JP2807466B2 - 塔用の打ち出し充填要素 - Google Patents
塔用の打ち出し充填要素Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体−流体又は液体−気体接触装置で使用
するための充填要素に関する。より詳しく述べるなら
ば、本発明は、多重波板型（multiple corrugted sheet
−type）充填要素であって、各板の傾斜したＶ形の流路
（channels）又は溝（troughs）の相対する表面又は側
面に該充填要素の効率を増すために特定様式の有孔突起
が打ち出されているものに関する。
するための充填要素に関する。より詳しく述べるなら
ば、本発明は、多重波板型（multiple corrugted sheet
−type）充填要素であって、各板の傾斜したＶ形の流路
（channels）又は溝（troughs）の相対する表面又は側
面に該充填要素の効率を増すために特定様式の有孔突起
が打ち出されているものに関する。
従来の技術は、流体−流体接触装置及び気液接触装置
の物質移動性能を向上させるために、突起を有する様々
な種類の充填要素と、Ｖ形とＵ形の両方の波板型充填要
素の傾斜した側面及び表面に適用された突起の様式並び
に好ましい要素の他の形状を開示する。
の物質移動性能を向上させるために、突起を有する様々
な種類の充填要素と、Ｖ形とＵ形の両方の波板型充填要
素の傾斜した側面及び表面に適用された突起の様式並び
に好ましい要素の他の形状を開示する。
様々な形状のくぼみや突起を有するそのような従来の
打ち出しされた（embossed）、表面模様付き又はひだ付
きの充填要素は、米国特許第2047444号、同第3475012
号、欧州特許出願第0190435号、米国特許第4186159号、
同第4296050号、同第4604247号明細書に開示される。し
かしながら、本発明は、予備成形したシートタイプの充
填要素、特に米国特許出願第775919号明細書に開示され
たタイプの充填要素の、性能及び効率を改善することを
目的とする。
打ち出しされた（embossed）、表面模様付き又はひだ付
きの充填要素は、米国特許第2047444号、同第3475012
号、欧州特許出願第0190435号、米国特許第4186159号、
同第4296050号、同第4604247号明細書に開示される。し
かしながら、本発明は、予備成形したシートタイプの充
填要素、特に米国特許出願第775919号明細書に開示され
たタイプの充填要素の、性能及び効率を改善することを
目的とする。
充填要素は、何らかの適当なやり方で一緒に留められ
た、複数の比較的薄く予備成形された打ち出しシート又
は表面模様付きシートを含んでなる。シートのそれぞれ
は、相対する上部、底部、そして側方の端部（edges）
と、このシートの中間平面の片側から、そして次に反対
側から、外側へ交互に突き出している稜線（ridges）及
び打ち出しされた側壁を有する細長いＶ形の傾斜した流
路又は溝の隣り合う平行な傾斜した列とを有する。好ま
しくは、それぞれの傾斜した列は、複数の隣り合う比較
的短く細長い一般にはＶ形の傾斜した溝と、シートの中
間平面の各側から交互に突き出した稜線とを有する。こ
のように、それぞれの傾斜した溝の列は、稜線の間には
さまれた細長い傾斜した底又は谷によって間隔の保たれ
た一連の細長い傾斜した稜線を提供する。
た、複数の比較的薄く予備成形された打ち出しシート又
は表面模様付きシートを含んでなる。シートのそれぞれ
は、相対する上部、底部、そして側方の端部（edges）
と、このシートの中間平面の片側から、そして次に反対
側から、外側へ交互に突き出している稜線（ridges）及
び打ち出しされた側壁を有する細長いＶ形の傾斜した流
路又は溝の隣り合う平行な傾斜した列とを有する。好ま
しくは、それぞれの傾斜した列は、複数の隣り合う比較
的短く細長い一般にはＶ形の傾斜した溝と、シートの中
間平面の各側から交互に突き出した稜線とを有する。こ
のように、それぞれの傾斜した溝の列は、稜線の間には
さまれた細長い傾斜した底又は谷によって間隔の保たれ
た一連の細長い傾斜した稜線を提供する。
それぞれの傾斜した溝は、その上の方の端部に隣接し
た上部の入口と、その下の方の滴下する端部における出
口とを有する。各列において、一つの溝の上方の端部且
つ入口はその列の隣接する溝の下方の端部且つ出口と向
かい合い且つ隣り合う。シートの全ての傾斜したＶ形の
溝のそれぞれ上方の端部及び下方の滴下端部の最低点
は、実質的に同じ水平及び垂直平面にある。充填要素の
隣接するシートは、実質的に同一であり、且つ、一つの
シートの溝の傾斜した列は同じ角度で傾斜するが、他の
シートの傾斜した列とは相対しそして交差するように配
置される。
た上部の入口と、その下の方の滴下する端部における出
口とを有する。各列において、一つの溝の上方の端部且
つ入口はその列の隣接する溝の下方の端部且つ出口と向
かい合い且つ隣り合う。シートの全ての傾斜したＶ形の
溝のそれぞれ上方の端部及び下方の滴下端部の最低点
は、実質的に同じ水平及び垂直平面にある。充填要素の
隣接するシートは、実質的に同一であり、且つ、一つの
シートの溝の傾斜した列は同じ角度で傾斜するが、他の
シートの傾斜した列とは相対しそして交差するように配
置される。
それぞれの溝の傾斜した比較的薄い側壁は、この側壁
のそれぞれ相対する側から交互に突き出している孔のあ
いた円錐形状の***又は突起であって、孔のあいた中空
の円錐形状のくぼみの列により隔てられたものの一連の
隣り合う列を提供するように打ち出しされ又は表面模様
を付けられる。このように、隣り合う溝の上方の端部、
下方の滴下端部、入口、及び出口のほかに溝の交互の稜
線及び谷の打ち出しされた傾斜側壁は、表面積を増加さ
せ、また、それぞれの表面をおおう液の流れの方向を一
層頻繁に変化させ、そして充填要素のシート間に一層均
一に分布させる。従って、シートのそれぞれの溝の打ち
出しされた傾斜側壁は、充填要素の性能及び効率を向上
させる。
のそれぞれ相対する側から交互に突き出している孔のあ
いた円錐形状の***又は突起であって、孔のあいた中空
の円錐形状のくぼみの列により隔てられたものの一連の
隣り合う列を提供するように打ち出しされ又は表面模様
を付けられる。このように、隣り合う溝の上方の端部、
下方の滴下端部、入口、及び出口のほかに溝の交互の稜
線及び谷の打ち出しされた傾斜側壁は、表面積を増加さ
せ、また、それぞれの表面をおおう液の流れの方向を一
層頻繁に変化させ、そして充填要素のシート間に一層均
一に分布させる。従って、シートのそれぞれの溝の打ち
出しされた傾斜側壁は、充填要素の性能及び効率を向上
させる。
第１図及び第２図を参照すれば、適当な比較的薄い金
属又はプラスチック材料の、交互に一緒に集成された多
数の成形及び打ち出しされた同一のシートを含んでな
る、予め決められた厚さ、高さ及び幅、又は直径の、塔
用充填要素10の一部分が示される。予備成形されたそれ
ぞれの打ち出しされ又は表面模様を付けられたシート又
は層12は、打ち出しされた前面14と反対側の打ち出しさ
れた背面16とを有する。前面14及び背面16から、実質的
に同一の寸法及び形状の複数の細長い傾斜した一般にＶ
形の溝18が、列に沿って突き出している。溝のそれぞれ
は、収束して細長い傾斜した稜線Ｒを定める打ち出しさ
れ又は表面模様を付けられた外側の傾斜した細流（tric
kle）表面又は辺（sides）と、稜線Ｒの反対側の細長い
傾斜した谷Ｖに収束する打ち出しされ又は表面模様を付
けられた内側の傾斜した細流辺又は表面を有する傾斜し
た壁を有する。それゆえに、細長い傾斜したＶ形の溝18
の隣り合う横の傾斜した列のそれぞれは、充填要素10の
シート、層、又はプレート12の打ち出しされ又は表面模
様を付けられた面14,16のそれぞれ且つ中間平面に、交
互の傾斜した稜線及び谷を有する。
属又はプラスチック材料の、交互に一緒に集成された多
数の成形及び打ち出しされた同一のシートを含んでな
る、予め決められた厚さ、高さ及び幅、又は直径の、塔
用充填要素10の一部分が示される。予備成形されたそれ
ぞれの打ち出しされ又は表面模様を付けられたシート又
は層12は、打ち出しされた前面14と反対側の打ち出しさ
れた背面16とを有する。前面14及び背面16から、実質的
に同一の寸法及び形状の複数の細長い傾斜した一般にＶ
形の溝18が、列に沿って突き出している。溝のそれぞれ
は、収束して細長い傾斜した稜線Ｒを定める打ち出しさ
れ又は表面模様を付けられた外側の傾斜した細流（tric
kle）表面又は辺（sides）と、稜線Ｒの反対側の細長い
傾斜した谷Ｖに収束する打ち出しされ又は表面模様を付
けられた内側の傾斜した細流辺又は表面を有する傾斜し
た壁を有する。それゆえに、細長い傾斜したＶ形の溝18
の隣り合う横の傾斜した列のそれぞれは、充填要素10の
シート、層、又はプレート12の打ち出しされ又は表面模
様を付けられた面14,16のそれぞれ且つ中間平面に、交
互の傾斜した稜線及び谷を有する。
細長い傾斜したＶ形の溝18には、谷Ｖへの入口の周囲
の上方のくぼんだ端部20と、溝の低い方の出口端の周囲
の長手方向に突き出している下方の凸状の滴下端部22と
が用意される。傾斜した列の隣り合うＶ形部分の上方の
端部20と下方の滴下端部22とは、実質上同じ形状及び深
さである。隣り合う上方の端部20と下方の端部22の各対
は、下方の中間点から稜線及び谷の両方の側に沿って上
向きに、隣接する稜線及び谷の間そしてシート12の中間
平面の近くに位置する接合点で収束する相対する上方端
に達する。
の上方のくぼんだ端部20と、溝の低い方の出口端の周囲
の長手方向に突き出している下方の凸状の滴下端部22と
が用意される。傾斜した列の隣り合うＶ形部分の上方の
端部20と下方の滴下端部22とは、実質上同じ形状及び深
さである。隣り合う上方の端部20と下方の端部22の各対
は、下方の中間点から稜線及び谷の両方の側に沿って上
向きに、隣接する稜線及び谷の間そしてシート12の中間
平面の近くに位置する接合点で収束する相対する上方端
に達する。
それとは別に、傾斜した溝18の断面形状は、湾曲した
表面、湾曲した谷及び稜線を有する円形セグメントの
形、又は、細い平らなもしくは弧状に曲がった頂もしく
は稜線から分岐するまっすぐの辺を組合わせた形にして
もよい。同様に、湾曲した上方の端部20及び下方の端部
22は、Ｖ形にし、又は、のこぎり歯状のまっすぐな端部
もしくは湾曲した端部にしてもよい。
表面、湾曲した谷及び稜線を有する円形セグメントの
形、又は、細い平らなもしくは弧状に曲がった頂もしく
は稜線から分岐するまっすぐの辺を組合わせた形にして
もよい。同様に、湾曲した上方の端部20及び下方の端部
22は、Ｖ形にし、又は、のこぎり歯状のまっすぐな端部
もしくは湾曲した端部にしてもよい。
細長い傾斜したＶ形の溝18は隣り合う垂直、水平、及
び傾斜した列にしてシートに配列されるということに、
そして、上方の端部20及び下方の滴下端部22の最低点は
単一の平面上に、且つ三つの水平、傾斜、及び垂直平面
の交点にあるということも分る。
び傾斜した列にしてシートに配列されるということに、
そして、上方の端部20及び下方の滴下端部22の最低点は
単一の平面上に、且つ三つの水平、傾斜、及び垂直平面
の交点にあるということも分る。
充填要素10の打ち出しシート12は、好ましくは、同一
の寸法及び形状に予備成形され、そして、シートが一つ
おきに180゜ひっくり返されて隣接するシートの背面16
が背中合わせに一緒にされるように集成される。このよ
うに、細長い適当に傾斜したＶ形の溝18、稜線Ｒ、及び
谷Ｖは、隣り合うシートのそれらとは逆に傾斜してそれ
らと交差し、その一方、上方の端部20及び下方の滴下端
部22は、隣接するシート又は層のそれらと実質上同一の
高さ及び水平面に留まる。
の寸法及び形状に予備成形され、そして、シートが一つ
おきに180゜ひっくり返されて隣接するシートの背面16
が背中合わせに一緒にされるように集成される。このよ
うに、細長い適当に傾斜したＶ形の溝18、稜線Ｒ、及び
谷Ｖは、隣り合うシートのそれらとは逆に傾斜してそれ
らと交差し、その一方、上方の端部20及び下方の滴下端
部22は、隣接するシート又は層のそれらと実質上同一の
高さ及び水平面に留まる。
第３図及び第４図を参照すれば、打ち出しされ又は表
面模様を付けられたシート12は、打ち出しされたシート
12の前面14及び背面16のそれぞれから交互に突き出して
いる一般に中空の円錐形状をした***又は突起30の複数
の列を有する、ということが分る。円錐又は中空***30
のそれぞれは、スリット又は孔32のある有孔先頭を有
し、このスリット又はこの先頭の内面から外面部に達し
ている。これらの孔あきの円錐は、第2,3,4図に見られ
るように、縦又は横の列に配列され、そしてその列にお
いてこれらの円錐は、シート12の中間平面の片側から他
方の側へ交互に突き出している。それゆえに、シートの
それぞれの側から見られるように（第３図）、上向きに
又は外側へ突き出している円錐30の各対は、逆向きに又
は下向きに突き出している円錐30によって分離される。
しかしながら、下向きに突き出している円錐の列によっ
て分離される上向きに突き出している円錐の列は、互い
に平行に且つ、溝18のそれぞれの傾斜した列の細長い稜
線Ｒに対して平行又は直角もしくはわずかな角度で続く
ように配列されよう。
面模様を付けられたシート12は、打ち出しされたシート
12の前面14及び背面16のそれぞれから交互に突き出して
いる一般に中空の円錐形状をした***又は突起30の複数
の列を有する、ということが分る。円錐又は中空***30
のそれぞれは、スリット又は孔32のある有孔先頭を有
し、このスリット又はこの先頭の内面から外面部に達し
ている。これらの孔あきの円錐は、第2,3,4図に見られ
るように、縦又は横の列に配列され、そしてその列にお
いてこれらの円錐は、シート12の中間平面の片側から他
方の側へ交互に突き出している。それゆえに、シートの
それぞれの側から見られるように（第３図）、上向きに
又は外側へ突き出している円錐30の各対は、逆向きに又
は下向きに突き出している円錐30によって分離される。
しかしながら、下向きに突き出している円錐の列によっ
て分離される上向きに突き出している円錐の列は、互い
に平行に且つ、溝18のそれぞれの傾斜した列の細長い稜
線Ｒに対して平行又は直角もしくはわずかな角度で続く
ように配列されよう。
第４図に見られるように、上向きに突き出した円錐30
の先端の孔32の外側の出口端は、下向きに突き出した円
錐30の内側のより大きな入口端よりも面積及び寸法が小
さい。それゆえに、円錐30の有孔先頭は、内側から円錐
30を成形しそして中空円錐の外側の先端側の方へ入り込
むダイ手段によって孔をあけ且つスリットがつけられ
る。
の先端の孔32の外側の出口端は、下向きに突き出した円
錐30の内側のより大きな入口端よりも面積及び寸法が小
さい。それゆえに、円錐30の有孔先頭は、内側から円錐
30を成形しそして中空円錐の外側の先端側の方へ入り込
むダイ手段によって孔をあけ且つスリットがつけられ
る。
第５図には、隣り合う溝18の傾斜した列を見下ろし、
且つ、この図の右側の稜線Ｒから左側の隣接する谷Ｖに
達する突起30付きの打ち出しされた傾斜する側壁を示す
断面図が示されている。傾斜した溝の列を見れば、隣り
合う傾斜した列の両方の次の又は隣り合う下方の溝18へ
の入口に上方の端部20を見ることができる。隣接する下
方の溝18の打ち出しされた傾斜する側壁は、左側の溝の
稜線Ｒから下向きに右側の隣接する谷Ｖに達する。従っ
て、谷Ｖ及び稜線Ｒは、シート12を横切り且つ溝18の傾
斜した列に沿って互い違いになる。
且つ、この図の右側の稜線Ｒから左側の隣接する谷Ｖに
達する突起30付きの打ち出しされた傾斜する側壁を示す
断面図が示されている。傾斜した溝の列を見れば、隣り
合う傾斜した列の両方の次の又は隣り合う下方の溝18へ
の入口に上方の端部20を見ることができる。隣接する下
方の溝18の打ち出しされた傾斜する側壁は、左側の溝の
稜線Ｒから下向きに右側の隣接する谷Ｖに達する。従っ
て、谷Ｖ及び稜線Ｒは、シート12を横切り且つ溝18の傾
斜した列に沿って互い違いになる。
中空の円錐形状をした突起30は、シート12の相対する
面14及び16により上に約1/16インチ（1.6mm）から、シ
ート12の壁の層の中間平面より上に約1/8インチ（3.1m
m）まで突き出すことができる。シート12の壁の層の中
間平面における各中空の円錐の基部の円又は基部の大き
さは、直径がおよそ1/8インチ（3.1mm）である。同様
に、円錐形状の突起は、シート12の各面におよそ1/4イ
ンチ（6.2mm）離し、そしてシート12の反対側から交互
に突き出している逆向きの突き出し***30の隣り合う列
の先端の中心から約1/8インチ（3.1mm）の間隔をあけた
列にそれらの先端の中心を整列させて配列される。
面14及び16により上に約1/16インチ（1.6mm）から、シ
ート12の壁の層の中間平面より上に約1/8インチ（3.1m
m）まで突き出すことができる。シート12の壁の層の中
間平面における各中空の円錐の基部の円又は基部の大き
さは、直径がおよそ1/8インチ（3.1mm）である。同様
に、円錐形状の突起は、シート12の各面におよそ1/4イ
ンチ（6.2mm）離し、そしてシート12の反対側から交互
に突き出している逆向きの突き出し***30の隣り合う列
の先端の中心から約1/8インチ（3.1mm）の間隔をあけた
列にそれらの先端の中心を整列させて配列される。
それぞれの円錐形状の突起32の底部及び先頭部の孔32
は、金属を、それが破れそして突き出した鋭いエッジを
有するわずかな開口32が得られるまで軽く切り裂き、孔
をあけ、または引き伸ばすことによって成形される。従
って、開口32は、これらの先端から2,3、又は４の露出
したエッジを提供することが可能であり、そしてそれら
は、開口又はスリット32が更に小さくなり、上記の先端
からわずかに離れた円錐の壁に収束して終える対応する
数の収束点又は箇所34に収束する。
は、金属を、それが破れそして突き出した鋭いエッジを
有するわずかな開口32が得られるまで軽く切り裂き、孔
をあけ、または引き伸ばすことによって成形される。従
って、開口32は、これらの先端から2,3、又は４の露出
したエッジを提供することが可能であり、そしてそれら
は、開口又はスリット32が更に小さくなり、上記の先端
からわずかに離れた円錐の壁に収束して終える対応する
数の収束点又は箇所34に収束する。
円錐形状をした突起の整合した列は、実質上互いに平
行であり、且つ、シートの傾斜した流路又は波の傾斜し
た稜線に対して平行に又はわずかな角度をつけて位置す
る。シートの各面の突起30の列はまた、垂直平面及び塔
内の流体又は液体の垂直な下方への流れに対して角度を
なす。
行であり、且つ、シートの傾斜した流路又は波の傾斜し
た稜線に対して平行に又はわずかな角度をつけて位置す
る。シートの各面の突起30の列はまた、垂直平面及び塔
内の流体又は液体の垂直な下方への流れに対して角度を
なす。
集成したシート13は、集成全体を結束するか、又は、
隣り合うシートの逆向きに傾斜した細長い稜線が互いに
接触し且つおよそ90゜の角度で交差するいくつかの箇所
で、隣り合う打ち出しシート12を一緒に溶接もしくは通
常のねじ、ボルト、もしくはリベットを用いて留めるこ
とによって、一緒に結合されよう。
隣り合うシートの逆向きに傾斜した細長い稜線が互いに
接触し且つおよそ90゜の角度で交差するいくつかの箇所
で、隣り合う打ち出しシート12を一緒に溶接もしくは通
常のねじ、ボルト、もしくはリベットを用いて留めるこ
とによって、一緒に結合されよう。
結果として、隣り合う打ち出しシートは、互いに向き
合いそしてシートの背面16を定める稜線Ｒの交差する中
間点でのみ互いに接触し、それによって、向き合った交
差する傾斜した打ち出しされた稜線Ｒの間に向き合った
交差する傾斜した打ち出しされた稜線Ｒの間に向き合っ
た交差する打ち出しされた谷Ｖの水平な列を、そして隣
り合うシートの間に向き合った交差する稜線Ｒ及び谷Ｖ
の交互の垂直な列を提供する。
合いそしてシートの背面16を定める稜線Ｒの交差する中
間点でのみ互いに接触し、それによって、向き合った交
差する傾斜した打ち出しされた稜線Ｒの間に向き合った
交差する傾斜した打ち出しされた稜線Ｒの間に向き合っ
た交差する打ち出しされた谷Ｖの水平な列を、そして隣
り合うシートの間に向き合った交差する稜線Ｒ及び谷Ｖ
の交互の垂直な列を提供する。
典型的には、打ち出しされた溝18の傾斜した列は、30
゜〜60゜傾き、好ましくは45゜傾き、そして約１インチ
（2.54cm）の間隔をあける。細長い溝の長さは、約1.75
インチ（4.44cm）であるが、上方の端部と下方の滴下端
部との間の稜線伝いにもっと長くてもよく、またその深
さは、隣り合う溝18の稜線と谷との間で約0.394インチ
（1cm）である。
゜〜60゜傾き、好ましくは45゜傾き、そして約１インチ
（2.54cm）の間隔をあける。細長い溝の長さは、約1.75
インチ（4.44cm）であるが、上方の端部と下方の滴下端
部との間の稜線伝いにもっと長くてもよく、またその深
さは、隣り合う溝18の稜線と谷との間で約0.394インチ
（1cm）である。
打ち出しされ又は表面模様を付けられたシートには、
プラスチック材料で成形してもよいが、好ましくは、始
めは薄い平らな金属、例えば銅、ステンレス鋼、モネル
メタル、炭素鋼、又はアルミニウムのようなものの厚さ
0.010〜0.050インチ（0.254〜1.27mm）のシートを普通
に打抜くことによって作られる。最初に、初めは平らな
シートの両面に全領域をダイ成形し、延伸し、そして形
成された中空の突起に孔をあけることによって打ち出し
がなされる。その後、傾斜した溝、流路、又は波の列
を、予め打ち出しされたシートにダイ成形する。典型的
な充填要素10は、それぞれの打ち出しシート12の厚さに
応じて10〜40枚のシート又は層12を含んでなり、そして
その高さ及び幅はいずれも、塔の通常の18″×18″（約
450mm×450mm）のマンホールを通して中に入れられるも
のである。
プラスチック材料で成形してもよいが、好ましくは、始
めは薄い平らな金属、例えば銅、ステンレス鋼、モネル
メタル、炭素鋼、又はアルミニウムのようなものの厚さ
0.010〜0.050インチ（0.254〜1.27mm）のシートを普通
に打抜くことによって作られる。最初に、初めは平らな
シートの両面に全領域をダイ成形し、延伸し、そして形
成された中空の突起に孔をあけることによって打ち出し
がなされる。その後、傾斜した溝、流路、又は波の列
を、予め打ち出しされたシートにダイ成形する。典型的
な充填要素10は、それぞれの打ち出しシート12の厚さに
応じて10〜40枚のシート又は層12を含んでなり、そして
その高さ及び幅はいずれも、塔の通常の18″×18″（約
450mm×450mm）のマンホールを通して中に入れられるも
のである。
運転時には、液は充填物10の各シート12の両方の打ち
出しされた面の上に分散され且つ下方に流れ、その一
方、ガス又は交換媒体は上向きに流れ、そして液により
濡らされた打ち出し表面で液との接触及び交換を行な
う。液は、シートの両面の傾斜した打ち出し表面、稜線
を越え、円錐を取巻き且つそれを通り、そして滴下端部
から流れ出、また同じ又は隣りのシートの表面へ方向を
頻繁に変化させる。このように、液の流れは頻繁に方向
転換されてシートの打ち出し表面に一層均一に分散さ
れ、そしてその圧力損失は驚くべきほど申し分のないも
のである。
出しされた面の上に分散され且つ下方に流れ、その一
方、ガス又は交換媒体は上向きに流れ、そして液により
濡らされた打ち出し表面で液との接触及び交換を行な
う。液は、シートの両面の傾斜した打ち出し表面、稜線
を越え、円錐を取巻き且つそれを通り、そして滴下端部
から流れ出、また同じ又は隣りのシートの表面へ方向を
頻繁に変化させる。このように、液の流れは頻繁に方向
転換されてシートの打ち出し表面に一層均一に分散さ
れ、そしてその圧力損失は驚くべきほど申し分のないも
のである。
打ち出しシート、中空突起、及び溝の寸法及び形状、
傾斜した溝及び突起の列の傾斜の角度、並びに、打ち出
しシート、突起、及び溝の、充填要素の隣接するシート
のそれらに関する配置は、種々の用途に合わせるために
変えることができる。
傾斜した溝及び突起の列の傾斜の角度、並びに、打ち出
しシート、突起、及び溝の、充填要素の隣接するシート
のそれらに関する配置は、種々の用途に合わせるために
変えることができる。
例えば、溝、流路、又は波及びそこにおける***の傾
斜した列の傾斜角度は、隣接シートのそれらとは異なる
ものでもよく、隣接シートの傾斜した列と90゜以外の角
度で交差してもよく、また、隣接シートの上方の端部及
び下方の滴下端部は、異なる高さ及び異なる平面に位置
することができる。同様に、細長い傾斜した溝、稜線、
及び谷の長手方向の長さは、シートごとに、又は、同一
シートの別の水平列及び傾斜列で変えてもよい。
斜した列の傾斜角度は、隣接シートのそれらとは異なる
ものでもよく、隣接シートの傾斜した列と90゜以外の角
度で交差してもよく、また、隣接シートの上方の端部及
び下方の滴下端部は、異なる高さ及び異なる平面に位置
することができる。同様に、細長い傾斜した溝、稜線、
及び谷の長手方向の長さは、シートごとに、又は、同一
シートの別の水平列及び傾斜列で変えてもよい。
本発明による物質移動充填物の先に説明した打ち出し
と、向流又は並流様式での運転は、組立てられた充填物
の物質移動性能及び運転特性を、次のように向上させ
る。
と、向流又は並流様式での運転は、組立てられた充填物
の物質移動性能及び運転特性を、次のように向上させ
る。
1. 液の滞留量を増加させる。
2. 液の混合を引き起こす。
3. 液の散開を引き起こす。
4. 界面表面積を増加させる。
5. 毛管作用の利用により液がシートの片側から両側に
濡らすのを可能にする。
濡らすのを可能にする。
6. 液膜表面の波打ちを引き起こす。
7. 滞留液の表面上に高圧力域及び低圧力域を作り出
し、液の混合を増加させる。
し、液の混合を増加させる。
8. 滞留されている液滴の両側を暴露する。
9. 表面張力の効果により液を滞留することができるポ
ケット及びスリットを作り出す。
ケット及びスリットを作り出す。
底部及び尖頭にスロット又は孔のある突起は、正方形
又は三角形ピッチによりシートの両側から突き出すこと
ができ、こうしてシートのそれぞれの側に、山又は円錐
がその間に谷のある列に並ぶような形状を作り出す。シ
ートの片側の突起は、谷に流れ落ちる液をそれがその流
路の突起の周りを流れるにつれて分割させる。液を流動
させるのに関係する主な力は重力であるが、突起の間隔
と寸法によっては毛管作用であることもあろう。突起の
周囲での分割と混合とは、平衡が狭まるのを防止してそ
れにより効率を上昇させる均一な液組織を維持するのに
非常に重要である。
又は三角形ピッチによりシートの両側から突き出すこと
ができ、こうしてシートのそれぞれの側に、山又は円錐
がその間に谷のある列に並ぶような形状を作り出す。シ
ートの片側の突起は、谷に流れ落ちる液をそれがその流
路の突起の周りを流れるにつれて分割させる。液を流動
させるのに関係する主な力は重力であるが、突起の間隔
と寸法によっては毛管作用であることもあろう。突起の
周囲での分割と混合とは、平衡が狭まるのを防止してそ
れにより効率を上昇させる均一な液組織を維持するのに
非常に重要である。
より大きな規模で、シートを横切る標準の垂直な下向
きの流路からの液の斜めの動きのあることが望ましい。
これは、シート全体を横切って大きな規模で液の混合を
引き起こす。シートを横切る液の横方向の動きは、液が
重力により引き起こされる標準の下向きの方向からその
方向に向けられるように突起の模様を垂直に対してある
角度をなして向けることによって引き起こされる。
きの流路からの液の斜めの動きのあることが望ましい。
これは、シート全体を横切って大きな規模で液の混合を
引き起こす。シートを横切る液の横方向の動きは、液が
重力により引き起こされる標準の下向きの方向からその
方向に向けられるように突起の模様を垂直に対してある
角度をなして向けることによって引き起こされる。
突起の内側は、液滴を保持するためにポケット及び液
を導く流路を作る。これらのポケットを形成する突起の
寸法及び間隔は、滞留する液滴の数を支配し、従って滞
留する液の量の制御因子の一つである。滞留する液の量
が多くなればなるほど、ガス相との平衡に達するのに液
にとっての利用可能な時間が長くなり、従って効率が上
昇する。これは、液境膜支配の系又は、液相反応がゆっ
くりであり液−ガス流量がより小さい系において特に重
要である。
を導く流路を作る。これらのポケットを形成する突起の
寸法及び間隔は、滞留する液滴の数を支配し、従って滞
留する液の量の制御因子の一つである。滞留する液の量
が多くなればなるほど、ガス相との平衡に達するのに液
にとっての利用可能な時間が長くなり、従って効率が上
昇する。これは、液境膜支配の系又は、液相反応がゆっ
くりであり液−ガス流量がより小さい系において特に重
要である。
あらゆる突起の底部及び尖頭の開口は、液が毛管作用
によりシートの片側からシートの他の側へ進むのを可能
にする。これは、多数の点で物質移動を増進させる。第
一に、液がシートを横切って横に流れると同時に、液の
一部分またはシートを通り抜け、こうして両表面を濡ら
し、それにより物質移動に利用可能な濡れた表面積を増
加させる。第二に、このシートの表面の濡れの増加は液
膜を薄くし、そしてそれは、分子が気液界面に達するた
めに進まなければならない拡散路の長さを縮め、それに
よって気相との平衡に達するのに必要とする時間を減少
させる（すなわち、効率がよくなる）。既存の組立てら
れた充填物には、シートの両側を片側から効果的に濡ら
すことができないので、重大な欠陥がある。
によりシートの片側からシートの他の側へ進むのを可能
にする。これは、多数の点で物質移動を増進させる。第
一に、液がシートを横切って横に流れると同時に、液の
一部分またはシートを通り抜け、こうして両表面を濡ら
し、それにより物質移動に利用可能な濡れた表面積を増
加させる。第二に、このシートの表面の濡れの増加は液
膜を薄くし、そしてそれは、分子が気液界面に達するた
めに進まなければならない拡散路の長さを縮め、それに
よって気相との平衡に達するのに必要とする時間を減少
させる（すなわち、効率がよくなる）。既存の組立てら
れた充填物には、シートの両側を片側から効果的に濡ら
すことができないので、重大な欠陥がある。
ガスは、シート表面の突起の反対側へ流れる時に、突
起を有するこのシートの上を流れている液の表面に高圧
力域と低圧力域とを作り出す。この効果は、風が水の本
体の表面に波を生じさせるのと同じように、波打ち及び
波動の作用を一層生じさせる。突起により引き起こされ
る波動表面はまた、流れる液の層の厚さが液が一つの液
溜りから次のへ進む際に変化するので、この波打ちの作
用を増加させる。この効果は、湖の表面の波が岸に向っ
て移動する際によく見られ、液の波の層の底では抗力が
増加するため波の頂部がより速く移動を開始する。要す
るに、本発明の有孔中空突起及び充填物の形状は、次に
掲げる事柄を包含する。
起を有するこのシートの上を流れている液の表面に高圧
力域と低圧力域とを作り出す。この効果は、風が水の本
体の表面に波を生じさせるのと同じように、波打ち及び
波動の作用を一層生じさせる。突起により引き起こされ
る波動表面はまた、流れる液の層の厚さが液が一つの液
溜りから次のへ進む際に変化するので、この波打ちの作
用を増加させる。この効果は、湖の表面の波が岸に向っ
て移動する際によく見られ、液の波の層の底では抗力が
増加するため波の頂部がより速く移動を開始する。要す
るに、本発明の有孔中空突起及び充填物の形状は、次に
掲げる事柄を包含する。
（１） 突起のくぼみに保持された液滴によって液の滞
留量が増加すること。
留量が増加すること。
（２） 突起の列により作り出された谷によって液が横
方向に向けられるので、シートを横切る液の混合が増加
すること。
方向に向けられるので、シートを横切る液の混合が増加
すること。
（３） 突起により作り出される指向性の流路により、
また液を突起の開口を通してシートを通過させて他方の
側へ進ませることにより、液の散開が増加すること。
また液を突起の開口を通してシートを通過させて他方の
側へ進ませることにより、液の散開が増加すること。
（４） シートの両側が完全に濡れ、且つ上述のように
液が散開するために、有効濡れ表面積が増加すること。
液が散開するために、有効濡れ表面積が増加すること。
（５） この形状のシートの両面を濡らす能力が、液の
散開と同様にシートの両面における液組織の一層完全な
均一性をも確実にすること。
散開と同様にシートの両面における液組織の一層完全な
均一性をも確実にすること。
（６） この形状によって引き起こされる波打ちの効果
が、液膜の内部における混合を増加させること。
が、液膜の内部における混合を増加させること。
（７） 液膜の表面の上を進むガス流の乱れが、液及び
気相の両方の境界層の混合を引き起こし、かくして移動
を増加させること。
気相の両方の境界層の混合を引き起こし、かくして移動
を増加させること。
（８） 液のシートの片側から他方へ移動する能力が、
突起に保持されている液滴の両側を物質移動のために暴
露すること。
突起に保持されている液滴の両側を物質移動のために暴
露すること。
（９） この発明により作り出されたポケット及びスリ
ットが、液とシートとの間の表面エネルギー特性を完全
に実効あるものにして液の滞留量を増加させる手段を提
供すること。
ットが、液とシートとの間の表面エネルギー特性を完全
に実効あるものにして液の滞留量を増加させる手段を提
供すること。
この発明に従う基礎シート又は箔の予備成形及び打ち
出しは、上に開示した有孔中空突起又は***を有する現
在知られている波状の組立てられた充填物又はグリッド
型充填物のいずれを供給するにも使用することができ
る。
出しは、上に開示した有孔中空突起又は***を有する現
在知られている波状の組立てられた充填物又はグリッド
型充填物のいずれを供給するにも使用することができ
る。
本発明の打ち出し充填物と、現在入手可能である表面
模様又はひだ付き表面を有する現状技術の波形シートタ
イプの充填物との間で、比較を行なった。
模様又はひだ付き表面を有する現状技術の波形シートタ
イプの充填物との間で、比較を行なった。
試験は、10フィート（3.048m）の高さに充填した直径
15インチ（38.1cm）の蒸留塔でもって同じ条件で行なっ
た。イソオクタンとトルエンとの混合物を、100mmHg及
び740mmHgの圧力で充填物に供給した。
15インチ（38.1cm）の蒸留塔でもって同じ条件で行なっ
た。イソオクタンとトルエンとの混合物を、100mmHg及
び740mmHgの圧力で充填物に供給した。
試験の結果は、ガスの空塔速度をＶとし、ガス密度を
ρＧ、液密度をρＬとしたときにCS＝Ｖ（ρG/（ρＬ−
ρＧ））1/2で表される容量ファクターCSが0.1より大き
い高液ガス容量では、本発明の打ち出し充填物は１理論
段につき所望の低圧力損失を維持し、そして表面模様又
はひだ付き表面を有する現状技術の波形シートタイプの
充填物よりも15％大きい平均最大容量を維持したことを
示す。CS＝0.1〜0.12より小さいもっと低い液ガス容量
では、本発明の打ち出し充填物はそのHETPが向上し、効
率が上昇したが、その一方、従来技術の現状の打ち出し
された又はひだ付きの充填物は効率が低下した。本発明
の打ち出し充填物は、従来技術の打ち出しされた又はひ
だ付きの充填物の現状の最小液流量の53％で運転するこ
とができる。本発明の打ち出しされた要素の能力は、運
転範囲（負荷調整範囲）を、従来技術の打ち出しされた
又はひだ付きの充填物の典型的な状態についての3/1
（最大CSに対する最小CS）と比較して9/1に広げる。試
験データから、本発明の下端の液流量にはまだ達してい
ないことが示される。
ρＧ、液密度をρＬとしたときにCS＝Ｖ（ρG/（ρＬ−
ρＧ））1/2で表される容量ファクターCSが0.1より大き
い高液ガス容量では、本発明の打ち出し充填物は１理論
段につき所望の低圧力損失を維持し、そして表面模様又
はひだ付き表面を有する現状技術の波形シートタイプの
充填物よりも15％大きい平均最大容量を維持したことを
示す。CS＝0.1〜0.12より小さいもっと低い液ガス容量
では、本発明の打ち出し充填物はそのHETPが向上し、効
率が上昇したが、その一方、従来技術の現状の打ち出し
された又はひだ付きの充填物は効率が低下した。本発明
の打ち出し充填物は、従来技術の打ち出しされた又はひ
だ付きの充填物の現状の最小液流量の53％で運転するこ
とができる。本発明の打ち出しされた要素の能力は、運
転範囲（負荷調整範囲）を、従来技術の打ち出しされた
又はひだ付きの充填物の典型的な状態についての3/1
（最大CSに対する最小CS）と比較して9/1に広げる。試
験データから、本発明の下端の液流量にはまだ達してい
ないことが示される。
本発明の打ち出し充填物を、同時係属米国特許出願第
775919号明細書に開示され、それに従って作製された同
様の平滑で打ち出しされていない充填要素とも比較し
た。CS＝0.13より小さい低い（２ガロン/min・ft2（81
/min・m2）未満）液ガス流量容量では、打ち出し充填
要素は一層効率的であり、且つHETPがより小さかった。
それより大きい液ガス流量容量では、打ち出し充填要素
の性能は、同様の平滑な非打ち出し充填要素よりも一定
（効率が変化しない）であり且つ効果的であった。この
ように、試験は、従来技術の非打ち出し充填要素及び本
発明の打ち出し充填要素が特に最低の液又はガス流量容
量で効率を増したことを示す。本発明の打ち出し充填要
素は、同時係属米国特許出願第775919号明細書の非打ち
出し要素よりも40％広い運転範囲（負荷調整範囲）を有
する。打ち出し要素は、非打ち出し充填物の最小液流量
の52％で効果的に運転することができる。
775919号明細書に開示され、それに従って作製された同
様の平滑で打ち出しされていない充填要素とも比較し
た。CS＝0.13より小さい低い（２ガロン/min・ft2（81
/min・m2）未満）液ガス流量容量では、打ち出し充填
要素は一層効率的であり、且つHETPがより小さかった。
それより大きい液ガス流量容量では、打ち出し充填要素
の性能は、同様の平滑な非打ち出し充填要素よりも一定
（効率が変化しない）であり且つ効果的であった。この
ように、試験は、従来技術の非打ち出し充填要素及び本
発明の打ち出し充填要素が特に最低の液又はガス流量容
量で効率を増したことを示す。本発明の打ち出し充填要
素は、同時係属米国特許出願第775919号明細書の非打ち
出し要素よりも40％広い運転範囲（負荷調整範囲）を有
する。打ち出し要素は、非打ち出し充填物の最小液流量
の52％で効果的に運転することができる。
充填要素の多くの改変が可能ではあるが、ここに開示
した態様は単にその実例に過ぎないということ、そし
て、本発明は特許請求の範囲内にあるそれの全ての改
変、態様、及び同等物を包含するということを理解すべ
きである。
した態様は単にその実例に過ぎないということ、そし
て、本発明は特許請求の範囲内にあるそれの全ての改
変、態様、及び同等物を包含するということを理解すべ
きである。
第１図は、本発明の充填要素の多数の集成打ち出しシー
トの一部分の上面図である。 第２図は、第１図に示した充填要素の隣接する打ち出し
シートの一部分の部分正面側面図である。 第３図は、傾斜した溝の打ち出し傾斜側壁部分の一部分
を通る第２図及び第４図の３−３線の垂直断面図であ
る。 第４図は、第３図の４−４線に沿った打ち出しした側壁
の一部分の上面図である。 第５図は、溝の隣り合う傾斜した列のそれぞれにおける
低い方の溝の上方の入口及び稜線を示す、溝の隣り合う
傾斜した列における一つの溝の打ち出しした傾斜側壁の
うちの一つの一部分を通る第２図の５−５線の断面図で
ある。 図中、10は充填要素、12はシート、18は溝、20は上方の
端部、22は下方の端部、30は***、32はスリット。
トの一部分の上面図である。 第２図は、第１図に示した充填要素の隣接する打ち出し
シートの一部分の部分正面側面図である。 第３図は、傾斜した溝の打ち出し傾斜側壁部分の一部分
を通る第２図及び第４図の３−３線の垂直断面図であ
る。 第４図は、第３図の４−４線に沿った打ち出しした側壁
の一部分の上面図である。 第５図は、溝の隣り合う傾斜した列のそれぞれにおける
低い方の溝の上方の入口及び稜線を示す、溝の隣り合う
傾斜した列における一つの溝の打ち出しした傾斜側壁の
うちの一つの一部分を通る第２図の５−５線の断面図で
ある。 図中、10は充填要素、12はシート、18は溝、20は上方の
端部、22は下方の端部、30は***、32はスリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−151331（ＪＰ，Ａ) 特公 昭50−5151（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭59−9681（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭58−54161（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭56−31314（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B01J 19/32 F28F 25/08
Claims (21)
- 【請求項１】交換塔のための打ち出しされた充填要素で
あって、互いに隣接して位置する予め定められた寸法及
び厚さの複数の予備成形打ち出しシートを含んでなり、 各予備成形打ち出しシートが、該予備成形シートのそれ
ぞれの面に細長い稜線及び谷を包含する複数の細長い傾
斜した溝を有し、そして、該充填要素の隣接するシート
の細長い傾斜した溝、稜線、及び谷とある角度をなして
反対方向に且つそれらと交差して配置され、 各傾斜した溝が、該予備成形シートの片側に細長い谷
を、そして反対側に細長い稜線を有し、且つ、隣接する
細長い傾斜した溝の谷の底から上向きに上記の細長い稜
線まで達する収束傾斜側壁及び表面と、傾斜した溝の上
記の収束傾斜側壁及び表面のそれぞれの側からそれを越
えて予め決めらた距離に突き出している孔のあいた尖頭
付きの複数の中空***とを有し、 そして各孔のあいた尖頭が、この尖頭を通して広がり、
且つこの尖頭の周囲の壁の一部分のエッジに取囲まれ
た、比較的小さな開孔を有する、上記の打ち出し充填要
素。 - 【請求項２】前記複数の細長い傾斜した溝が、この溝の
細長い谷と細長い稜線とが各予備成形打ち出しシートの
相対する前面及び背面に交互にそれぞれの列をなした、
細長い傾斜した溝の複数の傾斜した列をなして位置し、
そして各溝が、各溝への入口の周囲に上方の端部を、そ
して各溝の出口端の周囲に、該予備成形打ち出しシート
の反対側で隣り合う下方の傾斜した溝の上方端部及び入
口に隣接し且つ溝の同一の傾斜した列に配置された下方
の滴下端部を有する、請求項１記載の打ち出し充填要
素。 - 【請求項３】前記上方端部及び下方滴下端部がそれぞれ
低い点を有し、そしてそれらがそこから上向きに、傾斜
した稜線の反対側の高い点まで達している、請求項２記
載の打ち出し充填要素。 - 【請求項４】前記上方端部及び下方滴下端部が湾曲して
いる、請求項３記載の打ち出し充填要素。 - 【請求項５】前記傾斜した溝がシートのそれぞれの側か
ら反対側に互い違いになった谷及び稜線を有する複数の
隣り合う水平な列をなして配列され、そして各水平の列
の傾斜した溝の下方の滴下端部が実質上一列に並び、且
つ単一の実質上の水平な平面にある、請求項２記載の打
ち出し充填要素。 - 【請求項６】前記傾斜した溝がシートのそれぞれの側へ
垂直の列をなして配列され、そして各垂直の列の傾斜し
た溝のそれぞれの下方滴下端が実質上一列に並び、且つ
単一の実質上垂直な平面にある、請求項２記載の打ち出
し充填要素。 - 【請求項７】前記細長い傾斜した溝の傾斜した列が、一
般に互いに平行であり、且つ、水平面から30゜〜60゜の
角度で傾斜している、請求項２記載の打ち出し充填要
素。 - 【請求項８】傾斜した列のそれぞれにおける前記溝の傾
斜した稜線が実質上同一の傾斜平面にある、請求項２記
載の打ち出し充填要素。 - 【請求項９】シートの両方の相対する側の前記溝が、実
質的に同一の寸法及び形状であり、シートの中間平面か
ら外側へ実質上下同じ高さに突き出している、請求項２
記載の打ち出し充填要素。 - 【請求項１０】前記シートを一緒に保持するための固定
手段を更に含んでなる、請求項２記載の打ち出し充填要
素。 - 【請求項１１】同一の傾斜した列における一つの溝の前
記下方滴下端部及び他の隣接する溝の前記上方端部が、
シートの相対する側へ稜線から内側に延び、シートの相
対する側そしてシートの中間平面近くに位置する高い点
へ向かって収束し且つ互いに接合する、請求項２記載の
打ち出し充填要素。 - 【請求項１２】該充填要素の各シートへの各傾斜した列
における傾斜した溝のそれぞれの前記下方滴下端部の低
い点が、実質的に傾斜平面、水平面、及び垂直平面の交
点に位置する、請求項３記載の打ち出し充填要素。 - 【請求項１３】該充填要素の各予備成形打ち出しシート
が、銅、アルミニウム、ステンレス鋼、炭素鋼、モネル
メタル、及びそれらの合金類からなる群より選択したシ
ート金属から形成される、請求項１記載の打ち出し充填
要素。 - 【請求項１４】前記中空***の有孔尖頭が外側へ突き出
したエッジにより取囲まれた比較的小さな多角形のスリ
ットを有する、請求項１記載の打ち出し充填要素。 - 【請求項１５】前記中空***が、一般に円錐形であり、
そしてそれぞれが、シートの片側のより大きい内側の開
放基礎端からシートの反対側のより小さい外側の有孔尖
頭まで突き出している、請求項１記載の打ち出し充填要
素。 - 【請求項１６】前記中空***が、前記溝の傾斜した稜線
に対して一般に平行に延びる複数の列に、該充填要素、
該交換塔の垂直平面及びその中を通る液の垂直の流れに
対してある角度をなして配列される、請求項１記載の打
ち出し充填要素。 - 【請求項１７】前記中空***が、同一平面にあり且つ前
記稜線に対してある角度をなして傾斜した列に配列さ
れ、各列において該***の外側の有孔尖頭及び反対側の
内側の開放基礎端が互い違いになっている、請求項１記
載の打ち出し充填要素。 - 【請求項１８】前記中空***の有孔尖頭が外側に突き出
したエッジにより取囲まれた比較的小さな多角形のスリ
ットを有する、請求項２記載の打ち出し充填要素。 - 【請求項１９】前記中空***が、一般に円錐形であり、
そしてそれぞれが、シートの片側のより大きい内側の開
放基礎端部からシートの反対側のより小さい外側の有孔
尖頭まで突き出している、請求項２記載の打ち出し充填
要素。 - 【請求項２０】前記中空***が、前記溝の傾斜した稜線
に対して一般に平行に延びる複数の列に、該充填要素、
該交換塔の垂直平面及びその中を通る液の垂直の流れに
対してある角度をなして配列される、請求項２記載の打
ち出し充填要素。 - 【請求項２１】前記中空***が、同一平面にあり且つ前
記稜線に対してある角度をなして傾斜した列に配列さ
れ、各列において該***の外側の有孔尖頭及び反対側の
内側の開放基礎端が互い違いになっている、請求項２記
載の打ち出し充填要素。
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