JP2801258B2 - 発泡剤 - Google Patents

発泡剤

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JP2801258B2
JP2801258B2 JP1089547A JP8954789A JP2801258B2 JP 2801258 B2 JP2801258 B2 JP 2801258B2 JP 1089547 A JP1089547 A JP 1089547A JP 8954789 A JP8954789 A JP 8954789A JP 2801258 B2 JP2801258 B2 JP 2801258B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の産業上の利用分野) 本発明は発泡体を生成する一層大きな能力を有する改
良された発泡剤に関する。本発明は特に石膏製品の製造
に使用されるような発泡剤及びその他の最終用途、例ば
消化発泡体としてこのようにつくられた製品に関する。
(従来の技術とその問題点) カナダ特許(C.P.)第1,085,880号(1980年9月16
付)及び米国特許第4,156,615号に於いて、サムエル・
クキィール(Samuel Cukier)は、アルキルエーテルス
ルフェートが CH3(CH2xCH2−(OCH2CH2−OSO3M (式中、CH3(CH2xCH2がアルキル基であり、 (OCH2CH2がエーテル基であり、 Mが陽イオン(NH4またはNa)であり、 xが6〜8であり6.5〜7.5の平均値を有し、 yが1.5〜2.5である)である、石膏の製造に改良され
た性能を有するアルキルエーテルスルフェート(これは
本明細書に於いて型Aとも称される)を開示する。
クキィールの特許に於いて、性能は石膏スラリーの剛
化時間(stiffening time)(実施例1)、熱節減(実
施例2)及び同様な熱硬化を得るのに減少された製品消
費量(実施例3)に基いて測定されていることが留意さ
れるべきである。
グリーン(Green)らにより発明された米国特許第4,6
78,515号は、xが10〜12でありyが1〜3.0であるアル
キルエーテルスルフェート約11〜33%を上記の型Aの界
面活性剤と混合してxの平均値6〜12を得ることにより
改良された発泡性をもつ界面活性剤を開示する。
グリーンらの特許に於いて、性能は主として硫酸カル
シウムである石膏が除去された飽和石膏溶液(同特許第
2欄34行に見られるような)の上澄液に添加された時に
界面活性剤により生じられる気泡量及び気泡安定性に基
いて測定される。このようにして操作することにより、
発泡試験はCaイオンの一定量または“静的(static)”
量の存在下に行なわれ、この量は硫酸カルシウムの可溶
性生成物により測定される。
アルキルエーテルスルフェート界面活性剤はCaイオン
に感受性である。それらは反応して水不溶性であり得る
エーテルスルフェートのカルシウム塩を生成する。
発泡試験を行なうためグリーンらにより使用されたよ
うなCaイオン“静的”系に於いて、有利Caイオンがエー
テルスルフェートと反応して不溶性界面活性剤を生成す
る時、Caイオン源、即ち石膏は系から除去されているの
で反応したCaイオンは可溶化生成物に支配される別のCa
イオンにより置換し得ない。
石膏板の実際の製造に於いて、エーテルスルフェート
との反応により溶液から除去された各遊離Caイオンにつ
き別のCaイオンが石膏材料により供給されて(可溶化生
成物を一定に保ち)、これが順に別の不溶性Ca界面活性
剤を生成する等という意味で、エーテルスルフェートは
Caイオンの連続流に暴露される。
この結果、特に“静的”発泡試験が、発泡剤が石膏板
の実際の製造中に遭遇し得るよりも多い量の、遊離Caイ
オン及び/または置換可能なCaイオンに対する界面活性
剤を用いて試験される条件下で行なわれる場合には、エ
ーテルスルフェート界面活性剤の発泡プロフィールは
“静的”発泡試験及び実際の石膏板の製造に於いて異な
ることがある。
グリーンらの特許に於いて、実際の製造に於けるよう
に、即ち発泡剤が遊離Caイオンの連続流に暴露される時
に完成石膏中に連行される気泡に関して、石膏スラリー
からつくられる石膏材料の実際の製造の際の発泡剤の性
能につき何ら示されていないことが留意されるべきであ
る。事実、グリーンらの最良の結果は、発泡剤が多量の
界面活性剤を用いる“静的”発泡試験に於いて、即ちCa
イオンの“静的”量に対して過剰の発泡剤の使用下で評
価される時に得られる。
(問題点を解決するための手段) 概述すれば、本発明は、改良された発泡性能を有する
アルキルスルフェートとアルキルエーテルスルフェート
とのブレンドを含む発泡剤であって、 上記のブレンドが一般式 CH3(CH2xCH2−(OCH2CH2−OSO3M (式中、xの少なくとも90%が6〜8であり、CH3(C
H2xCH2が直鎖及び分岐鎖からなる群の少なくとも一員
から選ばれた鎖を形成し、yの平均が0.4〜1.3であり、
且つ Mが水溶性界面活性剤を生成する陽イオンである) を有する発泡剤に関する。
また本発明は、上記の一般式 CH3(CH2xCH2−(OCH2CH2−OSO3M を有するアルキルスルフェートとアルキルエーテルスル
フェートとのブレンドを用いる石膏板の製造方法の改良
であって、xの少なくとも90%が6〜8であり、CH3(C
H2xCH2が直鎖及び分岐鎖からなる群の少なくとも一員
から選ばれた鎖を形成し、yの平均値が0.4〜1.3であり
Mが水溶性界面活性剤を生成する陽イオンである上記の
スルフェートの触媒量を石膏と混合することを特徴とす
る石膏板の製造方法の改良に関する。
また、本発明は上記の残留発泡剤を含む新規な石膏製
品に関する。改良された発泡性能は例えば本明細書の表
III及び表IVから実証し得る。
本発明を実施する好ましい方法は、エチレンオキサイ
ド基を組込む触媒の存在下でエチレンオキサイドを8〜
10個の炭素原子を少なくとも90%、好ましくは98%以上
有する直鎖及び/または分岐鎖の脂肪アルコールと0.4
〜1.3:1程度、最も好ましくは0.8:1のモル比で反応させ
ることからなる。このような触媒の典型例はNaOH及びKO
Hを含む。エチレンオキサイド基が一旦組込まれると、
エトキシル化脂肪アルコールは次にスルフェート剤でス
ルフェート化され、ついで中和が行なわれて新規な発泡
剤を直接得る。
水溶性界面活性剤を生成する陽イオンの典型例はナト
リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等及び好
ましくはアンモニウムを含む。
発泡剤は担体で希釈されることが好ましく、ここで発
泡剤は主成分、即ち少なくとも50%である。典型的な担
体はメタノール、エタノール、プロパノールの如き低分
子量を有するアルコールであることが好ましい。
この発泡剤は石膏板の製造に特に有用であり触媒量で
使用される。その触媒量は、ワシントンD.C.のザ・コス
メチック・トイレトリィ・アンド・フラグランス・アソ
シエーション(the Cosmetic Toiletry & Fragrance A
ssociation)の(CTFA)方法B−1により測定してスタ
ッコ100部当り0.03±0.01%であることが好ましい。こ
の発泡剤は後述されるような希釈形態でこのような目的
に一般に使用される。
新規な製品は、発泡剤の重量基準の量に対し石膏製品
中に一層多い比率(%)の気泡を含む。
脂肪アルコールをエトキシル化脂肪アルコールとブレ
ンドしてyの平均値0.4〜1.3、好ましくは0.7〜0.9を
得、続いてこのブレンドをスルフェート化剤でスルフェ
ート化し、ついでこの混合物を中和することにより、あ
るいは脂肪アルコールをスルフェート化剤と反応させ、
それを中和し、ついでこの反応生成物をアルキルエーテ
ルスルフェートとブレンドしてyの平均値0.4〜1.3、好
ましくは0.7〜0.9を得ることによるような本発明を実施
するその他の間接方法がある。
以下の実施例は、本発明の特別な態様を説明するのに
役立つ。
(実施例) 実施例 1〜6 実施例1の発泡剤は、試料Aのエトキシレート25%を
xの少なくとも90%が6〜8でありy値として0を有す
る直鎖脂肪アルコール(試料Eと称する)75%とブレン
ドし、ついでこのブレンドをスルフェート化することに
より調製した。
実施例2の発泡剤は、試料E50%を試料Aのエトキシ
レート50%とブレンドし、ついでこのブレンドをスルフ
ェート化することにより調製した。
実施例3の発泡剤は直接法により調製した。
実施例4の発泡剤は直鎖オクタノールの約50%を等量
の分岐鎖エチルヘキサノールで置換した以外は実施例3
のようにして調製した。
実施例5の発泡剤は試料E25%を試料Aのエトキシレ
ート75%とブレンドし、ついでこのブレンドをスルフェ
ート化することにより調製した。
実施例6の発泡剤は実施例3のエトキシレート50%と
試料Aのエトキシレート50%とをブレンドし、ついでこ
のブレンドをスルフェート化することにより調製した。
石膏ブロック法 石膏壁板の製造をシミュレーションする方法を用い
て、石膏ブロックを以下のようにしてつくった。
1. 発泡剤を水中で希釈してxの少なくとも90%が6〜
8でありyの平均値が表1に示されるとおりである100
%活性基準のアルキルエーテルスルフェートに関し0.50
%の濃度を有する溶液を得る。
2. ついで、下記のブレンドを調製する。
上記の溶液10g、水145g、スタッコ200g、及びバイン
ダー、促進剤等の如く壁板の製造に通常使用される添加
剤約2g。
3. 上記のブレンドを30秒放置し、ハミルトン・ビーチ
・ミキサー(Hamilton Beach Mixer)中で15秒間混合す
る。
4. 生成スラリーをプラスチック製の型に注入する。つ
いでブロックを43℃で48時間乾燥する。
5. 発泡剤の性能をブロック中に連行された気泡の比率
(%)に関して測定する。この値は乾燥前後のブロック
の重量及びスタッコの密度を考慮する簡単な数学的計算
により得られる。
石膏ブロックの気泡の比率(%)は、表1中で実施例
1〜6につき示される。
同じことを従来技術に従って行なった。
試料Aはクキィールの特許を使用する。
試料C及びDは、グリーンらの特許の表2の最良の種
の中から例えば同特許の表1の“B"に対応する、表2の
欄2の試料Bの試験材料I及びIVを使用する。
結果を表2中、試料A,C及びDとして示す。
明らかに示されるように、発泡剤の性能は、石膏製
品、例えばブロックを実際製造し石膏ブロック中の“気
泡の容積率(%)”(これはブロック中に連行された空
気の量に関する)を測定することにより直接評価され
る。これは任意位の方法及び間接的な方法を用いる従来
技術とは反対のものである。残留物として残された発泡
剤を含む石膏ブロックの製造に於けるこの試験に従っ
て、気泡の容積率(%)が高くなる程、ブロックは一層
軽くなり、それ故発泡剤の性能は一層良好になる。
示されるように、グリーンらの実施例Iは22.5%の気
泡容積率を有する石膏ブロックを生じる(試料C)。実
施例IVは19.9%の気泡容積率を有する石膏ブロックを生
じる(試料D)。本件出願人の製品の気泡容積率25.8〜
26.4%に比較して、クキィールの製品は24.4%の気泡容
積率を有する石膏ブロックを生じる。これは本件出願人
の製品の実質的な改良、特にグリーンらの教示に従って
つくられた製品に対して10〜25%の改良を意味する。実
施例1〜6に示された石膏ブロック中の気泡容積率と等
しい石膏ブロック中の気泡容積率(%)を示す発泡剤は
従来技術に教示されていない。実施例1〜5に記載され
たアルカリエーテルスルフェートのブレンドを含む発泡
剤が実質的に改良された発泡性能を有することが明らか
である。
このような結果はグリーンらの特許(19.9〜22.5%)
に従う時、また同時にクキィールの特許に従う時には得
ることができない。
また、本件出願人は高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)により発泡剤のオキシエチレンオリゴマーの分布比
を測定した。
結果は表III(重量%に関して)及び表IV(モル%に
関して)に示され、ここで本願発明を明らかに示すた
め、y=0である場合の試料E及びy=3である場合の
新しい試料Fが導入された。
以下に示されるように、オリゴマーの分布はCaイオン
に対する感受性及び発泡剤の固有の発泡性能の両方に影
響を及ぼすことから、オリゴマーの分布比は発泡剤の重
要な特性である。
表IIIから、重量比(%)がy=0のオリゴマーにつ
き78.9〜27でありy=0〜5のオリゴマーの合計につき
94.6〜83.8である時に石膏ブロックの気泡容積率%に於
ける最良の性能が得られることが明らかである。
また表IVから、モル%はy=0〜3のオリゴマーの合
計につき70〜92でなければならないことが明らかであ
る。また、本発明が改良された発泡性能を有する発泡剤
を生じることが明らかである。上記の試験に従って、実
施例でつくられた石膏ブロック中の気泡容積率(%)
は、グリーンらの特許につき19.9〜22.5%、クキィール
の特許につき24.4%であったのに較べて、少なくとも2
5.6%の気泡容積率であった。
要するに、石膏板の製造に於いて改良された発泡性能
を有する発泡剤を生成するのに最も重要な二つの規準
は、アルキル基CH3(CH2xCH2の炭素の長さ及びエトキ
シル化の程度である。
アルキル基はxにより決定され、理想的にはxは6〜
8であるべきである。しかしながら、発泡剤は混合炭素
長さの工業グレードの脂肪アルコールから通常つくられ
るので、xの少なくとも90%、好ましくは98%以上が6
〜8をもつことが実用目的から許容し得る。xが6〜8
の間ではないその他の炭素の長さ、特に8より大きい炭
素の長さは有害であり発泡性を抑制する。何となれば、
石膏製品の存在下で、yが小さい場合8より大きいxを
有するスルフェートは、水から沈殿する石膏と共に水不
溶性生成物を生成し、それが沈殿する際に付加的な量の
水溶性発泡剤が付加的な量の石膏製品と反応して更に沈
殿を生じ、これにより発泡剤としてのブレンドの有効性
を或る程度減少するからである。この問題はxの長さが
増加する(x=8を越える)につれて増大する。この問
題は、石膏製品用の発泡剤が石膏製品と共にその場合で
評価される(CaSO4が反応する)場合にのみ効果的に評
価される。CaSO4の透明な溶液を用いるシミュレーショ
ンは、生産ライン中の濃度及び平衡を与えない。
yの平均値は、表III及び表IVに示されるように0.4〜
1.3でなければならない。
アルキルエーテルスルフェートはCaイオンに対して感
受性であり、それらは反応してエーテルスルフェートの
カルシウム塩を生成し、これはアルキル基の長さ(x)
及びエトキシル化の程度(y)に応じて水不溶性であり
得、それにより少量の発泡剤を生成し得る。
従来技術に戻って、グリーンらの特許は増大された発
泡性能はxが10〜12であるアルキル基を有するエーテル
スルフェートがxが6〜8であるエーテルスルフェート
に添加される時に得られるという彼らの主張に基づく。
グリーンによれば、“xが10〜12である化合物はxが6
〜8であるそれらの同族体に較べて貧弱な発泡剤である
ので、これは全く驚くべきことである”(グリーンの特
許、第2欄、19〜22行を参照のこと)。この発泡増大
は、発泡試験が行なわれる前に石膏が除去された飽和石
膏溶液を用いて行なわれた発泡試験に基く。本件出願
は、グリーンにより包含されるエーテルスルフェート
が、それらの性能を発泡試験で測定するのではなく現実
のような石膏板製造の典型的な製法を用いる石膏ブロッ
クの製造に於いて測定する時、本発明の発泡剤よりも劣
ることを示す。これは表2に明記される。
本件特許出願がアルキル基の組成に関してグリーンら
の特許から離れた位置にあることが最も重要である。グ
リーンらの特許の発泡剤に於いて、x=6〜8であるア
ルキル基の含量は、最高89%、最低67%でなければなら
ず、残部はx=10〜12でなければならない(同特許の第
6欄53〜60行を参照のこと)。本願発明者らは反対のこ
とを教示する。即ちx=6〜8のアルキル基の含量は最
低90%でなければならない。
これは重要であり、極めて明らかな差異である。グリ
ーンに関し、x=10〜12を有する発泡剤の最低11%がx
=6〜8を有する発泡剤に添加される時、その結果が増
大された発泡性能をもつ生成物である。本願に関し、そ
の結果は反対である、即ち劣った性能である。その結
果、グリーンに関し必要なこと(即ち、x=10〜12のエ
ーテルスルフェートの少なくとも11%の添加)であるこ
と、本件出願に関し全く避けられるべきこと(即ち、10
%が最大であり−最低ではない−、これは6〜8ではな
いxに関して許容し得る)である。
Caイオンに対する発泡剤の感受性及び発泡剤の固有の
発泡プロフィールはまたyの値により影響されるので、
エトキシル化の程度、即ちエーテル値のyの値がまた重
要ある。yの値が増加するにつれて、Caイオンに対する
発泡剤の感受性が減少し、表2の我々の試料2に示され
るように、必須である発泡剤の固有の発泡特性も減少す
る。それ故、低いCaイオン感受性と高い発泡特性の適性
なバランス、即ちyの値を見い出すことが壁板製造に意
図される発泡剤に於いて重要である。クキィールの特許
はyの値が1.5未満である発泡剤を除外する。本願発明
者らは0.4〜1.3のyの値を教示しており、即ちクキィー
ルの範囲と全く異なる。
この差異の理由は、本明細書の表III及び表IVに明示
される。試料Aはクキィールの特許の中心部(yの値2.
2)である。試料Eはy=0であるのでクキィールの特
許(及びグリーンの特許)の範囲外である。本願実施例
1,2及び4は適当な比率の試料A及びEをブレンドする
ことにより調製された。換言すれば、クキィールの製品
と劣った発泡剤とのブレンドは、そのブレンドが個々の
製品より優れていたことから、相乗効果をもたらした。
これは表III及び表IVに明示される。
以上、本発明を説明したが、特許請求の範囲に特定さ
れた本発明の精神から逸脱せずに変更が当業者に明らか
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スザンナ ウング カナダ国 エル6ワイ 3ヴィ5 オン タリオ ブランプトン レンブラント クレッセント 24 (56)参考文献 特開 昭57−88056(JP,A) 米国特許4156615(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 38/00 - 38/10 C09K 3/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の一般式を有する界面活性剤の混合物
    を含有する発泡剤。 Rx(OCH2CH2yOSO3M (式中、Rxは、平均xの炭素原子を有する直鎖及び/又
    は分岐鎖炭化水素を表し、xの少なくとも90%が8〜10
    であり;yは炭化水素Rx1モル当たりのエチレンオキシド
    の平均モル数を表し、0.4〜1.3であり;Mは水溶性界面活
    性剤を生成することができる陽イオンを表し;及びy=
    0にy=1を加えた混合物中の界面活性剤の量が発泡剤
    の44〜85重量%であり、y=0の界面活性剤の量が発泡
    剤の25〜85重量%である。)
  2. 【請求項2】y=0〜5の界面活性剤の量の合計が発泡
    剤の少なくとも80重量%である請求項1記載の発泡剤。
  3. 【請求項3】Mがナトリウム、カリウム、マグネシウ
    ム、アンモニウム、四級アンモニウム及びそれらの混合
    物からなる群から選ばれる請求項1記載の発泡剤。
  4. 【請求項4】発泡剤を、水、低分子量アルコール、グリ
    コール、グリコールエーテル及びそれらの混合物からな
    る群から選ばれる担体で希釈する請求項1記載の発泡
    剤。
  5. 【請求項5】yが炭化水素Rx1モル当たりのエチレンオ
    キシドの平均モル数を表し、0.7〜0.9である請求項1記
    載の発泡剤。
  6. 【請求項6】xの0〜20%が6以下である請求項1記載
    の発泡剤。
  7. 【請求項7】xの0〜10%が12以下である請求項6記載
    の発泡剤。
  8. 【請求項8】yが炭化水素Rx1モル当たりのエチレンオ
    キシドの平均モル数を表し、0.8である請求項5記載の
    発泡剤。
  9. 【請求項9】y=1の混合物中の界面活性剤の量が20〜
    25%であり、y=2の混合物中の界面活性剤の量が13〜
    18%であり、y=3の混合物中の界面活性剤の量が7〜
    13%であり、y=4の混合物中の界面活性剤の量が2〜
    7%であり、y=5の混合物中の界面活性剤の量が1〜
    4%である請求項8記載の発泡剤。
  10. 【請求項10】以下の一般式を有する界面活性剤の混合
    物を含有する発泡剤。 Rx(OCH2CH2yOSO3M (式中、Rxは、平均xの炭素原子を有する直鎖及び/又
    は分岐鎖炭化水素を表し、xの少なくとも90%が8〜10
    であり;yは炭化水素Rx1モル当たりのエチレンオキシド
    の平均モル数を表し、0.8であり;Mは水溶性界面活性剤
    を生成することができる陽イオンを表し;及びy=0に
    y=1を加えた混合物中の界面活性剤の量が発泡剤の44
    〜85重量%であり、y=0の界面活性剤の量が発泡剤の
    37〜43重量%である。)
  11. 【請求項11】石膏板を製造する方法において、石膏、
    担体及び請求項1記載の発泡剤の触媒量を混合すること
    を特徴とする前記方法。
  12. 【請求項12】触媒量が、石膏100重量部当たり0.01〜
    0.03である請求項11記載の方法。
JP1089547A 1988-04-07 1989-04-07 発泡剤 Expired - Lifetime JP2801258B2 (ja)

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CA563517 1988-04-07
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US563517 1989-04-04
US333078 1989-04-04

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JPH0238381A JPH0238381A (ja) 1990-02-07
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