JP2788820B2 - シミュレーション装置 - Google Patents

シミュレーション装置

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JP2788820B2
JP2788820B2 JP4104251A JP10425192A JP2788820B2 JP 2788820 B2 JP2788820 B2 JP 2788820B2 JP 4104251 A JP4104251 A JP 4104251A JP 10425192 A JP10425192 A JP 10425192A JP 2788820 B2 JP2788820 B2 JP 2788820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被シミュレーション回
路の各素子のタイミングエラーあるいはテストルールエ
ラーを検証しつつ各素子のシミュレーションを行うシミ
ュレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】論理回路設計において、その論理動作及
びタイミング検証のチェック手段として論理シミュレー
ション装置が多く用いられている。また、タイミング検
証専用のシミュレーション装置もある。
【0003】図22は従来のシミュレーション装置のタ
イミング検証動作を示すフローチャートである。以下、
同図を参照しつつその動作を説明する。
【0004】まず、ステップS1で被シミュレーション
回路の入力端子に入力テストパターン信号を入力し、各
素子の入力値に対する出力値を計算することにより、被
シミュレーション回路のシミュレーションを実行する。
次いで、ステップS1で得られたシミュレーション結果
に基づき、ステップS2で被シミュレーション回路の各
素子の入出力信号におけるタイミングエラーを検証す
る。
【0005】次に、ステップS3において、タイミング
エラーが発生したと認識された場合、ステップS4に移
り、ステップS4で、タイミングエラーの種類、エラー
が発生した時刻、エラーが発生した素子等の、タイミン
グエラーの原因究明の参考となるエラーメッセージリス
トを出力する。一方、ステップS3においてタイミング
エラーが発生しなかったと認識された場合、ステップS
4に移ることなくステップS5に移る。
【0006】ステップS5において、被シミュレーショ
ン回路の全素子のシミュレーションが終了したかのチェ
ックを行い、未だシミュレーションが完了していない素
子が存在すれば、ステップS1に戻り、以下、全素子の
シミュレーションが終了するまでステップS1〜S5が
繰り返される。
【0007】このようにしてシミュレーション装置によ
りタイミング検証が行われる。
【0008】一方、論理回路設計において、その論理動
作及びテストルール検証のチェック手段として論理シミ
ュレーション装置を用いる場合は少なく、テストルール
検証を行うにしても必要最小限しか行わない。
【0009】図23は従来のシミュレーション装置のテ
ストルール検証動作を示すフローチャートである。以
下、同図を参照しつつその動作を説明する。
【0010】まず、ステップS6で被シミュレーション
回路の入力端子に入力テストパターン信号を入力し、各
素子の入力値に対する出力値を計算することにより、被
シミュレーション回路のシミュレーションを実行する。
【0011】ステップS7において、被シミュレーショ
ン回路の全素子のシミュレーションが終了したかのチェ
ックを行い、未だシミュレーションが完了していない素
子が存在すれば、ステップS6に戻り、以下、全素子の
シミュレーションが終了するまでステップS6及びS7
が繰り返される。
【0012】シミュレーションが終了すると、ステップ
S6で得られたシミュレーション結果に基づき、ステッ
プS8で被シミュレーション回路の各素子の(入)出力
信号におけるテストルールエラーを検証する。
【0013】次に、ステップS9において、テストルー
ルエラーが発生したと認識された場合、ステップS10
に移り、ステップS10で、テストルールエラーの種
類、エラーが発生した素子等のエラーメッセージリスト
を出力する。一方、ステップS9においてテストルール
エラーが発生しなかったと認識された場合、エラーメッ
セージを出力することなく終了する。
【0014】このようにしてシミュレーション装置によ
りテストルール検証が行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のシミュレーショ
ン装置は以上のように各素子のタイミングエラーあるい
はテストルールエラーを検証し、タイミングエラーメッ
セージあるいはテストルールエラーメッセージを出力し
ていた。
【0016】しかしながら、タイミングエラーの検証内
容は固定であり、どのような素子に対しても、特定のタ
イミングエラー(例えば検証対象素子がフリップフロッ
プの場合、セットアップタイミングエラー、スパイクエ
ラー、バザードエラー等)しか検証できず、また、各種
のタイミングエラーそれぞれのエラー条件パラーメータ
としての検証値も固定されており、同一種のタイミング
エラーにおいて異なる検証値でタイミングエラー検証を
行うことができないという問題点があった。
【0017】同様に、テストルールエラーの検証内容は
固定であり、どのような素子に対しても、特定のテスト
ルールエラー(例えばIccリークエラー、DCテストエ
ラー、バスコンフリクトエラー、出力バッファ同時変化
数チェックエラー等)しか検証できず、各種のテストル
ールエラーそれぞれのエラー条件パラーメータとしての
検証値も固定されており、同一種のテストルールエラー
において異なる検証値でテストルールエラー検証を行う
ことができないという問題点があった。
【0018】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、各素子に対し異なるタイミング
エラー検証あるいはテストルールエラー検証を行うこと
が可能なシミュレーション装置を得ることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載のシミュレーション装置は、遅延機能を有する被
シミュレーション回路のタイミングエラーを検証しつつ
前記被シミュレーション回路の動作シミュレーションを
行っており、前記被シミュレーション回路の素子一つ一
に割当てられた記憶エリアを有する記憶手段と、前記
被シミュレーション回路の素子一つ一つに対応してタイ
ミングエラーの内容を規定したタイミングチェック定義
ファイルを付与するタイミングチェック定義ファイル付
与手段と、前記被シミュレーション回路の複数の入力端
子に複数のテストパターン信号をそれぞれ付与する入力
信号付与手段と、前記テストパターン信号に基づき、前
記被シミュレーション回路の動作シミュレーションを行
うシミュレーション実行手段と、前記被シミュレーショ
ン回路の素子一つ一つの出力信号にレベル遷移が生ずる
毎に、当該素子に対応する前記記憶エリアに、少なくと
も、当該レベル遷移の内容を特定するレベル遷移情報
と、前記複数の入力端子のうちいずれの入力端子に与え
られたテストパターン信号が前記レベル遷移の原因とな
ったかを示すレベル遷移原因情報とを情報テーブル形式
で書き込む情報テーブル作成手段と、前記シミュレーシ
ョン実行中に、前記タイミングチェック定義ファイル
素子一つ一つに対応して規定されたタイミングエラー内
に基づき、前記被シミュレーション回路の素子一つ一
の入出力信号のタイミングエラーを検出するタイミン
グエラー検出手段と、前記タイミングエラー検出手段よ
りタイミングエラーが検出されると、前記被シミュレー
ション回路のうちエラーが検出された素子についての前
記情報テーブルに基づき、少なくとも、前記タイミング
エラーの内容を特定する情報と、前記複数のテストパタ
ーン信号のうちいずれのテストパターン信号が当該タイ
ミングエラーの原因となったかを示すエラー原因パター
ン特定情報とを含むタイミングエラーメッセージを出力
するタイミングエラーメッセージ出力手段とを備えて構
成されている。
【0020】また、この発明にかかる請求項2記載のシ
ミュレーション装置は、シミュレーション回路のテスト
ルールエラーを検証しつつ前記被シミュレーション回路
の動作シミュレーションを行っており、前記被シミュレ
ーション回路の素子一つ一つに対応して前記テストルー
ルエラーの内容を規定したテストルールチェック定義フ
ァイルを付与するテストルールチェック定義ファイル付
与手段と、前記被シミュレーション回路の複数の入力端
子に複数のテストパターン信号をそれぞれ付与する入力
信号付与手段と、前記テストパターン信号に基づき、前
記被シミュレーション回路の動作シミュレーションを行
うシミュレーション実行手段と、前記シミュレーション
実行中に、前記テストルールチェック定義ファイルで素
子一つ一つに対応して規定されたテストルールエラー内
に基づき、前記被シミュレーション回路の素子一つ一
つのテストルールエラーを検出するテストルールエラー
検出手段と、前記テストルールエラー検出手段よりテス
トルールエラーが検出されると、前記被シミュレーショ
ン回路のうちテストルールエラーが検出された素子及び
前記テストルールエラーの内容を特定する情報とを含む
テストルールエラーメッセージを出力するテストルール
エラーメッセージ出力手段とを備えて構成されている。
【0021】
【作用】請求項1記載のシミュレーション装置における
タイミングエラー検出手段は、タイミングチェック定義
ファイルで素子一つ一つに対応して規定されたタイミン
グエラー内容に基づき、被シミュレーション回路の素子
一つ一つの入出力信号のタイミングエラーを検出するた
め、タイミングチェック定義ファイルの内容を任意に設
定することにより、被シミュレーション回路を構成する
素子一つ一つに対して所望のタイミング検証を行うこと
ができる。
【0022】請求項2記載のシミュレーション装置にお
けるテストルールエラー検出手段は、テストルールチェ
ック定義ファイルで素子一つ一つに対応して規定された
テストルールエラー内容に基づき、被シミュレーション
回路の素子一つ一つの入出力信号のテストルールエラー
を検出するため、テストルールチェック定義ファイルの
内容を任意に設定することにより、被シミュレーション
回路を構成する素子一つ一つに対して所望のテストルー
ル検証を行うことができる。
【0023】
【実施例】図2はこの発明の第1及び第2の実施例であ
るシミュレーション装置のハード構成を示すブロック図
である。同図に示すように、シミュレーション装置はC
PU21,メモリ22等を内部に有するコンピュータ2
3、コンピュータ23への情報入力手段としてのキーボ
ード24、コンピュータ23からの情報出力手段として
のCRT25及びプリンタ26から構成されている。
【0024】図1はこの発明の第1の実施例であるシミ
ュレーション装置の機能構成を示すブロック構成図であ
る。
【0025】同図に示すように、被シミュレーション回
路内の素子接続関係を記述した回路情報1が外部から回
路情報記憶手段2に読み込まれる。この被シミュレーシ
ョン回路の例が図3中に示されており、この回路は、N
ANDゲート31,NORゲート32およびDフリップ
フロップ33を有している。なお、P1〜P5はテスト
パターン入力端子,P6,P7は出力端子である。
【0026】また、被シミュレーション回路のうちシミ
ュレーション対象となる部分等を特定するシミュレーシ
ョン条件情報3と、各素子それぞれの入出力信号のタイ
ミングエラー検証内容を規定したタイミングチェック条
件情報5がタイミングチェック値定義ファイル作成手段
12に付与される。タイミングチェック値定義ファイル
作成手段12は、シミュレーション条件情報3及びタイ
ミングチェック条件情報5に基づき、後に詳述するタイ
ミングチェック値定義ファイル7を作成する。
【0027】そして、このタイミングチェック値定義フ
ァイル7と、被シミュレーション回路の入力端子に与え
る入力信号のテストパターン情報4とが、シミュレーシ
ョン実行制御手段6に与えられる。
【0028】シミュレーション実行制御手段6のシミュ
レーション実行状況は絶えず情報テーブル作成手段8及
びタイミングチェックプリミティブ9に与えられてお
り、情報テーブル作成手段8は被シミュレーション回路
の各素子でのイベント発生により、各素子の出力信号に
レベル遷移が生ずる毎に、情報テーブル記憶手段10内
に設けられている情報テーブル10aに後述する情報の
書き込みを行っている。
【0029】情報テーブル10aの記憶のためのエリア
は、情報テーブル作成手段8により被シミュレーション
回路の各素子に対応して情報テーブル記憶手段10内に
設けられている。この情報テーブル10aに書き込まれ
る内容は各素子でのイベント発生により信号変化した時
のその素子の出力値、その時刻、その出力変化を起こす
原因となったテストパターンが被シミュレーション回路
のいずれの入力端子に与えられたテストパターンである
かを示す端子情報、そしてそのエラー原因となったテス
トパターンの信号値及びその時刻である。
【0030】また、タイミングチェックプリミティブ9
内部のタイミングエラー検証手段9aは、シミュレーシ
ョン実行制御手段6のシミュレーション実行状況から、
素子間の信号線の信号変化から得られる素子の入出力信
号変化を把握し、タイミングチェック値定義ファイル7
の内容に基づいて、各素子ごとに独立した内容で、タイ
ミングエラーの検証を行う。
【0031】タイミングエラー検証としては例えば、検
証する素子がフリップフロップの場合、スパイクチェッ
クの他に、ハザードチェック(負のスパイクチェッ
ク)、リレーションチェック(2線間のタイミングチェ
ック)及びコンディションチェック(素子または回路枠
の2つの入力ピンに指定した信号変化が起きたかのチェ
ック)等がある。
【0032】また、ループ回路を構成する素子に対して
は、スパイクチェック、ハザードチェックの他にレース
チェク及びオシレートチェック等のタイミング検証が行
える。
【0033】スパイクチェック、ハザードチェック及び
レースチェクのタイミング検証は、着目している回路部
分以外から当該回路部分に入る信号に対してチェックす
る機能であり、オシレートチェックはループ中に、入力
値に対し出力値が反転する素子(NANDゲート,NO
Rゲート等)が奇数個存在するような回路につき、当該
ループ中のすべての素子がアクティブ状態となった時エ
ラーとする機能である。
【0034】図4及び図5は、タイミングチェック値定
義ファイル7の記述内容の一部を示す説明図である。図
4及び図5に示すように、タイミングチェック値定義フ
ァイル7には、少くともタイミングチェック対象素子
名、タイミングエラー種別及び検証値が記述されてい
る。このように、タイミングチェック値定義ファイル7
を定義することにより、異なるフリップフロップFF1
及びFF2にそれぞれに対し、独立してタイミングエラ
ー種別及び検証値を設定することができる。
【0035】また、図4及び図5に示すように、タイミ
ングチェック値定義ファイル7において、フリップフロ
ップFF1を2回定義すれば、シミュレーション実行制
御手段6により、図6に示すように、1つのフリップフ
ロップFF1に対して、2つのタイミングチェックプリ
ミティブ9A及び9Bを生成させることもできる。
【0036】したがって、図4に示すようにタイミング
チェック値定義ファイル7の内容を記述することによ
り、タイミングチェックプリミティブ9Aによりフリッ
プフロップFF1のセットアップタイミングエラー検証
が行われると同時に、タイミングチェックプリミティブ
9Bによりホールドチェック及びスパイクエラーのテス
トルールエラー検証が行われる。
【0037】また、図5に示すようにタイミングチェッ
ク値定義ファイル7の内容を記述すれば、フリップフロ
ップFF1に対し、タイミングチェックプリミティブ9
Aにより検証値A1のセットアップタイミングエラー検
証が行われると同時に、タイミングチェックプリミティ
ブ9Bにより検証値A2のセットアップタイミングエラ
ー検証が行われる。
【0038】タイミングエラー原因解析手段9bは、タ
イミングエラー検証手段9aより上記したタイミングエ
ラーが検出されると、該当素子に付与された情報テーブ
ル10aに基づいてその原因遡及を行い、それによって
判明した結果を後述するエラーメッセージとしてエラー
メッセージ出力手段11に出力する。
【0039】次に、図3に示す被シミュレーション回路
につき、図7に示すテストパターン信号V1〜V5がそ
れぞれ入力端子P1〜P5に与えられる場合を例にとっ
て、このシミュレーション装置の動作を説明する。な
お、図8には、NORゲート32およびフリップフロッ
プ33についての情報テーブル10a1,10a2が示
されており、図9にはこのシミュレーション装置の動作
フローが示されている。
【0040】まず、図9のステップS11において、図
3の被シミュレーション回路の素子接続情報が図1の回
路情報1として入力され、回路情報記憶手段2に取り込
まれる。また、ステップS12において、図7のテスト
パターン信号V1〜V5などのテストパターン情報がシ
ミュレーション実行制御手段6に取込まれる。
【0041】ステップS13において、タイミングチェ
ック値定義ファイル作成手段12は、シミュレーション
条件情報3及びタイミングチェック条件情報5に基づ
き、図4及び図5で示した如く、各素子にそれぞれタイ
ミングエラー種別及び検証値を独立して設定した記述内
容のタイミングチェック値定義ファイル7を生成し、シ
ミュレーション実行制御手段6に出力する。
【0042】ステップS14においてシミュレーション
実行制御手段6が能動化されると、このシミュレーショ
ン実行制御手段6が被シミュレーション回路の論理動作
シミュレーションを開始する。すなわち、図7のテスト
パターン信号V1〜V5を入力端子P1〜P5にそれぞ
れ与え、各素子31〜33の動作シミュレーションを行
う。また、このシミュレーションにおいて、各素子31
〜33についてのイベントが発生するごとに、情報テー
ブル作成手段8は、情報テーブル10aに新たなデータ
を書き込む。
【0043】この情報テーブル10aの例を説明する準
備として、図7のタイミングチャートについて説明して
おく。図7のテストパターン信号V4,V5は図3のN
ORゲート32に与えられる。したがって、図7に示す
ようにV4=“L”である場合には、信号V5の遅延反
転値が信号VTとして素子32の出力信号として現れ
る。
【0044】そして、NORゲート32において、その
入力信号の立上がりに対する遅延時間Δtr が、入力信
号の立下りに対する遅延時間Δtf よりも長くなってい
るような場合を考える。すると、テストパターン信号V
5におけるパルス幅Δt0 は、図3のノードIの位置で
の信号VTにおいてパルス幅Δts となり、このパルス
幅Δts がフリップフロップ33の正常T入力として必
要とされる閾値Δtth(例えば0.6ns )よりも小さいと
きには、このパルスはスパイクとなる。
【0045】なお、テストパターン信号V1の時刻
01,t04,t05におけるレベル遷移は、そのままフリ
ップフロップ33のリセット入力における遷移となる。
また、V2=“L”,V3=“H”であるから、NAN
Dゲート31の出力は常に“H”である。
【0046】一方、フリップフロップ33のQ出力信号
VQは、リセット信号である信号V1がアクティブ
(“L”レベル)となる時刻t04から時間ΔtD 遅延し
た時刻t4 に“L”レベルに立下る。そして、T入力で
ある信号VTが“L”→“H”レベルに立上がったと認
識された時刻t3 から時間ΔtD 遅延した時刻t3
“H”レベルに立上がる。(実際回路上では、時刻t2
〜t3 間に発生した信号VTの“H”レベルパルスはス
パイクであるため、時刻t3 では“H”レベルと認識さ
れないが、シミュレーションを続行する関係上、シミュ
レーション装置上では認識する。)さらに、情報テーブ
ル10aに関する以下の説明では、図7の時刻t3 にお
けるテーブル状態を例として考えている。
【0047】図8に示すように、情報テーブル10a
(10a1,10a2)の各々は、第1サブテーブルA
1と第2サブテーブルA2とから成っている。図示して
いないが、NANDゲート31の情報テーブルも同様で
ある。第1サブテーブルA1の各行は、対応する素子の
出力信号にレベル遷移が生じた際の時刻(テーブル10
a2の例ではt4 ,t3 )、そのレベル各位の内容
(“H”または“L”)、およびレベル遷移がどの素子
端子において生じたかを示す識別情報(テーブル10a
2の例では「Q出力端子」)を含んでいる。
【0048】また、第2サブテーブルA2では、第1サ
ブテーブルA1の各行に対応するレベル遷移が、入力端
子P1〜P5のうちのいずれに与えられているテストパ
ターン信号によって引起されたかを示すための情報を含
んでいる。すなわち、その各行において、その入力端子
を示す端子番号(P1〜P5のうちのいずれかひと
つ)、そのテストパターン信号のどの時刻でのレベル遷
移が素子側でのレベル遷移の原因となったかを示す時刻
情報(t04,t03)、そして、その時刻での当該テスト
パターンの信号のレベル遷移(“H”または“L”)で
ある。
【0049】これらのうち、第2サブテーブルA2の各
行の情報は、当該素子の出力信号にレベル遷移が発生す
る毎に、その素子の前段側の素子の情報テーブルから転
送されてくるようになっている。また、各サブテーブル
A1,A2は少なくとも3行分(つまり、3回以上のイ
ベント分)の記憶容量を有しており、図示例では、その
素子に関する最新の3回分のイベントについての情報が
記憶されている。なお、新たなイベントが生じたときに
は、サブテーブルA1,A2中のそれぞれにおいて最も
古い情報が消去され、新たなイベントに対応する情報へ
と更新される。
【0050】図9の次のステップS16では、既述した
ようなタイミングエラーの検証が、図1のタイミングエ
ラー検証手段9aを用いて行われる。この検証等の目的
で、図3に概念的に示すように、タイミングチェック値
定義ファイル7の定義内容に基づき、各々が独立した内
容でタイミング検証を行うことができるタイミングチェ
ックプリミティブ9が、素子の入出力側に結合されてい
る(図3では便宜上フリップフロップ33の入出力側に
ついてのみ示されている)。
【0051】図1のタイミングチェック条件情報5に基
いてこの検証を行い、図7の期間t2 〜t3 での信号V
Iのスパイクを検出した場合を考える。このとき、図9
のステップS18は“YES”となり、次のステップS
19でタイミングエラー原因解析手段9bを能動化する
ことにより、エラー原因の解析を行う。
【0052】具体的にはまず、タイミングエラーが発生
した素子33の情報テーブル10a2の最新情報を参照
する。すると、時刻t3 におけるエラーは、入力端子P
5に入力されたテストパターン信号V5の、t=t03
おけるレベル遷移に関係していることがわかる。このた
め、エラーの原因は、テストパターン信号V5が、もし
くは、入力端子P5からフリップフロップ33に至るま
での回路部分中の素子(図示例ではNORゲート32)
のいずれかであることがわかる。
【0053】そこでまず、エラー素子33から入力端子
P5へ向って、上記回路部分に存在する各素子の動作状
況を、各素子についての情報テーブル10aを参照しつ
つ解析する。図示例では情報テーブル10a1,10a
2の内容によって、NORゲート32での立上り遅延と
立下り遅延との差が原因であることがわかる。もし、N
ORゲート32にこのような原因がなければ、入力端子
P5に与えられたテストパターン信号V5に原因があ
る。
【0054】図3の例ではわずか3個の素子31〜33
が示されているが、実際の被シミュレーション回路は極
めて多くの素子を有している。したがって、この動作の
みで原因素子を直接に特定できるとは限らないが、エラ
ーに関係したテストパターン信号がどの入力端子に与え
られたものであるかを知ることにより、少なくともその
原因解析の対象をかなりしぼり込むことができる。
【0055】このような解析の後、図9のステップS1
9において図1のエラーメッセージ作成手段11が能動
化され、図10にその一部を例示するエラーメッセージ
リストがプリンタ26からプリントアウトされる。この
エラーメッセージは、タイミングエラーの内容を特定す
るための情報として、 エラーが生じた素子番号、 エラー時刻、 エラー種類、を含んでいる。また、エラー原因に関連
する情報として、 エラーに関連した入力端子番号、 エラーに関連した入力端子において、エラーを引起し
たレベル遷移が生じた時刻、 原因素子を特定できたときはその素子番号、がリスト
アップされている。
【0056】したがって、このエラーメッセージをオペ
レータが見ることにより、被シミュレーション回路にお
けるタイミングエラーの原因究明が極めて容易となる。
【0057】また、各素子それぞれに対するタイミング
エラー検証をタイミングチェック値定義ファイル7に基
づき独立した内容で行うことにより、シミュレーション
を行うオペレータが所望のタイミングエラー検証を各素
子ごとに行うことができる。
【0058】さらには図4に示す如くタイミングチェッ
ク値定義ファイル7を定義することにより、同一素子に
対し複数種のタイミング検証を一度に行えることがで
き、図5に示す如くタイミングチェック値定義ファイル
7を定義することにより、同一素子に対し検証値の異な
る同一種のタイミング検証を一度に行えることができ
る。
【0059】図9の動作は、予定していたシミュレーシ
ョンがすべて完了するまで行われ、シミュレーションが
完了するとステップS20を経てルーチンは終了する。
【0060】なお、上記第1の実施例では、エラーメッ
セージリストに、エラー原因に関連する情報として〜
をリストアップしているが。少なくともの情報(つ
まり、入力された複数のテストパターンのうちエラーに
関連するテストパターンを特定する情報)が含まれてお
れば、従来と比較して、エラー原因究明の対象範囲がか
なりしぼり込めることになる。したがって、上記〜
のすべてを含むことが望ましいが、のみであってもよ
い。
【0061】また、上記第1の実施例では、フリップフ
ロップにタイミングプリミティブ9が設けられている例
を示したが、ラッチやカウンタ、メモリ素子等であって
もよく、同様の効果を奏する。また、情報テーブル10
aを利用することにより、出力端子P6,P7に変化が
起こった時、その変化がどの入力端子から得られた入力
信号か判別し、同時に出力端子P6,P7に至るまでの
パスディレイを求めることも可能である。
【0062】図11はこの発明の第2の実施例であるシ
ミュレーション装置の機能構成を示すブロック構成図で
ある。
【0063】同図に示すように、被シミュレーション回
路内の素子接続関係を記述した回路情報1が外部から回
路情報記憶手段2に読み込まれる。
【0064】また、被シミュレーション回路のうちシミ
ュレーション対象となる部分等を特定するシミュレーシ
ョン条件情報3と、各素子それぞれの入出力信号のテス
トルールエラー検証内容を規定したテストルールチェッ
ク条件情報14がテストルールチェック値定義ファイル
作成手段13に付与される。テストルールチェック値定
義ファイル作成手段13は、シミュレーション条件情報
3及びテストルールチェック条件情報14に基づき、後
に詳述するテストルールチェック値定義ファイル15を
作成する。
【0065】そして、このテストルールチェック値定義
ファイル15と、被シミュレーション回路の入力端子に
与える入力信号のテストパターン情報4とが、シミュレ
ーション実行制御手段6に与えられる。
【0066】シミュレーション実行制御手段6のシミュ
レーション実行状況は絶えずテストルールチェックプリ
ミティブ19に与えられている。
【0067】また、テストルールチェックプリミティブ
19内部のテストルールエラー検証手段19aは、シミ
ュレーション実行制御手段6のシミュレーション実行状
況から、素子間の信号線の信号変化から得られる素子の
入出力信号変化を把握し、テストルールチェック値定義
ファイル15の内容に基づいて、各素子ごとに独立した
内容で、テストルールエラーの検証を行う。
【0068】テストルールエラー検証の種類としては以
下に示すものがある。 ・Iccリークチェック可否テスト 回路全体がスタティックな状態(H→L、L→Hと変化
のない状態)になっている周期を抽出して、Iccリーク
チェックの実行可能性の可否を判定する。 ・DCテスト 測定する出力ピンに対して、HまたはL(出力端子が入
力兼用であればハイインピーダンス状態も含む)に変化
しているか否かのテスト ・バスコンフリクトテスト バス競合により、不定値(X)が出ていないかのテスト ・出力バッファ同時変化数テスト 出力ピンに接続される複数の信号のうち、同時に信号変
化する信号数が制限値以内か否かのテスト ・波形数、波形タイプ、デッドゾーン(信号変化が許さ
れない時間帯)、クロック幅、周波数幅、ピン数等が規
定範囲にあるか否かのテスト 図12〜図16は、テストルールチェック値定義ファイ
ル15の記述内容の一部を示す説明図である。これらの
図に示すように、テストルールチェック値定義ファイル
15には、少くともテストルールチェック対象素子名、
テストルールエラー種別(チェック項目)及び検証値が
記述されている。
【0069】図17、図18及び図19は、図12、図
14(図15)及び図16での記述内容のテストルール
チェック値定義ファイル15それぞれに対応して設けら
れるテストルールチェックプリミティブ19を示した回
路図である。
【0070】図12のテストルールチェック値定義ファ
イル15では、トライステートバッファT1に対するテ
ストルールのチェック項目が記載されているため、図1
7に示すように、トライステートバッファT1の入出力
に接続されてテストルールチェックプリミティブ19が
設けられる。
【0071】図14及び図15のテストルールチェック
値定義ファイル15では、トライステートバッファT1
及びT2に対するテストルールのチェック項目が2個ず
つ記載されているため、図18に示すように、トライス
テートバッファT1及びT2の入出力に2つずつ接続さ
れて4個のテストルールチェックプリミティブ19A〜
19Dが設けられる。このように、テストルールチェッ
ク値定義ファイル15において、フリップフロップT1
(T2)を2回定義すれば、1つのトライステートバッ
ファT1(T2)に対して、2つのテストルールチェッ
クプリミティブ19A及び9B(19C及び19D)を
生成させることもできる。
【0072】図16のテストルールチェック値定義ファ
イル15では、n個の出力バッファB1〜Bnそれぞれ
に対する同一のテストルールのチェック項目が記載され
ているため、図19に示すように、出力バッファB1〜
Bnの入出力にそれぞれ接続されてテストルールチェッ
クプリミティブ191 〜19n が設けられる。なお、テ
ストルール検証内容によっては、素子の出力側にのみテ
ストルールチェックプリミティブが接続される場合もあ
る。
【0073】このように、テストルールチェック値定義
ファイル15を定義することにより、異なるトライステ
ートバッファT1及びT2、異なる出力バッファB1〜
Bnに対し、それぞれ独立してテストルールエラー種別
及び検証値を設定することができる。
【0074】例えば、図14に示すように、テストルー
ルチェック値定義ファイル15の内容を記述することに
より、図18のテストルールチェックプリミティブ19
AによるトライステートバッファT1のデッドゾーンテ
スト、テストルールチェックプリミティブ19Bよるト
ライステートバッファT1のIccリークテスト、テスト
ルールチェックプリミティブ19Cによるトライステー
トバッファT2のデッドゾーンテスト及びテストルール
チェックプリミティブ19Dよるトライステートバッフ
ァT2のIccリークテストが同時に行われる。
【0075】また、図15に示すようにテストルールチ
ェック値定義ファイル15の内容を記述すれば、トライ
ステートバッファT1に対し、テストルールチェックプ
リミティブ19A及び19Bにより検証値10及び9(n
s)のデッドゾーンテストエラー検証が行われると同時
に、テストルールチェックプリミティブ19C及び19
Dにより検証値7及び6(ns)のデッドゾーンテストエラ
ー検証が行われる。
【0076】テストルールエラー検証手段19aは、上
記したテストルールエラーを検出すると、そのテストル
ールエラー種別及びエラー該当素子をエラーメッセージ
としてエラーメッセージ出力手段11に出力する。
【0077】図20には、第2の実施例におけるシミュ
レーション装置の動作フローが示されている。
【0078】まず、図20のステップS21において、
被シミュレーション回路の素子接続情報が図11の回路
情報1として入力され、回路情報記憶手段2に取り込ま
れる。また、ステップS22において、テストパターン
情報がシミュレーション実行制御手段6に取込まれる。
【0079】ステップS23において、テストルールチ
ェック値定義ファイル作成手段13は、シミュレーショ
ン条件情報3及びテストルールチェック条件情報14に
基づき、図12〜図16で示した如く、各素子にそれぞ
れテストルールエラー種別及び検証値を独立して設定し
た記述内容のテストルールチェック値定義ファイル15
を生成し、シミュレーション実行制御手段6に出力す
る。
【0080】ステップS24においてシミュレーション
実行制御手段6が能動化されると、このシミュレーショ
ン実行制御手段6が被シミュレーション回路の論理動作
シミュレーションを開始する。
【0081】図20の次のステップS25では、テスト
ルールチェックプリミティブ19が素子の(入)出力側
に結合され、既述したようなテストルールチェック値定
義ファイル15の定義内容に基づくテストルールエラー
の検証が、図11のテストルールエラー検証手段19a
を用いて行われる。
【0082】そして、ステップS26でテストルールエ
ラーの発生を検出すると、図11のエラーメッセージ作
成手段11が能動化され、図21にその一部を例示する
エラーメッセージリストがプリンタ26からプリントア
ウトされる。このエラーメッセージは、テストルールエ
ラーの内容を特定するための情報として、 エラーが生じた素子番号、 エラー種類、 を含んでいる。
【0083】このように、各素子それぞれに対するテス
トルールエラー検証をテストルールチェック値定義ファ
イル15に基づき独立した内容で行うことにより、シミ
ュレーションを行うオペレータが所望のテストルールエ
ラー検証を各素子ごとに行うことができる。
【0084】さらには図14及び図15に示す如くテス
トルールチェック値定義ファイル15を定義することに
より、同一素子に対し複数種のテストルールエラー検証
を一度に行えることができ、図15に示す如くテストル
ールチェック値定義ファイル15を定義することによ
り、同一素子に対し検証値の異なる同一種のテストルー
ルエラー検証を一度に行えることができる。
【0085】また、上記第2の実施例では、トライステ
ートバッファや出力バッファにテストルールチェックプ
リミティブ19が設けられている例を示したが、ラッチ
やカウンタ、メモリ素子等であってもよく、同様の効果
を奏する。
【0086】また、第1の実施例で述べたタイミングエ
ラー検証と、第2の実施例で述べたテストルールエラー
検証とを同時におこなうシミュレーション装置を構成す
ることも考えられる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のシ
ミュレーション装置によれば、タイミングエラー検出手
段は、タイミングチェック定義ファイルで素子一つ一つ
に対応して規定されたタイミングエラー内容に基づき、
被シミュレーション回路の素子一つ一つの入出力信号の
タイミングエラーを検出するため、シミュレーションを
行うオペレータがタイミングチェック定義ファイル付与
手段を用いて、タイミングチェック定義ファイルの設定
を任意に行うことにより、被シミュレーション回路を構
成する素子一つ一つに対して異なるタイミングエラー検
証を行うことができる。
【0088】また、請求項2記載のシミュレーション装
置によれば、テストルールエラー検出手段は、テストル
ールチェック定義ファイルで素子一つ一つに対応して規
定されたテストルールエラー内容に基づき、被シミュレ
ーション回路の素子一つ一つの入出力信号のテストルー
ルエラーを検出するため、シミュレーションを行うオペ
レータがテストルールチェック定義ファイル付与手段を
用いて、テストルールチェック定義ファイルの設定を任
意に行うことにより、被シミュレーション回路を構成す
素子一つ一つに対して異なるテストルールエラー検証
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるシミュレーショ
ン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例におけるシミュレーション装
置のハード構成を示すブロック図である。
【図3】タイミングチェックプリミティブの概念を示す
回路図である。
【図4】図1で示したタイミングチェック値定義ファイ
ルを示す説明図である。
【図5】図1で示したタイミングチェック値定義ファイ
ルを示す説明図である。
【図6】タイミングチェックプリミティブの概念を示す
回路図である。
【図7】図3で示した回路の信号変化を示すタイミング
図である。
【図8】情報テーブルの状況を示す説明図である。
【図9】第1の実施例のシミュレーション装置のタイミ
ング検証動作を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施例の実施例におけるエラーメッセ
ージリストの例を示す説明図である。
【図11】この発明の第2の実施例であるシミュレーシ
ョン装置の構成を示すブロック図である。
【図12】図11で示したテストルールチェック値定義
ファイルを示す説明図である。
【図13】図11で示したテストルールチェック値定義
ファイルを示す説明図である。
【図14】図11で示したテストルールチェック値定義
ファイルを示す説明図である。
【図15】図11で示したテストルールチェック値定義
ファイルを示す説明図である。
【図16】図11で示したテストルールチェック値定義
ファイルを示す説明図である。
【図17】テストルールチェックプリミティブの概念を
示す回路図である。
【図18】テストルールチェックプリミティブの概念を
示す回路図である。
【図19】テストルールチェックプリミティブの概念を
示す回路図である。
【図20】第2の実施例のシミュレーション装置のテス
トルールエラー検証動作を示すフローチャートである。
【図21】第2の実施例におけるエラーメッセージリス
トの例を示す説明図である。
【図22】従来のシミュレーション装置のタイミング検
証動作を示すフローチャートである。
【図23】従来のシミュレーション装置のテストルール
検証動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 回路情報 2 回路情報記憶手段 3 シミュレーション条件情報 4 テストパターン情報 5 タイミングチェック条件情報 6 シミュレーション実行制御手段 7 タイミングチェック値定義ファイル 8 情報テーブル作成手段 9 タイミングチェックプリミティブ 9a タイミングエラー検証手段 9b タイミングエラー原因解析手段 10 情報テーブル記憶手段 11 エラーメッセージ作成手段 12 タイミングチェック値定義ファイル作成手段 13 テストルール定義ファイル作成手段 14 テストルールチェック条件情報 15 テストルールチェック定義ファイル 19 テストルールチェックプリミティブ 19a テストルールエラー検証手段 26 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 善雄 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社 北伊丹製作所内 (56)参考文献 特開 平3−22038(JP,A) 特開 平2−252066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遅延機能を有する被シミュレーション回
    のタイミングエラーを検証しつつ前記被シミュレーシ
    ョン回路の動作シミュレーションを行うシミュレーショ
    ン装置であって、 前記被シミュレーション回路の素子一つ一つに割当てら
    れた記憶エリアを有する記憶手段と、 前記被シミュレーション回路の素子一つ一つに対応して
    タイミングエラーの内容を規定したタイミングチェック
    定義ファイルを付与するタイミングチェック定義ファイ
    ル付与手段と、 前記被シミュレーション回路の複数の入力端子に複数の
    テストパターン信号をそれぞれ付与する入力信号付与手
    段と、 前記テストパターン信号に基づき、前記被シミュレーシ
    ョン回路の動作シミュレーションを行うシミュレーショ
    ン実行手段と、 前記被シミュレーション回路の素子一つ一つの出力信号
    にレベル遷移が生ずる毎に、当該素子に対応する前記記
    憶エリアに、少なくとも、当該レベル遷移の内容を特定
    するレベル遷移情報と、前記複数の入力端子のうちいず
    れの入力端子に与えられたテストパターン信号が前記レ
    ベル遷移の原因となったかを示すレベル遷移原因情報と
    を情報テーブル形式で書き込む情報テーブル作成手段
    と、 前記シミュレーション実行中に、前記タイミングチェッ
    ク定義ファイルで素子一つ一つに対応して規定されたタ
    イミングエラー内容に基づき、前記被シミュレーション
    回路の素子一つ一つの入出力信号のタイミングエラーを
    検出するタイミングエラー検出手段と、 前記タイミングエラー検出手段よりタイミングエラーが
    検出されると、前記被シミュレーション回路のうちエラ
    ーが検出された素子についての前記情報テーブルに基づ
    き、少なくとも、前記タイミングエラーの内容を特定す
    る情報と、前記複数のテストパターン信号のうちいずれ
    のテストパターン信号が当該タイミングエラーの原因と
    なったかを示すエラー原因パターン特定情報とを含むタ
    イミングエラーメッセージを出力するタイミングエラー
    メッセージ出力手段とを備えたシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 被シミュレーション回路のテストルール
    エラーを検証しつつ前記被シミュレーション回路の動作
    シミュレーションを行うシミュレーション装置であっ
    て、 前記被シミュレーション回路の素子一つ一つに対応して
    前記テストルールエラーの内容を規定したテストルール
    チェック定義ファイルを付与するテストルールチェック
    定義ファイル付与手段と、 前記被シミュレーション回路の複数の入力端子に複数の
    テストパターン信号をそれぞれ付与する入力信号付与手
    段と、 前記テストパターン信号に基づき、前記被シミュレーシ
    ョン回路の動作シミュレーションを行うシミュレーショ
    ン実行手段と、 前記シミュレーション実行中に、前記テストルールチェ
    ック定義ファイルで素子一つ一つに対応して規定された
    テストルールエラー内容に基づき、前記被シミュレーシ
    ョン回路の素子一つ一つのテストルールエラーを検出す
    るテストルールエラー検出手段と、 前記テストルールエラー検出手段よりテストルールエラ
    ーが検出されると、前記被シミュレーション回路のうち
    テストルールエラーが検出された素子及び前記テストル
    ールエラーの内容を特定する情報とを含むテストルール
    エラーメッセージを出力するテストルールエラーメッセ
    ージ出力手段とを備えたシミュレーション装置。
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