JP2798319B2 - 写真フィルム - Google Patents
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/50—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
- G11B23/502—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges of tape carriers
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/41—Cleaning of heads
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/633—Record carriers characterised by the selection of the material of cinematographic films or slides with integral magnetic track
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドへの付着物
の付着防止に使用する付着防止手段を備えた写真フィル
ムに関する。この写真フィルムは、撮影画像を光学的に
記録する感光層と、撮影時のデータ等を磁気的に記録す
る磁性層を備えた写真フィルムに対し、情報を磁気的に
記録再生する磁気ヘッドについて特に好適である。
の付着防止に使用する付着防止手段を備えた写真フィル
ムに関する。この写真フィルムは、撮影画像を光学的に
記録する感光層と、撮影時のデータ等を磁気的に記録す
る磁性層を備えた写真フィルムに対し、情報を磁気的に
記録再生する磁気ヘッドについて特に好適である。
【０００２】
【従来の技術】フィルム情報や撮影画像情報等の情報
を、透明な磁性層を有する写真フィルムに対し、例えば
カメラ等に備えた磁気ヘッドにより記録再生する旨が国
際公開されている（国際公開番号ＷＯ９０／０４２１４
及びＷＯ９０／０４２５３）。
を、透明な磁性層を有する写真フィルムに対し、例えば
カメラ等に備えた磁気ヘッドにより記録再生する旨が国
際公開されている（国際公開番号ＷＯ９０／０４２１４
及びＷＯ９０／０４２５３）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】透明な磁性層を有する
写真フィルムは、その厚さが１００μｍ程度であり、一
般に使用されている磁気テープとは比較にならないほど
に厚い。そのため、磁気ヘッドと前記写真フィルムとの
安定した接触が確保し難いという問題があることがわか
った。
写真フィルムは、その厚さが１００μｍ程度であり、一
般に使用されている磁気テープとは比較にならないほど
に厚い。そのため、磁気ヘッドと前記写真フィルムとの
安定した接触が確保し難いという問題があることがわか
った。
【０００４】本発明者らは、上記問題を解決するため鋭
意研究開発を行ない、磁気ヘッドで情報を記録再生する
場合には、前記写真フィルムを磁気ヘッドの磁気ギャッ
プ部にローラー等により押付けて圧接走行させる必要が
ある、ということを見い出した。
意研究開発を行ない、磁気ヘッドで情報を記録再生する
場合には、前記写真フィルムを磁気ヘッドの磁気ギャッ
プ部にローラー等により押付けて圧接走行させる必要が
ある、ということを見い出した。
【０００５】図８により、前記写真フィルムの圧接走行
の一例について説明する。情報記録用写真フィルム１１
は、情報記録領域（トラッタ）Ｓ１，Ｓ２，Ｔ１，Ｔ２
及び画像記録領域９１を備えており、パーフォレーショ
ン７１によりフィルム巻取り軸（図示せず）に巻取られ
る。そのため、フィルム１１は、パトローネ６１から送
り出され矢Ａで示す方向に走行する。
の一例について説明する。情報記録用写真フィルム１１
は、情報記録領域（トラッタ）Ｓ１，Ｓ２，Ｔ１，Ｔ２
及び画像記録領域９１を備えており、パーフォレーショ
ン７１によりフィルム巻取り軸（図示せず）に巻取られ
る。そのため、フィルム１１は、パトローネ６１から送
り出され矢Ａで示す方向に走行する。
【０００６】フィルム１１は、軸４１ａを中心に自転す
るローラー４１によって、情報記録領域を磁気ヘッド２
１の記録媒体指向面に押付けて、圧接走行し、情報の記
録再生を行なう。
るローラー４１によって、情報記録領域を磁気ヘッド２
１の記録媒体指向面に押付けて、圧接走行し、情報の記
録再生を行なう。
【０００７】ところが、この場合には、次第に良好な記
録再生が困難になる、ということも知見するに至った。
良好な記録再生が困難になる原因は、以下のとおりであ
る。
録再生が困難になる、ということも知見するに至った。
良好な記録再生が困難になる原因は、以下のとおりであ
る。
【０００８】磁気ヘッドの前記写真フィルム圧接走行面
に存在する数千オングストローム程度の微小な段差によ
って、透明な磁性層を有する写真フィルムにおける磁性
層を保護する保護層ないし磁性層の一部は削り取られて
しまう。このようにして削り取られた削り屑は、磁気ヘ
ッドのギャップ部ないしその近傍に付着し、写真フィル
ムの上記圧接走行の繰り返しによりギャップ部ないしそ
の付近に蓄積する。このため、良好な記録再生が困難に
なるのである。
に存在する数千オングストローム程度の微小な段差によ
って、透明な磁性層を有する写真フィルムにおける磁性
層を保護する保護層ないし磁性層の一部は削り取られて
しまう。このようにして削り取られた削り屑は、磁気ヘ
ッドのギャップ部ないしその近傍に付着し、写真フィル
ムの上記圧接走行の繰り返しによりギャップ部ないしそ
の付近に蓄積する。このため、良好な記録再生が困難に
なるのである。
【０００９】本発明は、従来知られていなかった上記問
題点を解決する写真フィルムを提供することを目的とす
る。
題点を解決する写真フィルムを提供することを目的とす
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、透明な
いし略透明な磁性層を有し、かつ磁気ヘッドの記録媒体
対向面と圧接走行する領域を写真フィルムの幅方向外縁
部のみに有する写真フィルムにおいて、前記外縁部のみ
に段差部を有する写真フィルムにより上記目的を達成す
ることができる。
いし略透明な磁性層を有し、かつ磁気ヘッドの記録媒体
対向面と圧接走行する領域を写真フィルムの幅方向外縁
部のみに有する写真フィルムにおいて、前記外縁部のみ
に段差部を有する写真フィルムにより上記目的を達成す
ることができる。
【００１１】前記写真フィルムの段差部は、前記写真フ
ィルムの構成材料と同一の材料から成り、かつフィルム
上に形成された透明ないし略透明な磁性層から略９０μ
ｍ以上突起して成るもの、又は、前記写真フィルムの構
成材料と同一の材料から成り、かつフィルム上に形成さ
れた透明ないし略透明な磁性層から略９０μｍ以上後退
した凹部又は穴から成るものにすることができる。
ィルムの構成材料と同一の材料から成り、かつフィルム
上に形成された透明ないし略透明な磁性層から略９０μ
ｍ以上突起して成るもの、又は、前記写真フィルムの構
成材料と同一の材料から成り、かつフィルム上に形成さ
れた透明ないし略透明な磁性層から略９０μｍ以上後退
した凹部又は穴から成るものにすることができる。
【００１２】
【好適な実施態様】
本発明の写真フィルムは、上記構成
のものであり、前記段差部は前記外縁部内であれば前記
圧接走行領域を越えて設けても良い。
のものであり、前記段差部は前記外縁部内であれば前記
圧接走行領域を越えて設けても良い。
【００１３】段差部は、写真フィルム面から突起してい
ても良く、あるいは、写真フィルム面から後退して成る
もの（例えば、保護層ないし磁性層の一部を除去したも
の、貫通孔又は有底孔等）でも良い。
ても良く、あるいは、写真フィルム面から後退して成る
もの（例えば、保護層ないし磁性層の一部を除去したも
の、貫通孔又は有底孔等）でも良い。
【００１４】段差部の落差は、好ましくは略９０μｍ以
上より好ましくは１００μｍ程度にする。
上より好ましくは１００μｍ程度にする。
【００１５】段差部は、写真フィルムと一体化して設け
ても良く、あるいは接着層を介した突起として設けるこ
ともできる。突起状の段差部の材料は、例えばポリエチ
レン テレフタレート等の樹脂にすることができる。
ても良く、あるいは接着層を介した突起として設けるこ
ともできる。突起状の段差部の材料は、例えばポリエチ
レン テレフタレート等の樹脂にすることができる。
【００１６】段差部の形状は、長方形、円形等にでき
る。
る。
【００１７】本発明の写真フィルムは、磁気ヘッドの記
録媒体対向面に走行方向の段差部を圧接走行させて磁気
ヘッド付着物の付着を防止することができる。
録媒体対向面に走行方向の段差部を圧接走行させて磁気
ヘッド付着物の付着を防止することができる。
【００１８】本発明の写真フィルムの段差部を記録媒体
対向面に圧接走行させる頻度は、記録媒体の圧接走行時
の押し付け荷重による。つまり、押し付け荷重が大きい
ほど、保護層ないし磁性層の削り屑の量が多くなるから
である。押し付け荷重が８０ｇ程度の場合には、記録媒
体の圧接走行６ｍにつき少くとも１回行ない、好ましく
は、１．２ｍにつき少なくとも１回又は２回行なう。
対向面に圧接走行させる頻度は、記録媒体の圧接走行時
の押し付け荷重による。つまり、押し付け荷重が大きい
ほど、保護層ないし磁性層の削り屑の量が多くなるから
である。押し付け荷重が８０ｇ程度の場合には、記録媒
体の圧接走行６ｍにつき少くとも１回行ない、好ましく
は、１．２ｍにつき少なくとも１回又は２回行なう。
【００１９】本発明の写真フィルムの段差部を圧接走行
させる際の、記録媒体対向面への押し付け荷重は、好ま
しくは５０ｇ以上にする。５０ｇ以上の場合には、付着
防止効果が顕著である。
させる際の、記録媒体対向面への押し付け荷重は、好ま
しくは５０ｇ以上にする。５０ｇ以上の場合には、付着
防止効果が顕著である。
【００２０】本発明の写真フィルムは、カメラに設けた
磁気ヘッドに適用することができる。 また、多量のフィ
ルムの現像プリントを行なう大きなラボのプリント作成
までの工程における各種装置において、磁気ヘッド付着
物の付着を防止する場合には、本発明の写真フィルムと
して、１２枚、２４枚又は３６枚撮り写真フィルムを接
合した長尺接合フィルムを用いれば良く、段差部は好ま
しくは６ｍにつき１つ以上設ける。段差部を設ける位置
は、磁気ヘッドが圧接走行する領域にすることができ
る。
磁気ヘッドに適用することができる。 また、多量のフィ
ルムの現像プリントを行なう大きなラボのプリント作成
までの工程における各種装置において、磁気ヘッド付着
物の付着を防止する場合には、本発明の写真フィルムと
して、１２枚、２４枚又は３６枚撮り写真フィルムを接
合した長尺接合フィルムを用いれば良く、段差部は好ま
しくは６ｍにつき１つ以上設ける。段差部を設ける位置
は、磁気ヘッドが圧接走行する領域にすることができ
る。
【００２１】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【００２２】（実施例１） 図１の（ａ）は、本発明の写真フィルムの一例を用い
た、磁気ヘッド付着物の付着防止方法を示す平面図であ
り、（ｂ）は側面図である。
た、磁気ヘッド付着物の付着防止方法を示す平面図であ
り、（ｂ）は側面図である。
【００２３】図１の透光性を有する透明ないし略透明な
磁性層を備えて成る情報記録用写真フィルム１は、長さ
約１．２ｍ（２４枚撮り相当の長さ）であり、磁気ヘッ
ド２の記録媒体対向面に圧接する側に、突起状の段差部
３を１つ有する。
磁性層を備えて成る情報記録用写真フィルム１は、長さ
約１．２ｍ（２４枚撮り相当の長さ）であり、磁気ヘッ
ド２の記録媒体対向面に圧接する側に、突起状の段差部
３を１つ有する。
【００２４】段差部３は、写真フィルム１の幅方向（矢
Ａで示すフィルム走行方向に対して直角方向）外縁部に
一定の幅で設けている。段差部３は、ポリエチレンテレ
フタレートで形成され接着層を介して写真フィルム１に
固定されている。段差部３の高さは約１００μｍであ
る。
Ａで示すフィルム走行方向に対して直角方向）外縁部に
一定の幅で設けている。段差部３は、ポリエチレンテレ
フタレートで形成され接着層を介して写真フィルム１に
固定されている。段差部３の高さは約１００μｍであ
る。
【００２５】（再生出力の評価） 実施例１の写真フィルムに磁気ヘッドを用いて約５００
ＢＰＩ（Ｂｉｔ ｐｅｒ ｉｎｃｈ）の記録密度で磁気
記録し、フィルム繰り返しパス数と再生出力の関係を調
べた。
ＢＰＩ（Ｂｉｔ ｐｅｒ ｉｎｃｈ）の記録密度で磁気
記録し、フィルム繰り返しパス数と再生出力の関係を調
べた。
【００２６】図１（ｂ）に示すように、約１．２ｍの写
真フィルム１を、その先端から後端まで、軸４ａを中心
に自転するローラー４によって、磁気ヘッド２の記録媒
体対向面２ａに押付けて（押し付け荷重８０ｇ）圧接走
行させ、これを１パスとして、この圧接走行を繰り返し
た。なお、フィルム１は、その先端部（図示せず）が巻
取り軸（図示せず）に巻取られて矢Ａで示す方向に走行
する。巻取り軸はモータの回転軸と連結して自転する。
フィルム送り速度は、３００ｍｍ／ｓ程度であった。
真フィルム１を、その先端から後端まで、軸４ａを中心
に自転するローラー４によって、磁気ヘッド２の記録媒
体対向面２ａに押付けて（押し付け荷重８０ｇ）圧接走
行させ、これを１パスとして、この圧接走行を繰り返し
た。なお、フィルム１は、その先端部（図示せず）が巻
取り軸（図示せず）に巻取られて矢Ａで示す方向に走行
する。巻取り軸はモータの回転軸と連結して自転する。
フィルム送り速度は、３００ｍｍ／ｓ程度であった。
【００２７】以上のようにして評価した結果、実施例１
の写真フィルムの使用によれば、１０００パス繰り返し
た場合でもフィルム上に記録させた信号レベルの再生時
の劣化は１ｄＢ以内（許容できる範囲は約２ｄＢ以内）
であり、著しい効果を奏する 。
の写真フィルムの使用によれば、１０００パス繰り返し
た場合でもフィルム上に記録させた信号レベルの再生時
の劣化は１ｄＢ以内（許容できる範囲は約２ｄＢ以内）
であり、著しい効果を奏する 。
【００２８】
【比較例】
比較例として、段差部３を設けない以外は実
施例１の写真フィルムと同様のものを用いて、前記と同
様に評価したところ、５００パスの繰り返しによって再
生出力が約３ｄＢ劣化した。なお、再生出力の劣化は、
５パス通過させた時点で開始することもわかった。
施例１の写真フィルムと同様のものを用いて、前記と同
様に評価したところ、５００パスの繰り返しによって再
生出力が約３ｄＢ劣化した。なお、再生出力の劣化は、
５パス通過させた時点で開始することもわかった。
【００２９】（段差部の作用） 以上のような結果が得られる理由、即ち、段差部３の作
用を図２に基づいて説明する。図２は、本発明の写真フ
ィルムを使用し、磁気ヘッド付着物を除去する様子を示
す図であり、（ａ）は除去直前を示し、（ｂ）は除去直
後を示す。
用を図２に基づいて説明する。図２は、本発明の写真フ
ィルムを使用し、磁気ヘッド付着物を除去する様子を示
す図であり、（ａ）は除去直前を示し、（ｂ）は除去直
後を示す。
【００３０】写真フィルム１の一方の面１ｓは、透明磁
性層及びその保護層を順次有して成る。写真フィルム１
は、軸４ａを中心に自転するローラー４によって、磁気
ヘッド２の記録媒体対向面２ａにその面１ｓを押付けて
矢Ａで示す方向に圧接走行する。
性層及びその保護層を順次有して成る。写真フィルム１
は、軸４ａを中心に自転するローラー４によって、磁気
ヘッド２の記録媒体対向面２ａにその面１ｓを押付けて
矢Ａで示す方向に圧接走行する。
【００３１】磁気ヘッドの記録媒体対向面には、製造上
の理由から数千オングストローム程度の微小な段差が存
在する。そのため、フィルムの磁性層塗布面（面１ｓ）
を磁気ヘッドの記録媒体対向面に押付けて圧接走行させ
ると、フィルムの透明磁性層を保護する保護層やこの保
護層の内側の透明磁性層の一部が削り取られ、その削り
屑が、図２（ａ）に示すように、記録媒体対向面のフィ
ルム進入側に付着し堆積して堆積物５になる。
の理由から数千オングストローム程度の微小な段差が存
在する。そのため、フィルムの磁性層塗布面（面１ｓ）
を磁気ヘッドの記録媒体対向面に押付けて圧接走行させ
ると、フィルムの透明磁性層を保護する保護層やこの保
護層の内側の透明磁性層の一部が削り取られ、その削り
屑が、図２（ａ）に示すように、記録媒体対向面のフィ
ルム進入側に付着し堆積して堆積物５になる。
【００３２】この削り屑の堆積物５は、写真フィルム１
の段差部３を磁気ヘッド２の記録媒体対向面２ａに圧接
走行させると、図２の（ｂ）に示すように、段差部３の
端面によって記録媒体対向面から取り除くことができ
る。
の段差部３を磁気ヘッド２の記録媒体対向面２ａに圧接
走行させると、図２の（ｂ）に示すように、段差部３の
端面によって記録媒体対向面から取り除くことができ
る。
【００３３】従って、再生出力の信号レベルの劣化を防
止することができるのである。
止することができるのである。
【００３４】（実施例２〜６） 本発明の写真フィルムの実施例２〜６を図３〜７により
説明する。図３（ａ）及び図４〜７は、それぞれ、本発
明の写真フィルムの実施例２〜６の平面図である。
説明する。図３（ａ）及び図４〜７は、それぞれ、本発
明の写真フィルムの実施例２〜６の平面図である。
【００３５】図３〜７には、透明ないし略透明な磁性層
を有する情報記録用写真フィルム１を示す。写真フィル
ム１は、光学的に画像を記録する画像記録領域９、及
び、磁気的に情報を記録する情報記録領域（トラック）
Ｓ １ ，Ｓ ２ ，Ｔ １ ，Ｔ ２ を有すると共に、モーター等の
回転軸（図示せず）に巻き付くため及びフィルム走行時
の案内のためのパーフォレーション７を備えており、カ
ートリッジ６に収納される。
を有する情報記録用写真フィルム１を示す。写真フィル
ム１は、光学的に画像を記録する画像記録領域９、及
び、磁気的に情報を記録する情報記録領域（トラック）
Ｓ １ ，Ｓ ２ ，Ｔ １ ，Ｔ ２ を有すると共に、モーター等の
回転軸（図示せず）に巻き付くため及びフィルム走行時
の案内のためのパーフォレーション７を備えており、カ
ートリッジ６に収納される。
【００３６】図３〜７に示す写真フィルムは、いずれ
も、情報記録領域を磁気ヘッドの記録媒体対向面に押付
けてフィルム長手方向に圧接走行させて磁気記録又は再
生して使用する。これらは、フィルムを１本毎に使用す
るカメラに備えた磁気ヘッド等に対して特に有効であ
る。
も、情報記録領域を磁気ヘッドの記録媒体対向面に押付
けてフィルム長手方向に圧接走行させて磁気記録又は再
生して使用する。これらは、フィルムを１本毎に使用す
るカメラに備えた磁気ヘッド等に対して特に有効であ
る。
【００３７】（実施例２） 写真フィルム１のパーフォレーション７が存在しないフ
ィルム外縁部側であって、フィルム長手方向に延在する
情報記録領域（トラック）Ｔ １ 、Ｔ ２ の延長上のフィル
ム先端部に凹み部８を有する写真フィルム。これを図３
（ａ）に示す。凹み部８の断面を図３（ｂ）に示す。な
お凹み部８を突起部８８に代えることもできる。突起部
８８の断面を図３（ｃ）に示す。
ィルム外縁部側であって、フィルム長手方向に延在する
情報記録領域（トラック）Ｔ １ 、Ｔ ２ の延長上のフィル
ム先端部に凹み部８を有する写真フィルム。これを図３
（ａ）に示す。凹み部８の断面を図３（ｂ）に示す。な
お凹み部８を突起部８８に代えることもできる。突起部
８８の断面を図３（ｃ）に示す。
【００３８】（実施例３） 実施例２の写真フィルム１のフィルム後端部にさらに凹
み部８’を設けたものである。これを図４に示す。即
ち、フィルム１のパーフォレーション７が存在し ないフ
ィルム外縁部側であって、情報記録領域（トラック）の
フィルム長手方向の延長上のフィルム後端部に凹み部
８’を設けた写真フィルム。
み部８’を設けたものである。これを図４に示す。即
ち、フィルム１のパーフォレーション７が存在し ないフ
ィルム外縁部側であって、情報記録領域（トラック）の
フィルム長手方向の延長上のフィルム後端部に凹み部
８’を設けた写真フィルム。
【００３９】（実施例４） 実施例３の写真フィルム１の長方形の凹み部８及び８’
の形状を円形にした写真フィルム。これを図５に示す。
の形状を円形にした写真フィルム。これを図５に示す。
【００４０】（実施例５） 前記実施例３において、フィルム先端部に凹み部８を設
けない以外は実施例３と同様にした写真フィルム。これ
を図６に示す。
けない以外は実施例３と同様にした写真フィルム。これ
を図６に示す。
【００４１】（実施例６） 実施例５の写真フィルムの凹み部８’を切り欠き８’に
した写真フィルム。これを図７に示す。
した写真フィルム。これを図７に示す。
【００４２】なお、上記実施例２〜５における凹み部８
及び８’は、約１００μｍ程度の微小段差を有していれ
ば良く、必ずしも貫通孔である必要はなく、有底孔でも
良い。また、凹み部８及び８’を突起部としても良い。
突起部の段差は、好ましくは、１００μｍ程度にする。
及び８’は、約１００μｍ程度の微小段差を有していれ
ば良く、必ずしも貫通孔である必要はなく、有底孔でも
良い。また、凹み部８及び８’を突起部としても良い。
突起部の段差は、好ましくは、１００μｍ程度にする。
【００４３】（実施例７） 磁気ヘッドの記録媒体対向面と圧接走行する領域にパー
フォレーションを有する本発明の写真フィルムを用いて
も同様の効果を奏することが出来る。
フォレーションを有する本発明の写真フィルムを用いて
も同様の効果を奏することが出来る。
【００４４】
【発明の効果】
本発明の磁性層を備えた写真フィルム
は、透明ないし略透明な磁性層を有し、かつ磁気ヘッド
の記録媒体対向面と圧接走行する領域を写真フィルムの
幅方向外縁部のみに有する写真フィルムにおいて、前記
外縁部のみに段差部を有するので、磁気ヘッドの記録媒
体対向面に段差部を押付けて圧接走行させることができ
る 。そのため、上記写真フィルムの削り屑等（写真フィ
ルムの保護層ないし磁性層の削り屑等）が磁気ヘッドの
ギャップないしその近傍に付着ないし蓄積することを防
止できると共に、前記削り屑の付着ないし蓄積物を除去
することもできる。
は、透明ないし略透明な磁性層を有し、かつ磁気ヘッド
の記録媒体対向面と圧接走行する領域を写真フィルムの
幅方向外縁部のみに有する写真フィルムにおいて、前記
外縁部のみに段差部を有するので、磁気ヘッドの記録媒
体対向面に段差部を押付けて圧接走行させることができ
る 。そのため、上記写真フィルムの削り屑等（写真フィ
ルムの保護層ないし磁性層の削り屑等）が磁気ヘッドの
ギャップないしその近傍に付着ないし蓄積することを防
止できると共に、前記削り屑の付着ないし蓄積物を除去
することもできる。
【００４５】従って、本発明の写真フィルムによれば、
磁性層を備えた写真フィルムを磁気ヘッドの磁気ギャッ
プ部に押付けて圧接走行させても、再生出力の劣化を防
止することができる。
磁性層を備えた写真フィルムを磁気ヘッドの磁気ギャッ
プ部に押付けて圧接走行させても、再生出力の劣化を防
止することができる。
【図１】本発明の写真フィルムの一例を用いた磁気ヘッ
ド付着物の付着防止方法を示す要部平面図（ａ）及び要
部側面図（ｂ）。
ド付着物の付着防止方法を示す要部平面図（ａ）及び要
部側面図（ｂ）。
【図２】本発明の写真フィルムを用いて磁気ヘッド付着
物を除去する様子を示す図であり、（ａ）は除去前、
（ｂ）は除去後を示す。
物を除去する様子を示す図であり、（ａ）は除去前、
（ｂ）は除去後を示す。
【図３】（ａ）は本発明の写真フィルムの一例を示す平
面図、（ｂ）及び（ｃ）は、（ａ）の（ｂ）−（ｂ）線
矢視断面図。
面図、（ｂ）及び（ｃ）は、（ａ）の（ｂ）−（ｂ）線
矢視断面図。
【図４】本発明の写真フィルムの一例を示す平面図。
【図５】本発明の写真フィルムの一例を示す平面図。
【図６】本発明の写真フィルムの一例を示す平面図。
【図７】本発明の写真フィルムの一例を示す平面図。
【図８】（ａ）は、透明な磁性層を有する写真フィルム
の圧接走行を示す平面図、（ｂ）は（ａ）の（ｂ）−
（ｂ）線矢視断面図である。なお、（ａ）ではローラー
４１を省略している。
の圧接走行を示す平面図、（ｂ）は（ａ）の（ｂ）−
（ｂ）線矢視断面図である。なお、（ａ）ではローラー
４１を省略している。
Claims (3)
- 【請求項１】透明ないし略透明な磁性層を有し、かつ磁
気ヘッドの記録媒体対向面と圧接走行する領域を写真フ
ィルムの幅方向外縁部のみに有する写真フィルムにおい
て、前記外縁部のみに段差部を有することを特徴とする
写真フィルム。 - 【請求項２】前記写真フィルムの段差部は、前記写真フ
ィルムの構成材料と同一の材料から成り、かつフィルム
上に形成された透明ないし略透明な磁性層から略９０μ
ｍ以上突起して成ることを特徴とする請求項１記載の写
真フィルム。 - 【請求項３】前記写真フィルムの段差部は、前記写真フ
ィルムの構成材料と同一の材料から成り、かつフィルム
上に形成された透明ないし略透明な磁性層から略９０μ
ｍ以上後退した凹部又は穴から成ることを特徴とする請
求項１記載の写真フィルム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4059157A JP2798319B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 写真フィルム |
| US08/016,906 US5488529A (en) | 1992-02-14 | 1993-02-12 | Method for preventing deposition on magnetic head, and photographic film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4059157A JP2798319B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 写真フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05225532A JPH05225532A (ja) | 1993-09-03 |
| JP2798319B2 true JP2798319B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=13105254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4059157A Expired - Fee Related JP2798319B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 写真フィルム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5488529A (ja) |
| JP (1) | JP2798319B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19606443C2 (de) * | 1996-02-21 | 2000-08-17 | Agfa Gevaert Ag | Reinigungselement für eine magnetische Lese/Schreibvorrichtung |
| EP1133157A3 (en) | 1999-12-28 | 2004-10-27 | Sony Corporation | Image commercial transactions system and method, image transfer system and method, image distribution system and method, display device and method |
| US20070220173A1 (en) * | 1999-12-28 | 2007-09-20 | Sony Corporation | Image commercial transactions system and method |
| EP1830552A1 (en) * | 1999-12-28 | 2007-09-05 | Sony Corporation | Image commercial transactions system and method |
Family Cites Families (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS502306U (ja) * | 1973-05-01 | 1975-01-10 | ||
| JPS55113168A (en) * | 1979-02-26 | 1980-09-01 | Toshiba Corp | Recording and reproducing device |
| JPS5870453A (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-26 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置 |
| JPS61192016A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘツドクリ−ニングテ−プ |
| JPS61192017A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘツドクリ−ニングテ−プ |
| JPS62212955A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-18 | Hitachi Ltd | 磁気ヘツド支持体 |
| US4977419A (en) * | 1988-10-07 | 1990-12-11 | Eastman Kodak Company | Self-clocking encoding/decoding film information exchange system using dedicated magnetic tracks on film |
| EP0437543B1 (en) * | 1988-10-07 | 1995-05-24 | Eastman Kodak Company | Film information exchange system using dedicated magnetic tracks on film |
| JPH02140611U (ja) * | 1989-03-30 | 1990-11-26 | ||
| US5136317A (en) * | 1989-12-01 | 1992-08-04 | Nikon Corporation | Camera having a magnetic head, film means loadable to the same and a camera system |
| JPH04157609A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-29 | Csk Corp | クリーニングカード |
| JPH052722A (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-08 | Toshiba Corp | ヘツドクリーニングテープ |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP4059157A patent/JP2798319B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-02-12 US US08/016,906 patent/US5488529A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05225532A (ja) | 1993-09-03 |
| US5488529A (en) | 1996-01-30 |
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