体によっても、タイプライタやワードプロセ
ッサの如き印字装置への感熱孔版原紙の装填及び取出し
並びに印字装置に於ける穿孔印字を十分簡便に行うこと
ができることが解った。ただこの場合にも、感熱孔版原
紙がその周縁部のみに沿って延在する補強用枠体によっ
て補強されている状態では、かかる補強用枠体は何れに
してもさほど厚く且剛固な構造とはできないので、かか
る環状の補強用枠体を備えた感熱孔版原紙を単独で製造
し箱詰めし或いは箱から取出すには、その取扱いになお
かなりの不便がある。
発明の要旨 本発明は、上述の如く感熱孔版原紙を発熱性印字ヘッ
ドを備えた印字装置に於て直接穿孔することにより孔版
印刷用原板を作成するに当って、感熱孔版原紙に対する
補強材の一部を除去する如き追加の作業を要することな
く、そのままの形にて使用できる感熱孔版原紙であっ
て、印字装置への装填及び取出し並びに印字装置に於け
る穿孔印字が容易に行えるに十分な補強を備え、しかも
その製造から箱詰めを経て搬送され且個々に取出されて
使用されるに際しても、その取扱いが容易であり、しか
も上述の実願昭51−114253号にて提案されている如き簡
便な孔版印刷装置ヤ上述のインキパッドを備えたスタン
プに取付けて使用できるよう、上述の実願昭50−51306
号に提案されている如き補強枠とインキ押えシートを備
えた感熱孔版原紙組立体として一括して取扱える感熱孔
版原紙組立体を提供することを目的としている。
かかる目的は、本発明によれば、厚紙よりなる環状の
枠体と、前記枠体の一方の面に重なり該枠体の周縁に沿
ってその全周部に亙って該枠体に固定された感熱孔版原
紙とを有する感熱孔版原紙組立体、又はこれに加えて更
に前記枠体の他方の面に重なり該枠体の周縁の一部にて
該枠体に固定されたインキ不透過性のインキ押えシート
とを有する感熱孔版原紙組立体にして、前記枠体は互い
に重ね合された第一及び第二の枠体要素を含み、前記感
熱孔版原紙は前記第一の枠体要素の一方の面に固定され
ており、前記第一の枠体要素と前記第二の枠体要素とは
該第二の枠体要素の一方の面に設けられた粘着性物質の
層と該第一の枠体要素の他方の面に設けられた滑性表面
との間に剥離再着性粘接により互いに剥離再着可能に結
合されており、前記インキ押えシートを有する場合の該
インキ押えシートは前記第二の枠体要素の他方の面に固
定されていることを特徴とする感熱孔版原紙組立体によ
って達成される。
上記の如き感熱孔版原紙組立体の構成によれば、印字
装置への感熱孔版原紙の装填及び取出し並びに印字装置
に於ける穿孔印字に際して感熱孔版原紙の取扱いを容易
にするための補強要素は、前記第一の枠体要素として初
めから枠体の形にて与えられており、しかもそれは印刷
に当って感熱孔版原紙を引き張り且インキ層を溜める囲
いを与える厚紙よりなる前記第二の枠体要素と最初から
一体に組合された状態にて供給されるので、かかる感熱
孔版原紙組立体は黒色画像からの複写によってのみ穿孔
されるよう構成された初期のこの種の感熱孔版原紙組立
体と全く同一の要領にて製造から使用まで取扱える。
即ち、本発明による感熱孔版原紙組立体の製造に当っ
ては、前記第一の枠体要素を構成するシート材と前記第
二の枠体要素を構成するシート材とは上記の粘着性物質
の層と滑性表面との間の剥離再着性粘接により互いに結
合された状態にて準備されてよく、かかる複合シート材
を初期のこの種の感熱孔版原紙組立体の枠体を形成する
一枚の厚紙シートと同様に取扱うことにより本発明によ
る感熱孔版原紙組立体が製造できる。またかくして製造
された本発明による感熱孔版原紙組立体は、前記第一の
枠体要素がその滑性表面にて前記第二の枠体要素に設け
られた粘着性物質の層より剥離されるまでは、感熱孔版
原紙はこれら第一及び第二の枠体要素が結合された一つ
の強固な枠体に張設された状態にあるので、薄く且柔ら
かな感熱孔版厚紙の取扱いも何らの不便なく行える。
他の物体に対し接合されるべき物品の接合面に予め粘
着性物質の層を設け、この層を滑性表面を有するシート
にて覆っておき、該物品を他の物体に接合する直前に前
記シートを粘着性物質の層より剥がし、粘着性物質の層
を露呈させてこれを接着剤として使用する技術は既に周
知であり且広く利用されている。かかる粘着性物質の層
と滑性表面との間の粘接は、その剥離が極めて容易であ
るにも拘らず、粘接状態ではかなりの結合強度を呈し、
しかも剥離後かなりの時間を経過した後該粘着性物質の
層に該滑性表面を再び押し当てても粘接性が殆ど損われ
ることなく両者の再粘接が行えるという特殊な性質を有
する。かかる粘着性物質の層と滑性表面の間の剥離再着
性粘接に着目し、これを利用して上記の如く感熱孔版原
紙の周縁に固定された第一の枠体要素をこれより強固な
構造を有する第二の枠体要素に初めから剥離再着を目的
として粘接結合しておくことにより、感熱孔版原紙の穿
孔に当って感熱孔版原紙を第一の枠体要素と共に第二の
枠体要素より容易に剥離し、穿孔後これをまた第二の枠
体要素に容易に取付けることができる。かかる粘着性物
質の層と滑性表面との間の粘接結合に於ては、粘着性物
質の層より滑性表面が剥離されたとき滑性表面には粘着
性物質は全く付着しないので、第一の枠体要素が感熱孔
版原紙と共に印字装置のプラテンの周りに装填される当
っても、第一の枠体要素がプラテンに粘着する如き不都
合は全く生じない。また穿孔印字を終えた感熱孔版原紙
をその周縁に固定された第一の枠体要素と共に第二の枠
体要素に再結合するに当っても、もし手元の狂いにより
一端部から両者の接合を開始したところ他端に至る頃に
は両者の不整合により感熱孔版原紙に皺が生ずるような
ことが起っても、接着剤による接着の場合と異なり、何
度でも容易に接合をやり直すことができる。
かくして、本発明によれば、薄い感熱孔版原紙をワー
ドプロセッサ等の印字装置にて穿孔する作業を容易にす
るという第一の目的をもった第一の枠体要素に、更に感
熱孔版原紙を当初より第二の枠体要素に剥離可能に取付
けられた状態にて製造し且供給することを可能にすると
いう第二の目的と、更に穿孔後の感熱孔版原紙の枠体へ
の取付けを試行錯誤的に行うことを可能にするという第
三の目的をもたせた感熱孔版原紙組立体を得ることがで
きる。
実施例 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳
細に説明する。
添付の第1図は、本発明による感熱孔版原紙組立体の
一つの実施例をインキ押えシートを有する場合について
図示の目的で平面寸法に対する厚みを誇張して示す幾分
解図的斜視図であり、第2図は、第1図に示されている
感熱孔版原紙組立体の断面構造を同じく図示の目的で平
面寸法に対する厚みを誇張し且その一部を分解して示す
幾分解図的断面図である。
これらの図に於て、1は感熱孔版原紙であり、ポリ塩
化ビニリデン塩化ビニル共重合体、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン等よりなり予め延伸された状
態にある熱溶融性樹脂薄膜又はこれと和紙等のインキ通
過性の多孔性シートとの貼り合せよりなっている。
2及び3はそれぞれ互いに同一の平面輪郭を有するよ
う比較的薄い紙の如きシート材と比較的厚いボール紙の
如きシート材より切抜かれた環状の第一及び第二の枠体
要素である。図示の実施例に於ては、これらの枠体要素
はそれぞれ長方形の環状輪郭を有する。
感熱孔版原紙1はその周縁に沿ってその全周部に亙っ
て第一の枠体要素2の一方の面2aに接着剤等により固定
されている。第二の枠体要素3の一方の面3aの側には塩
化ビニル等のインキ不透過性シート材よりなるインキ押
えシート4が設けられており、その周縁の一部である4n
の部分に第二の枠体要素3の一方の面3aの一部に接着剤
等により固定されている。
第二の枠体要素3の他方の面3bには接着性物質の層5
がその周縁に沿って環状に設けられている。これに対向
して第一の環状要素2の他方の面2bは滑性表面とされて
おり、粘着性物質の層5に対し剥離及び粘接を何度も繰
返せるようになっている。第3図は第1図に示されてい
る感熱孔版原紙組立体が、第一の枠体要素2と感熱孔版
原紙1の結合体と第二の枠体要素3とインキ押えシート
4の結合体とに分離された状態を示す。粘着性物質の層
5は第二の環状枠体3の面3bに固定されており、第一の
枠体要素2の滑性表面2bが粘着性物質の層5より剥離さ
れると、粘着性物質の層5は完全に第二の枠体要素3上
に固定された状態に止まり、第一の枠体要素2の滑性表
面2bは完全に滑らかな非粘着性の表面を呈する。
こうして第一の枠体要素2によって周縁部を支持され
補強された状態にて感熱孔版原紙1は該第一の枠体要素
と共に発熱印字ヘッドを有するタイプライタやワードプ
ロセッサの如き印字装置へ装填され、発熱ヘッドにより
直接穿孔を施されてよい。尚、感熱孔版原紙1が熱溶融
性樹脂フィルムと多孔性シートの貼り合せよりなる時に
は、もし印字装置が上述の特願昭58−122230号に於て提
案されている如く文字等の画像を鏡像にて印字すること
ができるものである時には、熱溶融性樹脂フィルムが第
1図〜第3図で見て上面を形成し、多孔性シートが下面
を形成するように設けられていてよい。この場合には、
本発明による感熱孔版原紙組立体は元々の黒色画像から
の複写穿孔にもそのまま使用できる。
第4図は第1図〜第3図に示されている感熱孔版原紙
組立体の製造途中に於けるシート材を示す平面図であ
る。この図に示されているシート材6は、第二の枠体要
素3を形成する比較的厚いシート材の表面に粘着性物質
の層5が設けられ、その上に第一の枠体要素2を形成す
る比較的薄いシート材が重ね合され、両者が剥離再着性
粘接により互いに結合された状態にて、枠体の窓1wを形
成すべく全体が碁盤目状の縦横の桟を残して打抜かれた
状態にあるものである。このように第一及び第二の枠体
要素を形成するシート材が個々の枠体の打抜きに先立っ
て粘着性物質の層と滑性表面との間の剥離再着性粘接に
より互いに結合されていることにより、図示の如く枠体
の窓1wが打抜かれ碁盤目状の構造となっても、第一の枠
体要素2を与える比較的薄いシート材は第二の枠体要素
3を形成する比較的厚いシート材の基盤目状構造体によ
って保持されていることにより安定した状態に保たれ
る。こうして窓1wが打抜かれた後、第一の枠体要素2を
形成するシート材の基盤目状に残された縦横の帯状部に
接着剤が施され、この上から感熱孔版原紙が全体として
必要な延伸を掛けられた状態にて貼り付けられる。こう
することにより、第一の枠体要素2が比較的薄いシート
材により形成されており且既に窓1wを打抜かれた状態に
あっても、感熱孔版原紙をそれに必要な延伸応力を掛け
た状態にて確実に固定することができる。
かくして第4図に示す如き碁盤目構造の支持体上に感
熱孔版原紙が固定された後、第4図に於て二点鎖線にて
示されている線に沿ってこの基盤目状のシート材が縦横
に切断されれば、第1図〜第3図に示す如き感熱孔版原
紙組立体のインキ押えシート4を除く部分が一挙に形成
される。尚インキ押えシート4はかくして切断された感
熱孔版原紙付き枠体に後から取付けられてもよいが、上
述の如く感熱孔版原紙の取付けが碁盤目状枠体の一方の
側に行われると同時に或いはそれに前後してかかる基盤
目状枠体の他方の面に碁盤目状枠体の必要な箇所のみへ
の糊付けを伴ってインキ不透過性シートの全体的な貼り
付けが行われてもよく、かくして一方の面に感熱孔版原
紙をまた他方の面にインキ不透過性シートを施された碁
盤目状枠体を図示の二点鎖線に沿って縦横に切断するこ
とにより、第1図〜第3図に示す如き感熱孔版原紙組立
体を一挙に完成することができる。
かくして本発明によれば、製造より箱詰め及び搬送を
経て使用に至る全過程に於て、従来のこの種の感熱孔版
原紙組立体と同様に一体物として取扱うことができ、発
熱ヘッドを有するタイプライタやワードプロセッサの如
き穿孔印字装置による感熱孔版原紙の穿孔に当っての
み、容易に行える剥離作業により枠体を二つに分け、感
熱孔版原紙の穿孔終了後は再び二つの枠体を容易に且整
合に失敗すれば何度でも繰返すことのできる剥離再着性
粘接により互いに接合して、上述の実願昭51−114253号
にて提案されている如き簡便な孔版印刷装置に装填して
印刷を行うに適した孔版印刷原版を得ることのできる感
熱孔版原紙組立体が得られることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による感熱孔版原紙組立体の一つの実施
例を図示の目的でその平面寸法に対する厚みを誇張して
示す幾分解図的斜視図である。 第2図は第1図に示す感熱孔版原紙組立体の断面を同じ
く図示の目的で平面寸法に対する厚みを誇張しまた分解
した状態にて示す断面図である。 第3図は第1図及び第2図に示す感熱孔版原紙組立体を
感熱孔版原紙の穿孔に当って一時分離した状態にて示す
斜視図である。 第4図は第1図〜第3図に示す感熱孔版原紙組立体の製
造過程に於ける半成形品の一例を示す平面図である。 1……感熱孔版原紙,2……第一の枠体要素,3……第二の
枠体要素,4……インキ押えシート,5……粘着性物質の
層,6……シート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 一夫 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科 学工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41N 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙よりなる環状の枠体と、前記枠体の一
    方の面に重なり該枠体の周縁に沿ってその全周部に亙っ
    て該枠体に固定された感熱孔版原紙とを有する感熱孔版
    原紙組立体にして、前記枠体は互いに重ね合された第一
    及び第二の枠体要素を含み、前記感熱孔版原紙は前記第
    一の枠体要素の一方の面に固定されており、前記第一の
    枠体要素と前記第二の枠体要素とは該第二の枠体要素の
    一方の面に設けられた粘着性物質の層と該第一の枠体要
    素の他方の面に設けられた滑性表面との間の剥離再着性
    粘接により互いに剥離再着可能に結合されていることを
    特徴とする感熱孔版原紙組立体。
  2. 【請求項2】厚紙よりなる環状の枠体と、前記枠体の一
    方の面に重なり該枠体の周縁に沿ってその全周部に亙っ
    て該枠体に固定された感熱孔版原紙と、前記枠体の他方
    の面に重なり該枠体の周縁の一部にて該枠体に固定され
    たインキ不透過性のインキ押えシートとを有する感熱孔
    版原紙組立体にして、前記枠体は互いに重ね合された第
    一及び第二の枠体要素を含み、前記感熱孔版原紙は前記
    第一の枠体要素の一方の面に固定されており、前記第一
    の枠体要素と前記第二の枠体要素とは該第二の枠体要素
    の一方の面に設けられた粘着性物質の層と該第一の枠体
    要素の他方の面に設けられた滑性表面との間の剥離再着
    性粘接により互いに剥離再着可能に結合されており、前
    記インキ押えシートは前記第二の枠体要素の他方の面に
    固定されていることを特徴とする感熱孔版原紙組立体。
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