JP2789167B2 - 揺動開閉チャック - Google Patents
揺動開閉チャックInfo
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- JP2789167B2 JP2789167B2 JP6142489A JP14248994A JP2789167B2 JP 2789167 B2 JP2789167 B2 JP 2789167B2 JP 6142489 A JP6142489 A JP 6142489A JP 14248994 A JP14248994 A JP 14248994A JP 2789167 B2 JP2789167 B2 JP 2789167B2
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- pressure chamber
- piston
- pressure
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/74—Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
- B65G47/90—Devices for picking-up and depositing articles or materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q7/00—Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
- B23Q7/04—Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting by means of grippers
- B23Q7/043—Construction of the grippers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転揺動する複数個の
フィンガによってワークを把持及び解放する揺動開閉チ
ャックに関するものであり、特に詳しくは、ラック・ピ
ニオンを使用した揺動開閉チャックに関するものであ
る。
フィンガによってワークを把持及び解放する揺動開閉チ
ャックに関するものであり、特に詳しくは、ラック・ピ
ニオンを使用した揺動開閉チャックに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ラック・ピニオンを使用し、ラックと噛
合するピニオンにより一対のフィンガ回転揺動させて、
ワークを把持及び解放する揺動開閉チャックは、既に知
られている。図４及び図５は、公知の揺動開閉チャッッ
クを示し、この揺動開閉チャック１のボディ２は、先端
の縮径部３ａが閉鎖されているシリンダ３を備え、該シ
リンダ３の上部開口は、止め輪４によってボディ２に取
付けられたヘッドカバー５によって閉鎖されている。上
記シリンダ３内を往復動するピストン７は、縮径部３ａ
に遊挿されるロッド８を備えている。このロッド８は、
ピストン７のストロークＬより僅かに長い距離の外周面
にシール溝９を有し、該シール溝９に縮径部３ａとの間
をシールするシール部材１０が嵌着されており、ロッド
８のシール溝９よりも先の部分に一対のラック１１，１
１が形成されている。
合するピニオンにより一対のフィンガ回転揺動させて、
ワークを把持及び解放する揺動開閉チャックは、既に知
られている。図４及び図５は、公知の揺動開閉チャッッ
クを示し、この揺動開閉チャック１のボディ２は、先端
の縮径部３ａが閉鎖されているシリンダ３を備え、該シ
リンダ３の上部開口は、止め輪４によってボディ２に取
付けられたヘッドカバー５によって閉鎖されている。上
記シリンダ３内を往復動するピストン７は、縮径部３ａ
に遊挿されるロッド８を備えている。このロッド８は、
ピストン７のストロークＬより僅かに長い距離の外周面
にシール溝９を有し、該シール溝９に縮径部３ａとの間
をシールするシール部材１０が嵌着されており、ロッド
８のシール溝９よりも先の部分に一対のラック１１，１
１が形成されている。
【０００３】シリンダ３は、ピストン７によって、ロッ
ド８側の第１圧力室１３とヘッドカバー５側の第２圧力
室１４とに区画され、ボディ２に、圧力室１３と１４に
圧縮空気を給排するポート１３ａと１４ａが開設されて
いる。上記ラック１１，１１と噛合するピニオン１５，
１５は、図５に示すように、軸方向両側のシャフト１
６，１６がボディ２の貫通孔の段部２ａに嵌着したボー
ルベアリング１７，１７によって回転可能に支持されて
おり、貫通孔を通ってボディ２外に伸びるこれらのシャ
フトに、側面視チャンネル型のフィンガ１８，１８が、
適宜の手段によって一体回転揺動可能に取付けられてい
る。上記チャック１は、ポート１３ａから第１圧力室１
３に圧縮空気を供給して第２圧力室１４の空気を排出す
ると、ピストン７とロッド８が図において上動してラッ
ク１１，１１に噛合するピニオン１５，１５が所定の方
向に回転するので、フィンガ１８，１８が閉鎖方向に回
転する。ポート１４ａから第２圧力室１４に圧縮空気を
供給して第１圧力室１３の空気を排出すると、ピストン
７とロッド８が図において下動して、ピニオン１５，１
５が上記方向と反対の方向に回転するので、フィンガ１
８，１８が開放方向に回転する。
ド８側の第１圧力室１３とヘッドカバー５側の第２圧力
室１４とに区画され、ボディ２に、圧力室１３と１４に
圧縮空気を給排するポート１３ａと１４ａが開設されて
いる。上記ラック１１，１１と噛合するピニオン１５，
１５は、図５に示すように、軸方向両側のシャフト１
６，１６がボディ２の貫通孔の段部２ａに嵌着したボー
ルベアリング１７，１７によって回転可能に支持されて
おり、貫通孔を通ってボディ２外に伸びるこれらのシャ
フトに、側面視チャンネル型のフィンガ１８，１８が、
適宜の手段によって一体回転揺動可能に取付けられてい
る。上記チャック１は、ポート１３ａから第１圧力室１
３に圧縮空気を供給して第２圧力室１４の空気を排出す
ると、ピストン７とロッド８が図において上動してラッ
ク１１，１１に噛合するピニオン１５，１５が所定の方
向に回転するので、フィンガ１８，１８が閉鎖方向に回
転する。ポート１４ａから第２圧力室１４に圧縮空気を
供給して第１圧力室１３の空気を排出すると、ピストン
７とロッド８が図において下動して、ピニオン１５，１
５が上記方向と反対の方向に回転するので、フィンガ１
８，１８が開放方向に回転する。
【０００４】上記チャック１は、フィンガ１８，１８を
回転させるための構成が簡単であるが、ロッド８と縮径
部３ａとの間をシールするシール部材１０によって第１
圧力室１３の受圧面積が第２圧力室１４の受圧面積より
小さくなるために、フィンガ１８，１８を閉鎖方向に回
転する力、換言すればワーク（図示省略）を把持する力
が小さいという問題がある。また、ロッド８の長さがピ
ストン７のストロークＬによって長くなるので、チャッ
ク１全体の軸方向長さが長くなるという問題もある。
回転させるための構成が簡単であるが、ロッド８と縮径
部３ａとの間をシールするシール部材１０によって第１
圧力室１３の受圧面積が第２圧力室１４の受圧面積より
小さくなるために、フィンガ１８，１８を閉鎖方向に回
転する力、換言すればワーク（図示省略）を把持する力
が小さいという問題がある。また、ロッド８の長さがピ
ストン７のストロークＬによって長くなるので、チャッ
ク１全体の軸方向長さが長くなるという問題もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ワークの把持力が大きい揺動開閉チャック
を提供することにある。
する課題は、ワークの把持力が大きい揺動開閉チャック
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の揺動開閉チャックは、ボディに設けたシリ
ンダ内を往復動するピストン及びロッドと、該ロッドに
設けたラックに噛合して回転する複数個のピニオンと、
これらのピニオンと一体に回転する複数個のフィンガと
を備え、ピストンで区画されたロッド側の第１圧力室に
供給される圧力流体によりピストン及びロッドを移動さ
せて、ピニオン及びフィンガをフィンガの閉鎖方向に回
転させ、ロッドと反対側の第２圧力室に供給される圧力
流体によりピストン及びロッドを上記方向と反対の方向
に移動させて、ピニオン及びフィンガをフィンガの開放
方向に回転させる揺動開閉チャックにおいて、上記第１
圧力室をロッドの下方に延長して、その受圧面積を第２
圧力室の受圧面積とほぼ等しくしたことを特徴としてい
る。
め、本発明の揺動開閉チャックは、ボディに設けたシリ
ンダ内を往復動するピストン及びロッドと、該ロッドに
設けたラックに噛合して回転する複数個のピニオンと、
これらのピニオンと一体に回転する複数個のフィンガと
を備え、ピストンで区画されたロッド側の第１圧力室に
供給される圧力流体によりピストン及びロッドを移動さ
せて、ピニオン及びフィンガをフィンガの閉鎖方向に回
転させ、ロッドと反対側の第２圧力室に供給される圧力
流体によりピストン及びロッドを上記方向と反対の方向
に移動させて、ピニオン及びフィンガをフィンガの開放
方向に回転させる揺動開閉チャックにおいて、上記第１
圧力室をロッドの下方に延長して、その受圧面積を第２
圧力室の受圧面積とほぼ等しくしたことを特徴としてい
る。
【０００７】また、同様の課題を解決するため、上記揺
動開閉チャックにおいて、第１圧力室を、ボディと該ボ
ディを貫通するピニオンのシャフトとの間に設けたシー
ル部材でシールしたことを特徴としている。
動開閉チャックにおいて、第１圧力室を、ボディと該ボ
ディを貫通するピニオンのシャフトとの間に設けたシー
ル部材でシールしたことを特徴としている。
【０００８】
【作用】ピストンで区画された第１、第２圧力室に圧力
流体を給排すると、ピストンとロッドが往復動し、ロッ
ドに設けたラックと噛合する複数個のピニオンが回転揺
動するので、複数個のフィンガが閉鎖方向及び開放方向
に回転揺動する。この場合、第１圧力室に供給された圧
力流体は、ピニオンのシャフトの外周面をシールするシ
ール部材でシールされるので、外部にリークすることは
ない。
流体を給排すると、ピストンとロッドが往復動し、ロッ
ドに設けたラックと噛合する複数個のピニオンが回転揺
動するので、複数個のフィンガが閉鎖方向及び開放方向
に回転揺動する。この場合、第１圧力室に供給された圧
力流体は、ピニオンのシャフトの外周面をシールするシ
ール部材でシールされるので、外部にリークすることは
ない。
【０００９】この場合、フィンガを閉鎖方向に回転させ
る第１圧力室の受圧面積と、フィンガを開放方向に回転
させる第２圧力室の受圧面積とがほぼ等しいので、フィ
ンガの閉鎖方向への回転力、換言すればフィンガによる
ワークの把持力を大きくすることができる。また、ロッ
ドに第１圧力室をシールするシール部材を設ける必要が
ないので、ロッド及び揺動開閉チャックの軸方向長さを
短くすることができる。
る第１圧力室の受圧面積と、フィンガを開放方向に回転
させる第２圧力室の受圧面積とがほぼ等しいので、フィ
ンガの閉鎖方向への回転力、換言すればフィンガによる
ワークの把持力を大きくすることができる。また、ロッ
ドに第１圧力室をシールするシール部材を設ける必要が
ないので、ロッド及び揺動開閉チャックの軸方向長さを
短くすることができる。
【００１０】
【実施例】図１ないし図３は本発明の実施例を示し、こ
の揺動開閉チャッック２１のボディ２２は、先端の縮径
部２３ａが閉鎖されているシリンダ２３を備え、シリン
ダ２３の上部は、止め輪４によってボディ２に取付けら
れたヘッドカバー５によって閉鎖されている。上記シリ
ンダ２３内を摺動するピストン２５は、縮径部２３ａに
遊挿されるロッド２６を備え、該ロッド２６の背向する
一対の面にラック１１，１１が形成されている。そし
て、シリンダ２３は、ピストン２５によって、ロッド２
６側の第１圧力室２７とヘッドカバー５側の第２圧力室
２８に区画され、ボディ２２に、これらの圧力室２７と
２８に圧力流体の一例としての圧縮空気を給排するポー
ト２７ａと２８ａが開設されている。
の揺動開閉チャッック２１のボディ２２は、先端の縮径
部２３ａが閉鎖されているシリンダ２３を備え、シリン
ダ２３の上部は、止め輪４によってボディ２に取付けら
れたヘッドカバー５によって閉鎖されている。上記シリ
ンダ２３内を摺動するピストン２５は、縮径部２３ａに
遊挿されるロッド２６を備え、該ロッド２６の背向する
一対の面にラック１１，１１が形成されている。そし
て、シリンダ２３は、ピストン２５によって、ロッド２
６側の第１圧力室２７とヘッドカバー５側の第２圧力室
２８に区画され、ボディ２２に、これらの圧力室２７と
２８に圧力流体の一例としての圧縮空気を給排するポー
ト２７ａと２８ａが開設されている。
【００１１】上記ラック１１，１１に噛合するピニオン
３０，３０は、ボディ２２の凹部２２ａ，２２ａに挿入
され、軸方向両側のシャフト３１，・・が、ボディ２２
に形成した貫通孔の段部２２ｂ，・・に嵌着されたボー
ルベアリング１７，・・によって回転可能に支持されて
おり、これらの貫通孔の両端は、シールリング３３，・
・を介してボディ２２に取付けられたプレート３２，・
・で気密に閉鎖されている。上記シャフト３１，・・
は、プレート３２，・・に形成した軸孔を通って外部に
伸びる先端に、図３に詳細を示すフィンガ１８，・・が
適宜の手段によって一体回転可能に取付けられている。
また、シャフト３１，・・と上記軸孔との間は、プレー
ト３２，・・に嵌着させたシール部材３４，・・によっ
て気密にシールされている。図１中の符号３６はフィン
ガ１８，１８揺動のためにボディ２２に設けた面取り
部、３７及び３８はピストン２５のシールリングとダン
パである。
３０，３０は、ボディ２２の凹部２２ａ，２２ａに挿入
され、軸方向両側のシャフト３１，・・が、ボディ２２
に形成した貫通孔の段部２２ｂ，・・に嵌着されたボー
ルベアリング１７，・・によって回転可能に支持されて
おり、これらの貫通孔の両端は、シールリング３３，・
・を介してボディ２２に取付けられたプレート３２，・
・で気密に閉鎖されている。上記シャフト３１，・・
は、プレート３２，・・に形成した軸孔を通って外部に
伸びる先端に、図３に詳細を示すフィンガ１８，・・が
適宜の手段によって一体回転可能に取付けられている。
また、シャフト３１，・・と上記軸孔との間は、プレー
ト３２，・・に嵌着させたシール部材３４，・・によっ
て気密にシールされている。図１中の符号３６はフィン
ガ１８，１８揺動のためにボディ２２に設けた面取り
部、３７及び３８はピストン２５のシールリングとダン
パである。
【００１２】上記実施例は、シャフト３１，・・とプレ
ート３２，３２の軸孔との間がシール部材３４，・・に
よってシールされるので、ロッド２６の外周面に第１圧
力室２７をシールするシール部材を設ける必要がなく、
これによってピストン２５とロッド２６の全部が第１圧
力室２７の受圧面になるので、第１圧力室２７と第２圧
力室２８の受圧面積をほぼ等しくすることができる。ま
た、ピストンのストロークＬ及びシール溝の幅の和に相
当する長さ、ボディ２２とロッド２６の軸方向長さを短
くすることができる。
ート３２，３２の軸孔との間がシール部材３４，・・に
よってシールされるので、ロッド２６の外周面に第１圧
力室２７をシールするシール部材を設ける必要がなく、
これによってピストン２５とロッド２６の全部が第１圧
力室２７の受圧面になるので、第１圧力室２７と第２圧
力室２８の受圧面積をほぼ等しくすることができる。ま
た、ピストンのストロークＬ及びシール溝の幅の和に相
当する長さ、ボディ２２とロッド２６の軸方向長さを短
くすることができる。
【００１３】上記実施例は、ポート２７ａから第１圧力
室２７に圧縮空気を供給して第２圧力室２８の空気を排
出すると、ピストン２５とロッド２６が図において上動
し、ラック１１，１１に噛合するピニオン３０，３０の
回転により、フィンガ１８，１８が閉鎖方向、即ちワー
クを把持する方向に回転する。この場合、第１圧力室２
７の受圧面積が第２圧力室２８の受圧面積とほぼ等しい
ので、フィンガ１８，１８によるワークの把持力を大き
くすることができる。また、第１圧力室２７がシール部
材３４，・・・によってシールされるので、ロッド２６
の外周面にシール部材を設けなくても、第１圧力室２７
に供給された圧縮空気が外部にリークすることはない。
ポート２８ａから第２圧力室２８に圧縮空気を供給して
第１圧力室２７の空気を排出すると、ピストン２５とロ
ッド２６が図において下動し、ピニオン３０，３０が上
記方向と反対の方向に回転するので、フィンガ１８，１
８が開放方向、即ちワークの把持を解放する方向に揺動
する。
室２７に圧縮空気を供給して第２圧力室２８の空気を排
出すると、ピストン２５とロッド２６が図において上動
し、ラック１１，１１に噛合するピニオン３０，３０の
回転により、フィンガ１８，１８が閉鎖方向、即ちワー
クを把持する方向に回転する。この場合、第１圧力室２
７の受圧面積が第２圧力室２８の受圧面積とほぼ等しい
ので、フィンガ１８，１８によるワークの把持力を大き
くすることができる。また、第１圧力室２７がシール部
材３４，・・・によってシールされるので、ロッド２６
の外周面にシール部材を設けなくても、第１圧力室２７
に供給された圧縮空気が外部にリークすることはない。
ポート２８ａから第２圧力室２８に圧縮空気を供給して
第１圧力室２７の空気を排出すると、ピストン２５とロ
ッド２６が図において下動し、ピニオン３０，３０が上
記方向と反対の方向に回転するので、フィンガ１８，１
８が開放方向、即ちワークの把持を解放する方向に揺動
する。
【００１４】上記揺動開閉チャック２１と、図４の揺動
開閉チャック１とにおける片側当りモーメントＭ1 とＭ
2 は、シリンダ２３及び３の内径をＤB 、ロッド２６及
び８の外径をＤR 、ピニオン３０及び１５の基準ピッチ
円の径をＤP 、圧力室への供給空気圧をＰとすると、 Ｍ1 ＝π／１６×（ＤB 2 −ＤR 2）×Ｐ×ＤP Ｍ2 ＝π／１６×ＤB 2 ×Ｐ×ＤP となり、チャック２１は、ロッド２６の断面積に作用す
る空気圧Ｐの作用力に相当する分だけモーメントが大き
くなる。ラック・ピニオンを使用した揺動開閉チャック
は、ロッド２６及び８にラック１１，１１を設けるため
に、ロッドの強度を考慮すると断面積を小さくすること
が困難であるから、第１圧力室の受圧面積を第２圧力室
の受圧面積とほぼ等しくすることは、フィンガの把持力
を大きくするために有効である。
開閉チャック１とにおける片側当りモーメントＭ1 とＭ
2 は、シリンダ２３及び３の内径をＤB 、ロッド２６及
び８の外径をＤR 、ピニオン３０及び１５の基準ピッチ
円の径をＤP 、圧力室への供給空気圧をＰとすると、 Ｍ1 ＝π／１６×（ＤB 2 −ＤR 2）×Ｐ×ＤP Ｍ2 ＝π／１６×ＤB 2 ×Ｐ×ＤP となり、チャック２１は、ロッド２６の断面積に作用す
る空気圧Ｐの作用力に相当する分だけモーメントが大き
くなる。ラック・ピニオンを使用した揺動開閉チャック
は、ロッド２６及び８にラック１１，１１を設けるため
に、ロッドの強度を考慮すると断面積を小さくすること
が困難であるから、第１圧力室の受圧面積を第２圧力室
の受圧面積とほぼ等しくすることは、フィンガの把持力
を大きくするために有効である。
【００１５】また、第１圧力室２７がシール部材３４，
・・によってシールされるので、第１圧力室２７内のボ
ールベアリング１７，・・、ピニオン３０，３０及びラ
ック１１，１１等を外部雰囲気から保護することができ
る。即ち、上記揺動開閉チャック２１は、水溶性クーラ
ント液のような切削液が飛散する作業環境で使用して
も、シール部材３４，・・によって、ボールベアリング
１７，・・、ピニオン３０，３０及びラック１１，１１
等を、上記切削液やこれとともに飛散する切粉から保護
することができる。
・・によってシールされるので、第１圧力室２７内のボ
ールベアリング１７，・・、ピニオン３０，３０及びラ
ック１１，１１等を外部雰囲気から保護することができ
る。即ち、上記揺動開閉チャック２１は、水溶性クーラ
ント液のような切削液が飛散する作業環境で使用して
も、シール部材３４，・・によって、ボールベアリング
１７，・・、ピニオン３０，３０及びラック１１，１１
等を、上記切削液やこれとともに飛散する切粉から保護
することができる。
【００１６】ラック・ピニオンを使用した揺動開閉チャ
ックは、フィンガの開閉速度が速い場合に、フィンガに
取付けたアタチメント（図示省略）によって慣性力が大
きくなると、ロッドやラックにその強度限界を超える大
きな衝撃力が作用してこれらが破損することがある。こ
の問題は、ロッドの径を大きくすることで解決すること
ができるが、公知の揺動開閉チャック１は、ロッド８の
径を大きくするとフィンガ１８，・・を閉鎖方向に回転
する力が小さくなるので、ロッド８の径を大きくするこ
とが困難である。これに対して、上記揺動チャック２１
は、ロッド２６の径を大きくしても第１圧力室２７の受
圧面積が変わらないので、必要によりロッドの径を大き
くして、ロッドやラックの破損を防止することができ
る。
ックは、フィンガの開閉速度が速い場合に、フィンガに
取付けたアタチメント（図示省略）によって慣性力が大
きくなると、ロッドやラックにその強度限界を超える大
きな衝撃力が作用してこれらが破損することがある。こ
の問題は、ロッドの径を大きくすることで解決すること
ができるが、公知の揺動開閉チャック１は、ロッド８の
径を大きくするとフィンガ１８，・・を閉鎖方向に回転
する力が小さくなるので、ロッド８の径を大きくするこ
とが困難である。これに対して、上記揺動チャック２１
は、ロッド２６の径を大きくしても第１圧力室２７の受
圧面積が変わらないので、必要によりロッドの径を大き
くして、ロッドやラックの破損を防止することができ
る。
【００１７】なお、上記ラック１１、ピニオン３０及び
フィンガ１８は２個に限定されるものではなく、ロッド
２６に対して等角度に３個または４個設けることがで
き、この場合は、ピニオン３０のシャフト３１がボディ
２２に片持ちで支持される。
フィンガ１８は２個に限定されるものではなく、ロッド
２６に対して等角度に３個または４個設けることがで
き、この場合は、ピニオン３０のシャフト３１がボディ
２２に片持ちで支持される。
【００１８】
【発明の効果】本発明の揺動開閉チャックは、フィンガ
が閉鎖方向に回転するときの第１圧力室の受圧面積が、
開放方向に揺動するときの第２圧力室の受圧面積とほぼ
等しいので、フィンガによるワークの把持力を大きくす
ることができる。また、ロッドの外周面に第１圧力室を
シールするシール部材がないので、ロッドの軸方向長さ
を短くすることができ、これによってチャック全体の長
さを短くすることができる。さらに、ボディ内のベアリ
ング、ピニオン、ラック等が、ピニオンのシャフトをシ
ールするシール部材によって外部雰囲気からシールされ
るので、作業環境の影響を受けることがない。
が閉鎖方向に回転するときの第１圧力室の受圧面積が、
開放方向に揺動するときの第２圧力室の受圧面積とほぼ
等しいので、フィンガによるワークの把持力を大きくす
ることができる。また、ロッドの外周面に第１圧力室を
シールするシール部材がないので、ロッドの軸方向長さ
を短くすることができ、これによってチャック全体の長
さを短くすることができる。さらに、ボディ内のベアリ
ング、ピニオン、ラック等が、ピニオンのシャフトをシ
ールするシール部材によって外部雰囲気からシールされ
るので、作業環境の影響を受けることがない。
【図１】実施例の縦断正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】フィンガの斜視図である。
【図４】公知の揺動開閉チャックの縦断正面図である。
【図５】図４のＢ−Ｂ断面図である。
１１ ラック １８ フィンガ ２１ 揺動開閉チャック ２２ ボディ ２３ シリンダ ２５ ピストン ２６ ロッド ２７，２８ 圧力室 ３０ ピニオン ３１ シャフト ３４ シール部材
Claims (2)
- 【請求項１】 ボディに設けたシリンダ内を往復動する
ピストン及びロッドと、該ロッドに設けたラックに噛合
して回転する複数個のピニオンと、これらのピニオンと
一体に回転する複数個のフィンガとを備え、ピストンで
区画されたロッド側の第１圧力室に供給される圧力流体
によりピストン及びロッドを移動させて、ピニオン及び
フィンガをフィンガの閉鎖方向に回転させ、ロッドと反
対側の第２圧力室に供給される圧力流体によりピストン
及びロッドを上記方向と反対の方向に移動させて、ピニ
オン及びフィンガをフィンガの開放方向に回転させる揺
動開閉チャックにおいて、 上記第１圧力室をロッドの下方に延長して、その受圧面
積を第２圧力室の受圧面積とほぼ等しくした、ことを特
徴とする揺動開閉チャック。 - 【請求項２】 第１圧力室を、ボディと該ボディを貫通
するピニオンのシャフトとの間に設けたシール部材でシ
ールした、ことを特徴とする請求項１に記載した揺動開
閉チャック。
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