JP2794281B2 - デイザ信号の符号復号処理装置 - Google Patents

デイザ信号の符号復号処理装置

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JP2794281B2 JP61162225A JP16222586A JP2794281B2 JP 2794281 B2 JP2794281 B2 JP 2794281B2 JP 61162225 A JP61162225 A JP 61162225A JP 16222586 A JP16222586 A JP 16222586A JP 2794281 B2 JP2794281 B2 JP 2794281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像を疑似中間調表示するためのデイザ信号
を効率良く情報圧縮する符号復号処理装置に関する。 〔従来の技術〕 画像表示装置の多くは画像を画素の集合で構成する。
現状のフアクシミリ装置の多くは、1つの画素を白と黒
の2値レベルしか表示できないため、中間調画像の再現
にはデイザ信号を用いた疑似中間調表示が広く利用され
ている。 これは、スキヤナで入力した多値レベルの画信号x
iで、しきい値tiを用いて、xi≧tiならばzi=1、xi<t
iならばzi=0となる2値信号ziを作成し、該2値信号z
iを黒と白の2値レベルで記録することにより、多数の
画素からなる領域において疑似的な中間調を再現する。 ここで、しきい値tiが第4図に示すように配置されて
いる場合には、デイザ信号ziは隣接画素との信号レベル
の相関性が少なくなり、従来白黒2値画像の符号化に広
く利用されているMH(モデイフアイド・ハフマン)ある
いはMR(モデイフアイド・リード)符号化方法等を直接
利用しても高い効率を得ることができない。 しかしながら、上記MH,MR符号化方法は、白黒2値画
像の標準的な符号化方法としてCCITT(国際電信電話諮
問委員会)が勧告した方法であり広く利用されている。 そこで、MH,MR符号化信号を活用してデイザ信号を効
率良く圧縮するため、デイザ信号の前処理を行うプリプ
ロセツサを上記符号化装置の前段に構成する方法が報告
されている。例えば、アイ・イー・イー・イー,インタ
ーナシヨナルコンフアランス オン コミユニケーシヨ
ンズ、1985、第1410頁から第1414頁(IEEE Internation
al Conference on Communications,1986、pp1410−141
4)における、タカオ オマチ(Takao Omachi)らによ
る、モデイフアイド ハフマン コーデイング フオオ
ハーフトーン ピクチユアズ(MODIFIED HUFFMAN COD
ING FOR HALF−TONE PICTURES)と題する文献において
論じられている。 この方法は、符号化対象とする画素kのデイザ信号zk
を画素kに隣接する複数の画素のデイザ信号を用いて予
測することを基本としている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記従来技術は、画素の画素間の信号相関性
を統計的手段によつてあらかじめ測定し、結果を表にま
とめておくことから、符号化対象とする画像の性質によ
つて符号化効率の変動を生じやすいという問題点があ
る。さらに、第4図に示すようなデイザしきい値の種類
によつて画素間の信号相関性が異なるため、デイザしき
い値の種類の数だけ上記統計的な測定をあらかじめ行つ
ておき、結果を表にまとめて用意しなければならない。 本発明の目的は上記問題点を解決し、デイザしきい値
の種類にかかわらず、共通のアルゴリズムを用いてデイ
ザ信号を高い効率で圧縮するための符号復号処理装置を
提供することにある。 〔問題を解決するための手段〕 上記目的を達成するための技術手段を、たとえばフア
クシミリ装置を例にとり、説明する。 フアクシミリでは、CCD等の撮像素子を用いて原稿を
走査し画素毎の多値信号xiを順次入力する。疑似中間調
表示のためには、入力した多値信号xiをデイザしきい値
tiで2値化処理してデイザ信号ziを算出する。 ここで、デイザ信号Ziを符号化処理する際には、Zi
みならず多値信号xi、デイザしきい値tiを利用できるこ
とに着目する。そして、デイザ信号Ziの情報保存性を保
つような近似多値信号yiを、符号復号処理の双方におい
て再現できるならば、デイザ信号Ziを直接に符号化対象
としなくても良いことを利用する。 第2図に、デイザ信号の有する上記特徴を示す。同図
は説明を簡単にするため、1走査線上に画素が配置され
た1次元の画像を表している。デイザ信号Ziは、画信号
xiとデイザ化しきい値tiとの大小関係から次式で決定す
る。 ここで、デイザ信号Ziは、xiとtiとの不等式の方向を
示すだけであり、両者の差分の大きさを示すものではな
い。すなわち、デイザ信号ziの情報保存のためには、画
信号xiの忠実な値を必要とするものではない。第一式を
用いて、画信号xiと同等の結果ziを得ることのできる多
値信号をyiとおけば、yiの取り得る値の範囲は第2図の
斜線部に示す広範囲に渡ることが明らかである。 そこで、第一式の関係を維持できるような画信号
が何らかの方法で予測できるならば、画信号 を、画信号xiの代替値として利用できる。上記条件を式
で表せばとなる。逆に、第1式の関係を維持できない場合には、
しきい値tiを利用して画信号yiを算出する。式で表せば となる。ここで、pは0以上の任意の定数であり、qは
0より小さな任意の定数である。第2a〜d式で求められ
る近似信号yiを用いて次式で定まる2値信号ziは、第1
式で決定されるziと等価である。 符号化処理を実行する際には、第2a〜d式の条件式に
現れる変数 の全てが明示的に利用できるため、条件を満たす式を確
定することができる。一方、復号処理を実行する際に
は、多値の画信号xiを利用することができないため、第
2a〜d式から条件を満たす1つの式を確保するために
は、第2a,2b式と、第2c,2d式とを2者択一するための2
値信号を必要とする。該2値信号をdiで表すならば、di
の値を次式で設定する。 この結果、2値信号diを用いて第2a〜d式を書き直せ
ば、次式となる。 第1図に、2値信号diと近似信号yiの変化を例示して
ある。第1図から分かるように、di=1の場合には、近
似信号yiとしきい値tiの大小関係が反転するように修正
を加える。そこで以後diを反転信号と呼ぶことにする。 第2式と第5式との相違は、条件式で使われる変数xi
とdiを用いた判定の項である。符号化処理を実行する装
置例では、スキヤナで入力した画信号xiを利用して第2
式の判定が実行できる。一方、2値の反転信号diを符号
化伝送することにより、復号化処理を実行する装置例で
は第5式の判定を実行できる。こうして、反転信号di
伝送によつて、符号,復号を行う両者において、近似信
号yiを再現することができ、第一式および第2式を用い
てデイザ信号ziを再現できる。 なお、第2式と第5式において、di=1となる画素で
定数pとqを用いて近似信号を決めることは、隣接画素
間の急激な近似信号の変化をもたらすため、予測の誤り
が大きくなることが考えられる。そこで、上記のように
di=1となり、pとqを用いて近似信号を修正する場合
には、対象とする画素のみならず、隣接する画素の近似
信号yiに修正を加えて、近似信号がなめらかに変化する
ようにして、予測の誤りを少なくすることができる。 なお、第2式,第5式の条件式で用いる予測信号x
iは、対象とする画素に隣接し既に再現された近似信号y
iを用いて算出することができる。例えば第3図(a)
に示すように、対象画素をA、隣接する参照画素をB,C,
D等で表せば、画素Aの予測信号 は、次式等で決定できる。 伝送開始の初期状態では、上記参照画素の信号を利用
できないため、あらかじめ定数を初期値として設定して
おくことにより、第6式をそのまま実行できる。第6式
の演算を行うためには、第3図(b)に示すように、1
ライン分の近似信号yiを格納するメモリがあれば良い。
すなわち第6式で を作り、第2式で近似信号yAを求めた後、第3図(b)
のyCをyAで置きかえる。そして、次の対象画素A′の信
号処理を継続して実行できる。 この結果、符号化、伝送を実行する伝送器と、受信、
復号を実行する受信器の双方において、しきい値ti、定
数pとq、予測信号の算出方法が共通であるなら
ば、2値信号diを伝送することにより、近似信号yiを再
生しデイザ信号ziを決定することができる。 2値信号diは第4式によつて定まるが、画信号xiと、
予測信号とが一致しているならばdi=0である。し
たがつて画信号xiの変化がゆるやかである場合では、上
記予測が一致しやすく、di=0となる画素が連続して出
現する可能性が高くなる。 一方、di=1となる画素は孤立して出現することが多
い。これは予測信号 の誤差が大きくなりdi=1となれば、第5式を用いて近
似信号yiに修正を加えるためである。 このように、di=0なる画素が連続しやすく、di=1
なる画素が孤立しやすいならば、2値信号diをMHあるい
はMR符号化処理することは、符号語の構成上、圧縮の効
率が低下する。そこで、di=1なる信号をフリツプフロ
ツプ回路等の反転回路への入力とすることで、di=1が
出現するたびに、0と1の2値信号を反転させること
で、0あるいは1の信号が連続して現れるように変換し
た後に、MHあるいはMR符号化処理を実行することで、効
率の良い符号化を行うことができる。 次に、本発明に係る符号復号処理装置の効果を第5図
の数値例を用いて説明する。第5図(a)に示す画信号
xiを、しきい値tiでデイザ処理した結果のデイザ信号zi
と、反転信号di、および反転信号diをフリツプフロツプ
回路を通して算出した反転信号di′のそれぞれについ
て、数値0あるいは1が連続して出現する画素系列(白
ラン、黒ランと呼ぶ)の数と、該画素系列を第1表に示
す符号語表を用いて符号語に変換した結果のビツト数を
比較している。 第5図(d)に示すように、デイザ信号ziの符号語量
は113ビツトであるのに対して、同図(f)に示すよう
に反転信号di′の符号語量は56ビツトと2分の1以下に
低減できることが判る。 尚、第5図(c)の近似信号は、第(6)式の「xA
yC」を用いている。また第5図(e)に示す反転信号di
は、下記のように作成される。 すなわち、画信号xi(第5図(a))と、しきい値ti
(第5図(b))を比較し、画信号xiが、しきい値ti
上であれば、ディザ信号zi(第5図(d))は1とな
る。 次に予測信号は第(6)式において「xA=yC」と
しているため、注目画素の1段上にあるy信号を用い
る。 更に予測信号と、しきい値tiとを比較し、この結
果がディザ信号zi(第5図(d))とくいちがっている
画素のみ反転信号diをdi=1とする(第5図(e))。 これまでは、デイザ化しきい値が各画素に1つ設定さ
れており、デイザ信号は画信号としきい値の比較結果を
表す2値信号である場合を説明してきた。しかし、本発
明の符号,復号処理方法は、多値デイザ信号にも容易に
応用できる。多値デイザ信号ziは、第6図(a)に示す
ように画信号xiをn個のしきい値ti,j(j=1〜n)
を用いて比較を行い、条件式 ti,j+1>ti≧ti,j (7) を満たす3数値jを用いてデイザ信号zi zi=j−1 (8) を作成する。この方法は、記録装置が1ドツトあたりn
レベルの階調表現が可能である場合に、複数画素を組み
合わせることで表現できる階調数を疑似的に増加させる
ために利用するものである。 第8式で得られるデイザ信号ziは多値レベルである。
また、しきい値ti,jは画素毎に大きく変動する値である
ので、デイザ信号ziも隣接画素間で相関性の低い信号と
なる。 本発明では、上記多値デイザ信号ziを再現するため
に、これまで説明してきた符号復号処理方式を利用す
る。このため、第6図(e)に示すように入力した画信
号xiをn個のしきい値ti,jと比較して、n個の2値信
号zi,jを作成する。ここで、zi,jであり、第7,8式で定まる多値デイザ信号ziに変換する
ことは容易である。 そこで、上記zi,jを復号、再現した後に、多値デイ
ザ信号ziを作り出すために、入力した画信号xiをn回反
復し、n個のしきいti,j=1〜n)と比較するこ
とで、前記した第1〜6式を用いた2値のデイザ信号zi
の符号,復号処理方式を何ら変更することなく利用する
ことができる。 〔作用〕 上記のように本発明のデイザ信号の符号復号処理装置
は、デイザしきい値の配列パターンの種類にかかわらず
同一の信号処理手順で符号後変換を実行できる。これ
は、画像の統計的性質をあらかじめ測定しておくことを
必要としないためである。 また、多値デイザ信号の符号復号においても、前記し
たように簡単な付加手順を用いることで2値デイザ信号
の場合と同じ信号処理手順を利用できる。 さらに、白黒2値画像の標準符号化方式として広く利
用されているMH、MR符号化方法を用いて符号化処理を効
率良く実行できる。 〔発明の実施例〕 以下、本発明に係るデイザ信号の符号復号処理装置の
一実施例を図面を用いて説明する。 第7図は、本発明のデイザ信号の符号化処理を実行す
るシステム構成例である。スキヤナ等で入力した多値の
画信号xiは一時バツフアメモリ102に蓄えて、各信号処
理回路の処理速度の相違を吸収する。デイザ化処理に使
うしきい値tiは、しきい値メモリ101に蓄え、デイザ信
号生成回路103で画信号xiと比較することでデイザ信号z
iを作る。一方、既に伝送済であり受信装置でも利用で
きる信号を用いて作成した多値の近似信号yiを近似信号
メモリ10に蓄えておき、該近似信号yiを用いて予測値算
出回路105で画信号xiの予測信号を作る。デイザ信
号生成回路106で予測信号をしきい値tiと比較し、
デイザ信号を作る。そして の双方をしきい値tiで比較した結果であるデイザ信号zi
を反転信号生成回路108で第2表に示すような排
他論理和演算し、2値の反転信号diを作る。 該反転信号diは、しきい値ti,予測信号と共に予
測値修正回路107に入力し、符号化対象画素の新たな近
似信号yiを作る。また、反転信号diはフリツプフロツプ
回路109で0と1の2値レベルの反転用信号として使う
ことにより、2値信号di′を作る。該2値信号diは、0
あるいは1のレベルを有する画素が比較的連続して現れ
るため、MH符号化回路110で符号語変換することで、高
い圧縮効果を達成できる。 第8図は、第7図の符号化装置で作成した符号語を入
力して、デイザ信号ziを再現する復号化処理を実行する
システム構成の一例である。入力した符号語をMH復号回
路201で画素毎の2値信号di′に変換した後、反転信号
生成回路202を用いてdi′が0から1、あるいは1から
0に変化する画素においてdi=1となるような反転信号
diを作る。また符号化処理で利用したしきい値と同じ値
を持つしきい値tiを、しきい値メモリ206に蓄えてお
く。そして、反転信号di,しきい値ti、および既に復号
再現した信号を用いて作成した予測信号 を、予測値修正回路203に入力し、対象画素の新たな近
似信号yiを作る。近似信号yiは、デイザ化回路207でし
きい値tiと比較することで、デイザ信号ziを再現する。
また、近似信号yiは、近似信号メモリ205に蓄えてお
き、次に対象とする画素の予測信号を算出するため
に予測値算出回路20で利用する。 上記のようなシステム構成は、第7,8図の個個のブロ
ツクの機能動作するゲート回路等の組み合わせで実現で
きる他、MPU等のソフトウエア処理により実現すること
ができるのは言うまでもない。ソフトウエア(プログラ
ム)処理を行う場合には、第9,10図のフロチヤートに従
つて信号処理を行うことで、本発明の符号,復号処理を
実現できる。また、近年のLSI技術の発達に伴い、上記
ソフトウエアを、ROM等に格納するフアームウエア化を
図り、MHあるいはMR符号化処理を実行する機能と組み合
わせて1チツプのLSIで実現することも可能である。 また、反転信号diのようにビツト単位の信号処理を要
する信号は、メモリと信号処理装置間のデータ転送は、
複数ビツトまとめて実行することが、処理時間短縮のた
め望ましい。 第11図は、本発明をフアクシミリの適用した場合のシ
ステム構成例である。CCDセンサ501を用いて原画の画信
号を走査線毎に入力し、A/D変換器502でデジタル信号に
変換する。原画には文字、図形等の白黒2値領域と写真
等の中間調領域が混在していると考えられる。画像性質
判定装置503は、入力した画信号を用いて白黒2値領域
と中間調領域の分離信号を出力し、第12図に示すように
領域に応じてしきい値tiの振幅を制限することで画算の
保存を図る。符号化前処理装置504は、画信号としきい
値との比較を行いデイザ信号を出力すると共に本発明の
符号化処理方式を実行し、近似多値信号を作るために必
要な反転信号を出力する。そしてMH符号化装置505で符
号語を作り、伝送装置506を用いて電話回線等を通して
伝送を行う。 一方、受信装置例では、電話回線等を通して送られて
きた符号語を受信装置507で受信し、MH復号化装置508で
復号した後、後処理装置509で本発明の復号化処理方式
を実行し、デイザ信号を再現する。そして、記録装置51
0で記録画を作成する。 今まで説明してきた符号化処理では、画素毎の多値信
号を入力する度に2値の反転信号diを出力させることが
できる。しかし、第13図に示すように走査線毎に上記反
転信号diのならびかえを行うことにより、白ランと黒ラ
ンのラン長分布を修正し高い符号化効率を得ることがで
きる。このために、第14図に示すようにあらかじめ定数
gを設定しておき、符号化対象画素の予測信号 としきい値tkとの差分値が なる場合にはdk=1となる確率が高いと判定し、逆に なる場合にはdk=0となる確率が高いと判定すること
で、2値信号diを画素毎に上記判定結果に基づき2つに
分類する。そして、走査方向に同一判定結果を有する画
素の2値信号diを順次取り出し、di=1となるまでの画
素数(ラン長)と符号語に変換する。この場合、 なる画素の系列はラン長が短く、 なる画素の系列はラン長が長くなりやすいので、それぞ
れ異なる構成の符号語を利用することで高い符号化効率
を得ることができる。 本発明のデイザ信号の符号復号処理装置を、カラー画
像信号に適用することもできる。カラー画像を表示する
ためには例えば赤,緑,青の3つの色信号を組み合わせ
る必要がある。このため、各色の信号を順次に符号化す
る場合には、赤信号については同色信号しか参照できな
いが、緑信号については赤信号を、青信号については赤
信号と緑信号を参照することができる。このような色信
号間の相関を利用することで、各色信号を独立して符号
化する場合に比べて効率を向上させることができる。こ
れは、物体の色の変化がもたらす色信号の変化は、3つ
の色信号それぞれに独立して生じるものではないことに
よる。 〔発明の効果〕 本発明の符号復号処理装置によれば、疑似中間調表示
のためのデイザ信号を効率良く圧縮でき、例えばフアク
シミリ等における画情報の伝送時間の短縮、あるいはフ
アイル装置等における画情報の蓄積効率の向上に大きな
効果がある。 さらに、本発明によれば、デイザ信号を得るために用
いるしきい値tiの配列パタンに依存せず同一の処理手順
を利用できる。このため、画像記録装置の特性に応じ
て、しきい値の配列パタンの変更や、疑似中間調レベル
の変更が容易に行える。 また、国際標準方式として広く利用されているMH,MR
符号化方法を符号語変換装置として用いることにより、
現状のフアクシミリの符号化装置をそのまま利用して、
高い符号化効率を実現できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の原理の説明図、第2図はデイザ化処理
の原理説明図、第3図は隣接する画素の配列とメモリ構
成の説明図、第4図はデイザ化しきい値の配列パタンの
例を示す図、第5図は信号処理の数値例を示す図、第6
図は多値デイザ信号の信号処理の説明図、第7図は本発
明に係る符号復号処理装置における符号化処理を実行す
るシステム構成例を示す図、第8図は本発明に係る符号
復号処理装置における復号化処理を実行するシステム構
成例を示す図、第9図は本発明に係る符号復号処理装置
の符号化処理を実行するフローチヤート、第10図は本発
明に係る符号復号処理装置の復号化処理を実行するフロ
ーチヤート、第11図は本発明をフアクシミリ装置に適用
した場合のシステム構成図、第12図は画像性質によるし
きい値変化の説明図、第13図は反転信号のならびかえを
示す図、第14図はならびかえの判定方法を示す図であ
る。 101……しきい値メモリ、102……バツフアメモリ、103
……デイザ信号生成回路、104……近似信号メモリ、105
……予測値算出回路、106……デイザ信号生成回路、107
……予測値修正回路、108……反転信号生成回路、109…
…フリツプフロツプ回路、110……MH符号化回路、201…
…MH復号回路、202……反転信号生成回路、203……予測
値修正回路、204……予測値算出回路、205……近似信号
メモリ、206……しきい値メモリ、207……デイザ回路、
501……CCDセンサ、502……A/D変換器、503……画像性
質判定回路、504……符号化前処理回路、505……MH符号
化装置、506……伝送装置、507……受信装置、508……M
H復号化装置、509……後処理装置、510……記録装置。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.原画像の中間調を再生するディザ信号を符号化なら
    びに復号化するディザ信号の符号復号処理装置におい
    て、 前記装置は、原画像を走査し且つ1画素ずつ多値レベル
    の画信号xijを生成する手段と、ディザ行列を用いて画
    信号を伝送用信号に変換する第1の処理手段と、該第1
    の処理手段が変換した信号を符号化して、符号化された
    信号を伝送する手段と、を符号化側に備え、 符号化側から伝送された信号を受信して復号化する手段
    と、復号化された信号をディザ信号に再変換する第2の
    処理手段と、ディザ信号に従って画像を再生する手段
    と、を復号化側に備えてなり、 前記第1の処理手段は、 画信号xijに近似した近似信号yijを格納する第1の近似
    信号格納手段と、 i番目の走査線上のj番目の列の画素(i,j)に隣接し
    この画素(i,j)より前に走査された画素に関する一つ
    あるいは複数の近似信号を前記第1の近似信号格納手段
    から読みだし、読みだされた近似信号を演算式に従って
    処理して、i番目の走査線上のj番目の列の画素(i,
    j)の予測画信号 を算出する第1の予測画信号算出手段と、 画素(i,j)のディザしきい値tijを格納する第1のディ
    ザしきい値格納手段と、 画信号xijと前記第1のディザしきい値格納手段から読
    みだされたディザしきい値tijとを比較して第1の比較
    出力を生成する第1の比較手段と、 前記第1の予測画信号算出手段の算出による予測画信号 と前記第1のディザしきい値格納手段から読みだされた
    ディザしきい値tijとを比較して第2の比較出力を生成
    する第2の比較手段と、 前記第1の比較出力及び第2の比較出力に基づいてxij
    ≧tijかつ あるいはxij<tiJかつ の場合にはdij=0、xij≧tijかつ の場合にはdij=1なる上記4状態のそれぞれに設定し
    た0/1の2値信号dijを発生する2値信号発生手段と、 前記2値信号dijの取り得る0/1の2状態及び前記ディザ
    しきい値tijと予測画信号 の大小関係を示す2状態の両者の論理組み合せに基づい
    の場合には の場合にはyij=tij+p(pは0以上の任意の定数)、
    あるいは の場合にはyij=tij+q(qは0より小さい任意の定
    数)なる上記4状態のそれぞれに設定した近似信号yij
    を生成しこの近似信号yijを新たな近似信号yijとして前
    記第1の近似信号格納手段に出力する第1の近似信号生
    成手段とからなり、 前記符号化された信号を伝送する手段は前記2値信号d
    ijを符号化して、 該符号化された信号を復号化側に伝送し、 また、 前記第2の処理手段は、 画信号xijに近似した近似信号yijを格納する第2の近似
    信号格納手段と、 i番目の走査線上のj番目の列の画素(i,j)に隣接し
    この画素(i,j)より前に走査された画素に関する一つ
    あるいは複数の近似信号を前記第2の近似信号格納手段
    から読みだし、読みだされた近似信号を前記第1の予測
    画信号算出手段と同じ演算式に従って処理して、i番目
    の走査線上のj番目の列の画素(i,j)の予測画信号 を算出する第2の予測画信号算出手段と、 画素(i,j)のディザしきい値tijとして前記第1のディ
    ザしきい値格納手段に格納されたディザしきい値tij
    同じディザしきい値tijを格納する第2のディザしきい
    値格納手段と、 前記2値信号dijの取り得る0/1の2状態及び前記ディザ
    しきい値tijと予測画信号 の大小関係を示す2状態の両者の論理組み合せに基づい
    の場合には の場合にはyij=tij+p(pは0以上の任意の定数)、
    あるいは の場合にはyij=tij+q(qは0より小さい任意の定
    数)なる上記4状態のそれぞれに設定した近似信号yij
    を生成しこの近似信号yijを新たな近似信号yijとして前
    記第2の近似信号格納手段に出力する第2の近似信号生
    成手段と、 前記第2の近似信号生成手段により生成された近似信号
    yijと前記第2のディザしきい値格納手段から読みださ
    れたディザしきい値tijとの大小比較の結果に基づき0
    もしくは1の2値レベルをとるディザ信号zijを再生す
    るディザ信号再生手段とを有することを特徴とするディ
    ザ信号の符号復号処理装置。 2.前記2値信号発生手段により求めた2値信号dij
    0あるいは1の予め設定した一方が生じる場合に信号レ
    ベルを反転する第2の2値信号dij′に変換する手段を
    符号化側に備え、 第2の2値信号dij′の信号レベルの反転に基づき0あ
    るいは1の予め設定した一方の信号レベルをとる2値信
    号dijに再変換する手段を復号化側に備えたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のディザ信号の符号
    復号処理装置。 3.前記2値信号dijは、モディファイド・ハフマン符
    号化法によって伝送用に符号化されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のディザ信号の符号復号処
    理装置。 4.前記2値信号dijは、モディファイド・リード符号
    化法によって伝送用に符号化されることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のディザ信号の符号復号処理
    装置。
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