JP2794442B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JP2794442B2
JP2794442B2 JP4658389A JP4658389A JP2794442B2 JP 2794442 B2 JP2794442 B2 JP 2794442B2 JP 4658389 A JP4658389 A JP 4658389A JP 4658389 A JP4658389 A JP 4658389A JP 2794442 B2 JP2794442 B2 JP 2794442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter
value
output
comparator
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4658389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02231958A (ja
Inventor
正 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4658389A priority Critical patent/JP2794442B2/ja
Publication of JPH02231958A publication Critical patent/JPH02231958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2794442B2 publication Critical patent/JP2794442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真式の複写機あるいはプリンタ等に
使用される電源装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の電源装置は電圧共振型のスイッチングレ
ギュレータと呼ばれており、複写機の帯電器やCRTの水
平偏向電圧などの高圧を発生する装置として広く用いら
れている。この種の電源装置の多くは、コンバータトラ
ンスの一次巻線に対する電力の印加をトランジスタ等の
スイッチング素子により断続し、該コンバータトランス
の二次側に巻線比に応じた電圧を発生するように構成さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の電源装置にあっては、スイッチ
ング素子のスイッチングパルスのうちコンバータトラン
スの一次巻線に対する電力の印加を遮断する時間、即ち
オフ時間は、使用されるコンバータトランスの共振周波
数に応じて決定されているため、コンバータトランスの
共振周波数にバラツキがある場合や、コンバータトラン
スの二次側の誘導負荷の負荷変動により共振周波数が変
化した場合に適切な制御を行うことが不可能となる問題
点があった。
そこで、コンバータトランスに発生するフライバック
電圧を検出し、その検出信号に従ってスイッチング素子
を駆動することにより、コンバータトランスの共振周波
数が変動した場合でもその共振周波数に同期した最適な
制御を行うことが提案されているが、この場合でも所謂
ソフトスタート機能が考慮されていないので、出力にオ
ーバーシュートが生じたり、スイッチング素子に過大な
負荷がかかって適切な制御を行うことができないという
問題点があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもの
で、簡単な回路構成でソフトスタート機能を付与させ、
コンバータトランスの共振周波数が変化した場合でも常
に最適な制御を行うことが可能な電源装置を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の電源装置は、次のように構成したものであ
る。
(a)コンバータトランスと、このコンバータトランス
の出力電圧を検出して基準値と比較するコンパレータ
と、その比較結果に応じてアップ又はダウンカウント動
作する第1カウンタと、前記コンバータトランスの所定
巻線の出力が所定レベルに達した時に同期パルスを発生
する同期検出回路と、その同期パルスあるいは自身のカ
ウントオーバー信号で前記第1カウンタの値をロードす
る第2カウンタと、この第2カウンタの出力値を所定値
と比較してコンバータトランスのスイッチング素子の制
御信号を出力する第1のコンパレータと、前記第1カウ
ンタの出力値をある設定値と比較して前記第1カウンタ
の動作を制御する信号を出力する第2のコンパレータと
を備え、この第2のコンパレータで比較する設定値を前
記同期パルスの発生周期及び第2カウンタの駆動クロッ
ク周期より充分低い周期で変化させるようにした。
(b)上記(a)の電源装置において、第2カウンタの
出力値が所定値より小さい時、同時検出回路の出力によ
って第1カウンタの出力を第2カウンタに入力する動作
を禁止するようにした。
(c)上記(a)または(b)の電源装置において、第
1カウンタの出力値が所定値に達するまで、第1のコン
パレータの出力を一定のレベルに固定するようにした。
(d)上記(a)〜(c)の何れかの電源装置におい
て、第2のコンパレータに入力する設定値は、所定のカ
ウント値に達するとカウント動作が終了するカウンタの
出力値とした。
(e)上記(a)〜(c)何れかの電源装置において、
CPU及びRAM,ROM,タイマ等のディジタル回路を、コンパ
レータ,D/Aコンバータ等のアナログ回路と共に同一チッ
プ上に形成した。
(f)上記(e)の電源装置において、第2のコンパレ
ータに入力する設定値は、予め記憶手段に格納した値と
した。
〔作用〕
この発明の電源装置においては、上記(a)の構成に
より、コンバータトランスの共振周波数が変化した場合
でも適切な制御が行われ、またソフトスタート機能が付
与されているので、オーバーシュートが生じたり、スイ
ッチング素子に過大な負荷がかかることはない。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例による電源装置の回路構成
図である。同図において、T1はコンバータトランスであ
り、このコンバータトランスT1の一次巻線N1の一端は電
源電圧Vccの電源端子に接続され、他端はスイッチング
素子であるトランジスタTr1のコレクタに接続されてい
る。このトランジスタTr1のエミッタは接地されてお
り、さらにコレクタと接地端子(エミッタ)間にはコン
デンサC1とダイオードD1が並列接続されている。ここ
で、コンデンサC1は一次巻線N1と共振して効果的な電圧
変換を行うためのもので、ダイオードD1はトランジスタ
Tr1の保護のために設けられている。そして、トランジ
スタTr1がスイッチング動作することにより、コンバー
タトランスT1の二次巻線N2に巻線比に応じた所望の電圧
が発生するようになっている。また、コンバータトラン
スT1には所定の検出用巻線N3が設けられており、この検
出用巻線N3の一端は接地され、他端は同期検出回路1の
入力側に接続されている。この同期検出回路1は、検出
用巻線N3の出力電圧(フライバック電圧)が所定レベル
に達した時に同期パルスを発生し、その同期パルスはゲ
ート2を介してダウンカウンタ(第2カウンタ)3にプ
リロード端子から入力される。そして、ダウンカウンタ
3は入力された同期パルスあるいは自身のカウントオー
バー信号でアップダウンカウンタ(第1カウンタ)4の
値をロードするようになっている。すなわち、ダウンカ
ウンタ3はプリロード端子に同期パルスが入ると強制的
にアンダーフローを生成するようになっており、このア
ンダーフロー出力はロード制御回路5を介してダウンカ
ウンタ3のロード端子から入力される。また、アップダ
ウンカウンタ4は、コンバータトランスT1の出力巻線N4
の出力電圧を検出して基準値と比較するアナログコンパ
レータ6の出力に応じてカウント動作するもので、コン
パレータ6の比較結果はアップダウン(U/D)制御回路
7を介して入力される。
上記カウンタ3はコンバータトランスT1の共振周波数
より十分大きな周波数を発生する発振回路の出力により
駆動されるようになっており、このカウンタ3のロード
信号入力時に入力されるデータを設定するデータ入力端
子は、上記発信回路の発信周波数より十分小さな周波数
で駆動される上記アップダウンカウタン4の出力側と接
続されている。そして、アップダウンカウンタ4は、コ
ンバータトランスT1の出力巻線N4の出力をダイオードD2
及びコンデンサC3で整流,平滑された出力を検出する前
述のアナログコンパータ6の出力と、アップダウン制御
回路7の出力に基づいてアップまたはダウンのカウント
動作を行う。その際、アップダウン制御回路7は、ロー
ド制御回路5及び後述のディジタルコンパレータ8の出
力からアップ/ダウン信号及びクロック(CLK)を生成
する。
また、カウンタ3の出力側は二つのディジタルコンパ
レータ(第1のコンパレータ)9,10に接続されており、
一方のコンパレータ9はカウンタ3の値を所定の基準値
Xと比較し、その結果パルス信号を発生する。そして、
ドライバ11はそのパルス信号によりトランジスタTr1
導通タイミングを制御してコンバータトランスT1の一次
巻線N1をスイッチング駆動させる。また、他方のコンパ
レータ10は、カウンタ3の出力値を設定値Yと比較し、
その結果によりゲート2をオン/オフさせる。そして、
ゲート2はオンになると同期検出回路1の出力をカウン
タ3のプリロード端子に入力する。
また、前述のディジタルコンパレータ(第2のコンパ
レータ)8は、ソフトスタート機能を持たせるために設
けてあり、アップダウンカウンタ4の出力値とカウンタ
12から入力された設定値Zとを比較し、その結果をアッ
プダウン制御回路7に入力している。
すなわち、コンパレータ9,10の出力によりトランジス
タTr1の導通タイミングを制御し、コンパレータ8の出
力によりアップダウンカウンタ4の動作を制御して、コ
ンバータトランスT1の駆動を常に最適に制御している。
次に上記の電源装置の動作について第2図のタイミン
グ図により説明する。第2図中、FBVで示される波形は
コンバータトランスT1に発生するフライバック電圧を示
している。まずcで示されるカウンタ3の値が設定値X
より大きい時、コンパレータ9での比較結果トランジス
タTr1はドライバ11の駆動信号eによりオンとなる。こ
れにより、コンバータトランスT1の一次巻線N1にはVcc
の電圧が印加される。次に、カウンタ3がカウントダウ
ンしてゆき、アンダーフローして上記設定値Xより小さ
くなると、コンパレータ9の出力を反転し、トランジス
タTr1はオフとなる。これにより、コンバータトランスT
1とコンデンサC1は電圧共振してコンバータトランスT1
の各巻線には第2図のようなフライバック電圧が発生す
る。このフライバック電圧を同期検出回路1により検知
し、その立ち下がり時に検出信号である同期パルスaを
発生し、カウンタ3にプリロード信号a′をゲート2を
介して入力する。そして、このプリロード信号a′によ
りカウンタ3は強制的にアンダーフローを生成する。な
お、何らかの原因によりプリロード信号が生成されなく
とも、カウンタ3はAで示すように0以下にダウンカウ
ントしようとした時にアンダーフローを発生する。この
アンダーフローが生成されると、ロード制御回路5を介
してカウンタ3にロード信号が入力され、アップダウン
カウンタ4の出力値がカウンタ3にロードされる。そし
て、再びトランジスタTr1はオン状態になり、以上を1
サイクルとして上述の動作が繰り返され、コンバータト
ランスT1の二次側に交流が発生し、この交流が整流,平
滑されて負荷に供給される。
一方、コンパレータ10はカウンタ3の出力値を設定値
Yと比較してゲート2を開閉している。これは、ノイズ
等により同期パルスaが所望のタイミング以外で生成さ
れたとしても、第2図のBで示す必要最低限のオフ期間
を確保するためである。この動作により、フライバック
電圧が0Vにならない前にトランジスタTr1がオンになる
のを防ぎ、トランジスタTr1の破壊を防止する。なお、
図中Cで示すのが所望のタイミング以外の同期パルスで
ある。また、アップダウン制御回路7は、コンパレータ
8の出力とロード制御回路5の出力からアップ/ダウン
の制御信号とクロックを生成してからアップダウンカウ
ンタ4へ出力している。これは、一般にロード信号に同
期した適当なタイミングでアップ/ダウンを行わない
と、その変化途中の不定なデータがカウンタ3へロード
される可能性があるためである。図ではロード信号の立
ち上がりでアップ/ダウンの切り換えを行い、立ち下が
りでアップダウンカウンタ4を駆動している。そして、
カウンタ4の値が大きくなるとトランスT1のオン時間が
長くなり、出力電圧は上昇し、また小さいと出力電圧は
降下する。このため、順次アップダウンカウンタ4のカ
ウント値はカウントアップされてゆき、出力電圧Voutか
所定の値、すなわちコンパレータの基準値Wになると、
コンパレータ6の出力はアップ/ダウンを繰り返すよう
になる。
また、コンパレータ8は、アップダウンカウンタ4の
上限を設定値Zと比較して規制している。これは、極端
にパルス周期が大きくなると、トランスT1が飽和して大
電流がトランジスタTr1に流れるので、このトランジス
タTr1が破壊するのを防止するためである。そして、コ
ンパレータ8がアクティブ(active)になると、アップ
ダウン制御回路の出力dを強制的にダウンモードにす
る。
ところで、上記のようなPWM回路においては、電源ON
時には制御系全体の応答特性により急速に立ち上がり、
例えば第3図(a)に示すように出力にオーバーシュー
トが発生する可能性があり、またトランジスタTr1に過
大な電流が流れて破壊する危険性がある。
そこで、本実施例では出力電圧値が或る時定数をもっ
て徐々に立ち上がるソフトスタート機能を付与してい
る。
すなわち、前述のようにコンパレータ8はPWM回路の
最大周期を規制する手段として設けられており、アップ
ダウンカウンタ4の出力値がコンパレータ8の設定値Z
より小さい時、コンパレータ8の出力は非アクティブ
(non−active)で、アップダウン制御回路7はコンパ
レータ6の出力をそのままアップダウンカウンタ4へ出
力する。しかし、アップダウンカウンタ4の出力値が増
加してゆき、コンパレータ8の設定値Zになると、コン
パレータ8の出力はアクティブになる。この時、コンパ
レータ6の出力がなおカウントアップ状態にあると、ア
ップダウン制御回路7はコンパレータ6の出力にかかわ
らずカウントダウン信号を発生し、アップダウンカウン
タ4をカウントダウンさせる。これにより、コンパレー
タ8の出力は非アクティブとなり、この時もしコンパレ
ータ6の出力がカウントダウン状態にあれば、アップダ
ウン制御回路7はカウントダウン信号を生成し、順次ア
ップダウンカウンタ4をカウントダウンさせる。また、
コンパレータ6の出力がカウントアップ状態のままであ
れば、アップダウン制御回路7はカウントアップ信号を
生成し、アップダウンカウンタ4とカウントアップさせ
る。これにより、再びコンパレータ8の出力はアクティ
ブになり、アップダウン制御回路7を強制的にカウント
ダウンモードにする。すなわち、アップダウンカウンタ
4の出力値がコンパレータ8の設定値Zに達し、なおか
つ、コンパレータ6の出力がカウントアップ状態にある
限り、コンパレータ8の設定値ZとZ−1の間をアップ
ダウンカウンタ4の出力値は振動することになる。
以上のことから、コンパレータ8に入力する設定値Z
を適当に定めることにより、トランスT1が伝達するエネ
ルギーの上限を制限すること、すなわち、二次側の電圧
値を制限することができる。従って、コンパレータ8に
設定する値を小から大へ順次切り換えることにより、出
力電圧Voutを該設定値に応じて徐々に変化させることが
可能となる。第1図ではコンパレータ8の設定値入力用
にカウンタ12を配し、該カウンタ12の出力値で前述のよ
うにコンパレータ8の設定値を切り換えるようにしてお
り、カウンタ12は所定のカウント値に達するとカウント
動作が終了するようになっている。
以下、その動作について詳細に述べる。
なお、ここではアップダウンカウンタ4を8ビット
(bit)、コンパレータ8及びカウンタ12は5ビットと
し、また、コンパレータ8に入力されるアップダウンカ
ウンタ4の出力は、アップダウンカウンタ4の出力の上
位5ビットとする。電源ON時、アップダウンカウンタ4
及びカウンタ12はリセットされるが、この時、通常のコ
ンバータ6の出力はカウントアップ状態になっており、
例えばカウンタ12がリセット時0を出力しているとする
と、コンパレータ8の出力はアクティブで、アップダウ
ンカウンタ4はカウントアップしない。次に、カウンタ
12のクロックが入り、カウントアップして1になると
(アップダウンカウンタ4の出力換算で00001000B)、
コンパレータ8の出力は非アクティブになり、カウンタ
12で設定される値(1)までアップダウンカウンタ4は
カウントアップする。この結果、コンパレータ8の出力
は再びアクティブになり、アップダウン制御回路7の出
力をダウンモードにしてアップダウンカウンタ4をカウ
ントダウンさせ、前述のように設定値ZとZ−1の間を
カウンタ4の出力は振動し続ける。続いてカウンタ12に
クロックが入り、カウントアップして2となると(アッ
プダウンカウンタ4の出力換算で00010000B)、コンパ
レータ8の出力は非アクティブになり、カウンタ12で設
定される値(2)までアップダウンカウンタ4はカウン
トアップし、上記と同様の動作を行う。なお、本実施例
では、カウンタ12のクロック端子には他の回路のクロッ
ク系統と独立したクロックが入力されるように接続され
ているとする。このような構成とすることにより、その
発振周波数と独立に設定でき、ソフトスタートの時定数
を所望の値に自由に設定することができる。
このようにして、カウンタ12は順次カウントアップし
てゆき、PWM回路制御系の設定すべき最大周期に相当す
るカウント値に達すると、カウンタ12はカウントアップ
動作を停止し、その値を保持する。
第4図は上述の具体的な動作を示すタイミング図であ
る。図中、点線bがアップダウンカウンタ4の出力値、
cがダウンカウンタ3の出力値、iがカウンタ12の出力
値、jがカウンタ12に入力されるクロックであり、また
はダウンカウンタ3のアンダーフローから生成されるロ
ード信号を示している。このロード信号hがH(high)
レベルになると、ダウンカウンタ3はアップダウンカウ
ンタ4の出力値bとロードし、ダウンカウントのモード
となる。第4図では、前述の説明での同期パルスaによ
らず、ダウンカウンタ3のアンダーフローからロード信
号hが生成される場合の動作を示している。そして、同
期パルスaによりロード信号hが作られた時も、同様に
ロード信号hがHレベルになるとダウンカウンタ3はア
ップダウンカウンタ4の出力値bをロードし、その後ダ
ウンカウント動作に入る。区間TA1は、カウンタ12の出
力値がiの時であり、従ってアップダウンカウンタ4の
出力値bがi1になると(t1)、アップダウン制御回路7
がダウンモードになり、出力値bは−1減し、次のロー
ド信号hがHレベルになるとダウンカウンタ3にロード
される(t2)。その後、再びアップダウン制御回路7は
アップモードになり、bの値はカウントアップされ、次
のロード信号hがHレベルになるとダウンカウンタ3に
i1の値がロードされる(t3)。
以後、上述の動作を繰り返すが、その後、カウンタ12
にクロックiが入り、カウンタ12の出力がi2になると、
アップダウンカウンタ4はカウントアップモードにな
り、出力bがi2に達する(t0)まで順次カウントアップ
する。この間が区間TB1である。そして、出力値bがi2
になって再び振動状態となると、クロックjが入り、カ
ウンタ12の出力i3になるまで振動を繰り返す。この間が
区間TA2である。また、カウンタ12の出力値iがi3にな
ると、再びカウントアップモードになる。この間が区間
TB2である。
以上のようにして、アップダウンカウンタ4の出力値
bはカウンタ12の出力値iによりカウントアップの最大
値が制限される。第3図(b)に出力電圧の応答波形例
を示す。図の矢印で示すように、アップダウンカウンタ
4のカウントアップ値が制限されるため、出力波形に段
部ができるが、徐々に立ち上がるのでオーバーシュート
が発生しないことがわかる。従って、コンバータトラン
スT1の共振周波数が変化した場合でも、常に最適な制御
を行うことができる。
なお、上記実施例では、前述のようにカウンタ12のク
ロックjは他の回路のクロックCLKと別系統の独立した
クロックとしているが、発振子は一般に高価であるの
で、クロックCLKから分周したクロックを生成し、これ
をクロックjとしてカウンタ12に供給するようにしても
良い。この場合、分周するためのカウンタは必要である
が、モノリシックICに本実施例の回路を集積させれば、
発振子からクロックjを得る場合より低価格で実現でき
る。
また、ロード信号あるいはその分周信号でクロックj
を供給するようにしても良い。この場合、更に分周段は
少なくて済む。但し、クロックCLKから分周した場合は
常に同じ時定数でソフトスタートさせることができるの
に対し、この場合は外部負荷の状態により同期パルスa
の発生間隔が異なるため、ロード信号h自体が確定的で
なくなり、時定数が多少変動することがある。
第5図は本発明の他の実施例を示す構成図である。こ
の実施例は、装置全体を制御するマイクロプロセッサや
CPU及びRAM,ROM,タイマ等のディジタル回路を、D/Aコン
バータ,コンパレータ等のアナログ回路と共に第1図の
電源制御PWM回路と同一チップ上に形成するようにした
ものである。この場合、第1図のカウンタ12の代わりに
マイクロプロセッサ13から書き込むことのできる記憶手
段としてレジスタ14を配置し、これに格納した値を設定
値Zの信号として前述のPWM回路に入力する。そして、
マイクロプロセッサ13は、初期値をレジスタ14に書き込
んだ後、適当な時間間隔毎にレジスタ14の値を小→大へ
書き直すことでソフトスタート機能を実現させる。その
際、ソフトウエアでソフトスタートの時定数を変えるこ
とができるので、自由度は大きい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、カウンタやレジスタ
など簡単な回路構成でソフトスタート機能を付与させて
いるので、コンバータトランスの共振周波数が変化した
場合でもその共振周波数に同期した最適な制御を行うこ
とができると共に、出力にオーバーシュートが生じた
り、スイッチング素子に過大な負荷がかかることがな
く、常に最適な制御を行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による電源装置の回路構成
図、第2図は本発明の一実施例の動作を示すタイミング
図、第3図(a),(b)は出力電圧の応答例を示す波
形図、第4図は第1図の回路の動作の具体的なタイミン
グを示すタイミング図、第5図は本発明の他の実施例を
示す構成図である。 1……同期検出回路 2……ゲート 3……ダウンカウンタ(第2カウンタ) 4……アップダウンカウンタ(第1カウンタ) 5……ロード制御回路 6……アナログコンパレータ 7……アップダウン制御回路 8……ディジタルコンパレータ(第2のコンパレータ) 9,10……ディジタルコンパレータ(第1のコンパレー
タ) 11……ドライバ 12……カウンタ 13……マイクロプロセッサ 14……レジスタ(記憶手段) T1……コンバータトランス Tr1……トランジスタ(スイッチング素子) N1……一次巻線 N2……二次巻線 N3……検出用巻線 N4……出力巻線

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバータトランスと、このコンバータト
    ランスの出力電圧を検出して基準値と比較するコンパレ
    ータと、その比較結果に応じてアップ又はダウンカウン
    ト動作する第1カウンタと、前記コンバータトランスの
    所定巻線の出力が所定レベルに達した時に同期パルスを
    発生する同期検出回路と、その同期パルスあるいは自身
    のカウントオーバー信号で前記第1カウンタの値をロー
    ドする第2カウンタと、この第2カウンタの出力値を所
    定値と比較してコンバータトランスのスイッチング素子
    の制御信号を出力する第1のコンパレータと、前記第1
    カウンタの出力値をある設定値と比較して前記第1カウ
    ンタの動作を制御する信号を出力する第2のコンパレー
    タとを備え、この第2のコンパレータで比較する設定値
    を前記同期パルスの発生周期及び第2カウンタの駆動ク
    ロック周期より充分低い周期で変化させるようにしたこ
    とを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記第2カウンタの出力値が所定値より小
    さい時、同期検出回路の出力によって前記第1カウンタ
    の出力を前記第2カウンタに入力する動作を禁止するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記第1カウンタの出力値が所定値に達す
    るまで、前記第1のコンパレータの出力を一定のレベル
    に固定することを特徴とする請求項1または2記載の電
    源装置。
  4. 【請求項4】前記第2のコンパレータに入力する設定値
    は、所定のカウント値に達するとカウント動作が終了す
    るカウンタの出力値であることを特徴とする請求項1な
    いし3何れか記載の電源装置。
  5. 【請求項5】CPU及びRAM,ROM,タイマ等のディジタル回
    路を、コンパレータ,D/Aコンバータ等のアナログ回路と
    共に同一チップ上に形成したことを特徴とする請求項1
    ないし3何れか記載の電源装置。
  6. 【請求項6】第2のコンパレータに入力する設定値は、
    予め記憶手段に格納した値であることを特徴とする請求
    項5記載の電源装置。
JP4658389A 1989-03-01 1989-03-01 電源装置 Expired - Fee Related JP2794442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4658389A JP2794442B2 (ja) 1989-03-01 1989-03-01 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4658389A JP2794442B2 (ja) 1989-03-01 1989-03-01 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02231958A JPH02231958A (ja) 1990-09-13
JP2794442B2 true JP2794442B2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=12751323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4658389A Expired - Fee Related JP2794442B2 (ja) 1989-03-01 1989-03-01 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2794442B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02231958A (ja) 1990-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5641140B2 (ja) スイッチング電源装置の制御回路およびスイッチング電源
US7274248B2 (en) Booster circuit and semiconductor device having same
JP4775016B2 (ja) スイッチング電源制御回路
US6407571B1 (en) Voltage detecting circuit for a power system
CN1750373B (zh) 电源控制器、形成电源控制器的方法及电源控制的方法
US7057378B2 (en) Power supply unit
CN101542883A (zh) 开关调节器及其操作控制方法
GB2232829A (en) An internal voltage converter in a semiconductor integrated circuit
US5631810A (en) Control of switching devices in synchronized-rectification system
US6343025B1 (en) Switching converter for generating a driving signal
US7646175B2 (en) Device and method for controlling a current supply
US20020186571A1 (en) Switching power supply device
US5821740A (en) DC-to-DC converter having fast over-current detection and associated methods
US6977828B2 (en) DC-DC converter applied to semiconductor device
JP2794442B2 (ja) 電源装置
US7501716B2 (en) Power supply apparatus
US7368895B2 (en) Apparatus for a power supply with brownout protection and the protecting method for the same
EP0027015B1 (en) A d.c. to d.c. converter
US7535206B2 (en) Synchronous rectifying type switching regulator control circuit and semiconductor integrated circuit including the same
JP2002369499A (ja) 電圧制御装置
JP2832637B2 (ja) 電源装置とその付属装置
JP2003111400A (ja) 高圧電源制御手法
JP3023680B2 (ja) Pwm制御装置
JP4022967B2 (ja) リセット回路
JPH0365055A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees