JP2800202B2 - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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JP2800202B2
JP2800202B2 JP63268848A JP26884888A JP2800202B2 JP 2800202 B2 JP2800202 B2 JP 2800202B2 JP 63268848 A JP63268848 A JP 63268848A JP 26884888 A JP26884888 A JP 26884888A JP 2800202 B2 JP2800202 B2 JP 2800202B2
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修 筒井
欽也 有田
良一 塚田
啓史 堀内
孝雄 吉田
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、各種装置を作動させるために用いる圧電ア
クチュエータに関する。
(ロ)従来の技術 従来、第10図に示すように、圧電アクチュエータの一
形態として、ケーシング49内を軸線方向に移動するプラ
ンジャ50と、同プランジャ50をつかむクランプ部材51,5
2と、クランプ部材51,52を作動させるクランプ用圧電素
子53,54と、上記クランプ用圧電素子53,54と協働してプ
ランジャ50を軸線方向に移動させるストローク用圧電素
子55,56とにより構成されたものがある。なお、図中、5
7はクランプ用圧電素子53,54とストローク用圧電素子55
とをケーシング49に支持固定するための保持具である。
そして、かかる圧電アクチュエータの作動について簡
単に説明すると、アクチュエータ駆動ボタンを押すと、
制御装置が、メモリから読み出した駆動順序プログラム
に従って、クランプ用圧電素子53,54とストローク用圧
電素子55,56に電圧を印加してクランプ部材51,52にプラ
ンジャ50をクランプさせたり、軸線方向に移動させるこ
とによって、プランジャ50を尺取り虫状に、μmオーダ
或いはサブμmオーダのストロークで移動させることが
できる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる圧電アクチュエータは、未だ、以下の
問題点を有していた。
即ち、第10図に示すように、ストローク用圧電素子5
5,56は、それぞれ多数の圧電素子片60を積層状態に接着
して構成されている。
これは、各圧電素子片60の電圧印加時におけるプラン
ジャ軸線方向変位量が小さいことに鑑み、十分な変位量
を確保するため、積層構造としたものである。
ところで、かかるストローク用圧電素子55,56は多数
の圧電素子片60を必要とし、かつそれぞれに電圧を印加
しなければならないので、エネルギー効率が悪くなる。
また、積層構造は製造が複雑かつ煩雑となり、製作費
を高くすることになる。
本発明は、上記問題点を解決することができる圧電ア
クチュエータを提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、アクチュエータケーシング内を軸線方向に
進退可能なプランジャと、プランジャの廻りに配設し、
それぞれ筒状のクランプ部材を介してプランジャをクラ
ンプ可能に構成した左右一対の筒状のクランプ用圧電素
子と、プランジャの廻りに配設し、かつ左右一対のクラ
ンプ用圧電素子の間に位置して、同プランジャを進退さ
せる筒状のストローク用圧電素子と、から構成してなる
圧電アクチュエータにおいて、筒状のストローク用圧電
素子の両側端面に、各クランプ部材に連設したドーナツ
状の可撓性部材の内側面をそれぞれ接着すると共に、一
方の可撓性部材の外側面をアクチュエータケーシングに
固着した保持具を取付けるとともに、他方の可撓性部材
の外側面にはストローク増幅用部材を連設し、保持具及
びストローク増幅用部材には、それぞれクランプ部材を
連設し、同クランプ部材の外周面にクランプ用圧電素子
を取付けたことを特徴する圧電アクチュエータを提供せ
んとするものである。
(ホ)作用及び効果 上記した構成により、本発明は以下の作用及び効果を
奏する。
本発明では、筒状のストローク用圧電素子の両側端面
に、各クランプ部材に連接したドーナツ状の可撓性部材
の内側面をそれぞれ接着すると共に、一方の可撓性部材
の外側面をアクチュエータケーシングに固着した保持具
に取付けるとともに、他方の可撓性部材の外側面にはス
トローク増幅用部材を配設し、保持具及びストローク増
幅用部材には、それぞれクランプ部材を連設し、同クラ
ンプ部材の外周面にクランプ用圧電素子を取付けた構成
としている。
従って、ストローク用圧電素子に電圧を印加すると、
ストローク用圧電素子の両側面は両可撓性部材に接着さ
れているために伸縮せず、中央部のみが伸縮して、スト
ローク用圧電素子は両側方に膨らんだ太鼓状又は両側方
が凹んだ鼓状に変形し、その結果、両可撓性素材も弓な
りに変形し、同変形に基づいて、両可撓性素材の外側面
はプランジャの軸線方向に変位し、同変位によって、ス
トローク増幅用部材の内側面はプランジャ軸線方向に増
幅されて大きく変位することになり、同ストローク増幅
用部材の内側面に形成したクランプ部も同様にプランジ
ャ軸線方向に大きく変位することになる。
このように、本発明では、単一の圧電素子片又は少数
の圧電素子片の積層体によって圧電素子を形成しても、
圧電素子の両面に接着した可撓性部材とストローク増幅
用部材との協働によってクランプ部をプランジャ軸線方
向に大きく変位させることができる。
即ち、単一又は少数の圧電素子片からなるストローク
用圧電素子によって発生する変位が小さくても十分な変
位を確保することができるので、電力消費量を小さくし
て節電を図ることができる。
また、ストローク用圧電素子を、単一又は少数の圧電
素子片より形成することできるので、ストローク用圧電
素子を容易に製作することができ、製作費を安価なもの
とすることができる。
(ヘ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を詳説
する。
第1図に本実施例に係わる圧電アクチュエータAの全
体構成を示す。
図示するように、圧電アクチュエータAは、前後壁a,
bを具備する筒状のアクチュエータケーシングc内に同
心円的に、かつ、軸線に沿って進退自在にプランジャd
を取付け、さらに、プランジャdの外周面上に、同心円
的に、それぞれクランプ部材k,lを具備する一対のクラ
ンプ用圧電素子e,fと、ストローク用圧電素子gとを配
設することによって構成している。
即ち、図示の実施例において、クランプ用圧電素子e
はアクチュエータケーシングcの中央部に取付けた保持
具Hの左側に配設・支持されており、一方、クランプ用
圧電素子fとストローク用圧電素子gとは保持具Hの右
側に配設・支持されている。なお、保持具Hはクランプ
取付体として機能するものである。
そして、上記各圧電素子e,f,gの配設・支持状態につ
いて説明すると、以下の如くなる。
まず、クランプ用圧電素子eの配設・支持状態につい
て説明すると、第1図において、保持具Hの内側面に
は、ケーシングcの前壁a方向に伸延する縦割スリット
を設けた筒状のクランプ部材kのスリット無しの基端k2
を片持梁状に着脱自在に連結している。
また、プランジャdをクランプするべくクランプ部材
kの先端に設けたクランプ部k1は、上記クランプ部材k
の基端k2から離隔した位置に設けられている。
そして、同クランプ部k1の外周面上には、単一又は少
数の圧電板を積層して形成した圧電素子eを接着剤を用
いて取付けている。
次に、ストローク用圧電素子gとクランプ用圧電素子
fの配設・支持状態について説明する。
第1図に示すように、保持具Hの右側には、単一又は
少数の圧電板xを積層状態に接着して形成したストロー
ク用圧電素子gが配設されており、同ストローク用圧電
素子gは、その両側面に、それぞれ可撓性部材j,mの内
側面を接着剤を用いて接着している。
また、一方の可撓性部材jは、その外側面を保持具H
の外側面に連結ボルトnによって連結固定するととも
に、他方の可撓性部材mは、その外側面を、剛性素材か
らなるストローク増幅用部材oの外側面に連結ボルトP
によって連結している。
さらに、ストローク増幅用部材oは、その内側面に
は、ケーシングcの後壁b方向に伸延する縦割スリット
を設けた筒状のクランプ部材lのスリット無しの基端12
を片持梁状に着脱自在に連結している。
また、プランジャdをクランプするべくクランプ部材
lの先端に設けたクランプ部11は、上記クランプ部材l
の基端12から離隔した位置に設けられている。
そして、同クランプ部11の外周面上には、単一又は少
数の圧電板を積層して形成した圧電素子fを接着剤を用
いて取付けている。
なお、クランプ用圧電素子fは、クランプ用圧電素子
eと同様に、単数又は少数の圧電板xをプランジャdの
軸芯方向に積層して形成した円筒状の素子で、各圧電板
xの両端に電極が設けられており、この両端に電圧を印
加することにより、伸びるように構成されている。
一方、ストローク用圧電素子gも、単数又は少数の圧
電素子片xをプランジャdの軸芯方向に積層して形成し
た円滑状の素子からなる。
次に、各圧電素子e,f,gの作用及び具体的構成につい
て説明すると、以下のようになる。
即ち、クランプ用圧電素子e,fは、非通電状態では一
定のクランプ力Fでプランジャdをクランプしており、
正の電圧を印加することによってクランプ力F+αでク
ランプすることになり、負の電圧を印加することにより
クランプ力F−αの力でクランプすることになる。な
お、クランプ力は、F−α>0とする。即ち、負の電圧
が印加されている場合であっても、クランプ用圧電素子
e,fは、一定のクランプ力でプランジャdをクランプす
ることになる。
一方、ストローク用圧電素子gは、原則として、正電
圧を印加した状態では、プランジャd上を軸線方向に伸
びた状態にあり、負電圧を印加した状態では、プランジ
ャd上を縮み、その軸線方向の全長を短くすることにな
る。
しかし、本実施例において、ストローク用圧電素子g
の両側面は両可撓性部材j,mに接着されているために、
ストローク用圧電素子gに正逆電圧を印加しても、両側
面は伸縮せず、中央部のみが伸縮するため、ストローク
用圧電素子gは、第2図及び第3図に示すように、両側
方に膨らんだ太鼓状又は両側方が凹んだ鼓状に変形す
る。
その結果、両可撓性部材j,mも弓なりに変形し、同変
形に基づいて、両可撓性素材j,mの外側面はプランジャ
dの軸線方向に変位し、同可撓性部材mに外側面を連結
したストローク増幅用部材oも変位する。
ところで、ストローク増幅用部材oは剛性部材から形
成されており、かつ、その外側面と内側面の距離が十分
に確保されているので、内側面は、外側面の変位に対し
て、プランジャdの軸線方向に数倍〜数十倍に増幅され
て変位することになり、同ストローク増幅用部材oの内
側面に形成したクランプ部材lのクランプ部k1及び同ク
ランプ部k1に取付けた圧電素子fも同様に大きくプラン
ジャ軸線方向に大きく変位することになる。
このように、本実施例では、単一の圧電素子片x又は
少数の圧電素子片xの積層体によってストローク用圧電
素子gを形成しても、ストローク用圧電素子gの両面に
接着した可撓性部材j,mとストローク増幅用部材oとの
協働によってクランプ部k1及びクランプ用圧電素子fを
プランジャ軸線方向に大きく変位させることができる。
即ち、単一又は少数の圧電素子片xからなるストロー
ク用圧電素子gによって発生する変位が小さくても十分
なプランジャ軸線方向の変位を確保することができるの
で、電力消費量を小さくして節電を図ることができる。
また、ストローク用圧電素子gを、単一又は少数の圧
電素子片xより形成することできるので、ストローク用
圧電素子gを容易に製作することができ、製作費を安価
なものすることができる。
第1図におけるその他の構成要素について説明する
と、rは圧電アクチュエータAの水密性を高めるために
設けた摺動抵抗の小さいU字状又はY字状パッキンであ
る。
また、第4図に上記構成を有する圧電アクチュエータ
Aを制御するための制御装置Cの構成を示している。図
示するように、制御装置Cは、マイクロプロセッサR
と、入出力インターフェースS,Tと、上記圧電素子e,f,g
の駆動順序プログラムを記憶したメモリUとから構成さ
れる。
ついで、かかる構成を有するアクチュエータAによる
プランジャdの作動について、第5図〜第7図を参照し
て説明する。
第4図に示すアクチュエータ駆動ボタンvを押すと、
制御装置Cが、メモリUから読み出した駆動順序プログ
ラムに従って、第5図に示すように、ストローク用圧電
素子gを負電圧印加状態に保持する一方、クランプ用圧
電素子eに負の電圧を印加してプランジャdへのクラン
プ力をF−αに低減するとともに、クランプ用圧電素子
fに正の電圧を印加してクランプ力をF+αに増加して
プランジャdをクランプさせる。
次に、第6図に示すように、ストローク用圧電素子g
へ正の電圧を印加して縮めると、ストローク用圧電素子
gは矢印の方向に移動し、これに伴ってクランプ用圧電
素子fがクランプ力F+αでクランプするプランジャd
も矢印方向に移動する。
その後、第7図に示すように、クランプ用圧電素子f
に負の電圧を印加してクランプ力をF−αに低減すると
ともに、クランプ用圧電素子eに正の電圧を印加してク
ランプ力をF+αに増加してプランジャdをクランプさ
せる。そして、ストローク用圧電素子gに負の電圧を印
加して伸ばすとストローク用圧電素子gは矢印方向に移
動する。
ついで、上記動作を繰り返すことにより、プランジャ
dを、μmオーダ或いはサブμmオーダのストロークで
尺とり虫状に移動することができる。
そして、かかる圧電アクチュエータAの作動におい
て、前述したように、ストローク用圧電素子gによって
発生するプランジャ軸線方向変位を増幅することができ
るので、ストローク用圧電素子gに印加する電圧を可及
的に小さくすることができ、節電を図ることができる。
また、第8図に、本実施例にかかるアクチュエータA
の適用例を示しており、湯水混合栓として機能する自動
開閉弁Dにかかる圧電アクチュエータAを応用した例で
ある。
第8図において、10は円筒状の箱体をなすケーシング
であり、同ケーシング10は、その一側側壁に、二つの一
側流路13,14を形成している。
そして、一側流路13,14は湯水混合栓の給水流路及び
給湯流路として機能するものであり、その外側開口端
は、それぞれ給水配管15と給湯配管16と連通している。
一方、一側流路13,14の内側開口端は、それぞれケー
シング10の両端に形成した隔壁17,18と連通している。
また、ケーシング10の他側側壁には、両端開口のT字
状の他側流路20が形成されている。
そして、かかる他側流路20は、湯水混合栓の混合水流
路として機能するものであり、その外側開口端は、混合
水配管21と連通しており、一方、その内側二股開口端は
隔壁17,18と連通している。
さらに、T字状筒体19の内側二股開口部には、それぞ
れ弁座22,23が設けられており、同弁座22,23には、ケー
シング10内を軸線方向に進退して弁座22,23と接離し、
内側二股状開口端を開閉するダイアフラム弁からなる弁
体24,25が配設されている。
さらに、ケーシング10の両端には、それぞれ圧電アク
チュエータAが取付けられている。
そして、各圧電アクチュエータAは、そのプランジャ
dの先端を弁体24,25の後部と当接自在となし、弁体24,
25を開閉自在としている。
なお、第8図において、30は他側流路20内に設けた温
度センサであり、混合水の温度を検出し、検出値を第4
図に示すような制御装置Cにフィードバックして、制御
装置Cに検出値に基づいて自動開閉弁Dの両アクチュエ
ータAをPID制御等によって作動させ、適温制御を行う
ものである。
そして、かかる構成を有する自動開閉弁Dの作動を、
簡単に説明すると、以下の如くなる。
即ち、温度センサ30からの検出値を制御部にフィード
バックして、制御部に検出値に基づいて自動開閉弁Dの
両圧電アクチュエータAをそれぞれ別個に作動させる
と、弁体24,25が設定温度で開閉して、一側流路13,14か
ら他側流路20に流れる給水量と給湯量を一定の混合割合
で混合することができる。
そして、かかる作用において、弁体24,25は上記した
構成を有し、かつ上記した作用及び効果を奏する圧電ア
クチュエータAによって開閉するようにしているので、
流量制御及び適温制御をより精密かつ確実に行うことが
できる。
また、第9図に他の実施例に係る圧電アクチュエータ
Aの構成を示しており、図示するように、本実施例は、
上記した実施例(第1図〜第7図)における圧電アクチ
ュエータAに、さらに、クランプ力調整機能を付加した
構成に特徴を有する。
即ち、クランプ部材k,lは、その環状外周面上に、第
9図に示すように保持具Hに向けて漸次外径を小さくす
る環状のテーパ面t1を形成している。
また、クランプ部材k,lの外周面上には、同心円的に
筒状の圧電素子取付用中間部材W1,W2が着脱自在かつ軸
線方向に移動自在に配設されている。
そして、同圧電素子取付用中間部材W1,W2の先端に形
成したくさび部W1a,W2aの内周面には、前記したクラン
プ部材k,lの外周面に設けたテーパ面t1と摺動自在に嵌
合密着するテーパ面t2が形成されている。
さらに、第9図に示すように、筒状の圧電素子取付用
中間部材W1,W2はその先端外周面に、多数の圧電板xを
積層して形成したクランプ用圧電素子e,fを接着剤を用
いて取付けている。
そして、かかるクランプ用圧電素子e,fの取付におい
て、上記したように圧電素子取付用中間部材W1,W2はス
リットを有する弾性素材からなるため、圧電素子e,fの
内径を可及的に小さくしても圧電素子取付用中間部材
W1,W2を弾性的に縮径して、同クランプ用圧電素子e,fを
圧電素子取付用中間部材W1,W2の外周面に容易に嵌入す
ることができ、また、嵌入に際して、接着剤を圧電素子
取付用中間部材W1,W2の内周面に塗布することによって
強固にクランプ用圧電素子e,fを圧電素子取付用中間部
材W1,W2に接着することができる。
しかして、クランプ用圧電素子e,fの内径を可及的に
小さくできるので、接着剤の厚みを可及的に薄くするこ
とができ、後述するようにクランプ用圧電素子e,fに電
圧を印加した場合に生ずるクランプ力を接着剤によって
吸収されることなくクランプ部材k,lに伝達することが
でき、十分なクランプ力でプランジャdをクランプする
ことができる。
また、第9図に示すように、筒状の圧電素子取付用中
間部材W1,W2の外周面上であってクランプ用圧電素子e,f
の後部なす位置には、環状のスプリング保持用ブラケッ
トy1,y2が突設されている。
そして、同スプリング保持用ブラケットy1,y2の後面
と保持具Hの前面との間には、圧縮コイルスプリングか
らなるクランプ力調整用スプリングz1,z2が介設されて
いる。
かかる構成において、クランプ力調整用スプリング
z1,z2の弾性力によって圧電素子取付用中間部材W1,W2
前方方向に付勢され、同付勢力は、テーパ面t1とテーパ
面t2との嵌合を介してクランプ部材k,lのクランプ部材k
1,l1に、プランジャdをクランプする初期保持クランプ
力を与えることができる。
そして、かかる初期保持クランプ力は、クランプ部材
k,lの基端k2,l2の保持具Hの雌ねじ部i,pのねじ込み量
を調整することによってクランプ力調整用スプリング
z1,z2の長さを増減して容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる圧電アクチュエータの断面側
面図、第2図及び第3図はストローク用圧電素子の電圧
印加時の動作説明図、第4図は制御装置の概念的構成説
明図、第5図〜第7図は圧電アクチュエータの作動状態
説明図、第8図は上記圧電アクチュエータを具備した自
動開閉弁の断面側面図、第9図は他の実施例に係る圧電
アクチュエータの断面側面図、第10図は従来の圧電アク
チュエータの断面側面図である。 図中、 (A):圧電アクチュエータ (C):制御装置 (D):自動開閉弁 (d):プランジャ (e):クランプ用圧電素子 (f):クランプ用圧電素子 (g):ストローク用圧電素子 (j):可撓性部材 (k):クランプ部材 (l):クランプ部材 (m):可撓性部材 (o):ストローク増幅用部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 啓史 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 吉田 孝雄 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−186071(JP,A) 特開 昭60−219972(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 41/083 H01L 41/09

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータケーシング内を軸線方向に
    進退可能なプランジャと、プランジャの廻りに配設し、
    それぞれ筒状のクランプ部材を介してプランジャをクラ
    ンプ可能に構成した左右一対の筒状のクランプ用圧電素
    子と、プランジャの廻りに配設し、かつ左右一対のクラ
    ンプ用圧電素子の間に位置して、同プランジャを進退さ
    せる筒状のストローク用圧電素子と、から構成してなる
    圧電アクチュエータにおいて、 筒状のストローク用圧電素子の両側端面に、各クランプ
    部材に連設したドーナツ状の可撓性部材の内側面をそれ
    ぞれ接着すると共に、一方の可撓性部材の外側面をアク
    チュエータケーシングに固着した保持具に取付けるとと
    もに、他方の可撓性部材の外側面にはストローク増幅用
    部材を連設し、保持具及びストローク増幅用部材には、
    それぞれクランプ部材を連設し、同クランプ部材の外周
    面にクランプ用圧電素子を取付けたことを特徴とする圧
    電アクチュエータ。
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