JP2802803B2 - ジブ付きクレーン - Google Patents

ジブ付きクレーン

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JP2802803B2
JP2802803B2 JP4994090A JP4994090A JP2802803B2 JP 2802803 B2 JP2802803 B2 JP 2802803B2 JP 4994090 A JP4994090 A JP 4994090A JP 4994090 A JP4994090 A JP 4994090A JP 2802803 B2 JP2802803 B2 JP 2802803B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、ブームの先端部にジブの基端部を枢着
し、該ジブをブーム先端部又は/及びジブ基端部に設け
た支柱を介してウインチにより起伏せしめ得るようにし
たジブ付きクレーンに関するものである。
(従来技術) 第6図及び第7図には、従来のこの種のジブ付きクレ
ーンが示されているが、この従来のジブ付きクレーンに
おいては、ブーム先端部102bに装着されたジブ103は、
該ジブ103の背面側及びブーム102の背面側に連続して設
けられたジブ支持装置104によって支持されているとと
もに、該ジブ支持装置104のウインチ144を巻上げ・巻下
げ操作することにより、ジブ103をブーム先端部102bに
おいて鉛直面内で起伏せしめ得るように構成されてい
る。又、この種のジブ付きクレーンにおいては、ジブ10
3の長さを長くするほど作業半径及び揚程を大きくする
ことができるが、該ジブ103の長さを長くすると、ジブ
を支持するためのテンション部材(ワイヤーロープ)14
6とジブ103の軸線となす角度θを大きくとる必要がある
ことから、ジブ支持装置104は、ブーム先端部102bに適
宜長さの支柱140の基端部を枢着して、ジブ先端部103b
と支柱先端部140bとをテンション部材146で連結すると
ともに、台車の旋回台111上に設置したウインチ144から
のロープ145先端を該支柱先端部140bに連結して構成さ
れている。そして、このジブ付きクレーンでは、ジブ起
伏用のウインチ144を巻上げることによりジブ103を支柱
140を介して上方に立起すことができ、又、ウインチ144
を巻下げることにより該ジブ103をその自重で下方に倒
伏させることができるようになっている。尚、支柱140
は、前後に相互に適宜角度(例えば約60゜)だけ離間さ
せた後側支柱141と前側支柱142の各先端部を連結ロッド
143で連結して略三角形状に構成されている。
ところで、上記のように支柱140を介してジブ103を起
伏させるようにしたジブ付きクレーンにおいては、支柱
140及びロープ145などはかなりの大重量を有しており、
第6図に示すようにブーム102の最大立起し姿勢におい
て、フック161が空荷状態でジブ103を上方に大きく起仰
させていくと、ジブ103とジブ支持装置104(ウインチ14
4を除く)の合計重量の重心(回転モーメント)がブー
ム102の前面側から背面側へと移動していく。そして、
ジブ103に対して後方転倒規制用の安全装置がない場合
には、該重心がジブ103の基端部枢支位置Pよりブーム
背面側に移動したとき(例えば第6図においてジブを鎖
線103′で示す位置まで起仰させたとき)に、該ジブ及
びジブ支持装置の合成回転モーメントがジブ枢支部129
を中心にして左回転方向に働き、該ジブ103及び支柱140
がそれらの回転モーメントによりブーム背面側に転倒す
るようになる。
この従来例のジブ付きクレーンでは、上記のようにジ
ブ103とジブ支持装置104との合成回転モーメントがジブ
起仰側に働くまでジブ103を立起した場合に、支柱140や
ジブ103などが大きく後側に転倒するのを防止するため
のストッパー装置108が設けられている。このストッパ
ー装置108は、ジブ基端寄り上面に設けた衝合部材181と
ブーム先端部3bの前面に設けた受部材182とを有してお
り、ジブ103がその許容起仰限界角度を越えて立起され
た場合に、ジブ側の衝合部材181がブーム側の受部材182
に衝合して、ジブ103がそれ以上、後側に転倒しないよ
うに作用する。
又、従来のジブ付きクレーンの中には、ブーム102の
最大立起し姿勢で且つフック空荷状態で、ジブ103及び
ジブ支持装置104がブーム102の背面側に転倒する回転モ
ーメントに達する直前(例えばジブ103が第6図の実線
図示(符号103)位置にあるとき)において、ジブ103が
それ以上、立起されるのを禁止する安全装置を設けたも
のがある。即ち、この安全装置は、ジブ103がその枢軸1
29を中心としてブーム102に対して所定起仰角度だけ立
起されたときに(例えば第6図においてジブが実線図示
(符号103)する如く、ジブの許容起仰限界角度直前ま
で立起されたときに)、そのジブ起仰角度を検出する角
度検出器からの信号に基ずいてジブ起伏用ウインチ144
に対して巻上げ方向の駆動を禁止するように作用し、該
ジブ103がブーム102に対してそれ以上、大きく起仰され
るのを禁止するようにしている。
又、この種のジブ付きクレーンでは、ジブ起仰角度規
制のための上記安全装置を取除けば、ジブ103をブーム1
02に対して許容起仰限界角度を越えて後側に起仰させる
ことができ、その分だけフック161に吊り下げた荷物を
ブーム基端側に近づけることが可能となる。
さらに、この種のジブ付きクレーンにおいては、ジブ
支持装置104を組付けあるいは解体する際に、大重量を
有する支柱140をブーム上面に沿わせた格納位置から組
付け可能位置まで立起したりあるいは立起し状態から格
納位置まで倒伏させたりする必要があるが、従来では、
その支柱140を別のクレーンで支持しながら立起しある
いは倒伏操作していた。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記したようにジブ起仰角度規制のための
安全装置を設けた場合には、ジブ103のブーム102に対す
る起仰角度を予め安全装置で設定された範囲までしか立
起すことができず、ジブ103を最大起仰角度まで立起し
た場合でもジブが後側に転倒するというトラブルは解消
できるものの、クレーンの作業範囲(特にブーム基端部
側に近づく方向の作業範囲)が必要以上に制限されると
いう問題があった。即ち、例えばジブ先端部にウエイト
を取付けるなどして、ジブ支持装置104に生じる張力を
増大させたときには、ジブ103の許容起仰限界角度を大
きくすることができるが、そのようにジブの許容起仰限
界角度を大きくした場合でも、上記安全装置を設けたも
のではクレーンの作業範囲は大きくならない。
又、従来のジブ付きクレーンにおいては、上記安全装
置を取除くと、ジブ103をフック空荷状態における許容
起仰限界角度を越えて立起すことが可能となるものの、
該ジブをブーム102に対して許容起仰限界角度を越えて
立起した場合(例えばウインチ144を巻上げ過ぎた場
合)には、該ジブ103及びジブ支持装置104が後側に転倒
してしまい、ジブがブームなどに衝突する危険がある。
又、このようにジブ103が許容起仰限界角度を越えて後
側に転倒してしまうと、ジブ起仰用のウインチ144を巻
下げ操作しただけでは該ジブ103を前方に倒伏させるこ
とができなくなり、従って、この場合には、ブーム102
を前方に倒伏させて、ジブ及びジブ支持装置の合成回転
モーメントがジブ倒伏方向(右回転方向)に発生するよ
うにした状態でジブ起仰用のウインチ144を巻下げ操作
しなければならず、それらの操作が面倒となるという問
題があった。
さらに、従来のこの種のジブ付きクレーンでは、ジブ
支持装置104を組付けあるいは解体作業時に、大重量の
支柱140を支持するために別のクレーンが必要となり、
ジブ支持装置104の組付けあるいは解体作業を行うのに
別のクレーンを作業現場に配送させなければならないと
いう問題もあった。
本願発明は、上記した従来のジブ付きクレーンの問題
点に鑑み、クレーンの作業範囲(特にブーム基端部に近
づける方向の作業範囲)を拡大できるようにするととも
に、そのようにクレーンの作業範囲を拡大できるように
したものであっても、ジブがブームに対して許容起仰限
界角度を越えて立起されるのを防止でき、さらにジブ支
持装置の組付けあるいは解体作業を容易に行うことがで
きるようにし、しかもクレーンの作業範囲の拡大機能及
びジブがブームに対して許容起仰限界角度を越えて立起
されるのを防止する機能を自動で行わせることができる
ようにしたジブ付きクレーンを提案することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本願請求項1の発明は、ブームの先端部において起伏
自在に装着されたジブを、基端部がブーム先端部又はジ
ブ基端部に枢着されていてジブ又はブームの背面側にお
いてジブ起伏面内で揺動自在なる如く装着された支柱
と、該支柱の先端部とジブの適所を連結しているテンシ
ョン部材と、ブーム基端部側に設けたウインチと、該ウ
インチから延出され前記支柱の先端部に直接又は間接に
連結されたロープとを有してなるジブ支持装置で支持
し、前記ウインチの巻上げ・巻下げにより前記ジブをブ
ームに対して起伏せしめ得るように構成したジブ付きク
レーンにおいて、前記ブーム先端部に、前記支柱の任意
の揺動位置で該支柱をジブ倒伏方向側に付勢し得る支柱
付勢装置を設置したことを特徴としている。
又、本願請求項2の発明は、上記請求項1のジブ付き
クレーンにおいて、ジブ支持装置のロープの張力を検出
する張力検出器を備えるとともに、支柱付勢装置は張力
検出器からの信号で作動させるようにしたことを特徴と
している。
(作 用) 本願請求項1の発明のジブ付きクレーンでは、ブーム
先端部にジブ支持装置の支柱をジブ倒伏方向に付勢する
支柱付勢装置が設けられており、吊荷フックに荷をかけ
た状態でジブが空荷状態における許容起仰限界角度を越
えて立起されているときに、該支柱付勢装置で支柱をジ
ブ倒伏方向に付勢させれば、吊荷フックから荷を外した
とき(このときジブ自体がジブ倒伏方向に回転しようと
する回転モーメントよりジブ支持装置自体によるジブ起
仰方向への回転モーメントの方が大きくなり、ジブとジ
ブ支持装置との合成回転モーメントがジブ起仰方向に発
生している)でもジブとジブ支持装置との合成回転モー
メントをジブ倒伏側に発生させることができるようにな
る。従って、ジブが空荷状態における許容起仰限界角度
を越えて立起された状態であっても支障なくクレーン作
業を行うことが可能となる。又、ジブが空荷状態におけ
る許容起仰限界角度を越えて立起されている状態にあっ
ても、ジブ支持装置で支柱をジブ倒伏側に付勢しながら
ジブ起伏用ウインチを巻下げることにより、ジブを倒伏
させることができる。又、ジブ支持装置を組立てあるい
は解体する際には、大重量を有する支柱を立起したりあ
るいは支柱を支持しながらゆっくりと倒伏させるなどの
作業が必要となるが、これらの支柱支持作業は、支柱付
勢装置を操作することによって行わせることができる。
又、本願請求項2の発明のジブ付きクレーンでは、請
求項1におけるジブ支持装置のロープ張力を張力検出器
で検出し、該張力検出器からの信号で支柱付勢装置を作
動させるようにしているので、支柱付勢装置を自動的に
作動させることができる。即ち、例えばジブ支持装置側
の張力が一定値まで減少したときには、それを張力検出
器で検出するとともに、該張力検出器からの信号に基ず
いてジブ支持装置を支柱付勢側に操作するように支柱付
勢装置を作動させるようにし、他方、張力検出器が所定
高張力値を検出した場合には、該張力検出器からの信号
に基ずいて支柱付勢装置を付勢解除側に作動させるよう
にするとよい。
(発明の効果) 本願請求項1の発明の効果 本願請求項1の発明のジブ付きクレーンによれば、次
のような効果がある。
支柱付勢装置を操作することにより、ジブが空荷状態
におけるジブ許容起仰限界角度を越えた位置まで立起さ
れた状態であっても、支障なくクレーン作業を行うこと
が可能となり、クレーン作業範囲(ブーム近接側のクレ
ーン作業範囲)を拡大させることができる。
又、ジブが空荷状態におけるジブ許容起仰限界角度を
越えて立起されている状態でクレーン作業を行っている
ときに、吊荷フックから荷を外す前に支柱付勢装置によ
り支柱をジブ倒伏側に付勢させておけば、該吊荷フック
から荷を外してもジブ又はジブ支持装置が後側に転倒す
ることがなくなって安全性が保障されるとともに、その
状態からジブを倒伏させるのに、支柱付勢装置で支柱を
付勢しながらジブ起伏用ウインチを巻下げ操作すること
により行えるので、そのジブ倒伏操作が簡単となる(ブ
ームを倒伏方向に操作する必要がなくなる)。
さらに、ジブ支持装置の組付けあるいは解体時に、大
重量を有する支柱を支柱付勢装置で支持することができ
るので、例えば支柱支持用のクレーンなどが不要とな
る。
本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明のジブ付きクレーンでは、請求項
1の効果に加えて、張力検出器によりジブ支持装置側の
張力を検出して、その検出信号に基ずいて支柱付勢装置
を作動させるようにしているので、該支柱付勢装置を自
動的に作動させることができ、支柱付勢装置の操作忘れ
や誤操作による危険を未然に防止できるという効果があ
る。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本願発明の好適な実施例を
説明する。と、第1図ないし第5図には本願実施例のジ
ブ付きクレーンが示されている。
このジブ付きクレーンは、台車1と、該台車1上に水
平旋回自在なる如くして搭載された旋回台11と、該旋回
台11上において鉛直面内で起伏自在なる如く取付けられ
たブーム2と、ブーム2の先端部2bにおいて、起伏自在
なる如く装着されたジブ3と、該ジブ3をブーム先端部
2bにおいて任意の起伏角度で支持するジブ支持装置4と
を基本構成としている。
台車1にはアウトリガ装置12が設けられていて、クレ
ーン作業時にはアウトリガ装置12で台車1を支持固定す
る。
ブーム2は、この実施例では多段伸縮式(5段伸縮
式)のものが採用されている。又、先端ブームの先端に
は、所定長さ(例えば4〜5m程度)をもつサパート22が
取付けられており、この実施例では該サポート22の先端
部がブーム先端部2bとなる。
このブーム2は、起伏用シリンダ(油圧シリンダ)21
によって略水平姿勢と略鉛直姿勢との範囲内で起伏操作
される。この起伏用シリンダ21は、第5図に示すよう
に、操作レバー64によりバルブ63を切換操作することに
よって伸長又は縮小操作せしめ得るようになっている。
即ち、第5図の状態で該操作レバー64を引き操作する
と、バルブ63が矢印A方向に作動されて油圧ポンプ7か
らの油圧が油圧管路66を通って起伏用シリンダ21の伸長
操作側ポート21aに供給され、逆に操作レバー64を中立
状態から押し操作すると、該バルブ63が矢印B方向に作
動されて油圧ポンプ7からの油圧が油圧管路67を通って
起伏用シリンダ21の縮小操作側ポート21bに供給される
ようになる。尚、起伏用シリンダ21が伸長するとブーム
2が起仰方向に作動し、逆に起伏用シリンダ21が縮小す
るとブーム2が倒伏方向に作動する。
ジブ3は、複数本(図示例では合計8本)の分割ジブ
31,31・・を順次一列に連結して構成されている。該ジ
ブ3は、その全体長さが40〜50m程度とかなりの長さを
有し、しかもかなりの大重量を有している。このジブ3
は、その基端部3aをブーム2の先端部(サポート22の先
端部)2bに軸29で枢支して、ブーム2の起伏面内で起伏
自在なる如く装着されている。
ジブ支持装置4は、ジブ3又はブーム2の背面側にお
いて基端部40aをブーム先端部2bに枢着してなる支柱40
と、該支柱40の先端部4bとジブ3の先端部3bとを連結し
ているテンション部材(ワイヤーロープ)46と、旋回台
上に取付けられたウインチ44と、該ウインチ44から延出
された支柱引っ張り用のロープ45とを有している。
支柱40は、それぞれ適宜長さを有する後側支柱41と前
側支柱42の各先端部同士を連結ロッド43で連結して構成
されている。そして、この支柱40は、後側支柱41及び前
側支柱42の各基端部40a,40aをブーム先端部2bの側面に
それぞれ軸27,28で枢着して、支柱40全体がジブ3又は
ブーム2の背面側においてジブ起伏面内で揺動自在なる
如くして装着されている。後側支柱41及び前側支柱42
は、テンション部材46とジブ3とのなす角度を大きくす
るために、それぞれかなりの長さ(例えばそれぞれ約8m
程度)を有している。又、クレーン作業時には、支柱40
に対して大きな座屈圧力が加わるために、前、後の各支
柱41,42は、その座屈圧力に充分に耐え得る強度を備え
る必要があり、従って、支柱40全体の重量は、かなりの
大重量となる。尚、この実施例では、支柱40の基端部
(後側支柱基端部及び前側支柱基端部)40a,40aはそれ
ぞれブーム先端部2b側に枢着されているが、他の実施例
では該支柱40の両基端部40a,40aをジブ3の基端部3aに
枢着させたり、あるいは該各基端部40a,40aをブーム先
端部2bとジブ基端部3aとに1つづつ枢着させることもで
きる。又、該支柱40は1本のみで構成することもでき
る。
テンション部材46は、その基端部を前側支柱42の先端
部40bに、又その先端部をジブ3の先端寄り適所にそれ
ぞれ固定して装着されている。又、この実施例では、テ
ンション部材46としてワイヤーロープを使用している
が、ワイヤーロープにかえてロッドを使用することもで
きる。
ウインチ44は、第5図において符号55で示す油圧モー
タで駆動される。この油圧モータ55は、バルブ53操作用
の操作レバー54によって操作される。即ち、該操作レバ
ー54を引き操作してバルブ53を矢印A側に作動させる
と、油圧ポンプ7からの油圧が油圧管路56を介してウイ
ンチ巻上げ側ポート55aに供給されてウインチ44を巻上
げ方向に作動させ、逆に操作レバー54を押し操作してバ
ルブ53を中立位置から矢印B側に作動させると、油圧ポ
ンプ7からの油圧が油圧管路57を介してウインチ巻下げ
側ポート55bに供給されてウインチ44を巻下げ方向に作
動させるようになる。
ジブ支持装置4のウインチ44から延出されたロープ45
は、支柱(後側支柱41)の先端部40bに設けたシーブ47
に巻掛けした後、そのロープ先端部45aを旋回台11側
(後述する張力検出器9)に固定している。
そして、このジブ支持装置4は、ウインチ44を巻上げ
方向に作動させると、ロープ45がウインチ44に巻取られ
ることにより支柱40及びテンション部材46を介してジブ
先端部3bが引っ張られて、該ジブ3を支柱40等とともに
ジブ立起し方向に枢動せしめ、又、ウインチ44を巻下げ
方向に作動させると、ロープ45がウインチ44から巻解か
れることにより、ジブ3がその自重で倒伏方向に枢動す
るようになる。尚、支柱40とジブ3とはテンション部材
46で連結されていることにより、ジブ起伏動作時には該
ジブ3と支柱40とが相互に一体的に動くようになってい
る。
前記旋回台11上には、荷上げ用ウインチ14が取付けら
れている。この荷上げ用ウインチ14から延出されたロー
プ15の先端側は、後側支柱41及び前側支柱42にそれぞれ
設けた各シーブ16,17に巻掛け、さらにジブ先端部3bの
シーブ18に巻掛けた後に下方に垂らしている。このロー
プ15の先端にはフック61が取付けられている。
この実施例のジブ付きクレーンにおいては、ジブ3に
よって発生する回転モーメントとジブ支持装置4によっ
て発生する回転モーメントとの合成回転モーメントは、
ジブ3の起伏角度によって変動するようになる。即ち、
ジブ3は、水平姿勢状態から上方に立起されていくにつ
れてジブ倒伏方向の回転モーメントが小さくなり、他
方、ジブ支持装置4(特に支柱40)は、ジブ3が上方に
立起されていくにつれてジブ起仰方向の回転モーメント
が大きくなる。従って、ジブ3及びジブ支持装置4の合
成回転モーメント(ジブ倒伏方向への回転モーメント)
は、ジブ3の起仰角度が大きくなるほど小さくなってい
き、第1図に示すように、ブーム2を最大起仰角度(例
えば角度85゜程度)まで立起し且つフック61が空荷状態
で、ジブ3を例えば鎖線3′で示す位置まで大きく立起
した状態では、該ジブ3とジブ支持装置4との合成回転
モーメントがジブ後方転倒側に反転することがある。
又、ジブ3とジブ支持装置4との合成回転モーメントが
変動するにつれて該ジブ支持装置4に生じる張力は変動
するようになる。
この実施例のジブ付きクレーンには、上記のようにジ
ブ3がブーム2に対して過度に起仰されたときにジブと
ジブ支持装置との合成回転モーメントが後側に反転する
という問題を防止するためのジブ起仰制限装置を備えて
いる。このジブ起仰制限装置は、ジブ支持装置4に発生
する張力を検出する張力検出器9と、該張力検出器9が
所定の設定張力値を検出したときに発する信号に基ずい
てジブ起伏用ウインチ44の作動制御装置50(第5図)に
対してウインチ巻上げ方向の駆動を禁止するための信号
を発する電気制御回路10(第5図)とを備えている。
張力検出器9は、この実施例では、旋回台11上に固定
されていて、該張力検出器9の作動部9aにウインチ44か
ら延出されたロープ45の先端45aを連結させている。従
って、この張力検出器9は、ウインチ44のロープ45を介
してジブ支持装置4に発生する張力を検出し得るように
なる。又、この張力検出器9は、ジブ支持装置4の張力
が「0」よりやや大きい張力値以下になったときに検知
信号を出力するように設定している。このようにする
と、ジブ3を低位置から立起していって、ジブ3が許容
起仰限界角度に達する直前において張力検出器9の張力
設定値に達し、そのときに該張力検出器9から検出信号
が発せられるようになる。尚、この実施例では、張力検
出器9は、ウインチ44から延出されたロープ45の先端45
aに接続されているが、他の実施例では、該張力検出器
9を、該ロープ45の中間位置、支柱40における張力検出
可能位置、あるいはテンション部材46中などの、ジブ支
持装置4中に生じる張力を検出し得る位置であれば、い
ずれの場所に設置してもよい。
ジブ起伏用ウインチ44の作動制御装置50は、第5図に
示すように、ウインチの主制御バルブ53と、ソレノイド
バルブ51と、アンロードバルブ52とを有している。ソレ
ノイドバルブ51は、電気制御回路(後で詳述する)10が
ON操作されることにより、ON作動(第5図において右側
移動)されるようになっている。アンロードバルブ52
は、ウインチ駆動用油圧モータ55へのウインチ巻上げ側
油圧管路56に接続されている。そして、ソレノイドバル
ブ51がON操作されると、それによってアンロードバルブ
52が作動して、上記ウインチ巻上げ側油圧管路56を戻り
管路59を介してタンクに接続するようになっている。
電気制御回路10は、第5図に示すように張力検出器9
からの信号(信号線S)によって操作されるスイッチが
採用されている。このスイッチ10は、張力検出器9から
信号Sが発せられることによりON作動する。
このジブ起仰制限装置は次のように作用する。まず、
ジブ支持装置4中に発生する張力が張力検出器9で設定
された設定値より大きい場合には、該張力検出器9から
は信号が出ず、従ってソレノイドバルブ51及びアンロー
ドバルブ52はOFF状態に維持される。この状態では、ジ
ブ起伏用ウインチ44の油圧モータ55用の主制御バルブ53
を押し引きいずれの方向に操作しても、それぞれ油圧モ
ータ55を正常に作動させることができる(ウインチ44の
巻上げ・巻下げが可能となりジブ3を起仰、倒伏いずれ
の方向にも作動させることができる)。又、ウインチ44
を巻上げ駆動して(油圧モータ55のウインチ巻上げ側油
圧管路56に油圧ポンプ7からの油圧が供給されてい
る)、ジブ3が許容起仰限界角度直前まで達すると、ジ
ブ支持装置4の張力が張力検出器9で設定している張力
設定値に達し、そのときに該張力検出器9からの検出信
号Sが発せられてスイッチ10をON操作し、それによって
ソレノイドバルブ51がON操作されるとともにアンロード
バルブ52もON操作される。すると、ウインチ巻上げ側油
圧管路56中の圧力が低下して油圧モータ55が直ちに停止
し、ジブ立起し動作が停止する。従って、油圧モータ操
作用の主制御バルブ53がウインチ巻上げ側に操作されて
いる状態であっても、ジブ3とジブ支持装置4との合成
回転モーメントがそれ以上(許容範囲以上)減少するこ
とがなくなり、ジブ3がジブ支持装置4側の自重により
後側に転倒することがなくなる。又、この状態では、ウ
インチ巻上げ動作は規制されているものの、操作レバー
54を押し操作すると油圧ポンプ7からの油圧がウインチ
巻下げ側油圧管路57中に供給されるようになり、油圧モ
ータ55をウインチ巻下げ方向に作動させることができ
る。そして、ウインチ44が巻下げ方向に作動すると、ジ
ブ3が自重によって倒伏方向に枢動してジブ支持装置4
に生じる張力が増大し、張力検出器9からの信号Sが停
止し、スイッチ10及びソレノイドバルブ51がOFF作動
し、アンロードバルブ52が元に復帰するようになる。
又、この実施例では、ジブ支持装置4の張力を検出す
る張力検出器9からの信号が発せられたときに、ブーム
2がそれ以上、起仰するのを禁止するためのブーム起仰
制限装置と、ブーム2が伸長するのを禁止するためのブ
ーム伸長制限装置とが設けられている。このブーム起仰
制限装置及びブーム伸長制限装置は、第5図に示すよう
に、上記したジブ起仰制限装置の一部(張力検出器9、
スイッチ10及びソレノイドバルブ51)を兼用しており、
張力検出器9からの信号Sに基ずいてソレノイドバルブ
51がON作動すると、それによって起伏用シリンダ伸長側
の油圧管路66中に設けたアンロードバルブ62と、伸縮用
シリンダ23(第5図)伸長側の油圧管路86中に設けたア
ンロードバルブ88とがそれぞれON操作されるようになっ
ており、該各アンロードバルブ62,88がON作動すること
によって起伏用シリンダ伸長側油圧管路66中の圧力及び
伸縮用シリンダ伸長側油圧管路86中の圧力をそれぞれ戻
り管路59を通してタンク側に落とすことができるように
なっている。従って、張力検出器9が設定値以下の張力
を検出したときには、ジブ起伏用ウインチ44の巻上げ方
向の作動を禁止すると同時にブーム起伏用シリンダ21及
びブーム伸縮用シリンダ23の各伸長方向の作動を禁止す
るようになり、張力検出器9からの信号Sが発せられて
いる状態(ジブが許容起仰限界角度直前まで立起されて
いる状態)では、オペレータが誤ってジブ3を立起すよ
うな操作(ジブ起伏用ウインチ44の巻上げ操作、ブーム
起伏用シリンダ21の伸長操作及びブーム伸縮用シリンダ
23の伸長操作)をした場合でも、ジブ3がそれ以上、立
起されることがなくなる。
このように、このジブ付きクレーンでは、ジブ3が許
容起仰限界角度を越えて立起されることがないので、オ
ペレータがジブ3の立起し操作(ウインチ巻上げ操作又
はブーム起伏用シリンダ、ブーム伸縮用シリンダなどの
伸長操作)を限度以上、継続して行った場合でも、ジブ
3とジブ支持装置4との合成回転モーメントが後側に移
動するまで変動することがなくなって安全性が確保され
る。又、例えばジブ3の先端部3bにウエイトを取付ける
と、ジブ支持装置4側の張力が大きくなり、それによっ
てジブの許容起仰限界角度を大きくできてクレーン作業
範囲(特にブーム基端側に近づける方向のクレーン作業
範囲)を拡大させた状態でクレーン作業を行うことがで
きるようになるが、このようにクレーン作業範囲を拡大
させた状態で作業を行う場合であっても、ジブ3が拡大
された許容起仰限界角度を越えて立起されることがない
ので、上記安全性が保障される。尚、前記張力検出器9
が所定の設定張力値を検出したときには、ブーム起伏用
シリンダ21及びブーム伸縮用シリンダ23の伸長動作は禁
止されるが、該両シリンダ21,23の縮小動作は許容され
ており、該ブーム起伏用シリンダ21の縮小操作によるブ
ーム倒伏動作及びブーム伸縮用シリンダ23の縮小操作に
よるブーム縮小動作は可能となっている。
又、このジブ付きブームでは、張力検出器9が所定の
設定張力値を検出したときに、その張力検出器9からの
信号によって前記荷上げ用ウインチ14の巻上げ及び巻下
げの両作動を禁止するように設計することもできる。こ
のようにすると、例えば荷上用ウインチ14を巻上げたと
きにロープ15の重量減によるジブ倒伏方向への回転モー
メントの減少を防止し、又該荷上用ウインチ14を巻下げ
たときに、フック61が地上に接地してジブ倒伏方向への
回転モーメントが減少するのを防止することができる。
又、このジブ付きクレーンには、ブーム先端部2b(サ
ポート22)に、支柱40を下方から押圧する作用をするシ
リンダ5が設けられている。この支柱押圧用シリンダ5
は、特許請求の範囲中の支柱付勢装置となるものであ
り、該シリンダ5は、そのチューブ71をサポート22部分
に1本の軸70で枢着し、且つそのロッド72の先端部72a
とサポート22の先端部とをリンク73で連結して、シリン
ダ伸縮動作時にシリンダ5全体が揺動しながらロッド先
端部72aが一定の弧状軌跡を画いて移動し得るように装
着されている。このシリンダ5は、運転室から手動で伸
縮操作し得るようになっており、例えばジブ3を許容起
仰限界角度付近まで立起した状態で、該シリンダ5を伸
長させると、そのロッド先端部72aが支柱40(前側支柱4
2)の下面に衝合し得るようになっている。このよう
に、シリンダ5のロッド先端部72aが支柱40の下面を押
圧すると、ジブ3とジブ支持装置4との合成回転モーメ
ントをジブ倒伏側に増大させることができ、該シリンダ
5で支柱40の下面を押圧した状態では、例えばその状態
からブーム2をさらに立起すことにより、より一層クレ
ーン作業範囲(ブーム基端側に近づける方向のクレーン
作業範囲)を拡大させることができるようになる。又、
ブーム2及びジブ3を大きく立起した状態で、フック61
から荷を外したときに、ジブ支持装置4の張力がなくな
ってジブ3が許容起仰限界角度を越えた状態になること
があるが、その場合(例えば第3図の実線図示状態)に
は、そのままではジブ起伏用ウインチ44を巻下げ作動さ
せてもジブ3を自重で倒伏方向に傾動させることはでき
ないが、その場合でも、該ウインチ44を巻下げ操作しな
がら支柱押圧用シリンダ5を伸長させることにより、該
支柱40を鎖線40′(第3図)で示すように強制的に前方
に傾動させることができる(ジブ3とジブ支持装置4と
の合成回転モーメントがジブ倒伏方向に作用するように
なる)。
又、この支柱押圧用シリンダ5は、前記張力検出器9
と連動させて自動で伸縮操作させるようにしてもよい。
即ち、ジブ支持装置4側の張力が一定値まで減少したと
きに、それを張力検出器9で検出するとともに、該張力
検出器9からの信号に基ずいて該シリンダ5を伸長操作
するようにし、該シリンダ5で支柱40の下面を所定圧力
で押圧することにより、ジブ支持装置4の張力を増大さ
せるようにする。このようにすると、この支柱押圧用シ
リンダ5の押圧力によりクレーン作業範囲をさらに拡大
させることができ、しかもそのような機能を自動で行わ
せることができるので、オペレータが該シリンダ5を操
作し忘れたりあるいは誤操作したりするのを未然に防止
し得る。尚、張力検出器9で検出する設定張力値は、例
えばジブ3の継ぎ足し本数に応じて変化させることがで
き、又、支柱押圧用シリンダ5の押圧力も適宜に変化さ
せるようにしてもよい。
又、この支柱押圧用シリンダ5は、張力検出器9が所
定高張力値を検出した場合には、該シリンダ5の伸長方
向の動作(伸長方向側への圧力油供給)を禁止するよう
にしてもよい。即ち、張力検出器9が所定高張力値を検
出している状態では、支柱押圧用シリンダ5による支柱
押圧操作は不要であるばかりでなく、例えばロープ45の
高張力状態において該シリンダ5で後側支柱41を押圧す
ると該後側支柱41や支柱押圧用シリンダ5が破損するお
それがあるが、このような高張力状態において該シリン
ダ5の伸長動作を禁止することにより、支柱押圧用シリ
ンダ5を設けたものであっても、上記問題を未然に解消
できる。
又、この支柱押圧用シリンダ5は、第4図に示すよう
に、ジブ支持装置4の組付時において支柱(後側支柱)
41の立起し用にも利用することができる。即ち、ジブ支
持装置4を組付ける前には、後側支柱41は通常実線図示
するようにブーム2の上面に沿わせて格納されており、
従来では、ジブ支持装置組立てに際して大重量の後側支
柱41を立起す際には、別のクレーンを使用して行ってい
た。ところが、この支柱押圧用シリンダ5を使用する
と、該シリンダ5を伸長させることにより、該後側支柱
41を鎖線41′(第4図)で示すように鉛直姿勢付近まで
立起すことができ、支柱立起し専用のクレーンが不要と
なる。尚、後側支柱41をシリンダ5により鉛直姿勢付近
まで立起した後には、ウインチから延出されたロープ45
で支持しながら該後側支柱41の自重によりジブ3側に倒
していき、後側支柱41の先端部とジブ基端部上面に格納
されている前側支柱42の先端部とを連結ロッド43で連結
させればよい。
尚、第1図ないし第4図において、符号8は、ジブ基
端部3a上に設けた衝合部材81とブーム先端部2aの前面に
設けた受部材82とで構成されるストッパー装置で、この
ストッパー装置8は、例えばクレーン作業中に何らかの
理由でジブ3が許容起仰限界角度を越えて後方反転した
場合に、該衝合部材81の先端が受部材82に衝合して、ジ
ブ3が過度に後方旋回するのを規制する作用をする。
又、符号6は、もし何らかの理由でジブ起伏用ウインチ
44から延出されているロープ45で支柱40を支持できなく
なったときに、ジブ3が過度に下方旋回するのを規制す
るための安全装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の実施例にかかるジブ付きクレーンの
側面図、第2図は第1図の一部拡大図、第3図は第2図
の状態変化図、第4図は第1図のジブ付きクレーンにお
けるジブ支持装置組付方法を示す説明図、第5図は第1
図のジブ付きクレーンに使用されているジブ起仰制限装
置の構成図、第6図は従来のジブ付きクレーンの側面
図、第7図は第6図のジブ付きクレーンの一部拡大図で
ある。 2……ブーム 2b……ブーム先端部 3……ジブ 3a……ジブ基端部 4……ジブ支持装置 5……支柱付勢装置(支柱押圧用シリンダ) 9……張力検出器 10……電気制御回路(スイッチ) 21……ブーム起伏用シリンダ 40……支柱 40b……支柱先端部 44……ウインチ 45……ロープ 46……テンション部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブーム(2)の先端部(2b)において起伏
    自在に装着されたジブ(3)を、基端部(40a)がブー
    ム先端部(2b)又はジブ基端部(3a)に枢着されていて
    ジブ(3)又はブーム(2)の背面側においてジブ起伏
    面内で揺動自在なる如く装着された支柱(40)と、該支
    柱(40)の先端部(40b)とジブ(3)の適所を連結し
    ているテンション部材(46)と、ブーム基端部側に設け
    たウインチ(44)と、該ウインチ(44)から延出され前
    記支柱(40)の先端部(40b)に直接又は間接に連結さ
    れたロープ(45)とを有してなるジブ支持装置(4)で
    支持し、前記ウインチ(44)の巻上げ・巻下げにより前
    記ジブ(3)をブーム(2)に対して起伏せしめ得るよ
    うに構成したジブ付きクレーンであって、前記ブーム先
    端部(2b)に、前記支柱(40)の任意の揺動位置で該支
    柱(40)をジブ倒伏方向側に付勢し得る支柱付勢装置
    (5)を設置したことを特徴とするジブ付きクレーン。
  2. 【請求項2】請求項1において、ジブ支持装置(4)の
    ロープ(45)の張力を検出する張力検出器(9)を備え
    るとともに、支柱付勢装置(5)は前記張力検出器
    (9)からの信号で作動させるようにしたことを特徴と
    するジブ付きクレーン。
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