JP2800092B2 - 難燃性熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性熱硬化性樹脂組成物

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JP2800092B2 JP8768694A JP8768694A JP2800092B2 JP 2800092 B2 JP2800092 B2 JP 2800092B2 JP 8768694 A JP8768694 A JP 8768694A JP 8768694 A JP8768694 A JP 8768694A JP 2800092 B2 JP2800092 B2 JP 2800092B2
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満寿夫 岩田
美夏 関
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非ハロゲン系難燃剤を
含有する難燃性熱硬化性樹脂組成物に関する。更に詳し
くは、非ハロゲン系難燃剤としてメラミン被覆ポリリン
酸アンモニウム粒子の被覆層に存在するメラミンが架橋
構造を形成した不溶性ポリリン酸アンモニウム粒子を含
有する耐水性及び機械特性に優れた難燃性熱硬化性樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂
フェノ−ル樹脂などで代表される熱硬化性樹脂は優れ
た耐熱性や機械的強度を備えている事から成形材料とし
て電気電子部品材料、土木建築材料、自動車部品材料な
どをはじめ、塗料、接着剤、合成樹脂含浸紙などに広範
囲に使用されている。この熱硬化性樹脂の難燃化には一
般にハロゲン系有機化合物を配合する事によってまたは
ポリマ−鎖の一部をハロゲン化することによってその目
的を達成してきた。しかしながら、該ハロゲン含有熱硬
化性樹脂組成物は燃焼時に腐食性のハロゲンガスが発生
するため問題視されてきている。また一方では、ハロゲ
ンを含有する事なく難燃化するためにリン化合物である
ポリリン酸アンモニウムを配合することも提案されてい
る。しかしながら、該ポリリン酸アンモニウムは化学構
造上非常に加水分解を受けやすい化合物であり、高温多
湿環境下に於いては樹脂組成物から該ポリリン酸アンモ
ニウムが溶出またはブリ−ドアウトするという問題があ
る。また、ポリリン酸アンモニウムのような無機化合物
を配合することによる機械物性の低下も問題視されてい
る。そこで燃焼時にハロゲンガスを発生せず、樹脂組成
物から配合成分の溶出、ブリ−ドアウトが無く、しかも
樹脂の持つ機械的特性の低下を抑えた難燃性熱硬化性樹
脂組成物が要求され始めている。
【0003】これらの要求に応えるために最近では樹脂
の燃焼温度に於いて吸熱反応により分解、脱水反応を起
こし樹脂の燃焼を抑制することのできる金属水和物を無
機難燃化剤として用いた熱硬化性樹脂組成物が提案され
ている(特開平3−190965号公報)。しかしなが
ら、該金属水和物は難燃性付与効果が極めて微弱である
ために多量の該金属水和物を配合しないと目的の難燃性
を達成する事が出来ない。そのために、成形加工性の低
下、得られる成形物の機械的強度の低下などの諸特性が
低下すると言った問題点がある。また、特開平1−10
8261号公報には合成樹脂によって被覆されたポリリ
ン酸アンモニウムと水酸化アルミニウム、有機窒素化合
物を含有する難燃性ポリマ−組成物が開示されている。
合成樹脂により被覆されたポリリン酸アンモニウムを用
いることによってポリリン酸アンモニウムの水への溶解
はしにくくなるが、金属水和物を配合したと同様に熱硬
化性樹脂との相溶性が低下し、かかる組成物を用いて成
形すると得られる成形物の機械的強度が低下すると言っ
た問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはハロゲン
ガスの発生がなく、また配合した難燃化剤の溶出・ブリ
−ドアウトがなく、しかも樹脂の機械特性を低下させる
ことのない難燃性熱硬化性樹脂組成物を得るべく鋭意研
究をおこなった。その結果、従来のポリリン酸アンモニ
ウムの替わりに粉末状ポリリン酸アンモニウム粒子表面
にメラミンを昇華によって付加及び/または付着させた
メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子表面を、その
粒子表面被覆層に存在するメラミン分子中のアミノ基に
帰属する活性水素と反応し得る官能基を有する化合物に
よって架橋反応させて得られる不溶性ポリリン酸アンモ
ニウム粒子を用いることによって上述の課題を解決でき
ることを見いだし、この知見に基づき本発明を完成し
た。以上の記述から明らかなように、本発明の目的は成
形材料として電気電子部品材料、土木建築材料、自動車
部品材料などをはじめ、塗料、接着剤合成樹脂含浸紙な
どの分野に好適に使用できる、耐熱性、機械的強度およ
び難燃性の特性を持ち、しかも難燃化剤の溶出・ブリ−
ドアウトのない熱硬化性樹脂組成物を提供する事であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
する。 1)熱硬化性樹脂に、メラミン被覆ポリリン酸アンモニ
ウム粒子表面をメラミン分子中のアミノ基に帰属する活
性水素と反応しうる官能基を有する化合物で架橋させて
得られる不溶性ポリリン酸アンモニウ粒子を組成物重量
の4〜50重量%含有させてなる難燃性熱硬化性樹脂組
成物。 2)熱硬化性樹脂がグリシジル基、イソシアネ−ト基、
メチロ−ル基またはアルデヒド基を有する熱硬化性樹脂
である前記第1項記載の難燃性熱硬化性樹脂組成物。 3)メラミン分子中のアミノ基に帰属する活性水素と反
応し得る官能基を有する化合物がイソシアネ−ト基、グ
リシジル基、カルボキシル基、メチロ−ル基もしくはア
ルデヒド基を有する化合物である前記第1項記載の難燃
性熱硬化性樹脂組成物。 4)メラミン分子中のアミノ基に帰属する活性水素と反
応し得る官能基を有する化合物が2個以上の官能基を有
する化合物である前記第1項記載の難燃性熱硬化性樹脂
組成物。 5)メラミン被覆ポリリン酸アンモニウムが粉末状ポリ
リン酸アンモニウムに対して0.5〜20重量%のメラ
ミンを被覆させて得られるメラミン被覆ポリリン酸アン
モニウムである前記第1項記載の難燃性熱硬化性樹脂組
成物 6)熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂、硬質ウレタン樹脂、
軟質ウレタン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、グ
アナミン樹脂、キシレン樹脂もしくはユリア樹脂である
前記第1項記載の難燃性熱硬化性樹脂組成物。
【0006】本発明で用いる不溶性ポリリン酸アンモニ
ウム粒子は、メラミン被覆ポリリン酸アンモニウムのメ
ラミン被覆層に存在するメラミン分子が該メラミン分子
中のアミノ基に帰属する活性水素と反応し得るイソシア
ネ−ト基、グリシジル基もしくはアルデヒド基等の官能
基を有する化合物で架橋された構造を有するポリリン酸
アンモニウムであり、かかる不溶性ポリリン酸アンモニ
ウム粒子の製造は、例えば加熱攪拌或いは加熱混練機構
を備えた反応器にメラミン被覆ポリリン酸アンモニウム
粒子とメラミン分子中のアミノ基に帰属する活性水素と
反応し得る官能基を有する化合物、例えばホルムアルデ
ヒド水溶液を投入し混合する。活性水素間の架橋構造が
容易に形成される温度80〜200℃好ましくは100
〜150℃に加熱昇温し、0.5〜2時間反応させるこ
とによってメラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子の
被覆層に架橋構造を形成した不溶性ポリリン酸アンモニ
ウム粒子を得ることが出来る。この架橋反応は非溶媒系
または溶媒系のいずれの反応系であってもよく、溶媒系
では、水、有機溶媒またはそれら2種以上の溶媒からな
る混合溶媒であってもよい。また、架橋反応に用いる化
合物の官能基は、メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム
のメラミン分子中のアミノ基に対して0.5〜6倍当
量、好ましくは1〜2倍当量である。0.5倍当量より
少ない場合にはメラミン間の架橋が十分行われず、得ら
れるポリリン酸アンモニウム粒子は加水分解を受けやす
くなる。また、6倍当量より多い場合には未反応の化合
物が残留するので好ましくない。 メラミン分子中のア
ミノ基に帰属する活性水素と反応する官能基としてはイ
ソシアネ−ト基、グリシジル基、カルボキシル基、メチ
ロ−ル基もしくはアルデヒド基であり、該官能基の数は
1または2以上である。該官能基を有する化合物として
は例えば、ヘキサメチレンジイソシアネイト、トルイレ
ンジイソシアネ−トなどのイソシアネ−ト基を有する化
合物、ビスフェノ−ルAやフェノールノボラック等に代
表される各種エポキシ樹脂、しゅう酸、マロン酸、フタ
ル酸などのカルボキシルを有する化合物、トリメチロー
ルプロパン、トリメチロールエタンなどのメチロ−ル基
を有する化合物、ホルムアルデヒド、グリオキザール、
マロン酸アルデヒド等のアルデヒド基を有する化合物を
挙げる事が出来る。
【0007】また、メラミン被覆ポリリン酸アンモニウ
ム粒子は、ポリリン酸アンモニウムの粒子表面にメラミ
ンが付加及び/または付着したものであり、かかるメラ
ミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子は以下の方法によ
って得る事ができる。即ち、加熱されたニーダー等の加
熱混練装置内にポリリン酸アンモニウム粒子を投入し、
該ポリリン酸アンモニウム粒子が溶融することなく、か
つ該ポリリン酸アンモニウム中のアンモニアが容易に脱
離を起こす温度すなわち300℃以下好ましくは200
〜300℃の温度において0.5〜5時間加熱をおこな
い、本来ポリリン酸アンモニウム中に化学量論量存在し
ているアンモニアの一部(化学量論量のアンモニアに対
して5〜10重量%)を脱離させたアンモニアが不足し
た状態のポリリン酸アンモニウムまたはポリリン酸アン
モニウムの公知の製造工程に於いてアンモニアの結合量
が化学量論量以下である状態のポリリン酸アンモニウム
(以下、これらをアンモニア不足ポリリン酸アンモニウ
ムという)を生成させ、次いで同一の装置に於いてアン
モニア不足ポリリン酸アンモニウム粒子が溶融しない温
度でかつメラミンが昇華し得る温度である250〜30
0℃の温度に加熱してメラミンを添加し、アンモニア不
足ポリリン酸アンモニウム粒子表面のアンモニアが脱離
して酸となったヒドロキシル基に該メラミンを付加及び
/または付着させる。ここで付加とはメラミンがポリリ
ン酸アンモニウムに由来する酸素−プロトン結合のプロ
トンと化学的に結合した状態を意味し、付加したメラミ
ンは加熱されても安定であり再度脱離することはない。
また、付着とは、メラミンがポリリン酸アンモニウム粒
子表面に吸着された状態をいい、加熱の継続によってポ
リリン酸アンモニウム粒子表面に吸着しているメラミン
は昇華と吸着を繰り返し酸素−プロトン結合のプロトン
と化学的に結合する。この時添加するメラミンの割合
は、該ポリリン酸アンモニウムに対して0.5〜20重
量%好ましくは2〜10重量%であり、添加したメラミ
ンは全量該ポリリン酸アンモニウム粒子に付加及び/ま
たは付着し、メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子
が得られる。
【0008】上述のメラミン被覆ポリリン酸アンモニウ
ムの原料であるポリリン酸アンモニウムは、市販品を使
用すればよく、該市販品としては、スミセーフ−P(商
標、住友化学工業(株)製)、エクソリット−422
(商標、ヘキスト社製)、エクソリット−700(商
標、ヘキスト社製)、フォスチェックP/40(商標、
モンサント社製)等を挙げる事ができ、またII型ポリリ
ン酸アンモニウム微粒子も用いることが出来る。該II型
ポリリン酸アンモニウム微粒子は例えば次の方法で得る
ことが出来る。即ち等モルのリン酸二アンモニウムと五
酸化リンを混合し、温度290〜300℃に加熱攪拌
し、次いでリン酸二アンモニウムに対して0.5倍モル
の尿素を溶解させた濃度77重量%の尿素液を噴霧しな
がら添加し、引き続きアンモニア雰囲気下で数時間、温
度250〜270℃で焼成する方法によって得られる。
また、使用するメラミンはメラミンモノマーとして市販
されているものを使用すれば良い。
【0009】本発明で用いる不溶性ポリリン酸アンモニ
ウム粒子の配合割合は組成物重量の4〜50重量%、好
ましくは10〜45重量%である。該配合割合が3重量
%以下では十分な難燃性が得られず、また60重量%を
越えて配合してもえられる難燃性以上に機械特性の低下
が大きくなり使用に耐えられなくなる。
【0010】本発明で用いる熱硬化性樹脂として好適な
ものはグリシジル基、イソシアネ−ト基、メチロ−ル基
もしくはアルデヒド基を有する熱硬化性樹脂であり、具
体的にはエポキシ樹脂、硬質ウレタン樹脂、軟質ウレタ
ン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹
脂、キシレン樹脂およびユリア樹脂などを挙げることが
できる。また上記以外の熱硬化性樹脂として不飽和ポリ
エステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂も本発明で用い
る熱硬化性樹脂として好適に使用する事が出来る。
【0011】本発明で用いる不溶性ポリリン酸アンモニ
ウム粒子は、メラミン被覆ポリリン酸アンモニウムのメ
ラミン被覆層に存在するメラミン分子と、該メラミン分
子中のアミノ基に帰属する活性水素と反応しうるイソシ
アネ−ト基、グリシジル基もしくはアルデヒド基等の官
能基を有する化合物とを反応させることによって同一粒
子上のメラミン分子間に架橋構造が形成されているポリ
リン酸アンモニウム粒子である。従って、メラミン分子
間の架橋度を制御する事により該メラミン分子中の活性
水素は残存し、かかる活性水素は上述の熱硬化性樹脂が
硬化する段階で熱硬化性樹脂に由来するグリシジル基、
イソシアネ−ト基、メチロ−ル基またはアルデヒド基と
反応して不溶性ポリリン酸アンモニウム粒子と熱硬化性
樹脂との間に化学的結合を形成する事となる。ゆえに不
溶性ポリリン酸アンモニウム粒子と熱硬化性樹脂との相
溶性が向上し不溶性ポリリン酸アンモニウム粒子の配合
による機械的特性の低下が抑えられる事となる。
【0012】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、必要に応
じて通常熱硬化性樹脂に添加する他の添加剤、例えば硬
化剤、硬化促進剤、他の難燃剤、難燃助剤、着色剤、界
面活性剤、熱安定剤、可塑剤、光安定剤、溶剤等を配合
することができる。
【実施例】
【0013】本発明を具体的に説明するために、以下に
実施例および比較例を示すが本発明はこれによって限定
されるものではない。実施例および比較例でおこなった
評価は次の方法によった。
【0014】1)難燃性評価 ULサブジェクト94
(アンダ−ライタ−・ラボラトリ−ズインコ−ポレ−テ
ッド)の「機器の部品用プラスチック材料の燃焼試験」
に規定された垂直燃焼試験に準拠。試験片の肉厚1.6
mm(1/16インチ) 2)酸素指数(O.I.) 日本工業規格JIS K7
201(酸素指数法による高分子材料の燃焼試験方法)
に準拠。 3)熱水浸漬試験評価 試験片(長さ100mm×幅1
00mm×厚さ2mm)を熱プレスにより成形し、試験
片の表面電気抵抗値を振動容量型微小電流電位計(竹田
理研工業(株))で測定した。次いで該試験片を95℃
の熱水に2時間浸漬させたのちに取りだし、該試験片に
付着した水滴をワイパー紙で拭き取り、試験片の表面電
気抵抗値を測定した。熱水浸漬後に表面電気抵抗値が大
幅に低下したものは耐ブリード性不良とした。 4)引張強度、引張伸度 日本工業規格JIS K71
13(プラスチックの引張試験方法)に準拠した。但し
試験片の形状は、長さ100mm、幅20mm、厚み2
mmとした。 5)曲げ強度 日本工業規格JIS K7203(硬質
プラスチックの曲げ試験方法)に準拠した。但し試験片
の形状は、長さ100mm、幅25mm、厚み2mmと
した。
【0015】メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子
の製造 予め280℃に加熱されたニーダーに平均粒径6.4μ
mのII型ポリリン酸アンモニウム微粒子を2000g投
入し、窒素ガス雰囲気または不活性ガス雰囲気下で3時
間加熱混合しアンモニアを脱離させた。このアンモニア
が化学量論量よりも不足した状態の粉末状ポリリン酸ア
ンモニウムに対し、メラミン200gを添加する。この
時点でニーダーの上蓋を閉じこの状態で280℃で4時
間加熱混合をおこなう。加熱混合はポリリン酸アンモニ
ウムの形態を変化させることなく行われた。この様にし
てメラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子が2100
g得られた。電子顕微鏡による観察の結果、II型ポリ燐
酸アンモニウム微粒子の粒子表面がメラミンにより均一
に被覆されているのが確認された。
【0016】更に上述のII型ポリリン酸アンモニウムは
次の方法によって得た。即ち、290〜300℃に加熱
された5リットルに卓上ニーダーに窒素ガス雰囲気を維
持しながらリン酸二アンモニウム660g(5モル)と
五酸化リン710g(5モル)の混合物を入れ加熱攪拌
し、20分経過後80℃の76.9%尿素液195gを
噴霧添加した。引き続きアンモニア雰囲気下2.5時間
250〜270℃で焼成を行い粉末状ポリリン酸アンモ
ニウム1460gを得た。このポリリン酸アンモニウム
は、単粒子と一部の凝集体が混在しており単粒子に分離
すべく粉砕器(ホソカワミクロン製AP−B型)でアン
モニア雰囲気下粗砕した。X線回折による結晶型はII型
であり、粒子の平均粒子径は、6.4μmであった。
【0017】参考例1(不溶性ポリリン酸アンモニウム
の製造) 加熱混練機構及び脱気機構を備えた内容積5リットルの
ニーダーにメラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子1
000gと37%濃度のホルマリン120gを投入し常
温に於いて30分混合し、次いで100℃に昇温後1時
間混合を行った。このようにしてメラミン被覆ポリリン
酸アンモニウムの粒子表面に存在するメラミンのアミノ
基に帰属する活性水素の約50%がアルデヒド基によっ
て架橋した不溶性ポリリン酸アンモニウム粒子(以下こ
れを不溶性ポリリン酸アンモニウム(A)という)が1
005g得られた。
【0018】参考例2(不溶性ポリリン酸アンモニウム
の製造) 加熱攪拌機構及び還流機構を備えた内容積5リットルの
フラスコにメラミン被覆ポリリン酸アンモニウム100
0gとトルエン900gを加える。次いで、ヘキサメチ
レンジイソシアネート132gとニッカオクチック錫触
媒2.6gを投入し常温にて混合する。次に還流温度ま
で昇温し2時間加熱混合を行い冷却濾過後100℃の乾
燥機にて1時間乾燥を行った。このようにしてメラミン
被覆ポリリン酸アンモニウムの粒子表面に存在するメラ
ミンのアミノ基に帰属する活性水素の約50%がイソシ
アネート基によって架橋した不溶性ポリリン酸アンモニ
ウム粒子(以下これを不溶性ポリリン酸アンモニウム
(B)とい)が1080g得られた。
【0019】実施例1 参考例1によって得られた不溶性ポリリン酸アンモニウ
ム(A)を20重量部、エポキシ樹脂としてビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂エピコート828(商標、油化シ
ェルエポキシ(株)製)71.2重量部を予め良く分散
混合しその後、硬化剤としてジエチレントリアミン8.
8重量部を加え更に混合する。脱気を行った後該混合物
を30℃で60分加熱後100℃で15分間熱プレス成
型をおこない平板を作製した。得られた平板を切り出し
所定の形状の試験片を作製した(以下これを成形品Aと
いう)。得られた試験片を用いて難燃性評価、酸素指数
の測定、熱水浸漬試験評価、引張強度、及び曲げ強度の
測定を行った。その評価結果を表1に示した。
【0020】実施例2 参考例2によって得られた不溶性ポリリン酸アンモニウ
ム(B)を20重量部、エポキシ樹脂としてビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂エピコート828(商標、油化シ
ェルエポキシ(株)製)を71.2重量部、及び硬化剤
としてのジエチレントリアミンを8.8重量部とした以
外は実施例1に準拠して所定の各試験片を作製し(以下
これを成形品Bという)、得られた試験片を用いて難燃
性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評価、引張強
度、及び曲げ強度の測定を行った。その評価結果を表1
に示した。
【0021】実施例3 ポリイソシアネ−トとしてDN−980S(商品名、大
日本インキ化学工業(株)製)を51重量部とポリエス
テルポリオ−ルとしてD−220(商品名、大日本イン
キ化学工業(株)製)を49重量部及び参考例1で得ら
れた不溶性ポリリン酸アンモニウム(A)を13重量部
を良く分散混合し、更に脱気を行った後該混合物を15
0℃で30分間熱プレス成型をおこない平板を得た。得
られた平板を切り出し所定の形状の試験片を作製し(以
下これを成形品Cという)、得られた試験片を用いて難
燃性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評価、引張強
度、及び引張伸度の測定を行った。その評価結果を表2
に示した。
【0022】実施例4 不溶性ポリリン酸アンモニウム(A)を20重量部とし
た以外は実施例3に準拠して平板を得、ついで該平板を
用いて所定の各試験片を作製し(以下これを成型品Dと
いう)、得られた試験片を用いて難燃性評価、酸素指数
の測定、熱水浸漬試験評価、引張強度、及び引張伸度の
測定を行った。その評価結果を表2に示した。
【0023】実施例5 成形材料用メラミン樹脂(セルロ−ス粉末含有)(富士
化成(株)製)87重量部に参考例1で得られた不溶性
ポリリン酸アンモニウム(A)を13重量部混合し16
5℃で4分間熱プレス成形を行い平板を得た。得られた
平板を切り出し、所定の形状の試験片を作製し(以下こ
れを成型品Eという)、得られた試験片を用いて難燃性
評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評価、引張強度、
及び曲げ強度の測定を行った。その評価結果を表3に示
した。
【0024】実施例6 成形材料用フェノ−ル樹脂(セルロ−ス粉末含有)(フ
ド−(株)製)90重量部と参考例1で得られた不溶性
ポリリン酸アンモニウム(A)を10重量部混合し17
0℃で4分間熱プレス成形を行い平板を得た。得られた
平板を切り出し所定の形状の試験片を作製し(以下これ
を成型品Fという)、得られた試験片を用いて難燃性評
価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評価、引張強度、及
び曲げ強度の測定を行った。その評価結果を表3に示し
た。
【0025】実施例7 成形材料用フェノ−ル樹脂(セルロ−ス粉末含有)(フ
ド−(株)製)94重量部と参考例2で得られた不溶性
ポリリン酸アンモニウム(B)を6重量部を混合して1
70℃で4分間熱プレス成形をおこない平板を得た。得
られた平板を用いて所定の形状の各種試験片を作成した
(以下これを成形品Gという)。得られた試験片を用い
て難燃性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評価、引
張強度、及び曲げ強度の測定を行った。その評価結果を
表3に示した。
【0026】比較例1 エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂エ
ピコート828(商標、油化シェルエポキシ(株)製)
89重量部と硬化剤としてジエチレントリアミン11重
量部を混合する。脱気を行った後該混合物を30℃で6
0分加熱後100℃で15分間熱プレス成型をおこない
平板を得た。得られた平板を切り出し所定の形状の試験
片を作製し(以下これを成型品Hという)、得られた試
験片を用いて難燃性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試
験評価、引張強度、及び曲げ強度の測定を行った。その
評価結果を表1に示した。
【0027】比較例2 不溶性ポリリン酸アンモニウム(A)に替えてII型ポリ
リン酸アンモニウム微粒子20重量部とする以外は実施
例1に準拠して平板を得、得られた平板を用いて所定の
各試験片を作製し(以下これを成型品Iという)、得ら
れた試験片を用いて難燃性評価、酸素指数の測定、熱水
浸漬試験評価、引張強度、及び曲げ強度の測定を行っ
た。その評価結果を表1に示した。
【0028】比較例3 不溶性ポリリン酸アンモニウム(A)に替えてエクソリ
ット−462(商標ヘキスト社製)20重量部とする以
外は実施例1に準拠して平板を得、得られた平板を用い
て所定の各試験片を作製し(以下これを成型品Jとい
う)、得られた試験片を用いて難燃性評価、酸素指数の
測定、熱水浸漬試験評価、引張強度、及び曲げ強度の測
定を行った。その評価結果を表1に示した。
【0029】比較例4 不溶性ポリリン酸アンモニウム(A)に替えて水酸化マ
グネシウム((キスマ5A)(商標 協和化学工業
(株)製))80重量部とする以外は実施例1に準拠し
て平板を得、得られた平板を用いて所定の各試験片を作
製し(以下これを成型品Kという)、得られた試験片を
用いて難燃性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評
価、引張強度、及び曲げ強度の測定を行った。その評価
結果を表1に示した。
【0030】比較例5 ポリイソシアネートとしてDN−980S(商品名、大
日本インキ化学工業(株)製)を51重量部とポリエス
テルポリオールとしてD−220(商品名、大日本イン
キ化学工業(株)製)を49重量部を混合し、脱気を行
った後該混合物を150℃で30分間熱プレス成型をお
こない平板を得た。得られた平板を切り出し所定の形状
の試験片を作製し(以下これを成型品Lという)、得ら
れた試験片を用いて難燃性評価、酸素指数の測定、熱水
浸漬試験評価、引張強度、及び引張伸度の測定を行っ
た。その評価結果を表2に示した。
【0031】比較例6 不溶性ポリリン酸アンモニウム(A)に替えてII型ポリ
リン酸アンモニウム微粒子20重量部とする以外は実施
例3に準拠して平板を得、得られた平板を用いて所定の
各試験片を作製し(以下これを成型品Mという)、得ら
れた試験片を用いて難燃性評価、酸素指数の測定、熱水
浸漬試験評価、引張強度、及び引張伸度の測定を行っ
た。その評価結果を表2に示した。
【0032】比較例7 不溶性ポリリン酸アンモニウムに替えて水酸化マグネシ
ウム((キスマ5A)(商標 協和化学工業(株)
製))100重量部とする以外は実施例3に準拠して平
板を得、得られた平板を用いて所定の各試験片を作製し
(以下これを成型品Nという)、得られた試験片を用い
て難燃性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評価、引
張強度、及び引張伸度の測定を行った。その評価結果を
表2に示した。
【0033】比較例8 成形材料用メラミン樹脂(セルロ−ス粉末含有)(富士
化成(株)製)を165℃で4分間熱プレス成形し平板
を得た。得られた平板を切り出し所定の形状の試験片を
作製し(以下これを成型品Pという)、得られた試験片
を用いて難燃性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評
価、引張強度、及び曲げ強度の測定を行った。その評価
結果を表3に示した。
【0034】比較例9 メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子に替えてスミ
セ−フP(商標 住友化学工業(株)製)13重量部と
する以外は実施例5に準じて平板を得、得られた平板を
用いて所定に各試験片を作製し(以下これを成型品Qと
いう)、得られた試験片を用いて難燃性評価、酸素指数
の測定、熱水浸漬試験評価、引張強度、及び曲げ強度の
測定を行った。その評価結果を表3に示した。
【0035】比較例10 成形材料用フェノ−ル樹脂(セルロ−ス粉末含有)(フ
ド−(株)製)を170℃で4分間熱プレス成形し平板
を得た。得られた平板を切り出し所定の形状の試験片を
作製し(以下これを成型品Rという)、得られた試験片
を用いて難燃性評価、酸素指数の測定、熱水浸漬試験評
価、引張強度、及び曲げ強度の測定を行った。その評価
結果を表3に示した。
【0036】比較例11 メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子に替えてスミ
セ−フP(商標 住友化学工業(株)製)10重量部と
する以外は実施例6に準拠して平板をえ、得られた平板
を用いて所定に各試験片を作製し(以下これを成型品S
という)、得られた試験片を用いて難燃性評価、酸素指
数の測定、熱水浸漬試験評価、引張強度、及び曲げ強度
の測定を行った。その評価結果を表3に示した。
【0037】比較例1のエポキシ樹脂組成物はポリリン
酸アンモニウムを配合していないために難燃性を得るこ
とが出来ず、比較例2のエポキシ樹脂組成物は、不溶性
ポリリン酸アンモニウムに替えてII型ポリリン酸アンモ
ニウム微粒子を用いているために熱水浸漬試験では試験
後の表面抵抗値が大きく低下し難燃化剤であるポリリン
酸アンモニウムが溶出、ブリ−ドアウトするため耐ブリ
−ド性が不良である。比較例3のエポキシ樹脂組成物は
難燃性もあり熱水浸漬試験での表面電気抵抗値の低下も
見られず耐ブリ−ド性も良好であるが、機械的特性の低
下が大きい。 比較例4のエポキシ樹脂組成物は、難燃
化剤として水酸化マグネシウム(キスマ5A)を用いて
いるために50重量%配合しても難燃性が得られない。
不溶性ポリリン酸アンモニウムを用いた本発明の実施例
1及び実施例2のエポキシ樹脂組成物は高い難燃性を持
ち、耐ブリ−ド性が良好であり、しかも機械的特性の低
下を抑えた熱硬化製樹脂組成物である事が分かる。比較
例5〜11及び実施例3〜7の熱硬化性樹脂組成物にお
いても同様なことが言える。
【0038】
【発明の効果】本発明の難燃性熱硬化性樹脂組成物は、
不溶性ポリリン酸アンモニウム粒子を配合することによ
りハロゲンガスが発生せず、しかも配合した不溶性ポリ
リン酸アンモニウムの溶出・ブリ−ドアウトがなく、し
かも機械特性の低下を抑えることのできる樹脂組成物で
ある。従って成形材料として電気電子部品材料、土木建
築材料、自動車部品材料などをはじめ、塗料、接着剤、
合成樹脂含浸紙などに広範囲な用途に好適に使用する事
が出来る。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C09K 21/04 C09K 21/04 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08K 3/00 - 13/08 C09K 21/00 - 21/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱硬化性樹脂に、メラミン被覆ポリリン酸
    アンモニウム粒子表面をメラミン分子中のアミノ基に帰
    属する活性水素と反応しうる官能基を有する化合物で架
    橋して得られる不溶性ポリリン酸アンモニウ粒子を組成
    物重量の4〜50重量%含有させてなる難燃性熱硬化性
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】熱硬化性樹脂がグリシジル基、イソシアネ
    −ト基、メチロ−ル基またはアルデヒド基を有する熱硬
    化性樹脂である請求項1記載の難燃性熱硬化性樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】メラミン分子中のアミノ基に帰属する活性
    水素と反応し得る官能基を有する化合物がイソシアネ−
    ト基、グリシジル基、カルボキシル基、メチロ−ル基も
    しくはアルデヒド基を有する化合物である請求項1記載
    の難燃性熱硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】メラミン分子中のアミノ基に帰属する活性
    水素と反応し得る官能基を有する化合物が2個以上の官
    能基を有する化合物である請求項1記載の難燃性熱硬化
    性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム粒子
    が粉末状ポリリン酸アンモニウムに対して0.5〜20
    重量%のメラミンを被覆させたメラミン被覆ポリリン酸
    アンモニウム粒子である請求項1記載の難燃性熱硬化性
    樹脂組成物
  6. 【請求項6】熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂、硬質ウレタ
    ン樹脂、軟質ウレタン樹脂、フェノール樹脂、メラミン
    樹脂、グアナミン樹脂、キシレン樹脂もしくはユリア樹
    脂である請求項1記載の難燃性熱硬化性樹脂組成物。
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