JP2805669B2 - プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁の接合装置 - Google Patents
プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁の接合装置Info
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- JP2805669B2 JP2805669B2 JP11143492A JP11143492A JP2805669B2 JP 2805669 B2 JP2805669 B2 JP 2805669B2 JP 11143492 A JP11143492 A JP 11143492A JP 11143492 A JP11143492 A JP 11143492A JP 2805669 B2 JP2805669 B2 JP 2805669B2
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- reinforced concrete
- precast reinforced
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- panel zone
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプレキャスト鉄筋コンク
リート柱梁の接合装置に係るものである。
リート柱梁の接合装置に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のプレキャスト鉄筋コンクリート柱
梁接合部の配筋は、梁上端主筋を通し配筋とし、梁下端
主筋をパネルゾーン内で曲げ上げていた。
梁接合部の配筋は、梁上端主筋を通し配筋とし、梁下端
主筋をパネルゾーン内で曲げ上げていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら高応力下
のパネルゾーン内で梁下端主筋を曲げ上げて配筋すると
定着力が不足し、梁筋がパネルゾーンより抜け出し、履
歴曲線はスリツプ型となる。またパネルゾーンの入力せ
ん断応力度レベルが高いと梁の曲げ降伏を先行させるこ
とが難かしい。
のパネルゾーン内で梁下端主筋を曲げ上げて配筋すると
定着力が不足し、梁筋がパネルゾーンより抜け出し、履
歴曲線はスリツプ型となる。またパネルゾーンの入力せ
ん断応力度レベルが高いと梁の曲げ降伏を先行させるこ
とが難かしい。
【０００４】また梁の下端主筋の２段配筋が困難な場合
がある。更に梁の下端主筋を送り込んで曲げ上げ定着す
る場合は、鉄筋の被り規定、意匠上の制約を受け、梁幅
を増すことがある。本発明は前記従来技術の有する問題
点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は、施
工性に優れ、構造上、合理的なプレキャスト鉄筋コンク
リート柱梁の接合装置を提供する点にある。
がある。更に梁の下端主筋を送り込んで曲げ上げ定着す
る場合は、鉄筋の被り規定、意匠上の制約を受け、梁幅
を増すことがある。本発明は前記従来技術の有する問題
点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は、施
工性に優れ、構造上、合理的なプレキャスト鉄筋コンク
リート柱梁の接合装置を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るプレキャスト鉄筋コンクリート柱梁の
接合装置は、梁下までコンクリートが打設され、柱主筋
が突設されたプレキャスト鉄筋コンクリート柱の柱頭部
に、夫々梁下端主筋の端部に鋼板が溶着された相対する
プレキャスト鉄筋コンクリート梁を架渡し、同各梁の前
記端部鋼板と、パネルゾーン内に配設されたダイヤフラ
ム型鋼板とを溶接し、パネルゾーン内の柱鉄筋にフープ
筋を配設するとともに、パネルゾーン内にスラブととも
にコンクリートを打設して構成されている。
め、本発明に係るプレキャスト鉄筋コンクリート柱梁の
接合装置は、梁下までコンクリートが打設され、柱主筋
が突設されたプレキャスト鉄筋コンクリート柱の柱頭部
に、夫々梁下端主筋の端部に鋼板が溶着された相対する
プレキャスト鉄筋コンクリート梁を架渡し、同各梁の前
記端部鋼板と、パネルゾーン内に配設されたダイヤフラ
ム型鋼板とを溶接し、パネルゾーン内の柱鉄筋にフープ
筋を配設するとともに、パネルゾーン内にスラブととも
にコンクリートを打設して構成されている。
【０００６】
【作用】本発明によれば前記したように、パネルゾーン
内にセツトしたダイヤフラム型の鋼板と、プレキャスト
鉄筋コンクリート梁の下端主筋の端部に取付けた鋼板同
志を溶接することによって、プレキャスト鉄筋コンクリ
ート製の梁と柱とを接合したので、前記一方の梁の下端
梁主筋の引張力、圧縮力は前記パネルゾーン内にセツト
されたダイヤフラム型の鋼板を介して他方の梁の下端主
筋に伝達される。
内にセツトしたダイヤフラム型の鋼板と、プレキャスト
鉄筋コンクリート梁の下端主筋の端部に取付けた鋼板同
志を溶接することによって、プレキャスト鉄筋コンクリ
ート製の梁と柱とを接合したので、前記一方の梁の下端
梁主筋の引張力、圧縮力は前記パネルゾーン内にセツト
されたダイヤフラム型の鋼板を介して他方の梁の下端主
筋に伝達される。
【０００７】また前記従来技術においては、下端梁主筋
の端部がパネルゾーン内で曲げ上げられているので、配
筋が輻湊するが本発明によれば配筋が簡素化され、コン
クリート打設の施工性が向上される。また本発明によれ
ばプレキャスト鉄筋コンクリート柱の外周が鋼板で覆わ
れることとなり、パネルゾーン及び柱部材の力学性状が
向上する。
の端部がパネルゾーン内で曲げ上げられているので、配
筋が輻湊するが本発明によれば配筋が簡素化され、コン
クリート打設の施工性が向上される。また本発明によれ
ばプレキャスト鉄筋コンクリート柱の外周が鋼板で覆わ
れることとなり、パネルゾーン及び柱部材の力学性状が
向上する。
【０００８】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。１は梁下までコンクリートが打設されたプレキャス
ト鉄筋コンクリート柱で、柱頭より柱主筋２が突設され
ている。３はプレキャスト鉄筋コンクリート梁で工場等
において予め梁下端主筋４の端部に鋼板５が溶接接合さ
れている。
る。１は梁下までコンクリートが打設されたプレキャス
ト鉄筋コンクリート柱で、柱頭より柱主筋２が突設され
ている。３はプレキャスト鉄筋コンクリート梁で工場等
において予め梁下端主筋４の端部に鋼板５が溶接接合さ
れている。
【０００９】而して肋筋６が配筋された前記プレキャス
ト鉄筋コンクリート梁３を前記柱１に固定されたＬ型の
受け金具７または受けコンクリート上にセツトしたの
ち、前記柱主筋２の外周を覆う程度の大きさの菱形状の
ダイヤフラム型鋼板８をパネルゾーンの上方より梁下ま
で差し込み、裏当て金９をダイヤフラム型鋼板８に仮付
けし、前記梁３端部の鋼板５とダイヤフラム型鋼板８と
を溶接接合する。
ト鉄筋コンクリート梁３を前記柱１に固定されたＬ型の
受け金具７または受けコンクリート上にセツトしたの
ち、前記柱主筋２の外周を覆う程度の大きさの菱形状の
ダイヤフラム型鋼板８をパネルゾーンの上方より梁下ま
で差し込み、裏当て金９をダイヤフラム型鋼板８に仮付
けし、前記梁３端部の鋼板５とダイヤフラム型鋼板８と
を溶接接合する。
【００１０】前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱１に
対して、ＸＹ方向のプレキャスト鉄筋コンクリート梁３
を前記の方法によって接合したのち、パネルゾーン内フ
ープ筋１０を配筋し、スラブとともにパネルゾーン内に
コンクリートを打設し、前記柱、梁を一体化する。なお
図中１１は梁上端主筋である。
対して、ＸＹ方向のプレキャスト鉄筋コンクリート梁３
を前記の方法によって接合したのち、パネルゾーン内フ
ープ筋１０を配筋し、スラブとともにパネルゾーン内に
コンクリートを打設し、前記柱、梁を一体化する。なお
図中１１は梁上端主筋である。
【００１１】
【発明の効果】本発明は前記したように構成されている
ので、梁筋のパネルゾーン内からの抜出しがなく、安定
した履歴性状を確保することができ、高応力下のパネル
ゾーンにおいても梁曲げ降伏型の設計を容易にすること
ができる。また梁下端主筋のパネルゾーン内に対する曲
げ上げがないので２段配筋が可能になり、パネルゾーン
内の配筋が簡素になる。
ので、梁筋のパネルゾーン内からの抜出しがなく、安定
した履歴性状を確保することができ、高応力下のパネル
ゾーンにおいても梁曲げ降伏型の設計を容易にすること
ができる。また梁下端主筋のパネルゾーン内に対する曲
げ上げがないので２段配筋が可能になり、パネルゾーン
内の配筋が簡素になる。
【００１２】更にまた柱主筋の外周をダイヤフラム型の
鋼板で覆うことによって、パネルゾーン及び柱部材の力
学性状が向上する。
鋼板で覆うことによって、パネルゾーン及び柱部材の力
学性状が向上する。
【図１】本発明に係るプレキャスト鉄筋コンクリート柱
梁の接合装置の一実施例を示す縦断面図である。
梁の接合装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】図１の平面図である。
１ プレキャスト鉄筋コンクリート柱 ２ 柱主筋 ３ プレキャスト鉄筋コンクリート梁 ４ 梁下端主筋 ５ 鋼板 ６ 肋筋 ７ 受け金具 ８ ダイヤフラム型鋼板 ９ 裏当て金 １０ パネルゾーン内フープ筋 １１ 梁上端主筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 洋志 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (56)参考文献 特開 昭60−233248（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 1/20 E04B 1/21
Claims (1)
- 【請求項１】 梁下までコンクリートが打設され、柱主
筋が突設されたプレキャスト鉄筋コンクリート柱の柱頭
部に、夫々梁下端主筋の端部に鋼板が溶着された相対す
るプレキャスト鉄筋コンクリート梁を架渡し、同各梁の
前記端部鋼板と、パネルゾーン内に配設されたダイヤフ
ラム型鋼板とを溶接し、パネルゾーン内の柱鉄筋にフー
プ筋を配設するとともに、パネルゾーン内にスラブとと
もにコンクリートを打設してなることを特徴とするプレ
キャスト鉄筋コンクリート柱梁の接合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143492A JP2805669B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁の接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143492A JP2805669B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁の接合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05306543A JPH05306543A (ja) | 1993-11-19 |
| JP2805669B2 true JP2805669B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=14561099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11143492A Expired - Fee Related JP2805669B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁の接合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2805669B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100402660B1 (ko) * | 2000-04-12 | 2003-10-22 | 삼성물산 주식회사 | 복수층용 프리캐스트 콘크리트 기둥 |
| KR100402659B1 (ko) * | 2000-04-12 | 2003-10-22 | 삼성물산 주식회사 | 격자형 프리캐스트 콘크리트 보 |
| CN109024244A (zh) * | 2018-08-31 | 2018-12-18 | 中交路桥华南工程有限公司 | 金属板与主筋的焊接结构与焊接方法 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP11143492A patent/JP2805669B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05306543A (ja) | 1993-11-19 |
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