JP2794109B2 - 電子閃光装置 - Google Patents

電子閃光装置

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JP2794109B2
JP2794109B2 JP7186997A JP18699795A JP2794109B2 JP 2794109 B2 JP2794109 B2 JP 2794109B2 JP 7186997 A JP7186997 A JP 7186997A JP 18699795 A JP18699795 A JP 18699795A JP 2794109 B2 JP2794109 B2 JP 2794109B2
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宏 坂本
亮太郎 高柳
秀樹 松井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配光制御手段を有
する電子閃光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すようにカメラC装着時に脚部
SL の回動機構によって横位置aおよびcと縦位置bと
の姿勢を選択可能な電子閃光装置Sがあった。このよう
な機構を採用する理由は、電子閃光装置を用いた撮影に
おける被写体背景の陰影をコントロールする目的で電子
閃光装置Sの発光部SFの位置を撮影レンズCLの光軸に
対して移動させたいからである。脚部SL に回動機構を
備え、電子閃光装置S全体を回動させる方式は、構造が
シンプルであるため、小型で耐久性があるなどの利点が
多い。
【0003】ところで、電子閃光装置の配光は、カメラ
の画角に合わせて図5に示すような35mm一眼レフカ
メラでは、横方向に配光が広く、縦方向は配光を絞り込
むのが良い。すなわち無指向性あるいは円形配光と呼ば
れる配光よりも効率的に被写界を照明することができて
ガイドナンバーが増大し、撮影可能距離も伸びる。図5
は電子閃光装置Sは横位置aで横方向に配光を絞り込ん
だ配光を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電子閃光装
置Sを実際に使用するに当たり、電子閃光装置Sを縦位
置bにした時には、横方向の配光が狭いために撮影レン
ズCL の画角をカバーできないことが有り得る。例えば
カメラCに焦点距離35mmの撮影レンズを用い、電子
閃光装置Sが横位置a,cで焦点距離35mmの撮影レ
ンズをカバーする配光をもっているものとする。このと
き、具体的には縦方向の配光が45°,横方向は60°
である。電子閃光装置Sを縦位置bとすると、縦方向と
横方向とが入れ替わるので、縦方向の画角がカバーでき
ても横方向がカバーできない。そこで従来は縦方向にし
たときのみ電子閃光装置Sにワイドパネルを装着した
り、それとも面倒なのでワイドパネルを常時装着してガ
イドナンバーが低下した状態で使用するなど不便であっ
た。
【0005】また、この問題は、脚部SL の回動機構を
中心に発光部SFが回動することに起因するが、発光部
SFがカメラCの画角に対して回動しないようにするた
めには、その回動機構の部分だけ電子閃光装置の小型化
を阻止する。また、配光特性を無指向性にすれば、回動
による影響はないが、前述したようにガイドナンバー低
下の点で不利となる。
【0006】したがって本発明は、前述した従来の課題
に鑑みてなされたものであり、その目的は、脚部の回動
機構を中心に発光部が回動する方式を基本としながら、
姿勢を変えたときには自動的に適切な配光が選択される
ようにした電子閃光装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、カメラの光軸と平行な軸を回転軸と
して回動移動が可能であり、かつ回動移動によってカメ
ラの画角に対して配光が変化する電子閃光装置におい
て、図1にブロック図で示すように配光設定手段1と、
配光可変手段2と、電子閃光装置の姿勢検出手段3と、
演算手段4とを備え、配光設定手段1の設定結果と姿勢
検出手段3の検出結果とを演算手段4で処理し、その演
算結果を基に配光可変手段2が配光を制御することによ
り、電子閃光装置の回動移動を姿勢検出手段で検出し、
カメラの画角をカバーする配光を電子閃光装置の姿勢に
応じて最適に設定することで配光のケラレを防止する。
【0008】また、配光設定手段2は電子閃光装置に設
けられた設定部材から設定を行ってもあるいはカメラに
設けられた設定部材から設定を行って通信手段5を介し
て伝達しても良い。また、姿勢検出手段は電子閃光装置
が標準位置かそれ以外の位置かを検出するようにしたも
のである。また、姿勢検出手段は配光状態を示す表示手
段を設け、この表示手段は演算手段の演算結果に基づき
配光状態を表示するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。 (実施形態1) 実施形態1は、図5に示すように横位置a,cと縦位置
bとにクリックストップを持つ回動機能を有する電子閃
光装置Sを想定する。電子閃光装置Sは、図2(a)
ように装置を背面から見た部分前に内部が見える部分透
視図,図2(b)のように側面から見た部分透視図で示
す構造を備え、電子閃光装置本体11が脚部12に対し
て回動可能である。脚部12の内部に固定された基板1
6上に電極パターン13があり、電子閃光装置本体11
の内部に固定された基板15に固定されたブラシ14が
電極パターン13と接触可能である。電極パターン13
は図2(a)に示すように180゜未満の円弧状であ
り、横位置a,cではブラシ14と接触しないようにな
っている。また、電極パターン13は電気的にGNDレ
ベルであり、ブラシ14は電子閃光装置本体11内部の
図示しないマイコンの入力端子に接続されているものと
する。したがって図2の状態ではブラシ14は電気的に
オープンの状態であり、マイコンに信号「H」が入力さ
れることでマイコンは電子閃光装置SがカメラCの画角
に対して横位置a,cであることを検出可能である。以
上が図1の姿勢検出手段3に相当する。
【0010】次に姿勢検出手段3の結果から演算によっ
て図1の配光可変手段2を動作させるまでの手順を前述
したマイコンのフローチャートを用いて説明する。図3
はこの演算のサブルーチンであり、ステップ10(以下
#10という)でブラシ14に接続されたマイコンの端
子の状態から電子閃光装置Sが横位置a,cであるか縦
位置bであるかが判断される。厳密には前述した構造に
より、横位置a,cを僅かでも外れた姿勢を縦位置と判
断するが、横位置a,c以外の時に広い配光を必要とす
るので、横位置a,cかあるいはそれ以外かが識別でき
れば良い。横位置a,cであれば、#11に進み、下記
表1に示すように配光設定にしたがって配光が選択され
る。すなわち表1の内容が横位置を標準と考えた場合
の、この電子閃光装置Sの通常配光である。後は#13
で周知の配光可変手段2を駆動し、所望の配光を得る。
【0011】
【表1】
【0012】ところで、#10で縦位置bを判断した場
合は、#12へ移り、下記表2にしたがった結果を得
る。すなわち、配光設定にしたがい表2より配光の設定
値を選択すると、例えば配光設定が35mmレンズカバ
ーでは、横位置の時の28mmレンズカバーの設定値を
選択し、#13で配光70°×60°を得る。これは3
5mmレンズにとって縦方向に広すぎる配光であるが、
横方向では電子閃光装置Sが横位置の時と同じであり、
ケラレは生じない。これにより当初の目的は達成され
る。
【0013】
【表2】
【0014】また、これに連動して電子閃光装置Sの配
光を焦点距離で表示する場合は、配光設定の値が表示さ
れる。したがって先の例では縦位置で28mmレンズカ
バーの設定値を選択していても表示は35mmとする。
【0015】さらに原理的に対応不可能な例として横位
置で最も広い配光が選択されている時には、縦位置bで
それをカバーする配光が存在しないので、表示は撮影可
能な広角端の表示となる。具体的には、表2で24mm
の配光を設定したときには、縦位置bでそれをカバーす
る配光が選択できないので、横位置a,cの広角端の2
4mm配光を選択し、表示は28mm配光となる。この
表示によって撮影者に注意を促すことになる。
【0016】なお、前述した配光設定手段1は、カメラ
Cに設定部材を設けて通信手段5を介して設定されるも
のであっても良いし、電子閃光装置Sの設定部材を用い
て撮影者が所望の値を設定するものであっても良い。特
に後者の場合は表示との関連が必要なので、縦位置bの
時には前述のように実行不可能な位置を表示しないなど
の配慮が必要となる。
【0017】(実施形態2)実施形態2では、回動移動
が任意の角度で固定できる電子閃光装置についての演算
手段4について説明する。まず、前提として配光可変手
段2によって配光がほぼカメラCの画角に相似形で可変
であるとし、電子閃光装置Sの発光部SF の中心が回動
移動によってカメラ光軸に対して移動する量は、撮影距
離に対して無視できる程度に小さいとする。したがって
被写体面では、電子閃光装置Sの回動移動に伴って配光
が光軸上で回動すると見なせる。
【0018】図4において、短辺Aと長辺Bとで示され
る斜線部が電子閃光装置Sの横位置a,cにおける配光
パターンPであるとする。そして電子閃光装置Sが角度
θだけ回動したことを姿勢検出手段3のエンコーダーな
どにより知ることができて要求される配光は、斜線部を
含む短辺A×Kv,長辺B×Khの矩形となる。このK
vおよびKhは幾何学的に Kv=(A×ABS(Cosθ)+B×ABS(Sinθ))/A Kh=(A×ABS(Sinθ)+B×ABS(Cosθ))/B で求められる。なお、ABSは絶対値を与える関数とす
る。そしてKvおよびKhのどちらか大きい方を倍率K
に代入して配光を被写体面でK倍拡大すれば、ケラレな
く、画角をカバーできる。ところで被写体面で配光をK
倍に拡大するということは、被写体面が十分遠方である
として1/K倍の焦点距離のレンズの画角をカバーする
ことに等しい。したがって前述した演算の結果得られた
倍率Kを基に回動前の位置(基準位置)で1/K倍の焦
点距離のレンズをカバーできる配光に制御すれば良いこ
とがわかる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来より行われていた電子閃光装置の姿勢変化に伴って自
動的にケラレのない配光が選択され、撮影の失敗が防止
できるという極めて優れた効果が得られる。また、微妙
な陰影のコントロールを行うように任意の角度で姿勢を
固定できる電子閃光装置であっても、広すぎない最適な
配光が得られ、ガイドナンバーの低下といった問題を最
小限にとどめることができるなどの極めて優れた効果が
得られる。
【0020】また、姿勢検出手段を電子閃光装置の標準
位置またはそれ以外の位置とで分けて検出すれば、簡単
な構成で実現できる。また、表示手段で演算手段の演算
結果に基づき配光状態を表示することにより、標準位置
以外の位置での配光角度を知らせることができる。した
がって標準位置で最も広い配光状態のときに標準位置以
外の位置を設定すると、狭い配光状態が表示されるの
で、撮影者に対して注意を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電子閃光装置の基本構成を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明による電子閃光装置の構成を示す背面
から見た部分透視図及び側面から見た部分透視図であ
る。
【図3】 本発明による電子閃光装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図4】 本発明による電子閃光装置の実施形態2の演
算原理を説明する図である。
【図5】 本発明の対象とする電子閃光装置を説明する
正面図である。
【符号の説明】
1…配光設定手段、2…配光可変手段、3…姿勢検出手
段、4…演算手段、5…通信手段、11…電子閃光装置
本体、12…脚部、13…電極パターン、14…ブラ
シ、15…基板、16…基板、C…カメラ、S…電子閃
光装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩生田 進義 東京都品川区西大井一丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−80429(JP,A) 特開 昭62−12140(JP,A) 特開 平2−93437(JP,A) 特開 昭64−9435(JP,A) 実開 昭53−104633(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 15/05

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの光軸と平行な軸を回転軸として
    回動移動が可能であり、かつ回動移動によってカメラの
    画角に対して配光が変化する電子閃光装置において、 配光設定手段と、 配光可変手段と、 電子閃光装置の姿勢検出手段と、 演算手段と、を備え、 前記配光設定手段の設定結果と前記姿勢検出手段の検出
    結果とを前記演算手段で処理し、この演算結果を基に前
    記配光可変手段が配光を制御することを特徴とする電子
    閃光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記配光設定手段は
    電子閃光装置に設けられた設定部材としたことを特徴と
    する電子閃光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記配光設定手段は
    カメラに設けられた設定部材としたことを特徴とする電
    子閃光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記姿勢検出手段は
    回転軸に対する回動位置を検出することを特徴とする電
    子閃光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記姿勢検出手段は
    電子閃光装置が標準位置またはこの標準位置以外の位置
    を検出することを特徴とする電子閃光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、配光状態を表示する
    表示手段を設け、前記表示手段は前記演算手段の演算結
    果に基づき配光状態を表示することを特徴とする電子閃
    光装置。
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