JP2799818B2 - 共重合体を生成する微生物及び該共重合体の製造方法 - Google Patents

共重合体を生成する微生物及び該共重合体の製造方法

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JP2799818B2
JP2799818B2 JP5233171A JP23317193A JP2799818B2 JP 2799818 B2 JP2799818 B2 JP 2799818B2 JP 5233171 A JP5233171 A JP 5233171A JP 23317193 A JP23317193 A JP 23317193A JP 2799818 B2 JP2799818 B2 JP 2799818B2
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武 福島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品、食品、衛生用
品、建設用品、工業用品、農園芸品、包装材料等広範な
分野に応用可能な生分解性のランダム共重合体の製造方
法及び該ランダム共重合体を生成する微生物に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物の多くは、各種の共重合体を合成
することが知られている。それらの共重合体は熱可塑性
を有する、いわゆるプラスチックから、粘弾性を有する
ゴム状のものまで、多岐にわたっており、しかも、これ
らはいずれも生分解性を有するものである。
【0003】例えば、近年、エネルギー貯蔵物質として
注目されている3−ヒドロキシブチレート(3HB・炭
素数4)の重合体ポリ−3−ヒドロキシブチレート〔P
(3HB)〕については特開昭56−117793号、
同57−74084号、同57−150393号等に、
3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレート
(3HV・炭素数5)の共重合体〔P(3HB−co−
3HV)〕については特開昭57−150393号、同
58−69224号、同58−212792号、同59
−220192号、同59−205992号、同61−
293385号、同63−269989号、特開平5−
7492号等に、3−ヒドロキシブチレートと4−ヒド
ロキシブチレート(4HB.炭素数4)の共重合体〔P
(3HB−co−4HB)〕については特開平1−48
821号、同1−156320号、同1−222788
号、同1−304891号、同2−27992号、同2
−234683号、同3−216193号、同5−23
189号等に、3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロ
キシバリレートと4−ヒドロキシバリレート(4HV・
炭素数5)の共重合体〔P(3HB−co−3HV−c
o−4HV)〕については特開平5−32768号にそ
れぞれ共重合体及びその製造方法が開示されている。
【0004】一方、R.Clinton Fuller
らのApplied and Environment
al Microbiology,Vol.54,N
o.8,p1977−1982(1988)には、例え
ば3−ヒドロキシヘキサノエート(3HHx・炭素数
6)と3−ヒドロキシオクタノエート(3HO・炭素数
8)と3−ヒドロキシデカノエート(3HD・炭素数1
0)の共重合体〔P(3HHx−co−3HO−co−
3HD)〕など炭素数6〜11の単位組成からなり、炭
素数4の3HB単位を持たない共重合体がシュードモナ
ス・オレオボランスATCC29347によって合成さ
れることが報告されている。
【0005】さらに、A.Steinbuchelらの
Applied and Environmental
Microbiology,Vol.56,No.1
1,p3360−3367(1990)には、例えばシ
ュードモナス・セパシアDSM50181等によってP
(3HB)が合成されること、シュードモナス・アルギ
ノサDSM288及びシュードモナス・フローレッセン
スDSM50090等によってP(3HHx−co−3
HO−co−3HD−co−3HDD),シュードモナ
ス・オーレオファセンスDSM50082及びシュード
モナス・フローレッセンスDSM50090等によって
P(3HHx−co−3HO),シュードモナス・シト
ロネロリスDSM50332によってP(3HO−co
−3HD)、シュードモナス・ファシリスDSM550
によってP(3HO−co−3HD−co−3HDD)
が合成されることが報告されている。
【0006】以上の重合体はいずれも炭素数4の単位か
らなる重合体、炭素数4の単位と炭素数5の単位とから
なる共重合体、炭素数4の単位と炭素数4の単位とから
なる共重合体、あるいは炭素数6〜12の単位からなる
共重合体である。炭素数4の単位と炭素数6〜12の単
位とからなるランダム共重合体は未だ見出されていな
い。
【0007】これら生分解性の共重合体は加水分解性を
有し、土中や河川水中、海水中、生体内の微生物の作用
で二酸化炭素と水に分解され自然環境に戻るものであ
り、近年、地球環境保全に対する意識の高まりから注目
され、研究開発がなされ、実用化が検討されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、微生物
が生成する共重合体は、その理化学的性質が多岐にわた
っており、それぞれの使用目的に適合する共重合体の探
索が要求されている。
【0009】一方、共重合体の微生物による生産は、通
常の化学合成法による生産に比較して、培地成分が高価
である、微生物の共重合体生成速度が遅く、かつ生成効
率が低い、さらに菌体中の共重合体含有率が低い等のた
め生産コストが高くなるという欠点を有しており、この
問題の解決が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、千葉県佐倉市の土壌より分
離したシュードモナス属に属する細菌を培養すれば、こ
れまでにない新規なランダム共重合体である炭素数4の
3HBと炭素数8の3HO、さらに所望により、炭素数
6、10、12の3HHx、3HD及び/又は3HDD
の単位からなるランダム共重合体P(3HB−co−3
HHx−co−3HO−co−3HD−co−3HD
D)及び、場合により、炭素数4の3HBの単位からな
る重合体P(3HB)を同時に生成し得ることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、第一に、シュードモ
ナス エスピー(Pseudomonas sp.)6
1−3株を、炭素源を含有する培地で培養することを特
徴とする、下記(a)、(b)、(c)、(d)及び
(e); (a)下記式(1)で表わされる3−ヒドロキシブチレ
ート(3HB)単位 6〜95モル%
【0012】
【化6】
【0013】(b)下記式(2)及び/又は(3)で表
わされる3−ヒドロキシヘキサノエート(3HHx)単
位 0〜40モ
ル%
【0014】
【化7】
【0015】(c)下記式(4)及び/又は(5)及び
/又は(6)で表わされる3−ヒドロキシオクタノエー
ト(3HO)単位 5〜94モ
ル%
【0016】
【化8】
【0017】(式中、m及びnはそれぞれ0〜2の整数
を示し、m+n=2である。)
【0018】(d)下記式(7)及び/又は(8)及び
/又は(9)で表わされる3−ヒドロキシデカノエート
(3HD)単位 0〜50モ
ル%
【0019】
【化9】
【0020】(式中、m及びnはそれぞれ0〜4の整数
を示し、m+n=4である。)
【0021】(e)下記式(10)及び/又は(11)
及び/又は(12)で表わされる3−ヒドロキシドデカ
ノエート(3HDD)単位 0〜40モ
ル%
【0022】
【化10】
【0023】(式中、m及びnはそれぞれ0〜6の整数
を示し、m+n=6である。)からなるランダム共重合
体の製造方法を提供するものである。
【0024】本発明は、第二に、シュードモナス エス
ピー(Pseudomonas sp.)61−3株
(微工研菌寄第13108号)を提供するものである。
【0025】本発明のランダム共重合体は3HB及び3
HO、さらに場合により3HHx、3HD及び/又は3
HDDのそれぞれのモノマー単位が前記特定割合でエス
テル結合したものである。
【0026】上記ランダム共重合体を製造する方法は、
炭素源を含有する培地に微生物を接種し、培養し、この
培養物よりランダム共重合体を採取するものである。こ
こで、本発明に使用される微生物は、上記ランダム共重
合体生産能を有するものであれば特に限定されないが、
以下の菌学的性質を有するものである。
【0027】(1)形態学的性質 寒天培地、30℃、一夜培養で0.8〜1.1μm×
1.7〜3.2μmの直状桿菌である。液体培地でも寒
天培地での形態とほぼ同様である。べん毛染色で極毛が
観察され、運動性が認められる。多形性、胞子、グラム
染色性及び抗酸性は認められない。
【0028】(2)各種培地における生育状態 (イ)肉汁寒天平板培地 コロニーは平滑で周縁はなめらかである。特徴的コロニ
ー色素、拡散性色素の産生は認められない。 (ロ)肉汁寒天斜面培地 菌苔は平滑で周縁はなめらかである。特徴的コロニー色
素、拡散性色素の産生は認められない。 (ハ)肉汁液体培地 培地表面での生育及び皮膜の形成が認められる。 (ニ)肉汁ゼラチン穿刺培養 培地の上部に生育が認められるが、液化は認められな
い。 (ホ)リトマスミルク アルカリの産生は認められるが、凝固は認められない。
【0029】 (3)生理的性質 (イ)硝酸塩の還元 :陽性 (ロ)脱窒反応 :陽性 (ハ)MRテスト :陰性 (ニ)VPテスト :陰性 (ホ)インドールの生成 :陰性 (ヘ)硫化水素の生成 TSI寒天 :陰性 酢酸鉛寒天 :陰性 (ト)デンプンの加水分解 :陰性 (チ)クエン酸の利用 Koserの培地 :陽性 Christensenの培地:陽性 (リ)無機窒素源の利用 硝酸塩 :陽性 アンモニウム塩 :陽性 (ヌ)色素の生成 コロニー :陰性 水溶性 :微弱 (ル)ウレアーゼ :陰性 (ヲ)オキシダーゼ :陽性 (ワ)カタラーゼ :陽性 (カ)生育の範囲 pH :5.5〜8.5 温度 :−2〜33℃ (ヨ)酸素に対する態度 :好気性 (タ)O−Fテスト(Hugh Leifson法):O (レ)グルコン酸からのP(3HB−co−3HHx,3HO,3HD,3H DD)産生 :陽性 (ソ)オクタン酸からのP(3HB−co−3HHx,3HO)産生:陽性 (ツ)糖類からの酸及びガスの生成:下記表1に記載
【0030】
【表1】
【0031】以上の菌学的性質から、この微生物はシュ
ードモナス属に属する菌であり、さらに公知の菌株と比
較しても同じものが存しないため新規の菌株と判断し、
シュードモナス エスピー(Pseudomonas
sp.)61−3と命名して、工業技術院微生物工業技
術研究所に微工研菌寄第13108号(FERM P−
13108)として寄託した。
【0032】本発明の微生物は自然又は紫外線、X線、
化学薬剤等により変異を起す。従って、本発明の共重合
体の製造方法には、これら変異株を用いることもでき
る。
【0033】上記ランダム共重合体の製造方法において
使用される培地には、資化し得る炭素源の他、所望によ
り窒素源及びその他の栄養源を適当量含有せしめてお
く。これらは特に制限はないが、具体的には炭素源とし
てはオクタン酸、グルコン酸、吉草酸もしくはそれらの
ナトリウム塩、グルコサミン、ブイヨン、シュクロー
ス、デンプン、糖蜜、アラビノース、ソルビトール、メ
タノール、エタノール、二酸化炭素、オレイン酸、パル
ミチン酸、リノール酸、ステアリン酸、リノレン酸等の
脂肪酸、さらに天然油脂であるコーン油、オリーブ油、
大豆油、なたね油等の植物油や魚油、豚脂、牛脂等の動
物油等が挙げられ、窒素源としては塩化アンモニウム、
硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウムなどの無機窒素源の
他、酵母エキス、肉エキス、ペプトン、トリプトン、尿
素、大豆粉、油粕などの有機窒素源も挙げることがで
き、その他の添加物としては、必要に応じてマグネシウ
ム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マンガン、
銅、モリブデン、亜鉛、鉄等の金属塩、リン酸塩、硝酸
塩、塩化物、炭酸塩等、クエン酸ナトリウム等の有機酸
塩、さらに必要に応じてビタミン等の発育素が挙げられ
る。
【0034】培養は好気的条件下で行うのが好ましく、
静置、振とう、通気攪拌培養のいずれも可能であるが、
振とうあるいは通気攪拌培養が有利である。このとき、
培養方式は回分培養、連続培養のいずれであってもよ
い。培養温度は約10〜33℃が好ましく、特に約20
〜30℃が好適である。また、培地のpHは約5.5〜
8.5が適当であるが、特に6.0〜8.0が最適であ
る。
【0035】また、このとき主として菌体を増殖させる
前段の培養と、窒素及び/又はリンを制限して菌体内に
共重合体を合成、蓄積させる後段の培養との二段階によ
り培養したほうが、通常、共重合体の生成量が多くなる
ため好ましい。すなわち、上記の培養条件で前段の培養
を行い、得られた培養液から菌体を濾過あるいは遠心分
離のような手段で分離回収し、その菌体を後段の窒素及
び/又はリンを制限した培地での培養に移行させるか、
又は、前段の培養において窒素及び/又はリンを枯渇さ
せ、菌体を分離回収することなく、その培養液を後段の
培養に移行させてもよい。この後段の培養は培養液中に
窒素及び/又はリンを実質的に含有させない点でのみ前
段の培養と異なる。
【0036】以上の培養において、後段の培養における
培養条件が重要である。後段における培養液中の炭素源
は共重合体合成の原料であり、通常、この炭素源の構造
がランダム共重合体の構造を決定する場合が多い。例え
ば、炭素数6のグルコン酸ナトリウムを炭素源として培
養すると、炭素数4の3HB、炭素数8の3HO及び炭
素数10の3HD単位が比較的高モル%となっているラ
ンダム共重合体を合成し、炭素数8のオクタン酸ナトリ
ウムを炭素源として培養すると炭素数8の3HO及び炭
素数6の3HHx単位が比較的高モル%となっているラ
ンダム共重合体を合成する。また、二重結合を有する炭
素源で培養すると、側鎖に二重結合を含んだ不飽和単位
を有するランダム共重合体が通常得られる。さらに、二
重結合を有しない炭素源で培養した場合でも、炭素数1
2の3HDD単位の側鎖には二重結合を含むことがあ
る。
【0037】これらの炭素源の量は、共重合体を合成す
ることができ、かつ、微生物の生育を阻害しない量であ
ればよいが、共重合体を構成するモノマー単位の種類あ
るいはモノマー単位数の割合により変化させることが好
ましい。通常は培養液11あたり0.1〜100g程
度、好ましくは0.5〜30g程度である。
【0038】上記により培養された培養物中から、濾過
あるいは遠心分離などの通常の手段によって菌体を分離
回収し、この菌体を洗浄、乾燥して乾燥菌体を得る。菌
体の収量は0.5〜8g/l程度である。この菌体から
目的のランダム共重合体を採取するには、常法により、
例えばクロロホルムのような有機溶剤で生成した共重合
体を抽出し、例えば共重合体を溶解しにくいメタノー
ル、ヘキサンなどの貧溶媒を加えて上記共重合体を沈澱
させる。
【0039】乾燥菌体中には上記ランダム共重合体P
(3HB−co−3HHx−co−3HO−co−3H
D−co−3HDD)(A)5〜95%に加え重合体P
(3HB)(B)0〜95%が含まれ(A+Bは5〜9
5%である)、これを分別したい場合には、例えばアセ
トンを用いれば共重合体(A)は可溶抽出、一方、重合
体(B)は沈澱される。
【0040】上記重合体(B)の含有量は、炭素源の種
類、濃度及び窒素源その他の栄養源の種類、濃度等を変
えて培養することにより調節できる。
【0041】かくして3HB及び3HO、さらに場合に
より3HHx、3HD及び/又は3HDDのモノマー単
位がエステル結合したランダム共重合体が得られ、ま
た、上記培養条件により3HB単位がエステル結合した
重合体も同時に得られる。各モノマー単位の割合及び分
子量は、オクタン酸、グルコン酸などの炭素源の種類や
濃度を変えることによって、制御することができる。
【0042】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0043】実施例1保存菌株の復元と予備培養 スクリーニングした菌株のうち、千葉県佐倉市の土壌よ
り分離したシュードモナス エスピー61−3株(微工
研菌寄第13108号)を凍結保存から、37℃で解凍
し、1%グルコース添加ブイヨン寒天培地に植菌して、
30℃、24時間培養し復元した。この復元菌株を1%
グルコース添加ブイヨン液体培地5mlに植菌し、30
℃、24時間往復振とう培養した。
【0044】前段培養 下記に示す組成の培地21をジャーファメンターに入
れ、予備培養した前記シュードモナス エスピー61−
3株をジャーファメンターの攪拌速度250rpm、空
気通気量10l/hとし、30℃で30時間好気培養し
た。
【0045】
【表2】 (培地組成) NHCl 0.4g KHPO 2.7g NaHPO 3.2g MgSO 0.2g ミネラル溶液 1.0ml 蒸留水 1,000ml pH 7.0
【0046】
【表3】 *:次の成分を含む CoCl 119.0mg CaCl 7.8mg CrCl 62.2mg FeCl・6HO 9.7mg NiCl 118.0mg CuSO 156.0mg 0.1N−HCl水溶液 1.0 l
【0047】後段培養 次に、前段培養を行った培地組成のうちNHClを無
しとし、グルコン酸ナトリウム20g/lを加えた培地
を21ジャーファメンターに入れ、前段培養で得られた
菌体を10g懸濁させ、ジャーファメンターの攪拌速度
250rpm、空気通気量5l/hとし、30℃で18
時間好気培養した。pHは無調整で7.0〜7.5であ
った。菌の分離 得られた培養物から遠心分離(10,000rpm)に
よって、菌体を分離した。次に、得られた菌体を凍結乾
燥し乾燥菌体3.5g/lを得た。合成物の分離・精製 ソックスレー抽出装置を用いて、得られた乾燥菌体にク
ロロホルム(ウォーターバス90℃)を加え化合物を抽
出して濃縮し、これにメタノールを加えて合成物を沈澱
させた後、上澄のメタノールを取り除き、真空乾燥機で
乾燥し、1.4g/l(乾燥菌体中45%)の合成物を
得た。重合体の分別 ソックスレー抽出装置を用いて、この生成物にアセトン
(ウォーターバス80℃)を加えアセトン可溶部を抽出
して濃縮し、真空乾燥機で乾燥し、ランダム共重合体
(1)0.84g/lを得た。また、アセトン不溶部を
乾燥し重合体(2)0.56g/lを得た。重合体(1)及び(2)の理化学的性質 以上のようにして得られた重合体(1)及び(2)の構
造・組成、数平均分子量、融点、ガラス転移点及び溶解
性を下記により測定した。
【0048】
【表4】 単位組成:ガスクロマトグラフィ(GC)測定 (日立製作所製G−3000,カラム:NEUTRA BOND− 1) 構造 :13C−NMRスペクトル (日本分光工業製) 分子量 :ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)測定 (日立製作所製L−6200,データ処理装置D−2520) 融点 :示差走査熱量計(DSC)測定(10℃/min) (島津製作所製DSC−50) ガラス転移点:示差走査熱量計(DSC)測定(20℃/min) 溶解性 :各種溶剤に対する溶解性
【0049】測定結果を併せて表7に示す。重合体
(1)は新規なランダム共重合体P(3HB−co−3
HHx−co−3HO−co−3HD−co−3HD
D)であった。このとき、3HDDには側鎖に二重結合
があるものもあった。溶解性はクロロホルム、ジクロロ
メタン、1,2−ジクロロエタン、アセトンに可溶で、
水に不溶であった。ランダム共重合体(1)はクロロホ
ルム溶融キャスティング法でフィルムに成形すると、か
なり軟らかいプラスチックになった。重合体(2)はP
(3HB)であり、クロロホルム、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンに可溶で、アセトン、水に不溶
であった。
【0050】それぞれの重合体のGC測定チャートを図
1及び図2に、100MH 13C−NMRスペクトル
を図3及び図4に、GPC測定チャートを図5及び図6
に、DSC測定チャートを図7(融点)並びに図8及び
図9(ガラス転移点)に示す。
【0051】重合体(1)及び(2)の化学式を以下に
示す。ここで、それぞれの炭素原子に付された数字は図
3及び図4におけるNMRチャートのピーク位置に対応
する。
【0052】
【化11】
【0053】実施例2保存菌株の復元と予備培養、前段培養 は実施例1と同様
に行った。前段培養 前段培養を行った培地組成のうちNHClを無しと
し、オクタン酸ナトリウム1g/lを加えた培地を21
ジャーファメンターに入れ、前段培養で得られた菌体1
0g/l懸濁させ、ジャーファメンターの攪拌速度25
0rpm、空気通気量5l/hとし、30℃で12時間
好気培養した。pHは無調整で7.0〜7.5であっ
た。菌の分離 得られた培養物から遠心分離(10,000rpm)に
よって、菌体を分離した。次に、得られた菌体を凍結乾
燥し乾燥菌体1.5g/lを得た。合成物の分離・精製 ソックスレー抽出装置を用いて、得られた乾燥菌体にク
ロロホルム(ウォーターバス90℃)を加え合成物を抽
出して濃縮し、これにメタノールを加えて合成物を沈澱
させた後、上澄のメタノールを取り除き、真空乾燥機で
乾燥し、0.90g/l(乾燥菌体中60%)の合成物
を得た。重合体の分別 ソックスレー抽出装置を用いて、合成物にアセトン(ウ
ォーターバス80℃)を加えてアセトン可溶部を抽出し
て濃縮し、真空乾燥機で乾燥し、ランダム共重合体
(3)0.64g/lを得た。また、アセトン不溶部を
乾燥し重合体(4)0.26g/lを得た。重合体(3)及び(4)の理化学的性質 実施例1と同様に行った。測定結果を併せて表7に示
す。重合体(3)はランダム共重合体P(3HB−co
−3HHx−co−3HO−co−3HD)であった。
溶解性はクロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジク
ロロエタン、アセトンに可溶で、水に不溶であった。ラ
ンダム共重合体(3)は粘度の高い油様でドロドロとし
た性状を呈していた。重合体(4)はP(3HB)であ
り、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロ
エタンに可溶で、アセトン、水に不溶であった。また、
GC測定チャートを図10及び図11に、GPC測定チ
ャートを図12及び図13に、DSC測定チャートを図
14及び図15(融点)並びに図16及び図17(ガラ
ス転移点)に示す。
【0054】実施例3保存菌株の復元と予備培養 は実施例1と同様に行った。本培養(1段培養) 下記に示す組成の培地100mlを三角フラスコに入
れ、予備培養した前記シュードモナス エスピー61−
3株を往復振とう数130rpmで、30℃、60時間
好気培養した。
【0055】
【表5】 (培地組成) グルコン酸ナトリウム 18.0g NHCl 0.4g KHPO 2.7g NaHPO 3.2g MgSO 0.2g ミネラル溶液 1.0ml 蒸留水 1,000ml pH 7.0
【0056】
【表6】 *:次の成分を含む CoCl 119.0mg CaCl 7.8mg CrCl 62.2mg FeCl・6HO 9.7mg NiCl 118.0mg CuSO 156.0mg 0.1N−HCl水溶液 1.0l
【0057】菌の分離、合成物の分離・精製、重合体の分別 実施例1及び2と同様に行った。その結果、乾燥菌体
2.0g/lから合成物0.66g/l(乾燥菌体中3
3%)を得た。この合成物はランダム共重合体(5)
0.47g/lと重合体(6)0.19g/lに分別さ
れた。重合体(5)及び(6)の理化学的性質 実施例1と同様に行なった。測定結果を併せて表7に示
す。重合体(5)はランダム共重合体P(3HB−co
−3HHx−co−3HO−co−3HD−co−3H
DD)であった。このとき、3HDDには側鎖に二重結
合があるものもあった。溶解性はクロロホルム、ジクロ
ロメタン、1,2−ジクロロエタン、アセトンに可溶
で、水に不溶であった。ランダム共重合体(5)は粘度
の高い油様でゴム状に近いものであった。重合体(6)
はP(3HB)であり、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタンに可溶で、アセトン、水に
不溶であった。また、GC測定チャートを図18及び図
19に、100MH 13C−NMRスペクトルを図2
0及び図21に示す。
【0058】なお、共重合体(5)の化学式は前記共重
合体(1)のそれと同様であり、各モノマーの存在量比
率が異なっていた。また、重合体(6)の化学式は前記
重合体(2)のそれと同様であった。
【0059】実施例4保存菌株の復元と予備培養 は実施例1と同様に行った。本培養(1段培養) 実施例3の本培養に用いた培地組成のうち、グルコン酸
ナトリウムを無しとし、グルコサミン25g/lを加え
た培地100mlを三角フラスコに入れ、予備培養した
シュードモナス エスピー61−3株を往復振とう数9
0rpmで、30℃、80時間好気培養した。菌の分離、合成物の分離・精製、重合体の分別 実施例1及び2と同様に行った。その結果、乾燥菌体
1.8g/lから合成物0.54g/l(乾燥菌体中3
0%)を得た。この合成物からは分別されず、ランダム
共重合体(7)0.54g/lのみを得た。重合体(7)の理化学的性質 実施例1と同様に行った。測定結果を併せて表7に示
す。重合体(7)は新規なランダム共重合体P(3HB
−co−3HHx−co−3HO−co−3HD−co
−3HDD)であった。溶解性はクロロホルム、アセト
ンに可溶で、水に不溶であった。ランダム共重合体
(7)は粘度の高い油様でドロドロとした性状を呈して
いた。
【0060】実施例5保存菌株の復元と予備培養 は実施例1と同様に行った。本培養(1段培養) 実施例3の本培養に用いた培地組成のうち、グルコン酸
ナトリウムを無しとし、オクタン酸ナトリウム1.0g
/lを加え、NHClの量0.4g/lを0.04g
/lに変えた培地100mlを三角フラスコに入れ、予
備培養したシュードモナス エスピー61−3株を往復
振とう数130rpmで、30℃、48時間好気培養し
た。菌の分離、合成物の分離・精製、重合体の分別 実施例1及び2と同様に行った。その結果、乾燥菌体
1.4g/lから合成物0.78g/l(乾燥菌体中5
6%)を得た。この合成物はランダム共重合体(8)
0.53g/lと重合体(9)0.25g/lに分別さ
れた。重合体(8)及び(9)の理化学的性質 実施例1と同様にして行った。測定結果を併せて表7に
示す。重合体(8)は新規なランダム共重合体P(3H
B−co−3HHx−co−3HO)であった。溶解性
はクロロホルム、アセトンに可溶で、水に不溶であっ
た。ランダム共重合体(8)は粘度の低い油様であっ
た。重合体(9)は共重合体P(3HB−co−3HH
x−co−3HO)であった。溶解性はクロロホルムに
可溶で、アセトン、水に不溶であった。共重合体(9)
はクロロホルム溶融キャスティング法でフィルムに成形
すると、硬くてもろいプラスチックになった。また、G
C測定チャートを図22及び図23に示す。
【0061】実施例6保存菌株の復元と予備培養 は実施例1と同様に行った。本培養(1段培養) 実施例3の本培養に用いた培地組成のうち、グルコン酸
ナトリウムを無しとし、吉草酸ナトリウム1.0g/l
を加えた培地100mlを三角フラスコに入れ、予備培
養したシュードモナス エスピー61−3株を往復振と
う数180rpmで、30℃、70時間好気培養した。菌の分離、合成物の分離・精製、重合体の分別 実施例1及び2と同様に行った。その結果、乾燥菌体
0.9g/lから合成物0.08g/l(乾燥菌体中9
%)を得た。この合成物は共重合体(10)0.03g
/lと重合体(11)0.05g/lに分別された。重合体(10)及び(11)の理化学的性質 実施例1と同様に行った。測定結果を併せて表7に示
す。重合体(10)は新規なランダム共重合体P(3H
B−co−3HO−co−3HD−co−3HDD)で
あった。このとき、3HDDには側鎖に二重結合がある
ものもあった。溶解性はクロロホルム、アセトンに可溶
で、水に不溶であった。ランダム共重合体(10)はク
ロロホルム溶融キャスティング法でフィルムに成形する
と、やや軟らかいプラスチックになった。重合体(1
1)はP(3HB)であり、クロロホルムに可溶で、ア
セトン、水に不溶であった。
【0062】
【表7】
【0063】
【発明の効果】本発明の微生物を用いるランダム共重合
体の製造方法により、モノマー単位3HB、3HHx、
3HO、3HD及び3HDDからなるランダム共重合体
を得ることができる。これにより、従来の共重合体に比
し、理化学的性質の異った、優れたランダム共重合体を
生産することが可能であり、産業上の利用価値が大であ
る。さらに、本発明により得られるランダム共重合体は
医薬品、食品、衛生用品、建設用品、工業用品、農園芸
品、包装材料等広範な分野での応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたランダム共重合体(1)の
GC測定チャートを示す図面である。
【図2】実施例1で得られた重合体(2)のGC測定チ
ャートを示す図面である。
【図3】実施例1で得られたランダム共重合体(1)の
13C−NMRスペクトルを示す図面である。
【図4】実施例1で得られた重合体(2)の13C−NM
Rスペクトルを示す図面である。
【図5】実施例1で得られたランダム共重合体(1)の
GPC測定チャートを示す図面である。
【図6】実施例1で得られた重合体(2)のGPC測定
チャートを示す図面である。
【図7】 実施例1で得られた重合体(2)のDSC
(融点)測定チャートを示す図面である。
【図8】実施例1で得られたランダム共重合体(1)の
DSC(ガラス転移点)測定チャートを示す図面であ
る。
【図9】実施例1で得られた重合体(2)のDSC(ガ
ラス転移点)測定チャートを示す図面である。
【図10】実施例2で得られたランダム共重合体(3)
のGC測定チャートを示す図面である。
【図11】実施例2で得られた重合体(4)のGC測定
チャートを示す図面である。
【図12】実施例2で得られたランダム共重合体(3)
のGPC測定チャートを示す図面である。
【図13】実施例2で得られた重合体(4)のGPC測
定チャートを示す図面である。
【図14】実施例2で得られたランダム共重合体(3)
のDSC(融点)測定チャートを示す図面である。
【図15】実施例2で得られた重合体(4)のDSC
(融点)測定チャートを示す図面である。
【図16】実施例2で得られたランダム共重合体(3)
のDSC(ガラス転移点)測定チャートを示す図面であ
る。
【図17】実施例2で得られた重合体(4)のDSC
(ガラス転移点)測定チャートを示す図面である。
【図18】実施例3で得られたランダム共重合体(5)
のGC測定チャートを示す図面である。
【図19】実施例3で得られた重合体(6)のGC測定
チャートを示す図面である。
【図20】実施例3で得られたランダム共重合体(5)
13C−NMRスペクトルを示す図面である。
【図21】実施例3で得られた重合体(6)の13C−N
MRスペクトルを示す図面である。
【図22】実施例5で得られたランダム共重合体(8)
のGC測定チャートを示す図面である。
【図23】実施例5で得られたランダム共重合体(9)
のGC測定チャートを示す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12P 7/62 C12R 1:38) (56)参考文献 特開 昭57−150393(JP,A) 特開 平3−277656(JP,A) 国際公開93/11656(WO,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12P 7/62 C12N 1/20 C08G 63/06 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュードモナス エスピー(Pseud
    omonas sp.)61−3株を、炭素源を含有す
    る培地で培養することを特徴とする下記(a)、
    (b)、(c)、(d)及び(e); (a)下記式(1)で表わされる3−ヒドロキシブチレ
    ート単位 6〜95モル% 【化1】 (b)下記式(2)及び/又は(3)て表わされる3−
    ヒドロキシヘキサノエート単位 0〜40モル% 【化2】 (c)下記式(4)及び/又は(5)及び/又は(6)
    で表わされる3−ヒドロキシオクタノエート単位 5〜94モル% 【化3】 (式中、m及びnはそれぞれ0〜2の整数を示し、m+
    n=2である。)(d)下記式(7)及び/又は(8)
    及び/又は(9)で表わされる3−ヒドロキシデカノエ
    ート単位 0〜50モル% 【化4】 (式中、m及びnはそれぞれ0〜4の整数を示し、m+
    n=4である。)(e)下記式(10)及び/又は(1
    1)及び/又は(12)で表わされる3−ヒドロキシド
    デカノエート単位 0〜40モル% 【化5】 (式中、m及びnはそれぞれ0〜6の整数を示し、m+
    n=6である。)からなるランダム共重合体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシュードモナス エスピ
    ー61−3株を、炭素源を含有する培地で培養する工程
    を含み、請求項1記載のランダム共重合体(A)を乾燥
    菌体中に5〜95%及び請求項1記載の式(1)で表さ
    れる3−ヒドロキシブチレート単位からなる重合体
    (B)を乾燥菌体中に0〜95%(但し、A+Bは5〜
    95%である)同時に生成することを特徴とする重合体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 シュードモナス エスピー(Pseud
    omonas sp.)61−3株(微工研菌寄第13
    108号)。
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