JP2801817B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6と図7とに示すように、
冷蔵庫のキャビネット110は、鉄板からなる外箱11
2と、合成樹脂製の内箱114とよりなり、内箱114
には、その内部を上下に区切る仕切体122が一体形成
され、内箱114と外箱112とは、発泡ウレタンWの
充填空間部115を隔てて組合されている。そして、内
箱114の仕切体122内部に断熱材である断熱部材1
32が挿入されるとともに、内箱114の下部は、別体
の仕切板123によって上下に区切られている。これに
より、冷蔵室116,冷凍室118及び野菜室120が
構成される。
【0003】冷凍室118の断熱効果を冷蔵室116よ
り大きくするために、冷凍室118における充填空間部
115cの厚さ(以下、冷凍室断熱厚さという)Cを、
冷蔵室116における充填空間部115aの厚さ(以
下、冷蔵室断熱厚さという)Aより厚くし、前者115
cの発泡ウレタンWの充填量を多くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように充填空間
部115の厚さが冷蔵室116よりも冷凍室118にお
いて大きいことに加えて、仕切体122の断熱部材13
2が充填空間部115の内部に少し突出していることも
あり、図6に示すように、冷凍室断熱厚さCと、仕切体
122における充填空間部115bの厚さ(以下、仕切
体断熱厚さという)Bとの間に極端な段差が生じ、ま
た、冷蔵室断熱厚さAと前記厚さBとの間にもかなりの
段差が生じる。
【0005】例えば、冷蔵室断熱厚さAを30mm、仕
切体断熱厚さBを25mm、冷凍室断熱厚さCを45m
mとすると、BとCとの差が20mmと極端に大きくな
り、また、AとBの間にもかなりの差がある。したがっ
て、発泡ウレタンWを充填したときに、冷蔵室116に
おける充填空間部115aと、仕切体122における充
填空間部115bと、冷凍室118における充填空間部
115cとに、それぞれ充填される発泡ウレタンWの量
が異なる。発泡ウレタンは40倍程度に発泡するので、
各部におけるウレタンの充填量の相違に起因して、発泡
圧に差が生じる。すなわち、冷蔵室116と冷凍室11
8における充填空間部115a,115cでは充填量が
多く、したがって、発泡圧が大きい。また、断熱部材1
32における充填空間部115bでは、充填量が少な
く、発泡圧が小さい。
【0006】従来の冷蔵庫では、放熱用のパイプコンデ
ンサが充填空間部115に配されていたので、これが外
箱112の側板の補強材の役割を果たし、側板の剛性は
大きかった。そのため、前記のような発泡圧の差があっ
ても側板が撓むことがなかった。
【0007】しかし、最近の冷蔵庫は、環境問題などに
より、冷蔵庫の廃棄が行ない易くするために、放熱用の
パイプコンデンサを外箱112の側板から取外し、底面
に配している、そのため、外箱112の側板の剛性が弱
くなった。
【0008】これにより、図7の2点鎖線に示すよう
に、発泡ウレタンWの発泡圧が大きい冷蔵室116及び
冷凍室118における側板が外側へ膨らみ、波形に変形
する問題点が生じてきた。
【0009】この場合に、外箱112の側板に補強板を
取付ければ、上記問題点は解決できるが、取付け作業が
煩雑になるとともに、コストアップになるという新たな
問題点が生じる。
【0010】この発明は、充填空間部に発泡ウレタンを
注入した際に外箱の側板が変形しない冷蔵庫を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫におい
ては、内箱の内部を上下に区切って区画室を形成する仕
切体を該内箱と一体形成し、この内箱と外箱とを断熱材
の充填空間部を隔てて組合わせてキャビネットを構成し
た冷蔵庫であって、前記仕切体によって区切られた一方
の区画室における充填空間部の厚さが、他方の区画室に
おけるそれより厚く設け、前記仕切体内部に断熱部材が
挿入され、前記断熱部材の両側部はテーパー状に形成さ
れて、前記充填空間部の厚さが前記区画室の他方側から
一方側にかけて徐々に厚くなるものである。
【0012】請求項2の冷蔵庫においては、請求項1の
冷蔵庫において、前記断熱部材の両側の上下両端の少な
くとも一方にフランジを設け、これを前記内箱の側壁の
屈曲部に係合させたものである。
【0013】請求項3の冷蔵庫においては、請求項2の
冷蔵庫において、前記屈曲部に、前記断熱部材のフラン
ジと係合する係合受け部を設けたものである。
【0014】
【作 用】請求項1の冷蔵庫は、断熱部材の両側部がテ
ーパ状であり、充填空間部の厚さが他方の区画室から一
方の区画室へかけて次第に厚くなる。したがって、断熱
部材の位置における充填空間部の厚さと、両室の位置に
おける充填空間部の厚さとに極端な段差が生じない。そ
のため、充填空間部に発泡ウレタンWを注入しても、前
記の各充填空間部の間で発泡圧が極端に相違することが
なく、外箱の側板に変形が生じない。
【0015】請求項2の冷蔵庫は、断熱部材の両側部の
上下両端の少なくともどちらか一方に設けたフランジが
内箱の側壁に係合し、断熱部材が左右方向に関して位置
決めされる。
【0016】請求項3の冷蔵庫においても、フランジが
係合受け部に受け入れられるため、断熱部材は左右方向
に位置決めされる。また、断熱部材のフランジが充填空
間部に突出しないので、充填空間部の厚さは一方の区画
室から他方の区画室にかけていっそう円滑に変化する。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0018】符号10は冷蔵庫のキャビネットを示す。
これは、鉄板からなる外箱12と合成樹脂製の内箱14
とからなる。両者間の充填空間部15には、発泡ウレタ
ンWが充填されている。キャビネット10は、上段より
冷蔵室16、冷凍室18、野菜室20に区画されてい
る。
【0019】符号22は、内箱14とともに一体形成さ
れた仕切体であって、冷蔵室16と冷凍室18とに区切
るものであり、仕切体22の上面24(冷蔵室16の底
面)は、冷蔵室16の両側壁17と連続しており、仕切
体22の下面26(冷凍室18の天井面)は、冷凍室1
8の両側壁19と連続している。
【0020】符号32は、仕切体22内部に挿入される
合成樹脂発泡体の断熱部材32である。断熱部材32は
断面が逆台形状であり、その両側部34はテーパー状に
形成されている。したがって、断熱部材32の位置にお
ける充填空間部15bは冷蔵室側から冷凍室側へ次第に
厚くなる。断熱部材32の両側34の上下にはフランジ
36、38が突設されている。フランジ36,38は、
内箱14の側壁17,19から仕切体22の上面24と
下面26に至る屈曲部に係合して、断熱部材32の左右
の位置決めを行ない、これが左右方向にがたつくのを防
止する。
【0021】符号28は、冷凍室18と野菜室20との
間の仕切板である。これは、内箱14とは別体であり、
合成樹脂よりなる上下板と断熱材の三層構造となってい
る。そして、内箱14の両側壁の係合凹部30,30に
支持されている。
【0022】例えば、冷蔵室断熱厚さAを約30mm、
冷凍室断熱厚さCを45mm、断熱部材32の上部フラ
ンジ36の位置における断熱部材断熱厚さB1を25m
m、下部フランジ38の位置における断熱部材断熱厚さ
B2を40mmとする。B1とB2との差は15mmと
なるが、断熱部材32の両側部34がテーパ状に形成さ
れているので、これら断熱厚さに段差が生じない。この
ようにして、充填空間部15の厚さは、Aから次第に厚
くなってCに至る。
【0023】以上のように、冷蔵室断熱厚さAと冷凍室
断熱厚さCとの間で極端な差がないので、充填空間部1
5に発泡ウレタンWを注入した場合に、冷蔵室16、仕
切体22、冷凍室18のそれぞれの位置の充填空間部1
5a、15b、15cにおける発泡ウレタンWの発泡圧
に極端な差を生じない。したがって、従来のように外箱
12の側板に波形の変形が生じない。
【0024】図4に示す第2の実施例は、左右対称の断
熱部材32を仕切体22の内部の両側に配し、両者間に
発泡ウレタンWを充填している。
【0025】図5に示す第3の実施例では、冷蔵室16
の側壁17から仕切体22の上板24に至る屈曲部と、
冷蔵室18の側壁19から仕切体22の下面26に至る
屈曲部に、それぞれ凹所を設けて、これを係合受け部4
0,42となしている。係合受け部40、42は、断熱
部材32の上下フランジ36、38をそれぞれ受け入れ
る。この場合には、上部フランジ36と下部フランジ3
8とが充填空間部15bにまったく突出しないので、A
=B1,B2=Cとなり、冷蔵室16における充填空間
部15aから冷凍室18における充填空間部15cにわ
たって、断熱厚さが凹凸なしに変化する。したがって、
発泡ウレタンWを注入した場合に、発泡圧に段差がまっ
たく生じず外箱12の側面の波形の変形を完全に防止で
きる。
【0026】なお、上記のいずれの実施例でも、断熱部
材32の両側34をテーパ状に形成したが、これに加え
て後面もテーパ状に形成してもよい。これにより、内箱
14とキャビネット10の背面板との間の充填空間部の
厚さに段差ができず、この個所においても発泡ウレタン
Wの発泡圧に極端な差が生じることがなく、背面板が変
形しない。
【0027】
【発明の効果】請求項1の冷蔵庫は、一方の区画から他
方の区画へかけて断熱厚さが極端に変化することがない
ので、発泡ウレタンを注入した場合に発泡圧に段差が生
じることがなく、外箱の側板が変形しない。
【0028】請求項2の冷蔵庫は、断熱部材がフランジ
によって左右方向に関し位置決めされ、がたつきが生じ
ない。
【0029】請求項3の冷蔵庫は、フランジが受け部に
係合するため、フランジが充填空間部に突出せず、一方
の区画から他方の区画にかけて断熱厚さがさらに円滑に
変化し、側板の変形をさらに効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す冷蔵庫のキャビネッ
トの縦断面図である。
【図2】図1のキャビネットの要部拡大縦断面図であ
る。
【図3】図1のI−I線断面図である。
【図4】他の実施例の冷蔵庫のキャビネットの縦断面図
である。
【図5】さらに他の実施例のキャビネットの要部拡大縦
断面図である。
【図6】従来の冷蔵庫のキャビネットの縦断面図であ
る。
【図7】従来の冷蔵庫のキャビネットの要部拡大縦断面
図である。
【符号の説明】
10……キャビネット 12……外箱 14……内箱 15……充填空間部 15a…冷蔵室における充填空間部 15b…仕切体における充填空間部 15c…冷凍室における充填空間部 16……冷蔵室 17……冷蔵室の側壁 18……冷凍室 19……冷凍室の側壁 22……仕切体 24……仕切体の上板 26……仕切体の下板 28……仕切り板 30……係合凹部 32……断熱部材 34……断熱部材の側部 36……上部フランジ 38……下部フランジ 40……上部係合受け部 42……下部係合受け部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内箱の内部を上下に区切って区画室を形成
    する仕切体を該内箱と一体形成し、この内箱と外箱とを
    断熱材の充填空間部を隔てて組合わせてキャビネットを
    構成した冷蔵庫において、 前記仕切体によって区切られた一方の区画室における充
    填空間部の厚さが、他方の区画室におけるそれより厚く
    設け、 前記仕切体内部に断熱部材が挿入され、 前記断熱部材の両側部はテーパー状に形成されて、前記
    充填空間部の厚さが前記区画室の他方側から一方側にか
    けて徐々に厚くなることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記断熱部材の両側部の上下両端の少なく
    とも一方にフランジを設け、これを前記内箱の側壁の屈
    曲部に係合させたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】前記屈曲部に、前記断熱部材のフランジと
    係合する係合受け部を設けたことを特徴とする請求項2
    記載の冷蔵庫。
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